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岡山県警察サイバー犯罪対策室設置要綱の制定について(通達) (平成

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岡山県警察サイバー犯罪対策室設置要綱の制定について(通達) (平成
○岡山県警察サイバー犯罪対策室設置要綱の制定について (通達)
(平成 11 年 4 月 16 日岡生企第 141 号/岡務第 223 号/岡情第 73 号/岡刑企第 41 号/
岡交企第 134 号/岡公第 69 号警察本部長例規)
改 正 平 成 13 年 7 月 岡 務
平 成 16 年 3 月 第 4 5 号
第 504 7 号
平 成 23 年 3 月 第 17
平 成 23 年 8 月 岡 生 環 第 331 号 ・ 岡 務 第 624 号 ・ 岡 情 第 335 号 ・ 岡 刑企 第 354
6号
号 ・ 岡 交企 第 484 号 ・ 岡 公 第 145 号
各部長・所属長
近年、情報通信ネットワークの進展に伴い、インターネットを活用した電子バンキング
や電子商取引、電子マネーなどの実用化が現実的なものとなっており、今後、コンピュー
タ技術及び電子通信技術を悪用した犯罪(以下「サイバー犯罪」という。)が急増すると
ともに、あらゆる犯罪に何らかの形でコンピュータ・ネットワークがかかわりを持つこと
が予想されるなど、サイバー犯罪対策の強化が喫緊の課題となっている 。
このような現状に的確に対処するため、このたび、別添のとおり「岡山県警察サイバー
犯罪対策室設置要綱」を定め、平成 11 年 4 月 16 日から施行し、サイバー犯罪対策を強
化することとしたので、各所属にあっては、本要綱の趣旨を踏まえた施策の推進に努め、
その実効を期されたい。
なお、コンピュータ犯罪対策研究会の設置について (通達)(昭和 57 年 6 月 24 日岡捜一
第 689 号、岡捜二第 467 号、岡鑑第 550 号、岡務第 597 号、岡防第 317 号例規)は廃止
する。
別添
岡山県警察サイバー犯罪対策室設置要綱
1
目的
この要綱は、コンピュータ技術及び電子通信技術を悪用した犯罪(以下「サイバー犯
罪」という。)に対して、県警察として総合的な調整を行い、適正かつ効果的な対策を
推進することを目的とする。
2
設置及び名称
(1)
サイバー犯罪に関する諸対策を一元的かつ一体的に推進するため、岡山県警察サ
イバー犯罪対策委員会設置要綱(平成 23 年岡山県警察訓令第 16 号)に定める岡山県
警察サイバー犯罪対策委員会(以下「サイバー犯罪対策委員会」という。)の下に岡
山県警察サイバー犯罪対策室(以下「対策室」という。)を設置し、生活安全部生活
環境課(以下「生活環境課」という。)に附置する。
(2)
対策室の下に岡山県警察サイバー犯罪捜査技術支援プロジェクトチーム (以下
「捜査技術支援プロジェクト」という。)及び岡山県警察サイバー犯罪捜査プロジェ
クトチーム(以下「捜査プロジェクト」という。)を設置し、その構成、運用等につ
いては別に定める。
3
所掌事務
対策室は、サイバー犯罪対策委員会の管理の下に、次に掲げる事務をつかさどり、
基本方針の策定等について同委員会を補佐するものとする。
4
(1)
サイバー犯罪対策に係る総合的な企画及び調整に関すること。
(2)
サイバー犯罪対策に係る教養及び装備資機材等の整備に関すること。
(3)
サイバー犯罪抑止対策に係る連携に関すること。
(4)
サイバー犯罪に係る事件指導及び合同・共同捜査の実施に関すること。
(5)
その他室長が特に必要と認める事項に関すること。
構成及び職務
対策室は、室長、副室長、統括班長及び室員をもって構成する。
(1)
対策室にサイバー犯罪対策統括官を置き、生活安全部生活環境課長をもって充て
る。
(2)
サイバー犯罪対策統括官は室長を兼ねるものとし、サイバー犯罪対策委員会の委
員長の命を受け、対策室の事務を総括整理し、捜査技術支援プロジェクト及び捜査
プロジェクトを指揮監督するとともに、本部関係所属及び警察署との連絡及び調整
を行うものとし、対策室の運用について同委員長に必要な報告を行うものとする。
(3)
副室長は、警務部情報管理課長(以下「情報管理課長」という。)をもって充て、
室長を補佐するとともに、室長に事故あるときはその事務を代行するものとする。
(4)
統括班長には、生活安全部、刑事部、交通部及び警備部の各統括理事官及び警務
部 情報 管 理 官を も っ て 充 て、 対 策 室の 運 用 に 関 し、 連 絡 及び 調 整 を 行 うも の と する 。
(5)
室員は、所要の要員を充て、各所掌事務の推進に当たるものとする。
(6)
室長は、必要と認めるときは、生活安全部長を通じて、中国管区警察局岡山県情
報通信部長に対し、応援を要請することができる。
5
事件情報の通報等
(1)
所属長は、サイバー犯罪に関連すると認められる情報を認知したときは、直ちに
対策室に通報するものとする。
(2)
室長は、サイバー犯罪に関連すると認められる情報を入手したときは、捜査プロ
ジェクト内の事件を所管する所属に通報及び連絡するものとする。
6
支援要請等
(1)
サイバー犯罪の事件処理は、原則として事件を所管する所属及びその所属する部
で行うものとし、必要により各プロジェクトの支援を受けることができるものとす
る。
(2)
警察署長又は事件の捜査を所管する警察本部の所属長 (以下「事件所管所属長」
という。)は、事件の捜査を行うに当たって必要があると認めるときは、*サイバー
犯罪捜査支援要請書(様式)により、室長に各プロジェクトの班員の派遣を要請する
ものとする。
(3)
室長は、支援要請を受け、支援が必要と認めたときは、事件の規模、態様等に応
じて所要の班員を速やかに派遣するものとする。この場合において、室長は、班員
が所属する所属長と協議するものとする。
(4)
支援要請により派遣された班員に対する現場等における指揮は、要請を行った事
件所管所属長が行うものとする。
7
関係所属間の連携等
所属長は、サイバー犯罪の捜査、事件情報の入手等について相互に連携を保つとと
もに、室長が行う総合調整に協力するものとする。
8
教養
(1)
室長は、班員に対し、サイバー犯罪に関する知識及び技能について、必要な教養
を計画的に実施するものとする。
(2)
9
室長は、警察職員に対し、サイバー犯罪に関する教養の実施に努めるも のとする。
庶務
対策室の庶務は、生活環境課において行う。
10
その他
この要綱に定めるもののほか、対策室の運営その他必要な事項は、室長が別に定め
る。
11
文書の保存
サイバー犯罪捜査支援要請書は、生活環境課において 1 年保存するものとする。
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