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平成25年5月号
平成25年5月号 桜が見守る入園式 4月5日(金)はふたつの保育園で入園 式が行われた。泉川保育園の門と庭にある 満開の桜は少し散り始めたが、子どもたちは 保護者に手を引かれ次々と集まってくる。 式が始まると園長さんから「ここはやさしい先生やた くさんのお友達がいます。みんなで一緒に遊んだり、歌 ったりしましょう」とお話があった。続いて子どもたち の前に大型の紙芝居が持ち出され、二人の先生が熱演。 園児たちはその画面にクギづけになる。次いで先生が弾 くピアノからメロディーが流れてくると、園児たちは 「♪ちょうちょ」など春の歌をメドレーで元気よく歌っ た。 同じ頃、東田保育園も入園式。ここも庭に咲く桜の 花々が子どもたちの入園を祝っていた。式に先立って二 人の先生が登場し、「良い子のみなさん、おはようござ います」と話しかける。どうやら先生のすぐ横にはバイ キンマンなどの姿が見える。子どもたちは、先生の動き 一つひとつに注目する。場がなごんで園長先生のご挨 拶、そして職員紹介。それぞれの先生方から「はやくお 名前と顔を覚えて、みなさんが楽しく過ごせるよう・・」、 「まだ子育ての経験はないのですが、笑顔になる、元気 になる調理を・・」などと話された。 ゼロ歳児もふくめ入園された皆さん、本当におめでと うございます。 就任にあたって 瀬戸会館 館長 髙津章人 山本館長の後任として着 任いたしました。 3 月まで泉川公民館にお世話になって いましたが、今までとは違って館全体の舵 取りとして重責を担うことになり、今更な がら身の引き締まる思いです。泉川公民館 と瀬戸会館、立場はそれぞれ違っても、よ り良い地域づくり、より住みやすいまちづ くりをめざすことは一緒であります。 私は、これまでの先輩方の志を受け継ぐ ことは勿論でありますが、自由かっ達な議 論をし、それぞれが目的に向かって使命を 達成するために頑張ることのできる「風通 しの良い職場」づくりを、まずはめざして まいります。次に、会館からの発信だけで はなく、皆さんの視点から、家庭でも、地 域社会でも、職場でも、大切な人を大切に しながら進められるよう、館運営をめざし てまいります。そのためにも皆さまのご支 援をいただきながら、瀬戸会館が地域にと って必要とされるよう、そのためにも、誰 もがつどえる瀬戸会館の事業に取り組め るよう、新しい気持ちで全力を尽くしてま いります。 職員一同よろしくお願いいたします。 サークル訪問 瀬戸会館だより 平成25年5月号 新居浜市瀬戸会館 〒792-0821 新居浜市瀬戸町7-30 E-mail [email protected]. ehime.jp ℡0897 41-5859 (FAX 兼用) 5月公演 回転木馬 おはなし会 5月8日予定 10:00~11:00 瀬戸児童館 スクウェアダンス 当館で運動など身体を使って活動するサークルがこの4月 から二つふえた。そのひとつが「スクウェアダンス」で、毎 週水曜日13時から約2時間活動中。 4月17日(水)にお邪魔しようと階段を上がり始めると、 2階から男性の声で、聴きなれない言葉が音楽にのって聞こ えてくる。それは録音された講師の声だった。よく聞いてみ ると、この掛け声は英語で、音楽のリズムに合わせて流れる ように指示が出る。しかもテンポはとても速く、運動量はか なり多いようにみえる。 女性のみでこの日は「元若者」8人のメンバーが踊ってい る。二人一組で手をつないで踊っているかと思うと、リズミ 5月の人権・同和教育関係行事予定 カルな指示により、手をつなぐ相手を順々に代えていく。動 きは右に左に前に後ろに、そして斜めにと目まぐるしいが、 背筋をピンと伸ばして皆さん優雅に踊る。休憩中に談笑する 皆さんの表情が、また楽しそうだった。 8日(水) 14日(火) 16日(木) 21日(火) 23日(木) 愛媛県人権教育協議会定期総会 松 山 市 第1回高等学校部会 新居浜東高 第1回組織・企業部会 市 庁 舎 第1回行政部会 市 庁 舎 社会教育担当者等人権 ・同和教育研究協議会 県 庁 24日(金) 第2回小・中学校合同部会 瀬戸会館 30日(木) 第1回就学前部会 市 庁 舎 -1- 平成25年5月号 「人権のつどい日」にひろう 人権あらかると フライドチキンの秘密 上原 善(ノンフィクションライター) ハンバーガーもそうだが、フライドチキンは KFC(ケンタッキ ー・フライド・チキン)などのファーストフード店の展開で、い まや日本全国で食べることができる。アメリカでは国民的料理と いえる。そして、そのフライドチキンがどうして「黒人奴隷料理 の代表」なのか。日本の被差別部落のあぶらかすは、そもそも食 べにくい内臓を食べやすいようにカリカリに揚げたものだ。しか し鶏肉は煮ても焼いても特にクセもないし、比較的食べやすい食 材でもある。 アメリカ南部で知り合った女性にたずねると「ほら、白人農場 主が食べずに捨てた鶏の手羽先や足の先っぽ、首なんかを、黒人 奴隷たちはディープ・フライにしたの。長い時間油で揚げると、 骨まで柔らかくなって、そんな捨てるようなところでも、骨ごと おいしく食べられるようになる。揚げた方が満腹感あるしね」。こ れがフライドチキンのルーツだったのだ。 「白人家庭の料理も黒人奴隷の賄い婦がしていたから、肉の部 分も、自分たちがいつもしていたのと同じように、20~30分 ほどディープ・フライにして出したの。そしたら柔らかくておい しかった。それで白人の間にも広まり、それが今や南部の名物料 理、ディープ・フライドチキンになったというわけ」。 上原善広「被差別の食卓」 (新潮新書)より 回転木馬お話会 ゼロ歳児のベビーAと 1 歳~2 歳児のベビーBの二つのベビーサ 毎月11日は19時30分より瀬戸会館で、どなた でも自由に参加できる人権に関するさまざまな講演や 学習会を行っている。4月11日(木)は今年度最初 の「人権のつどい日」で DVD『おーい!』を視聴。 建設会社に勤める主人公はマンションの建設予定地 が同和地区かどうか調べる用務を与えられ、市の同和 対策室を直接訪れて確認しようとする。同和問題に対 する主人公の無知・無関心から引き起こす出来事と会 社の姿勢などをめぐって参加者が話し合った。そのな かでこの教材としての限界、問題点も指摘されたが、 「差別はどこに残っているかというと、差別する側の 心の問題」、「自分が差別をなくす側の立場に立つか、 傍観者として差別を残す側に立ってしまうのか。なく す側に立つのならば、いろんな研修の場に参加して、 自分の中にあるものを新たなものにしていかなけれ ば」、「どういう立場に自分を立たせるのか、変容させ るか、そのことが人権のつどい日のねらいだと思うし、 『知らなかった自分』を発見して自分を変えていける、 ークルが合同で、瀬戸児童館でのお話会に参加した。 それが一番素晴らしいことだと思う」など、終了予定 そこへ指導する「回転木馬」の先生が登場して「ここは母さんに 時刻を超えて次々と意見が述べられた。 似たところ~、だいどうだいどうコチョコチョコチョコチョ!」と また、高校では人権学習の副読本『人間の輪』を保 歌いながら子どもをくすぐる。参加したお母さんも自分の子どもを 護者に先に手渡すという実践が紹介された。 くすぐってスキンシップ。歌は続いて「母さん」が「父さん」や「ば あちゃん」へと言い換えられる。 5月から きてみんかい 次いで紙芝居が始まる。絵の中に自動車、飛行機、汽船などの一 仮称「 来 観 会 」を瀬戸会館で開催!! 部が見えて、その乗り物は何か、をあてさせる。判断できなければ、 毎月第3木曜日 (5月は16日です。) 見える部分がだんだんと大きくなって、子どもたちの反応はにぎや 19:00~21:00 まで事務所開放。 かになる。続いて絵本を見せてくれた。画面いっぱいにラッコちゃ ワイワイとかガヤガヤとか、 んが描かれていて、可愛い動きの説明に子どもたちは吸い込まれて 何でもつぶやいてみませんか? いく。また、ライオンの姿が一瞬にしてゾウさんに変身する動物の ともかく瀬戸会館まで 切り抜きも登場してみんなを喜ばせた。最後に、「さよならアンコ 来て観てください。 ロモチ、またキナコ!」という先生の歌でこの日は終了。 5月の主な行事予定 8・22日(水) ― 移動図書館 11日(土) ― 人権のつどい日 19:30~21:00 講演 演題「人を大切にする生き 方」 講師 民生委員児童委員 髙津 英正さん 月2回(木) - 絵本・紙芝居 お話し会 泉川小学校放課後児童 -2- クラブ