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4月号
めばえ通 信
通巻 277号
平成28年4月28日
発行/こども発達センターみなみめばえ
希望の仮設園舎
寒くなり始める 11 月頃に、にんじん組とじゃがいも組の子ども達といっしょに植えたチ
ュウリップの球根が、とってもきれいな赤や橙色に咲きました。あたたかな春、雨が降っ
たり、おてんとうさまが顔を出したりの繰り返しのなか、草花がグングン成長するこの季
節が大好きです。そんなあたたかな 4 月 8 日にめばえの 23 回目の入園式を迎える事ができ
ました。新しい友達 12 人が加わり 40 人の子ども達で 28 年度がスタートです。
入園式のときに「園庭中央に白い大きな壁が一面に敷き渡り、仮設園舎の工事が始まり
ました」とお話しました。めばえは、保護者が発達に弱さを持つ子ども達が通う所がなく、
幼稚園のように「毎日通い、友達や先生と楽しく遊ぶ場」が欲しいというねがいに応え、
平成5年に創られました。23 年前は 20 人定員の小さな通園施設でした。平成 15 年には、
40 人に定員を拡充しました。しかしその後も待機児が増えるばかりで、めばえでこれ以上
の受け入れが困難になったため、平成 24 年に「こども発達センターみなみめばえ(定員 20
人)」が御前崎市に開設されました。このことで子ども達は、より身近な地域に通うことが
できるようになりました。しかし数年後には利用希望児がさらに増加し、めばえの現状で
は受け入れが困難になったことから、今年度東遠学園組合構成市町の理解をいただく中で
「仮設園舎」が 5 月中旬に出来上がります。
めばえは子どもにとって「安心して遊ぶことができる空間」であり、保護者同士が語り
合い励まし合い仲間となるあたたかい空間であります。そこに私達職員は、子どものよき
理解者であり、子どもの発達の芽に栄養をいっぱい掛け花が開き、キラキラ輝くことをね
がっています。乳幼児期の子どもの心が成長する大切な時期に、私達は『この子達』と毎
日『この場所』で楽しく遊び、生活できることを喜び励んでいます。だからこそ、この仮
設園舎は保護者や関係機関の皆さんが必要としている子ども達のためにつくられています。
今年度、掛川市・菊川市・御前崎市・森町の福祉課や母子保健・幼児教育の各担当課、
特別支援学校の校長先生、中東遠総合医療センタ―小児科医師、こひつじ診療所医師、浜
松市発達総合支援センタールピロ所長等が集まり、
「この地域の発達支援が必要な乳幼児に
必要な支援や環境は何か」を検討する会が始まります。是非、保護者の皆様方は「地域で
子ども達が過ごすために」何ができるのか考えてみる機会にしてみてください。
こども発達センターめばえ
所長
吉井桐子
発達の考え方
親子通園、並行通園、毎日通園、保育所等訪問事業という枠組みで、めばえ・みなみめばえ
に関わることになるお子さんは、どの子も発達上に何かしらの心配を抱えています。
ごはんを食べることが少しうまくできなかったり、歩くのがゆっくりだったり、言葉を話す
のがゆっくりだったり、お友達と上手に遊ぶのがちょっと苦手だったり。
そのことで、親御さんは病院、市町の保健師さん、発達相談員からすすめられ、めばえ・み
なみめばえを見学して、「この子のためになるなら通ってみようかな~」と思い利用を決めら
れました。
そのことを思う時、大切なお子さんを育てるお手伝いをさせていただく私たち職員も心がひ
きしまる思いです。三木裕和さんという先生は「人類を代表して子どもを愛すること」を教師
の専門性とあげています。そして「教育で一つだけ教えることができるのは、子ども達が愛さ
れるべき存在であって、それはいい子だから愛されるというわけではない、ということです」
とも書かれています。
教育をする幼稚園・保育園と療育をするめばえ・みなみめばえは、子どもの健やかな発達を
見守る場所という点では差異はありません。違いがあるとすれば、療育というやり方は、より
少しだけコツや専門的に工夫して発達を見守るということになります。
では、めばえ・みなみめばえの考える発達とはどういったことでしょうか?
1.人はどんな障害をもっていても、どんな環境の中で育ってきたとしても、発達する可能性
をもっているということ
これは、重症心身障害を持っている子でも自閉症スペクトラムを持っている子でも同じです。
ある重症心身障害を持っている子は、自らの目の前にビックマック(押すと録音された音声が
でるお皿のようなスイッチ)が掲げられると、重力に逆らって手を伸ばし力強くタッチをして
くれました。表情の変化はみられませんでしたが、その子が感じた達成感を私たちは確かに感
じることができました。
2.あらゆる人は発達したいという願いをもっているということ
歩きはじめの子どもが2,3歩あるいては尻もちをつき、また立ち上がっては尻もちをつく
姿からそれを感じます。
また問題行動をおこしている子でさえ、本当の心の中には「成長したい」という芽を隠し持
っています。
例えば人を噛んだり叩いたりする子。噛むことや叩くことに注目するのではなく、「この子
は発達したいんだ」という共感的な視点で子どもを見ると、おのずと「人と関わりたいという
願いをもっているのかな」という考えが導き出されます。すると、噛むことや叩くことをやめ
させるだけではなく、人と上手に関わる方法を私たち支援者は子どもに伝えようと発展的な対
策を考えることができます。
そして、「あらゆる人」というのは、大人にもあてはまるという意味で解釈できます。親御
さんも、また支援者である私たちも成長できる伸びしろがあるということは、とても希望の持
てることです。
3.すべての人は、共通の発達のみちすじをたどるということ
次の発達の節目にまで、数か月から数年かかるかもしれないですが、次の発達へのエネルギ
ーが高まると発達の節目を乗り越えていきます。
4.縦へ伸びる発達だけではなく、横へ広がる発達があるということ
たとえば、気管切開をしていて頻回な吸引が必要なお子さんが、抜管や自力での排痰ができ
なくても、吸引をしてもらう時にじっとしてくれたりすること。
また、お金の計算はできなくても、買い物に行って財布からお金を差し出して物を買うこと。
難しい顔をしていたけれど、表情がとても豊かになること。これらのように、できることは少
なくても、生活の力や気持ちの育ちがつくことが横の発達です。これは無限大に発達します。
これらの考えを軸として、焦らずじっくりと子どもさんが発達する様子を親御さんとともに
見守らせていただきたいと思います。一年間、よろしくお願いいたします。
参考図書 『子どもの思いにこころをよせて 西川由紀子 かもがわ出版』
『私たちと発達保障 みんなのねがい2015年7月号 丸山啓史
全国障害児問題研究』
こども発達センターめばえ
発達相談員
村松優子
おしらせ
☆19 日(木)保育参加日
日(木)保育参加日
バス
5月
クラス懇談を行います。子どもたちと分離して、
担任から日課の流れや活動のねらい等のお話をしま
1
日
2
月
3
火
<憲法記念日>
4
水
<みどりの日>
5
木
<こどもの日>
6
金
7
土
8
日
9
月 新入園児バス開始
10
火
11
水
す。
☆21 日(土)父親総会・おやじの会
<父親総会>
場所
みなみめばえ
時間
18:00~18:50
<おやじの会>
場所
時間
「かいづか」御前崎市池新田 3921-14
19:00~
※父親総会が終わり次第バスで移動します。
12
木 保育参加日(保護者会総会)
13
金
14
土
15
日
×
☆16 日(月)~31
日(月)~31 日(火)個別面談
日(火)個別面談
各家庭1時間程度の面談です。保護者の方と前期の
療育目標を確認します。日程等の詳細は別紙にてお伝
16
月
個別面談(~31 日まで)
えします。どれみファイル・印鑑をお持ち下さい。
17
火
<AM>8:30 ~ 9:30
18
水
<PM>14:30 ~ 15:30
19
木
保育参加日
木曜日は 13:00 ~ 14:00 となります。
×
(誕生会・クラス懇談)
20
金
21
土
☆27 日(金)小児科検診
クリーン活動①
父親総会・おやじの会
気になることや聞きたいこと等がありましたら、
事前に職員にお伝えください。当日、受けられなかっ
た場合は、個別で受診をお願いします。
22
日
23
月
24
火
25
水
26
木
27
金 小児科検診
28
土
29
日
《6月の予定》
30
月
5日(日) 父親保育参加日(ウォークラリー)
31
火
実習生
聖隷クリストファー大学(社会福祉) 5/16~6/15(1名)
6日(月) 代休
16 日(木)保育参加日(誕生会)
23 日(木)保育参加日(研修)
30 日(木)休園日(職員研修のため)
♪ 親子通園 ぷちとまと
4・5月
・5月の予定 ♪
みなみめばえ
月曜グループ
4/25
紙風あそび
5/
2
座談会(自由あそび)
座談会
/
9
ボールあそび
/16
園庭あそび
/30
サーキット
火曜グループ
4/26
紙風あそび
5/10
座談会(自由あそび)
座談会
金曜グループ
4/22
5/
6
/17
ボールあそび
/31
園庭あそび
紙風あそび
座談会(自由あそび)
座談会
/13
ボールあそび
/20
園庭あそび
少しずつ春の日差しが暖かく感じられるようになってきました。職員も心待ちにしていた本年
度の親子通園がスタートします。
子どもたちと保護者の方が「ほっ」と安心できる時間になってもらえたら嬉しく思います。
保護者の方に日々の子どもの様子を教えてもらいながら、それぞれの子どもさんの成長を一緒
に見守らせていただきたいです。また、保護者の方同士が子どもさんの姿を話し合える交流の時
間も大切にしていけたらと思います。
一年間よろしくお願いします。
☆ お知らせ ☆
・毎回の活動で手拭用のハンカチ
ハンカチ、保護者の方の上靴
上靴(動きやすいもの)
ハンカチ
上靴(動きやすいもの)が必要となります。
(動きやすいもの)
お手数ですが、ご持参ください。
・園庭あそび
園庭あそびやおさんぽ
帽子やバギーの用意をお願いします。
園庭あそび おさんぽの活動の時には、必要に応じて帽子やバギーの用意
おさんぽ
帽子やバギーの用意
・5
5/2(月)
2(月)、6(金)
、6(金)
、10(火)
、10(火)は、グループごとの座談会
座談会を予定しています。
座談会
≪親子通園の活動内容・
『支援ファイルどれみ』について…≫の内容です。ご参加ください。
・5
5/23(火)~
面談週間となり、教室はお休みです。
23(火)~27
(火)~27(金)
27(金)に新規利用の方を対象
(金) 新規利用の方を対象とした面談週間となり、教室はお休みです
新規利用の方を対象
面談週間となり、教室はお休みです
担当が個別にお話を聞かせてもらいます。日程は決まり次第、お知らせします。
みなみめばえ
月曜日 うさぎグループ
4/25
5/ 2
サーキット
こいのぼり 座談会
/ 9
ぬりえ *親子活動
/16
サーキット
/23
リズムあそび
/30
新聞紙あそび
火曜日 うさぎグループ
4/26
サーキット
5/10
ぬりえ 座談会
/ 17
サーキット *親子活動
/24
リズムあそび
/31
新聞紙あそび
水曜日 うさぎグループ
4/27
こいのぼり
5/11
ぬりえ 座談会
/18
粘土 *親子活動
/25
サーキット
水曜日 こあらグループ
こあらグループ
4/27
ぬりえ
5/11
小麦粉粘土 座談会
/18
サーキット
/25
新幹線を作って走らせよう
*親子活動
金曜日 うさぎグループ
4/22
こいのぼり
5/ 6
ぬりえ
/13
サーキット 座談会
/20
小麦粉粘土(お弁当)
/27
クルマ作り
金曜日 こあらグループ
こあらグループ
4/22
サーキット『思いきり身体を使おう!』
5/ 6
サーキット『色々な身体使いに挑戦』
/13
ぬりえ 座談会
/20
サーキット『お友達を応援しよう』
/27
サーキット『自分のポーズを考えよう』
平成28年度の並行通園がスタートしました!!
保護者の方と一緒に子どもさんの成長を見守らせて頂きながら、並行
通園が「楽しい!」と安心して参加できる場所、
「できた!」と達成感
を感じる経験を積み、自信をもって様々なことにチャレンジできる場
所になってくれたらと思います。一年間よろしくお願いします。
☆お知らせ☆
○持ち物について
毎回の活動で手拭用のハンカチ
ハンカチ、お子さんの上靴(動きやすいもの)
、保護者の上靴(防
ハンカチ お子さんの上靴(動きやすいもの)
災のため)とコップ、
印鑑が必要となります。お手数ですが、ご持参く
災のため) コップ、利用確認のための印鑑
コップ、
印鑑
ださい。
○座談会について
4月、5月はグループごとの座談会
座談会を予定しています。
座談会
自己紹介・並行通園の活動内容・
『支援ファイル どれみ』について…の内容です。
○(年長児対象)就学についての座談会のお知らせ
並行通園利用されている年長児の保護者の方を対象とした、
「就学について」の座談会を実施します。
6/2 教育委員会の先生からの説明
詳細は後日お便りを配布します。
◎平成 28 年度 みなみめばえ入園式
4月 11 日、入園式が行われました。桜がきれいに舞う中、春休みを終え久しぶりの
登園にわくわくしている姿や新しい環境やお友達にドキドキしている姿がたくさん見
られました。今年は、10 名の新入園児が在園のお友達に迎えられ、にぎやかな入園式
となりました。
今年度は 24 名の子ども達がみなみめばえ毎日通園に通って来てくれます。ドキド
キ・わくわくと色んな気持ちを感じる中、日々初めてのことに挑戦したり、楽しむ姿を
大切にしていきたいと思います。お友達や職員とたくさん遊んで、満面の笑顔にたくさ
ん出会えることを楽しみにしています。ご家庭では“今日も1日楽しかったね、頑張っ
たね”とぎゅっと抱きしめてあげてくださいね。
◎バスについて
バスの運転手さんは佐藤さんと黒田さんになります。よろしくお願いします。
◎安全のお願い
子ども達が毎日、安全に楽しく通えるよう下記についてご協力をお願い致します。
・自動車乗車中のお子さんのシートベルト(チャイルドシート・ジュニアシート)の着用
⇒車に乗る時のルールとして今からきちんと身につけましょう。
・めばえ及びバス停、駐車場内でのお子さんとの手つなぎ
⇒お子さんの命を守る第1歩です。
・園庭出入口フェンス扉の鍵(ノブ鍵&チェーン鍵)の二重ロック
⇒子どもの飛び出し防止となります。
≪5月のおもちゃ図書館≫
菊川おもちゃ図書館あそぼ
会館場所:プラザけやき
検診ホール
掛川キューピーおもちゃ図書館
総合福祉センターあいりーな3階で開催
5月14日(土)
10:00~12:00
5月15日(日)
13:30~16:00
連絡先:0537-37-1135
こども発達センター みなみめばえ
10:00~15:00
連絡先:0537-22-1309
TEL)0537-85-1200
FAX)0537-85-1201
E-MAIL) [email protected]
こども発達センター めばえ
TEL)0537-23-2312
FAX)0537-23-0008
E-MAIL) [email protected]
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