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トピックス:「デング熱 70 年ぶりに国内で感染」 「花粉症」発症のしくみ

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トピックス:「デング熱 70 年ぶりに国内で感染」 「花粉症」発症のしくみ
No.67 2014 年 9 月
 トピックス:「デング熱 70 年ぶりに国内で感染」
朝、夕の気温が下がり始めた季節の変わり目に体調を崩すことはありませんか。鼻水、
くしゃみが止まらない風邪を引いたかなと思って、風邪薬を飲んでも良くならない場合、
花粉症かも知れません。
8 月下旬ごろから 10 月にかけてキク科の花粉が飛散します。キク科の植物には、ブタク
サ、ヨモギ、オオブタクサがあります。これらの草は河川敷、畑など身近に多くみられま
す。ブタクサは、スギ、イネ科と並んで世界三大花粉症の原因植物といわれています。
「花粉症」発症のしくみ

花粉が目や鼻から体に侵入する。(体は花粉という異物(アレルゲン)を受け入れるか
どうかを考えます)

リンパ球が花粉を害があるものとして排除すると判断する。
(体は花粉(アレルゲン)
と反応する物質「IgE 抗体」を作ります)

再び花粉が目や鼻から侵入すると IgE 抗体が反応し体外に出そうとヒスタミンという
物質を出します(ヒスタミンがくしゃみ、鼻水、涙、痒みといった症状を引き起こし
体の外に花粉を出そうとします)
花粉症を発症するか否か、許容量には個人差はありますが、花粉の侵入を受け続
けると、今は大丈夫でもいつかは、アレルゲンと認識し IgE 抗体を作り花粉症を
発症するかもしれません。
「花粉症」と「風邪」の違い「チェク項目」

鼻水やくしゃみが続けてでる

鼻水が透明でサラサラしている

発熱していない

眼が痒い

毎年同じ時期に症状が出る
全て「ハイ」だと花粉症の可能性が高いです。
「花粉症」と「口腔アレルギー」
花粉症を発症していると花粉症の原因の植物とよく似た抗体を持った食物にもアレル
ギー反応を起こすことがあります。
果物を食べて口の中が痒くなったり、腫れたりする、喉の奥がいがいがすることがあ
り、呼吸困難になることもあるので注意が必要です。
花粉の種類
果物・野菜・ナッツの種類
ブタクサ
メロン・スイカ・バナナ・ズッキーニ
キュウリ・ゴーヤ等
ヨモギ
ニンジン・セロリ・リンゴ・ピーナッツ、
キウイ等
シラカバ
リンゴ・ナシ・モモ・アンズ・アーモンド
セロリ・シシトウ等
スギ・ヒノキ
トマト
カモガヤ
小麦・ライ麦・トウモロコシ・ジャガイモ
 トピックス「デング熱について」
近年、東南アジアで「デング熱」の流行がみられ、海外で感染し帰国後発症する患者
数は、増加傾向にあった状況下で、今回海外渡航歴のない人に感染が確認されました。
デング熱を媒介する蚊は、
「ヒトスジシマ蚊」
、俗に「やぶ蚊」といわれている体が黒
くて白い縞模様がある蚊です。日本では青森以南に生息しています。
感染ルート
感染したヒトスジシマ蚊に刺されて感染します。
(インフルエンザのようにヒトからヒ
トに感染することはありません)
症状
3 日~7 日の潜伏期間を経て突然の発熱(38℃以上)と激しい頭痛、関節痛、筋肉痛
を伴い小さな赤い発疹が出ることがありますが、この発疹は痒みや痛みはありません。
解熱する頃に出血しやすくなり、鼻出血、歯肉出血や生理中の場合は、月経量が多くな
ることもあるので注意が必要です。
治療
デング熱に対する予防接種や治療薬はありません。対症療法のみですが、解熱剤に多
く使われているアスピリン系の薬剤は出血傾向を助長させるので禁忌です。(デング熱
が疑われる場合は、速やかに医療機関で適切な治療を受けましょう。)
予防
蚊に刺されないようにすることが第一です。
(ヒトスジシマ蚊は昼間活動し人を刺す)

肌の露出を避ける。

防虫スプレー等を適切に使用する。

免疫力が落ちないよう、バランスの良い食事と睡眠をしっかりとりましょう!!
以下のホームページを参考にしていください。
厚生労働省「デング熱に対する Q&A」
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/dengue_fever_qa.html
不安なこと、解らないことがあればいつでも保健室へお尋ねください。
桃山学院大学 学生支援課
保健室
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