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4年国語 リサイクルカタログを作ろう
リサイクルカタログを作ろう 1.授業者 幸 隆之・石川 2.場所 4年1組教室 3.児童数 第4学年1組 4.単元名 「リサイクルカタログを作ろう!」 5.教材名 「発ぽうスチロールで地ばんを造る」(東京書籍 4年国語 恵美子 幸学級(26名) 4年下) 6.本単元のねらい 本教材は、「軽く、しかも一見弱そうに見える」発泡スチロールを地盤に使うということの説 明文である。子ども達にとっても、「土の中にあんなものを使って大丈夫なのだろうか。」「ど うやって使っているんやろう。」という疑問を共有しながら、それに対する答えを読み取ってい ける教材である。また、問いとそれに対する答えの形で述べたり、土と発泡スチロールとを比べ て述べるなど、説明の仕方もわかりやすい工夫がなされている。そして、筆者は発ぽうスチロー ルの再利用を通して資源の再利用の必要性を訴えている。 本単元では、自己表現・自己選択とつないだ説明文指導を通して、ひとりひとりが意欲的に学 習に取り組める事を大切にした。児童が実際にリサイクルする素材(牛乳パック・空き缶・ペッ トボトル)でその特性を生かした作品を作り、その作品を宣伝するための「リサイクルカタロ グ」作りをするという表現活動を位置づけた。 そして、次のような[ねらい]を設定した。 ・叙述に即して、発泡スチロールの利点や問題点の内容を正確に読み取る。 ・教材の文章構成や筆者の説明の工夫に気づき、自分のリサイクルカタログに活かす。 ・聞き手を意識して、図や絵を有効に使いわかりやすく発表する。 7.授業形態の工夫 【TTによるコース選択学習】 「リサイクルカタログ」ができた児童に説明の工夫について助言する『ガイドコーナー』(T 1)と何を書いたらいいのかわからない時に先生といっしょに書く『いっしょに書こうコーナ ー』(T2)とを選択し、個に応じた指導を行い、書くのが苦手な児童が主体的に取り組めるよ うに工夫した。 ガイドコーナー いっしょに書こうコーナー 発 表 一斉 (発表) ) プ 別 ( グ ル ー 一斉 ( 前時の復習) (文を推敲しカタログを完成させる。) 8.指導計画(全11時間) 第1次 学習の目当てをつかむ。 第1時 「発ぽうスチロールで地ばんを造る」を読み、学習課題を持つ。 第2時 4つの段落を大まかにとらえ、学習計画をたてる。 第2次 段落ごとの要点を正しく読み取り、筆者の説明の工夫に気付く。 第1時 第1段落、第2段落から、発ぽうスチロールを土木工事に利用する方法を考え、話題提 示・対比・問いかけ→答え→例等の説明の工夫に気付く。 第2時 第3段落から発泡スチロールが使われるようになった理由を読み取り、問いかけ→理由 ・対比等の説明の工夫に気付く。 第3時 第4段落から、発泡スチロールの問題点と今後の見通しを読み取る。 第3次 自分のリサイクルカタログを作る。 第1時 筆者の説明の工夫をとらえ、自分なりの再利用について考え、カタログの題材を決める。 第2時 本文の説明の工夫を見本にして、カタログの構成イメージ(説明、図や絵)を考える。 第3時 カタログの説明書きと使う図や絵を書く。 第4時 カタログの説明書きと使う図や絵を書く。 第5時 筆者の説明の工夫を再確認し、その視点で自分のカタログを推敲し発表する。(本時) 第6時 自分の書いたカタログを発表し合い、相互評価する。 9.本時のねらいと指導の工夫 説明の工夫の観点から自分のカタログを推敲し、発表し合う。 そのために、 ①説明の工夫を始めにはっきりさせることにより、児童に目当てを持たせるようにした。 ②TTを活用したコース選択学習を取り入れることで、個に応じたきめ細かな指導や手だてを授 業の中に位置づけられるようにした。 ③グループ別学習を取り入れることで、全員が自分のカタログを意欲的に発表できるようにした。 10.本時の展開 学習活動 1.本文の説明の工夫を思い出す。 教師の支援・留意点 ・短冊を掲示し、本文の説明の工夫を思 い出すように援助する。 2.自分のカタログを推敲する。 形態 一斉 コース別学習 つけ足しや工夫をして、よりわかりやすいカタログを作りましょう。 カタログの推敲をする できた子は「ガ イドコーナー」 (T2)へ どうかいたら分か らない子は「いっ しょに書こうコー ナー」(T2)へ ・説明の工夫のヒントカードを用意し、 どう推敲していいのか分からない児童 の手だてとする。 (T1) 「ガイドコーナー」 推敲ができた子へ評 価とアドバイス (T2) 「いっしょに書こ うコーナー」 書くのが苦手な子 への個別指導 交流コーナーでカタログの交流をする 3.グループで発表する。 ・発表者の説明の工夫に着目できるよう にする。 ・観点以外の工夫も見つけるように指示 する。 グループ別 学習 4.全体で発表する。 ・OHCを活用し各自が書いた図や絵を 使って説明するように促す。 ・友達のカタログで気づいた工夫を発表 し、その工夫を生かした児童のカタロ グを発表する。 (T1) (T2) その子なりの工夫 いっしょに書こう を評価する。 コーナーに来た子 のがんばりを全体 で評価する。 一斉 5.次時の学習課題を確認する。 ・次時は、全員が自分のカタログを発表 することを予告する。 一斉