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フ ラ ン ス ヨロ 仮 名 発 音 表 記 の 開 発 に つ い て 八重唱 佳枝
プ ラ ニー ス 青巨 仮 名 発 音 表 記 の 開 発 8こ つ t 'ヽ て 八重 鳴 佳枝 フ ラ ンス 語 を 担 当 し て い る 国 際 武 道 大 学 で は 1- 2年 次 に 全 員 が 英 語 を 、 ま た 全 員 が フ ラ ンス 語 か ス ペ イ ン 語 を 選 択 し , 2年 間 に わ た っ て 1週 間 に 1コマ (9 0分 ) の 授 業 を 受 講 す る シ ス テ ム に な っ て い る 。 1ク ラ ス の 人 数 は , 少 な い 年 で 9 0名 前 後 、 棲 端 に 多 い 年 で は 150名 を優 に 越 え た こ と が あ っ た 。 3年 4年 は 自 由 選 択 。 受 講 者 総 数 約 7 0 0名 。 授 業 の 結 果 を ア ン ケ - トで と っ て み た と こ ろ で は . 授 業 を 受 け て い る 間 は わ か っ た よ う な 気 が し て い る が 、 さ て 自 宅 に も ど っ て 見 直 して み る と 「読 め な い I T 覚 え られ な い J I わか らな い 」 か ら 「つ ま ら な い」 と い う 回 答 が 80%以 上 で あ っ た 。 明 治 中大 正 期 か ら の 海 外 文 化 摂 取 の 特 殊 な 傾 向 に 基 ず く も の か 、 受 講 希 望 者 は ス ペ イ ン 語 に 比 して フ ラ ン ス 語 の 方 が 多 い 。 に も か か わ らず 結 果 は 惨 億 た る も の で あ る 。 な ぜ か 也 ど う し て か 。 ど うす れ ば よ い の か 。 学 生 の 興 味 を 探 っ て 教 樹 が 変 え ら れ た り 、 〈 ハ ン ゲ ン ジ ョ ウ リ ク 〉と 称 して 9 0分 を 4 5分 に割 り、 学 生 の 半 数 を ラ ボ に 、 残 り の 半 数 を 教 室 に 残 して 後 半 の 4 5分 で 授 業 形 式 を 交 換 す る と い う方 式 の 名 案 が 実 行 さ れ た り し た さ くハ ン ゲ ン 〉は , 人 数 を 半 分 に す る こ と か と思 っ た ら 海 軍 用 若 で , く半 減 〉で は な く く半 舷 上 陸 〉で あ っ た 。 苦 心 惨 億 の 数 年 間 の 積 み 重 ね が あ っ た が 思 わ し い 轄 菜 は 出 な い 。 教 員 側 も 困 惑 し勺 悩 み は つ き な い 。/特 に 受 講 者 数 の 面 で 学 習 環 境 に 欠 陥 が あ る こ と は 明 ら か だ が 改 善 は 望 む べ く も な く 、 国 土 の 地 理 的 条 件 か ら く る モ チ ベ ー シ ョ ン不 足 も 解 消 す る 術 はな い。 事 態 は 絶 望 か と思 わ れ た 矢 先 . 細 か い ア ン ケ ー トの 積 み 重 ね の 中 か ら 、 キ イ ワ ー ドが 幾 つ か 出 現 した 。 中 高 時 代 に 「面 白 か っ た 」 授 業 と は , 単 純 に , 「わ か る 」 授 業 で あ り , 学 生 は 、 初 め て 習 う こ と だ か ら ひ ら が な を習 っ た 時 の よ う に 、 「1字 1字 の 書 き 方 と 読 み 方 を て い ね い に 教 え て も ら い た い 」 の で あ る 。 最 初 に あ げ た 約 80% の ア ン ケ ー ト回 答 は , 「読 め れ ば 覚 え られ 」 て 、 「わ か れ ば 面 白 く」 な る こ と を 如 実 に 示 して い る 。 第 1関 門 は 文 字 と 発 音 で あ り, 第 2関 門 は 文 法 構 成 の 問 題 に か か る 。 第 1の 関 門 に 関 して い う と フ ラ ン ス 語 は幸 い 文 字 と 発 音 の 関 係 が 緊 密 で 安 定 し て い る 。 近 ar celPa g n ol原 作 の フ ラ ン ス 映 画 〈Lagl oi r edem obp 岳r e( 手 相; マルセルの夏) 年 人気 が あ っ た 祉 〉が 示 す よ う に 、 文 字 を 指 で た ど りな が ら、 初 め て の 単 語 で も 文 章 で も 次 々 と 発 音 し て い く こ と は 可 能 で も あ り順 当 で も あ る 。 問 題 の解 決 は 、 当初 簡 単 に み え た 。 大 学 の よ う な 教 育 現 場 で は 、 母 語 以 外 の 言 語 を新 た に 学 ぶ と き に は 文 字 と 発 音 の 関 係 を 教 え る際 に国 際音 標 文 字 ( 発 音 記 号 )を 使 用 す る の が 当 然 で あ る 。 し か し こ の 正 道 は 挫 折 し た 。 な ぜ な らは 、 中 高 等 学 校 で は , 国 内で 通 常 初め に学 習 す る英 語 教育 の教 育 変 革 に 伴 い 、 終 了 して い る は ず の 発 音 記 号 が 未 習 得 で あ っ た か ら で あ る 。 情 報 を と っ た わ け で は な い の で , 中 高 等 学 校 で 発 音 記 号 を 教 え る と こ ろ が どれ だ け あ る の か は わ か ら な い が , 当 校 で 学 習 済 み と 答 え た 学 生 は 2% し か な か っ た 。 正 規 の 学 習 方 法 に 基 ず き 力 ず く で 教 え 込 も う と試 み た が 無 理 が あ っ た 昏 発 音 記 号 と綴 り字 は 似 通 っ た 部 分 が 多 い 。 発 音 記 号 と フ ラ ン ス 語 の 綴 り字 を 初 め て 学 ぶ 学 習 者 は 一 遍 に よ < 似 た 二 つ の 言 語 を 学 ぶ よ う な 気 分 に な っ た 。 93 こ の 過 程 で きわ め て 興 味 来 い頃 象 が 生 じた 。 業 を 煮 や した 学 習 者 が 鳩 名 を使 っ て 3学 ぶ こ と を 提 唱 し, そ の うち の 何 人 か が仮 名 に よ る発 音 の 開 発 協 力 を 引 き 受 けた の で あ る令 「プ ラ 3 ス語 U ^ ,発 音 の 高 度 を 高 め た い 」 凱 「正 成 の 仮 名 遣 い か ら は 逸 脱 した ( な らも」 4A 8 8 Fフ ラ ン ス 努 の 発 音 の 節 度 を 高 め た い 」 の で 「特 殊 な 坂 名 記 号 を 考 え 出 す j % 「特 殊 な 飯 名 記 号 を 多 周 す る 」 結 果 F仮 名 記 号 が 繁 雑 粍 して 読 み 取 れ な い 」 考 案 し て は 実 敦 す る ◎ 実 験 し て 抜 考 案 す る o 教 師 も学 生 も苦 労 し た ¢ 下 表 旺 初 期 の 段 階 で 作 成 さ1 1た 1学 生 に よ る 表 記 で あ る . ( . t i .;・ ∴ ・・ ・ ・正 J・ 一 ・ ‥ 貯 まず は 、 仏 Ei ユ 宗吾 の I E ; i 二Ln 発 二 者 は 二_ ゼこ て= 鮎 E垂本 昌喜 碧 a r ( ニi ' i i _ -こ: t fT hる カ忘 /JiL J I : ; ここ ; i i. 、 i 、 ・ '1 ' か し .・ I , 放 学監 二 蓮宗言だ. 骨 等 を 二 者 三 裏t zT 5 の 啓 三 喝 L W て = _ Fプ ブ タ t 、 -鼠 三 (J'二)ii諸星旦′旦ijを ) こ 蒜だ 一 驚 _ 3ブ ザ 朋三 で ) こ【み 一 軒 る 遥こ う 』 芝 野 お約束 由巧 >紅 . Yヽ ッ ニ巨 亀∋の >終 日普 リ むこ く 柔 よこ d ; 3 東ま く 夢色 音 ㌘ 張3 し て ら カB く 発 義 二 わ サ 》 &ま 、 《こわ ら カ 玉穂 》 音 る づ 一 で 夕 《こ ね P J 畠:ー T 4- こ と 鮎 の んこ し ょ 空 う i , 上表は 『 お 約 束 ・2 L = 1 , 「Jも畠: _贋算を > 紅 0 イ 鍍 発 ニ表 五 E J = , ⊂ I . y 亡 ∂ ニ表 3 音 す る 上讃Laj邑ユ 意 味 r L a コ E コ 二 =# 2 E (とが ら して ) っ ノて E E i I . J 1 1 A , く) こ e コ - e j え o q = コ ⑦ 仁 4, コ コ う L u コ ( ∋ 亡く 1コ o E 9 コ 仁 - コ ウ ニ 仁 1 ⊂ r コ コ る O }レ (ノ ドち ん こ に ,息 を あ て て 音 を 出 す ) 9 4 ア あ カ一 お ( 茎) 前述 の 映画 の 冒頭 に 出て くる [ 皿amaagr 〇der ∂neki n apa〇bej】は 、 Ianana gr ond6 Ren6 quin' apasob 6it . [ マまン アダろンデ ルネ キ ナ J l 糾イ ] 申 初期で表記す る と ・・I [ ママ ン ア グ。ンデ ルネ キ ナ n オペィ-] e - 現 段 階で 表 記 す る と左 記 とな る 。 フ ラ ンス 語 は , 日本 籍 に 比 べ る と子 音 も さ る こ と な が ら猛 烈 に 母 音 が 多 い 。 単 純 母 音 。 複 合 母 音 ・鼻 母 音 を 合 わ せ て 1 6音 こ れ と 半 母 音 を 加 え る と 計 1 9音 と な る 。 そ の 場 凌 ぎ で は な く, 理 論 体 系 化 し た 対 応 表 を考 案 す る 必 要 が あ る が 、 母 音 数 5個 、 2音 1字 の 仮 名 を もっ て ど の よ うに対 応 す る か は大 問題 で あ る。精 度 の 高 い フ ラ ンス 語 の発 音 を 供 した い が 、 蒙 り過 ぎ る と 前 例 に み た よ うな 非 実 用 的 な 若 菜 と な る 。 これ で は 仮 名 記 号 習 得 の 態 巣 を 測 定 す る テ ス トは ま ず で き な い. 事 実 、 失 敗 で あ っ た 。 我 々 は正 規 の 日本 語 に は な い 独 特 な仮 名 遣 い の考 案 を あ る程 度 感 性 に頼 った . ず い ぶ ん 主 観 的 な 作 業 の よ う で あ る が 、 ね こ に秋 刀 魚 を 生 られ て r ア ●- ッ」, び っ く り仰 天 で r ワ● ◆ - ッ」 娘 は怒 って r お と - さん 日 な ど 、 現 代 の 4 コ マ 漫 画 は こ の 点 で 先 行 して い る . 前 頁 の 表 記 に も 見 られ る 仮 名 発 音 記 号 に 関 す る基 本 的 な 姿 勢 は , 最 後 ま で 尊 重 さ れ た 。 基 本 ル ー ル は 次 の よ うに 整 備 した 。 1。 母 音 は 音 韻 論 で 言 う 絶 対 者 の 範 囲 で 整 理 した 。 こ の 結 果 , 母 音 数 は 16音 か ら 1 2種 に 減 じ 3音 の 半 母 音 は , 意 味 の 差 異 を も た らさ な い た め 重 視 せ ず 、 1音 を 除 い て 発 音 にお け る 一 種 の癖 の よ うな もの と と らえ て 、本 論 に重 要 な 位 置 を 占め な い よ う別 扱 い と した (半 母 音 2音 の 取 捨 は 各 学 習 者 の 意 思 に ま か せ た ) 。 これ に よ り、 フ ラ ン ス 語 音 対 応 の 仮 名 発 音 記 号 は 、 実 質 1 2種 に 留 ま り 、 初 期 の 仮 名 シス テ ム の 繁 雑 さは大 部 分 解 除 され た 。 (*糾 -ジの麦を夢旦) 2. 日本 語 に 無 い 音 は 音 韻 論 を 尊 重 し て 系 列 化 し、 仮 名 に 新 規 の 記 号 を 付 し て そ の 特 性 を 視 覚 的 に 暗 示 した 。 以 下 は そ の 例 で あ る 。 pur( 緋 な)[ pyr] bl eu( 青い)[ b1 8】 pi ano( ビア): 薫‡)[ pjano] [ビ1アJ ] 【 プ ルd [ビ㊤ル】 3. 子 音 は 意 味 に 影 響 を あ た え る 昔 に 限 っ て そ の 相 違 を 認 識 で き る よ う に 書 き 分 け た 。 以 下 に あ げ る の はそ の 例 で あ る。 li v王e( 辛)[ li: vr]/ li 担r e[li: br]( 白的 ) , r ond[ r〇](丸い) / l ongHっ](長い) [ リ ーヴル] [リーブル] [ 。ン] [ロン] 4, 仮 名 発 音 記 号 と綴 り字 の 密 接 な 関 係 を 望 ん で , 音 節 は 綴 り字 に 依 る こ と と し た 。 例 え ば フ ラ ン ス 語 の e[ ∂]音 は . 音 声 化 す る と 言 葉 の 調 子 で 入 っ た り消 え た り す る 。 J et el e donme。( 君にこれをあげるよ) で は J't e l' donne. と聞 こえ 、 Jene t el e donne pas.(甜 帥 よ)で は Je n't e l' donne gas. と 聞 こ え る 。 仮 名 発 音 シ ス テ ム は 綴 り字 へ の 橋 渡 し を 重 視 し , 後 は 実 際 の 発 音 を 聞 い て 慣 れ に 任 せ る こ と と した 。 5. 仮 名 文 字 の 大 き さ は 前 後 の 子 音 字 と 合 わ せ て 音 節 を 作 る 場 合 は 小 文 字 を 原 則 と す る 。 95 仮 名 発 記 号 の_ 開 発 は 初 期 か ら 故 終 審 の 刊 行 を想 定 して い る . 以 下 にそ の 一 部 を 引用 す る 。 E j 3- 皇 雀蒙 音 - ・ 二) も jさ て を二 艦 名 発 音 記 号 と発 音 記 号 唆母音の種類は12橿 -i■ 「 フ ラ ン ス 語 の 母 音 は 16音 。 こ の 数 は 発 音 記 号 柑た音者文字)の 16種 に 相 当 し ま す が 、 共 通 要 封 を 取 り 出 して 整 理 す る と 、 1 2種 に 大 き <分 類 す る こ と が で き ま す 。 坂 名 発 音記号 はb T E の 大 き な 分 類 方 法 に従 い ま す ◎ t t 5葦鵬 書[ アHL Gi W 二 冊 M 朝 廷網 済みやプラ ス絹 ですき 「 毒歩字 「 ド r 指鴫 書 を 雛 し て 生 霊 釣 る 音 ) r ≡∃ E i 莞音調 ] 莞書噌 蛮 ほ 名発意粥 〕[ 風 司 L 1; ( 上の発音を批 して生まれる書) 唆 丸で粕軸 名発音的 旺蛸 を吹く 感 じ て発音ゆ ゆき醜 名発着粥 娃慕また蛸 鵬 き醜 名党書記胃と泉み合わせてり; J テ; J 踊 発喜ばす。 a g e[ 四 一短かp = Yy 盈 汲 i de[ビラミヲぎ 感 -D 嬰㌃E海 舟] 且 [上場 系 列 阜頗 轟を う 潤 を晩くときの唇で巨 イj l 書 層を左維 神 官糊 義郎 Eイコ 腔 2 [封 め 系 列 。 盈墜 畏㍊ 旦_ a M i冊 プ ヱ沸 賦 払 塑 ㌻些 芸梅h靭 u貫 ih oi = ).i=1hi 州L . 将 : ・ぷ 二 ・べ [ 日賦 賦 x L j 1 __ ___ _ . _ _ _ i -. ・ ふ. . 一 ・ 鉦 : ミ」 こ - i :・ = ト 富 ま取宇ai鼠滴 量 呈 ・ l 一 ∃ r 嘗 ∴ - 且 eu・tEu i D 紳 正 春 j l c ]・長 い 踊 り で 持j 音の 絹 を 乾く鮎 紬 を t く 書 え や n C)兼 ろ 臼の ∴ [ a… 榔 L 鼻から綱 帥 音の絹 を吹く萌えでHの捷ろ寄り現 エ]℡ [釣 .批 ]j L T. 「 a i l , en [ ア] F [ Q].nの善ろよりで〔71;. ・- ・.・⇒ _ ‥_ 日 に 息 を 選 っ て )も ミ ン ダ 一 一 日臨a汲旦堅[ 耶ン トー 塗 壁も eEタント 融 ・唆 3 [アコの 系 列 登臨皇 S〔 アミ] a,息,急 寄りで . ・ 持 ,3 運 璽 「 . . 「1 L l蒜 ¢ [ a l絹 と帥 ち閑 ヒ息を長州 ミンl J W 臼の蔑ろ寄りでけ コ。 唆 4 [オ】の 系 列 些 t 9[ オ日 .b at EB B[ かト ー ー ---I 1 1 旦些t r e[ モント ⑳ル] ・ l - O,O [ 3〕・口と帥 ら帥 ヒ息を送 っ てハミング ロの蔑ろ寄りで[ オ]。 [ っ]・ 帥 音の絹 を乾く溝え。ロの獲ろよりで[ オ]⇒ [ o]・帥 口笛を吹く鮎。口の朗 方で【オ】 二 二 二 ∴ ∴ 9 6 [ u]e臼の点魯Eでけ]と発音。 莞音の覇イントを鼓批 たくた蛸 郎王 は恥 [ 帽を安く時の点えとなる。 t 前 貢 表 等 か ら も判 断 され る よ う に 、仮 名 表 記 は あ く まで も導 入 手 段 で あ る。 仮 名 と 綴 り字 の 甜 係 の 理 解 ⇒ 綴 り字 と発 音 記 号 の 記 憶 ⇒ ヒ ア リ ン グ ⇒ 仮 名 表 記 の 消 去 。 こ れ ら の 過 程 が 終 了 し, 教 育 成 果 が 上 が れ ば , 条 件 は 充 足 した と考 え て 良 い 。 実 験 に 入 っ た 。 わ か っ た 、 と 答 え た も の は 80% を 越 え た 。 も っ と も , つ も り と 実 際 に は 多 少 開 き が あ る も の で . 正 確 な 解 答 が 出 せ た 受 講 生 は 7 1% で あ っ た 。 仮 名発 音 記 号 が 完 成 に近 付 い た 時 期 に,気 息 奄 奄 の活 動 をつ ず け て きた フ ラ ン ス 文 化 ク ラ ブ (い ま い ち 人 気 が な い ) の 名 を 借 りて 、 学 祭 で の 表 彰 式 を 歌 い 文 句 に 2 98語 の < 無 差 別 蔽 実 用 フ ラ ン ス 語 コ ン ク - ル > と称 す る 綴 り字 ⇔ 仮 名 発 音 記 号 ⇔ 意 味 の 選 択 テ ス ト を 教 員 2人 が か りで 3回 に 分 け て 実 施 した 。 1, 2回 は 単 語 3回 目 性 日常 会 話 で あ っ た 。 約 10 0開 各 々 の 項 目 を 廠 不 同 に 並 べ た も の か ら正 し い 番 号 を 選 択 す る 。 話 菜 は 当 校 と し 位 298 点 満 点 2名 ,2位 297 点 2名 ,3位 2 95 点 1名 ,4位 294 て は澄 嘆す べ き もの で 1 点 1名 ,5位 2 93点 2名 ,6-1 0位 は 各 1名 で , 1 0位 286 点 で あ っ た 。 く無 差 別 級 〉は 学 年 を 994年)。 指 す 串 10位 以 内 1 3名 の う ち 7名 は 且年 生 , 3年 は た だ 1名 で 2位 で あ っ た (1 時 の 学 部 長 は 専 守 す べ き慣 例 を 破 っ て , 学 内 行 事 で あ る に も か か わ らず 学 生 た ち に 盾 と 表 彰 状 の 授 与 を敢 行 し、 当 の 学 生 た ち ほ武 道 や 体 育 鉄 外 の 勝 ち 抜 き 戦 で 業 苦 を 味 わ っ た 。 (も っ と も 多 少 の 居 心 地 の 悪 さ は 拭 い 切 れ な か っ た ¢ r こん な ことに な って い い の だ ろ うか ?後 で 部 の 仲 間 に ば か に さ れ る の で は な か ろ うか ?再 以 上 、 小 論 の 目的 は フ ラ ンス 語 の仮 名 表 記 文 字 の研 究 とそ の実 験 鮭 巣 の 報 告 あ り、 音 声 学 の 研 究 で は な く- 大 学 に お け る フ ラ ンス 語 教 授 法 の 研 究 成 果 の 公 表 に あ る 。 日本 語 を 母 語 とす る 人 々 の 他 言 語 能 力 不 足 の 原 因 を伝 統 教 育 に求 め , 耳 か ら の 教 育 が 推 進 さ れ て 長 い 。 中 高 等 学 校 に お け る 発 音 記 号 学 習 の 廃 止 の 理 由 もそ の 辺 に あ る も の と 思 わ れ る が . な ぜ 今 、仮 名 発 音 記 号 か を 問わ れ る とす れ ば 、 学 習 環 境 説 を と ら ざ る を 得 な い 。 国 際 交 流 が 叫 ば れ る な か で 現 在 ま で フ ラ ン ス 人 を実 際 に 見 か け た 受 講 生 は 9 0名 中 2名 で あ り、 そ の う ち の 1 名 だ け が , 友 人 の ひ と りで あ る と 答 え て い る 。 ラ ボ 設 備 の 利 用 は 1ク ラ ス 90名 を 越 え , 彼 らが 将 来 フ ラ ン ス に 行 く と い う 必 然 的 理 由 は 何 も な い 。 生 鮭 1- 2度 , そ れ も い つ の 日か わ か らな い ツ ア ー に 備 え る に し て は , 新 し い 言 番 の 習 得 は あ ま り に も 過 酷 な 努 力 を 要 求 す る 。 ま た 忘 却 と い う敵 も 背 後 か ら 忍 び 寄 る 。 多 くの他 言 語 単 位 取 得 者 が r 習 っ た こ と も あ り ま し た Jと過 去 形 で 語 る 事 実 を 忘 れ て は な ら な い 。 大 学 語 学 教 育 に は 何 か 空 し い 気 配 が あ り、 受 講 生 も そ の こ と を よ く知 っ て い る 。 音 だ け の 学 習 は プ ラ ク テ ィ ス が 伴 わ な い と記 憶 の 摩 耗 が 敢 し い 。 文 字 だ け で は 死 語 と い わ れ る ラ テ ン語 同 然 現 実 の 役 に は 立 た な い 。 せ め て 後 年 必 要 が 生 じた 時 に 役 立 つ だ け の 、 忘 れ が た い 基 盤 作 り を して , そ こ に 教 育 の 意 義 を 兄 い だ した い と考 え た の で あ る 。 基 盤 と は 独 力 で 発 音 で き , 辞 書 の 引 き 方 を 知 り、 文 ま た は 会 話 の 意 味 が わ か っ て 発 言 で き る こ と で あ る 。 想 定 さ れ た テ キ ス トを 用 い る 場 合 に は 、 学 習 者 側 の 努 力 を 期 待 し な け れ ば な ら な い 。 苦 労 の 軽 減 は 、 学 習 内 容 を 段 階 式 に 設 定 す る こ とで 可 能 に な る で あ ろ う 。 ま た 教 員 は フ ラ ン ス 語 の 発 音 に 関 す る 専 門 教 育 を 受 け た も の で あ る こ とが 望 ま し い 車 仮 名 発 音 記 号 は . Tだ い た い の 苦 しか 表 さ な い か らで あ る。 同 僚 の ネ イ テ ィ ブ ス ピ ー カ ー は , 仮 名 発 音 表 記 に 無 論 反 対 で あ る (こ の 教 授 法 の 詳 細 は ま だ 知 ら な い )。 しか し言 語 の 理 解 に どれ だ け 発 音 が 必 要 か は 、 渋 沢 龍 彦 の ふ り が な 必 要 論 (r 弧 の だ ん ぶ く ろ J)を 引 く ま で も な く , 愛 娘 ダ フ ネ が ヴ ァ カ ン ス に 原 語 の r Bel ami(ベラミ)i と , フ リ ガ ナ が な く て も 読 め る 日本 語 の 漫 画 本 を携 え 改 称 に 向 か っ た こ と を 思 い 起 こ せ ば 仮 名 発 音 記 号 の 開 発 を 許 して くれ る の で は な い か と思 う。 ダ フ ネ は 14歳 で あ る 。 97 ・ 3 、義 経 童 と し て 冒 頭 「 第 i蘭 軌 と して 持 病 した 文 字 と 発 音 の 粥 係 に 関 す る倣 名 表 音 文 字 開 発 の 成 果 を 論 じ た も の で あ る 。 日本 語 と は 一 見 関 係 が な い よ うで あ る 那 . 欝 系 列 の 少 な い 日 本 語 を母 語 とす る 学 習 者 に 欧 米 語 の 一 つ を教 育 す る に あ っ た っ て , 希 求 との 妥 協 線 を譲 r jつ つ 顛 り に した も の は 、 日 本 語 の 特 質 :金 田 一 春 彦 著 NH K i i 官民 大 学 叢 書 五 十 音 図 の 歴 史 :i L 'f Ll孝 尊 者 宝 文館 出版 音 声 の研 究 ユ :佐 伯 功 介 他 著 顧 和 63年 版 平 成 5年 復 刻 版 1 966年 復 刻 版 音 声学 協会第 一 輯 日 本 語 の 中 の 外 国 語 :石 綿 敏 隷 書 岩鼓新書 1 988年 版 ニ ホ ン 着 の 頭 転 勉 :今 野 康 裕 飽 蒼 99. 3年 簸 顔 薦 社 担窺 1 日 本 語 の 歴 史 :大 野 普 他 者 至文 堂 昭 和 62年 版 等 皮 肉 な こ と に 大 半 が 日本 蘇 関 連 の 資 料 で あ っ た や フ ラ ン ス 語 を 日本 で 救 え る 。 海 外 に あ っ て 日本 語 を 教 え る 曲 二 つ 畳 ま矢 印 の方 向 さ え 問 わ な い な ら ば , 広 い 意 味 で は 共 通 点 が 予 弛 さ れ る か も しれ な い . 今 後 も し捷 会 あ )て 許 さ f' Lる も の な ら は 、 凍 l L i =よ 儒 2関 門 jと考 え ら れ る 文 払 構 成 に つ い て 日 本映 繭 の 小 津 安 . -軸 や ! i 日割洋 次 の 脚 本 を 用 い な が ら 、 . コ: :テ ク Y二 . : .卜f 要の 高 い R 本 譜 と プラ= Jス 語 構 文 と の 対 既 を 行 っ て み た い と考 え る 次 第 で あ る 号 √ ヽ O L J O