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コミュニケーション コントローラ マルチファンクション ゲートウェイ

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コミュニケーション コントローラ マルチファンクション ゲートウェイ
No. CP-UM-5492
コミュニケーション
コントローラ
マルチファンクション
ゲートウェイ
CMC15G
取扱説明書
ロギング機能編
コミュニケーションコントローラ
CMC15G をご購入いただき、まことにあ
りがとうございます。この取扱説明書には、
CMC15G を安全に正しくご使用いただく
ための必要事項が記載されております。
CMC15G を使用した操作盤、装置の設計、
保守を担当される方は、必ずお読みになり、
理解したうえでご使用ください。
また、この取扱説明書は、取り付け時だけ
でなく、保守、トラブル時の対応などの際
に必要です。いつもお手元においてご活用
ください。
お願い
この取扱説明書は、本製品をお使いになる担当者のお手元に確実に届
くようお取りはからいください。
この取扱説明書の全部、または一部を無断で複写、または転載するこ
とを禁じます。この取扱説明書の内容を将来予告なしに変更すること
があります。
この取扱説明書の内容については、万全を期しておりますが、万一ご
不審な点や記入もれなどがありましたら、当社までお申し出ください。
お客様が運用された結果につきましては、責任を負いかねる場合がご
ざいますので、ご了承ください。
 2007-2012 Azbil Corporation All Rights Reserved.
安全上の注意
■ 絵表示について
この安全上の注意は、製品を安全に正しくお使いいただき、あなたや他の人々
への危害や財産への損害を未然に防止するためのものです。安全上の注意は必
ず守ってください。
本書ではいろいろな絵表示をしています。
その表示と意味は、次のようになっています。内容をよく理解してから本文を
お読みください。
注意
取り扱いを誤った場合に、使用者が軽傷を負うか、または物的
損害のみが発生する危険の状態が生じることが想定される場合。
■ 絵表示の例
このような表示は、取り扱い上、気を付けていただきたい「注意」を表
す内容です。
このような表示は、してはいけない「禁止」を表す内容です。
このような表示は、必ず実行していただきたい「指示」を表す内容です。
i
注意
雷サージの恐れがある場合は、当社製サージノンを使用してください。
火災・故障の恐れがあります。
連結されたモジュール全体の消費電力の総和が 100W を超えないようにして
ください。
本器の取り付け・取り外し、および結線のときは、必ず本器および接続機
器の電源をすべて切ってください。
感電することがあります。
本器を分解しないでください。
故障の恐れがあります。
本器への結線は定められた基準に従い、指定された電源、および施工方法
で正しく配線してください。
感電・火災・故障の恐れがあります。
本器のケース内部に線くず、切粉、水などが入らないようにしてください。
火災・故障の恐れがあります。
端子ねじは仕様に記載されたトルクで確実に締めてください。締め付けが
不完全だと火災の恐れがあります。
本器の未使用端子を中継端子として使用しないでください。
感電・火災・故障の恐れがあります。
本器の通風穴をふさがないでください。
火災・故障の恐れがあります。
バッテリは短絡させないでください。また、水に濡らさないでください。
短絡すると発熱したり、発火することがあります。
使用後のバッテリは火中に投じたり、そのまま廃棄しないでください。廃
棄する場合は各自治体の条例、または規則に従ってください。
本器を廃棄する場合は、産業廃棄物として各自治体の条例に従って適切に
処理してください。
ii
確認してください
お買い上げいただいた SLP-G15LGV は、次のように構成されています。
商品の開梱時に次の点について確認してください。
1. ご注文の商品に間違いがないか、形番をチェックする
2. 商品に破損がないかどうか、外観をチェックする
3. 付属品が規定どおりあるか、チェックする
付属品は、次のとおりです。
開梱後は、付属品を紛失したり破損したりしないように、十分注意して取り扱ってください。
万一、異常や間違いがあった場合は、直ちにお買上げの販売店までご連絡ください。
品 名
システムディスク
取扱説明書
C P-UM
取扱説
形 番
数量
SLP-G15LGV
1
CD-ROM
CP-UM-5492
1
CD-ROM の中に PDF ファイ
ルが入っています
ー
1
お客様登録カードに必要事
項を記入し、直ちにご返送
ください
登録をすると、バージョン
アップのお知らせや問い合
わせに対するサポートが受
けられます
-0123
備 考
明書
社
ル株式会
ア ズビ
お客様登録カード
iii
この取扱説明書の位置づけ
CMC15G シリーズ関連の取扱説明書は全部で4冊あります。用途に応じて必要な取扱説明書をお読みく
ださい。
必要な取扱説明書がお手元にないときは当社、または販売特約店の担当者にお申し付けください。
C P - UM
コミュニケーションコントローラ
マルチファンクションゲートウェイ CMC15G
-XXXX
警告
注意
明書
取 扱説
警告
資料番号 CP-UM-5463JE
注意
CMC15G 本体に同梱されます。
取り付け、設置上での安全上の注意、取り付け方法、電源、信号線などを
結線するための説明をしています。
C P - UM
取 扱説
-0123
明書
コミュニケーションコントローラ
マルチファンクションゲートウェイ
CMC15G
詳細編
資料番号 CP-UM-5468
社
ル株式会
ア ズビ
PDF ファイル
C P - UM
取 扱説
-0123
SLP-G15J50 のシステムディスクの CD-ROM に PDF 版が同梱されていま
す。本器のハードウェアおよびすべての機能を説明しています。
本器を使用した装置の設計・製作、オペレーション、保守を担当される方
は必ずお読みください。取り付け、結線、本器のすべての機能、およびゲ
ートウェイエディタを使用した本器の設定、操作方法、トラブル時の対策、
仕様などを説明しています。
コミュニケーションコントローラ
マルチファンクションゲートウェイ
CMC15G
通信接続編
明書
資料番号 CP-UM-5469
社
ル株式会
ア ズビ
PDF ファイル
C P - UM
取 扱説
-0123
明書
SLP-G15J50 のシステムディスクの CD-ROM に PDF 版が同梱されていま
す。CMC15G を各社の PLC や専用ボードコンピュータと組み合わせてシ
ステムを構築される方は、必ずお読みください。PLC との接続方法、PLC
に対応するアドレスマップなど PLC を使用したアプリケーションを作成す
るために必要な操作、設定の説明をしています。
コミュニケーションコントローラ
マルチファンクションゲートウェイ
CMC15G
ロギング機能編
資料番号 CP-UM-5492
社
ル株式会
ア ズビ
PDF ファイル
本書です。
SLP-G15LGV のシステムディスクの CD-ROM に PDF 版が同梱されていま
す。高機能モデル CMC15GD01 のロギング機能を使用した装置の設計・製
作、オペレーション、保守を担当する方は、必ずお読みください。
ロギング機能の詳細説明とログビューアを使用してトレンド波形などを表
示するための操作方法、トラブル時の対策などを説明しています。
iv
この取扱説明書の構成
この取扱説明書は、次のように構成されています。
第1章
概 要
CMC15G の用途や特長、形番構成、機能の概要、動作のあらましについ
て説明しています。
第2章
ロギング機能
ロギング機能について説明しています。
第3章
ログビューア
ログビューアの概要、インストール、起動と終了、操作方法について説明
します。
第4章
記録テーブル
CMC15G でロギングしたデータのことを記録テーブルと呼びます。
記録テーブルのファイル操作について説明しています。
第5章
ログビューアで表示する
ログビューアでトレンド波形やログ一覧を表示させるための設定方法・設
定項目について説明しています。
第6章
オンライン操作
ログビューアから行うオンライン操作について説明しています。
第7章
環境設定
環境設定などツールについて説明しています。
第8章
仕様
CMC15G の一般仕様、外形寸法について説明しています。
第9章
トラブルシューティング
CMC15G 使用する上で発生したトラブルの原因究明と、処理方法につい
て説明しています。
v
この取扱説明書の表記について
この取扱説明書の表記は、次のようにしています。
取り扱い上の注意 : 取り扱い上、注意していただきたい事柄を示しています。
参考
: 知っていただくと便利な事柄を示しています。
: 参照していただきたい項目およびページを示しています。
①②③
: 操作の手順、または図などの説明のため対応する部分を示しています。
[ABC]
: パソコンの画面に表示されるボタンやメッセージを示します。
[A] [B] [C]など
: パソコンのキーボードのキーを示します。
[Shift] + [f・5]
: [Shift]キーを押しながら、[f・5]キーを押すことを示します。
カーソルキーは[↑] [↓] [←] [→]キーを示します。
vi
目
次
確認してください
この取扱説明書の位置づけ
この取扱説明書の構成
この取扱説明書の表記について
第 1 章 概 要
1-1 システム構成 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1-1
■ 概 要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1-1
■ 特 長 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1-2
1-2 形番構成 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1-3
■ CMC15G ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1-3
■ スマートローダパッケージ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1-3
■ 保守部品(別売品) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1-3
1-3 機能の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1-4
■ トレンド ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1-4
■ データログ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1-5
■ イベントログ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1-5
■ 拡張機能 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1-6
第 2 章 ロギング機能
2-1 連続トレンド ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2-1
■ 動作の説明 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2-1
2-2 キャプチャトレンド ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2-3
■ 動作の説明 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2-3
2-3 データログ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2-6
■ 動作の説明 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2-6
2-4 イベントログ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2-8
■ 動作の説明 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2-8
2-5 拡張機能 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2-10
■ キャプチャあり通知/キャプチャ一杯通知 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2-10
第 3 章 ログビューア
3-1 ログビューア概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3-1
■ 機能 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3-1
■ 必要システム構成 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3-1
3-2 インストール ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3-2
■ ログビューアのインストール ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3-2
■ ログビューアのアンインストール ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3-4
■ ログビューアのアップグレードインストール、メンテナンスインストール
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3-5
vii
3-3 起動と終了 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3-6
■ 起動 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3-6
■ 終了 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3-6
3-4 操作の流れ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3-7
3-5 メインウィンドウ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3-8
■ 画面構成 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3-8
■ メニュー構成一覧 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3-9
第 4 章 記録テーブル
4-1 概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4-1
4-2 記録テーブルのファイル操作 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4-2
4-2-1 記録テーブルを開く ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4-2
■ 画面構成 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4-2
■ 操作手順 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4-2
4-2-2 記録テーブルを保存する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4-3
■ 画面構成 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4-3
■ 操作手順 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4-3
4-2-3 記録テーブルを閉じる ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4-4
■ 操作手順 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4-4
4-2-4 記録テーブルを CSV ファイルに出力する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4-5
■ 画面構成 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4-5
■ 操作手順 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4-5
■ 出力内容 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4-7
■ 出力ファイル名の規則 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4-8
4-2-5 記録テーブル情報を見る ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4-9
■ 操作手順 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4-9
■ 画面構成 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4-9
第 5 章 ログビューアで表示する
5-1 トレンド表示 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5-1
■ 画面構成 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5-1
5-1-1 トレンドグループ選択 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5-2
■ 画面構成 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5-2
■ 操作手順 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5-2
5-1-2 トレンド波形 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5-3
■ 画面構成 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5-3
■ 波形表示位置移動 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5-5
■ 波形倍率変更 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5-6
■ カーソル移動 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5-7
■ 波形コピー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5-7
■ 波形シャドウ比較 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5-8
■ キャプチャ発生の表示 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5-10
■ データの表示 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5-10
viii
5-1-3 トレンド情報 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5-12
■ 画面構成 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5-12
■ 操作手順 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5-13
5-1-4 範囲設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5-14
■ 画面構成 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5-14
■ 操作手順 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5-15
■ 上下限値の自動更新 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5-15
5-1-5 表示設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5-16
■ 表示設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5-16
5-2 ログ一覧 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5-18
5-2-1 データログ表示 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5-18
■ 画面構成 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5-18
5-2-2 イベントログ表示 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5-19
■ 画面構成 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5-19
5-2-3 一覧操作 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5-20
■ 表示フィルタ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5-20
■ ジャンプ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5-20
第 6 章 オンライン操作
6-1 通信状況ウィンドウ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6-1
■ 画面構成 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6-1
6-2 新規読出し ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6-2
■ 操作手順 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6-2
6-3 更新 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6-3
■ 操作手順 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6-3
6-4 リアルタイムモニタ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6-4
■ 操作手順 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6-4
■ 自動ファイル保存 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6-5
■ 読出し時の表示更新動作 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6-5
6-5 CMC15G の記録テーブルクリア ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6-6
■ 操作手順 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6-6
6-6 CMC15G のキャプチャデータクリア ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6-7
■ 操作手順 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6-7
6-7 パスワード入力 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6-8
■ 画面構成 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6-8
第 7 章 環境設定
7-1 通信設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7-2
■ 画面構成 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7-2
7-2 表示設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7-3
■ 画面構成 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7-3
7-3 ファイル設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7-4
■ 画面構成 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7-4
ix
第 8 章 仕 様
■ 仕 様
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8-1
第 9 章 トラブルシューティング
■ 表示灯の点灯状態での診断 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9-1
■ 通信表示灯での異常診断 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9-2
■ 異常時の処置 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9-3
x
第 1 章 概 要
1 - 1
システム構成
■ 概 要
CMC15G は上位機器となる各社PLCと下位機器として接続する当社製の
調節計・流量計などとの間でデータ受け渡しなどを行うコミュニケーショ
ンコントローラです。簡単な通信パラメータの設定だけで、各機器間でデ
ータを共有したり、指示値を書き込んだりすることができます。
通信パラメータの設定と CMC15G へのデータ転送には専用のPCツール
(形番: SLP-G15J50 以下、ゲートウェイエディタと呼びます)を使用し
ます。
CMC15G の設定については、
コミュニケーションコントローラ CMC15G
マルチファンクションゲートウェイ「詳細編」CP-UM-5468
をご覧ください。
CMC15G 高機能モデルを使用すると内部メモリに接続機器の情報を保存
(トレンド・データログ・イベントログ)することができます。この保存機
能のことをロギング機能と呼びます。内部メモリに収集した情報を
CMC15G から転送するには専用のPCツール(形番: SLP-G15LGV 以下、
ログビューアと呼びます)を使用します。
専用PCツール
専用PCツールログビューア
ゲートウェイエディタ
A社PLC
USBまたは
ローダケーブル
ALM
POWER
RUN
REC
CH1 RS-232C
RS-232C
CH1
RESET
1
2
CH
3
コミュニケーションコントローラ
CMC15G
4
LOADER
USB
RS-485
CH2
11
CH4
RS-485
12
13
1
2
プログラムレス通信
EV
3
モジュール形調節器 DMC10
14
15
プログラムレス通信
16
17
CH3
4
CMC15G
CH2
CH3
RS-485
B社PLC
RS-485
SDC35
pv
SDC35
pv
sp
sp
out
out
man rsp ev1 ev2 ev3 ot1
mode
display
ot2
man rsp ev1 ev2 ev3 ot1
mode
enter
para
ot2
display
enter
CPL/CPL変換器 CMC10B
para
スタンドアロン
調節器
1-1
第 1 章 概 要
■ 特 長
・運転立上げ時に強力な設計支援/デバッグ機能
高機能モデル CMC15GD001 のロギング機能は、多様なトリガがありま
す。現場で発生したトラブルの解析、解決のときに役立ちます。
・複合的なデバッグに最適
高機能モデル CMC15GD001 は複数の機器のログデータを読み出すこと
ができます。下位機器の状態と上位機器の状態を同時に保存することが
できます。
・視覚的な解析
ログビューアを使用すればどの時刻に何が発生したかを簡単に解析する
ことができます。イベントログに記録された時刻にトレンドデータがど
のようになっていたかなど、各ロギング機能を連携させながら視覚的に
解析することができます。
・長期間記録
高機能モデル CMC15GD001 の大容量の内部メモリとログビューアのリ
アルタイムモニタを使用して長期間の記録を保存することができます。
1-2
第 1 章 概 要
1 - 2
形番構成
■ CMC15G
基本形番
CMC15G
機能 モジュール 追加処理
S01
D01
A
000
仕 様
標準モデル
高機能モデル
ベースモジュールコネクタ付き
なし
※ロギング機能を使用するためには高能モデル CMC15GD01 が必要です。
■ スマートローダパッケージ
品名・仕様
スマートローダパッケージ
形 番
SLP-G15J50
備 考
Windows 対応 CD
(ゲートウェイエディタ)
USBミニ B(5ピン)ケーブル添付
スマートローダパッケージ SLP-G15LGV
Windows 対応 CD
(ログビューア)
※ロギング機能を使用するためにはログビューア CMC-G15LGV が必要です。
■ 保守部品(別売品)
品名・仕様
交換用バッテリ
形 番
備 考
81446431-001
1-3
第 1 章 概 要
1 - 3
機能の概要
■トレンド
取り扱い上の注意
・ロギング機能は高機能モデル CMC15GD01 で使用できます。
● 連続トレンド
一定周期で接続機器の数値データを読み出し、CMC15G の内部メモリ
に記録する機能です。一定間隔で値の推移をモニタリングする場合などに
使用できます。
調節計
CMC15G
POWER
ALM
RUN
REC
CH1 RS-232C
RESET
1
2
CH
3
4
PLC
読み出し
LOADER
読み出し
RS-485
CH2
USB
11
12
13
1
14
15
2
16
EV
3
17
CH3
4
CMC15G
記録
アップロード
100%
160
100%
100
152
90
144
80
136
70
128
60
120
50
112
40
104
30
96
20
88
80
2007 /1 0 /1 5
15:38:02
SP
PV
MV
10
0
2007 /1 0 /1 5
15:51:22
2007 /1 0 /1 5
16:04:42
PC
● キャプチャトレンド
一定周期で接続機器の数値データを読み出し、トリガが発生した前後のデ
ータを CMC15G の内部メモリに記録する機能です。異常発生前後の指定
期間分、接続機器の数値情報を記録します。アラームなどが発生した前後
の波形情報をメンテナンス時に解析するために残しておきたい場合などに
使用できます。
調節計
CMC15G
ALM
POWER
REC
RUN
CH1 RS-232C
RESET
1
2
CH
3
4
PLC
読み出し
LOADER
USB
RS-485
読み出し
CH2
11
12
13
1
2
EV
3
14
15
16
17
CH3
4
異常発生
CMC15G
記録
アップロード
100%
160
100%
100
152
90
144
80
136
70
128
60
120
50
112
40
104
30
96
20
88
80
2007 /1 0 /1 5
15:38:02
PC
1-4
10
0
2007 /1 0 /1 5
15:51:22
2007 /1 0 /1 5
16:04:42
SP
PV
MV
第 1 章 概 要
■ データログ
指定したビットデバイスの変化を検知したときに、接続機器の情報を
CMC15G の内部メモリに記録する機能です。装置のバッチ処理の開始時
や接続機器のエラー発生時などのタイミングで接続機器の状態を1回分、
保存することができます。
PD
PLC
START
0N
0N
調節計
ALM
POWER
REC
RUN
CH1 RS-232C
RESET
記録
1
2
CH
3
4
LOADER
RS-485
CH2
USB
11
アップロード
12
13
1
14
15
2
16
EV
3
17
CH3
4
CMC15G
CMC15G
DMC10
日 時
値
2006-01-01 01:01:01
2006-01-01 02:02:02
P=xx,I=xx,D=xx
P=xx,I=xx,D=xx
2006-01-01 03:03:03
P=xx,I=xx,D=xx
PC
■ イベントログ
指定したビットデバイスを周期的に監視し、ビットデバイスに変化が発生
したときにそのイベントの種別と時刻を内部メモリに記録する機能です。
調節計
CMC15G
ALM
POWER
REC
RUN
CH1 RS-232C
RESET
1
2
CH
3
4
PLC
LOADER
USB
RS-485
読み出し
CH2
11
12
13
1
2
EV
3
14
15
16
17
CH3
4
CMC15G
記録
異常発生
アップロード
日時
2006-01-01 01:01:01
2006-01-01 02:02:02
2006-01-01 03:03:03
名称
状態 種別
AAA START ON 情報
ON 警報
BBB OVER
CCC ERROR ON エラー
PC
1-5
第 1 章 概 要
■ 拡張機能
高機能モデル CMC15GD01 の拡張機能には標準モデル CMC15GS01 の
機能に加えて次の機能が追加されます。
● 状態通知
CMC15G の状態を上位機器へ通知する機能です。
・キャプチャあり通知
キャプチャトレンドでキャプチャテーブルが一つ以上ある状態を通知
します。
・キャプチャ一杯通知
キャプチャトレンドで新たなトリガを受け付けられない状態を通知し
ます。
1-6
第 2 章 ロギング機能
2 - 1
連続トレンド
一定周期で接続機器の数値データを読み出し、CMC15G の内部メモリに記録する機能です。一定間隔で
値の推移をモニタリングする場合などに使用できます。
■ 動作の説明
● 起動
指定した周期によって、接続機器からデータの読み出しを実行します。
● 処理
接続機器の情報を内部メモリに保存するときの動作は次のとおりです。
1 周期起動
PLC
2 読み出し
D1000
D2000
D3000
CMC15G
日時
調節計(DMC10)
CH1 PV
CH2 PV
3 レコード保存
4 保存データ数に達してい
れば最も古いレコードを破棄
CH3 PV
CH4 PV
① CMC15G 内部で指定した周期によって起動時間を検知し起動します。
② 読出元から数値データを読み出します。
③ CMC15G の内部メモリに読み出したデータを日時データ付きのレコー
ドとして保存します。
④ 保存できるレコード数を超えた場合は、最新のレコードを最も古いレ
コードに上書きします。
取り扱い上の注意
・一つのグループで保存できる最大レコード数は設定時に指定できま
すが、内部メモリの使用量が最大容量を超えないように、他のグル
ープやログ機能全体で設定値を調整してください。
2-1
第 2 章 ロギング機能
● 異常発生時の動作
・周期実行オーバーラン
収集データ量に対して収集周期が短すぎる場合、周期実行オーバーラン
が発生します。周期実行オーバーランが発生したときのレコードは次の
ようになります。ログビューアでは間仕切り線(縦線)を表示します。
実時間
No.1 No.2 No.3
10:10:10
100 200 300
10:10:11
101 201 301
10:10:12
102
10:10:13
---
---
---
203 303
10:10:14
104 204 304
10:10:15
105 205 305
10:10:16
106 206 306
←No.2 , No.3の受信で遅れが発生
←時刻13秒でのNo.2 , No.3の受信は正常に完了
レコード内容
記録時刻
No.1 No.2 No.3
10:10:10
100 200 300
10:10:11
101 201 301
10:10:12
102 203 303
正常に受信したデータを時刻12秒のデータとして記録
10:10:14
104 204 304
時刻13秒でのレコードは記録されません
10:10:15
105 205 305
10:10:16
106 206 306
・収集デバイス読出し通信エラー
機器の異常などによりデータの読み出しで通信エラーが発生した場合
は、収集の取りこぼしが発生したことを示すため無効なレコードを一つ
記録します。(ログビューアでは「---」と表示します)
通信エラーが発生時に同一グループ内で正常に読み出ししたデータがあ
る場合は、無効なレコード内に有効データを示す情報を記録します。
(ログビューアでは収集した数値を表示します)
・不連続データ
次の状態が発生した場合、その間のレコードは記録されません。(ログ
ビューア上では間仕切り線(縦線)を表示します)
・ CMC15G の電源OFF
・「有効切替」設定により読み出しが停止しているとき
・時刻設定機能、オンライン時刻設定機能により時刻が進んだ
● 表示
連続トレンドではREC LEDは次のように表示します。
状 態
2-2
意 味
消灯
記録機能は動作していません
緑色点灯
いずれかのトレンド機能により記録を実行しています
第 2 章 ロギング機能
2 - 2
キャプチャトレンド
一定周期で接続機器の数値データを読み出し、トリガが発生した前後のデータを CMC15G の内部メモ
リに保存する機能です。
アラームなどが発生した前後の波形情報を残しておき、メンテナンス時に解析する場合などに使用でき
ます。
■ 動作の説明
● 起動
指定した周期によって、接続機器からデータを読み出します。
トリガを検知したときに、リングバッファに書き込んだ発生前のデータと
発生後のデータを収集して保存します。
キャプチャトレンドの起動方法は次の二つです。
・トリガキャプチャ(OFF→ON) : 指定したビットデバイスの値がOFFか
らONに変化したときに実行します。
・トリガキャプチャ(ON→OFF) : 指定したビットデバイスの値がONから
OFFに変化したときに実行します。
● 処理
一定周期でデータを収集して、アラームが発生した場合にその前後のデー
タを保存する動作は次のとおりです。
1 周期起動
PLC
2 読み出し
D1000
CMC15G
日時
D2000
D3000
3 発生前保存レコード数分のリング
バッファにデータを常時保存
トリガを検知したらデータ
を保存
調節計(DMC10)
5 発生後保存レコード数分
を集計
CH1 PV
CH2 PV
指定されたキャプ
チャ回数分保存が
可能
CH3 PV
CH4 PV
ALARM
4 トリガ検知
① CMC15G 内部で指定した周期によって起動します。
② 読出元からデータを読み出します。
③ 読み出したデータを日時の情報を付けてレコードとしてリングバッフ
ァに書き込みます。
④ 指定したビットデバイスがON(またはOFF)に変化したとき、リングバ
ッファから発生前のデータを保存します。
⑤ 発生後のデータをリングバッファから収集して保存します。
参考
・キャプチャが一杯になったとき、過去のキャプチャデータを上書き
するかしないかを選択できます。
2-3
第 2 章 ロギング機能
取り扱い上の注意
・有効切替が無効のときにトリガが発生しても受け付けません。
・トリガ発生後のデータを保存しているときに、新たなトリガが発生した
場合は、そのトリガは無視します。
・キャプチャ数に加えてリングバッファ用に別途メモリを使用します。
・上書き保存の設定がなされていない場合は、キャプチャ数分保存された
後は記録データクリアされるまで動作しません。
・キャプチャ数、保存レコード数を設定するとき、内部メモリの使用量が
最大容量を超えないように他のグループやログ機能全体の設定値を調整
してください。
参考
・トリガデバイスのデータ型がワードデバイスの場合、値の変化をビット
0(LSB)の内容で判定します。
また、トリガデバイスの初期化機能の実行時に初期化されるビットは、
ビット0(LSB)だけです。
MSB
LSB
15
0
● 表示
キャプチャトレンドではREC表示灯は次のように表示します。
状 態
意 味
消灯
記録機能は動作していません
緑色点灯
いずれかのトレンド機能により記録を実行しています
緑色点滅
トリガが発生したキャプチャトレンドがある
(1s 周期)
緑色点滅
キャプチャが一杯になったキャプチャトレンドがある
(200ms周期)
参考
・REC LEDの緑色点滅(1s周期)は、キャプチャトレンドのトリガを受
け付けたタイミングで点灯します。そのトリガ発生後のデータを保
存完了するタイミングではありません。
・REC LEDの緑色点滅(200ms周期)は、キャプチャトレンドのキャプ
チャ数最後のトリガを受け付けたタイミングで点灯します。そのト
リガ発生後のデータを保存完了するタイミングではありません。
2-4
第 2 章 ロギング機能
● 異常発生時の動作
・トリガデバイス読出し通信エラー
トリガデバイスを読み出すとき通信エラーが発生した場合、トリガは発
生しなかったものとして扱います。
・周期起動オーバーラン
収集データ量に対して収集周期が短すぎる場合、周期起動オーバーラン
が発生します。周期起動オーバーランが発生したときのレコードは次の
とおりです。ログビューアでは間仕切り線(縦線)を表示します。
実時間
No.1 No.2 No.3
10:10:10
100 200 300
10:10:11
101 201 301
10:10:12
102
10:10:13
---
---
---
203 303
10:10:14
104 204 304
10:10:15
105 205 305
10:10:16
106 206 306
←No.2 , No.3の受信で遅れが発生
←時刻13秒でのNo.2 , No.3の受信は正常に完了
レコード内容
記録時刻
No.1 No.2 No.3
10:10:10
100 200 300
10:10:11
101 201 301
10:10:12
102 203 303
正常に受信したデータを時刻12秒のデータとして記録
10:10:14
104 204 304
時刻13秒でのレコードは記録されません
10:10:15
105 205 305
10:10:16
106 206 306
・収集デバイス読出し通信エラー
機器の異常などによりデータの読出しで通信エラーが発生した場合は、
収集の取りこぼしが発生したことを示すため、無効なレコードを一つ登
録します。(ログビューアでは「---」と表示します)
通信エラーが発生時に同一グループ内で正常に読み出ししたデータがあ
る場合は、無効なレコード内に有効データを示す情報を記録します。
(ログビューアでは収集した数値を表示します)
・不連続データ
次の状態が発生した場合、その間のレコードは記録されません。
(ログ
ビューア上では間仕切り線(縦線)を表示します。
)
・ CMC15G の電源OFF
・「有効切替」設定により読み出しが停止しているとき
・時刻設定機能、オンライン時刻設定機能により時刻が進んだ
2-5
第 2 章 ロギング機能
2 - 3
データログ
指定したビットデバイスの変化を検知したときに、接続機器の情報を CMC15G の内部メモリに記録す
る機能です。装置のバッチ処理の開始時や接続機器のエラー発生時などのタイミングで接続機器の状態
を1回分、保存することができます。
■ 動作の説明
● 起動
指定した接続機器のビットデバイスの変化を検知したとき、接続機器から
データの読出しを実行します。
起動方法には次の二つがあります。
・トリガ起動(OFF→ON) : 指定したビットデバイスの値がOFFからONに
変化したときに実行します。
・トリガ起動(ON→OFF) : 指定したビットデバイスの値がONからOFFに
変化したときに実行します。
● 処理
装置に対する処理(トリガ発生)があったときに接続機器の設定値を記録す
る動作は次のとおりです。
① CMC15G が定期的にビットデバイスを監視し、そのビットデバイスが
ONしたとき、起動します。
PLC
1 トリガON検知
M01000
2 読み出し
D1000
CMC15G
D2000
日時
D3000
調節計(DMC10)
CH1 PV
4 保存データ数に達してい
れば最も古いレコードを破棄
3 レコード保存
CH2 PV
CH3 PV
CH4 PV
② 指定した収集デバイスから数値データを読み出します。
③ CMC15G 内のメモリ領域に、読み出したデータを日時データ付きのレ
コードとして保存します。
④ 保存できる最大レコード数を超えた場合には、最新のレコードを最も
古いレコードに上書きします。
参考
・トリガデバイスのデータ型がワードデバイスの場合、値の変化をビット
0(LSB)の内容で判定します。
MSB
LSB
15
0
また、トリガデバイスの初期化機能の実行時に初期化されるビットは、
ビット0(LSB)だけです。
2-6
第 2 章 ロギング機能
取り扱い上の注意
・一つのグループで保存できる最大レコード数は設定時に指定することが
できますが、内部メモリの使用量が最大容量を超えないように、他のグ
ループやログ機能全体で設定値を調整してください。
● 異常発生時の動作
・トリガデバイス読出し通信エラー
トリガデバイスを読み出すときに通信エラーが発生した場合、トリガは
発生しなかったものとして扱います。
・収集デバイス読出し通信エラー
機器の異常などによりデータの読み出しで通信エラーが発生した場合
は、収集の取りこぼしが発生したことを示すため、無効なレコードを一
つ登録します。(ログビューアでは「---」と表示します)
通信エラーが発生時に同一グループ内で正常に読み出したデータがある
場合は、無効なレコード内に有効データを示す情報を記録します。(ロ
グビューアでは収集した数値を表示します)
2-7
第 2 章 ロギング機能
2 - 4
イベントログ
■ 動作の説明
● 起動
起動方法には次の二つがあります。
・周期実行(自動): 平均処理時間から自動的に実行間隔を決めます。
・周期実行(固定値): 指定した周期で実行します。
● 処理
処理に登録されている複数のビットデバイスを周期的に監視します。
指定したビットデバイスにON/OFFの変化が発生したときに、そのデバイ
スに対応する種別と時刻を記録します。ビットデバイスのON/OFF検知
(イベント)の種類は次の3種類です。
・トリガ(OFF→ON) :指定したビットデバイスの値がOFFからONに変化
したときに実行します。
・トリガ(ON→OFF) : 指定したビットデバイスの値がONからOFFに変化
したときに実行します。
・トリガ(OFF→ON/ON→OFF) : ONエッジ、OFFエッジの両方で実行し
ます。
複数のビットデバイスを監視して、変化があった場合にイベントと日時を
保存する動作は次のとおりです。
1 周期起動
PLC
2 読み出し
D1000
D2000
CMC15G
D3000
日時
ID
調節計(DMC10)
状態
3 ビット変化を検知
すればそのイベント
を保存
CH1 PV
CH2 PV
4 保存データ数に達してい
れば最も古いレコードを破棄
CH3 PV
CH4 PV
取り扱い上の注意
・一つのグループで保存できる最大レコード数は設定時に指定するこ
とができますが、内部メモリの使用量が最大容量を超えないように、
他のグループやログ機能全体で設定値を調整してください。
参考
・トリガデバイスのデータ型がワードデバイスの場合、値の変化をビット
0(LSB)の内容で判定します。
MSB
LSB
15
0
また、トリガデバイスの初期化機能の実行時に初期化されるビットは、
ビット0(LSB)だけです。
2-8
第 2 章 ロギング機能
● 異常発生時の動作
・周期起動オーバーラン
指定周期以内に処理が終わらなかった場合、処理が二重に起動すること
はありません。
・ビットデバイス読出し通信エラー
ビットデバイスの読出し処理で通信エラーが発生した場合、ビットデバ
イスの判定および判定結果の記録はしません。
2-9
第 2 章 ロギング機能
2 - 5
拡張機能
■ キャプチャあり通知/キャプチャ一杯通知
キャプチャあり通知:キャプチャトレンドでキャプチャデータが一つ以上
ある状態
キャプチャ一杯通知:キャプチャトレンドで新たなトリガを受け付けられ
ない状態
取り扱い上の注意
キャプチャあり、キャプチャ一杯の状態は、ダウンロード、または記録デ
ータクリアされるまでその状態を保持します。
指定した通知デバイスを監視することで、CMC15G の状態を確認できま
す。状態が発生している間、指定通知デバイスを指定周期(分単位)ごとに
ONします。
● 起動
指定周期(分単位)ごとに起動します。
● 処理
各状態が発生している間、指定したビットデバイスを指定周期(分単位)ご
とにONします。キャプチャ一杯状態のとき上位機器への周期的に通知す
る処理は次のとおりです。
① 周期起動
PLC
M0300
③ 接点ON
CMC15G
② キャプチャを確認
① 指定周期によって起動時間を検知し起動します。
② キャプチャの状態を確認します。
③ キャプチャ一杯の状態の場合、指定した上位機器のビットデバイスを
ONにします。
● 異常発生時の動作
・指定周期以内に処理が終わらなかった場合、処理が二重に起動すること
はありません。
・通知デバイスのビットをON(またはOFF)するときに通信異常が発生し
た場合、接続機器への通知はしません。
2-10
第 3 章 ログビューア
3 - 1
ログビューア概要
■ 機能
ログビューアは CMC15G のロギング機能(トレンド、データログ、イベン
トログ)で収集した記録テーブルを視覚的に表示します。収集した記録テ
ーブルはプロジェクト※単位で管理されます。
※:プロジェクトはCMC15G各機能の設定の集まりです。
詳細は、
コミュニケーションコントローラ CMC15G マルチファンクション
ゲートウェイ 「詳細編」CP-UM-5468 をご覧ください。
■ 必要システム構成
OS *1
WindowsXP(32 ビット)、WindowsVista(32/64 ビット)、
Windows7(32/64 ビット)
言語 *2
日本語、英語
CPU
400MHz 以上の Pentium 互換 CPU
メモリ
512MB 以上の RAM
ハードディスク
2GB 以上の空き容量
ディスプレイ
Super VGA(800 × 600)以上の解像度、画面の色 16 ビット以上
CD-ROM
ドライブインストール時だけ必要
キーボード
必要
マウス
USB ポート *
必要
3
COM ポート *
3
CMC15G と USB ケーブルで接続する場合は必要
CMC15G とローダケーブルで接続する場合は必要
*1 :Windows2000、WindowsMe、Windows98、Windows95、
サーバ用OS(Windows2000Server、WindowsServer2003、
WindowsHomeServer、WindowsServer2008など)はサポート対象外で
す。
*2 :日本語以外の言語環境で起動した場合、メニューなどは英語で表示さ
れます。
*3 :CMC15G と通信する場合は、パソコンにUSBポートかCOMポート
のどちらかのインタフェースが必要です。
3-1
第 3 章 ログビューア
3 - 2
インストール
■ ログビューアのインストール
取り扱い上の注意
・ログビューアのインストールでは CMC15G 用 USB ドライバをイン
ストールしません。インストールが必要な場合、別途、CD-ROM の
usb ディレクトリ内の setup.exe を実行してください。
① ログビューアセットアップCDをCD-ROMドライブに挿入して、[マイ
コンピュータ] をクリックして開いてください。
② CD-ROMドライブのアイコン上にマウスカーソルを合わせて右クリッ
クし、プルダウンメニューから [開く(O)] を選んでください。
>> CD-ROMの内容が表示されます。
③ [Setup.exe] をダブルクリックしてください。
3-2
第 3 章 ログビューア
>>セットアップ画面が表示されます。インストールの途中で「使用許諾契
約」画面が表示されますので,契約書の内容を確認の上、条項に同意い
ただける場合は[はい]ボタンをクリックしてください。もし、同意いた
だけない場合には[いいえ]ボタンをクリックしてください。インストー
ルを中断します。
>>続いてシリアル番号を入力する画面が表示されます。
④ 名前、会社名、シリアル番号を入力してください。シリアル番号は半角
で入力してください。番号はCD-ROMケースのラベルに印刷されてい
ます。すべて入力しないとインストールを継続できません。
⑤ 以降セットアップを続けるには、画面の指示に従ってください。
参考
・ログビューアをインストールすると、ファイル拡張子[*.gwl]をログビュ
ーアの記録テーブルファイルとして登録します。gwlファイルをダブル
クリックするとログビューアを起動して記録テーブルファイルを開くこ
とができます。
3-3
第 3 章 ログビューア
■ ログビューアのアンインストール
① [スタートメニュー] → [コントロールパネル(C)] を選択してください。
② Windows2000の場合は [アプリケーションの追加と削除]、WindowsXP
の場合は [プログラムの追加と削除]、WindowsVistaの場合は [プログラ
ムと機能] をダブルクリックしてください。
>>インストールされているプログラムの一覧が表示されます。
③ [SLP-G15 LogViewer] を選択してWindows2000の場合は[追加と削除
(R)]、WindowsXPの場合は[変更と削除]、WindowsVistaの場合は [アン
インストールと変更] をクリックしてください。
参考
・ユーザが保存した記録テーブルファイルは削除されません。
3-4
第 3 章 ログビューア
■ ログビューアのアップグレードインストール、メンテナンスインストール
パソコンにログビューアがすでにインストールされた状態でログビューア
のsetup.exeを実行すると通常の新規インストールは行わず、次のインス
トールが行われます。
● アップグレードインストール
新しいバージョンのログビューアのsetup.exeを実行すると、現在インス
トールされているバージョンを削除してから新しいバージョンのインスト
ールをします。ユーザが保存した記録テーブルファイルは上書きされるこ
とはありません。
● メンテナンスインストール
同一バージョンのログビューアのsetup.exeを実行すると、メンテナンス
インストールモードになります。
修正
実行ファイルを誤って削除してしまった場合などに、新規インストール
直後の状態に戻します。
削除
ログビューアの実行ファイルを削除します。ユーザが保存した記録テー
ブルファイルは削除しません。
取り扱い上の注意
・アップグレードインストール時にインストール先フォルダやプログ
ラムアイコンを登録するスタートメニューのプログラムフォルダの
場所を変更すると空のフォルダが残ることがあります。その場合は、
個別に空フォルダを削除してください。
・違うバージョンのインストーラを実行すると、アプリケーションの
追加と削除(プログラムの追加と削除)に、古いバージョンのインス
トール情報が残ってしまうことがあります。この古いバージョンの
インストール情報を消すには、削除を実行してください。
3-5
第 3 章 ログビューア
3 - 3
起動と終了
■ 起動
ログビューアの起動の手順は次のとおりです。
画面下部の[スタート]ボタンをクリックし、[すべてのプログラム]→[SLP]
→[SLP-G15]→[LogViewer]を選択してください。
>> ログビューアが起動し、メニューウィンドウが表示されます。
取り扱い上の注意
・同時に起動できるログビューアの数は二つまでです。三つ以上起動
しようとした場合、エラーメッセージを表示します。
■ 終了
ログビューアの終了の手順は次のとおりです。
タイトルバーの[×](閉じる)ボタンをクリックしてください。メニューから
実行する場合は、[ファイル(F)] → [終了(X)] を選択してください。
>> ログビューアを終了します。
参考
・二つ起動した状態(二重起動と呼びます)にすることで、リアルタイムモ
ニタ中に過去にファイル保存したログテーブルを開いたり、ログテーブ
ルの比較をすることができます。
3-6
第 3 章 ログビューア
3 - 4
操作の流れ
開く
CMC15Gから読出し
記録データを開く
表示
トレンド
・波形表示
・属性表示
・マーカー表示
データログ
イベントログ
・一覧表示
・表示フィルタ
・ジャンプ
・一覧表示
・表示フィルタ
・ジャンプ
出力
記録データを保存
CSVファイル出力
通信
更新
リアルタイムモニタ
CMC15G記録クリア
3-7
第 3 章 ログビューア
3 - 5
メインウィンドウ
■ 画面構成
メニュー
ツールバー
トレンド表示
データログ表示
イベントログ表示
● メニュー
操作可能な項目をメニューに表示します。
● ツールバー
メニューの項目に関連付けられたボタンを表示します。
● トレンド表示
読み込んだ記録テーブルのトレンドデータを表示します。
● データログ表示
読み込んだ記録テーブルのデータログを表示します。
● イベントログ表示
読み込んだ記録テーブルのイベントログを表示します。
● メニュー/ツールバー
ログビューアで操作できる項目は、メニューとツールバーに表示されます。
各項目名は次の規則になります。
アイコン
項目名
(X)
[Ctrl]+[X]
機能をわかりやすく表現したアイコンを表示します
ツールバー上にアイコンが表示される機能はツールバー上から
アイコンをクリックすることで実行できます
メニュー上で表示される項目の名称です
アクセラレータキーを表します *1
ショートカットキーを表します *2
対応するショートカットキーがない場合には表記されません
*1 : アクセラレータキーとはメニューへ[Alt] + [特定キー]でアクセスできる
ものを言います。例えば[Alt]キーを押しながら[F]キーを押すと、ファ
イルメニューがプルダウン表示されます。
*2 : ショートカットキーとはメニューの項目を[Ctrl] + [特定キー]で直接実
行できるものを言います。例えば、[Ctrl]キーを押しながら[C]キーを押
すと、メニュー上の「コピー」が実行されます。
3-8
第 3 章 ログビューア
■ メニュー構成一覧
● ファイル(F)構成一覧
メニュー
ファイル(F)
アイコン
サブメニュー
記録テーブルを開く(O)
内 容
保存されている記録テーブル
ショートカット
[Ctrl] + [O]
ファイル(*.gwl)を開く
記録テーブルを開き直す(R)
過去に開いたファイル名をパス
(ディレクトリ名)付で最大 10 件
表示する。ファイルを選択すると、
そのプロジェクトファイルを開く
記録テーブルを保存(S)
開いている記録テーブルをファイ
[Ctrl] + [S]
ルに保存する
名前を付けて保存(A)
開いている記録テーブルファイル
に名前をつけて保存する
記録テーブルを閉じる(C)
開いている記録テーブルファイル
を閉じる
CSV ファイル出力(V)
記録テーブルファイル
を CSV に出力する
記録テーブル情報( I )
開いている記録テーブルのプロ
ジェクト情報を表示する
終了(X)
ログビューアを終了する
3-9
第 3 章 ログビューア
● 編集(E)構成一覧
メニュー
編集(E)
アイコン
サブメニュー
コピー(C)
内 容
ショートカット
データログ、イベントログ、トレンド
[Ctrl] + [C]
情報で選択したセルをクリップボード
に転送する
すべて選択(A)
データログ、イベントログ、トレンド
[Ctrl] + [A]
情報で一覧のセルをすべて選択する
波形コピー(G)
表示しているトレンド波形の画像を
クリップボードへ転送する
表示色変更(O)
トレンド情報でフォーカスのある
データの波形の表示色を変更する
波形シャドウ比較(S)
表示している波形を背景として記憶
する
選択を解除すれば、背景の表示は消
える
波形シャドウ固定(L)
背景として記憶した波形と前面に表
示している波形をあわせて移動可能
な状態にする
選択位置へ移動(J)
データログまたはイベントログの選
択した項目の日時の位置へトレンド
の表示を移動する
3-10
[Ctrl] + [G]
第 3 章 ログビューア
● 表示(V)構成一覧
メニュー
表示(V)
アイコン
サブメニュー
内 容
パレット(P) トレンドグループ選択
(T)
トレンドグループパレットの表示/
非表示を切り替える
トレンド情報( I )
トレンド情報パレットの表示/非表示
を切り替える
データログ(D)
データログパレットの表示/非表示を
切り替える
イベントログ(E)
イベントログパレットの表示/非表示を
切り替える
背景色切替(B)
ショートカット
トレンド波形表示の背景色を切り替
える
・ 黒背景− 背景:黒色、
線:白色、グリッド線:濃い灰色
・ 白背景− 背景:白色、線:黒色、
グリッド線:薄い灰色
グリッド表示(G)
波形表示のグリッド線を表示するか
しないかを切り替える
マーカー表示 データログ(D)
(M)
データログの発生状態のマーカーを
表示するかしないかを切り替える
イベントログ(E)
イベントログの発生状態のマーカー
を表示するかしないかを切り替える
カーソル表示 カーソル A(A)
(C)
カーソル A の表示/非表示を切り替え
る
カーソル B(B)
カーソル B の表示/非表示を切り替え
る
範囲設定(R)
表示しているトレンドグループの
データ範囲と 2 軸グループ分けに
関する設定を行うダイアログを表示
する
2 軸上下表示(V)
表示しているトレンドグループが
2 軸表示の設定となっている場合に、
上下に分けて表示するか重ねて表示
するか切り替える
ズーム(Z)
横軸拡大(H)
波形表示の波形の時間軸を拡大する
横軸縮小(Z)
波形表示の波形の時間軸を縮小する
縦軸拡大(V)
波形表示の波形の値軸を拡大する
縦軸縮小(T)
波形表示の波形の値軸を縮小する
3-11
第 3 章 ログビューア
● 通信(O)構成一覧
メニュー
アイコン
通信(O)
サブメニュー
新規読出し(U)
内 容
ショートカット
CMC15G から記録テーブルをすべて
読み出す
更新(R)
開いている記録テーブルの最後に
読み込んだ時刻から現在時刻までの
記録テーブルを本体から読み出す
リアルタイムモニタ(M)
CMC15Gで記録しているデータを周期
的に読み出す
CMC15Gの記録テーブルクリア(C)
CMC15Gの記録テーブルをクリアする
CMC15Gのキャプチャデータクリア
CMC15Gのキャプチャデータをクリア
(P)
する
● ツール(T)構成一覧
メニュー
アイコン
ツール(T)
サブメニュー
環境設定(E)
内 容
ショートカット
ログビューアの環境設定(PC の通信
設定など)をする
● ヘルプ(H)構成一覧
メニュー
ヘルプ(H)
アイコン
サブメニュー
ヘルプ(H)
内 容
取扱説明書(PDF ファイル)を表示
する
バージョン情報(V)
ログビューアのバージョン情報を
表示する
3-12
ショートカット
第 4 章 記録テーブル
4 - 1
概要
CMC15G でロギングしたデータのことを記録テーブルと呼びます。記録
テーブルは、ログビューアを使用して CMC15G から読み出すことができ
ます。読み出された記録テーブルはバイナリ形式(*.gwl)ファイルとして保
存されます。また、CSVファイル形式で出力できます。
CMC15G から読み出す方法は、新規読出し、更新、リアルタイムモニタ
の3 種類があります。
また、ログビューアを使ってCMC15G内部の記録テーブルをクリアできます。
詳細は、
第 6 章オンライン操作 をご覧ください。
4-1
第 4 章 記録テーブル
4 - 2
記録テーブルのファイル操作
4-2-1 記録テーブルを開く
■ 画面構成
対象機種
コメント
ファイル名
ファイルの種類
● 対象機種名
選択しているファイルの対象機種名を表示します。
● コメント
選択しているファイルのプロジェクトコメントを表示します。
● ファイル名
ファイル名を入力します。
● ファイルの種類
開くファイルの種別を選択します。
● 開く
ファイルを開きます。
● キャンセル
ファイルを開かずウィンドウを閉じます。
■ 操作手順
保存してある記録テーブルのファイル(*.gwl)を開きます。
① [ファイル(F)] → [記録テーブルを開く(O)] を選択してください。
>>「ファイルを開く」ウィンドウが表示されます。
② 開くファイルを選択してください。(直接ファイル名を指定する場合は
「ファイル名」にファイル名を入力してください)
③ [開く]ボタンをクリックしてください。
>>指定した記録テーブルファイルが開きます。
参考
・初回起動時の初期フォルダは「My Documents¥LogViewer¥」です。
起動2 回目以降は、最後に選択したフォルダが初期フォルダとなり
ます。
4-2
第 4 章 記録テーブル
4-2-2 記録テーブルを保存する
■ 画面構成
対象機種
コメント
ファイル名
ファイルの種類
● 対象機種名
選択しているファイルの対象機種名を表示します。
● コメント
選択しているプロジェクトコメントを表示します。
● ファイル名
ファイル名を入力します。
● ファイルの種類
一覧に表示するファイルの種別を選択します。
● 保存
ファイルを保存します。
● キャンセル
ファイルを保存せずウィンドウを閉じます。
■ 操作手順
① [ファイル(F)] → [記録テーブルの保存(S)] を選択してください。
>> 記録テーブルをファイルへ保存します。
参考
・一度もファイルに保存していない記録テーブルの場合は、
「名前をつ
けて保存」ウィンドウが表示されます
一度もファイルに保存していないときの手順は以下のとおりです。
① [ファイル(F)] → [名前をつけて保存(A)] を選択してください。
>>「名前をつけて保存」ウィンドウを表示します。
② 保存するフォルダを開き、ファイル名を入力してください。(すでに存
在するファイルに上書きする場合は、そのファイルを選択してください)
③ [保存]ボタンをクリックしてください。
>>指定したファイル名で記録テーブルを保存します。
取り扱い上の注意
・ファイル名に Unicode 専用文字は使用しないでください。正しく保
存できません。
参考
・初回起動時の初期フォルダは「My Documents¥LogViewer¥」です。
起動2 回目以降は、最後に選択したフォルダが初期フォルダとなり
ます。
4-3
第 4 章 記録テーブル
4-2-3 記録テーブルを閉じる
■ 操作手順
[ファイル(F)] → [記録テーブルを閉じる(C)] を選択してください。
>> 記録テーブルをファイルへ保存します。
参考
・開かれている記録テーブルに変更があった場合、次のメッセージを表示
します。
4-4
第 4 章 記録テーブル
4-2-4 記録テーブルを CSV ファイルに出力する
現在表示している記録テーブルの内容をCSVファイルに出力します。出力
する内容の選択やファイル名を指定できます。
■ 画面構成
● 出力名称
出力するフォルダ名とファイルに使用する名称を入力します。
● 出力内容選択
CSVに出力するデータを選択します。各機能ごとにグループを階層表示し
ます。機能名称(トレンド、キャプチャトレンド、データログ、イベント
ログ)には、それぞれのグループ数と選択されているグループ数を「選択
数/グループ数」の形で表示します。
● 保存
保存を実行します。
● キャンセル
保存せずにウィンドウを閉じます。
● フォルダ選択ダイアログウィンドウ
保存先のフォルダを選択します。
■ 操作手順
① [ファイル(F)]→[CSV ファイル出力(V)]を選択してください。
>> CSVファイル出力ウィンドウを表示します。
② 出力するファイルの出力名称を入力してください。(すでに存在するフ
ァイルに上書きする場合は、そのファイルを選択してください)
③ 出力する内容を選択してください。
4-5
第 4 章 記録テーブル
④ [保存]ボタンをクリックしてください。
>> フォルダ選択ウィンドウを表示します。
⑤ 出力先のフォルダを選択し、[OK]ボタンをクリックしてください。
>> 指定したフォルダの下に出力名称で設定した名称のフォルダを作成
し、その中にCSVファイルを出力します。
参考
・初回起動時の初期フォルダは「My Documents¥LogViewer¥」です。
起動2 回目以降は、最後に選択したフォルダが初期フォルダとなります。
4-6
第 4 章 記録テーブル
■ 出力内容
● 連続トレンド
・ヘッダー情報
グループ名
開始日時
終了日時
周期
データ数
XXXX
XXXX/XX/XX XX:XX:XX
XXXX/XX/XX XX:XX:XX
XXXX
XXXX
・内容
日時
CH1 名称
XXXX/XX/XX XX:XX:XX XXXX
・・・
・・・
CH2 名称
XXXX
・・・
CH3 名称
XXXX
・・・
・・・
・・・
・・・
CH2 名称
XXXX
・・・
CH3 名称
XXXX
・・・
・・・
・・・
・・・
CH2 名称
XXXX
・・・
CH3 名称
XXXX
・・・
・・・
・・・
・・・
CH2 名称
XXXX
・・・
CH3 名称
XXXX
・・・
・・・
・・・
・・・
● キャプチャトレンド
・ヘッダー情報
グループ名
発生日時
開始日時
終了日時
周期
データ数
XXXX
XXXX/XX/XX XX:XX:XX
XXXX/XX/XX XX:XX:XX
XXXX/XX/XX XX:XX:XX
XXXX
XXXX
・内容
日時
CH1 名称
XXXX/XX/XX XX:XX:XX XXXX
・・・
・・・
● データログ
グループ名
データ数
XXXX
XXXX
・内容
日時
CH1 名称
XXXX/XX/XX XX:XX:XX XXXX
・・・
・・・
● イベントログ
・ヘッダー情報
グループ名
データ数
XXXX
XXXX
・内容
日時
CH1 名称
XXXX/XX/XX XX:XX:XX XXXX
・・・
・・・
参考
・日時や時刻を表示する形式は使用するOSの言語環境によって異なります。
「コントロールパネル」の「地域と言語オプション」の設定に従って表示
します。
4-7
第 4 章 記録テーブル
■ 出力ファイル名の規則
出力するCSVファイル名は、出力名称で設定した名称をもとに以下の規則
で命名されます。
[出力名称]+[機能名]+[_ 番号 _]+[グループ名].csv
[機能名]で付加する文字は次のとおりです。
機能
連続トレンド
キャプチャトレンド
データログ
イベントログ
接頭語
_Trend
_Capture Trend
_Datalog
_Event log
[番号]はグループの通し番号です。各機能ごとに自動的に付加する2 桁の
数字です。
キャプチャトレンドは[グループ名]の後にトリガごと自動付加する番号と
トリガ発生時刻を付加します。
[出力名称]+[機能名]+[_ 番号 _]+[グループ名]+[_ 番号 _]+[トリガ発生時刻].csv
(例)
TABLE_Trend_01_温度記録.csv
TABLE_Trend_02_圧力記録.csv
TABLE_CaptureTrend_01_PVエラー_01_20080131235959.csv
TABLE_Datalog_01_動作切替.csv
取り扱い上の注意
・グループ名にファイル名として利用できない文字が使われていた場
合は、その文字を削除します。
次の文字はファイル名として利用できません。
\/:*?"<>|
・ファイル最大行数オーバー時
一つのファイルの総行数が 65536 行(Excel で表示可能な最大行)以上
の場合は、自動的にファイルを分割します。その際、ファイル名の
最後に「(n)」(n は 1 以上の整数)を追加します。
(例)
TABLE_CaptureTrend_01_PV エラー _01_20080131235959_1.csv
TABLE_CaptureTrend_01_PV エラー _01_20080131235959_2.csv
4-8
第 4 章 記録テーブル
4-2-5 記録テーブル情報を見る
現在表示している記録テーブルの情報を一覧形式で表示します。
■ 操作手順
[ファイル(F)] → [記録テーブル情報( I )] を選択してください。
>> 記録テーブル情報ウィンドウを表示します。
■ 画面構成
● 製造番号
CMC15G の製造番号を表示します。
● プロジェクト名称
●
●
●
●
●
CMC15G にダウンロードしているプロジェクトのファイル名を表示しま
す。
プロジェクトコメント
CMC15G にダウンロードしているプロジェクトのコメントを表示します。
コメント中の改行は、スペースに変換して表示します。
最終読出し日時
CMC15G から最後に読み出した日時を表示します。
トレンド数
トレンドのグループ数を表示します。
データログ数
データログのグループ数を表示します。
イベントログ数
イベントのグループ数を表示します。
4-9
第 5 章 ログビューアで表示する
5 - 1
トレンド表示
記録テーブルのトレンドデータを表示します。
■ 画面構成
トレンドグループ
選択
トレンド波形
トレンド情報
● トレンドグループ選択
トレンドに関するグループをツリービュー形式で表示します。
● トレンド波形
選択したトレンドグループの波形を表示します。
● トレンド情報
選択したグループの各データの情報を表示します。
5-1
第 5 章 ログビューアで表示する
5-1-1
トレンドグループ選択
トレンドに関するグループをツリービュー形式で表示します。
■ 画面構成
タイトル
トレンドグループ
● タイトル表示
表示している記録テーブルのプロジェクト名を表示します。タイトルをク
リックすることでトレンドグループ選択の表示/非表示を切り替えます。
● トレンドグループ
トレンドのグループをツリービュー形式で表示します。
各グループは第1階層に表示します。
キャプチャトレンドのグループだけ、その下の階層にトリガ発生ごとの各
記録(項目名:期間)を表示します。
選択されている項目はその行をハイライト表示します。選択したトレンド
グループをトレンド波形に表示します。
■ 操作手順
ツリービュー上の表示したいトレンドグループをクリックしてください。
>> トレンド波形に選択したグループのトレンドデータを表示します。
5-2
第 5 章 ログビューアで表示する
5-1-2 トレンド波形
選択したトレンドグループの波形を表示します。
■ 画面構成
グループ情報
値軸表示倍率(1軸)
値軸表示倍率(2軸)
値軸表示位置(1軸)
値軸表示位置(2軸)
時間軸表示位置
時間軸表示倍率
● 時間軸表示位置
波形の時間軸の表示位置を変更します。
● 時間軸表示倍率
スライダを移動して1ドット当たりの時間間隔を調整します。
● 値軸表示位置
波形の値軸の表示位置を変更します。この表示は値軸表示倍率が最下部に
あるときは表示しません。
● 値軸表示倍率
スライダを移動して値軸の表示倍率を調整します。
● グループ情報
下記形式で表示します。
NAME : 「グループ名称」
TERM : 「開始日時」 - 「終了日時」
CYCLE : 「周期」sec (「1ドットあたりの周期」sec/dot)
・ グループ名称
選択しているトレンドのグループ名称を表示します。
・ 開始日時
表示しているトレンドグループの収集の開始日時(年月日時分秒)を表示
します。
・ 終了日時
表示しているトレンドグループの収集の終了日時(年月日時分秒)を表示
します。
・ 周期
表示しているトレンドグループの収集周期を表示します。また表示倍率
により1ドットあたりの周期もあわせて表示します。
5-3
第 5 章 ログビューアで表示する
カーソル
データログマーカー
イベントマーカー
値軸表示倍率
グリッド
値軸目盛り
時間軸目盛り
● 波形
グループ内の記録テーブルを波形で表示します。トレンド情報で「表示」
にチェックが入っているデータのみ表示します。
● 値軸(縦軸)
・ 値軸目盛り
トレンド情報で選択している記録テーブルに対する値をグリッドの目盛
り数に合わせて表示します。目盛り数は[ツール(T)]→[環境設定(E)]の
「表示設定」で設定してください。
・ 値軸表示倍率表示
値軸の表示倍率をパーセント表示します。
● 時間軸(横軸)
・ 時間軸目盛り
サンプリングした時刻を年/月/日、時:分:秒で表示します。時刻は
グリッド幅に合わせて表示します。グリッド幅は、[ツール(T)] → [環境
設定(E)] の「表示設定」で設定してください。
● グリッド
時間軸・値軸の目盛り位置に垂直・水平線を表示します。[表示(V)] → [グ
リッド表示(G)] が選択されている場合に表示します。
● カーソル 最大で二つのカーソルを表示します。カーソル位置の数値情報をトレンド
情報に表示します。[表示(V)] → [カーソル表示(C)] で「カーソル A」また
は「カーソル B」が選択されている場合に、カーソルを表示します。カー
ソルを非表示の状態から表示の状態へ切り替えたとき、表示している波形
の中央位置にカーソルを表示します。
5-4
第 5 章 ログビューアで表示する
● データログ・イベントログマーカー
データログ表示で表示している項目の各時刻の位置に、◇マークを表示し
ます。イベントログ表示で表示している項目の各時刻の位置に、△(OFF
→ON)マーク、▽(ON→OFF)マークを表示します。
[表示(V)] → [マーカー表示(M)] で「データログ(D)」「イベントログ(E)」が
選択されている場合に、それぞれのマーカーを表示します。
■ 波形表示位置移動
波形表示の表示位置は、マウスやキーボードで操作します。
移動可能な範囲は次のとおりです。
・ 値軸(垂直)最上端:範囲設定の上限値位置
・ 値軸(垂直)最下端:範囲設定の下限値位置
・ 時間軸(水平)最左端:最も古い時刻位置
・ 時間軸(水平)最右端:最新の時刻位置+画面サイズ
● スクロールバー操作
スクロールバー内の四角いつまみ(スクロールボックス)を移動することで
波形の表示位置を変更できます。
・ 値軸(垂直)スクロールバー
スクロールボックスを上側に移動するとより大きい値の位置へ移動しま
す。
スクロールボックスを下側に移動するとより小さい値の位置へ移動しま
す。
・ 時間軸(水平)スクロールバー
スクロールボックスを右側に移動するとより新しい時間へ移動します。
スクロールボックスを左側に移動するとより古い時間の位置へ移動しま
す。
● キーボード・マウス操作
トレンド波形にフォーカスがある状態で、以下のキーボード・マウス操
作により値軸・時間軸の表示位置を変更できます。
値軸(垂直)移動
移動の種類
時間軸(水平)移動
移動の種類
[↑][↓]
1 dot
[←][→]
1 dot
[Shift]+[↑][↓]
50 dots
[Shift]+[←][→]
50 dots
[Ctrl]+[↑][↓]
1/4 ページ
[Ctrl]+[←][→]
1/4 ページ
[Ctrl]+[PageUp][PageDown]
1/2 ページ
[PageUp][PageDown]
1/2 ページ
マウスドラッグ上下
任意
マウスドラッグ左右
任意
[Ctrl]+[Shift]+ マウスホイール前後
1/20 ページ
[Shift]+ マウスホイール前後
1/20 ページ
参考
波形表示位置を移動するときに、データログ表示、イベントログ表示
を使って移動できます。
詳細は、
5-2 ログ一覧 をご覧ください。
5-5
第 5 章 ログビューアで表示する
■ 波形表示倍率変更
波形表示倍率の変更は、マウスやキーボードで操作します。
● トラックバー操作
スライダ(トラックバー内の四角いつまみ)を移動することで波形の表示倍
率を変更できます。
・ 値軸(垂直)表示倍率トラックバー
スライダを上方向へ移動すると、値の表示倍率が高くなります(拡大表
示)。
スライダを下方向へ移動すると、値の表示倍率が小さくなります(縮小
表示)。
スライダが下端にある状態で、縦軸の全体を表示した状態となります。
拡大縮小の基点は表示枠の最下部です。
・ 時間軸(水平)表示倍率トラックバー
スライダを右方向へ移動すると、1 ドットあたりの表示周期の値が大き
くなります(縮小表示)。
スライダを左方向へ移動すると、1 ドットあたりの表示周期の値が小さ
くなります(拡大表示)。
スライダが左端にある状態では表示周期が収集周期の10倍となります。
● メニュー/ツールバー操作
トレンド波形コントロールの波形にフォーカスがある状態でメニュー/
ツールバーから波形の表示倍率を変更できます。拡大縮小の基点は表示
枠の中心点です。
・ 値軸(垂直)拡大
[表示(V)] → [ズーム(Z)] → [縦軸拡大(V)] を選択すると(ツールバーから
実行する場合は をクリックします)、値の表示倍率が高くなりより細
かい表示となります。
・ 値軸(垂直)縮小
メインメニューの [表示(V)] → [ズーム(Z)] → [縦軸縮小(T)] を選択する
と(ツールバーから実行する場合は をクリックします)、値の表示倍率
が小さくなりより広い範囲の表示となります。
・ 時間軸(水平)拡大
[表示(V)] → [ズーム(Z)] → [横軸拡大(H)] を選択すると(ツールバーから
実行する場合は をクリックします)、1 ドットあたりの表示周期の値
が小さくなりより細かい表示となります。
・ 時間軸(水平)縮小
[表示(V)] → [ズーム(Z)] → [横軸縮小(Z)] を選択すると(ツールバーから
実行する場合は をクリックします)、1 ドットあたりの表示周期の値
が大きくなりより広い範囲の表示となります。
5-6
第 5 章 ログビューアで表示する
● キーボード/マウス操作
トレンド波形にフォーカスがある状態で、次のマウス操作により、波形の
値軸・時間軸の表示倍率を変更できます。
値軸倍率
時間軸倍率
マウスホイール(拡大)
[Ctrl]+ マウスホイール前方
マウスホイール前方
マウスホイール(縮小)
[Ctrl]+ マウスホイール後方
マウスホイール後方
各トラックバーにフォーカスがある状態で、次のキー操作により、波形の
値軸・時間軸の表示倍率を変更できます。
値軸倍率
時間軸倍率
キーボード(拡大)
[↑][→]
[↑][→]
キーボード(縮小)
[↓][←]
[↓][←]
■ カーソル移動
カーソル移動は、マウスやキーボードで操作します。[表示(V)] → [カーソ
ル表示(C)]で「カーソル A(A)」または「カーソル B(B)」が選択されている
場合だけ操作できます。
● キーボード/マウス操作
A または B のカーソルにフォーカスがある状態で、次のキーボード/マウス
操作によりカーソル位置を移動できます。
キーボード/マウス
移動の種類
[←][→]
1 dot
[Shift]+[←][→]
50 dots
[Ctrl]+[←][→]
1/4 ページ
マウスドラッグ左右
任意
参考
画面外にもトレンド波形が続く場合に、カーソルを画面外に移動させ
ると画面をスクロールします。
■ 波形コピー
凡例
[編集(E)] → [波形コピー(G)] で表示している波形をビットマップ画像とし
てウィンドウズのクリップボードへ転送します。ペイントなどのツールで
貼り付けることによってファイルに保存することができます。
[ツール(T)] → [環境設定(E)] の「表示設定」タブの「波形コピー時ラベル
描画」を選択している場合は、凡例をビットマップ上に描画します。
5-7
第 5 章 ログビューアで表示する
■ 波形シャドウ比較
異なる時間帯の二つの波形を重ねて視覚的に比較できます。[波形シャド
ウ比較]で比較元をシャドウとして固定し、比較先を重ね合わせて表示し
ます。重ねた波形は[波形シャドウ固定]でまとめて移動できます。
手順は次のとおりです。
① 比較元の波形が表示される位置へトレンド波形の表示位置を移動してく
ださい。下図では比較元波形を左側に表示しています。
② [編集(E)] → [波形シャドウ比較(S)] を選択してください。(ツールバーか
ら実行する場合は をクリックしてください)
>> 波形が薄い色で表示され、固定したことを示します。
比較元波形(シャドウとして固定します)
比較先波形
③ 比較先の波形が表示される位置へトレンド波形の表示位置を移動してく
ださい。
④ シャドウの位置まで比較先の波形の表示位置をスクロール、またはマウ
スでドラッグして移動してください
>> 比較先波形は波形表示位置の移動操作で通常通り移動します。
比較元波形(シャドウ)
5-8
比較先波形
第 5 章 ログビューアで表示する
>> 位置を合わせると波形の違いを視覚的に判断することができます。
⑤ [編集(E)]→[波形シャドウ固定(L)]を選択してください。(ツールバーから
実行する場合は をクリックします)
⑥ 波形をマウスドラッグで移動すると、比較先とシャドウを重ねた状態で
一緒に移動できます。
参考
波形表示位置を移動するときに、データログ表示、イベントログ表示
を使って移動できます。
詳細は、
5-2 ログ一覧 をご覧ください。
5-9
第 5 章 ログビューアで表示する
■ キャプチャ発生の表示
キャプチャトリガ発生
キャプチャトリガが発生した時刻を赤い色の線で表示します。
■ データの表示
● データ表示範囲
トレンド波形で表示できるデータの範囲は次のとおりです。
−3.402823466e+38∼−1.175494351e-38、0、
+1.175494351e - 38∼+3.402823466e+38
浮動小数点の非正規化数は0として表示します。
無限大(±∞)、非数はトレンド波形を表示せず、トレンド情報には「---」
と表示します。
データ抜け
● 異常データの表示
次の現象が発生した場合、波形データとしては抜けた状態となります。
トレンド情報のカーソルの値には「---」と表示します。
・ 通信異常の発生
5-10
第 5 章 ログビューアで表示する
次の現象が発生した場合、波形データを縦線で区切ります。トレンド情報
のカーソルの値には再開時の値を表示します。
・ 周期起動オーバーラン
・ 電源ON/OFF
・ 有効無効切り替えによる収集の停止と開始
・ 時計設定機能利用による時刻を進めた場合
次の現象が発生した場合、波形データを重ねて表示します。
・ 時計設定機能利用による時刻を戻した場合
5-11
第 5 章 ログビューアで表示する
5-1-3
トレンド情報
選択したグループの各データ(ゲートウェイエディタでは設定 1 行に相当し
ます)の情報を表示します。
■ 画面構成
タイトル
トレンド情報一覧
● タイトル表示
「トレンド情報」と表示します。タイトルをクリックすることでトレンド
情報一覧の表示/非表示を切り替えます。
● トレンド情報一覧
・ 表示チェックボックス
波形の表示・非表示をチェックボックスで選択します。初期値はすべて
チェックした状態です。チェックを外すと非表示です。
・色
各データの表示色を表示します。セルをダブルクリック、または選択し
た状態で「F2」キーを押すと、「色の設定」ウィンドウを表示します。
色を変更して OK をクリックすると線の色を変更できます。初期色は自
動割り振りします。
・ 名前
各データの名称を表示します。
・現在値
各データの最新の位置の値を表示します。上部固定セルには最新の位置
の時刻(年月日時分秒)を表示します。リアルタイムモニタ実行中のと
きだけ表示します。
・A
各データのカーソル A 位置の値を表示します。上部固定セルにはカーソ
ル A 位置の時刻(年月日時分秒)を表示します。[表示(V)] → [カーソル表
示(C)] で「カーソルA(A)」が選択されている場合にのみ表示します。
・B
各データのカーソル B 位置の値を表示します。上部固定セルにはカーソ
ル B 位置の時刻(年月日時分秒)を表示します。[表示(V)] → [カーソル表
示(C)] で「カーソルB(B)」が選択されている場合にのみ表示します。
・ A-B
各データのカーソル A とカーソル B の位置における値の差分を表示しま
す。上部固定セルにはそれぞれのカーソル位置の時刻(年月日時分秒)の
5-12
第 5 章 ログビューアで表示する
差分を表示します。[表示(V)]→[カーソル表示(C)] で「カーソル A(A)」
と「カーソルB(B)」がともに選択されている場合にのみ表示します。
・ A'
波形シャドウ比較を実行中に各データのカーソル A 位置のシャドウの値
を表示します。上部固定セルにはカーソル A 位置の波形シャドウの時刻
(年月日時分秒)を表示します。[表示(V)] → [カーソル表示(C)] で「カ
ーソルA(A)」が選択されている場合にのみ表示します。
・ B'
波形シャドウ比較を実行中に各データのカーソル B 位置のシャドウの値
を表示します。上部固定セルにはカーソル B 位置のシャドウ波形の時刻
(年月日時分秒)を表示します。[表示(V)] → [カーソル表示(C)] で「カ
ーソルB(B)」が選択されている場合にのみ表示します。
・ (A-A')
波形シャドウ比較を実行中に各データのカーソル A の位置における表示
波形とシャドウの値の差分を表示します。上部固定セルにはそれぞれの
カーソル位置の時刻(年月日時分秒)の差分を絶対値で表示します。
[表示(V)] → [カーソル表示(C)] で「カーソルA(A)」が選択されている場
合にのみ表示します。
・ (B-B')
波形シャドウ比較を実行中に各データのカーソル B の位置における表示
波形とシャドウの値の差分を表示します。上部固定セルにはそれぞれの
カーソル位置の時刻(年月日時分秒)の差分を絶対値で表示します。
[表示(V)] → [カーソル表示(C)]で「カーソル B(B)」が選択されている場
合にのみ表示します。
■ 操作手順
● 波形色変更
表示しているトレンドの波形色を変更する手順は次のとおりです。
① 一覧上の表示色セルを選択してください。
② [編集(E)] →[色変更(O)] またはポップアップメニューの[色変更(O)]を選
択して「色の設定」ウィンドウを開いてください。表示色セルをダブル
クリックして開くこともできます。
>> 色選択ダイアログウィンドウを表示します。
③ 変更したい色を選択して、[OK]ボタンをクリックしてください。
● カーソル位置へジャンプ
トレンド情報一覧からカーソル位置へジャンプできます。手順は次のとお
りです。
①「現在値」またはカーソル「A」、「B」列の項目を選択してください。
② [編集(E)] → [選択位置へ移動(J)]を選択またはポップアップメニューの
[選択位置へ移動(J)]を選択してください。現在値またはカーソル「A」、
「B」列の上部固定セルをダブルクリックして開くこともできます。
>>カーソルの位置に波形を移動します。
5-13
第 5 章 ログビューアで表示する
5-1-4
範囲設定
トレンドの値軸の上下限値設定と、2 軸表示のときにどのデータをどの軸
に割り当てるかを設定します。
■ 画面構成
上下限値固定
上下限値設定
データ選択
2軸へ移動
1軸へ移動
1軸(左)の設定
2軸(右)の設定
● 上下限値固定
チェックを外すと、各軸のデータの最大値最小値から自動的に上下限値が
設定されます。
チェックをすると上下限値設定で固定的に設定できます。
● 上下限値設定
表示上の上限値/下限値を指定します。
設定範囲は次のとおりです。
− 3.402823466e+38 ∼− 1.175494351e - 38、0、
+ 1.175494351e - 38 ∼+ 3.402823466e+38
● データ選択(1 軸)
1 軸で表示する項目を表示します。各項目は「名前」「最大値」「最小値」
を表示します。
● データ選択(2 軸)
2 軸で表示する項目を表示します。各項目は「名前」「最大値」「最小値」
を表示します。
● 1 軸へ移動/ 2 軸へ移動
データ選択で選択した項目を各軸のグループ間で移動します。
5-14
第 5 章 ログビューアで表示する
■ 操作手順
● 上下限設定
表示の上下限値を設定する手順は次のとおりです。
① [表示(V)] → [範囲設定(R)] を選択してください。
>> 範囲設定ウィンドウを表示します。
② 上限値固定、または下限値固定チェックボックスをチェックしてくださ
い。
③ 上限値設定、または下限値設定に数値を設定してください。
④ [OK]ボタンをクリックしてください。
取り扱い上の注意
・上下限値の大小関係を逆転して設定することはできません。
● 表示グループ設定
2軸表示のときに1軸2軸のグループ割り当て手順は次のとおりです。
① [表示(V)] → [範囲設定(R)] を選択してください。
>> 「範囲設定」ウィンドウを表示します。
② 2軸目(1軸目)に移動する項目を選択してください。
[Shift]キーを押しながら選択すると連続する複数の項目を選択できます。
[Ctrl]キーを押しながら選択すると複数の項目をランダムに選択できま
す。
③ [1 軸目へ移動]ボタンまたは[2 軸目へ移動]ボタンをクリックしてくださ
い。
④ [OK]ボタンをクリックしてください。
■ 上下限値の自動更新
上下限値固定チェックボックスを外すと次のタイミングで自動的に上下限
値設定を更新し、トレンド波形の表示を新しい上下限値に自動的に変更し
ます。
・ 新規読出し
・ 更新
・ リアルタイムモニタでデータを更新したとき
取り扱い上の注意
・ 最小値が「0.0」よりも大きい場合は、下限値を「0.0」として表示しま
す。
・ 最大値が「0.0」よりも小さい場合は、上限値を「0.0」として表示しま
す。
・ 最小値と最大値が同じ場合は、上限値を「下限値+ 1.0」として表示し
ます。
5-15
第 5 章 ログビューアで表示する
5-1-5 表示設定
■ 表示設定
表示設定にはトレンド波形に関する共通表示設定項目と、トレンドグルー
プ個別表示設定項目があります。
● 共通表示設定
共通表示設定項目はすべてのグループに共通です。[表示(V)]メニュー、ま
たは[ツール(T)] → [環境設定(E)] で設定します。各設定は Windows のログ
オンユーザごとにファイルに記憶し、ログビューア起動時に再度設定が反
映します。
項目名
トレンド波形
ファイル保存
背景表示モード(黒白)
○
グリッド線表示
○
データログマーカー
○
イベントログマーカー
○
時間軸グリッド幅
○
値軸グリッド数
○
○:保存する
● 個別表示設定
個別表示設定項目は、グループごとに個別に設定できます。グループを切
り替えると各グループごとの設定に切り替わります。各設定は保存ファイ
ル(*.gwl)ごとにファイルに記憶し、*.gwl ファイル読み出し時に再度設定
を反映します。保存しない項目は *.gwl ファイル読み出し時に初期状態と
なります。
項目名
トレンド波形
トレンド情報
波形シャドウ比較有効無効
×
波形シャドウ固定有効無効
×
値軸上下限値
○
時間軸表示位置
○
時間軸表示倍率
○
値軸表示位置
○
値軸表示倍率
○
カーソル位置
×
分割表示有効無効
○
上下分割割合
○
各データ表示非表示
○
各データ値軸種別
○
各データ色
○
×:保存しない、○:保存する
5-16
ファイル保存
第 5 章 ログビューアで表示する
同一グループで異なるキャプチャトレンドデータを表示するときの個別表
示設定の切り替えは次のとおりです。
項目名
トレンド波形
トレンド情報
キャプチャごとに切り替え
波形シャドウ比較有効無効
○
波形シャドウ固定有効無効
○
値軸上下限値
×
時間軸表示位置
○
時間軸表示倍率
○
値軸表示位置
○
値軸表示倍率
○
カーソル位置
○
分割表示有効無効
×
上下分割割合
×
各データ表示非表示
×
各データ値軸種別
×
各データ色
×
×:キャプチャ間共通、○:キャプチャごとに切り替わる
5-17
第 5 章 ログビューアで表示する
5 - 2
5-2-1
ログ一覧
データログ表示
■ 画面構成
タイトル
ログ一覧
● タイトル表示
「データログ」と表示します。タイトルをクリックすることでログ一覧の
表示/非表示を切り替えます。
● 日時
収集した時刻を表示します。
● グループ名
データログのグループ名称を表示します。
● 値
データログで収集した情報を表示します。
「[データ名称]=[値]」の形式で各データをカンマスペース区切り(「, 」)で
表示します。
5-18
第 5 章 ログビューアで表示する
5-2-2
イベントログ表示
■ 画面構成
タイトル
ログ一覧
● タイトル表示
「イベントログ」と表示します。タイトルをクリックすることでログ一覧
の表示/非表示を切り替えます。
● 日時
イベントが発生した時刻を表示します。
● グループ名
イベントログのグループ名称を表示します。
● 名称
イベントの名称を表示します。
● 種別
イベントの種別を表示します。
・ 情報
・ 警告
・ エラー
● 状態
ビットデバイスの状態を表示します。
・ ON (OFF→ON)
・ OFF (ON→OFF)
5-19
第 5 章 ログビューアで表示する
5-2-3 一覧操作
■ 表示フィルタ
・ グループ名
・ 名称(イベントログのみ)
・ 種別(イベントログのみ)
一覧の上部固定セルの をクリックすると、
「すべて表示」とフィルタ可
能な文字列がドロップダウンリストで表示されます。
フィルタ可能な文字列は、その列に対してフィルタをかけていないときに
表示できる項目すべてです。
また、フィルタをかけている列は、上部固定セルの文字を青色表示にしま
す。
■ ジャンプ
次の操作で、表示しているトレンド波形を対象時刻の位置へ移動できます。
・ 一覧上の項目をダブルクリック
・ 項目を選択した状態で [編集(E)] → [選択位置へ移動(J)] を選択
・ 項目を選択した状態でポップアップメニューの [選択位置へ移動(J)] を
選択
ジャンプを実行すると、トレンド波形上部に表示している(非表示の場合
は表示状態に自動的に切り替え)マーカーが塗りつぶされた状態になりま
す。またその時刻に破線の垂直ラインを表示します。
取り扱い上の注意
・ 指定した時刻が波形上存在しない場合は、以下の状態となります。
トレンド波形の時刻範囲より過去の時刻
トレンド波形を先頭位置に移動
トレンド波形の時刻範囲より未来の時刻
トレンド波形を最終位置に移動し、
最終位置にマーカーを一つ追加表示
・ 複数のセルが選択されている場合は、選択されているセルの中でフォー
カスのあるセルがジャンプの対象となります
・ ロギング中に CMC15G に対して時刻設定を行い時刻がさかのぼった場
合、トレンド波形上に同一時刻が存在することがあります。この状態で
ジャンプをおこなった場合、一番右側にある時刻にジャンプします。
5-20
第 6 章 オンライン操作
6 - 1
通信状況ウィンドウ
通信を実行するときに進捗状況を表示します。
■ 画面構成
処理種別
通信状況
進捗状況
キャンセル
● 処理種別
通信で行う処理の種別を表示します。処理種別としては次のものがありま
す。
・ 記録テーブル読出し
・ 記録テーブルクリア
・ キャプチャデータクリア
● 通信状況
実行している通信内容を表示します。通信内容は処理の種別ごとに異なり
ます。
● 進捗状況
通信の進捗状況をパーセント表示とバーグラフで表示します。
● キャンセル
[キャンセル]ボタンをクリックすると、実行中の通信処理を中断します。
取り扱い上の注意
・ 記録テーブルをパスワードで保護している場合、CMC15G と接続する
ごとにパスワードの入力が必要となります。
詳細は、
6-7 パスワード入力 をご覧ください。
・ CMC15G のプロジェクトが無効な場合、または CMC15G に設定してい
るプロジェクトに記録テーブルに関するグループ(トレンド・データロ
グ・イベントログ)が存在しない場合、エラーメッセージを表示します。
・ パソコンと CMC15G が接続されていない場合、エラーメッセージを表
示します。また、「通信状況」に接続できなかったことを表示します。
6-1
第 6 章 オンライン操作
6 - 2
新規読出し
CMC15G の内部メモリー記録された記録テーブルを新規に読み出します。
一度ファイルに保存したデータを追加保存したい場合は、
6-3 更新 をご覧ください。
DMC10
CMC15G
PLC
読み出し
ALM
POWER
REC
RUN
CH1 RS-232C
RESET
1
2
CH
3
4
LOADER
USB
RS-485
読み出し
CH2
11
12
13
1
2
EV
3
14
15
16
17
CH3
4
CMC15G
記録
アップロード
新規読出し
新規読出し結果を
画面に表示する
PC
■ 操作手順
新規に読み出す手順は次のとおりです。
① [通信(O)] → [新規データ読出し(U)] を選択してください。
>> 記録テーブルが開かれている状態で実行した場合は、現在開いてい
る記録テーブルを閉じます。
>> 通信状況ウィンドウを表示し、記録テーブル読み出しを開始します。
通信が正常に終了すれば、通信状況ウィンドウを閉じます。
読み出した記録テーブルを表示します。
② 必要に応じて [ファイル(F)] → [記録テーブルを保存(S)] を実行してくだ
さい。
取り扱い上の注意
・ 途中キャンセルや通信エラーによって最後まで正しくデータを読み出
せなかった場合は、記録テーブルは表示しません。
6-2
第 6 章 オンライン操作
6 - 3
更新
すでに一度ファイルに読み出した CMC15G の記録テーブルを継続して読み出します。
CMC15G
PLC
読み出し
DMC10
ALM
POWER
REC
RUN
CH1 RS-232C
RESET
1
2
CH
3
4
LOADER
USB
読み出し
RS-485
CH2
11
12
13
1
2
EV
3
14
15
16
17
CH3
4
CMC15G
記録
アップロード
更新
読出し結果を画面上に
追加表示する
PC
■ 操作手順
更新する手順は次のとおりです。
① 事前に画面上に追加読み出しをしたい記録テーブルを開いている状態に
してください。
② メインメニューの [通信(O)] → [更新(R)] を選択してください。
>> 通信状況ウィンドウを表示し、記録テーブル読み出しを開始します。
通信が正常に終了すれば、通信状況ウィンドウを閉じます。
読み出した記録テーブルを表示します。
③ 必要に応じて[ファイル(F)]→[記録テーブルを保存(S)]を実行してくださ
い。
取り扱い上の注意
・ 開いている記録テーブルが次の状態のときは更新できません。
・ファイルサイズが上限を超えている( 7-3 ファイル設定をご覧くださ
い)
・すべてのキャプチャトレンドのキャプチャ数の合計が 3,000 個を超
えている場合
・データログの総データ数が 1,000,000 個を超えている場合
・イベントログの総データ数が 1,000,000 個を超えている場合
・ 次の状態のときは CMC15G 内部の記録テーブルと開いている記録テー
ブルが同一でないと判断し更新できません。
・接続している CMC15G のシリアル番号が、開いている記録テーブ
ルファイルに保存されたシリアル番号と異なる。
・トレンド、データログ、イベントログの設定内容が異なる
・トレンド、データログ、イベントログの設定数が異なる
・ 更新できない状態のときは、現在開いている記録テーブルを一度保存し
た後、[通信(O)] → [新規データ読出し(U)] を実行してください。
・ キャンセルや通信エラーにより最後まで正しくデータを読み出せなかっ
た場合は、既存の記録テーブルへのデータ追加は行いません。
・ CMC15G 内部に、開いている記録テーブルのファイルより以前の時刻
のデータが残っていても読み出しません。更新は既存ファイルへ新規分
の追加だけを行います。
6-3
第 6 章 オンライン操作
6 - 4
リアルタイムモニタ
CMC15G の内部メモリにある記録テーブルを読み出します。定周期で読
み出します。読み出した記録テーブルのサイズが上限を超えたときに、自
動ファイル保存をします。
DMC10
CMC15G
PLC
読み出し
POWER
ALM
RUN
REC
CH1 RS-232C
RESET
1
2
CH
3
4
LOADER
USB
RS-485
読み出し
CH2
11
12
13
1
2
EV
3
記録
14
15
16
17
CH3
4
CMC15G
定周期アップロード
リアルタイム
モニタ
ファイル名が確定して
いる場合は自動保存の
タイミングで*.gwlファ
イルに追記する
ログビューア
■ 操作手順
●すぐに開始する場合
① 記録テーブルを開いていない状態で[通信(O)] → [リアルタイムモニタ
(M)] を選択してください。
>>通信状況ウィンドウを表示し、CMC15G の情報を読み出します。通
信が正常に終了すれば、通信状況ウィンドウを閉じます。
環境設定で指定した周期で CMC15G から記録テーブルを読み出します。
② リアルタイムモニタの選択を解除すると定周期の読み出しを中止しま
す。
取り扱い上の注意
・ 記録テーブルを開いていない状態でリアルタイムモニタを開始した場
合、開始時の読み出しデータが新規記録テーブルの先頭データになりま
す。CMC15G 内部にあるリアルタイムモニタ開始前のデータは読み出
されません。
・ リアルタイムモニタ開始後、ファイルの上限になると終了します。終了
後、自動保存はしません。
●自動保存をする場合
① [通信(O)] → [新規読出し(U)] を選択してください。
>>通信状況ウィンドウを表示し、CMC15G の情報を読み出します。通
信が正常に終了すれば、通信状況ウィンドウを閉じます。
② [ファイル(F)] → [記録テーブルを保存(S)] を選択して、記録テーブルフ
ァイルを保存してください
③ [通信(O)] → [リアルタイムモニタ(M)] を選択してください。
環境設定で指定した周期で CMC15G から記録テーブルを読み出し、フ
ァイルの上限になると自動ファイル保存をします。
取り扱い上の注意
・ 記録テーブルを開いてリアルタイムモニタを開始する場合、開いた記録
テーブルの最後のデータに続けて読み出します。ただし、CMC15G の
内部メモリが上書きされている場合は、その期間のデータが欠落した状
態で記録テーブルに保存されます。
6-4
第 6 章 オンライン操作
■ 自動ファイル保存
記録テーブルがファイルの上限を超えたとき、自動的に CMC15G から読
み出したデータをファイルに保存します。ファイルの上限とは次の場合で
す。
・ ファイルサイズが上限を超えている(
7-3 ファイル設定 を参照くださ
い)
・ すべてのキャプチャトレンドのキャプチャ数の合計が 3,000 個を超えて
いる場合
・データログの総データ数が1,000,000個を超えている場合
・ イベントログの総データ数が 1,000,000 個を超えている場合 ファイルサ
イズ上限設定の範囲は 10M バイト∼ 1G バイト、初期値は 100M バイト
です。
設定方法については、
7-3 ファイル設定 をご覧ください。
保存するファイル名は、[ファイル保存で指定したファイル名]+[年月
日時分秒(yyyymmddhhmmss)]です。
例:XXXX20071231235959.gwl
取り扱い上の注意
・ 自動ファイル保存実行時に次の場合は、リアルタイムモニタを停止し、
自動保存はされません。別途、[ファイル(F)] → [名前をつけて保存(A)]
を実行してください。手動で保存をしないと、CMC15G 内部の記録テ
ーブルが上書きされ残らない可能がありますので十分ご注意ください。
・記録テーブルのファイルを閉じた状態でリアルタイムモニタを実行
した場合
・すでに同名のファイルが存在する
・保存先にファイルサイズ分の空きがない
・ファイルのパス名とファイル名の合計が半角 255 文字を超えている
・リアルタイムモニタ中に CMC15G の通信ポート経由で別のログビュ
ーアを接続しないでください。
■ 読出し時の表示更新動作
時間軸のスクロールバーの範囲の表示更新は読み出し時にします。
波形の表示更新とスクロールバー位置の表示更新は、表示されている位置
によって異なります。
・ 画面の最右端の時刻が最新データの時刻よりも後の場合
読み出したデータの波形を追加表示します。時間軸の表示位置は更新し
ません。
・ 画面の最右端の時刻が最新データの時刻に一致する場合
読み出したデータの波形を追加表示します。時間軸の表示位置は、最右
端の時刻を最新の時刻に合わせるように移動します。
・ 画面の最右端の時刻が最新データの時刻よりも前の場合
読み出したデータは表示枠外なので表示の更新は行いません。また、時
間軸の表示位置も更新しません。
6-5
第 6 章 オンライン操作
6 - 5
CMC15G の記録テーブルクリア
CMC15G 内の記録テーブルをクリアします。連続トレンド、キャプチャトレンド、イベントログ、デー
タログのすべてのデータをクリアします。通信異常履歴、操作履歴はクリアしません。
■ 操作手順
① [通信(O)] → [CMC15G の記録テーブルクリア(C) ] を選択してください。
>> 実行することを確認するメッセージウィンドウを表示します。
② メッセージウィンドウの[OK]ボタンをクリックしてください。
>> 通信状況ウィンドウを表示して記録テーブルクリアを実行します。
通信が正常に終了すれば、通信状況ウィンドウを閉じます。
取り扱い上の注意
・ CMC15G に記録データ保護設定を行っている場合、記録テーブルクリ
アをするときパスワード入力が必要です。
6-6
第 6 章 オンライン操作
6 - 6
CMC15G のキャプチャデータクリア
CMC15G 内のキャプチャトレンドをクリアします。
■ 操作手順
① [通信(O)] → [CMC15G のキャプチャデータクリア(P)] を選択してくださ
い。
>> 実行することを確認するメッセージウィンドウを表示します。
② メッセージウィンドウの[OK]ボタンをクリックしてください。
>> 通信状況ウィンドウを表示してキャプチャデータクリアを実行しま
す。通信が正常に終了すれば、通信状況ウィンドウを閉じます。
取り扱い上の注意
・ CMC15G に記録データ保護設定を行っている場合、キャプチャデータ
クリアをするときパスワード入力が必要です。
6-7
第 6 章 オンライン操作
6 - 7
パスワード入力
CMC15G のプロジェクトで記録テーブル保護を設定している場合、オンライン操作をするときにパスワ
ード入力画面を表示します。パスワードが一致しない場合は、プロジェクトのオンライン操作はできま
せん。記録テーブル保護を設定していない場合、このウィンドウは表示しません。
■ 画面構成
パスワード
● パスワード入力
本体のプロジェクトに設定している記録テーブル保護用のパスワードを入
力してください。半角英数で16文字まで入力します。
● OK
[OK]ボタンをクリックすると入力したパスワードと本体に設定しているパ
スワードの照合をします。一致した場合は指定したオンライン操作ができ
ます。
● キャンセル
オンライン操作をキャンセルします。
6-8
第 7 章 環境設定
[ツール(T)] → [環境設定(E)] で、ログビューアの環境に関する設定をします。各設定はウィンドウズの
ログオンユーザごとにファイルに記憶します。
参考
・初期状態と初期値はログビューア初回起動時の状態と値を示していま
す。
7-1
第 7 章 環境設定
7 - 1
通信設定
CMC15G とパソコンとの接続に関する設定をします。
■ 画面構成
PCインタフェース選択
通信ポート選択
● インタフェース選択
パソコンと CMC15G を接続している、パソコン側の通信インタフェース
を選択します。
「USB」「通信ポート」のどちらかを選択します。初期値は「USB」です。
● 通信ポート選択
シリアルポートを利用する場合、CMC15G と接続している通信ポートを
選択します。
パソコン上に存在する通信ポートのみドロップダウンリストに表示しま
す。通信ポートが見つからない場合は「---」を表示します。初期値は最初
に見つかった通信ポートを表示します。
7-2
第 7 章 環境設定
7 - 2
表示設定
トレンド波形に関する設定をします。ここでの設定はすべてのグループに共通な共通設定項目です。
■ 画面構成
時間軸グリッド幅
値軸目盛数
波形コピー時ラベル描画
● 時間軸グリッド幅
時間軸(水平)のグリッド幅をドットで指定します。設定範囲は 50 ∼ 200、
初期値は100です。
● 値軸目盛数
値軸(垂直)の目盛数を指定します。設定範囲2∼20、初期値は10です。
● 波形コピー時ラベル描画
波形コピー時にデータの名称と線色の情報を波形の隣に付加してクリップ
ボードへ転送します。
7-3
第 7 章 環境設定
7 - 3
ファイル設定
ファイル保存とリアルタイムモニタに関する設定をします。
■ 画面構成
ファイルサイズ上限 (メガバイト)
リアルタイムモニタ更新周期 (秒)
● ファイルサイズ上限
読み出したデータを保存するファイルサイズの上限をメガバイトで指定し
てください。この上限に従い「リアルタイムモニタ」実行時に自動保存し
ます。設定範囲は10∼1000、初期値は100です。
● リアルタイムモニタ更新周期
リアルタイムモニタでデータを読み出す周期を秒単位で指定してくださ
い。設定範囲は10∼600、初期値は10です。
7-4
第 8 章 仕 様
■ 仕 様
仕 様
RS-232C、全二重(プロトコルは半二重)、15m以下、D-Sub9ピン、最大通信速度115.2kbps
RS-485、5 線式、全二重(プロトコルは半二重)、500m 以下、コネクタ(7 ピン中の 5 ピン)、
最大通信速度 115.2 kbps
CH3
RS-485、3線式、半二重、500m以下、コネクタ(7ピン中の3ピン)、最大通信速度19.2kbps
CH4
RS-485、3 線式、半二重、500m 以下、ねじ端子(ベース部)、最大通信速度 115.2kbps
USB
USB2.0 準拠フルスピード(12Mbps)ミニ B 5 ピン
イベントバス 点数
4点
機能
各DMC10の同一バスイベント出力の論理和を出力する
一般仕様
定格電源電圧
DC24V
使用電源電圧
DC21.6 ∼ 26.4V
消費電力
3.0W 以下
絶縁抵抗
DC500V メガーにて 20M Ω以上(各 I/O と 24V 電源端子間)
耐電圧
AC500V 1min(ケースと 24V 電源端子間)
アイソレーション 全通信 CH とも電源とはアイソレーションされています 通信 CH 間はアイソレーション
されていません
イベントバス EV1 ∼ 4 は全通信 CH とはアイソレーションされています イベントバス間
はアイソレーションされていません
内蔵時計精度
月差± 40s(周囲温度 25 ℃のときの参考値)
バッテリ寿命
5 年(非通電、周囲温度:25 ℃)
動作条件
周囲温度:0 ∼ 50 ℃、周囲湿度:30 ∼ 90%RH
輸送保管条件
周囲温度:− 20 ∼ + 70 ℃、周囲湿度:10 ∼ 95%RH
振動: 4.9m/s2 以下
衝撃 ねじ取り付け状態: 392m/s2
DIN レール取り付け状態: 196m/s2
包装落下衝撃:落下高さ 60cm 自由落下
ねじ締付トルク
ベース部のねじ:0.8 ∼ 1.0N・m
取り付け
ねじ取り付けまたは DIN レール取り付け
材質
マスク:ポリカーボネート、ケース:ポリカーボネート、ベース:ポリカーボネート
色
マスク:ネービーブルー、ケース:ライトグレー、ベース:ライトグレー
質 量
約 200g
適合規格
EN61326
付属品
CH2、3 通信用コネクタ 1 個
保守部品
バッテリ
形番:81446431-001
ソフトウェア
スマートローダパッケージ(ゲートウェイエディタ)形番: SLP-G15J50
スマートローダパッケージ(ログビューア)形番: SLP-G15LGV
通 信
項 目
CH1
CH2
■ 外形寸法図
30
8
10
105
単位: mm
ALM
POWER
RUN
REC
CH1 RS-232C
RESET
1
2
CH
3
100
4
LOADER
USB
RS-485
CH2
11
12
13
1
2
EV
3
14
15
16
コネクタ
(付属品)
17
CH3
4
本体の取り付け取り外し必要な寸法
(40)
5
DINレールへの取り付け
取り外しに必要な寸法
(9)
CMC15G
8-1
第9章
トラブルシューティング
■ 表示灯の点灯状態での診断
表示灯の点灯状態から CMC15G の異常が判断できます。
POWER表示灯:
電源ON時緑点灯
バッテリ電圧低下時橙点灯
RUN表示灯:
運転モード時緑点灯
ローダスルーモード時緑点滅 POWER
ALM
RUN
REC
ALARM表示灯:
自己診断エラー時赤点灯
REC表示灯:
記録開始時点灯
キャプチャあり時点滅 CH1 RS-232C
● POWER 表示灯
状 態
意 味
緑色点灯
CMC15G の電源が「ON」になっています
消灯
橙色点灯
対処方法
―
CMC15G の電源が「OFF」になっています 電源を「ON」にしてください
バックアップ電池の電圧が低下しています バックアップ電池を交換してください
詳しくは、第 13 章 保守 をご覧ください
CMC15G「詳細編」CP-UM-5468
第 11 章 保守 をご覧ください
● ALM 表示灯
状 態
消灯
赤色点灯
意 味
対処方法
CMC15G が正常に動作しています
―
自己診断でエラーが発生しています
当社販売員にお問合せください
赤色点灯は電源再投入またはリセットボタ
ンによるリセットで復帰します
● RUN 表示灯
状 態
消灯
意 味
CMC15G の各機能が停止しています
対処方法
RUN モードに変更するには、ゲートウェイ
エディタを使用してください
CMC15G「詳細編」CP-UM-5468
10-2-5 運転モード切替 をご覧ください
緑色点灯
CMC15G の各機能が動作しています。
―
緑色点滅
調節計のローダ (SLP など) が CMC15G を
介して下位機器とローダスルー通信を実
行しています
スルー通信モードを停止して、RUN モード
に変更するには、ThroughComm.exe を
使用します。
CMC15G「詳細編」CP-UM-5468
7-6 ローダスルー通信 をご覧ください
状 態
意 味
対処方法
● REC 表示灯
消灯
緑色点灯
記録機能は動作していません
―
いずれかのトレンド機能により記録を実行
―
しています
緑色点滅
(1sec 周期)
トリガが発生したキャプチャトレンドが
―
あることを表します
緑色点滅
キャプチャが一杯になったキャプチャトレ
(200msec ンドがあることを表します
周期)
―
9-1
第 9 章 トラブルシューティング
■ 通信表示灯での異常診断
表示灯の点灯状態から通信の異常が判断できます。
CH1通信状態
CH2通信状態
1
2
CH
CH3通信状態
3
CH4通信状態
4
LOADER
RS 485
機器接続用通信ポートに対応した四つの表示灯で、それぞれの通信状態を
表示します。
状 態
意 味
対処方法
点灯なし
通信なし
通信の要求※1があるにもかかわらず、点
灯していない場合は、通信パラメータに誤
りがある可能性があります
ゲートウェイエディタで対象チャンネルの
通信パラメータを確認してください
緑色点滅
通信中
ー
橙色点灯
無応答/受信電文不良
次の原因が考えられます
・ ケーブル配線に間違いがある
・ 接続機器の通信設定(機器アドレス、通
信速度、パリティなど)に間違いがある
・ 通信パラメータの内容(データアドレス、
データ範囲など)の内容に間違いがある。
機器によっては、モードや条件によって
データ書き込みができない場合がありま
す
ゲートウェイエディタの「オンラインモニ
タ」で、どの機器との通信でエラーが発生
しているか確認の上、ケーブル配線、通信
設定、通信パラメータを再度見直してくだ
さい
オンラインモニタについては、
CMC15G「詳細編」CP-UM-5468
9-3-3 オンラインモニタ (9-11 ページ) をご
覧ください
※1:通信の要求は、例えばデータ転送を周期的に実行したり、トリガで機器セ
ットアップを実行したりしたときに発生します。また、CMC15G はトリガ
デバイスを周期的に監視していますので、上位機器のデバイスをトリガデ
バイスに設定している場合、上位機器との接続チャンネルの表示灯は常に
点滅しているのが正常な状態です。
9-2
第 9 章 トラブルシューティング
■ 異常時の処置
分 類
ロギング
機能全般
現 象
収集を開始しない
内 容
対処方法
有効切替を設定していて、状態が無効 連続トレンド、キャプチャトレンドではREC
になっていると収集を開始しません 表示灯が緑色点灯していない場合、有効切替で
無効になっているか、他の設定が正しくない
場合があります
周期(秒)、有効切替を確認してください
キャプチャトレンド、データログの場合はト
リガデバイスも確認してください
データが歯抜け(取りこぼし) 収集データ量に対して収集間隔が短す 収集間隔をのばしてください
になっているときがある
ぎます
CMC15G での通信エラー発生状況は、オンラ
インモニタ、通信異常履歴で確認できます
データが歯抜け(取りこぼし) 停電が発生すると不連続データとして ゲートウェイエディタの操作履歴で電源 ON
になっているときがある
扱います
(電源再投入)が発生していないか確認してく
ださい
ゲートウェイエディタでダ 全ロギング機能で使用する内部メモリ 各ロギング機能のグループで使用する内部メモ
ウンロード時にバックアップ の使用量がCMC15Gの容量をオーバー リーの使用量が最大容量を超えないように、他
メモリの使用サイズが上限を するとダウンロードできません
のグループやログ機能全体で設定値を調整し
超えています
てください
CMC15G への設定の転送は
使用量はゲートウェイエディタのバックアップ
中止します
メモリ使用率の色で確認できます
赤色の場合は容量をオーバーしています
また、ゲートウェイエディタのプロジェクト
情報で設定したバイト数を確認することがで
きます
キャプチャ キャプチャ数分トリガを立て トリガ後の保存が終わる前にトリガが
トレンド
てもキャプチャ一杯になら 発生しています
ない
保存が終わる前に発生したトリガは
無視されます
トリガの発生する条件を PLC や CMC15G の
内部イベントを利用して変更してください
また、一つのトリガで取得できる発生後保存レ
コード数を増やすことで、トリガが無視され
てもデータを取得できることがあります
ログビューア リアルタイムモニタが停止する 次の状況のときにリアルタイムモニタ ファイル名、ディスクの残り容量、ファイルの
は自動保存しません
パスなどを変更し、自動保存が行われるように
・すでに同名のファイルが存在する してください
・保存先にファイルサイズ分の空きが
ない
・ファイルのフルパスの文字数が半角
255 文字を超えている
9-3
改訂履歴
印刷年月
資料番号
07-12
08-09
11-12
CP-UM-5492
12-04
種 類
改訂ページ
初 版
第 2 版 3-1
第 3 版 見返し
1-3
3-1
8-1
巻末
第4版
改訂内容
■必要システム構成の表 変更
使用上の制限削除
スマートローダパッケージ 対応CD変更
OS変更 CH4 最大通信速度 38.4kbps→115.2kbps
「ご注文に際してのご承諾事項」、
「ご注文に際してのご注意事項」追加
社名変更
ご注文・ご使用に際してのご承諾事項
平素は当社の製品をご愛用いただき誠にありがとうございます。
さて、本資料により当社製品(フィールド機器、コントロールバルブ、制御機器)をご注文・ご使用いただく際、見積書、契
約書、カタログ、仕様書、取扱説明書などに特記事項のない場合には、次の通りとさせていただきます。
1.
保証期間と保証範囲
1.1 保証期間
当社製品の保証期間は、ご購入後またはご指定場所に納入後 1 年とさせていただきます。
1.2 保証範囲
上記保証期間中に当社側の責により故障が生じた場合は、納入した製品の代替品の提供または修理対応品の提
供を製品の購入場所において無償で行います。
ただし、次に該当する場合は、この保証の対象範囲から除外させていただきます。
① お客様の不適当な取扱い ならびに ご使用の場合
(カタログ、仕様書、取扱説明書などに記載されている条件、環境、注意事項などの不遵守)
② 故障の原因が当社製品以外の事由の場合
③ 当社 もしくは 当社が委託した者以外の改造または修理による場合
④ 当社製品の本来の使い方以外で使用の場合
⑤ 当社出荷当時の科学・技術水準で予見不可能であった場合
⑥ その他、天災、災害、第三者による行為などで当社側の責にあらざる場合
なお、ここでいう保証は、当社製品単体の保証を意味するもので、当社は、当社製品の故障により誘発される
お客さまの損害につきましては、損害の如何を問わず一切の賠償責任を負わないものとします。
2.
適合性の確認
お客様の機械・装置に対する当社製品の適合性は、次の点を留意の上、お客様自身の責任でご確認ください。
① お客様の機械・装置などが適合すべき規制・規格 または 法規
② 本資料に記載されているアプリケーション事例などは参考用ですのでご採用に際しては機器・装置の機
能や安全性をご確認のうえご使用ください。
③ お客様の機械・装置の要求信頼性、要求安全性と当社製品の信頼性、安全性の適合
当社は品質、信頼性の向上に努めていますが、一般に部品・機器は ある確率で故障が生じることは避
けられません。当社製品の故障により、結果として、お客様の機械・装置において、人身事故、火災
事故、多大な損害の発生などを生じさせないよう、お客様の機械・装置において、フールプルーフ設
計、フェールセーフ設計、延焼対策設計、安全設計など行い、要求される信頼性、安全性に適合でき
るようお願いいたします。
3.
用途に関する注意制限事項
原子力管理区域(放射線管理区域)には一部の適用製品(原子力用リミットスイッチ)を除き使用しないでください。
医療機器には、原則使用しないでください。
また、
次の用途に使用される場合は、事前に当社販売員までご相談の上、カタログ、仕様書、取扱説明書などの技術
資料により詳細仕様、使用上の注意事項などを確認いただくようお願いいたします。
さらに、当社製品が万が一、故障、不適合事象が生じた場合、お客様の機械・装置において、フールプルーフ
設計、フェールセーフ設計、延焼対策設計、その他保護・安全回路の設計 および 設置をお客様の責任で実施
することにより、信頼性・安全性の確保をお願いいたします。
① カタログ、仕様書、取扱説明書などの技術資料に記載のない条件、環境での使用
② 特定の用途での使用
* 原子力・放射線関連設備
【原子力管理域外での使用の際】 【原子力用リミットスイッチ使用の際】
* 宇宙機器/海底機器
* 輸送機器
【鉄道・航空・船舶・車両設備など】
* 防災・防犯機器
* 燃焼機器
* 電熱機器
* 娯楽設備
③ 電気、ガス、水道等の供給システム、大規模通信システム、交通・航空管制システムで高い信頼性が必
要な設備
④ 公官庁 もしくは 各業界の規制に従う設備
⑤ 生命・身体や財産に影響を与える機械・装置
⑥ その他、上記①∼⑤に準ずる高度な信頼性、安全性が必要な機械・装置
4.
長期ご使用における注意事項
一般的に製品を長期間使用されますと、電子部品を使用した製品やスイッチでは、絶縁不良や接触抵抗の増大
による発熱などにより、製品の発煙・発火、感電など製品自体の安全上の問題が発生する場合があります。お
客様の機械、装置の使用条件・使用環境にもよりますが、仕様書や取扱説明書に特記事項のない場合は、10 年
以上は使用しないようお願いいたします。
5.
更新の推奨
当社製品に使用しているリレーやスイッチなど機構部品には、開閉回数による磨耗寿命があります。
また、電解コンデンサなどの電子部品には使用環境・条件にもとづく経年劣化による寿命があります。当社製
品のご使用に際しては、仕様書や取扱説明書などに記載のリレーなどの開閉規定回数や、お客様の機械、装置
の設計マージンのとり方や、使用条件・使用環境にも影響されますが、仕様書や取扱説明書に特記事項のない
場合は 5 ∼ 10 年を目安に製品の更新をお願いいたします。
一方、フィールド機器(圧力、流量、レベル等のセンサ、調節弁など)は、製品により部品の経年劣化による寿
命があります。経年劣化により寿命ある部品は推奨交換周期が設定してあります。推奨交換周期を目安に部品
の交換をお願いいたします。
6.
その他の注意事項
当社製品をご使用するにあたり、品質・信頼性・安全性確保のため、当社製品個々のカタログ、仕様書、取扱
説明書などの技術資料に規定されています仕様(条件・環境など)、注意事項、危険・警告・注意の記載をご理
解のうえ厳守くださるようお願いいたします。
7.
仕様の変更
本資料に記載の内容は、改善その他の事由により、予告なく変更することがありますので、予めご了承くださ
い。お引き合い、仕様の確認につきましては、当社支社・支店・営業所 または お近くの販売店までご確認く
ださるようお願いいたします。
8.
製品・部品の供給停止
製品は予告無く製造中止する場合がありますので、予めご了承ください。
修理可能な製品について、製造中止後、原則 5 年間修理対応いたしますが修理部品が無くなる等の理由でお受
けできない場合があります。
またフィールド機器の交換部品につきましても、同様の理由でお受けできない場合があります。
〔ご注意〕この資料の記載内容は、お断りなく変更する場合も
(24)
ありますのでご了承ください。
お問い合わせは、下記または当社事業所へお願いいたします。
本 社
〒100-6419
東京都千代田区丸の内2-7-3 東京ビル
北海道支店
東北支店
北関東支店
東京支社
中
関
中
九
部
西
国
州
支
支
支
支
社
社
店
社
製品のお問い合わせは…
コールセンター:
ー
〈アズビル株式会社〉
〈COMPO CLUB〉
0466-20-2143
http://www.azbil.com/jp/
http://www.compoclub.com
2007 年 12 月 初版発行
2012 年 4 月 改訂 4 版(M)
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