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Title 幸福感に対する社会生態学的アプローチ (特集 幸福感と 文化

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Title 幸福感に対する社会生態学的アプローチ (特集 幸福感と 文化
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幸福感に対する社会生態学的アプローチ (特集 幸福感と
文化)
竹村, 幸祐; 佐藤, 剛介
心理学評論 (2012), 55(1): 47-63
2012-06
URL
http://hdl.handle.net/2433/174429
Right
© 心理学評論刊行会
Type
Departmental Bulletin Paper
Textversion
publisher
Kyoto University
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幸福感に対する社会生態学的アプローチ
竹村幸祐・佐藤剛介
北海道大学
京都大学
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キーワード:幸福感.文化,社会生態学的アプローチ.関係流動性.適応
人間の心理プロセス・行動傾向に対する文化的
影響についての研究は. MarkusandK
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tayama
(
19
9
1
) の論考をひとつの契機として飛躍的に発
の社会生態学的アプローチの研究を概観し.展望
を論じる。
社会生態学的アプローチ
展し.多くの知見が蓄積されてきた(レピューと
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3
)。近年では.脳
科学の手法を用いた比較文化研究も進められつつ
∞
基本的視座
社会生態学的アプローチとは何か。それは.自
あり(レビューとして路tayama&印刷1.2
0
1
1
)
.
然環境や社会環境がどのように人間の心理プロ
実証研究に不可欠な「手法の多様性Jの点でも厚
みを増してきている。こうした中.幸福感につ
セス・行動傾向に影響するか,また.そうして影
響を受けた心理・行動がどのように環境に対し
いても多くの研究が行われてきた。幸福感につ
てフィードパックを与えるか.その相互構成メ
いての比較文化研究の最新の動向に関しては.
本特集号の他の論文が優れたレピューを提供し
ている。本稿では.こうした比較文化研究の発
カニズムに注目する研究方略である (
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Graham.2
0
1
0
)。通常. 生態学」的アプローチ
展を受けつつ. しかし多くの比較文化研究とは異
然環境要因 (
e
.
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.
.食料資源の分布状況)と生物
なる視点で文化差を見るアプローチとして.社
会生態学的アプローチを紹介したい。以下.社会
生態学的アプローチについてその特徴を説明し.
の行動傾向を含む形質の関係を分析することを示
唆する。しかしここでは 自然環境だけでなく社
研究例を紹介する。その上で.幸福感について
r
とした場合には.生物にとって適応対象である自
会環境も重要な適応対象であること (
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.
1
9
9
8
) に注目し.社会生態学的アプローチとの呼
- 47-
心理学野鎗. V
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L5
5
. No
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称を用いている 1)。
従来の比較文化研究の多くは.異なる文化的背
e
.
ι 日本 v
s
.アメリカ)や民
景を持つ国の比較 (
境要因に注目し.環境と心理・行動傾向の相互構
成メカニズムの解明を目指している。
また.社会生態学的アプローチのもうひとつの
族問比較 (
e
.
ι アジア系アメリカ人 v
s
.ヨーロッ
パ系アメリカ人)に依拠してきた。こうした通常
の比較文化研究との対比で強調されるべき社会生
態学的アブローチの特徴として.次の点が挙げら
れる。このアプローチでは.社会によって心理プ
特徴に.心理・行動傾向が個人にもたらす帰結を
考える際に.その個人を取り巻く環境の特徴を踏
まえて分析することが挙げられる。これは.行動
やその背後にある心理過程を環境に対する適応
ロセス・行動傾向に違いが見られた時,その心
理・行動傾向とは独立に測定可能な環境要因に注
目し.その環境要因の影響を実証的に検討しよう
としている。比較文化研究において.文化差の原
因についての仮説が提出きれでも.その仮説が直
接的に検討されることは決して多くはない。例え
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1
ω と共通の分析的視点である。心理・行動傾
ば.自己評価の高さに北米と東アジアで差が見ら
(
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) に注目した。成
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)
.
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その文化差の原因が「自己の望ましい在り方j に
ついて文化的に共有された観念に求められること
功体験を自己の内的属性に帰属し.失敗体験は状
況要因に帰属する自己奉仕的帰属バイアスは.そ
の帰結のひとつとして肯定的な自己概念の獲得・
維持をもたらすとされる。この場合は.いわば個
人内で完結しうるプロセスが想定されており.自
己奉仕的帰属バイアスを持つことに対する環境か
らのフィードパックは必ずしも視野に含まれてい
∞
がある (
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.
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)。しかし比較文化研究
の難しさのひとつは.こうした文化的に共有され
た観念の直接的測定が時に困難であることである
(
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)。そのため.原点に立ち帰って
「文化差の原因 Jと目されるもの(例えば, 自己
の望ましい在り方Jについての観念)が本当に文
化聞で異なるかどうかを論じる段になると.元々
はその説明対象であったはずの心理傾向の文化差
r
(
e
.g..自己評価の文化差)をもってその根拠とせ
ざるを得ない.という事態になる。もちろん.そ
うした限界を抱えつつも多様な手法を用いること
で仮説の蓋然性を全体的に高めてきたこれまでの
比較文化研究の意義は明らかに大きい。また.共
有された観念や信念が果たす役割は軽視されるべ
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田.
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1
9
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)。しかし同時に.測定可能な環境要因に注
目して実証的検討を進めることは,文化差を説明
する上での重要な知見の蓄積に貢献する。こうし
た立場から.社会生態学的アプローチでは.説明
対象たる心理・行動傾向とは独立に測定可能な環
ツールとみなして分析する適応論(亀田・村田.
向が個人にもたらす帰結には様々なものがあるが.
その全てが個人を取り囲む環境の影響を視野に入・
れた上で論じられているわけではない。例えば
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ロ
∞15) は.東アジアに比べて北米で広く
見られる心理傾向として自己奉仕的帰属バイアス
ない。つまり.環境から切り雄して個人とその心
能な論理になって
理プロセスを記述することカ句T
いる。これに対し.社会生態学的アプローチでは.
個人(そしてその個人の持つ心理プロセスや行動
傾向)を社会生態学的環境というコンテクストの
中に位置づけ.ある心理・行動傾向を持つことに
対する環境からのフィードパックを分析の視野に
入れる。後に紹介する様々な研究の知見に見られ
るように.社会生態学的環境が異なることで,同
じ心理・行動傾向であっても異なる帰結をもたら
すことがある。ある心理傾向は,ある環境では個
人に利益をもたらすが別の環境ではむしろ損失
をもたらすこともある。さらに.そうした環境か
らのフィードパックにより 個人に利益をもたら
す傾向は促進され.ある環境ではより顕著.より強固なものとなって人々に共有されることがある。
このように.環境からのフィー パックという側
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面に注目することで.個人を環境から切り離すこ
1
) ここでは.心理学における近年の用法(e.g
.
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)に従い.社会生
懸学的アプローチという痴をよで述べた窓味で用いており.人
類学・鍵長顔学における社会生怨学(e.g
.山鍾.広間)のこ
とを意味するものではない.
となく.むしろ環境に埋め込まれた存在として描
き出すことが可能となる(なお.自己奉仕的帰属
バイアスの文化差を社会生態学的アプローチから
どのように解釈し得るかについては後述する)。
-4B-
竹村・ C
UI:
1
事舗8に対する社会生!I学的アプローチ
社会生態学的アプローチが扱う環境要因は多岐
こともある。個人が日々の生活の中で培う幸福感
に渡る。社会生態学的環境とは.つまるところ.
について分析する際に.その生活が根差す環境の
個体の心理・行動等の特性がその個体に対して
持つ制約・条件・特性を視野に入れ.その影響の
もたらす帰結に影響する.個体にとって外在的な
要因 2)のことを指し.従って非常に多様な範囲の
メカニズムを実証的に解明しようとする試みが.
幸福感に対する社会生態学的アプローチである。
ものがここに含まれる。自然環境の代表的な例を
換言すれば.この試みは,幸福感が形成される場
挙げるならば.気候 (
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23
)や 病 原 体 の 蔓 延 度 (
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た理歯仮説の構築を目指すものである。
∞
近年.社会生態学的要因に注目した研究は広く
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),大陸の形状 (
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) など.また.社会環境要因の例としては生
展開されつつあり.幸福感についての研究もまだ
数は多くはないもののいくつか報告されている。
業 (
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.
.農耕.狩猟採集:Beπy,1
9
6
7
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9
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9
)や
以下では.まず社会生態学的アプローチに基づい
社会関係の流動性 (
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),都市化度
た比較文化研究の代表的な例を紹介する。その上
(
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9
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2
) などが挙げられる。こうし
∞
た環境要因の下で.行為者の特性がどのように異
で,社会生態学的要因に注目して幸福感にアプ
なった帰結をもたらすかに注目しそうした視点
ローチしたこれまでの研究を概観する。
からどのような条件下でどのような心理プロセス
社会生態学的7ブローチの研究例
や行動傾向が見られやすくなるのかを分析するの
が社会生態学的アプローチである。
以上のように.社会生態学的アプローチでは.
既述のとおり.社会生態学的環境要因は多岐に
心理・行動傾向等が個人にもたらす帰結が環境に
渡り,気候などを含む自然環境だけでなく.人間
よって変動することに注目している。そして.こ
自身が集合的に作り出す社会環境も含まれる。こ
うした環境からの影響に注目したアプローチは.
れまでに実証的に扱われて・きた社会生態学的要因
幸福感研究にとっても重要な視点を提供する。ど
とその研究例を表 1に示す。以下では,これまで
のような要因や特性が人々の幸福感を高めるのに
の研究で最も広範な環境要因を検討したものとし
寄与するかを解明することは幸福感研究の重要な
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てG
研究課題であるが.社会生態学的アプローチから
それに続いて.社会環境要因の中でも現在最も注
は.そういった要因や特性のもたらす帰結を考え
目されている要因のひとつである「流動性」につ
る際に周囲の環境の影響について考えることが求
いての研究例を紹介する。
められる。極端な例を挙げるならば,
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一日分の
(
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1
1
)の研究を簡単に紹介する。
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.(
2
0
1
1
) は.社会によって日々の
水Jを持っていることの重要性.ひいてはその時
生活における規範の厳格さが異なることに注目し
の幸福感に与える影響は.砂漠にいる時とコンビ
た。規範の厳格な社会では,日常的に多くの制約
ニエンスストアが散在する日本の都市固にいる時
が存在し.個人はその制約の中で行動する。例え
では.大きく異なると考えられる。個々の人聞の
ば日本や韓国は比較的厳格な社会であるのに対し.
生活はその周囲の環境の様々な制約(例えば.水
ウクライナやエストニアは比較的寛容な社会であ
の入手可能性)から切り離されたものではなく.
るという。そうした社会聞の差を説明する要因と
むしろ密接に関連している。ある環境で手に入り
し
て
,
やすいものも別の環境では手に入りにくいことが
e
.g
.,病原体の
威を与える様々な自然環境要因 (
あるし.また別の環境ではあり余って価値がない
蔓延度や天災の発生頗度)に着目した。さらに.
それら脅威となるような数々の環境要因が様々な
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.(
2
0
1
1
) は.人間の生活に脅
社会制度(法制度や警察機構など)とも影響し合
2
) ただし.個人にとって f
外在的jであることは. ~,・ずしも
いながら.当該社会における一般的な規範の厳格
個人から膨容を受けないことを意味しない.むしろ.個人と環
さに影響し.さらに個々人の心理傾向にも影響す
境の相互膨響過程の解明は社会生怨学的アプローチにとって皿
要な研究腺砲である (
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油 創 札 却1
0
)
0この点に関し
るとのモデルを提唱した。このモデルでは.さら
ては.本織の末尾でも触れる.
に.心理傾向が翻ってその社会における一般的な
- 49-
心理学野鎗. V
o
Lお. No
.1
表 l 代表的な社会生態学的要因とその研究例
社会生態学的要因
置3
容される心理・行動傾向等
病 原 体 重E
延皮
自己制御.セルフ・モニタリング
研究
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配偶相手についての遭好
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感染症に対する防衛的反応の強さ
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針士会内の武力紛争・内総の頻度
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種類の多さ
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問問行動
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分析的・包括的也知
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農緋・牧畜
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市崎への依存度
資源分配・悔力行動
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個人主義・集団主義的価値観
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一般的信頼
淀動性関係波動性
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自己野価・自尊心
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友人への自己開示
友人間の鎖似性
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i
np
r
e
鎚)
友人に対する恥の感じやすさ
Adams(
2
叩5
)
C
友人関係についての理解
幸福感に対する外見的魅力の影響・
And
e
r
s
o
n
.Adams.&P
l
a
u
t(
28
)
C
:P
l
a
u.
tAdam
.
s&
A
n
d
e
r
s
o
nω 9
)
<
竹村(却 1
0
):
T
a
l
叩 n
u
r
a(
却1
1
)
幸福lf8に対する撤自性欲求の影響・
自己{概念における個人的属性の中心性・
i
.L
u
n,&S
h
e
r
m
a
n(
27
a
)
O国h
居住地の流動性
内集団協力・アイデンテイティ
G
u
s
t
a
f
s
o
n(却凹):O
i
s
h
i
.I
s
h
i
i
.&Lun(
2
仰 ):
O
i
s
h
ie
t
乱 (
2
0
0
7
b
)
幸福感・死亡率・
O
i
s
h
i&S
c
h
i
m
m
a
c
k(
2
0
1
0
)
職場・職援の流動性
役割畑待に合致したパーソナリティ重視
C
h
e
n
.C
h
i
u
.&Chan(
29
)
辺境における自発的入抱の歴史他者の行動の原因帰属
K
i
也y
a
m
a
.I
s
h
i
i
.e
ta
1
.(
2
0
0
6
)
飽知的不協和の生起プロセス
K
i
t
a
y
a
ma
.1
5
凶.e
ta
l
.(却価):竹村・有本 (
2
0
0
8
)
幸福感に対する関与的・脱関与的感情の彫響・Kit
a
y
a
ma
.I
s
h
i
i
.e
ta
1
'(筑間):K
i
t
a
y
a
m
ae
ta
L(
2
0
0
9
)
分析的・包指的隠知
Kit
a
y
a
m
ae
ta
I
.(
29
)
自己慨念
K
i
t
a
y
a
m
ae
t札 ぼ 胸 }
個人主義・集団主義的行動
V回 d
e
l
l
o&C
o
h
e
n(
1
9
9
9
)
相互独立的価値観
巴t
a
y
a
m
ae
ta
l
.(
2
0
1
0
)
∞
∞
∞
∞
∞
∞
∞
∞
コミュニケーション・スタイル
周囲の他者の態度
幸福感に対する失業の影響・
気候
幸福感に対する経済的.かさの影響・
個人主義・集団主義的価値観
感情や日常経験・
都市生活
自己効力感
自己概念
社会的ストレスへの敏感さ
個人目僚の追求
下位文化の多様性
環境の視覚的複雑さ
分折的・包括的包知
i
寅(筑間)
S
t
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v
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l
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鈴e
r
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2
0
1
0
)
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r& Vand
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2
0
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1
)
Ka
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m
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2
0
0
3
)
28
)
D
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t乱 (
D
e
b
i民-c釘1&H
u
g
g
i
n
s(2009)
K
a
s
h
i
m
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ta
l
. (笈胤):Wa
此 防 & 恥 即l
i(
1
使1
6
)
L
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g
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ta
1
.(
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1
)
Y
a
m
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g
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s
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l
.(
却1
2
)
向s
c
h
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19
8
2
)
M
i
y
a
m
o
t
o
.N
i
s
b
暗t
.
t& Masuda(
2
0
0
6
)
∞
・幸福感に対する影嘗を検肘した研究。 a社会の経済的豊かさ (
e
.g
.
.GDP) の効果に!閉しては.多くの研究 (
e
.g
.
.F
i
n
c
h
e
re
ta
l
.
.2
α)
8
)
が続開)
1
変数として f
sいており.ここに格げたもの以外にも多数の研究が発袋されている。 bただし.山 l
争(1的8
) 自身は関係流動性
という絡を周いてはおらず.既存の社会関係にコミットし続けることのコストの大きさをキー変数として鈴を展開してい
Adamsとその共同研究者も関係流動性という阪を用いてはいない。しかし.彼らの倫考におけるキ一変数である「関係形成・
る
。 C
f
t念的に関係流動性と対応する。
維持における個 h 人の選択の自白度」は .
-5
0ー
sに対する社会生息学的アプローチ
竹村・佐趨:宰徳
││却制・臨的蜘【遺融園)出会レベルのプロセス
生.学的
陶
.
.
I
│
~
.u
近織的f
同時代的プロセス
ローカ}"'~ ~
思守備鱒する
I
f心 事 幅 広 1
I
自己指僻
曲家事
目常的状況の
自己制御
.
.
遺
毘観的It*
セルフ・宅二タ
alFf,メディア.紋宵.
書庫
涜
_
, 請書敏
リング
国 l 雌椿ー寛容文化のシステムモデル(Ge
l
f
a
n
de
tal~ 2
0
1
1
)
規範の厳格さに影響し.その規範の厳格さがまた
環境要因や社会制度にもフィードパックして.全
体としてシステムを形成していると主張されてい
る(図 1
)。ここで注目されている心理傾向には.
自己制御 (
B
a
u
m
e
i
s
t
e
r&Hea
也e
目o
n
,1
9
9
6
) やセ
ルフ・モニタリング (
S
n
y
d
e
r
,1
9
7
4
) などが含ま
れる。こうした心理傾向は行為者自身の規範逸脱
行動を抑制するのに役立ち そのために社会規範
の厳格な環境で促進されたと考えることができる。
G
e
l
f
a
n
de
ta
l
.(
2
0
1
1
)は
, 3
3ヶ国において新たに
収集された聞査データと既存のアーカイプデータ
を組み合わせ.上述のモデルを支持する結果を得
た。分析対象となった環境要因には.例えば.当
該環境で入手可能な食料資源.水資源.大気質,
領土を巡る争いの頻度,病原体の蔓延度,天災の
発生頻度.人口密度などがあり.こうした要因が
当該社会の規範の厳格さを高めている可能性を見
出した。そして.こうして形成された当該社会の
規範の厳格きが個人の自己制御やセルフ・モニタ
リングなどの心理傾向を強める可能性も示した。
非常に広範なデータを収集して分析した G
e
l
f
a
n
d
l
.(
2
0
1
1
) のこの研究は.自然環境の特徴.
e
ta
社会制度.日常的に経験される状況の特徴.そし
て心理・行動傾向が全体として lつのシステムを
形成している可能性を示唆している。
次に,社会環境要因の影響を扱った研究の例と
して.流動性についての研究を紹介する。流動性
は,現在最も注目を集める社会生態学的要因のひ
とつではあるが.研究者によって異なるタイプの
流動性(例えば.居住地の変更など物理的移動に
関わる流動性や.所属集団・社会関係の選択や移
動に関する関係施動性など)に注目し,定義も異
なる。しかしながら.そうした一連の研究につな
がる先駆的研究として 山岸の信頼についての研
究(山岸, 1
鈎8
:Y
a
m
a
g
i
s
h
i&Y
a
m
a
g
i
s
h
i
,1
9
9
4
)
を挙げることができる。
犯罪の多いアメリカ社会より.安全な日本社会
の方が他者に対する信頼感は高い。一般的にはこ
れが常融だと思われる。しかしながら.山岸は.
こうした常融に反して他者一般に対する信頼(一
般的信頼)が実は日本よりもアメリカで高いこと
に注目し.この社会聞の差異を説明する仮説を提
唱した(山岸. 1
鈎8
:Y
a
m
a
g
i
s
h
i& Y
a
m
a
g
i
s
凶.
1
鈎4
)。山岸がその仮説で注目したのは.特定他
者との長期的関係に固執することのコスト(新た
な関係形成に挑戦することで得られたはずの利
益)の大きさが.日米で異なる可能性である。日
本社会の特種として広く取り上げられるものに.
終身雇用制度や系列取引の例に見られるような長
期的で安定的な関係性がある。山岸は.日本ほど
固定的な関係性が広く見られないアメリカでは.
こうした特定他者との長期的関係に固執すること
のコスト(例えば,新たなビジネス・チャンスの
喪失)が大きくなっており.そのために既存の関
係の外にいる他者との新たな関係形成が促進され
ている可能性を指摘した。そして.こうした環境
においては見知らぬ他者を忌避する心理傾向を持
つより.ひとまず信頼する傾向を持って関係形成
に積極的でいることが.長期的に適応的な方略と
して促進されると論じている。この「ひとまず信
頼する」傾向がすなわち一般的信頼の高きで.こ
うした心理特性を持つことがアメリカ社会では適
応的になるため.既存の関係に固執することが有
刺な日本社会に比べて 一般的信頼が高くなると
-5
'ー
心理学野信. V
ol5
5
. N
o
.1
される。
い社会においては.積極的な関係形成行動を促す
∞
結城とその共同研究者 (
F
a
l
ke
ta
l
.2 9
:S
a
t
o
ポジテイプな自己概念を持つことが適応的になる
e
ta
J
.2 7:
Schuge
ta
l
.
.2 9
:Schuge
t乱 .
2
0
1
0
:
Y叫c
ie
ta
l
.2 7
) は.こうした山岸の理論的枠組
r
e
l
a
t
i
o
n
a
lm
o
b
i
l
i
t
y
)と
を引き継ぎ.関係流動性 (
可能性を議論している。まず.低関係流動性社会
いう概念を用いた研究を展開している。関係流動
自分も他者も一般的に他の選択肢を多く持たず.
性とは.ある社会または社会状況における対人関
そのため.社会関係が自然と長期的に維持される
(
Y叫c
ie
ta
l
.
.2 7
) と定
ことが多いと考えられる。しかし万一現在の関係
義され.新たな対人関係の形成.また.既存の関
から排斥されてしまった時には.既存の関係の外
係の維持・解消における自由度の高さを意味する
に選択肢が存在しにくいため.孤立状態に陥って
社会生態学的要因(すなわち.個人の持つ属性で
しまう危険性が高くなる。こうした環境において
9
8
)
はなく.環境サイドの要因)である。山岸(19
は,不用意に新たな社会関係の形成に投資するこ
の論じたような.人々が一般的信頼を高く持って
とで既存の関係から排斥されるリスクを高めるよ
いる状態とは.この関係流動性の高い状態に合致
か既存の関係に固執することが長期的に適応的
Y
u
k
ie
ta
,
.
l2 7
)。人々が一般的信頼を高
する (
く持っている環境では.既存の関係に固執してい
になると考えられる。ゆえに積極的な関係形成行
動を促すポジテイプな自己概念を持つことはそれ
る環境に比べて新たな社会関係を築く機会が多
ほど必要とされないか.あるいは不適応になる危
く.その分だけ個人は関係形成・維持に関する自
険が存在する。
∞
∞
∞
係に関する選択肢の多さ
∞
∞
とポジテイプな自己概念の関係を考えてみる。社
会関係の選択肢が少ない低流動性社会においては.
由度を高く持つ。逆に,誰もが既存の関係に固執
一方で,社会関係の選択肢が多い高流動性社会
している環境では.仮に新たな関係形成を試みて
では,新たな関係形成を求めた際にその試みがう
も.自分が相手にとって「既存の関係の外Jにい
まくいく可能性はおしなべて高い。しかし.多く
るという理由だけで拒否されることになり.既存
の選択肢が存在するこうした環境は.決して人々
の関係に依存し続けるほか選択肢はない。これが.
にとって自由な「ユートピア Jではなく,むしろ
関係流動性の低い状態である。関係流動性の影響
競争的な「自由市場」に似た状態になる。確かに.
を検討した研究については,
選択肢がより多〈存在する高流動性社会では,そ
r
幸福感と社会生態
学的環境」のセクションでも紹介するが.以下で
うでない社会に比べ. より望ましい関係.より魅
いくつか例を紹介しておきたい。
力的な相手を求める行動が利益をもたらしやすい。
本稿の前半で述べたように.自己奉仕的帰属バ
しかし重要な点は,より魅力的な他者を求める行
イアスには文化差があり.この自己奉仕的帰属バ
動を取るのはその個人だけではなく.同じ環境を
イアスがもたらす帰結のひとつとしてポジテイ
共有する周囲の他者もやはり魅力的な他者との関
プな自己慨念の獲得・維持が挙げられている
係形成を求めて行動することである。その結果.
(
H
e
i
n
e,2 5
)。しかし.この理論的枠組では.
魅力的な他者との関係形成をめぐる続争が起きや
自己奉仕的帰属バイアスのもたらす帰結(すなわ
ち.ポジテイプな自己概念の維持・獲得)が環境
すくなる。そうした環境においては.周囲の他者
にとって十分な魅力・価値を持たない個人は既存
というコンテクストの中に位置づけられていな
の関係を破棄されたり.関係形成を持ちかけても
いことも既に指摘した。これに対して F
a
l
ke
ta
l
拒絶されたりするリスクが存在することとなる。
(
2 9
) は.自己奉仕的帰属バイアスなどによっ
て達成されるポジテイプな自己概念を持つことの
意義が.関係流動性の高い社会と低い社会で異な
ることを主張した。
関係流動性の高い社会においては新たな関係形
成を積極的に試みることが個人に利益をもたら
9
9
8
:Y
u
k
ie
ta
l
.
.2
0
0
7
)。
すと考えられる(山岸, 1
F
a
l
ke
ta
l
.(
2 9
) は.そうした関係流動性の高
F
a
l
ke
ta
.
l(
2 g
) は.高流動性社会と低流動
性社会についての以上の仮説に基づき.高流動性
社会では自己評価を高く維持することがより適応
的になると主張した。関係流動性が高く競争的な
社会環境においては, リスクを乗り越えて積極的
な関係形成行動を促す心理的プースターが必要と
なる。自己の魅力・価値を高く評価する心理傾向
は.そうした心理的ブースターとして積極的な関
∞
∞
∞
- 52 -
∞
竹村・位鹿:$飽感に対する社会生!!I学的アプローチ
∞
係形成行動を促進し.関係流動性の高い社会ほど
Adams(
25
) は.社会関係は個人の選択の問
個人に利益をもたらしやすい心理傾向になると
題だと考える傾向がアメリカにおいてガーナでよ
F
a
l
ke
tal.は論じている(競争が存在する時に.
りも強〈見られることをインタビューで確認した
過度に商い自己評価がむしろ適応的になり得る
上で,
o
h
n
s
o
na
n
dF
o
w
l
e
r
.2
0
1
1も参
ことに関しては. ]
0%以上の回答者がポジテイプな評価を
カでは 7
照)。事実.この仮説と整合して.柳樺・西村・浦
下すのに対し.ガーナでは半分弱の回答者がネガ
(
2
0
1O)は.自尊心の高い個人ほどそれまで親し
テイプな評価を下すことなどを見出した。こうし
くなかった他者との関係形成に積極的であること
た社会差の背景には.友人関係における選択の自
を見出している。
由度が小さいガーナでは.友人の中にも自分に
r
多くの友人を持つこと Jについてアメリ
F
a
l
ke
ta
l
.(
2
0
ω
) は,日本とカナダで実験を
とって敵対的態度を持つ者が存在し.多くの友人
行い,それまでの先行研究と一貫してヨーロッパ
を持つことはそうした複雑な友人関係の適切なマ
系カナダ人がアジア系カナダ人および日本人より
ネージメントをより困難にするという信念が存在
も自己評価が高い(具体的には.社会的に望まし
すると解釈されている。
い特性ほど自分によく当てはまると回答する傾向
また
∞
C
h
e
ne
ta
l
.(
29
) は.職場ならびに職業
が強い)ことを確寵した。さらに.身近な社会関
o
bm
o
b
i
l
i
t
y
) に注目し.この社
の変更可能性(j
係の中にある選択肢の多さについて問う関係流動
会生態学的変教が低い環境(職場や職業の変更が
y
此i
e
t乱.
2
0
0
7
) の得点、が.上述の文化
性尺度 (
差を部分的に説明することを見出しているお。
困難な環境)ほど.役割期待に合致したパーソナ
リティを持つことが重視されるという仮説を提唱
関係流動性についてはこの他に.友人への自
した。
∞
C
h
e
ne
t乱 (
29
) は.職場や職業の変更
h
u
ge
t乱.2
0
1
0
)
. 友人聞の類似
己開示傾向(Sc
可能性に関する信念の測定.あるいは実験操作を
性の高さ(Sc
h
u
ge
t札 2 9
)
. 恥の感じやすさ
行い.仮説を支持する知見を得た。さらに,関係
(
S
z
n
y
c
e
r
,
Takem
町
a
.D
e
l
t
o
n
.e
ta
l
"泊 p
r
e
弱)にお
r
e
s
i
流動性と類似の概念である居住地の流動性 (
ける社会聞の差異に関する研究が既に報告されて
d
e
n
t
i
a
lm
o
b
i
l
i
t
y
) に関しでも.大石とその共同研
いる。また,幸福感に対する独自性欲求の効果が
究者によって多くの研究が行われている。居住地
関係流動性によって干渉されることを示した研究
流動性は主に引越し回数で測定され.例えば.居
住地流動性が高いと自己概念における個人的属性
∞
もあり(竹村, 2
0
1
0
:Takemura
,2
0
1
1
)
. これに
ついては後に詳述する。
r
の中心性が高まること (
O
i
s
l
廿e
t乱
,2
0
0
7
a
)
.ま
また. 流動性Jという語こそ用いていないも
た,所属コミュニテイに対する貢献行動が居住地
のの, A
dams(
25
) は,社会関係の形成に関
する自由度が高いアメリカ社会(高流動性社会)
O
i
s
h
i
流動性の上昇にともなって低下すること (
∞
l
.
.2
0
0
9
:O
i
s
h
ie
ta
l
.
.2
0
0
7b)などが既に明ら
e
ta
i
s
h
i
.2
0
1
0
:
かにされている(レピューとして, O
i
s
l
i
n
ι
2
0
0
9
)。
O
i
s
h
i&K
と.社会関係における個人の選択の自由度が低
いガーナ社会(低流動性社会)を比較し.友人関
係についての理解が異なることを見出した。
幸福感と社会生態学的環境
3
) Y
u
k
ie
t乱 (
2
0
0
7
)の関係流動性尺度は.周囲の環境の
上で紹介した G
e
l
!
:
釦de
t乱 (
2
0
1
1
) も山岸
「近似値Jとして.その環境に対する知覚を測定している.知
∞
(
l9
9
8
)もF
a
l
ke
t乱 (
29
) も.ある心理・行
覚を測定しているために.環境だけを純粋に反映するものだと
断曾することができない点は注意を要する.しかし.個人の行
動等に環績が影響する際に.その環境を個人が知覚することで
膨留が発生すると想定される級合は決して少なくない(例えば.
水資源が環境内で不足していると知覚することで水を求める行
動特性が個人にどのような帰結をもたらすかがそ
の周囲の社会生態学的環境によって左右されるこ
とに注目している。同じ心理特性(例えば.自己
0 こうした尺度は大量のデータの効率
動が促進される.など)
的収集を可能にするといった長所も持ち.仮鋭ならびに代讐仮
鋭との関係の中でその妥当性・宥用性がs!Il価される必要がある。
をポジテイプに評価する傾向)も.環境(例えば.
関係流動性の高さ)が異なれば.異なった婦結を
個人にもたらすのである。このことは,近年精力
また一般的に.いずれの制度も固有の限界を持ち.複数の測度
による慎重な検Eが求められることは飴を待たない.
的に研究されている幸福感や日々の生活満足感に
一
J
ヲ
‘3
心思学時総,
Vo
l
.
お
. No
.1
閲しでも重要なインプリケーションを持っており,
た4
)。この結呆に対し, F
i
s
c
h
e
r&Vand
eV
l
i
e
r
t
どういった心理・行動特性やその他の要因が幸福
(
2
0
1
1
) は,経済的に豊かな国の場合.厳しい自
感や生活満足感を高めやすいのかが社会生態学的
然環境が刺激となってさらなる成長・発展を促し.
環境に依存している可能性を示唆している。以下,
その結果として心身の不幸な状態が軽減されてい
幸福!惑に影響する要因が社会生態学的環境によっ
ると解釈している。これに対し.経済的余裕のな
てどのように変化するかについて.これまでに報
い国では厳しい気候に対抗することができず.そ
告されてきたいくつかの研究例を概観する。
のことが不幸な状態を高めているとされる。
以上のように.人間の日々の生活ひいては感情
気候と幸福感
経験に影響するものとして,天候・気候などの自
まず.自然環境要因が人々の感情経験に与える
然環境要因の影響が検討されている。次に.自然
影響を検討した研究を紹介する。環境要因である
環境要因と社会環境要因の影響が混在していると
天候が気分に与える影響を最も包括的に検討した
考えられる「辺境」という生活環境の持つ効果に
研究のひとつとして D
e
n
i
s
s
e
ne
ta
l
.(
2 8
) が挙
ついて検討した研究を紹介する。
∞
げられる。 D
e
n
i
s
s
e
ne
ta
.
l(
2
0
0
8
) は.気温・風
力・日照.時間・降雨量・気圧・光周期といった多
辺境における自発的入植の歴史と幸福感の規定因
岐に渡る天候関連要因と肯定的・否定的気分なら
日々の生活の中で経験されるポジテイプ感情に
びに疲労との関連について.日記法で収集した
は様々なタイプのものがある。Kit
ayama
,
M
a
r
k
u
s
.
データをマルチレベル分析によって検討している。
&Kurokawa(
2 0
) は.こうした様々なポジテイ
その結果.肯定的気分に対する天候の影響は見ら
プ感情を.自己が他者から独立した存在であるこ
れなかったが.気温・風力・日照時聞が否定的気
とを確認できた時に感じる「脱関与的ポジテイプ
分に影響していることが示された。気温の高さは
感情J(
d
i
s
e
n
g
a
g
e
dp
o
s
i
t
i
v
ee
m
o
t
i
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;e
.g
.,優越
否定的気分を高め.一方で風力の強きや日照時間
感)と.自己が他者と良好な関係を持っているこ
の長さは否定的気分を低めることが確認された。
とを確認できた時などに感じる「関与的ポジティ
また降雨量と気圧の低きが寂労を高める効果は.
プ感情 J(
e
n
g
a
g
e
dp
o
s
i
t
i
v
ee
m
o
t
i
o
n:
e
.g
.,親しみ)
実際には日照時間の短さにその原因があることも
に分類し.そのいずれが全体的なポジテイプ感情
明らかにされた。日照時間の影響については.日
(
e
.g
.
,幸せ)とより強く結びついているかを日米
照時間の減少に伴い.日光にあたることによって
で検討した。その結呆.アメリカでは脱関与的ポ
皮膚で生成されるビタミン D
3の 量 が 減 少 し そ
ジテイプ感情が全体的ポジティプ感情とより強い
のため脳内のセロトニンが減少することで否定的
相聞を持つが.日本では関与的ポジテイプ感情が
気分や疲労が高まった (
L
a
n
s
d
o
w
n
e&P
r
o
v
o
s
.
t
より強い相関を持つことが見出された。この知見
1
9
9
8
) と解釈されている。
また, F
i
s
c
h
e
r& Vand
eV
l
i
e
r
t(
2
0
1
1
) は.気
は.自己と他者の関係についての基本的認識(文
化的自己観.北山. 1
9
9
8
:Markus& Kitayama
候(特に気温)の及ぼす影響が.その国の経済的
1
9
9
1
) が文化問で異なり.北米では個人を周囲の
豊かさによって異なることを見出した。ここで
他者から切り離された存在として認識する自己観
従属変数とされているものはパーンアウトや不
(相互独立的自己観)が優勢であるのに対し.日
安.うつ傾向などを合成した「不幸な状態 (
i
l
l
-
本を含む東アジアでは個人はその周囲の他者と密
b
e
i
n
g
)Jの総合得点で.様々な先行研究やアーカ
接に結びついた存在として毘撤されやすい(相互
イプデータを元に作成した 5
8ヶ国を含むデー
協調的自己観)とする仮説と一貫している。
∞
タベースで分析が行われた。その結果,気温と
GDP) の聞に交互作用があり.
経済的些かさ (
経済的に豊かな固においては.雌しい気候の
国(夏に暑い国.あるいは.冬に寒い国)ほど実
は不幸得点、が低く.経済的に貧しい固では厳し
い気候の国ほど不幸得点が高いことを見出し
4
) F
i
s
c
h
e
r&VandeV
l
i
e
r
t(
2
0
1
1
)l
i,不幸(iII.
b
e
i
n
g
)だけで
なく主観的幸稲感 (
s
u
b
j
e
c
t
i
v
ew
e
l
l
.
b
e
i
n
g
) に対する効操も検
討されており.問機の交互作用(気温 XGDP) が確惚されて
いる。しかし.その後の単純スロープの検討などの鮮細な分併
は行われておらず.より降細な分析結果の報告されていた不幸
(
i
U.
b
e
i
n
g
) についての結果を本欄本文では紹介することとした。
- 54 -
sに対する主士会生B学的アプローチ
竹村・佳麗:命佃
それでは,こうした自己観の文化差は何を起源
l
s
h
i
i
,
e
t乱 (
2
0
0
6
) は.北米と閉じく大規模な自発
e
t乱(盟問)と同じく.脱関与的および関与的な
ポジテイプ感情が全体的ポジテイプ感情(幸福
感)に与える影響について分析した結果.北海道
在住者は.本州(京都およびその周辺)の在住者
に比べて,アメリカ(ミシガン州)在住者の示し
た相互独立的心理傾向(関与的ポジテイプ感情よ
りも脱関与的ポジティプ感情が全体的ポジテイプ
感情を強〈規定する傾向)に近い傾向を示したの
である。
また.同様の理論的枠組に基づいて, Ki
tayama
∞9
) は.西ヨーロッパ(イギリス・ド
e
ta
l
.(
2
イツ)・アメリカ・日本の比較を行っている。そ
れまでアメリカとヨーロッパの比較に焦点が当て
られることはあまりなかったが.自発的入植が相
互独立的文化のー因であるとする立場からは.ア
メリカにおいて西ヨーロッパよりも強い相互独立
的傾向が見られると期待される。アメリカは多く
の文化的背景を西ヨーロッパ(特にイギリス)と
共有しているものの.イギリスやドイツと違って
比較的近い過去に大規模な自発的入植を経験して
いる。調査の結果, K
J
回 yamae
t札 (
2
0
ω
) は.全
体的な幸福感に対する脱関与的感情 (
v
s
.関与的
感情)の相対的な効呆は.アメリカ(ミシガン)
で最も強<.日本(京都・東京)で最も弱く見ら
れ,イギリス(エセックス)・ドイツ(ハンプル
ク)ではその中間に位置する効呆の強きが確毘さ
れた。もちろん.アメリカと西ヨーロッパ(イギ
リス・ドイツ)は.多くの要素を共有しつつも異
なる部分も多<,ここで確認された文化差の原
因が「自発的入植の歴史Jであると断言するこ
とは不可能である。しかしながら.北海道と本
的入植の歴史を持つ北海道に注目した。もし「自
州の比較(Kitay~ I
s
h
u,e
ta
l
.,2
∞6の他にも.
発的入植が相互独立的文化の一因」という仮説が
0
∞;竹村・有本, 2
∞8
) や.アメリカ圏内
潰
, 2
正しければ,言語や法制度など様々な要因を日本
の地域間比較の知見 (
V
a
n
d
e
l
l
o&Coh
e
n
.1抑止
の他の地域と共有する北海道においても.相対的
Ki
tayamae
ta
l
.
, 2
0
1
0
) などとともに総合的に
に強い相互独立的心理・行動傾向が確認されると
判断すると過去における大規模な自発的入植
予測される。以上の識論に基づいて実施された
が現代の相互独立的文化の一因であると考える
ことの全体的な蓋然性は高まる。ただし.相互
とするのか。 KJtay~Ishü, et 乱(初06) は.
r
自
発的入植の歴史Jが相互独立的文化の起源のひと
つであると主張した。 Kitayam
,
a1
ぬU,
e
ta
l
.(
2
∞6
)
の仮説は次のように要約される。まず, 1
) 法制
度などを含む様々なインフラストラクチャの十分
に整備されていない未聞の辺境地帯に自発的に入
植した人々は.そうした辺境地帯に入植すること
を選ばなかった人々に比べて,そもそも自立的・
独立的な心理傾向を強〈持っていた
(
T
山 田r
,
1
9
2
0
)。さらに, 2
) 人口密度が低<,社会機構や
諸々のインフラストラクチャの未整備な辺境での
生活は.そこに住む入植者にとって自立的・独立
的であることを促し.そうした心的傾向を強化し
3
)そうした心的傾向を持つ個人がそ
の後の社会構築などを通して相 E作用することで.
た。そして,
人間とは基本的に相互に独立した存在であるとの
信念(相互独立的自己観)が集合的に形成され.
その信念がその後も人々の相互作用を介して維持
,
aI
s
h
i
i
.e
ta
l(
2
∞6
)は.以
されてきた針。 KJtayam
上のプロセスで辺境・開拓地への大規模な自発的
入植を契機に相互独立的文化が形成されて現代ま
で受け継がれてきたと主張し.脱関与的ポジテイ
プ感情の影響の強さなどもそうした相互独立的文
化の表れのひとつだと解釈している。
このように, Kiuy
副n
,
aI
s
h
i
i,e
ta
l
.(
2
0
0
6
)の
仮説は.過去の大規模な自発的入植が現在の相互
独立的文化の起甑のひとつであると主張している。
問題は.こうした歴史的起源についての仮説をい
かに検証するかである。これに対し.阻tayam
,
a
K
i
tayam
,
aI
s
凶
,e
ta
l(
却0
6
)の調査結果は.上の
予測を支持するものであった。例えば.阿国yam
a
.
独立的傾向における北海道在住者と日本の他地
域在住者の差を否定する結果も報告されており
(
e
.g
.
,Y
amagishie
ta
l
.
, 2
0
1
2
:他 に も S
z
n
y
c
e
r
,
5
) 過去の環境の中で形成された信念が.社会的相互作用の中
Takemur
,
a Delton,
e
ta
l
.i
np
r
e
s
sは恥の感じやす
きに関して近畿と北海道で差が見られないことを
報告している),今後の更なる検証が求められる。
1
)
'
唆化した後も受け継がれ続けるプ
で集合的に維持され.環境.
ロセスについては, t
f
l
S
b
e
t
t& C油 田 (
1
弱6
) の駿鎗も参照さ
れたい.
,
膏
,
,
匂a
心理学野積. V
o
l
.5
5
. N
o
.1
流動性と幸福感の規定因
満足感の関係が関係流動性の高い社会と低い社
心理プロセス・行動傾向に影響する社会生態学
会で異なることを示した研究が竹村 (
2
0
1
0:
的要因のひとつとして流動性に注目が集まりつつ
あることは既に述べたとおりである。幸福感の規
定因についても同棟で
E
流動性が異なることで.
個人の幸福感を規定する要因が異なることを示す
知見が蓄積されつつある。例えば. Adamsとそ
の共同研究者 (
A
n
d
e
r
s
o
ne
ta
l
.
.2
0
0
8:
P
l
a
u
te
ta
l
.
.
∞
ndersone
t
方に応じて異なることを見出した。 A
a
l
.(
2
∞
8
) は.関係形成・維持における個々人の
29
) は.外見的魅力の重要性が社会関係の在り
選択の自由度の高いアメリカと.個人の選択の自
∞
由度の低いガーナ (Adams.2 5
) を比較し.ア
メリカで外見的魅力がより強い効果を持つことを
見出した。関係形成・維持が個人の選択に基づき
やすいアメリカのような環境では.個人の選好が
関係形成・維持に影響しやすく,逆に個人の選択
の自由度が低い環境では.個人の選好は関係形
成・維持に影響しにくい。そのため.外見的魅力
のように.選択の基準になるものの重要性がアメ
リカとガーナで異なり
外見的魅力がポジテイプ
な帰結をもたらす程度がガーナよりもアメリカで
より強く見られたと解釈されている。
もちろん.アメリカとガーナの聞にはあまりに
∞
8
)
も多様な差異が存在し. A
ndersone
ta
l
.(
2
の結果だけでは外見的魅力の重要性の差異を関係
流動性の差異に帰属させることはできない。しか
∞
しながら. P
l
a
u
te
ta
.
l(
2 9
) によってこの欠点
∞
を補う知見が提出されている。 P
l
a
u
te
ta
l
.(
2 9
)
は.アメリカ国内での大規模な社会調査 M
i
d
l
i
f
e
Developmenti
nt
h
eU
n
i
t
e
dS
t
a
t
e
s (MIDUS) の
データを分析し.アメリカ圏内の都市と地方の比
較を行った。その結果.女性における外見的魅力
(ここでは.ウエスト・ヒップ比)と幸福感の関
係が.地方よりも都市でより強〈見られることを
示している。アメリカとガーナ (
Andersone
ta
l
.
.
∞
2 8
).そしてアメリカ圏内の都市と地方 (
P
l
a
u
t
.2009) という異なる比較を通じて一貫した
e
tal
知見が得られたことから.両比較に共通する「関
係形成・維持が個人の選択に基づく程度Jが外見
的魅力の重要性を規定する要因であるという仮説
を支持する強い証拠となっている。
同棟に,国間比較と囲内の地域間比較を行い.
独自性欲求 (
S
n
y
d
e
r& F
r
o
m
k
i
n
.1
9
8
0
) と人生
Takemura.2
0
1
1
) によって報告されている。竹
村の仮説は次のように要約される。まず高流動性
社会 (
e
.g
.,北米)においては.人々は新たな関
係形成により積極的で 常により良い関係を求め
ている。しかしながら そうした社会でも.希望
した関係形成が常に成功する保証はない。人気の
ある人物との関係形成には多くの「競合他者」が
存在し.競争が生まれる。同時に.過熱した競争
はその参加者に大きなコストを強いる。そこで.
他者とは異なるユニークな特叡を持つことで.競
合他者とは異なる独自のニッチを形成する(=ユ
ニークなセールスポイントを持つ)ことが有利な
戦略になり得ると考えられる。一方.関係流動性
の低い固定的な社会 (
e
.g
.,日本)においては.
独自性を求めることはむしろ不適応になる恐れが
ある。関係が固定的な社会では.現在の関係から
排斥されることは「行き場を失う」ことにつなが
り.致命的な問題になる。こうした環境では.独
白性を求めて「目立つ」リスクを冒すよりも.む
しろ無難に多数派に同鯛することで排斥の可能性
を低めることが.適応的になると考えられる。
以上の仮説を検証するべく.竹村 (
2
0
1
0
) は.
Y叫c
ie
ta
l
.(
2
0
0
7
) の尺度を用いてカリフォルニ
ア・北海道・近畿における関係流動性を測定する
とともに.独自性欲求と人生満足感の関係の強さ
を検討した。結果,関係流動性はカリフォルニ
ア・北海道・近畿の順で高いことが確認された。
そしてこれに対応して カリフォルニアでは近
畿でよりもポジテイブな効果を独自性欲求が人
生満足感に対して持っており.北海道では両地
域の中間に位置する効果が確認された。さらに.
Takem町 a (
2
0
1
1
) は.日本国内の社会調査(情
報化社会に関する全国調査;直井, 2 4
) のデー
タの 2次分析を行い.竹村 (
2
0
1
0
) の結果を補強
する知見を得た。ここでは.各個人が「人とのつ
きあいや人間関係を幅広くすること」を重視する
程度の地域平均が各地域の関係流動性の指標とし
て用いられた(住人が平均的に人間関係を幅広く
することを重視している地域では.そうでない地
域に比べて.新しく関係形成する機会が多く存在
すると考えられる)。その結果.日本国内で関係
流動性の高い地域ほど.人生満足感に対して独自
-,
6-
∞
竹村・佳麗:$稲盛ζ
l対する社会生怨学的アブローチ
性欲求がよりポジテイプな効果を持っていたの
である。An
d
e
r
s
o
ne
t乱(却ω) と P
l
a
u
te
ta
l
.
(
2 9
) の場合と同じく.ここでも.国間比較と
圏内比較を組み合わせることで.社会生態学的環
∞
境(ここでは関係流動性)の効果についてのより
強い証拠が得られている。
周囲の他者の態度と幸福感の規定因
最後に, 周囲の他者の態度jが失業と人生満
r
足感の関係に干渉することを示した S
t
a
v
r
o
v
ae
t
a
l
.(
2
0
1
0
) の研究を紹介したい。職を失うことが
収入等の経済的側面に影響を及ぼすことは論を待
また.社会関係そのものに関する流動性とは異
たない。 S
t
a
v
r
o
v
ae
ta
l
.(
2
0
1
0
) は.これに加え
て.社会的立場の喪失や他者からの否定的な評価
なるが, 0凶lIe
t乱(却0
7
a
) は.居住地に関す
る流動性が幸福感の規定因に影響することを見出
(ひいては.社会関係からの排斥)にも影響する
として.これを検証するべく.ヨーロッパ価値観
i
s
h
ie
t乱 (
27
a
) は.人々の居住地流
した。 O
動性に応じて何が自己概念の中心的要素になるか
調査ならびに世界価値観閑査のデータを分析して
∞
が異なり.過去に多くの引越しを経験して環境の
e
.
g
.
,
変化を多く経験した場合には個人的属性 (
パーソナリテイや能力)が自己概念の中心になる
のに対し.流動性が低い場合(環境の変化を多く
経験していない場合)には社会的属性 (
e
.
g
.
,
集
団所属性)が自己概念の中心になるとの仮説を提
i
s
h
ie
t乱
出した。この仮説を検証するべく, O
(
2
ω
7
a
) はアメリカで実験を行い.参加者の引越
2
8ヶ国の比較を行った。ここで特に注目されてい
るのは.働くことに対して周囲の他者が持つ態度
の効果で.分析の結果.失業状態に対して否定的
な態度が強く見られる固ほど失業は人生満足感に
対してネガテイプな効果を持っていた。重要な点
は.失業状態に対する回答者本人の態度を統制し
てなお上の効果が見られたことで.失業者本人が
失業に対してどのような態度を持っているかに関
わらず.周囲の他者の態度が重要な規定因となっ
e
.,
.
g
ていたのである。この結果は.ある要因 (
し経験回数(居住地流動性)を測定するとともに.
相互作用相手から個人的属性/社会的属性を正し
く推測されることで幸福感が高まる程度を測定し
失業)と幸福感の関係にとって, 周囲の他者J
という社会生態学的環境要因が重要な干渉変数に
た。自己確証動機についての仮説 (
e
.g
.,Chen
,
なっていることを示すものである。
∞
r
Che
n
.&Shaw,2 4
) より.自己にとって中心的
な要素を他者から正しく推測される(自己概念が
確証される)ほどポジテイプな感情を経験するこ
社会生態学的アプローチのまとめ
以上のように.幸福感の規定因についても.社
i
s
h
ie
ta
l
.(
2 7
a
) の実験結
とが予測される。 O
果は仮説を支持し.相互作用相手から自分の個人
的属性を正しく推測された時.引越し経験の多い
会生態学的環境の影響が検討され.様々な知見が
菩積されつつある。既に述べたとおり.社会生態
学的アプローチの特徴のひとつは.人間の心理・
参加者ほど幸福感を感じやすかった。一方.相互
作用相手から社会的属性を正しく推測されること
行動に影響する環境要因を可能な限り具体的に特
で幸福感が上昇する効果は.引越し経験が少ない
ほど強く見られた。この結果は.居住地流動性の
そして.これまで見てきたとおり.そうした実証
的検討のためのメソッドも既に様々に考案されて
高きが.何が自己概念の中心的要素となるかを規
いる。例えば.圏内地域間比較
定し.ひいては自己概念のどの側面が幸福感と関
連しやすいかにも影響することを示している(居
I
s
h
i
i
.e
t乱
,
Z腕.),国・地域単位での分析 (
e
.g
.
,H
o
f
s
t
e
d
e
,
1
9
8
0:
G
a
n
g
e
s
t
a
de
ta
l
.,2
0
侃:F
i
n
c
h
e
re
t乱
,2 8
)
などがある。また, S
t
a
v
r
o
v
ae
ta
l
.(
2
0
1
0
) はマ
∞
住地の流動性が幸福感に及ぽす影響については.
O
i
s
h
i&Sぬimmac
k
.2010も参照向。
定し.実証的に検証することを目指す点にある。
(
e
.g
.
,K
i
tayam
a
.
2
0
0
6
;Takemur
a
.2011:Uskule
ta
L
∞
6
)偽 b
ie
ta
l(却7
a
)では.引越しに伴って個人が経験し 、なっており.来歴の修恩が注目されている.ただし.注意を要
1
. 引.しに伴う環境変化の彫容は.引飽しを多〈する
てきた居住地の変化が事舗感の鍵定困に膨容するとの仮脱が館
する点 1
個人の内的属性{パーソナリティなど)の影響と混交している
歯されている.ここでは,Dlt動性に関する他の股治とは異なり.
個人がその時点で住んでいる環境の特性が注目されているので
可能性が存在し.円 i
趨し回数Jという変散の彫智を純粋に来
はなく.個人がそれまでに経験した環境の変化が貌簡の対象とノ
歴だけに帰属しきることができないことである.
- 57-
心理学野首. V
o
l 笛. NO.l
J
レチレベル分析を用い.回答者本人の態度の効果
影響について論じてきた。ここで重要な「但し書
を統制しつつ周囲の他者の態度の効果を検討して
きJをする必要がある。本稿の冒頭で.社会生態
いるが.個人にとって外在的存在である環境の効
学的環境のことを「個体にとって外在的な要因」
果を取り出す上で有効な手法であると考えられる
と述べた。しかし.ここでの「外在的」は.必ず
(同様の手法を用いた研究として G
h
e
o
r
g
h
i
u
.
しも個体から影響を受けないことを意味しない
V
i
g
n
o
l
e
s
.&Smi
出.
2
0
0
9
)。また.実験参加者の直
面している状況・環境(あるいはそれに対する認
知)を操作する実験的検討も試みられている (
e
.
9
9
8の非二元論についての考察を参照)。
(北山. 1
∞
∞
g
.
.Chene
ta
l
.
.2
α沼;Miyamotoe
ta
l
.2 6
:O
i
s
h
i
e
ta
l
.2 7
b
;高橋・山岸・橋本. 2 9
)。こうし
た多様な手法を組み合わせて用いることで.直接
的には検討が圏離な社会生態学的要因の効果も検
討が可能となる。
社会生態学的アプローチのもうひとつの重要な
∞
本稿でいう社会生態学的要因は.個人にとって完
e
.g
.,大陸の
全に外在的で影響を受けないもの (
形)のみならず.人聞が自ら作り出している社会
e
.
g
.
.関係流動性)をも包含する。自然環
環境 (
境も完全に個人から自由ではなく,温暖化現象な
どにその倒を見ることができる。また,開拓・農
耕は.非常に明確に植物資源の分布を変えてきた。
しかし.社会環境は.つまるところ個人の活動の
特徴は.環境要因を具体的に特定した上で.その
集積に他ならず,明らかに個人からのフィード
環境の中で問題の心理プロセス・行動傾向がどの
パックを受けている。例えば.関係流動性を例に
ような振る舞いを見せるか.すなわち.個人にど
して考えてみる。関係流動性,あるいは.新しい
のような帰結をもたらすかを重視して分析する点
関係の作りやすさとは.何によって規定されてい
にあった。この視座が,環境の特性を考慮に入れ
るのか。他者との空間的距離など.ごく物理的な
た上で.その環境の中での心理プロセス・行動
要因はもちろん重要である。例えば.自分以外に
傾向の適応価を分析する適応論(亀田・村田.
誰も住んでいない無人島に流れ着いた時.その個
2
0
1
0;山岸. 1
9
9
8
) に共通することは既に述べた。
人の環境における関係流動性は明らかに「ゼロ」
重要な点は.生物学・人類学・生態学・経済学・
である。しかしこうした物理的要因に加えて重要
社会学などとの「共通言語」になり得る適応論に
なのは.新規関係形成に対する個々人の積極性と
基づいた理論仮説の構築を進めることで.こうし
いう.いわば個人的特性である。一般的信頼に関
た他分野との対話が可能となることである。多様
する山岸(19
9
8
) の議論を思い返してもらいたい。
な文化の生活様式等に関する膨大な知見を蓄積し
ている人類学との連携の重要性は論を待たない。
9
8
) によれば
山岸(19
本社会では一般的信頼が相対的に低く.人々は既
さらに.近年では,文化の成立に不可欠な社会的
存の関係に固執しているという。重要なのは.多
学習や模倣の持つ重要性 (
e
.g
.
.Bowles& G
i
n
t
i
s
.
くの人々が既存の社会関係の範囲に固執しその
2
0
1
1;
T
o
m
a
s
e
l
l
o
.1
9
9
9
) やその適応価に関する理
論的研究 (
e
.g
.
,R
e
n
d
e
l
le
ta
l
.
.2
0
1
0
)な と 文 化
範囲内での資源交換に終止している時には.自ら
に関する棟々な研究が従来の学問分野の枠を超え
(すなわち.長期的関係の維持に固執する)こと
て展開されている。こうした諸分野との交流を可
が適応的となる点である (
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て重要な特性のひとつである文化的多梯性に関す
つまり.ある個人が既存の関係に固執する傾向を
る心理学の様々な発見が他分野の知見・理論から
持つことで.その周囲の他者にとっては同じく既
断絶することを防ぎ.より広い射程を持つ理論の
発展に貢献することが可能となる。
存の関係に固執することの有利きが高まり.結果.
アメリカ社会に比べて日
も同様に集団内の他者に優先的に資源を提供する
一般的信頼が低くて既存関係に固執し合う状態が
集合的に維持されるメカニズムが発生している。
結 語 :
集合的産物としての文化・社会
このように,個々人の心理・行動特性の帰結を決
定する社会環境とはすなわち周囲の他者の心理と
それに導かれる行動であり.そうした他者もまた
本稿では.幸福感に対する社会生態学的環境の
その周囲の影響を受ける社会的な個人なのである
- 58 ー
sに対する社会主級学的アブローチ
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の行動を観察することによってである。では .B
文化心理学・比較文化心理学においても.近年.
氏の行動は何に規定されているかというと B氏
こうした視点に立って「周囲の他者Jに注目した
の持つ「他者の持つ素朴理論についての信念」で
研究が増えつつあり,社会生態学的アブローチに
あるが.この信念は A氏を含む B氏にとっての
とっても非常に重要な示唆を投げ掛けている。こ
他者の行動に影響されている。すなわち . A氏
れらの研究では.文化特定的心理・行動特性が.
行為者本人の態度・価値観だけでなく(あるいは
や B氏といった個々人の行動や信念は個人単位
それ以上に).周囲の他者の持つ態度・価値観.あ
るいは.それについての行為者の認知・信念に影
の行動や信念は.他者との相互作用の中で形成・
維持されており.その相互作用の存在を抜きに全
響されることに注目している(e.ι
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体を理解することができない。つまり.社会・文
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)。こうした研究は.いずれも明確に「他者J
化といったものを個々人に属する要素(行動.信
の効果に注目している点にその特徴がある。
照)。こうした相互作用の重要性.すなわち .A
∞
∞
しかし.それでは.社会環境あるいは文化とは.
全て「個人Jに還元できるのであろうか。上の議
誼に基づけ
1
:
.個人の行動に影響するのはつまる
で測定されるが.そもそもそうした A 氏や B氏
念)に分解することは可能ではあっても.そうし
て分解された要素から元の状態(社会・文化)を
描き車すためには.個人と個人の聞に展開される
相互作用を分析の温上に載せることカCf'可欠なの
9
9
8の進化ゲーム論的分析も参
である(山岸. 1
氏の属性でも B氏の属性でもなく.その両者の
相互作用が生み出すものに注目するアプローチこ
ところ他の個人であり.直接的にはその「他の個
そ.文化・社会の「集合性j を的確に捉えるアプ
ローチであると考えられる 7)。幸福感をはじめと
人」の態度・価値観についての信念である。例え
する心理プロセスや行動傾向に対する文化的影響
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を考える際に. 文化」という巨大な概念をその
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) とは別に,
(ここでは傾性主義 I
した要因に注目することを志向する社会生態学的
他者の持つ素朴理論についての行為者の信念に影
響されるとし.各回答者(行為者)の「他者の持
アプローチは.こうした意味での文化の「集合
性」を描き出す上で有効なアプローチだと考えら
つ素朴理酋についての信念Jを測定してその効果
れる。
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まま分析の担上に乗せるのではなく.より具体化
を個人単位の分析によって示した。また.マルチ
レベル分析を用いた S
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) の示
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した社会環境の効果も
つまるところ個人レベル
虫駆備中の原稿に貴重なコメントをお寄せくださった
で測定されており.国単位でそれを集約した値
B朗 J
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,荻原祐二.内田由紀子.結城雅
(平均)の効果であった。こうした事実は. 集合
樹の各氏.ならびに本稿の審査に際して非常に建設的
的産物」であることが強調されている文化 (
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なコメントをお寄せいただいた二人の審査者に御礼を
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) も.実のところ個人に
申し上げます。本稿で紹介した筆者ら自身の研究は京
還元されるべきだと示唆しているようにも取れる。
都大学こころの未来研究センターならびに北海道大学
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これに対し,本稿では「否」と答える。重要な
社会科学実験研究センターの支援を受けて実施されま
点は.個人に影響を与える他者という個人もまた.
その周囲の他者の影響を受けており.相互依存関
した。その支援は.実験番加者プールの利用から日々
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係にあることである。例えば. Z
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念Jはどのように維持されるか。それは Z
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) 相互作用の果たす役割の置要性は,集聞意思決定の研究
{亀田, 1
卸7
) をはじめ多〈の社会心理学研究によって明暗に
示されてきた。例えば.集団関関係が個人間関係よりも敵対的
になりやすいことを示したー避の研究は個人に還元できない相
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互作用の効果を示す好例である{レピューとして. W
乱 (
29
) の主張によれば.他者 (
B氏と呼ぶ)
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の例でいえば.個人 (A氏と呼ぶ)の行動や判
断に影響する「他者の持つ素朴理論についての信
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の議論の中での助言にいたるまで多岐に渡ります。こ
こに記して感甜を表します。また両センターの実験害
加者プールの作成に際しまして.各大学の多くの先生
方にご協力いただきましたことに感謝いたします。ま
た筆者らの一部の研究は.科学技術融合振興財団.北
海道大学クラーク記念財団.北海道大学グローパル
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心の社会性に関する教育研究拠点 Jの援助を受
けて実施されました。ここに感謝の意を去します。
文 献
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