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街かどリポート(PDF:2.8MB)

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街かどリポート(PDF:2.8MB)
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特集
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11
タウン
トピックス
▲
6
街かど
リポート
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4
もり た けい こ
森田恵子さん(辻)
自分で作った野菜はおいしいよ!
17
市政
レーダー
▲
12
篠 山 に 移 住 し、
農業を始めて 5 年
目です。主人を中
心に、米や根菜類、
コットンなどを有
機農法で栽培して
います。食の安全
に興味を持ち、自
左 から森 田 耕 司 さん 、ち ゆり
分たちで無農薬野
ちゃん、恵子さん
菜をつくりたい
と、神戸から家族 4 人、移住してきました。
神戸にいるときは、毎週篠山の有機野菜を宅配で
届けてもらっていました。もともと主人は花屋さん、
私は保育士で、なぜやめて農業なのかと周りには不
思議がられました。篠山での生活は、フルタイムで
共働きをしていた時より、自分の時間がある気がし
ます。家族との時間も増えました。子どもたちも楽
しみながら作業を手伝ってくれます。学校も食育に
力を入れていて「将来自分たちも何らかの形で農業
に携わりたい」と同級生と話しているようで心強い
です。次世代の農業女子ですね。
農作業は、体力的にハードな面もありますが、で
きた農作物が売れたり、「おいしい」と言ってもら
えるとうれしく、やりがいを感じます。毎日こつこ
つとする作業が多いので、女性に向いていると思い
ます。
最近は、農業したいという女性も多く、手伝いに
来てくれます。これから新しく就農する人の道しる
べになれるよう、そして職業として農業を選択肢の
一つにできるよう、一生懸命がんばりたい。
篠山のよい環境を当たり前と思わず、篠山の魅力
再発見してほしいです。
19
▲
18
ゆ
こ
はらひさ み
前田真祐子さん・原久美さん
農業女子
情報交換会などがきっと開かれています。
このほど農業を営む女性による農業女子交流会が
開催されました。交流会に参加した農業女子にお話
を聞きました。
される篠山市農村女性組織連絡会が
交流会は、女性農業委員、JA女
性会、生活研究グループなどで構成
交流会では、連絡会役員の農場で
採れた野菜を調理していただき、地
会を開催することになりました。
や若手女性農業者に呼びかけて交流
篠 山 市 は、 農 業 委 員 人 の う ち、
5人が女性で、県下で割合が一番高
主催。連絡会では日頃から「篠山の
元野菜を活かした調理法などの話で
いなど、女性農業者の活躍が注目さ
女性農業者は組織や団体に所属して
盛り上がりました。特に、新規就農
れています。家事、育児などで家族
いない人が多く、悩んでいることを
者 や 若 手 女 性 農 業 者 か ら は 農 業 や、
を支えつつ、篠山の農業も支える縁
気 軽 に 相 談 で き る 場 が 少 な い 」「 女
農 村 で の 人 の 関 わ り な ど に つ い て、
の下の力持ち、そんな農業女子が集
性農業者の活躍をサポートしていき
う、交流会に参加しました。
た い 」「 女 性 が 農 業 を し や す い 環 境
悩み事などの相談を受けたり、今回
携わっていることなどをお互いに知
り、知識を共有しました。今後、各
組織の活動や農業につなげていきた
いと思います。
今回、交流会に参加し、参加され
た方の食に対する興味関心や仕事に
対するやりがいなど、農業に対する
強 い 想 い を 感 じ ま し た。「 家 族 の 為
に体に良いものを食べさせたい」「お
いしい野菜を食べたい」という食に
リポーター
初・農業女子交流会
農都政策課☎ 552-6580
交流会の参加者(イタリアンダイニング茜にて)
対 す る 意 識 が と て も 高 い の は、 女
性ならではの視点ではないかと思
います。
丹波篠山 2016.9
いきいきと作業されている女性
農 業 者 の 皆 さ ん の 表 情 は、 と て も
5
輝 い て い て、 そ ん な 姿 が 家 族 や 地
農業委員 大西冨美子さん
域の方にとっても太陽のような存
こ
在 と な っ て い ま す。 そ ん な 女 性 農
み
業 者 の 方 を サ ポ ー ト で き る よ う に、
ふ
また、新しく農業・食に関心を持っ
おおにし
ていただける方が増えていくよう
インフォメーション
農業をがんばっている人が交流できる場を作りたい
子どもや孫においしくて、安心安全なものを食べさせ
たいというのが私の農業の原点です。交流会では、新規
就農の方や若い方も混ざり情報交換ができ、とても有意
義な時間を過ごせたと思います。これをきっかけに、もっ
ともっと女性農業者の輪が広がっていっ
てほしいですね。一人ではできないこと
も、みんなで考えると良いアイデアが
浮かびます。人をつなげられるように、
サポートしていきます。
子どもたちと収 穫
したさつまいもで
一 緒 にスイートポ
テト作り
内で、今日もどこかで女性だけの昼食会や飲み会、
をつくりたい」などの意見が多数あ
前田さん 現在子育てをしながら、午前中アグリヘル
シーファームで働いています。
専業農家だったので、実家の畑で
採れる「季節のもの」を食べるのが
当たり前の環境で育ちました。季節
によって同じ農作物でも味が異なり
ますし、旬なものが一番おいしいで
す。自分が育ってきた当たり前の環境を子どもたち
にも与えたい・守っていきたいと思います。
結婚し姫路で生活し農業から離れていましたが、
子どもには安全なものを食べさせたいという思いや
「やっぱり自然豊かな篠山で子育てしたいなぁ」と、
家族そろって地元に帰ってきました。秋の深い霧や
寒暖の差など、篠山は農業に適した土地です。新鮮
でおいしい、そんな味をたくさんの方に知ってほし
いです。もともと料理の道に進もうかと悩んだぐら
い食に興味があるので、食育を進め
ていけたらと思います。
原さん 農業のよいところは、夫婦
で一緒に作業ができ、家族の時間が
増えることです。子どもたちが学校
から帰ってきて、たとえ家に誰もい
なくとも、その辺の畑をうろうろしたら、家族が農
作業をしているから安心もできます。また、身だし
なみや清潔さにも気を付けています。「農業は、き
つい、汚い」といったイメージを持つ方もいますが、
そんな農業への
イメージを変
えていきたいで
す。
に、支援していきたいと思います。
▲
31
ま
取材を終えて
施設情報・
相談
26
まえ だ
の参加者がさまざまな形態で農業に
25
▲
22
はぐくみ
▲
21
アグリヘルシーファーム(味間奥)
りました。そこで、今回新規就農者
ささやまホット
ステーション
20
今、農都篠山で大注目!
女性だけで集まる「女子会」。日本全国、篠山市
28
篠山市役所
農都政策課職員
で
ぐ ち
み
き
出口美季
丹波篠山 Hyogo
4
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