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シャローム - カトリック高宮教会

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シャローム - カトリック高宮教会
カトリック高宮教会
福岡市南区高宮4丁目10-34
電話: 092-531-6494
シャローム
発行日
2016年12月24日
クリスマス - 暗闇の中に輝く光
デソーザ・ジョンソン
神父
12月になる度に、クリスマスの喜びの雰囲気があらわれ、生
き生きとします。クリスマスの季節は皆さんにとって喜びの季
節です。なぜかというと、クリスマスはこの世で誕生なさった
真の光の祝日だからです。
クリスマスは、どういう日でしょうか。クリスマス
(Christmas)という言葉は英語ですが、「Christ」と「mas」と
いう二つの言葉から成り立っています。「Christ」というのは、
もちろん、キリストのことです。「mas」というのは「ミサ」、
「祭り」のことです。つまり、クリスマス は「キリストのミサ」、「キリストが生まれたことを
祝う祭り」、「キリスト降誕祭」という意味なのです。
あるクイズコンテストで、「12月25 日は、何の日か? 」という質問が聞かれました。その問題
は三択でした。「イエス・キリストの誕生した日」、「サンタの誕生日」と「イエス・キリスト
が誕生したことを祝う日」というのがありました。多くの方は、12月 25 日が「イエス・キリスト
の誕生した日」と答えましたが、少数の方は、そうではないと答えました。正解は「イエス・キ
リストの誕生日」ではなく、「イエス・キリストが誕生したことを祝う日」でした。
実は、イエスが生まれたのは12月25日ではありませんでした。「イエスの誕生日は、本当はい
つだったのか?」ということは誰も分かりません。12月25 日にイエス・キリストが誕生したこと
を祝い始めたのは、四世紀頃のローマ帝国においてでした。二千年前にこの日は、ローマ帝国の
冬至を祝う祭りが行われていました。これは、来るべき新しい年が豊作でありますようにと冬の
間に祈る、そういうお祭りでした。冬至とは、一年のうちで夜の長さが一番長くなり、昼の長さ
が一番短くなる日です。冬至を境にして、昼間の時間が長くなり始め、太陽の力が強くなるの
で、太陽神を祝っていたのです。冬至には、そのような象徴的な意味があるので、二千年前の
ローマ人たちは、冬至を「不滅の太陽が再生する日」として、宗教的に捉えていたのです。その
ようなローマ人たちの風習とキリスト教の信仰が結びついた結果、「イエス・キリストの誕生日
は12月25日である」と定められていきました。
イエス・キリストがこの世に生まれたと信じるということは、「イエス・キリストの光によっ
て、この世界に存在する暗闇が徐々に力を失って行く」という希望を信じることです。「イエ
ス・キリストは、信じる者の光である」という希望を、自らの生き方の中で受け止めるのです。
ヨハネによる福音書1章5節にあるように、「光は暗闇の中で輝いている」。イエス様は光で
す。私たちの心にともし火をともすためにこの世に来てくださいました。この世は暗闇に閉ざさ
れています。現代において、世界のいろいろな国で悲惨な紛争や内戦が起こっています。私たち
も、色々な悩みや苦しみのうちに生きています。しかし誰でも、世の光であるイエス様を救い主
として信じて、イエス様と一緒に生きていこうと決心するならば、どんな暗闇の中をもイエス様
からいただいたともし火をもって、明るさをもって生きていくことができるのです。どんなに小
さく見える自分であっても、どんなに見劣りのする自分であっても、あなたは神様の愛によって
造られ、あなたの人生には神様の素晴らしいご計画があるのですよと、イエス様は私たちに教え
てくださるのです。
イエス様は、私たちの人生の光として私たちの心の中に誕生します。イエス様を私たちの心の
中に歓迎することによって、私たちも光の子として、光の中を生きることができるのです。
幼いイエス様の祝福が皆さんの家族の上にありますように。
1
息子の導きによって
ルペルト
聖ルペルト
川野
芳文
2015年10月19日朝息子の訃報が入り通勤途中の私の頭の中は真っ白になりました。息
子のもとに駆け付け何も言わない息子を見て体の一部を失ったような喪失感で足元が竦
むような気がして息子に何かを詫びるような気にも苛まれました。高宮教会の菊池さん
にお会いしジョンソン神父様に巡り合いました。家内が信者であったため幼児洗礼を受
けただけの息子のために葬儀を快く上げていただけることに。残された家族三人息子と
永遠にとの一心で、娘とともに洗礼を受けることを決意しました。ほどなくメディナ神
父様を訪ね勉強をさせていただき2016年3月26日復活祭の日に洗礼を受けました。息子
を含めた家族四人ずっと生きていくんだという強い気持ち。家族の絆が今まで以上に強
くなったことをしみじみと感じた日でした。息子の導きのおかげで教会関係の人との出
会いが私の心を癒していただいています。音楽が好きでドラムを叩いている時が一番幸
せだった息子の誕生日の聖人であるルペルトを洗礼名にし、残り幾ばくかの人生を息子
と繋がっていたい。私は、毎週息子に会い今までの後悔を詫び一緒に生きていくことを
誓っています。
実りある勉強会
マリア・テレサ
佐々木慶子
今年の復活祭で娘の萌凪と洗礼にあずかりました、佐々木慶子と申します。
神様のお導きによって、二人で一緒にこのような大きなお恵みをいただけたことに感謝
し歓びの気持ちでいっぱいです。
クリスチャンではない家庭で育った私が洗礼に授かれた事は、聖霊様の働きを感じず
にはいられません。
思えば菊池さんに引っ張られ、お勉強会に入れていただいたのが6月でした。それか
ら1年弱、青木さんの素晴らしい講義の中で沢山の事を学び、神様の愛を感じさせてい
ただきました。とても実りある時間をくださった事に感謝いたします。
まだまだ未熟な信仰心ですが、いつでも主に忠実に、高宮教会の皆様と共に豊かな信
仰の道を歩んでいきたいと思います。これからも娘共々、よろしくお願いいたします。
あこがれと思いから
マリア・ベルナデッタ
村上
瑛南
私は、入学した一年生の頃から学校のミサでベールをかぶっているお姉さん達を見
て、私も洗礼を受けたいと思っていました。しかし、チャンスはなくやっと去年になっ
て、もなちゃんに出会っていっしょに教会に通うようになりました。そして、去年の三
月洗礼を受けることができました。また、初聖体の時にバージンロードを歩き、白いド
レスをきて盛大なお祝いをしていただきました。
私の洗礼名は「マリア・ベルナデッタ」です。私は、小さい頃からマリア様を初めて
見たことで有名なベルナデッタがあこがれの人でした。ずっとベルナデッタのように心
のきれいなやさしい人になりたいと思い続けてきたからこの名前を選びました。
これからも、神様の導きにそってさらに信こうしていきたいと思います。
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