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経験者採用職員(技術系)紹介

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経験者採用職員(技術系)紹介
【総合職技術系】
経験者採用職員紹介
平成26年8月5日~8月13日
にかけてfacebookで連載していた
【総合職技術系】経験者採用職員
紹介の抜粋です。
【総合職技術系】経験者採用職員紹介① [前編]
~水管理・国土保全局 下水道部下水道企画課課長補佐 茨木~
今月15日(金)より、経験者採用試験の申込受付がスタートしますが、
それに先立ち、民間企業等での勤務経験を活かして、様々なフィール
ドで活躍中の職員を紹介致します!
受験を考えている方については、是非参考にして頂ければと思います。
トップバッターは、入省4年目(社会人14年目)の茨木です!
業務の面白さや志望に至ったきっかけなど、様々な話を聞いてみまし
た。
============
Q.現在の業務内容を教えてください。
A.主に下水道政策に関する中長期的ビジョンの作成と、官民連携推
進に携わっています。
Q.「中長期的ビジョンの作成」についての具体的取組を教えてくださ
い。
A.今般、9年ぶりに国全体の長期計画を見直し、下水道政策研究会
にて頂いた有識者の方々のご意見も踏まえて、7月に「新下水道ビジ
ョン」を公表しました。
詳しくは下記ページを参照して頂きたいのですが、本ビジョンのキーワ
ードは「持続と進化」、そして「夢を描けるビジョン」だと思っています。
若者が土木業界、水関連の業界で働いてみたい、と思えるような計画
を作りたいという想いを持って、研究会の事務局としてビジョンの案を
作成し、委員会運営にあたっていました。
従来下水道が持っている汚水処理、雨水排除の機能に加え、資源や
エネルギー循環の機能を持たせることや、日本の技術を国際的に活
用することも盛り込んでいます。
http://www.mlit.go.jp/…/…/mizukokudo_sewerage_tk_000307.htm
l
Q.官民連携推進についての具体的取組を教えてください。
A.官民連携は政府全体の政策として大々的に打ち出されています。
インフラ事業として望まれるサービス水準をしっかり持続させていくこと
を大前提としながら、日本の経済成長という観点から、民間企業にビ
ジネスとして活躍してもらうことが望まれています。
下水道については「コンセッション」と言って、所有権を公的機関に残し
つつ、事業運営権を設定して、運営権者を民間から募集して対価を支
払う方式を導入しようとしているのですが、運営権の範囲、対価の支
払い、不可抗力に対するリスクをどこまで運営権者に負担して頂くか、
といったことを、3月にガイドラインとしてまとめました。
実例が無い中で、想像力もフルに発揮しながら、導入に際してどのよ
うな点が問題となるのかを考えるのはなかなか大変でした。
Q.下水道事業における官民連携について、今後期待することはどの
ようなことですか?
A.下水道事業は、処理場の運転管理・操作や、施設の工事・設計な
ど業務全体の9割の仕事を民間事業者が担っています。そして管理者
である地方公共団体が経営者としてマネジメントを行っています。
個人的な想いとしては、今後はこういったマネジメント領域にも、民間
の経営力や人材力を活かしていくことで、持続可能な下水道事業が実
現していく時代だと思っています。
下水道事業は人間が生きていくために必要なもので、代わりになるも
のはありません。そういった独占状態の中で、関わる人達がいかに緊
張感を持ち、かつ効率的に、持続可能なものにしていくか、探りながら
進めています。
Q.下水道分野では水ビジネスの国際展開を積極的に進めていると
伺っていますが、官民連携は、今後の国際展開にとってどのような効
果があるのでしょうか?
A.海外では、建設とオペレーション、マネジメントまで一つの主体が一
体的に行うことが一般的です。日本は建設と運営が分かれており、海
外から見ると特殊な環境と言えます。
そういった背景から、日本の優れた技術を海外へ展開し、海外の水メ
ジャーと呼ばれる企業と対抗してゆくには、マネジメント力の強化が必
須条件であると思います。そのために民間の経営力や人材力の活用
は大きな効果を発揮すると思います。
こういった施策を推進する上で、我々役人にも、土木以外にも経営や
契約の知識が必要と感じており、現在、民間企業の方々の力も借りつ
つ仕事をしています。
経営ノウハウや会計、税務といった知識や経験は必ずプラスになりま
すし、経験者採用制度の活用を検討している方には是非積極的にチ
ャレンジして欲しいですね。
【総合職技術系】経験者採用職員紹介① [後編]
~水管理・国土保全局 下水道部下水道企画課課長補佐 茨木~
昨日に続き、経験者採用職員紹介、後編をお届けします!
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Q.入省前後で、国交省のイメージは変わりましたか?
A.入省前は、皆さん夜遅くまで仕事しているイメージでした(笑)
あと「堅い職場」という印象をもっていましたけれど、入省後は忙しい中
にも遊び心を持っている人の多い職場で、皆さんポジティブで使命感
を持っている、そんな環境で働けることが本当に幸せなことだと感じて
います。
そして、皆さん能力が高い。ベテラン職員はもちろんですが、若い人が
優秀ですね。そういう中で仕事することは充実感があって楽しいです
ね。
Q.ご自身が学生だったとしたら、国交省を就職先として選びますか?
A.もちろん選びますね(笑)なぜなら今、すごく楽しいからです。入省
前より職場の中を知った今の方が、志望したい気持ちは強いですね。
Q.国交省を転職先として選んだきっかけは何ですか?
A.転職前は行政から仕事を受ける側だったのですが、土木を志す人
間として、自らのアイデアをベースに、「ゼロからスタートして何かを生
み出す」行政の仕事で、周囲の方から刺激を受けながら、一生懸命働
いてみたいと思ったことがきっかけでした。
Q.転職に際して、ご家族の理解は得られましたか?
A.転職時には既に結婚して子供もいたのですが、自分のやりたいコト
や、新たな環境でさらに充実した人生を送りたい、という気持ちを伝え
ることで、私の場合は家族の理解を得ることができましたし、妻も応援
してくれました。
Q.業務も忙しいとは思いますが、ストレス解消法があれば教えてくだ
さい!
A.お酒、好きですね(笑)家に帰ってからの一杯は格別です。休日は
大学バスケを観戦するのが好きですね。母校を応援に行ってます!
Q.最後に、経験者採用試験の受験を考えている方にメッセージをお
願いします!
A.絶対損はしないと思いますし、迷っている人も、思い切ってチャレン
ジして欲しいですね。是非一緒に働きましょう!
(写真は8月4日に国土交通本省前で開催された、「水の週間一斉打
ち水大作戦」での1シーン。右端が茨木です。)
【総合職技術系】経験者採用職員紹介② [前編]
~住宅局 建築指導課係長 大木~
2人目に紹介する経験者採用職員は、
今年4月に入省した大木です!(社会人5年目)
...入省直後の、率直な感想を聞いてみました!
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Q.現在の業務内容を教えてください。
A.私は今年の4月に経験者採用で入省しましたので、現在携わって
いる仕事が、国土交通省での最初の仕事になります。
住宅局の建築指導課というところで、「高齢者、障害者等の移動等の
円滑化の促進に関する法律(バリアフリー法)」関連の基礎調査を行っ
ています。
また、最近よくニュースになっている、空き家の増加対策についての業
務にも携わっています。
係長ということで、入省1年目とは思えないほど裁量の大きい仕事を
任せてもらってます。
特に今の仕事は、「これが多くの人にとって生活しやすい世の中の実
現につながってゆくんだ」と実感できます。
責任も大きく、安易なことは言えないですが、日々充実していますね。
Q.国交省を転職先として選んだきっかけは何ですか。
A.理由は3点です。1つ目は、昔から、「皆の役に立つ仕事」に就きた
いという想いがあり、国交省含め中央官庁に興味を持っていたことで
す。今回の転職は腕試し的な意味もありました。
2つ目は、前職時代に震災を経験したのですが、震災への対応を行い
ながら、新聞やニュースでの報道を見て、困難に直面しても常に「前向
きに仕事する国交省」へ憧れを抱くようになったことです。
そして3つ目ですが、私は大学時代に建築を専攻していたのですが、
日本の建築への影響力を有するのは民間企業より、国が作成する制
度や指針ではないかと考えるようになり、そういった影響力の大きい
仕事に携わりたいと考えたことですね。
Q.入省前と入省後で、国交省のイメージが変わった部分はあります
か?
A.入省前は、テレビで見るような「スマートな」イメージを持っていまし
た。自分の手を動かして駆けずり回って、というよりは頭脳労働、とい
う印象です。
入省後は、馬力を使う、タフさを求められる仕事が意外と多いことに
ビックリしました。その分、若いうちから先頭に立って多くの業務を経験
できることは、非常に貴重なことだと感じています。
【総合職技術系】経験者採用職員紹介② [後編]
~住宅局 建築指導課係長 大木~
経験者採用職員紹介、後編をお届けします!
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Q.業務も忙しいとは思いますが、ストレス解消法があれば教えてくだ
さい!
A.酒が好きですね(笑)職場の仲間とも、家族とも。仕事が終わって
週末に飲むお酒の味は、やっぱり格別ですね。
Q.昨年試験を受けられたとのことですが、試験対策は何か行いまし
たか?
A. 対策について有効な内容をお伝えできればよいのですが・・・1次・
2次試験については特段の対策は行わず、地頭で勝負しました。
ただ3次試験に際しては、国交省の実施施策について勉強して、自分
のやりたい事を明確化した上で、面接に臨みました。
Q.転職に当たって、ご家族の理解は得られましたか?
A.前職時代に結婚したのですが、忙しいイメージが強いせいか、転
職にあたって最初は妻から反対されていましたね(笑)ただ入省後、自
分が楽しく仕事している姿を見てもらっているのか、現在は応援しても
らっています。
Q.ご自身が学生だったとしたら、国交省を就職先として選びますか?
A.難しい質問ですね(笑)・・・でも選ぶと思いますね。キレイ事かもし
れないですが、国交省では確実に「誰かのための仕事」ができると思
います。
そして誰もが成し遂げていない新しい仕組みを創ることは、自分がこ
の世に生まれた価値になると思うんです。
せっかく入省したからには、結果を後世に残していければ、と考えてい
ます。
Q.今後、国交省でやってみたいことってありますか?
A.「衣・食・住」と言うように、住環境は人々の生活を支える重要な要
素です。先程の話とも関連しますが、住環境の安全を守るため、皆さ
んの人命を守るための制度設計に、いつかは最初から最後まで携
わってみたいと感じています。
Q.最後に、経験者採用を考えている方にメッセージをお願いします!
A.非常にやりがいのある仕事だと思います。
国のためにできることを一つでも形にできたら、人生もより充実したも
のになると私は信じています。
興味をお持ちの方、どんどんチャレンジしてください!
(写真は仕事後、同僚たちとの一幕。右端が大木です。)
【総合職技術系】経験者採用職員紹介③ [前編]
~岩手県宮古市 都市整備部長 高峯~
最後に紹介する経験者採用職員は、入省5年目の高峯(社会人14年
目)です。
国交省にてまちづくり関係の仕事に従事したのち、現在は、その知見
を活かし、宮古市に出向して、震災復興の最前線で奮闘しています。
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こんにちは!
岩手県宮古市都市整備部長の高峯(土木職)です。
今日は私の業務内容について紹介します。
宮古市は、本州最東端に位置する約1,260平方キロメートルの
広大な市域を持つ市であり、ウニ、アワビ、鮭、毛ガニなどの豊かな海
産物に恵まれ、さらに、沿岸部は、平成25年9月にジオパークにも認
定され、観光にも適した魅力的なまちです。
しかし、ご存じのとおり、平成23年3月11日の東日本大震災では、巨
大津波に襲われ、市の沿岸部、特に田老地区では、「万里の長城」と
謳われた防潮堤が破壊されるなど、甚大な被害を受けました。
私は現在、復興区画整理事業、防災集団移転促進事業などの復興事
業、また、市道や公営住宅など市の多くの公共施設の整備、維持管理
を統括しています。
復興事業により、市の予算は、震災前の約3倍となっており、全国から
の派遣職員に協力を頂きながら、事業の推進に尽力しています。
私が非常に恵まれているのは、熱い情熱をもった職員とともに仕事が
できることだと思います。
私だけではなく、皆さんがこの言葉を胸に頑張っています。
宮古市は必ずや復興します!
============
新卒採用・経験者採用問わず、自治体への出向から、地方支分部局
や海外での勤務など、採用後は様々なフィールドで活躍してもらうチャ
ンスがあります。
明日で経験者採用職員は最終回です。引き続きご注目ください!
【総合職技術系】経験者採用職員紹介③ [後編]
~岩手県宮古市 都市整備部長 高峯~
本日は経験者採用職員紹介、最終回です!
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Q.入省前と入省後で、国交省のイメージが変わった部分はあります
か?
A.もちろん、膨大な準備と勉強が必要ですが、自由な発想で、事業を
検討できること。正直、入省前は、創造性のある仕事ができるとはあま
りイメージしていませんでした。
Q.仕事に疲れたときのリフレッシュ方法があれば教えてください!
A.本省時代は着替えを持ってきて、業務後に、皇居ラン(約5km)や
何駅か前に降りて帰宅ランなどしていました。
疲れたからといって、体を動かさないと、余計に疲れが溜まるような気
がします。
また、休日には剣道の稽古をしています。
国土交通省には、剣道部があり、なかなか強いので、やりがいもあり
ます。
ちなみに写真は、宮古市の幹部の皆さんと参加したカッターレースで
の1シーンです。
(右端が山本市長、右側3番目が私です)
9メートルのカッターボートを、クルー12人+艇長+艇指揮、合計14
人で操ります。
Q.経験者採用試験に向けた対策は行いましたか?
A.ペーパー試験対策では、公務員試験の問題集を短時間で解ける
ように、何度も何度も、最後は答えを記憶するくらい繰り返しました。結
局、2冊しか購入していません。
また、面接対策では、想定問を100問作りました。
結局、想定問からは、5問ほどしか質問はありませんでしたが、準備を
これだけやってダメなら仕方ない、という開き直りで緊張がほぐれたこ
とを記憶しています。
Q.ズバリ、国交省で働くことの魅力を一言で言うと?
A.「日本の危機に立ち向かう!」ことの一助になっていることを実感で
きること。
Q.経験者採用試験にチャレンジを考えている方々へ、一言メッセージ
をお願いします!
A.悔いだけは残らないように、準備を怠らないでほしいです。
チャンスを得られるのは、チャレンジャーだけですので。
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さて、経験者採用試験の申込期間は今月15日~21日となっておりま
す。詳しくは人事院のHP(http://www.jinji.go.jp/saiyo/keiken.htm)を
ご参照ください。
積極的なご応募をお待ちしております!
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