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NetVault Backup 8.5.3

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NetVault Backup 8.5.3
NetVault®: Backup v8.5.3 リリース・ノート
リリース情報
NetVault Backup のドキュメント
新機能
一般的な注意事項
インストール/アップグレードに関する注意事項
既知の問題点 - NetVault Backup Workstation Client
既知の問題点 - File System Plugin
既知の問題点 – CLI
既知の問題点 - NetVault Backup
ソフトウェアの修正 - NetVault Backup Workstation Client
ソフトウェアの修正 - NetVault Backup
リリース情報
サポートされているプラットフォーム情報について詳しくは下記の Web サイトからアクセスでき
る NetVault Backup の製品ドキュメントの対応リストを参照してください。
http://www.bakbone.co.jp/support/product_documentation.html
NetVault Backup のドキュメント
Quest NetVault Backup v8.5.3 には、下記の製品ガイドが用意されています。
 『NetVault Backup インストレーション・ガイド』 - 本ガイドでは、NetVault Backup サー
バ・ソフトウェアおよび NetVault Backup クライアント・ソフトウェアのインストールに関する
全手順を説明しています。
 『NetVault Backupアドミニストレーターズ・ガイド』 - NetVault Backupの使用方法につい
て説明し、NetVault Backupのすべての特徴と機能について包括的な情報を提供します。
 『NetVault Backup コンフィギュレータ・ガイド』 - NetVault Backup Configurator の環境
設定とデフォルト設定の変更方法について説明しています。
 『NetVault Backup CLI リファレンス・ガイド』 - 本ガイドでは、NetVault Backup のコマン
ド・ライン・ユーティリティについて詳しく説明しています。
さらに、以下のガイドも利用可能です。
 『NetVault Backup File System Plugin ユーザーズ・ガイド』
 『NetVault Backup ビルトイン・プラグイン・ユーザーズ・ガイド』
 『NetVault: Backup Administrator’s Guide for Mac OS X(英語のみ)』
 『NetVault Backup Workstation Client アドミニストレーターズ・ガイド』
-1© 2011. Quest Software, Inc.
ALL RIGHTS RESERVED.
 『NetVault Backup Workstation Client ユーザーズ・ガイド』
 『NetVault Backup SmartDisk インストレーション/アップグレード・ガイド』
 『NetVault Backup SmartDisk アドミニストレーターズ・ガイド』
NetVault製品のドキュメントは下記サイトからご覧いただけます。
http://www.bakbone.co.jp/support/product_documentation.html
新機能
NetVault Backup v8.5.3で追加された新機能は下記の通りです。各製品の機能については、
該当のNetVault Backupドキュメントをご参照ください。
 新しくサポートされたプラットフォーム – 以下のプラットフォームのサポートが追加されまし
た。
 Red Hat Enterprise Linux 6(RHEL 6)
 SysOp Operator Message 通知の最大設定オプション - NVBU コンフィギュレータの
[監査]タブに、新しいオプションが追加され、システム上で同時に開始可能な最大通知数
を設定できるようになりました。オーディタ・デーモンは、すべてのアクティブな新規通知が
この設定値を超過すると、以降の通知を破棄します。
一般的な注意事項
 NetVault Backup v8.5.3 には、File System Plugin v7.5.17 および NetVault Backup
Workstation Client v1.2.3 が含まれます。
 NVBU v8.5.1 から、繁体字中国語版の製品は廃止されました。
 NetVault Backup v8.2.1 から、暗号化プラグインは NetVault Backup サーバ・バージョン
およびクライアント・バージョンのインストール・パッケージにバンドルされません。
 暗号化プラグイン v2.0 から、CAST-128 アルゴリズムを提供する標準アルゴリズムと、
AES-256 および CAST-256 アルゴリズムを提供する高度なアルゴリズム・オプションが利
用可能になりました。各アルゴリズムは個別のプラグインを暗号化されたバックアップおよ
びリストアを実行したい NetVault Backup サーバやクライアントにインストールすることで
利用可能です。
NetVault Backup v8.2 以前のバージョンで作成された暗号化バックアップをリストアする
には、リストア対象のクライアントに暗号化プラグインをインストールする必要があります。
NetVault Backup v8.2 以前のバージョンにバンドルされていた暗号化プラグイン用のライ
センスは引き続きご利用可能で、暗号化プラグイン標準アルゴリズム・オプションと同等で
す。
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インストール/アップグレードに関する注意事項
 RHEL 6 x86-32 の必要条件 - RHEL 6 x86-32 システム上では、NVBU コンソール を
使用する場合、libXp*.i686.rpm をインストール必要があります。
 RHEL 6 x86-64 の必要条件 - RHEL 6 x86-64 システム上で NVBU を使用する場合、
以下のパッケージが必要です。
 NVBU インストール - RHEL 6x86-64 システム上に NVBU をインストールする前に、
以下のパッケージをインストールする必要があります。
 glibc*.i686.rpm
 nss-softokn-freebl*.i686.rpm
 NVBU コンソール - この OS 上で NVBU コンソールを使用するには、以下のパッケ
ージをインストールする必要があります。
 libICE*.i686.rpm
 libXp*.i686.rpm
 libuuid*.i686.rpm
 libXmu*.i686.rpm
 libSM*.i686.rpm
 libxcb*.i686.rpm
 libXt*.i686.rpm
 libXau*.i686.rpm
 libX11*.i686.rpm
 libXext*.i686.rpm
 openmotif22*.i686.rpm
 NVBU v7.4.x より前のバージョンからのアップグレード - NVBU v7.4.x より前のバージ
ョンからアップグレードする場合は、『NetVault Backup インストレーション・ガイド』を参照し
てください。
 インストール・ディレクトリのコンフリクト - NetVault Backup は、デフォルト・インストール・
ディレクトリの\NetVault ルート・ディレクトリにはインストールしないようご注意ください。た
とえば v8.5 の場合、NVBU は Windows の c:\Program Files\BakBone
Software\NetVault Backup ディレクトリにインストールされます。このインストール・ディレ
クトリを C:\Program Files\BakBone Software\NetVault に変更しないようにご注意くださ
い。これは他の旧 BakBone 製品とのコンフリクトの原因になります。
 特定のインスタンスで、NetVault Backup の最新バージョンを使用しているマシンと、
NetVault Backup 7.4.5 以前のバージョンを使用しているマシンとが、相互動作しない -
NetVault Backup v8.0 以降で行った変更により、v8.5.3 を使用しているマシンは、以下の
場合において、v7.4.5 以前のバージョンを使用しているマシンと相互運用できません。
 NDMP ファイラー接続デバイスへバックアップを行うこと
 NDMP Plugin を使用したバックアップを行うこと
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上記どちらの場合も、NetVault Backup サーバとクライアントの両方に NetVault Backup
v8.5.3 をインストールする必要があります。
既知の問題点 - NetVault Backup Workstation Client
 NetVault Backup Workstation Clients がひとつの NVBU サーバにしか追加できない
- ひとつの NVBU サーバにはひとつの Workstation Client しか追加することができませ
ん。Workstation Client が複数の NVBU サーバに同時に追加された場合、NVWC
Scheduler は Workstation Client のシャドウ領域を正常に保護することができません。
 メディア待ち状態が長期間続くと、ジョブが失敗する - NVWC バックアップ・ジョブについ
て長期間メディア待ち状態が続いてからメディアが利用可能になった場合、複数のジョブ
が同時に実行される場合があります。この際、インデックスのコンフリクトが起こり、後続の
ジョブが失敗に終わる場合があります。この問題は Workstation Client の後のバージョン
で解消される予定です。
既知の問題点 - File System Plugin
全般
 Solaris ZFS および UFS に関するすべての既存アイテムの ACL(アクセス・コントロール・
リスト)と拡張属性を保護するには、Solaris システムで v7.2.x またはそれ以前のプラグイ
ン・バージョンからアップグレードを行った後、File System Plugin を使用してフル・バック
アップを実行する必要があります。
 再起動したジョブを検証できない(NVG-4567) - 再起動したバックアップに対して、[バッ
クアップ後の検証]オプションは使用できません。
Windows
 リストア中にシンボリック・リンクだけが上書きされると、ターゲット・ファイル内のデータが
失われる(FSG-604) - リストア・ジョブが Windows シンボリック・リンクをリストアする時
(Windows のショートカットではなく mklink を利用して作成されたファイル)、シンボリック・
リンク・ファイルがすでにターゲット・ファイル・システム上に存在し、シンボリック・リンク・タ
ーゲットのデータ・ファイルもすでに存在する場合、ターゲット・データ・ファイル内のデータ
が失われます。このためシンボリック・リンクをリストアする場合は、注意が必要です。また、
シンボリック・リンクによってターゲットとされたデータ・ファイルがバックアップに含まれてい
るか、必ず確認してください。さらに、リストア・ジョブを実行する前に、ターゲット・ファイル・
システムから既存のシンボリック・リンク削除し、シンボリック・リンクがリストアされないよう
にしてください。あるいはデータ消失のリスクが無いよう、リストアを実行する前に、バックア
ップが完了していることを確認してください。
 [マウント・ポイントを使用してバックアップ]オプション(Windows のみ)(NVG-3594) -
[マウント・ポイントを使用してバックアップ]オプションを使用したバックアップが v7.1 よりも
前のバージョンの File System Plugin で定義されている場合、このオプションを使用した
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バックアップを再定義する必要があります。ジョブを再作成した後、[マウント・ポイントを使
用してバックアップ]オプションを手動で変更した後、ジョブを実行してください。このオプシ
ョンは、ジョブ・セレクションを再定義する度に、手動で変更する必要があります。
 IIS が Windows Vista、2008 または 7 でデフォルト選択できない(FSG-548) -
Windows Vista、7 および/または Server 2008 ベース・システムでは、システム状態ツリ
ーの IIS Metabase ノードは、デフォルト表示されません。このノードを有効にするには、
ISS 6 互換パックをインストールするか、デフォルトで%windir%\system32\inetsrv\config
の下に位置する IIS コンフィグまたはスキーマ・ファイル等のセレクション・セットを作成して
ください。
 Windows 2003 で RSM(Removable Storage Manager)が表示されない(FSG-617)
- Windows 2003 および 2008 でシステム状態ノードを参照した場合、RSM データベー
ス・ノードは表示されません。
 VSS バックアップが正常に完了したが、エラーが出力される(FSG-599) - VSS バックア
ップが正常に完了しても、以下のエラー・メッセージが NetVault Backup ログに出力される
場合があります。バックアップ・ログ: [ボリューム・スナップショットの削除中にエラーが発
生しました]:VSS_E_BAD_STATE
 バックアップ/リストア・ウィンドウにおける短いファイル名に関するオプション(FSG-310)
- 該当オプションを利用する際、以下の既知の問題が報告されています。
 Windows 2000 との互換性 - このオプションが利用可能な場合、ショート・ネーム・フ
ァイルは正常にバックアップされますが、Windows 2000 の制約のため、正常にリスト
アすることができません(ただし、Windows の他のサポート・バージョンにリカバリする
ことは可能です)。
 同じショート・ネーム・ファイルを持つファイルリストア先に存在しない場合に限り、ショ
ート・ネーム・ファイルのリストアが可能
 Windows のファイル・システムの暗号化および圧縮機能がサポートされていない -
暗号化または圧縮機能が対象の Windows がターゲット・システムで有効になっている
場合、ショート・ネーム・ファイルのバックアップ/リストアは失敗に終わります。
UNIX/Linux
 リストア後にファイルの所有者とグループが Snap Appliance 用に変更される(FSG-44)
- ファイルの所有者とグループが Snap Appliance ファイラー上のターゲット・シェアへの
アクセス用に登録されていない場合、GuardianOS が所有者とグループをデフォルト管理
者の登録情報に上書きしてしまう場合があります。
 GuardianOS で Symlink が拡張属性を伴ってリストアされる(FSG-148) - symlink が
リストアされた際、GuardianOS は symlink に Xattr 属性の user.SnACL を適用します。
これは想定範囲の動作で、特に影響はありません。
 Snap Appliance ファイラー上で、データは必ずあらかじめ存在するディレクトリにのみリ
ストアされる必要がある(FSG-188) - Snap Appliance ファイラー上で、データは必ずあ
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らかじめ存在するディレクトリにのみリストアされる必要があります。存在しないディレクトリ
にリストアされたアイテムは、新規作成されたディレクトリに設定された権限により、アクセ
スできなくなります。
 Linux/UNIX のバックアップを Windows NVBU クライアントにリストアすると、警告付き
で終了する(FSG-760) - Linux/UNIX のバックアップを Windows NVBU クライアントに
リストアすると、アイテムは正常にリストアされますが、ジョブが以下の警告とそのログを出
力します。
警告 - “<数字>アイテム 内容をリストアできませんでした”
ログ詳細 - “<ファイル名>: ファイルへ書き込み中: ファンクションが間違っていま
す。”
これらのメッセージは無視してかまいません。
 ファイル/ディレクトリがフリーズした場合、GFS/GFS2 上でのバックアップがハングする
(FSG-644) - ファイル/ディレクトリがフリーズした場合、GFS/GFS2 上でのバックアップ
がハングする可能性があります。
 バックアップ・ジョブが遅延する(NVG-3571) - Solaris クライアントに多数のダイレクト自
動マウントが存在する環境では、自動マウントがリモート・システム上にあるか判別するた
めに File System Plugin が一時的に自動マウントをロードしようとしている間、バックアッ
プ・ジョブが[ジョブオプションの待機中]ステータスのままになることがあります。[リモート・
マウントを使用してバックアップ]オプションを選択することで、この遅延が緩和されることが
あります。必要ならば、リモート・マウントを非選択または除外、および/または以下のスタン
ザを nvfs.cfg に追加してください。
[Performance:DoRecursiveAutoMountScan]
Value=FALSE
 File System Plugin が拡張属性を持つ ZFS データのリストアに失敗する(FSG-514) -
拡張属性を持つ ACL がバックアップ・データに含まれる場合、ZFS にデフォルト・リストア・
オプションを使用すると、File System Plugin を使用したリストアは失敗に終わります。メタ
データのリストアにエラーが起こった場合、メタデータを破棄するリストア・オプションを選択
することでデータをリストアすることができます。
 拡張属性のみの変更が増分バックアップで正しく認識されない(FSG-499) - Solaris
ZFS と UFS ファイル・システムでは、ファイル/ディレクトリの拡張属性のみが変更された場
合、増分バックアップではバックアップ対象として認識されません。
 Windows プラットフォームにおける UNIX ファイル・システム(FSG-29) - Windows シ
ステムで UNIX ファイル・システム用に作成したポリシー・ジョブを送信すると、ジョブ・ステ
ータスに[警告で終了]が表示されますが、データはひとつもバックアップされません。
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既知の問題点 – CLI
 asf_load_media - マシン名にスペースが使用されていると、このコマンドは失敗に終わ
ります。
 asf_release_drive - このコマンドをライブラリ・デバイス(例えば、Exabyte や 9840 ドラ
イブなどを内蔵したライブラリ)に対して発行すると、メディアがアンロードされるまでに最大
8 分の遅延が起こる場合があります。この問題に関する対処法は、以下のステップを参照
してください。
1. NVBU サーバの[NVBU デバイス管理]ウィンドウにアクセスします。
2. [デバイス]タブでターゲット・ドライブを右クリックし、[アンロード]を選択します。
3. ドライブが[アイドル]状態のままになるため、この時点ではメディアが期待通りにアンロ
ードされません。選択したデバイスのログを参照すると、[メディア(X 内)のアンロード
に失敗しました。デバイスが使用不能です]というエントリが表示されます。手順 2 をも
う一度繰り返すと、このメディアがアンロードされます。
 nvacslsmedia - このコマンドを指定範囲で実行しても正しく動作しません。対処法として
は、ユーザが割り当てまたは割り当て解除したい各メディア・ラベル/バーコードに対して、
このコマンドを個別に実行してください。対象メディアが多い場合は、バッチ・スクリプトなど
を作成して実行することを推奨します。
 nvexpiresaveset - セーブセット ID に対して NULL を入力すると、セーブセットの期限
切れがランダムに発生します。
 nvcleandrive - このコマンドを使用してライブラリ名にスペース文字しか入力されなかっ
た場合、NetVault Backup デバイス管理設定中の最初のライブラリが、各ドライブに対し
てクリーニング操作を実行します。たとえば、「nvcleandrive -libraryname “<スペース
のみ>” -librarydrivenumber <X>」構文が実行されると、NVBU は設定順で先頭のライ
ブラリを自動的にターゲットとし([NVBU デバイス管理]ウィンドウの[デバイス]タブで最初
に表示されるライブラリ)、そのライブラリ内のドライブ「<X>」でクリーニング操作を実行します。
 nvjobmodify - 構文中に「-submit」スイッチが含まれていなくても、このコマンドを実行
すると、ジョブが実際に送信され実行されます。
 NULL ストリングを持つ nvremovemedia により、メディア・リストの最初のエントリが削除
される(NVG-1029) - nvremovemedia コマンドで null ストリングを指定した場合、最初
のエントリがメディア・データベースから削除されます。
 nvsetcreate - 「-include」オプションを使用しても、「固定ドライブ」配下のオブジェクトは
指定できません。バックアップ/リストア・セレクション・セット作成において固定ドライブ全体
を含める場合に限り、実行可能です。
–include および–exclude オプションは、ワイルドカードをサポートしていません(NVG6414)。
 nvsetmodify がスケジュール・セットをサポートしていない (NVG-4325) -
nvsetmodify を使用してスケジュール・セットを変更することはできません。ただし、
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nvsetcreate を使用して新規セットを作成し、同じ名前を割り当てることにより既存セットを
上書きすることは可能です。
 nvsetcleaninglives - 間違ったライブ・カウントが設定されてしまいます。
 nvsetdrivecleaning - このコマンドを使用すると、以下の既知の問題が発生することが
報告されています。
 複数オプションの使用をサポートしていない。
 ドライブ・クリーニング・プロパティを正しく表示しない。
 このコマンドに不正な値が入力されると、実際のドライブ・プロパティが変更されてしま
う。構文が正しく入力されているか必ず確認してください。
 nvsyncronizesilomedia - Windows 上では、このコマンドは[NVBU デバイス管理]ウ
ィンドウのメディア・ステータスの更新を行いません。
既知の問題点 - NetVault Backup
全般
 Raw Device プラグインが GPT パーティションをサポートしていない(NVG-4424)
 再開可能なバックアップおよびセカンダリ・コピーに関する問題(NVG-4022) - 現在
NVBU は、セカンダリ・コピーを持つ再開可能なバックアップに対して、一番最後の再開可
能なジョブ・インスタンス内でバックアップされたデータのみを複製します。
 [メディア管理]ウィンドウで一部のテキストが部分的に非表示になる - [NVBU メディア
管理]ウィンドウへの最初のアクセス時に、場合によってはテキストの一部が切り取られて
ウィンドウに表示されないことがあります。この問題に対する対処方法は、ウィンドウ・サイ
ズを変更することです。一度サイズを変更すれば、その後のアクセスではウィンドウが変更
された状態で表示されるようになります。
 [スケジュールされていないジョブを削除する]オプションを使用するとトリガ・ジョブも一緒
に削除される - このオプションは、本来、指定時間が経過すると、スケジュールされてい
ないジョブをすべて削除する機能です。ただし、「トリガ」スケジュール・タイプを使用してい
るジョブには物理的にスケジュール時間が設定されていないため、入力した指定時間が経
過すると、「トリガ」スケジュール・タイプを使用するジョブも削除されます。ご使用の NVBU
環境でトリガ・ジョブを使用している場合は、[スケジュールされていないジョブを削除する]
オプションを使用しないでください。
 NDMP プラグインで[終了時、自動生成によるバックアップジョブを削除]オプションがデフ
ォルト(有効)のマルチジョブを実行した場合について - [NVBU ジョブ]ウィンドウを開くと、
親と子のジョブが引き続き表示されている場合があります。これは更新の問題で、NVBU
Console を閉じてから再開すると問題を解消することができます。NVBU サービスを停止/
再起動する必要はありません。
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NetVault Backup Database
 データベース・チェッカーが不正な警告「Segment Position Too High for ID」を発する
(NVG-5853) - nvmeddbcheck コマンドを実行または NVBU コンソールから NVDB
バックアップを実行すると、データベース・チェッカーが不正な警告「Segment Position
Too High for ID(ID に対するセグメント位置が高すぎます)」を発することがあります。こ
れらのメッセージは[NVBU ログ]ウィンドウでバックグランド・メッセージとして表示されま
すが、このジョブの完了ステータスは[ジョブが警告/エラーで完了しました]と表示されます。
これらのメッセージは無視してかまいません。
 NetVault Backup Databases のチェック・コマンド(NVG-4067) - nvmeddbcheck や
nvscheddbcheck といったデータベース・チェックコマンドを、NVBU バージョン 7.4 より
前に作成された NVDB で実行しても失敗します。この問題に対しては、以下の対処法が
用意されています。
NVBU v8.5.3 を利用して NVDB のバックアップを作成します。
2. NVBU のサービスを停止します。
3. ../db ディレクトリの下にある ScheduleDatabase および MediaDatabase ディレクトリ
の名前を変更するか、移動または削除します。
4. NetVault Backup のサービスを再起動します。
5. 1で作成した NVDB のフル・リストアを実行します。
データベースのチェック・コマンドについて詳しくは、『NetVault Backup CLI ユーザ・ガイ
ド』を参照してください。
1.
 NVDB のフル・リストア後、[ジョブ管理]に NVDB バックアップ・ジョブに対する間違った
状態が表示される - NVDB をバックアップからリストアした後、サービスを再起動すると、
NVDB バックアップに対するジョブ・ステータスが[スケジューラはジョブ実行中に中断しま
した]に変更されます。これは無視してもかまいません。
圧縮
 [ネットワーク圧縮を有効にする]を設定したジョブの実行は、NetVault Backup v8.0
Update 1 のクライアントではサポートされていない - NetVault Backup サーバで v8.5
を実行中でも、クライアントが NetVault Backup v8.0 Update 1 を実行している場合、[ネ
ットワーク圧縮]オプションは有効にしないよう注意してください。 この機能を使用したい場
合は、クライアントを v8.5.3 にアップグレードする必要があります。
 NVDB の損失およびソフトウェア圧縮機能(VTL デバイスのみ) - NVDB が損失し、そ
のバックアップをリカバリする際、ソフトウェア圧縮機能が有効になっている仮想ドライブは
仮想テープ上の利用可能な空き容量を正確にレポートすることができません。例えば、テ
ープがデバイス・マネージャによって自動スキャンされなかったり、メディア内のドライブが
[メディア待ち]状態としてラベルされ、結果的にタイムアウトとなりジョブが失敗するなど。
これは、仮想ドライブの[ソフトウェア圧縮]機能が有効になっている場合にのみ問題となり
ます。対処法として、以下のいずれかを実行してください。
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
ソフトウェア圧縮を無効にし、ジョブを再実行する - この場合、NVBU はメディアの自
動スキャンを実行した後、これを使用します。
 手動によるターゲット・メディアのスキャン - [デバイス管理]ウィンドウから、現在仮想
ライブラリ内に表示されているすべてのメディアのフル・スキャンを実行します。すでに
この問題が発生している場合、メディアは仮想ライブラリから消失したように見える場
合もあります。その場合、以下の手順に従います。
[メディア要求]タブを選択します。
2. 利用したいリクエストを右クリックして、[一時停止]を選択します。
3. [デバイス]タブに戻ります。VTL を右クリックし、[スキャン]を選択します。メディア
がドライブに戻されます。
1.
NVSD
 NVSD デバイスへの Teradata パラレル・ストリーム・バックアップに関する問題 -
NVSD デバイスを対象とした Teradata パラレル・ストリーム・バックアップは、ストリームの
数が Soft stream limit の値よりも大きい場合にハングアップします。
VTL/SVTL
 アップグレード後に VTL が使用できなくなる - NVBU v8.5 にアップグレードすると、
NVBU v8.2.2 より前のバージョンで作成した VTL が使用できなくなります。VTL をオンラ
インに戻すには、手動によるチェックを実行する必要があります。あるいは、NetVault
Backup サービスを停止してから再起動してもかまいません。
 NFSマウントについて、RHEL4 のバージョンによってはVTL作成中に空き容量を正しくレ
ポートしない場合があります。(詳しくは、以下のRHELバグ・レポートを参照してください
https://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=189238)。インストールによっては、VTL
を作成する前にこのディスク空き容量のチェック・オプションが有効になっていると、十分な
ディスク空き容量がないというエラーがレポートされVTLの作成がしばしば失敗する場合が
あります。この回避策は、VTL作成中にディスク空き容量のチェック機能をオフにします。
あるいは、バグが修正されたRHELのバージョンのアップグレードをしてください。
 ソフトウェア圧縮機能を有効にすると、複数メディアをまたいだバックアップが失敗する
(NVG-6410) - ドライブに対して[Perform Software Data Compression]チェックボッ
クスを選択した場合、複数メディアをまたぐ VTL にバックアップを実行すると、「Attempted
to write past end of media」エラーを伴って失敗する場合があります。これは、メディア・
ブロック・サイズに関わらず発生します。
回避策については以下のソリューションをご参照ください。http://kb.bakbone.com/5975
 SVTL デバイスが存在しない場合に SVTL エラー・ログが生成される - 使用可能な
SVTL(Shared Virtual Tape Libraries)がひとつも設定されていないことに関するエラー・
メッセージが NVBU ログに表示される場合があります(例: Mar 17 05:10:06
NetVault[403]: NetVault: Client: '<クライアント名>' Class: 'System' Job: 'N/A'
Warnlevel: 'Error' Msg: 'Failed to spawn 'SVTL Library Manager'
- 10 © 2011. Quest Software, Inc.
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(/usr/NVBU/bin/nvsvtlchgmgr))。SVTL デバイスがひとつも作成されていないときにこの
メッセージがログに表示された場合は、無視してください。
Windows
 Windows Vista、2008 および 7 の OS ファイアウォールを使用している場合、NVBU クラ
イアントでポートの除外を正しく設定していても、時折 NVBU クライアント/サーバの接続に
関する問題が起こる場合があります。解決法については、 http://kb.bakbone.com/4291 を
参照してください。
U
U
 複数のジョブを同時に実行することができない(Windows ベースの NVBU サーバのみ)
- Windows システム・メモリ設定がデフォルト値に設定されている場合、マシンで複数の
ジョブを実行していると「非インタラクティブ・デスクトップ・ヒープ」が消耗する可能性があり
ます(例えば、30 以上の NVBU ジョブをテスト実行するとこのエラーが発生します)。結果
として、いくつかのジョブはアクティブなまま実行され続けますが、残りのジョブは失敗に終
わります(例えば、[NVBU ジョブ管理]ウィンドウの[実行ステータス]に[ジョブが予期せ
ず終了しました]が結果として返されます)。これは、Windows OS の既知の問題であり、
OS に適切な変更を加えることによって解消されます。
 NVBU サービスを停止しても Windows アプリケーション・イベント・ログにイベントのログ
が出力されない(Windows 2000 インストールのみ) - Windows 2000 システムに
NVBU の以前のバージョンをインストールした場合、NVBU サービスを停止しようとすると、
Windows アプリケーション・イベント・ログを出力しました。本バージョンの NVBU では
NVBU サービスが停止してもこのイベント・ログは出力されません。これは Windows
2000 システムにインストールされた NVBU に限りあてはまります。
Linux/UNIX
 Turbolinux 上の NVBU Console 日本語バージョンに関する問題(BUG-857) -
Turbolinux マシン上で NVBU Console または NVBU Configurator を起動するには、
LANG 環境変数を ja_JP.eucJP に設定する必要があります。
 Solaris(SPARC および x86)におけるリストア中の LANG 設定に関する問題 - Solaris
(SPARC および x86)マシンの LANG 環境を en_US.UTF-8 に設定すると、[NVBU リス
トア]ウィンドウの[選択]タブにファイル名が表示されません。LANG に C が設定されてい
る場合は、この問題は発生しません。
ローカリゼーション
 NVBU 日本語バージョンにおける表示の問題(NVG-5004) - 本リリースの NVBU リモ
ート設定には、表示に関するいくつかの問題点が報告されています。[リモート設定]ダイ
アログに複数の[プラグインオプション]、[レポート]、[通知]タブが表示されます。
 英語以外のバージョン/ローカリゼーションに関する既知の問題 - 以下の項目は、NVBU
の本リリースの英語以外のバージョンに関する既知の問題を示します。
- 11 © 2011. Quest Software, Inc.
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 [ステータス・フィルタオプション]ウィンドウにおけるアルファベット以外の文字の使用
について - [NVBU ジョブ]ウィンドウからアクセス可能な[ステータス・フィルタオプシ
ョン]ウィンドウにはさまざまなフィールドがありますが、これらのフィールドにはアルファ
ベット以外の文字は入力できません。
 EULA(エンドユーザ使用許諾書)の表示に関する問題 - デフォルト・ロケールが変
更された場合(例えば UTF8 から EUC、または逆の場合も同様)、EULA が正しく表示
されません。推奨される対処法としては、EULA を表示する際、EUC 表示が可能なタ
ーミナルをご使用ください。
 Microsoft Windows XP における簡体中国語の表示について - Windows XP にイ
ンストールした NVBU からバックアップおよびリストア操作を実行した場合、この文字フ
ォーマットは正しく表示されません。推奨される対処法としては、NVBU Configurator
の[一般設定]タブにアクセスし、[言語選択]ドロップダウン・リストから[English]を選
択してください。
ソフトウェアの修正 - NetVault Backup Workstation Client
なし
ソフトウェアの修正 - NetVault Backup
Jira ID
NVG-1545
NVG-1683
NVG-2234
NVG-5052
NVG-6198
説明
NVBU サーバが英語以外のロケールに設定されている場合でも、
nvsetcleaninglives コマンドが正しく動作するようになりました。ただし、ロ
ケール設定に関わらず、GUI およびレポートには、クリーニング・スロット・ラ
ベルが部分的に英語で表示されます。
バックアップ寿命の保存期間の設定に、「0(ゼロ)」を選択できないよう修正
されました。
NVBU サーバが英語以外のロケールに設定されている場合でも、
nvexpiresaveset コマンドが正しく動作するようになりました。ただし、ロケ
ール設定に関わらず、GUI およびレポートには、セーブセット名が部分的に
英語で表示されます。
ある特定の値の組み合わせがライセンス・キーに含まれることが原因で、リ
ストア・ジョブのネットワーク圧縮オプションが誤って無効になる問題が解決
されました。
NVBU 内で、大量の Sysop Operator Message 通知が上がった場合、プ
ロセス・マネージャがリソース不足でハングアップすることがあります。この
問題を解決するため、本リリースではいくつかの変更がなされ、過剰な通知
イベントの発生を抑制しリソース不足によるシステムのハングアップを解消
できるよう改善されました。
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Jira ID
NVG-6199
NVG-6200
NVG-6213
NVG-6285
NVG-6354
NVG-6442
説明
本リリースでは、Teradata プラグインを使用したバックアップがハングアッ
プした後、ARCMAIN が重要度「0(ゼロ)」で終了する問題が解決されまし
た。
以前、NVDB データベース・チェッカーで NVSD デバイス上に保存されたデ
ータベース内のセグメントを検証した場合、これらのセグメントに対するメデ
ィア・エントリが、メディア・テーブルにないため、誤って「不正なセグメント」と
してレポートされることがありました。 このため、NVDB のバックアップを「バ
ックアップの後にデータベース・テーブルを圧縮します」オプションを有効に
して実行すると、セグメント・エントリとセーブセットがデータベースから削除
され[NVBU リストア]ウィンドウにバックアップがひとつも表示されない状態
となりました。 本リリースではこの問題は解決されました。
メディアをスキャンした場合、バックアップがメディア上に存在するにも関わ
らず、一部のセグメントが[NVBU メディア管理]ウィンドウに正しく表示され
ない問題が解決されました。
Linux システムで NVBU をアップグレードする際に、netvault init スクリプト
のすべての開始/停止リンクを削除してから runlevels の再設定を行うよう
になりました。netvault init スクリプトの起動順序等を変更している場合
は、アップグレード後に再設定してください。
暗号化したバックアップが保存された SCSI/ファイバ・デバイス、VTL、
NVSD および NDMP ファイラー接続デバイスからのリストアを実行した場
合、バックアップの最終ブロックに不完全なデータ・ブロックが含まれリスト
アに影響を受ける問題がありました。これは、不完全なブロックを非暗号化
する際、返されたデータ量が、期待したデータ量を超過することが原因でエ
ラー状態となり、プラグインが不正に終了していました。また、この問題は、
NDMP ファイラー接続デバイスからの暗号化されていないバックアップのリ
ストアにも影響することがありました。
1 つのバックアップが 3 本以上のテープにまたがる場合、まれに 3 番目お
よび後続のテープの先頭に不正なデータ・ブロックが含まれることがありま
したが、この問題は修正されました。
Questサポートに関する情報については、下記のWebサイトをご確認の上、お問い合わせ窓
口よりお願いいたします。
http://www.bakbone.co.jp/support/contact_support.html
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