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知多市行財政改革プラン2016

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知多市行財政改革プラン2016
知多市行財政改革プラン2016
(案)
平成27年11月
知多市
目次
第1 行財政改革の成果と課題
1
成果・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
2
現状分析と課題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
第2 行財政改革の基本方針
1
改革のあり方・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8
2
改革の目標・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8
3
計画期間・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8
4
配慮すべき事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8
5
改革の視点・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9
6
主要な取組事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9
7
取組の体系・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10
第3 計画の推進と進行管理・・・・・・・・・・・・・・・・・・11
第4 個別取組項目
1
資産の計画的なマネジメント・・・・・・・・・・・・・・12
2
職員の育成と組織の活性化・・・・・・・・・・・・・・・16
3
地域との連携・協働の推進・・・・・・・・・・・・・・・17
4
民間活力の有効活用・・・・・・・・・・・・・・・・・・18
5
広域連携の推進・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19
6
事務事業の更なる見直し・・・・・・・・・・・・・・・・20
7
健全で持続可能な財政基盤の確立・・・・・・・・・・・・24
第1
行財政改革の成果と課題
1 成果
(1) これまでの行財政改革の取組状況
平成13年度から16年度までの「知多市構造改革推進計画」に引き続き、17
年度に「集中改革プラン」を策定し、事務・事業の再編・整理、廃止・統合、民間
委託等の推進、定員管理の適正化、給与の適正化などに取り組みました。
その後、財政状況の急激な悪化により、25年度から3か年で収支不足額が累計
10億9,700万円生じることが明らかとなったため、これを解消すべく24年度
に「行財政改革プラン 2013」を策定しました。
平成
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
第5次総合計画
第4次総合計画
前期
中期
チャレンジちた経営プラン
改革削減と
行財政改革
集中改革プラン
予算等を一体化
プラン 2013
後期
行財政改革プラン 2016
構造改革推進計画
まち・ひと・しごと創生総合戦略
(2) 行財政改革プラン2013の成果
テーマ … 歳入身の丈に合った住民サービスの最適化- 収支不足を早期に解消し、
真に必要な市民サービスを持続できる行財政構造への転換を図る -
目
標 … 平成27年度 財政規模235億円の実現
(一般会計歳出ベースで普通建設事業費を除く。
)
単位:百万円
効果額
重点項目
H25 年度
目標
H26 年度
実績
目標
H27 年度
実績
目標
3 か年計
実績
目標
実績
事務事業の見直し
69
83
178
226
219
274
466
583
施設運営の見直し
57
15
85
80
143
116
285
211
142
168
227
226
325
254
694
648
15
16
23
37
35
23
73
76
283
282
513
569
722
667
1,518
1,518
人件費の削減
受益者負担の適正化
と収入確保の工夫_
合
計
⇒目標効果額を達成し、目標である財政規模235億円をほぼ実現しました。
- 1 -
2 現状分析と課題
(1) 社会情勢の推移
◎
人口については、全国的に平成20年頃をピークに減少に転じています。
また、本市においても、生産年齢人口及び年少人口の減少、老年人口の増加と
人口構造の高齢化が進んでおり、総人口も住民基本台帳ベースで平成22年から
減少しています。
本市人口の実績と推計
人
90,000
75,339
80,000
84,768
80,504
総人口
75,765
70,000
57,528
60,000
54,517
53,476
生産年齢人口
50,000
42,006
40,000
30,000
24,787
老年人口
15,496
20,000
17,471
12,591
年少人口
10,000
S55
S60
H2
12,780
10,385
6,367
0
H7
H12
H17
H22
8,972
H27
H32
H37
H42
H47
H52
出典 H22 までは国勢調査
H27 以降は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」(H25.3 推計)
◎
時代の変化とともに、市民の価値観やライフスタイルも多様化し、これまでの
画一的な行政サービスでは、市民の様々な要望に対応することが難しくなってき
ています。
◎
文化施設、スポーツ施設、ごみ処理施設等の公共施設や、道路、橋梁といった
インフラが老朽化し、更新や改修時期の集中が予想されるため、今後の建替え、
改修、維持管理にかかる費用の増加が懸念されます。
- 2 -
(2) 財政状況の推移と今後の推計
本市の財政状況と、その見通しを示します。
※平成26年度以前は決算、27年度は予算、28年度以降は第5次総合計画の財
政推計に基づく数値を使用
【ア 歳入】
◎
歳入については、景気等の影響により若干の増減はあるものの、平成21年度
をピークに減少傾向にあります。
歳入の実績及び推計
その他
市債
国県支出金・地方交付税
(百万円)
市税
30,000
実績値
推計値
25,000
20,000
15,000
10,000
5,000
0
H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 H31 H32
◎
特に歳入のうち、市税については、就労人口の減少、償却資産の減価などの理
由により減少しており、今後も減少傾向は続く見込みです。
(百万円)
16,000
市税の実績及び推計
実績値
推計値
15,000
※H19 に、所得税から
14,000
市県民税への税源移譲が
なされ市税収入が増加
13,000
H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 H31 H32
- 3 -
【イ 歳出】
◎
歳出については、投資的経費は抑制しているものの、固定的な経費が占める割
合が増加し、財政を圧迫しています。
歳出の実績及び推計
(百万円)
30,000
その他経費
投資的経費
公債費
扶助費
人件費
ダミー
実績値
推計値
25,000
20,000
15,000
10,000
5,000
0
H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 H31 H32
◎
特に歳出の中でも、扶助費※1は年々増加しています。これから人口は減少し
ていきますが、高齢化等の要因から、今後も扶助費は増加していく見通しです。
扶助費の実績及び推計
(百万円)
6,000
実績値
推計値
※H22 から
5,000
4,000
子ども手当開始
※H26 は臨時福祉
給付金による増
額
3,000
2,000
H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 H31 H32
※1 扶助費…各種福祉サービスや福祉手当、生活保護、医療費助成など住民福祉を支える
ための費用
- 4 -
【ウ
市債】
◎
市債残高はほぼ横ばいですが、臨時財政対策債の割合が増えており、今後の財
政運営への影響が懸念されます。
市債残高の実績及び推計
5条債 ※2
赤字債 ※3
(百万円)
20,000
実績値
推計値
15,000
10,000
5,000
0
H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 H31 H32
※2 5条債…地方財政法第5条で定められた事業(公共施設等の建設事業費等)の財源に
充てるために発行する地方債
※3 赤字債…5条債には該当しない地方債(臨時財政対策債、減収補填債等)
【エ 収支見通し】
◎ 【ア
歳入】及び【イ
歳出】の推計から収支不足額を見てみると、平成32
年度までに累計で約17億5,000万円の収支不足が見込まれます。
収支不足額の見通し
(百万円)
0
▲200
▲400
▲600
▲800
▲1,000
▲1,200
約 17 億 5,000 万円の
不足見込み
▲1,400
▲1,600
▲1,800
H27
H28
H29
H30
- 5 -
H31
H32
5年計
【オ
基金】
◎
平成16年度には総額で約90億円以上あった基金は、厳しい財政状況の中、
26年度末で約38億円と大幅に減少しています。
基金残高の実績及び推計
その他基金
財政調整基金※4
(百万円)
10,000
推計値
実績値
8,000
※H25 に大規模事業
基金を取崩し、財政
調整基金に積み立て
6,000
4,000
2,000
0
H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 H31 H32
※4 財政調整基金…決算剰余金の2分の1以上を積み立てておき、年度によって生じる財源
の不均衡を調整するとともに、急激な税収の落ち込みや災害などに備え
るための基金
◎
財政調整基金については、今後の収支不足を全て財政調整基金の取崩しで対応
した場合、平成32年度には残高が不足し、収支不足に対応できなくなるおそれ
があります。
財政調整基金残高の見通し
※H27 の財政調整基金残高見込み 約 16 億円をベースに計
算
(百万円)
1,800
1,600
1,400
1,200
1,000
800
600
財政調整基金
枯渇の可能性
400
200
0
H27
H28
H29
H30
- 6 -
H31
H32
(3) 分析のまとめ
本市においても、人口減少の局面を迎えつつあり、今後は高齢化も一層進行する
ことから、生産年齢人口の減少による市税の減少、高齢化の進行に伴う社会保障費
など扶助費の増加による財政状況の悪化が避けられない状況となっています。
また、今後、老朽化した公共施設が更新や改修時期を迎え、改修費、維持管理費
等の増加が見込まれるため、その原資として基金の積立などが必要ですが、基金残
高は年々減少し、財源の不足が予想されます。
こうした状況を踏まえ、将来にわたって持続可能な行政経営を実現するため、平
成32年度までの5年間に見込まれる約17億5,000万円の収支不足累計額を
解消し、現状の財政調整基金残高を維持していくことが財政運営に求められます。
- 7 -
第2
行財政改革の基本方針
1 改革のあり方
厳しい社会情勢、財政状況の中、将来にわたって持続可能な行政経営を行うため、
健全な経営基盤の確立に向け、受益者負担の適正化に取り組むとともに、収支の均衡
と財政調整基金の適正な残高の維持を図ります。また、知多市の将来を支えていく人
と組織の育成・支援を行政に限らず幅広く推進するとともに、そのための仕組みを構
築します。さらに、第5次総合計画に基づき、重要施策を確実に実施していくために、
積極的な事務事業の見直しを図るとともに、政策・施策を見据えた優先度の高い事業
やサービスの質的向上を図るため、限られた経営資源を最大限に活用し、柔軟で効率
的な行政経営を進めます。
また、本市の特徴として、急激な発展(臨海部への企業進出、住宅都市化)が一定
期間に集中したことによる市税収入の急増を背景に、多くの公共施設を建設してきた
ことが挙げられます。施設の維持管理費は、徐々に財政を圧迫しており、今後は、老
朽化に対応した改修費用が急増していくことが懸念されています。
持続可能な行政経営の実現には、こうした公共施設についての計画的な管理を行う
ことが喫緊の課題であり、そのために平成28年度に公共施設等総合管理計画を策定
するとともに、施設の修繕等の財源を確保するための基金を設置します。
また、その計画の推進に当たっては、市民の利便性等を考慮しつつ、老朽化の度合
い、効率性、費用対効果の面から、又は近隣自治体や一部事務組合との機能分担・相
互補完による効率的な広域行政の推進の中で、整理・統廃合を進めるといった手法を
基本とします。
2 改革の目標
第5次総合計画の確実な推進と笑顔あふれる明るく元気な知多市を実現
~知多市の将来に責任を持つ行政経営~
○持続可能な行政経営を支える人や仕組みの強化
○将来の行政需要に対応できる基金残高を維持するため、平成28年度から平成
32年度までの5年間で17億5,000万円の行財政改革効果額を確保
3 計画期間
平成28年度から平成32年度まで
4 配慮すべき事項
(1) 歳入、歳出の財政バランスを考慮しながら取組を進める必要があります。
(2) 計画期間は5年間としますが、人口減少対策、公共施設対策など長期的な取組を
視野に入れた計画とする必要があります。
- 8 -
5 改革の視点
「2
改革の目標」を実現するため、以下の3つを「改革の視点」とします。
(1) 市全体の経営資源の活用
行政の持つ経営資源を最大限に活かすとともに、民間の空き家・空き店舗・未利
用の土地などを含めた市全体のストックの有効活用を推進することにより、柔軟で
効果的な行政経営を目指します。
(2) 民間・地域とのつながり強化
行政の枠を超えて多様な主体が適切に役割分担し、民間活力の導入、地域との協
働の促進を図ります。
(3) 効率的な行財政運営
人口構造の変化に対応した行政サービスの最適化を図るとともに、リスクマネジ
メントやコンプライアンスに基づく健全で持続可能な行政基盤の確立を目指しま
す。
6 主要な取組事項
「5
改革の視点」に基づき、以下の7つを主要な取組事項とします。
(1) 資産の計画的なマネジメント
インフラ資産を含む施設についての市の基本方針として「公共施設等総合管理計
画」を策定し、施設の長寿命化、統廃合、廃止を推進するとともに、維持管理や修
繕費用の縮減と平準化を図ります。また、利用計画のない資産の売却や貸付を行う
など、市有財産の有効活用を進めていきます。
(2) 職員の育成と組織の活性化
人材育成基本方針に基づき、計画的に人材の育成を進めるとともに、組織運営及
び人事制度を見直し、職員がより連携し合い、その能力を最大限に発揮できる制度
や組織への転換を図ります。また、全ての職員が働きやすい職場環境となるよう、
ワーク・ライフ・バランスの推進を図ります。
(3) 地域との連携・協働の推進
市民協働のまちづくりに向け、地域のさまざまな主体による適切な連携と役割分
担が効果的に機能する仕組みや環境をつくり、地域人材の育成及び支援を推進しま
す。
- 9 -
(4) 民間活力の有効活用
市が実施するサービスについて、内容・水準の向上や効率化の視点から、指定管
理者制度、民間委託、PFI、NPO等との協力や協定などの手法を検討し、民間
活力の導入を推進します。
(5) 広域連携の推進
広域的に実施することが効率的な業務、施策目的の達成に有効な業務等について、
広域連携を検討し、推進します。
(6) 事務事業の更なる見直し
事務事業について、その業務内容と必要性を再度検証し、効率化を図るとともに
長年固定化したサービス水準や資源配分の見直しを進めます。
(7) 健全で持続可能な財政基盤の確立
新たな自主財源の確保、受益者負担の適正化などにより、持続可能な財政基盤の
確立を目指します。
7 取組の体系
第5次総合計画の確実な推進と
改革の目標
笑顔あふれる明るく元気な知多市を実現
~知多市の将来に責任を持つ行政経営~
1
市全体の経営資源の活用
2
民間・地域とのつながり強化
3
効率的な行財政運営
1
資産の計画的なマネジメント
p.12
2
職員の育成と組織の活性化
p.16
7つの
3
地域との連携・協働の推進
p.17
主要な取組事項
4
民間活力の有効活用
p.18
5
広域連携の推進
p.19
6
事務事業の更なる見直し
p.20
7
健全で持続可能な財政基盤の確立
p.24
3つの
改革の視点
※各ページに具体的な取組内容について記載
- 10 -
第3
計画の推進と進行管理
本プランの推進に当たっては、市職員全員が一致団結して取り組むものとし、その
進捗状況については、PDCAサイクルによる評価を行い、第5次総合計画の進行管
理と関連付けながら検証します。その結果については、議会へ報告を行うとともに、
広報やホームページを通じて分かりやすく市民に公表します。
また、本プラン開始から2年を目途に、社会情勢等の変化やそれまでの取組の評価
を踏まえてプランの残期間の内容について見直しを行い、新たな施策にも積極的に取
り組みます。
Plan
知多市行財政改革プラン 2016
・3つの改革の視点__
・7つの主要な取組事項
・個別取組項目_
開始から2年を
Action
目途に見直し
Do
3つの改革の視点と7つ
の主要な取組事項を意識
した個別取組項目の実施
検証内容をもとに個別取組項目
について見直しし、更なる改善
へつなげる
Check
個別取組項目の
実施内容を検証
- 11 -
第4
個別取組項目
1 資産の計画的なマネジメント
取組効果額
6億2,700万円
(1) 公共空間の利活用の推進
関係各課
取組内容
H28
H29
H30
H31
H32
公共施設、インフラなどの公共空間につい
て、多目的利用や民間への貸出しを行うなど
利活用を進めていきます。
・公共空間利活用の推進
(2) 市有財産の売却の推進
資産経営室
取組内容
H28
H29
H30
H31
H32
利用計画のない土地の売却を進めます。な
お、入札及び随時募集に参加がなく、売却が
・不動産鑑定による公売価格の見直し
進まない場合は、再度不動産鑑定を委託し、 ・売却予定土地のPR活動
公売価格を見直しながら積極的に売却を進
・土地の売却
めていきます。
(3) 公共施設等総合管理計画の推進
資産経営室
取組内容
H28
H29
H30
H31
H32
インフラ資産を含む施設の老朽化と利用
状況、今後の市の人口推移、財源見通し等を
調査し、施設の長寿命化、統廃合についての
・計画の策定
市の基本方針を策定するとともに、PFI等
・計画に基づく公共施設
民間活力を活用した再整備等も検討し、施設
等の管理及び整備
の維持管理・修繕費用の縮減・平準化を図り
ます。
(4) 知多市土地開発公社の解散
企画情報課
取組内容
H28
H29
H30
土地開発公社の保有資産の活用と公共用
地の先行取得の必要性の低下に対応し、現在
及び将来における財政負担を抑制するため、 ・土地開発公社の解散
土地開発公社を解散し、保有財産を市に移管
します。
- 12 -
H31
H32
(5) 市民活動センターの再整備
市民協働課
取組内容
H28
H29
H30
H31
H32
市民や団体がより利用しやすいよう、会 ・センターの再整備
議室の増設など環境の整備を図り、お互い ・無料 Wi-Fi の設置
に連携・協力し合い、市民が市民を育てる
・再整備の効果の検証と
今後の課題の抽出
まちづくりを推進します。
(6) 老人福祉施設を活用した子どもの居場所づくり
取組内容
H28
福祉課・子ども若者支援課
H29
H30
H31
H32
市民ボランティア等の協力を得て、老人福
祉施設を有効活用することにより、新たに施 ・事業の構築
設を整備することなく、子どもたちが安心し
て過ごすことができる居場所づくりを進め
・事業開始
ます。
(7) 障がい者活動センターやまもも第1の施設運営の見直し
取組内容
H28
障がい者の多様化するニーズへ柔軟に対
福祉課
H29
H30
H31
H32
・指定管理の見直し
応していくために、障害者自立支援施設「障
がい者活動センターやまもも第1」につい
・定款の
変更
て、運営方法の見直しと利用者の利便性の向
上を図ります。
・見直し後の施設運営
(8) 児童遊園地等の有効活用及び管理体制の見直し
子ども若者支援課・緑と花の推進課
取組内容
H28
H29
H30
H31
H32
利用の少ない児童遊園地やちびっ子広場
の利用状況等の調査を実施し、土地の有効活 ・児童遊園地の利用状況等を調査
・一部児童遊園地等の有効活用
用を検討します。
また、児童遊園地等の管理について、都市
公園の管理との一体化を検討し、効率的に業
務ができるよう見直します。
- 13 -
・都市公園の管理
との一体化検討
(9) 研修センター南浜荘の廃止及び跡地等の有効活用
取組内容
H28
資産経営室・関係各課
H29
H30
H31
H32
研修センター南浜荘を平成28年度から
廃止し、指定管理料を削減します。
・指定管理料の削減
また、今後の有効な土地利用について、検 ・土地の利用方法を検討
・各種調査の実施
討を進めていきます。
(10) 知多墓園の墓所造成サイクルの変更
緑と花の推進課・環境政策課
取組内容
H28
H29
H30
H31
H32
知多墓園の返還墓所を含めた残数を考慮
して、墓所造成サイクルを見直します。
また、墓地利用の希望者のニーズに合った
・墓所の残数を考慮した墓所造成
・墓所利用希望者の募集
募集も検討します。
(11) 消化ガスの有効利用
下水道課
取組内容
H28
南部浄化センターから発生する余剰消化
H29
H30
H31
H32
・余剰消化ガスを有効利用
するための設備を建設
ガスについて、ガス事業者に売却することで
有効利用を図ります。
・余剰消化ガスの売却
(12) つつじが丘中継ポンプ場の廃止
下水道課
取組内容
H28
にしの台中継ポンプ場に汚水を集約する
ことにより、つつじが丘中継ポンプ場を廃止
H29
H30
H31
・汚水を集約するための
管渠を設計・建設
します。
また、跡地の有効活用について検討してい
・つつじが丘中継
ポンプ場を廃止
・跡地の利用の検討
きます。
- 14 -
H32
(13) 佐布里浄化センターの廃止
下水道課・資産経営室
取組内容
H28
H29
H30
H31
H32
・施設建設を所管した
公共下水道に汚水を集約することにより、 農林水産部局との協議
佐布里浄化センターを廃止します。
・汚水を集約するためのマン
ホールポンプ、管渠を設計
また、跡地の有効活用について検討してい
きます。
・佐布里浄化センターを廃止
・跡地の利用の検討
(14) 学校開放施設利用料金の見直し
学校教育課・生涯スポーツ課
取組内容
H28
H29
H30
H31
H32
受益者負担を適正化するため、学校開放施
設の利用料金について、現在の電気代等の実 ・学校施設利用団体に
対して周知
費の2分の1相当額から3分の2相当額に
引き上げます。
・利用料金を実費の
3分の2相当額に引き上げ
・適正な負担額を引き続き検討
その後も、適正な負担額について引き続き
検討していきます。
(15) 中部公民館学習室の活用検討
生涯学習課
取組内容
H28
学習室のパソコンのリース期間満了に伴
い、パソコン教室のあり方を見直し、学習室
H29
H30
H31
・用途変更について調査
・NPO等関係機関との調整
の活用方法を検討します。
・学習室の新規活用
- 15 -
H32
取組効果額
2 職員の育成と組織の活性化
(1) 職員体制及び組織の適正化
―
万円
職員課・企画情報課
取組内容
H28
H29
H30
H31
H32
行政課題や市民ニーズが多様化する中で、
職員の偏った年齢構成、また、職員の大量退
職等により、業務を円滑に進める上での課題
が生じています。
・人事管理ヒアリングを通じた適正な人員配置
・定員適正化計画に基づく職員配置
このため、組織運営及び人事制度を見直
し、職員がより連携し合い、その能力を最大
限に発揮できる制度や組織への転換を図り
ます。
(2) 自立・つながり・挑戦を行動理念とする人材の育成
取組内容
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職員課
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知多市人材育成基本方針で定めた「目指す
職員像」を目標とし、「職員研修」、「人事 ・取組の実施
制度」、「職場環境」の3本の柱の連携によ
・人材育成基本方針の改訂
る人材育成を進めます。
(3) ワーク・ライフ・バランスの推進
職員課
取組内容
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第2次知多市特定事業主行動計画に基づ
き、ワーク・ライフ・バランスの推進、仕事 ・取組の実施
と子育ての両立の推進、地域における子育て ・実施内容の評価と取組項目の見直し
しやすい環境づくりへの貢献について取組
・第2次特定事業主行動
計画(後期計画)の策定
を進めていきます。
(4) 施設管理協会廃止に伴う施設運営方法の検討 緑と花の推進課・生涯スポーツ課
取組内容
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知多市施設管理協会廃止により直営とな
る公園施設、屋外体育施設の管理運営につい ・新たな組織体制を検討
て、緑と花の推進課と生涯スポーツ課の連携
・都市公園条例の一部改正
を図り、新たな組織体制を検討します。
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・新たな組織体制による施設管理
3 地域との連携・協働の推進
取組効果額
500 万円
(1) 新たな市民参画手法等の検討・実施
市民協働課
取組内容
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市民協働のまちづくりとして、新たな住民 ・各コミュニティによる
地域懇話会等の開催支援
参画手法について検討と試行を進め、市への
愛着度や納得度を高めます。
・新たな住民参画手法についての検討と試行
(2) 人材育成事業から人材育成・支援事業へ
市民協働課
取組内容
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これまでの人材育成事業は育成に特化し、
地域活動への導入部分でしか支援していま
せんでしたが、今後は、地域に根差した活動
ができるような支援※の仕組みを構築し、市
・NPO等関係機関との調整
・人材育成
・地域とのコーディネート業務
民活動を盛り上げます。
※地域に根差した活動ができるような支援
NPO等関係機関との連携、地域の依頼にすぐ
対応できる体制づくり 等
(3) 公民館の公の施設への見直し及び指定管理者制度導入の検討
生涯学習課・市民協働課
取組内容
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公民館を、市民のニーズの変化に対応した
柔軟性のある施設とするために、制約の多い
社会教育法上の施設から、地方自治法に基づ
・用途変更について調査
・関係機関との調整
く公の施設への見直しを進めます。
また、地域活動の拠点となるように、地域
組織自らが管理運営を行う指定管理者制度
の導入について検討します。
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・指定管理者制度導入検討
H32
4 民間活力の有効活用
取組効果額
(1) 指定管理者制度の統一的なモニタリング導入
取組内容
3,300万円
企画情報課・関係各課
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指定管理の統一的なモニタリング制度を
導入し、マニュアルに従ったモニタリングに ・モニタニング
マニュアルの作成
より、各施設の比較が可能な形で現状を把握
します。
・マニュアルに従ったモニタリングの実施
その結果を生かした適切な指導により、質
の高いサービス水準の維持を目指します。
(2) 青少年会館のNPO等との協働運営
若者女性支援室
取組内容
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青少年会館の施設管理について、若者支援
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・NPO等との調整
のNPO等と協働で運営します。
・NPO等との協働運営
(3) 幼稚園、保育園等の民間活力の活用
幼児保育課
取組内容
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幼稚園、保育園等について様々な民間活力 ・関係団体との調整
の活用を推進します。
・民間活力の活用
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5 広域連携の推進
取組効果額
1,100万円
(1) パスポート発給事務の事務委託による共同処理
取組内容
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市民窓口課
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パスポートの発給事務について、東海市が
太田川駅で行うパスポートセンターへ事務
を委託し、東海市と共同で事務処理を行うこ ・パスポートセンターでの申請交付
とで、経費の軽減と利便性の向上を図りま
す。
(2) 下水汚泥の広域処理
下水道課
取組内容
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常滑市、東海市及び知多市の浄化センター
の下水汚泥(脱水ケーキ)を衣浦西部浄化セ ・広域汚泥処理
ンターに集約し、衣浦西部流域下水道と共同 施設の設計
して、大規模な汚泥減量化施設を建設し、平
・広域汚泥処理施設の建設
成33年度から広域処理を行います。
(3) ごみの広域処理
ごみ対策課等
取組内容
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東海市及び知多市のごみ処理施設を西知
多医療厚生組合で統合し、平成35年度の完
・環境影響評価
成を目指します。
・建設工事
(4) 温水プール等健康増進施設の建設に向けた調整
取組内容
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企画情報課・関係各課
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ごみ処理施設の稼働により発生するエネ
ルギーを活用した、温水プール等健康増進施
・温水プール等健康増進施設の
建設に向けた調整
設建設について、東海市と調整を図ります。
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H32
6 事務事業の更なる見直し
取組効果額
4億3,100万円
(1) シティプロモーションの推進
秘書広報課
取組内容
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宣伝映像を放映するなど、シティプロモー
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・シティプロモーション映像の放映
ションを推進し、「知多市」のブランド力を
向上させることにより、交流人口と定住人口
・その他シティプロモーションの取組
の増加を図ります。
(2) 日当の見直し及び旅行雑費の支給
職員課
取組内容
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県外への出張に対して支給している日当
を廃止し、代わりに旅行雑費の支給とするこ
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・制度の見直し
について検討
・日当の廃止
・旅行雑費の支給
とで、支出を抑制します。
(3) サービスセンターのあり方の検討
市民窓口課
取組内容
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平成28年1月から予定している住民票
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・サービスセンターのあり方を検討
等のコンビニ交付の実施状況を踏まえ、サー ・周知活動
ビスセンターの廃止を含め、あり方を見直し
・サービスセンターの見直し方針に
沿った実施
ます。
(4) ジェネリック医薬品の利用促進
保険医療課
取組内容
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関係団体等の協力を得つつ、国民健康保険 ・関係団体等との調整
加入者にジェネリック医薬品利用の周知を
・周知活動
図り、更なる利用を促進します。
・ジェネリック医薬品の利用促進周知
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(5) 住宅用太陽光発電システム設置費補助金の廃止
取組内容
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環境政策課
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再生可能エネルギー固定価格買取制度が
開始されたこと等により、太陽光発電システ
ムの普及促進が進んでいることから、補助金 ・補助金の廃止
の意義、役割は終えたと考えられるため、廃
止します。
(6) 風向風速計の設置及び更新の見直し
環境政策課
取組内容
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風向風速の計測については、環境基準が定
められている物質を監視、測定するものでは
・機器の更新
サイクル延長
ないため、市内の代表地点として緑町測定局
1地点において測定することとします。さら
・八幡東測定局の廃止
(機器の更新期限による。)
に、機器の更新サイクルも延長して、経費の
節減を図ります。
(7) 大気汚染監視用自動測定機器の方式転換
取組内容
環境政策課
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・機器の更新
大気汚染監視用の自動測定機器について、
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・機器の更新
湿式から乾式タイプに転換することにより、
メンテナンスにかかる費用を削減します。
・湿式から乾式タイプへの転換による効果
(8) ごみ処理施設運転及び維持管理の包括化
取組内容
ごみ対策課
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自由度の高い仕様での業務委託とするこ
とで維持管理経費を抑制するため、次期清掃
・4年間の包括契約
センター稼働までのごみ処理施設運転及び
維持管理について、4年間ずつの長期包括契
・次期契約
内容検討
・次期
包括契約
約とします。
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(9) 道路照明のリース方式によるLED化
土木課
取組内容
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市道において道路照明をLED化するこ
とで、環境への負荷を低減しつつ、ランニン
・LED化した道路照明の維持管理
グコストの削減を図ります。
また、導入費用を抑えるため、リース方式
を採用します。
(10) 愛知県企業庁との契約水量見直し
水道課
取組内容
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市民病院の統合移転にともない、水の需要 ・前年実績による
が減少したため、愛知県企業庁と契約してい 見直し
る水量を削減することで、給水経費を抑制し
・契約水量の削減
ます。
(11) メーカー閑散期を活用した消防車両のオーバーホール費用の低減
取組内容
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庶務課
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消防車両のオーバーホールをメーカーの
閑散期に実施することを条件に、費用の低減
を図り、消防車両の維持管理費用を抑制しま
・メーカーの閑散期に合わせた
車両のオーバーホール実施
す。
(12) 緊急自動車の廃車を条件にした売払い
庶務課
取組内容
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廃車することを条件にして、車両としてで
はなく、鉄くずとして売払うことにより、国
の通知を遵守した上で、売却収入を確保しま
・廃車を条件とした緊急自動車の売却
す。
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H32
(13) 文化芸術事業の見直し
生涯学習課
取組内容
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勤労文化会館の指定管理者が新たに行う
自主事業を考慮し、毎年度市が実施している ・指定管理者による新たな文化芸術事業
の展開
文化芸術事業については、他からの助成を受
・市単独での文化芸術事業の休止
けられる事業以外は休止とします。
(14) 特別企画展実施事業の見直し
生涯学習課
取組内容
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毎年度実施している歴史民俗博物館特別
企画展について、5年毎の周年記念の年にの
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・「国民文化祭あいち2016」の
補助を受け実施
み実施とします。通常の年度については、収
・展覧会の検討
蔵品展や補助金を受けて実施することがで
きるような展覧会を模索して対応します。
・市制施行50周年
記念として実施
(15) 文化財保存事業補助金の一部休止
生涯学習課
取組内容
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隔年で実施している文化財保存事業補助
金を休止します。
それに替えて、補助額の上限の定めのない ・文化財保存事業補助金の一部休止
文化庁の「文化遺産を活かした地域活性化事
業」など国・県からの補助金を活用します。
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H32
7 健全で持続可能な財政基盤の確立
取組効果額 6億5,200万円
(1) ふるさと応援寄附金(納税)の推進による収入確保
取組内容
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総務課
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ふるさと応援寄附金(納税)をしていただ
いた人に対し、市の産物等を活かした返礼を ・ふるさと応援寄附金のPR
することにより、全国から寄附の拡大を狙う
とともに、市のPRを図ります。
(2) 下水道事業に対する繰出金の見直し継続
取組内容
財政課
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下水道事業に対する繰出金を、行財政改革
プラン2013に引き続いて定額とし、財政
・繰出金の見直し継続
の緊縮を図ります。
(3) 公共施設の大規模修繕、設備更新のための基金の設置
取組内容
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財政課
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H32
老朽化した施設の修繕等を目的とする基
金を設置し、公共施設等総合管理計画の策定
・基金の設置
も踏まえ、大規模修繕、設備更新等に備えま
・基金の計画的な運用
す。
(4) 一般廃棄物処理(ごみの処分)手数料の見直し
取組内容
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ごみ対策課
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家庭系収集ごみ有料化基本計画に基づき、
一般廃棄物の処分手数料の見直しを図りま
す。
・広報等や地区別の説明会による周知
・新指定ごみ袋等の準備
※定期収集ごみの有料化及び直接搬入の家庭系
ごみ1回につき50キログラム以下無料制度
の見直し
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・定期収集ごみの有料化
・直接搬入ごみに係る無料制度見直し
(5) 下水道使用料の改定
下水道課
取組内容
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現在の下水道使用料では汚水処理費用を
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・収支見込みから使用料改定を検討
賄えていないため、下水道使用料の改定につ
いて検討し、経営の安定化を図ります。
・使用料改定を実施
(6) 水道料金の改定
水道課
取組内容
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現在の水道料金では、数年のうちに水道事
業費用を賄えなくなる見込みであることか
・収支見込みから
料金改定を検討
ら、水道料金の改定について検討し、経営の
・料金改定を実施
(実施年度を検討)
安定化を図ります。
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H31
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知多市行財政改革プラン 2016
平成
年
作 成
知多市
住 所
〒478-8601 知多市緑町1番地
電 話
0562-33-3151(代表)
企画部企画情報課
月
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