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資料6 - 松江市

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資料6 - 松江市
第一次松江市下水道事業経営戦略プラン実施計画・個別事業(重点項目・平成28年度予算・進捗状況)
施策
目標
安
全
、
快
適
、
清
潔
な
暮
ら
し
を
支
え
る
下
水
道
主要
事業名
下
水
道
の
促
進
に
係
る
計
画
、
基
準
の
見
直
し
個別事業名
事業の目的及び効果
事業期間
公設浄化槽事業は集落排水処理施設等を整備するとき
に、その地域内で家が点在し管渠による接続が困難な家屋
に対して、合併浄化槽を設置することで汚水処理を補完し事
業の推進を図る目的と、集合処理で対応できない区域外に
て衛生的な生活を確保する目的で実施してきた。
しかし、公設浄化槽の設置願いは希望者の申請により行わ
れ、期間を設定しなければ永久に終わらないこと、使用料で
維持管理費を賄うことが出来ないことなどから、下水道面整
平成27年度
備完了後も公設浄化槽の設置や個人設置の浄化槽の寄付
~平成29年
採納を続けた場合、今後の下水道の経営に大きな影響が出
度
てくる。
現在、ほとんどの設置要望が新築建屋であることも考慮し、
事業の終了を含めた公設浄化槽事業のあり方を検討する。
公設浄化槽事業の見直し
〔1-(1)-オ〕
事業費内訳 (単位:千円)
公設浄化槽新増設費(3ヵ年)
郵送代
合 計
ス ケ ジ ュ ー ル
周知期間
H27
全
H28
体
資料6
事業説明
今後の課題等
平成26年度末にて汚水処理の拡張面整備が終了するにあた
り、公設浄化槽事業の本来の目的と他の個人所有の浄化槽と
の整合性を踏まえ、下水道法事業計画区域外のくみ取り式トイ
レ及び個人所有の浄化槽の状況を調査(平成27年度末までに
「松江市下水道整備区域状況調査業務委託」で実施)のうえ、
平成27年度から3年間程度の継続(移行)期間を設け事業の終
了を目指す。また、調査結果に基づき平成28年度内に対象と
なる世帯(下水道計画区域外の汲取りトイレ、単独浄化槽、私
設合併浄化槽)全戸に順次案内状を郵送し、下水道計画区域
外の汚水処理の促進を図る。
本事業は下水道計画区域外の建屋が対象であり、需要者負担で工事を行
う計画区域外流入の手続きとの整合性を図るため、合併浄化槽の寄附採納
を終了する時期の延長を検討する必要がある。
現行ほとんどの設置要望は新築建屋であるが、くみ取りトイレ等の改造に
伴う公設浄化槽の設置は平成28年度と平成29年度は駆け込み要望があると
考え現行の予算額を計上する。
平成27年度の実績は、設置件数10件、執行済み額13,913千円
※建築基準法と浄化槽法で合併浄化槽による処理が規定されて
おり、建築確認がいる建屋に関しては全て合併浄化槽の設置が義
務付けられている。
公設浄化槽設置数 設置:618基、移管:167基、合計:785基(水
洗化人口:2,038人)
松江市内全域 汲取り件数:2,610戸 私設単独浄化槽:610戸
私設合併浄化槽:2,010戸(寄附採納対象)
このうち下水道計画区域外の住居は20%弱存在すると想定され
る。
事
H29
業 費
H
106,204
164
106,368
H30
2
6
年
度
H31
実 績H
12,291
0
12,291
H32
2
7
年
【公設浄化槽整備状況】(単位:基)
総数
新規
受贈
度
H33
実 績H
13,913
0
13,913
H34
2
8
年
H25
760
19
4
度
H35
H26
772
11
1
H27
785
10
3
H28
H29
807
829
20
20
2
2
※H28以降は見込
予 算H29年度~H36年度
30,000
50,000
164
0
30,164
50,000
H36
合併浄化槽(個人設置型)の受贈
くみ取りトイレ等の改造に伴う公設浄化槽の設置
既設建屋の補助の検討・実施
主要
事業名
水
洗
化
率
の
更
な
る
向
上
個別事業名
事業の目的及び効果
事業期間
事業説明
平成26年度末の下水道事業の拡張による面整備事業の終
了宣言に伴い、下水道法事業計画区域内の水洗化(接続)
率の向上を図る必要があり、整備時に供用開始に至らなかっ
た区域(土地)及び供用開始区域内で接続が困難な土地に
対して、積極的に関与しながら接続を図る新たな下水道接
続促進事業を実施する。
私道で管渠が布設できない、個別に本管工事が必要となる
平成27年度 ため接続できない、低地並びに公共桝の設置場所に問題が
~平成36年 あり排水設備が接続できない等の土地に対して、接続阻害
の要因の調整を積極的に図り接続を可能とするための工事
度
を実施していく。
下水道接続促進
事業の推進
〔1-(2)-ア〕
事業費内訳 (単位:千円)
下水道接続推進事業(新規)
管渠工事
公共桝設置工事(本管工事を伴う)
公共桝設置工事(取付管のみ)
合 計
スケジュール・目標数値
私道への管渠布設工事
H27
全
H28
体
H29
今後の課題等
下水道接続促進事業は、下水道法事業計画区域内で下
水道が接続できない土地に対し、積極的に関与・調整を行う
ことで、下水道への接続を促進する事業として実施していく。
本事業は接続勧奨と合わせ積極的に推進していき、平成36
年度までの約10年間事業を継続する。
【主な接続工事】
○私道・低地等の難接続地域の管渠布設工事
〇本管工事が必要な公共桝設置工事
○現行の公共桝設置工事(取付管工事)
平成27年度に実施した「松江市下水道整備区域状況調査
業務委託」に基づいて計画区域内及び供用開始区域内の
未整備の土地の現地調査を行い、事業地域を限定したうえ
で接続促進事業を実施していく。
下水道に接続するための促進に係る事業費と公共桝の設
置工事等を合わせ総合的な予算を確保し、柔軟(即効性を
高めた)な運用に努めることで接続率の向上を目指していく。
事
業 費
H
1,064,529
22,048
141,191
37,155
1,264,923
H30
公共桝設置工事(本管工事を伴う)
公共桝設置工事(取付管のみ)
1ページ
2
6
年
度
実
績H
0
2
7
141,191
37,155
178,346
H31
H32
H33
年
現在申請に基づき順次施工しているが、今後は調査内容を精査し、重点
地域を選定のうえ計画的に事業を実施していく。
平成27年度事業
1.『下水道接続推進事業』の実績
(公共桝設置申請に伴い取付管・公共桝設置工事を行う事業)
発注件数19件、執行済み額 64,529千円
2.『管渠工事』の実績進捗状況は、予定件数5件
(予算化し計画的に実施する管渠工事が伴う事業)
発注件数4件 執行済み額 22,048千円
年度
目標
実績
水洗化率(%)
度
実 績H
64,529
22,048
促進事業へ統合
促進事業へ統合
86,577
H34
2
8
年
H26
H27
92.7
93.0
度
H29
93.3
予 算H29年度~H36年度
100,000
900,000
※※※※
100,000
H35
H28
93.1
H36
900,000
第一次松江市下水道事業経営戦略プラン実施計画・個別事業(重点項目・平成28年度予算・進捗状況)
施策
目標
主要
事業名
事業期間
事業の目的及び効果
当市の年間発生汚泥量は約6,200m3(生汚泥5,700m3、
脱水汚泥540m3)、その処分費は8,940万円に上ることから、
浄化促進剤、減量装置等を導入することで汚泥の発生量そ
のものを削減し、処分費の抑制を図るものである。
また、市内の54箇所の終末処理施設から発生する汚泥の
処分については合併前の各々の市町村の処分方法をその
まま引き継いでいるため、非効率な部分がある。
平成27年度 現在、同一行政区域となっている旧市町村の処分場(公
~平成36年 営、民間)、処分方法(脱水車)、処理施設等を有効に利用
度
することで経済的、効率的な処理を進めるもの。
安
全
、
快
適
、
清
潔
な
暮
ら
し
を
支
え
る
下
水
道
環
境
負
荷
の
低
減
施策
目標
主要
事業名
信
頼
で
き
る
下
水
道
シ
ス
テ
ム
の
確
立
個別事業名
効
率
的
な
施
設
整
備
の
推
進
汚泥の減量化と
効率的な処理
〔1-(3)-イ〕
個別事業名
資料6
事業説明
今後の課題等
1.減量化
(1)現在、使用している浄化促進剤等を検証し、併せて新たな浄化促進
剤等の導入検討を行うことにより、最適な薬剤等の選定を図る。
(2)再資源化についてライフサイクルコスト(導入費用、運転管理費用、
販売収益)を踏まえた検討を行う。
(3)汚泥減量装置の実証実験を行った結果良好な結果を得ることができ
たので、汚泥発生量の多い施設への導入を決定し本庄地区処理場へ導
入した。その結果52%の減量効果があった。
(4)平成27年度に現行の移動脱水車を更新した。平成32年度に移動
脱水車1台の追加導入を予定している。
2.処理の効率化
従来の処理方法では、非効率な部分があったため平成26年12月に汚
泥処分計画を策定し汚泥処分の効率化を図ることとした。
汚泥には集排施設等から排出され一般廃棄物となるものと特別環境保
全公共下水道施設から排出され産業廃棄物となるものがあり、法律上、そ
れぞれ処分方法が異なる。このことを踏まえた上で次の点を考慮して最適
な処分計画を策定した。
(1)雲南広域行政組合との汚泥処分に関する協定切れに伴う宍道地区の
汚泥処分方法の変更
平成27年度末をもって、雲南クリーンセンターでの汚泥処分が出来なく
なったため、平成28年度から川向クリーンセンターへ搬入することとすると汚
泥処分費の高騰に繋がることから、汚泥処分費を抑制するために移動脱水
車による汚泥処分に変更する。
(2)汚泥減量装置のリース期間の終了及び試験的に設置していた減量装置
の導入
平成22年度に古江地区処理場へ導入した汚泥減量装置のリース期間が
平成27年度中に終了したので、残存価格により買い取りを行い汚泥処分費
の削減に努める。
(1)処分場の選定 (2)脱水車の活用 (3)脱水処理施設の活用 (4)終末処理
施設の更新、統廃合 (5)流域下水道への接続 (6)移動脱水車の広域運用
事業費内訳 (単位:千円)
移動式脱水車更新
脱水車維持費
汚泥減量装置導入費
脱水車増車(1台)
合 計
スケジュール・目標数値
H27
移動脱水車の更新
宍道八束特環を脱水に移行
移動脱水車1台増車
基本脱水処分に移行
一部を川向C.Cで処分
公設は全域川向で処分
事業期間
全
H28
体
事
H29
業
費H
49,462
0
7,776
53,892
111,130
H30
2
6
度
H31
事業の目的及び効果
実
汚水処理施設の統廃合
と流域下水道への接続
〔2-(1)-ア〕
全
H32
2
7
年
度
H33
実 績H
49,462
0
7,776
0
57,238
H34
2
8
年
体
処理施設の統廃合の核となる施設は島根県が所管する流域下水道
であり、宍道湖流域東部・西部浄化センターの処理能力や減少が見
込まれる汚水量の推移などについて島根県と協議し、統廃合に伴う汚
水処理の受け皿を確保していく。その上で集落排水施設の流域下水
道への接続を検討するとともに、市内の特定環境保全公共下水道と集
落排水施設同士の統合等についても検討し、施設の統廃合計画を策
定していく。処理施設の統廃合は大橋川を横断しない東出雲町、宍道
町から計画を図り、その後恵曇処理場を含めた湖北地区、八束町、そ
の他隣接する処理区の順で検討を行う。橋北地区の統廃合の検討に
おいては、大橋川横断管渠の耐震化・輻輳化の検討、ポンプ場施設
及び管渠の長寿命化・増強・改築更新の基本計画を策定し準備する
必要がある。
○東出雲町:意東地区処理場○宍道町:南城地区処理場、宍道中央地区
処理場、中来待地区処理場、弘長寺地区処理場○湖北地区:古江地区
処理場、朝日が丘処理場(コミプラ)、長江地区処理場、秋鹿地区処理場、
大野地区処理場○鹿島・生馬地区:生馬地区処理場、恵曇処理場(クリー
ンセンター鹿島)、一矢地区処理場、才ノ丘団地し尿処理施設○八束町:
入江地区処理場、波入地区処理場、二子地区処理場、寺津・亀尻地区処
理場、遅江地区処理場、馬渡地区処理場、江島地区処理場○その他隣
接する処理区:大井地区処理場、本庄地区処理場
事
業
費H
8,100
2
6
年
度
H29
8,100
H30
大橋川横断ルート計画(2系統化)の策定
施設統廃合計画の策定
大橋川横断事業の実施
処理施設の統廃合事業の実施
2 ページ
H31
度
H35
予
算H29年度~H36年度
0
0
0
1,600(200/年)
0
0
0
53,892
0
53,892
H36
今後の課題等
実
※※※※
※※※※
※※※※
H28
績H
0
0
0
0
0
事業説明
市内の汚水処理は、公共下水道・特定環境保全公共下水
道事業13処理区、農業集落排水事業30処理区、漁業集落
排水事業20処理区あり、それぞれの立地に適した事業手法
を選択し整備したことで、点在する終末処理場(汚水処理
場)を運転維持管理している。
今後は、社会構造の変化から人口が減少し限られた使用
料収入の中で、施設の更新期の対応をしなければならず、
将来にわたっての更新コストや維持管理コストを抑制する観
平成25年度 点から、受け皿となる流域下水道の汚水処理施設の施設能
~平成36年 力と稼働状況等を勘案した上で、流域下水道への接続を核
度
とした施設の統廃合計画を策定し、投資コストと維持管理コス
トの縮減を図る。
事業費内訳 (単位:千円)
基本計画の策定
大橋川横断管渠ルート調査業務
施設統廃合計画の策定
処理施設統廃合事業
合 計
ス ケ ジ ュ ー ル
H27
基本計画の策定
年
H32
績H
0
0
0
0
0
2
7
H33
年
平成27年度に社会資本総合整備計画アクションプランにあたる構想の策
定にて検討中である処理施設の統廃合計画
◆関係団体と協議のうえ5年後を目途に統廃合を計画する施設
・流域下水道等と隣接する農業集落排水施設等(6施設程度検討中)
※今後、島根県、出雲市、安来市、関係者と協議を行う。
◆約25年後を目途に統廃合する施設
・八束町7地区(鳥取県境港公共下水道等への接続を検討)
・湖北5地区及び鹿島方面3地区(東部流域下水道への接続を検討)
・島根町農集2地区(各地区漁集への接続を検討)
●旧松江市:忌部地区農業排水処理施設(H25年度接続)
●鹿島町:本郷地区処理場(H25年度接続)、講武北地区処理場・講武南地
区処理場・宮内地区処理場(H26年度接続)
●東出雲町:今宮春日地区処理場(平成27年度接続)
度
実 績H
8,100
0
0
0
8,100
H34
2
8
H35
年
度
予
H36
算
0
0
0
0
0
H29年度~H36年度
0
※※※※
※※※※
※※※※
0
第一次松江市下水道事業経営戦略プラン実施計画・個別事業(重点項目・平成28年度予算・進捗状況)
施策
目標
主要
事業名
個別事業名
事業の目的及び効果
事業期間
事業説明
今後の課題等
終末処理場等の電機・機械設備の改築更新を国の補助を得て
実施するためには、公共下水道ならびに集落排水処理施設の長
寿命化計画等を策定する必要があり、平成27年度より各処理施設
の調査を2年間で集中的に実施しアセットマネージメント(個別事
業計画2-1-イ)の導入を図る。平成28年度から順次各施設の詳細
設計に入り、おおむね5年間で設備の改築更新を実施する。また、
【効果】
平成31年度以降に実施される大橋川の拡幅事業に伴う新大橋の
年次的な更新・耐震化計画の策定を行い、事業の見直しと 架け替えに合わせ検討する、大橋川横断基幹管路の2系統化に
平準化のうえ、中長期的な財政計画を策定し、維持管理から 関しては、平成27年度基本構想策定業務委託で、ポンプ場は現
平成27年度 改築更新までのライフサイクルコストの低減化や、戦略的な 況位置、管路はくにびき大橋と新大橋の2系統がリスク分散の観点
維持管理・改築更新を行い、良質な下水道サービス提供の から優位であるとの結果だった。施設・管渠の耐震化及び基幹管
~
路の改築更新計画に関しては、東北地方太平洋沖地震等を踏ま
持続性が確保できる。
え改定された「下水道施設の耐震対策指針と解説」に基づき調査・
基本計画を平成28年度に業務委託にて策定する。
【目的】
施設の長寿命化計画等の策定に伴う調査を行うことによっ
て、施設や機器の現状を把握するとともに、下水道施設の長
寿命化・耐震性の向上を図る。
効
率
的
な
施
設
整
備
の
推
進
信
頼
で
き
る
下
水
道
シ
ス
テ
ム
の
確
立
長寿命化計画・耐震化
計画の策定
〔2-(1)-ウ〕
重要管路等延長(参考)
①流域幹線と重要な防災拠点をつなぐ管路 L=11.6km
②ポンプ場に直結する幹線管路 L=6.1km
③流域幹線と指定避難場所を繋ぐ管路 L=14.7km (市内55箇所)
等
事業費内訳 (単位:千円)
耐震化及び基幹管路更新基本計画策定
合 計
ス ケ ジ ュ ー ル
長寿命化・耐震化計画策定
長寿命化・耐震化事業の実施
主要
事業名
排
水
設
備
の
管
理
強
化
個別事業名
H27
全
H28
体
事
H29
業
費H
21,600
21,600
H30
2
6
各戸の排水設備については、その状況が十分把握できてい
ない建物が存在することから、全市を対象とした排水設備等の
状況調査を実施する。調査は水道事業の調査(無断使用・クロ
スコネクション等)と同時に行い、上・下水道事業の給・排水設
備管理の強化を同時に行う。
平成27年度に予定している「計画区域と供用開始区域等の
見直し(1-(1)-イ)」作業で確定した下水道法事業計画区域内
での、未接続公共桝の状況、公共桝の老朽化状況、地下水・
中水等の使用状況、宅内雨水管接続状況(老朽家屋)、受益
者負担金、分担金猶予地の状況等の確認整理を実施し、各戸
平成27年度
に管理番号を付与のうえ公共桝・排水設備台帳を作成すること
~平成36年
で、全ての排水設備の状況把握と適正化に努める。また、地下
度
水等の使用、宅内雨水管接続など排水設備で問題があるもの
については、改善工事の実施を含め適切な指導による管理強
化を行う。
排水設備の状況把握と
管理の徹底
〔2-(3)-ア〕
事業費内訳 (単位:千円)
局内(嘱託等)による調査
営業包括委託者への委託
施設管理委託者への委託
合 計
ス ケ ジ ュ ー ル
H27
全
H28
体
H29
年
度
H31
事業の目的及び効果
事業期間
資料6
実
績H
0
0
H32
2
7
アセットマネジメントの導入状況
◆公共下水道
処理施設を統廃合し鹿島町の基幹終末処理場となり老朽化している恵曇処理場に関しては、平成26・
27年度で長寿命化計画策定業務を行い平成28年度に詳細設計を行う。その後、終末処理場等の運転
を行いながら電気・機械設備の更新を行う。
橋北地区公共下水道の汚水全てを集めて橋南に圧送する向島ポンプ場について、H28,29年度で長
寿命化計画を策定し、H30年度に詳細設計、H31年度から更新工事を実施する。
H28年度新設の下水道ストックマネジメント支援制度に基づき全公共下水道の管渠、ポンプ場、処理場
の長寿命化について、H28年度からH30年度の期間で優先順位も含めた計画を策定し、H31年度に詳
細設計、H32年度から更新工事を実施する。
◆農業集落排水(18地区)
H27年度:機能診断8地区(古江、大芦、野波、加賀別所、入江、二子、寺津亀尻、波入)、H28年度:
機能診断10地区(長江、秋鹿、本庄、大井、生馬、大野、一矢、万原、菅浦、鏡)、H29年度:最適整備構
想策定、H30年度:計画概要書作成、H31年度:採択申請・実施設計、H32年度更新工事
◆漁業集落排水施設(20地区)
H27年度:機能診断2地区(野井、片句)、H28年度:機能診断2地区(加賀、稲積)、機能保全計画策定
2地区(野井、片句)、機能診断・計画策定4地区(御津、手結、大芦、片江)、H29年度:詳細設計6地区
(野井、片句、御津、手結、大芦、片江)、計画策定2地区(加賀、稲積)、機能診断・計画策定12地区(魚
瀬、沖泊、多古、瀬崎、美保関、笠浦、福浦、笹子、雲津、惣津、諸喰、法田)、H30年度:更新工事
【事業体アンケート結果】
長寿命化計画の有無について(120)
80.83%
19.17%
有
無
年
H33
度
実
績H
0
0
H34
2
8
年
度
H35
予 算H29年度~H36年度
21,600
※※※※
21,600
※※※※
H36
事業説明
今後の課題等
給水装置、公共桝及び排水設備の調査(把握)は、優先順位
を持って各手順で行う。
①受益者負担金・分担金の猶予中の土地の利用状況(下水道
のみ)
②未接続公共桝(建屋有〔接続〕・建屋無・管理)の状況(下水
道のみ)
③特定の条件をもって調定を行う需要者の状況(地下水・中
水・特殊減免)
④水道、下水道それぞれで料金・使用料調定を行っていない
建屋の状況(水道のみ、下水道のみ)
⑤その他の地域別の全戸調査(区域内の建屋、空地の調査)
・調定上のメータNoと給水装置の関係
・各水栓の給水・排水の確認(メーター・公共桝)
・地下水、中水、温泉水の利用状況(クロスコネクション)
・公共桝の老朽化確認(不明水対策)
・宅内雨水管接続の確認(老朽家屋)
この調査結果により、「汚水排除量認定方法の適正化(4-(2)エ)」につなげるとともに、必要に応じて工事の実施などの指導
強化を図っていく。また、調査結果は統合型GISに登録し、統
計情報、個別需要者情報として管理していく。
現在、給排水設備の維持管理は、営業推進課、維持管理課、計画推進室
で連携し個別対応している。
平成27年度に今までの整備状況を机上調査する業務委託と、新たな下水
道台帳GISの導入により今後行う現地調査の情報管理ツールを整えた。
平成28年度より受益者負担金・分担金業務を整理するために、経験豊富
な技術系の再任用職員2名を配置し、面整備事業終了宣言した区域の調査
を行うこととしている。また、各建屋・土地の下水道整備状況等の調査も、負
担金分担金調査と合わせ段階的に実施していく。
下水道使用料の調査業務に関しては、営業部門の包括委託者と連携をと
り、給排水設備の状況と合わせ調査・整理と現地対応を行うよう協議と契約
変更を図る。
事
業
費H
27,567
0
0
27,567
H30
計画区域と供用開始区域の見直し
排水設備状況調査の実施
3ページ
2
6
H31
年
度
実
H32
績
0
0
0
0
H 2 7 年 度 実 績H
0
0
0
0
H33
H34
2
8
H35
年
度
予 算H29年度~H36年度
9,189
18,378
0 ※※※※
0 ※※※※
9,189
18,378
H36
第一次松江市下水道事業経営戦略プラン実施計画・個別事業(重点項目・平成28年度予算・進捗状況)
施策
目標
主要
事業名
個別事業名
事業の目的及び効果
事業期間
大規模災害で職員、庁舎、設備等に相当の被害を受けて
も、衛生環境を確保した避難所生活及びいち早く下水道施
設が復旧使用できるよう、災害発生時等のマニュアルとなる
下水道BCPを策定し、災害時の衛生環境を確保するもの。
信
頼
で
き
る
下
水
道
シ
ス
テ
ム
の
確
立
危
機
管
理
体
制
の
充
実
平成26年度
~平成27年
度
下水道BCPの策定
〔2-(4)-イ〕
事業費内訳 (単位:千円)
合 計
スケジュール・目標数値
H27
BCP策定
全
体
事業説明
今後の課題等
各種災害の被害を想定し、災害発生時にどのような業務を優先的に
実施するか、いつ着手するか、その業務の遂行にどのようなものが必
要かなどを明らかにし、即座に対応できる詳細な行動マニュアルを策
定し、発災時の下水道事業の機能低下を最小限にとどめ、機能の回
復と災害復旧を速やかに実施するために策定するもの。なお、水道事
業と一体となった計画とするため、松江市、流域下水道など各種関連
機関と連携して策定するもの。また、限られた職員が同時に対応するこ
とが必要となるため、水道・下水道の隔たりなく対応できる危機管理能
力を備えた職員を育成していく。
下水道BCPの骨格【案】
○各種災害の設定と被害想定 ○非常時優先業務と必要人数 ○災
害発生前の対策計画 ○災害発生後の対策計画 ○訓練計画
(具体的な内容)
①非常時における対応---被害想定し、人・物・情報等に制約される
中で、なにを・いつ・どうするのか行動手順を明確にする【行動マニュア
ル】
②事前の対策---平常時においても業務の継続力を向上するために
短期・中長期的に実施できる対策を明確にする【下水道施設の耐震
化、災害発生時の仮設トイレ、ポンプ・発電機等の備蓄、建設業協会
等と災害時の協力協定の締結】
③教育訓練の実施---発災時の対応の手順取得のための訓練や研
修を明確にする【災害訓練、危機管理能力を備えた職員の育成】
※BCP(Business Continuity Plan) 業務継続計画
水道事業と下水道事業の両事業を所管する事業体となったため、災害時
においては水道及び下水道に関する対応を同時に行う必要がある。そこで、
想定する災害項目が多い水道事業の「危機管理対策マニュアル策定指針」
をベースにし、その各項目に「下水道BCP策定マニュアル~第2版(地震・津
波編)~」を反映し『松江市上下水道局 危機管理対策マニュアル』を策定
する。想定する災害は地震対策編、風水害対策編、水質汚染事故対策編、
施設事故・停電対策編、管路管渠事故・給水装置凍結事故編、テロ対策
編、渇水対策編(水道事業のみ)、災害時総合応援協定編としてまとめ、不
測の事態に備える。
平成27年度に公共下水道のBCPを策定しており、平成28年度は全市の上
下水道一体となったBCPを策定する予定である。
事
業
費H
2
6
年
度
実
0
H28
資料6
H29
H30
績H
2
7
年
【事業体アンケート結果】
下水道BCP策定の有無について(119)
度
実
0
H31
H32
31.93%
68.07%
有
無
績H
2
8
年
度
予
0
H33
H34
算H29年度~H37年度
0
H35
0
H36
災害協定締結(他都市・関連団体)
教育・訓練
施策
目標
お
客
様
サ
ー
ビ
ス
の
向
上
と
下
水
道
の
見
え
る
化
主要
事業名
わ
か
り
や
す
い
情
報
発
信
と
市
民
と
の
対
話
個別事業名
事業の目的及び効果
事業説明
今後の課題等
下水道事業については、接続や利用にあたってのマナー
をはじめ、市民のご理解、ご協力が不可欠な事業である。特
に水循環における環境保全を考えた場合、家庭から排出さ
れる雑排水に対する市民のモラル、市民との協働の必要性
をご理解いただくよう取り組んでいく必要がある。このことか
ら、市民との対話の場を設け、下水道に関する積極的な情報
発信や幅広い意見交換に努めることで市民との信頼関係を
築くもの。
市民に下水道事業について、ご理解、ご協力をいただくた
めに、接続や利用の際のマナーをはじめ、経営戦略や施設
整備計画、財政計画等について、分かりやすく説明し、積極
的に市民との対話を実施していく。具体的には、地域説明
会、意見交換会、各種イベントへの参画、施設見学会等を実
施し、様々な機会を活用した情報提供、双方向の情報発信
を進め、市民との対話の充実を図る。
より効果的な市民との対話の手法を検討し、市民との対話の機会を増やす
必要がある。
平成27年8月9日(日)に夏休み親子施設見学会(島根県東部浄化セン
ター⇒くりんぴーす⇒忌部浄水場)を開催した(参加者51名 大人24名、子
供27名)。
今年度も夏休み親子施設見学会を8月に開催する予定にしている。
平成28年度からは、公民館単位でも施設見学会の希望者を募集し、特に家
庭からの排水に関わることが多い主婦層を対象とした施設見学会を年2回程
度開催する予定にしており、10月に開催する予定である。
事業期間
平成25年度
~
下水道事業経営等
に関する市民との対話
〔3-(2)-ア〕
事業費内訳 (単位:千円)
施設見学会(親子)
施設見学会(一般)
合 計
ス ケ ジ ュ ー ル
施設見学会(親子)
施設見学会(一般)
H27
全
H28
体
H29
事
業
費H
2,482
2,421
2,482
H30
上下水道モニター・サポーター意見交換会の開催
4 ページ
2
6
年
度
実
績H
0
2
7
年
度
実
0
H31
H32
H33
H34
績H
124
0
124
2
8
H35
年
度
予
H36
算H29年度~H36年度
262
2,096
269
2,152
531
4,248
第一次松江市下水道事業経営戦略プラン実施計画・個別事業(重点項目・平成28年度予算・進捗状況)
施策
目標
主要
事業名
個別事業名
事業の目的及び効果
事業期間
事業説明
水道水以外で地下水や雨水、温泉水などを使用し排水す
る使用者については、水道水以外で使用し下水道に排水し
た水量を自己申告し、それによって汚水排除量を認定してい
る。これまでの旧自治体でのさまざまな認定方法を統一す
る。
使
用
料
体
系
の
見
直
し
と
増
収
対
策
平成26年度
~
今後の課題等
水道以外に使用されている水量を認定する方法を統一す ・松江市と東出雲町とで異なっている水道水以外の水の汚水排除量(計測
るため下記調査を行う。
器具によるもの以外)の認定方法については、現在、審議会を設置して下水
道使用料の統一について議論している。
・排除量申告の認定について各都市調査(120自治体から回 今後、市全体として適正な認定方法について検討していく。
答があり、今後は本市の認定方法のあり方を検討)
・局検針の水道水以外のメータの状況(検定満期など)確認
・私物水量報告メータの指針確認及び作動チェック
報告・検針件数(420件・173件) 認定件数(2,121件)
Max12㎥・Min2㎥
・水道水以外を使用しているが申請を行っていないものにつ
いて調査
【事業体アンケート結果】
地下水を使用する場合でメーター設置しないときの認定方法について(118)
※平成26年度に下水道使用条例を一部改正し、水道水以
外の水を排除する場合等の届出を義務化した。
汚水排除量認定
方法の適正化
〔4-(2)-エ〕
事業費内訳 (単位:千円)
全
体
事
業
合 計
ス ケ ジ ュ ー ル
費H
2
6
年
度
実
0
H27
資料6
H28
H29
H30
績H
2
7
用途別の水量等に基づき1人当たりの月当たり水量×〇人で認定
世帯あたり又は人数で認定
メーター設置義務付け
申告・申請に基づき個別に認定
年
度
実
0
H31
H32
績H
2
8
年
度
予
0
H33
H34
算H29年度~H36年度
0
H35
59.32%
22.88%
11.86%
5.93%
0
H36
汚水排除量の認定方法の調整
汚水排除量の認定方法の変更統一
経
営
基
盤
の
強
化
主要
事業名
下
水
道
事
業
の
広
域
化
個別事業名
事業の目的及び効果
事業期間
市町村合併により、流域下水道の構成市が激減する中、参
画市と流域下水道の事業主体である島根県は、その管理部
門などにおいて二重の経費がかかる構造となっている。島根
県東部流域下水道の負担金の90%(約9億円)を松江市が
負担、西部流域下水道の負担金約95%(約5.5億円)を出雲
市が負担している。この負担金の額は、松江市では下水道
使用料収入の実に4分の1を占めている。このことから、経費
平成27年度 の抑制を図るため、関係機関による勉強会の設置を働きか
~平成36年 け、流域下水道の公営企業会計化のタイミング等で流域単
度
位での広域化が図られるよう検討していく。
流域下水道単位での
広域化の推進
〔4-(4)-イ〕
事業費内訳 (単位:千円)
全
体
事業説明
今後の課題等
改正下水道法(平成27年5月20日公布)第31条の4におい
て、複数の下水道管理者(自治体)による広域的な連携に向
けた「協議の場」として「協議会制度」が創設されたところであ
り、総務省においても平成26年8月29日付通知「公営企業の
経営に当たっての留意事項について」等で広域化の推進を
掲げていることから、本制度の創設も契機にして広域的な連
携方策をより積極的に検討していかなければならない。この
ことから、島根県に対しては、市町村間連携・共同化・事業統
合など経営基盤強化に向けた「広域的下水道整備計画」を
策定するとともに、県内市町村の調整役・牽引役として率先
して取り組まれるよう要望している。
具体的には協議の場として流域下水道構成市町村と島根
県で構成する「下水道経営勉強会」(仮称)を設置し、二重経
費の抑制に努め、最終的には垂直統合を目指し検討を行
う。
総務省においては、下水道事業の公営企業会計化を今後5年間(平成31
年度末)で行うよう、平成27年1月に通知された。島根県が事業主体である流
域下水道についても平成31年度末までの公営企業会計化が必要となる。
場合によっては、「下水道・企業会計勉強会」のような形からスタートし、流
域下水道との垂直統合等の検討を行う。
本年7月13日に流域下水道の担当課長会議が予定されており、6月9日~
6月10日にかけて安来市、出雲市との事前協議を行い今後の課題等につ
いて意見交換を行った。今後、勉強会の設置について提案をする予定とし
ている。
事
業
合 計
スケジュール・目標数値
発展的共同化の勉強会設置
企業会計化に向けた支援
費H
2
6
年
度
実
0
H27
H28
H29
H30
5ページ
績H
2
7
年
度
実
0
H31
H32
績H
2
8
年
度
予
0
H33
H34
算H29年度~H36年度
0 0
H35
H36
Fly UP