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1029天気を予想する
授業参観レポート 平成27年10月29日(木) 1.教材名・授業者 第5学年「天気を予想する」 授業者【 】(第2時) 2.授業の概要 今日のめあて →「初めて読んで、思ったこと、分かったことを確認しよう」 何が書いてあるのか、どんな構成かを正確に読むことが本時の大 きな目的でした。言葉の意味と段落も確認していくことが告げられ てから授業がスタートしています。 3.参観を通して考えたこと 【形式段落の確認】 このことは、ほとんど問題なく進みました。行が換わっているところだけを探していけばよいので すから。全部で10段落構成であることも簡単に分かりました。今日は、単元としては導入の2時間 目のためか、全体がどのように構成されているのかは扱っていません。今年度の授業研究や授業参観 を基にすると、読み進めていくことで、「はじめ・なか・おわり」の型が見えてくる展開が取られるの でしょう。始めから「型」を示して、その中に子どもたちを落としていく授業展開をとると、子ども たちの読みが甘くなるようです。 【語句の意味の確認】 「的中」「科学技術」などの語句の意味を扱っていました。今まで参観してきた授業の中でも同様の 場面がありましたが、その中で問題になったのは次の 2 点のように思います。 ① 自分で意味が分かっていない言葉がどれなのかが分かっていない。 ② 辞書の記述をそのまま移していること。情報の横流しのみが起こっていること。 例えば今日扱っていなかった「急変」という言葉は、子どもたちに聞いてみると分かっていそうで いない曖昧な言葉でした。教師側から、意味を曖昧にとらえていそうな言葉をピックアップして、子 どもたちに示していく方法もあると思いました。 【音読】 どこからどこまでが一つの段落かを意識させながら、様々な方法で音読をさせていました。まず、 一人一人が読み、その後に男女が交互に読むなどの方法が見られています。読みのバリエーションが 増えてきたことは良い傾向だと思いました。今後は、目的と方法の一体化~つまり何を目的にその方 法を選択したのか~が問われるべきだと思いました。 【思ったことの交流】 ■一人一人が空を見たり風を感じたり・・・・は、その通りだと思った。 (筆者の意見に賛成) ■天気を予測することは難しい。的中率を上げるにはどうしたらい いのかな? ■科学以外にも天気に関することわざなど予想するのに便利なもの がある。(筆者の意見に賛成) 上記のような意見が出ました。天気を予測するという経験や、天 気予報を使った経験があること子どもたちなら、筆者と立場が違う 意見や疑問等が出されるかもしれません。論評などによい意味で批 判的な意見をもてるかどうかは、その子どもの経験の豊富さによっ て決まるのかもしれない。そんなことを感じました. 【今後の学習の進め方】 「筆者の説明の仕方の工夫を見つけ、話し合おう」という学習課題が授業の最後に示されました。 これが単元を貫く課題であることが、今日示されて授業が終わっています。