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ジャガイモのいもの一部が、緑色になるのはなぜなの
6年 理科 学習相談 学研教育情報資料センター 小/理科/6年/生物と環境/ 植物の体とはたらき/理解シート ジャガイモのいもの一部が、緑色になるのはなぜなの ジャガイモのいもが日光に当たると、緑色のソラニン という、にが味のあるものができるからさ。 ■いもに日光があたると、緑色になる ジャガイモは、芽が出て20日ほどすると、高さが25㎝ぐらいになります。こ のころ、いちばん下の葉すれすれぐらいの ジャガイモ 高さまで、ジャガイモの根もとに土をもり 上げることが、大切だといわれています。 土中で、いもが大きくなるには、土の中 の温度が17∼22℃ぐらいがちょうどよ もり上げる高さ く、夏の暑さは、いもにはよくありません。 また、土があさいと、いもに日光が当た 最初の土の高さ って緑色に変色したり、葉やくきについた きん 病気の菌を雨が運び、いもが病気になりや すいものです。そこで、土を高くもり上げ るのです。 <芽が出て 20 日後、土をもる> ■食べると中毒を起こすソラニン いもに日光が当たって緑色になると、ソラニンというにが味のあるものができま ちょぞう す。これを、たくさん食べると、中毒を起こします。春先に、貯蔵してあったジャ ガイモから芽が出てきますが、この芽にもソラニンがふくまれています。ソラニン は、にたり焼いたりすると毒は消え、食べてもだいじょうぶです。いもが緑色にな ると、それ以上あまり大きくならなくなり、デンプンも少なく、味が悪くなります。 ソラニンは、農薬として使われています。 無断複製:転載:翻訳を禁ず Gakken B046101280