Application Data for LC

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Application No.1046
三環系抗うつ剤の分析
Analysis of Tricyclic antidepressants
三環系抗うつ剤は塩基性化合物であり、HPLC 分析を行う際には、ピークのテーリング、吸着などを抑制する目的
などから、イオンペア試薬を用いて分析を行うことがあります。しかし LC/MS で微量分析を行う場合には、不揮発
性のイオンペア試薬や緩衝溶液を使用することは不適切とされており、移動相は制限された試薬での分析条件検
討が必要となってきます。そこで三環系抗うつ剤の一斉分析をイオンペア試薬の添加なしで試みました。また pH
調整試薬は、LC/MS でも使用可能な酢酸アンモニウムを使用しました。結果は、イオンペア試薬を必要としなくて
も、ピークのテーリング、吸着等がなく分析が可能であることが分かりました。
1. Decipramine hydrochloride 2. Nortriptyline hydrochloride
1
2
N
H3C
3
N
H
・HCl
3. Doxepin hydrochloride
H3C
・HCl
N
H
4. Imipramine hydrochloride
O
4
N
H3C
5
N
・HCl
CH3
H3C
N
・HCl
CH3
5. Amitriptyline hydrochloride
H3C
N
・HCl
CH3
0
4
8
12
16
（15 mg/L each）
Fig. Chromatogram of Tricyclic antidepressants.
【Analytical conditions】
Column：
Mobile phase：
Flow rate：
Temprature：
Detection：
Injection volume：
System：
L-column ODS（C18, 5μm, 12 nm） 4.6 mm I.D.×150 mm L.
CH3OH/50 mM CH3COONH4（40/60）
1 mL/min
30℃
UV 254 nm
1μL
-
東京事業所 クロマト技術部
Chromatography Department, CERI Tokyo
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