タンポポの花のつくりは、どうなっているの

５年 理科 学習相談 学研教育情報資料センター
小／理科／５年／生物と環境／
植物の花と実／理解シート
タンポポの花のつくりは、どうなっているの
こ
小さな花びらの一つ一つが、めしべやおしべをもつ１個の
花で、じつは２００個ぐらいの花が集まったものなんだよ。
■タンポポは、小さな花が集まって１個の花になっている
さいているタンポポを見つけたら、外側の花びら１まいをひきぬいてみましょ
う。よく見ると、図のように、花びらにくっついて、めしべとおしべがついていま
す。根もとのほうには、子ぼう（たねができるところ）もあります。花びら１まい
が、一つの花のつくりをもっています。じつは、１個の花に見えたタンポポが、お
よそ２００個ぐらいの小さな花が集まったものだったのです。
タンポポは、小さな花の集まりの、いちばん外側の花から順に成長していきます。
だから、中心にいくほど花が小さく、おしべやめしべの区別もつきにくいことが多
いものです。
■タンポポは、暗い夜や雨の日は、花をとじている
タンポポは、明るくなると花びらを開き、暗くなると花をとじます。暗い雨の日
は、昼間も花をとじたままです。
めしべ
朝、つぼみに日光が当たると
花びら
外側から順に花が開いて、花の
中心の半分ぐらいを残して小花
おしべ
綿毛になる
がさき、夕方花をとじます。
次の日、外側から花が開いて
いって中心まで全部の花がさき、
夕方花をとじます。３日めには、
かん毛
（がくにあたる）
子ぼう
（たねのもと）
たね
タンポポの花のつくり
もう花はさきません。
無断複製：転載
無断複製：転載：翻訳を禁ず
：転載：翻訳を禁ず Ｇａｋｋｅｎ B045102040