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岐阜県警察速度管理指針
岐阜県警察速度管理指針 平成26 平成26年 26年8月 総合的な速度管理を行う必要性 走行速度と交通事故の関係 重大事故の抑制と被害の軽減効果 ○ 自動車等の制動距離は速度の2乗に比例する。 ○ 事故直前の速度が高速度になるほど負傷程 度が重傷以上となる確率が上昇する。 ○ 規制速度の超過がある交通事故は、規制速度 の超過がない交通事故に比べ、死亡事故となる 確率が約10 10倍。 10 ○ 重点的な取締りの結果、国道156 156号線では、速 156 度違反に起因する事故が約6割減少。 事故直前の速度が高いほど致死率が高い。 適切な最高速度規制と取締りは、交通事故の抑 止等の効果が高い。 岐阜県警察が行う総合的な速度管理の内容 路 線 幹線道路では 幹線道路以外の道路では 高速道路では 事 故 の 特 徴 ○ 交差点以外の場所における自動車 対歩行者の事故が多い。 ○ 幹線道路における重大交通事故の 第一当事車両の多くは、 事故直前速 度が高い。 ○ 堤防道路においては、 速度超過が 原因と考えられる転落事故が多い。 ○ 朝夕の通勤時間帯を含む昼間帯に事 故が多い。 ○ 速度違反に起因する事故が対前年比 で増加している。 ○ 特に非市街地における市町村道で の 事故が多く、 対歩行者事故が幹線道路 に比べて多い。 ○ 昼間帯における最高速度違反に 起因する事故が多い。 ○ 事故直前の速度が高くなるほど 重傷以上の事故となる確率が高い。 目 標 ○ 円滑な道路交通の確保 ○ 規制速度の遵守による交通事故の 抑止及び被害の軽減化を図る。 ○ 車両の速度の抑制 ○ 抜け道利用者等による市町村道への 通行及び速度の抑制。 ○ 円滑な道路交通の確保 ○ 昼間時間帯を中心とした規制速 度の遵守による交通事故抑止 ○ 円滑な交通に配意した速度規制の 実施等 → 規制速度の趣旨を運転者に分りやす いものとし、規制速度の遵守を促す。 ○ 速度違反取締りを行うことの情報発 信 → 当該道路の利用者等に対して、 規 制速度遵守を働き掛ける。 ○ 子供、高齢者等運転者以外の者に 対する交通安全教育 → 具体的な被害軽減効果を示し、 速 度抑制意識の高揚を図る。 ○ 生活道路・通学路における歩行者・自 転車に配意した 「ゾーン30」 等による面 的な速度規制等の実施 → 運転者に分りやすい速度規制により、 車両の低速化を促す。 ○ 街頭活動の実施 → 当該道路の利用者等に対して、 直接 規制速度遵守を働き掛ける。 ○ 規制速度遵守のための交通安全教育 → 低速規制を実施している理由等につい て、更新時講習や法令講習等を通じ、地 域住民や利用者の理解を深めるとともに、 交通ルール遵守意識の高揚を図る。 ○ 道路環境(振動・騒音等)や走行 実態を踏まえた速度規制の実施等 → 道路管理者等関係機関と連携し つつ速度規制を実施する。 ○ 高速道路の利用者等に対する交 通安全教育・広報啓発活動 → 交通法令の遵守、高速道路の安 全な利用方法等について周知を図 る。 ○ 昼間における重点的な速度違反 取締り → 昼間の最高速度違反者に対する 交通事故の抑止及び被害軽減を図 る。 重点的な速度違反取締り等を実施す る路線は下記のとおり。 ・ 国道21号線 ・ 国道41号線 ・ 国道256号線 ・ 主要地方道23号線(北方多度線) ほか 「ゾーン30」等の区間内における速度抑 制や通過交通の抑制のため、街頭活動を 強化する地域は下記のとおり。 ・ 山県市高富地区(山県署管内) ・ 岐阜市金宝町地区(岐阜中署管内) ・ 羽島市正木町地区(岐阜羽島署管内) ほか 昼間の重点的な速度違反取締り、 高速道路利用者等への交通安全教 育・広報啓発活動を実施する路線は 下記のとおり。 (東海北陸自動車道) ・ 各務原市~郡上市大和町 (中央自動車道) ・ 多治見市~愛知県境 (名神高速道路) ・ 愛知県境~大垣市 実 施 す る 施 策 の 例 示 具 体 的 な 路 線 ・ 地 域 の 例 示