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資料1 11
資料1 動物公園の入園料等の改定及び休園日の変更について 1 リスタート構想 2 11 経営目標の設定 (1)リスタート構想に基づく施設の整備について リスタート構想の基本理念である「市民に身近な動物園、都市の活性化につなげる集客観光施設」とし 千葉市動物公園リスタート構想(以下「リスタート構想」という。)では、開園から 30 年経過し、老朽化 て、必要な投資を行いながら持続可能な経営を続けるため、1(2)の収支見込みを踏まえ、経営目標を による大規模改修を必要とする時期にきている動物公園を、集客に結び付く魅力的な展示に改善することな 以下のとおり設定するものとする。 どにより、 「市民に身近な動物園、都市の活性化につなげる集客観光施設」として、再生・強化を図ること としている。 ①集客力を向上させるあらゆる取り組みを行うことにより、平成29年度以降の来園者数を年間80万人 第 2 次実施計画(平成 27 年度~平成 29 年度)では、リスタート構想に基づいて、ライオンを中心とした 以上とする。 アフリカ平原ゾーンや、遊園地跡地の子どもゾーンの整備などをすることとしている。 第2次 主な整備内容 H27 ライオン展示場 アフリカ 平原ゾーン 工事 ②リスタート構想を推進するための必要な投資を行いながら、収入の増加や管理経費の削減に向けたあら ゆる取り組みを講じることで、市税投入額(一般会計繰入金)を中長期的に平成25年度決算(6億8, 第3次(想定) H28 700万円)から減少させる。 H30~H32 H29 ★ 3 工事 シマウマ展示場 チーター等展示場 決定事項 ★ 設計 工事 経営目標を達成するための取組みの一環として、平成 28 年 4 月 1 日から入園料及び駐車場使用料を改 ★ 定する。 工事 子どもゾーン ウェルカム動物 正門展示場 学習施設 設計・工事 ★ 工事 設計 あわせて、市民のレクリエーション機会の創出と集客力の向上を図るため、平成 28 年 4 月 1 日から ★ 休園日を毎週水曜日に変更する。 ★ (2)収支見込み 4 現行の料金のもとで、施設整備を進めた場合の収支見込みを推計した。 入園料等の改定 (1)改定内容 この結果、アフリカ平原ゾーンのライオン展示場や子どもゾーンのオープンにより、来園者数は、80万 人を超えることが見込まれるが、施設整備費の償還による公債費の増等により、平成32年度には、平成2 入園料は、表2-1の案3(資料2)、駐車場使用料は、表2-2の案2(資料2)とする。具体的には 下記のとおりである。 5年度に比べて約1億円の一般会計繰入金の増加が見込まれる。 H28 来園者数 経常的収入(入園料等) 一般会計繰入金 H30 H31 H32 (人・千円) (参考) H25決算 入園料(大人) (小・中学生) (市内在住65歳以上) 現行 改 定 後 (H28.4.1~ ) 500円 700円 100円 無料 無料 無料 2,500円 (据置)2,500円 500円 廃止 848,000 612,812 年間パスポート(大人) 1,001,000 1,013,000 1,044,000 1,068,000 1,098,000 1,026,866 駐車場使用料(普通車) 500円 700円 (大型車) 2,100円 2,800円 787,000 経常的支出(運営費・公債費等)A H29 区分 826,000 809,000 844,000 B 290,000 304,000 297,000 310,000 311,000 339,921 A-B 711,000 709,000 747,000 758,000 787,000 686,945 ※投資的経費(市債を財源したもの)以外のものを経常的支出としている。 (小・中学生) (2)料金設定の考え方等 ア 入園料 今後の財政需要を踏まえ、大人料金については、上野動物園の600円、本年4月に全面開園したよ こはま動物園(ズーラシア)の800円を参考に設定した。 小・中学生料金については、大人料金の引き上げで子育て世帯の負担が大きくなることに配慮するほ か、小・中学生が友人たちと気軽に来園できる環境を整えることで、市民に身近な教育施設として機能 強化を図り、集客につなげるため、無料化する。 イ 年間パスポート料金 5 休園日の変更 従来から他園に比べて対入園料倍率が高いことから、据え置きとし、リピーターに対するお得感をア (1)変更内容 ピールすることで、集客につなげる。 ウ 現行 駐車料金 毎週 変更後(H28.4.1~) 月曜日(休日の場合は翌日) 受益者負担の観点から、周辺の駐車料金(3.5時間~1日)と同等とする。 毎週 12/29~1/1 水曜日(休日の場合は翌日) 12/29~1/1 (3)施行日 総合的に検討した結果、案1(下記)のとおり、平成 28 年 4 月 1 日からの施行とする。 区分 施行日 メリット・デメリット ○市施設の他の施設と同日に施行するため、他施設とのバランスがとれてい る。 案1 【平成28年4月1日】 ○休園日の変更と入園料の改定が同日になるため、早い段階でセットで明確 な周知が可能で、分かりやすい。 ○案2と異なり、改定日以後、ライオン展示開始前に来園された方には、次回 来園時の割引券を提供することで、ライオン展示開始後の再来園を促すなど、 戦略的な集客対策を打つなど柔軟な対応を行うことが可能 ○料金の改定の趣旨が伝わりやすい。(ただし、ライオン=料金改定という誤 解は出る。) 案2 【ライオン展示開始日】 (公布から1年以内で規則 で定める日(4月28日想 定)) ×市施設の他の施設と異なる日に施行するため、他施設とのバランスがとれな い。 ×休園日の変更と入園料の改定を分けて周知しなければならないため、五月 雨的な周知になり、誤解が生じやすい。(遠足の学校関係、旅行雑誌系メディ アなど) ×入園料等増収額の減(約1,000万円/月) (4)スケジュール(次項、休園日の変更も同じスケジュール) 平成 27 年 6 月 第2回定例会議案提出 (都市公園条例(スポーツ施設・花の美術館等を含む)の改正) 平成 27 年 7 月~ 周知(展示リニューアル、休園日、入園料をセットで周知) (市民や市内教育関係機関のほか、県内各市教委、近隣県教委、観光関係メディア等) (2)変更理由 ア ワークライフバランスの一環として、有給休暇の取得促進が求められており、学校行事による振替休 業の多い月曜日に休暇を取得する保護者とその子どもたちのレクリエーション機会の創出 イ 近隣の上野動物園や市川動植物園(月曜休園)と異なる休園日とすることによる誘客 ウ 平日の中でも来園者数が少ないこと、客層が重なる子ども交流館、子育て支援館の休館日が火曜日で あることを勘案し、水曜日とした。 (3)影響額 24,500人/年の増加、5,700千円/年の増収を見込む(H26 年度実績をもとに試算) (4)参考 関東近県及び市内観光施設の休園日の状況 曜日 近隣動物園 主な市内の施設 上野動物園 郷土博物館 井の頭自然文化園 加曾利貝塚博物館 月 野毛山動物園 市美術館(第一月曜日のみ) 金沢動物園 市川市動植物園 火 よこはま動物園 子ども交流館・子育て支援館 水 多摩動物公園 木 市原ぞうの国 曜日別入園者数(H26年度 単位:人) 曜日 日数 入園者数 平均入園者数 火 43 54,406 1,265 水 50 49,002 980 木 51 51,615 1,012 便性の向上につなげるため、コインロッカー等の附属施設の料金の設定を規則に委任するための条例改正 金 51 73,202 1,435 を行う。 土 49 107,576 2,195 日 49 150,656 3,074 祝祭日 19 81,643 4,297 平成 28 年 4 月 1 日~ 施行 (5)その他(附属施設使用料の規則への委任) 備品等の新規導入やグレードの違いによる料金の設定を迅速かつ弾力的に行うことで、集客の向上や利 なお、8月頃に既存のコインロッカーに大型旅行カバンの入るコインロッカー(1回300円)を増設 する予定