Comments
Description
Transcript
スライド タイトルなし
目 次 1.ごあいさつ 2.環境方針 3.環境マネジメントシステム (1)環境活動推進体制 (2)ISO14001認証取得 4.主な環境方針の具体的展開 (1)環境に配慮した商品の開発、 サービス及び販売 (2)環境に配慮した製品、資材の購入 (3)省エネルギーの推進並びに再生可能 エネルギーの有効利用 (4)省資源及び廃棄物の削減、再使用、 再生利用 (5)環境保全活動を通じた地域社会への貢献 5.2013年度 環境目的・目標 1 1. ごあいさつ 電気エネルギーのベストマネジメント と最適ソリューションで、21世紀の エネルギー社会のゲートウェイを拓き ます。 代表取締役社長 多山 洋文 私たちは、産業革命以来、産業活動や家庭で使用するエネルギーの大半を、石 油や天然ガスなど温室効果ガスを発生させる化石燃料に依存してきました。その 結果、地球環境は、温暖化をはじめとし、地球規模で環境汚染を拡大させるなど、 ますます深刻なものとなっています。これらの事態に直面し、日本は「低炭素、高 環境社会」の実現に向かって動き出さなければならないという認識は共通のもの となっています。 一昨年の東日本大震災以降、我が国におけるエネルギーのあり方、とりわけ太 陽光や風力などの再生可能エネルギーに注目が集まっています。経済成長を維 持しつつ、今後の低炭素社会を実現するためには、原子力発電や太陽光発電等 の再生可能エネルギーの拡大に加え、電気自動車の普及による電気エネルギー へのシフトや、スマートグリッドなどエネルギー利用技術の高度化を進めなければ なりません。 このような情勢の中、私たちエネゲートは、低炭素、高環境社会実現の切 り札として期待されているスマートグリッド関連のスマートメータや電気自動車向け 給電システム、さらにはHEMSやBEMSといったエネルギーマネジメント システムなどの環境配慮型製品を提供して参ります。 また、従業員一人ひとりと会社が一体となった取り組みにより、省資源、 省エネルギー、3R活動等を積極的・永続的に推進し、社会的に信頼の得ら れる企業を目指します。 これらの取組みを通じて、より快適なエネルギー社会のGatewayを 拓く企業として、地球環境の改善に貢献していきたいと思います。 2 2. 環 境 方 針 環境理念 当社は、電気エネルギーの計量・計測・監視・制御システムの製造・ 販売・エンジニアリング・サービスを通じて広く低炭素社会の実現に貢 献する企業をめざしており、関連技術の開発を強化するとともに、環境 に配慮した商品の開発や事業活動を行い、地球環境の改善に対する一層 の責任を果たします。 行動指針 低炭素社会の実現にむけて、基軸となる原子力発電に加え再生可能エ ネルギーへの期待が高まっており、スマートグリッドなどエネルギー利 用技術の高度化が進むものと考えます。当社は、エネルギーソリュー ションカンパニーとして、環境負荷軽減を経営の優先課題と位置づけて、 環境マネジメントシステムを運用し、継続的改善と環境汚染の予防に努 めます。 そのため、行動指針を次のとおり定め実行します。 1.環境関連法規制及び当社が同意するその他の要求事項を順守します。 2.環境目的及び目標を定め、定期的にレビューを行い改善に努めます。 3.環境影響を軽減するため、次の活動を推進します。 ①環境に配慮した商品の開発、サービス及び販売 ②環境に配慮した製品、資材の購入 ③省エネルギーの推進並びに再生可能エネルギーの有効利用 ④省資源及び廃棄物の削減、再使用、再生利用 ⑤有害化学物質の低減による環境リスクの予防 ⑥環境保全活動を通じた地域社会への貢献 ⑦環境方針の全従業員への周知と社外への公開 3 3. 環境マネジメントシステム (1)環境活動推進体制 (佐用工場長) (京都事業所長) 佐 用 工 場 (尼崎事業所長) 京 都 事 業 所 (千里丘事業所長) 尼 崎 事 業 所 (環境管理者) 社 (総務室長) 千 里 丘 事 業 所 本 長 社 内部環境監査チーム 環境管理責任者 (品質保証室担当役員) 全社事務局 (品質保証室) 京都計器センター (京都配電工事所及び各工事所含) 尼崎計器センター(各工事所含) 配電工事センター(姫路配電工事所含) 研究開発部、ソリューション事業開発室、国際事業開発室 品質保証室、新工場建設室、計測システム事業部 制御機器事業部、トランス事業部、千里丘総務G 営業開発部、経営企画室、経理室、総務室、 計器サービス事業部(企画管理部、計器部、工事部[各工事所含]) 4 (2)ISO14001認証取得 ≪環境活動を支える環境マネジメントシステム≫ 弊社は、本社を含む全ての事業所および工場において、2006年8月 28日にISO14001を認証取得しました。 環境マネジメントシステムの運用にあたっての具体的取り組みとしては、 環境方針を設定し、その方針と整合させた環境目的及び目標の達成に向け て責任と権限を明確にしたマネジメントを実行しています。 また、実行した結果に問題がないかどうか内部環境監査を実施し、指摘 事項に対しては是正処置を実施する仕組みとしています。監査結果は、環 境目的及び目標の達成に向けた取組み結果等とあわせて環境管理責任者へ 報告するとともに、マネジメントレビューで社長へ報告しています。 レビューの結果問題があれば、社長より改善指示が出され、速やかに改善 処置を実施しています。 PDCAのサイクルを廻すことにより、環境マネジメントシステムを継 続的に改善し、環境経営の強化を図っていきます。 5 4. 主な環境方針の具体的展開 (1)環境に配慮した商品の開発、サービス及び販売 携帯電話やフェリカで簡単に操作する電気自動車向け充電スタンド「エコQ電シス テム」の開発・販売をはじめ、オフィス・店舗等、様々な分野において電気使用量 の見える化により、省エネを実現できるツールとして「スマートエコワットシリー ズ」を開発・販売しています。 さらに、2011年4月から、(財)日本環境協会より認定されたエコマーク入りの 電力量計(子メータ)も販売しています。 エコQ電 スマートエコワットシリーズ エコマーク入り 電力量計 〈参考〉環境配慮型製品 当社は、ビルなどのオフィス設備や動力設備、さらには一般家庭に至るまで、 幅広いエネルギー利用の現場において、省エネルギー、CO2削減システム を提案し、最適なソリューションをお届けします。 ▼環境配慮型製品の詳細はこちらをクリック スマートエコワット 省エネナビ(無線型) エコQ電システム スマートELセンサー ELセンサー トータル節水システム スマートゲートウェイ EL計器(S)(電子式電力量計) 下水道料金削減のご提案 エコワット スーパーでまぴこ(デマンドコントローラー) エコワットエース ピークセーバー(空調省エネシステム) 6 (2)環境に配慮した製品、資材の購入 2012年度は、グリーン購入率100%を達成することができました。 2013年度も引き続き購入率100%を目指して取組みます。 グリーン購入率の推移 目標 % 99.9 100.0 100 100.0 100.0 対象となる購入品目 100.0 121品目 90.2 90 (文房具、紙類、OA機器 等) 80 70 60 500 2008年度 2009年度 2010年度 2011年度 2012年度 2013年度 (3)省エネルギーの推進並びに再生可能エネルギーの有効利用 ①消費電力量の削減 2012年度は、クールビズ、ウォームビズの推進に加え、社内照明機器のLED への移行や昨年度からの照明機器へのキャノピースイッチ取付けや窓への断熱対策 の継続等、様々な省エネ対策を講じました。 消費電力量及び原単位(売上げあたり)の推移 使用量 MWh 原単位 MWh/億円 10,000 50 33.2 8,000 31.9 35.4 33.8 26.6 6,690 40 29.8 30 6,644 6,113 6,000 照明のLED化(会議室) 目標 5,321 5,163 20 5,345 4,0000 10 0 2008年度 2009年度 2010年度 2011年度 2012年度 2013年度 キャノピースイッチの取付け 気泡緩衝材による窓への断熱対策 気泡緩衝材 キャノピー スイッチ 7 ②再生可能エネルギーの有効利用 千里丘事業所では、一部建屋の屋上に太陽光発電パネルを設置し、省エネとCO2排 出量削減に寄与しています。2012年度にはスマートラボ屋上に2基(5kW)の 太陽光パネルを追加設置し、合計8基による発電を実施しています。 太陽光発電パネル 太陽光発電によるCO2削減量と発電量の推移 ECOCUBE屋上 CO2削減量 t-CO2 発電量 20.00 kWh 30,294 30,000 2010年度 15.00 25,230 12.54 18,609 からの取組み 2010年度 2010年度 10.00 20,000 7.09 からの取組み からの取組み 4.93 5.00 10,000 0.00 0 2008年度 2009年度 2010年度 2011年度 2012年度 スマートラボ屋上 (2012年度実績) 総設置数 8基 総定格出力 29kW 総面積 222m2 1m2あたりの月平均発電量 11kWh ③ガソリンの使用量削減 これまでのエコドライブの推進に加え、EV車の導入等により、ガソリンの使用 量削減に取組んだ結果、250kℓ(対前年比:1.6%削減)と若干ではあるが 削減することができました。 ガソリン使用量の推移 kℓ 300 目標 255 253 257 254 250 250 253 (2012年度実績) 社有車の保有台数 295台 ≪うちEV車6台≫ 200 0 2008年度 2009年度 2010年度 2011年度 2012年度 2013年度 8 ④EV車の導入 EV車については、2010年度から導入し、ガソリンの使用量削減とCO2排 出量削減に寄与しています。 EV車によるCO2削減量と走行距離の推移 CO2削減量 t-CO2 走行距離 km 15.00 30,000 25,002 28,424 10.00 20,000 2010年度 からの取組み 11,338 5.00 0.86 10,000 1.95 1.07 0.00 0 2008年度 2009年度 2010年度 2011年度 2012年度 EV車(構内運搬車)と多山社長 ( 2012年度実績) 総台数 6台 削減ガソリン量 1,360ℓ ⑤CO2の排出量削減 昨年度に引き続き、太陽光発電の活用やEV車の導入等の施策を実施しましたが、原子 力発電停止の影響により電気の二酸化炭素排出係数が増加したため、対前年比31%増 となりました。 CO2排出量の推移(電気、ガソリン) 電気 t-CO2 ☆CO2換算値 ガソリン 出展 4,000 3,500 目標 2762 2718 2360 3,000 2463 2800 気:関西電力㈱ 二酸化炭素排出係数 (2011年度クレジット 2076 2,500 電 反映後の換算値) 2,000 ガソリン:地球温暖化対策の推進に 1,500 関する法律施行規則 1,000 500 0 2008年度 2009年度 2010年度 2011年度 2012年度 2013年度 9 (4)省資源及び廃棄物の削減、再使用、再生利用 ①廃棄物排出量の削減 産業廃棄物であるプラスチックや金属屑のリサイクル化を推進した結果、排出量を 137t(対前年比:26%減)と大幅に削減することができました。 廃棄物排出量の推移 金属屑、廃プラのリサイクル t 240 220 210 217 200 184 2009年度 からの取組み 180 目標 160 137 140 134 120 100 0 2008年度 2009年度 2010年度 2011年度 2012年度 2013年度 ②一般廃棄物のリサイクル率向上 一般廃棄物の分別徹底によるリサイクル率の向上に取り組んだ結果、リサイクル 率85.0%(対前年比-0.4%)となりました。 各分別ボックス 一般廃棄物置場 一般廃棄物リサイクル率の推移 % 100 目標 90 80.7 80 83.7 85.4 85.0 2011年度 2012年度 87.4 2009年度 からの取組み 70 60 50 0 2008年度 2009年度 2010年度 2013年度 10 ③水の使用量削減 これまでの節水施策(水量調整や雨水の積極的な活用等)の継続的な取り組みを 実施してまいりましたが、建屋建築等の影響もあり使用量は16,119m3(対前年 比:5.5%増)となりました。 防火用水への雨水の活用(千里丘事業所:2ヵ所) 水使用量の推移 m3 25,000 20,000 目標 (雨水枡) 15,786 (防火用水) 16,376 16,119 15,285 15,162 15,191 15,000 10,0000 貯水層へ溜 める 2008年度 2009年度 2010年度 2011年度 2012年度 2013年度 雨水を樋から収集 ④コピー用紙の購入量削減 計画的な購入の推進や裏面使用の徹底等の施策により、購入量を18t(対前年比: 10%減)に削減することができました。 コピー用紙購入量の推移 裏紙の再利用回収箱 t 25 24 21 20 20 2009年度 からの取組 み 18 目標 17 150 2008年度 2009年度 2010年度 2011年度 2012年度 2013年度 11 (5)環境保全活動を通じた地域社会への貢献 ①会社周辺地域の清掃活動の実施 各事業所において、周辺の清掃など、地域の美化活動を継続的に実施しています。 ②緑化の推進 各事業所で緑化を推進し、CO2の削減に努めています。 12 ③環境イベントへの出展 各種環境イベントに当社の環境関連商品を出展しました。 多くの方が当社ブースへ来訪され、高い関心を示されました。 電設工業展(大阪:2012年5月) 計測展(大阪:2012年10月) スマートグリッドEXPO (東京:2013年2月) ENEX展(東京:2013年1月) ④環境に配慮した工場の建設 千里丘事業所において、環境に配慮した工場として「ECOCUBE」、 「スマートラボ」に続 き、「ECOCUBE南館」が2012年6月に完成しました。 この「ECOCUBE南館」は4階建ての建屋で、トランス事業部の生産拠点であり、屋上緑化をは じめ、照明としてLED、人感センサーの導入等、環境に配慮した工場となっています。 千里丘事業所 「ECOCUBE」 千里丘事業所 千里丘事業所 「スマートラボ」 「ECOCUBE南館」 13 5. 2013年度 環境目的・目標 環境方針 (行動指針) 環境に配慮した商品 の開発、サービス 及び販売 環境に配慮した製品、 資材の購入 目 的 標 主な取組 環境配慮型製品の 販売・サービス ・売上高1,284百万円以上 ・展示会等への積極的出展 ・新聞・雑誌への広告掲載 ・自治体、環境団体等への営業 活動の推進 環境適合設計の定着 ・実施率100% ・RoHS指令適合部品の選定 ・省電力化、小型化、軽量化 の定着 グリーン購入率の向上 ・グリーン購入率100% (対象品目:121品目) ・グリーン購入の徹底 消費電力量の削減 省エネルギーの推進 並びに 再生可能エネルギー の有効利用 目 ・消費電力量5,345MWh以下 ・エネルギーマネジメントシステ ムの活用 ・太陽光発電、LED照明の活用 ・冷暖房温度の適正管理 ガソリンの使用量削減 ・使用量253kℓ以下 (2009年度実績を維持) ・HV車、EV車の導入 ・エコ運転の徹底 ・タイヤの空気圧チェック エネルギーマネジメント システムの全社展開 ・全事業所への消費電力量 削減策の提案 ・全事業所使用電力量の実績 把握と分析 ・スマートラボのHEMS、BEMS の検証結果の有効利用 廃棄物排出量の削減 (一般廃棄物と 産業廃棄物) ・排出量134t以下 (2012年度実績の2%削減) ・廃棄物のリサイクル化推進 ・3R活動の推進 ・分別廃棄の徹底 一般廃棄物の リサイクル率向上 ・リサイクル率87.4%以上 (2012年度実績の2.3%向上 ・リサイクル対象物の周知徹底 ・廃棄物のリサイクル化検討 ・分別廃棄の徹底 水の使用量の削減 ・使用量15,191m3以下 (2009年度実績を維持) ・節水の周知徹底 ・雨水の活用 ・蛇口の小まめな閉栓 コピー用紙の購入量 の削減 ・購入量16.7t以下 (2012年度実績の5.0%削減) ・会議資料のペーパーレス化 ・裏紙再利用の徹底 ・両面・縮小印刷の推進 有害化学物質の低減 による環境リスク の予防 有害物質の使用量 の削減 ・2010年度使用実績を維持 ・在庫、使用状況の定期的 チェック 環境保全活動を通じた 地域社会への貢献 会社周辺地域の 清掃活動 ・事業所周辺での定期的な清掃 活動の実施、あき缶回収ボラン ティア ・各事業所毎にスケジュールを 決めて実施 環境方針の全従業員 への周知と社外への 公開 環境方針の周知徹底と 社外への公開 ・環境方針の周知と環境報告書の 公開 ・環境方針の見直しとポスター による掲示 ・環境報告書の見直しとHPへ の掲載 省資源及び廃棄物の 削減、再使用、 再生利用