Comments
Description
Transcript
子育て団体(PDF:13KB)
◆子育て団体 日時・場所 12 月 2 日(土)9 時∼10 時 20 分 深谷公民館・小会議室 出席者 (対象団体) 保育ボランティア「すくすく」、すばるの会、PTA 連合会(小・中)、 PTA 連合会(幼)、子供会育成連合会、青少年相談員協議会、 NPO 天使のつばさ (事務局) 深谷市企画財政課 3 名、コンサルタント 1 名 (1)活動をしていて気になること、問題点、良い点 ①乳幼児の子育てに関連して ・深谷市には児童館がないため団体の活動では保健センターを利用しているが、保健 センターがもっと乳幼児の利用にも配慮したものになるとよい。建物内の照明やカ ーテンを工夫して、全体に明るい雰囲気にしたり、トイレを使いやすくするなど、 ちょっとしたことで乳幼児や乳幼児を連れた保護者が快適に利用できるようになる。 ②地域における青少年向けの活動について ・地域に根ざした青少年健全育成活動を目標に活動しているが、1 年ぐらいでやめてし まう人も少なからずいて、積極的に活動に関わり、役員として団体を支える人材が 少なくなっている。 ③学校、家庭、地域の連携に関連して ・いじめや自殺など、子どもに関しての問題が顕著になっているが、授業参観や懇談 会など学校の行事に参加しないような家庭に問題があるように思う。 ・中学校でボランティア相談員の活動をしているが、最近、きちんとした生活習慣を つくれない家庭が増えているように思う。 ・団体の活動に参加している子育て中の母親たちに問題点を聞いてみた。「子育てが孤 独になってきている」 「子育てに関するセミナーなどを聞きたいという意欲のある人 もけっこういるので、託児サービスがあると多くの人が参加しやすくなる」「子育て に関連しては親の教育も重要だが、それすらも学校にまかせてしまうのは問題」 「地 域と学校との接点があるといい」などの意見があった。 1 (2)深谷市を子育てしやすいまちにするための方策 ①地域における子ども達のための活動の場や機会の充実 ・子どもたちは群れ遊ぶことでいろいろなことを学ぶ。今は安全管理の問題から一斉 下校になり、仲間と遊びながらルールを身につけていくことも難しくなってしまっ たが、学校開放のほか、地域の公民館、神社やお寺や小さな公園などの身近な地域 の資源を活用しながら、子どもたちが遊びながら成長する機会を確保するとよいと 思う。 ②保護者に対する支援 ・深谷市でも孤独な子育てに悩む母親が増えているが、こうした母親たちに対して、 交流機会の提供や子育てに関する情報提供を充実するなど、積極的に手を差し伸べ ていくことが必要だ。 ・子育て中の母親に地域活動への参加を促すのも方策の1つである。最初は気が進ま ない人が多いが、活動を体験することでだんだんと積極的になり、地域の人々との 交流も深まり、また、地域の子育て活動の担い手にもなっていく。 ③地域や学校での取り組みの強化 ・かつて、地元の小学校で地域のお年寄りと遊ぶ会を定期的に催していたことがあっ た。参加するお年寄りと子どもの交流が深まることで、学校(先生)と地域との関 係も深まった。地域の教育力を高めるためには、学校と地域の交流を推進していく べきだ。 ・子どもたちの自殺予防やいじめ相談などの取り組みを強化するため、インターネッ トを活用した情報提供や相談事業を展開していくべきだ。電話相談はすでに行われ ているが、今の子どもたちには、インターネットでいつでもアクセスできる機会が 必要だ。学校間はネットで結ばれており、活用の環境は整いつつあるし、熊谷市で は同趣旨の事業をすでに実施している。 (3)これからの深谷市について ・これからのまちづくりの方向としては、のんびりとせわしくなく日々を暮らせるま ちが実現できたらと思う。緑の多い環境などの面では恵まれているので、近隣に働 く場がもっと増えれば、ゆったりした生活を実現することのできるまちになると思 う。 ・合併により市の地域資源は豊富になったが、まだ、新しい市全体としては認知度が 高まっていない資源があるので(例:鐘撞堂山)、今後、情報発信を充実する必要が 2 ある。 ・これからのまちづくりでは、今ある施設を活用していくことが大切である。たとえ ば、保健センターは育児ボランティア活動に必要な機能、人材などがそろっている ので、市民が快適に利用できるものにして十分に活用すれば、新しい施設をつくる 必要がない。同様のことが他の公共施設でも考えられると思う。 ・深谷市はコンパクトで暮らしやすいまちだと思う。「小粒でもぴりりと辛い」創意の あるまちづくりを進めてもらいたい。 ・地域活動やまちづくり活動を進めるうえで、さまざまな団体の連携が重要だと感じ ている。どの団体もそれぞれに自分たちの活動で忙しいとは思うが、協力しあい、 いろいろ知恵を出し合いながら、連携してまちづくり活動を進めていく雰囲気を醸 成し、具体的な活動に結び付けたい。 3