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メダカがふ化した後、なぜしばらくえさを食べないの

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メダカがふ化した後、なぜしばらくえさを食べないの
5年
理科
学習相談
学研教育情報資料センター
小/理科/5年/生物と環境/
魚の卵の成長/理解シート
メダカがふ化した後、なぜしばらくえさを食べないの
ふ化したばかりの子魚は、おなかにふくらみがあり、そ
えいようぶん
こに栄養分が入っているから、食べなくてもいいんだよ。
■たまごには、親が用意してくれた栄養がつまっている
メダカのたまごが子魚になるまでの間、たまごの中では大変化が起きていますが、
その間に必要な栄養分は、たまごの中に用意されています。ふ化した子魚が、すぐ
食べ物を見つけられなくても、その分の栄養分もちゃんと用意されているのです。
てき
たまごから出たメダカの子魚は、おなかにふくらんだ部分があり、敵に見つから
ないように水底にかくれて、じっとしています。その間は、おなかに残っていた栄
養分で生きているのです。すばやく泳いでえさが見つけられるようになるころに
は、栄養分を使いはたして、おなかのふくらみはなくなっています。
はら
生まれたばかりのサケの子魚も、同じように、腹に赤いふくらみがあります。ひ
よこも、たまごからかえってすぐは、えさを食べません。体内に、たまごのときの
栄養分が残っているからです。
■たまごやたねには、栄養分がたくさん入っている
ゴマや米、ダイズなどは、植物が子孫を残すためのたねで、栄養分をたくさんふ
め
くんでいます。たねには、植物が根や芽を出し、ふた葉が出るまでの間に必要な栄
養分が用意されているからです。たまごも、動物が子孫を残すためのたねのような
もので、生まれた子どもが自分でえさを食べられるようになるまでに必要な栄養分
が用意されているのです。たねやたまごは、人間の食料として利用されています。
ふ化したばかりの
メダカの子魚
栄養分が入ったふくろ
(日がたつと、小さくなり、なくなる)
無断複製:転載:翻訳を禁ず Gakken
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