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地 域 再 生 計 画

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地 域 再 生 計 画
地
域
再 生 計
画
1 地域再生計画の名称
安城に新たな観光資源を創り出す「ソフトボール専用球場改修事業」
2 地域再生計画の作成主体の名称
安城市
3 地域再生計画の区域
安城市の全域
4 地域再生計画の目標
本市は、自動車産業を中心とするものづくり産業に支えられ、総人口は1970年の94,307
人から2015年の184,163人へと、45年間で89,856人増加(1.95倍)し、全国でも有数の製造
品出荷額(1.8兆円)を誇る産業都市として発展してきた。
総人口の推移と将来推計
しかし、2008年の世界金融危機の余波を受け、平成21年(2009年)は、世界的な自動車
需要の低下により雇用規模も縮小し、本市では初めて大幅な人口の社会減少を経験した。
-1-
人口増減数の推移
こうした景気変動によるリスクを回避するには、自動車関連産業に過度に依存すること
なく(製造業の特化係数2.37、製造業の就業者割合44.45%、さらに製造業の内輸送用機械
器具製造業は51.5%)、サービス産業など、産業に多様性を持たせていくことが必要であ
る。
そのひとつの解決策として観光業の振興によるまちおこしを行う。観光業は、旅行業、
宿泊業、飲食業、運輸業などのサービス産業のほか、名産品やお土産製造など製造業まで
極めて多岐に裾野が拡がっており、産業に多様性を持たせるという本市の課題を解決しう
るものである。さらに、本市における女性の就業率を全国と比較すると、本市は25~44歳
で下回っており、M字カーブの谷が全国と比べ深くなっているが、そのひとつの要因として
結婚・出産により離職した女性がパートタイム等で働くことのできるサービス産業の不足
がアンケートから判明している。観光業の振興における売上げの増加や、ひいては雇用の
増加は、女性の働き場を作り、本市における女性の就業率の低さという課題の解決にも資
するものである。
観光業を振興するにあたり、交流人口の確保が必須となるが、本市は歴史的遺産や観光
名所に乏しく、また全国的な知名度も低く、本市への交流人口は年に一度の安城七夕まつ
りの期間を除いて非常に少ない状況であり、継続的に本市へ人を呼び込むことのできる、
新たな観光資源の発掘が必要とされている。
本市には、1994年に愛知県でわかしゃち国体が開催された際、ソフトボールの会場とし
て選ばれた経緯から、市民のソフトボールへの思い入れが深く、全国的にも希少なソフト
-2-
ボール専用球場を有している。そこで、本計画では、このソフトボール専用球場を活用し、
女子ソフトボールのプロ1部リーグである日本リーグを本市で開催することを観光の目玉
とし、観戦客を全国から呼び込むことで地域の振興を図ることとする。
しかし、本市が保有する現在のソフトボール専用球場の設備では「観客席が2000席以上」
をはじめとする日本リーグを開催するための要件を満たしておらず、日本リーグを開催す
ることができない。そのため、既存の球場の観客席の増加、30人以上入れるダックアウト
や1,3塁側へのブルペン、トイレ等を設置することにより日本リーグ開催の要件を満た
すよう改修する。
現在、日本リーグが開催されている球場は、全国に23箇所あるが、上記のような要件
を満たす球場は必然的に野球場となり、ソフトボール専用球場で開催することができない。
ソフトボール専用球場は、野球場のように数万人規模の観戦客は収容できないが、野球場
でソフトボールを行う時と比べ、距離感が掴みやすいという理由で選手がプレーしやすい
のはもちろんのこと、観戦客にとっては選手との距離が近く、小ささゆえの臨場感が楽し
める。それゆえに観戦者にとってはプレミアムなチケットとなり、他の球場との住み分け
ができる。
日本リーグの開催により、全国から企業チームの応援バスが派遣され、多くの観戦客が
訪れるほか、専用球場という臨場感を売りに熱心な客層の来場が期待できる。また、ソフ
トボールは、北京オリンピックで金メダルを獲得した歴史もあり、さらに東京オリンピッ
クの種目に採用される可能性が高く、注目度の高いコンテンツでもある。
希少な存在であるソフトボール専用球場を売りに、2020年の東京オリンピックや2026年
に愛知県が立候補しているアジア競技大会のキャンプや合宿誘致を行い、国際試合の開催、
地元への選手団の宿泊、飲食等の消費喚起を促すとともに、観戦客の増加による交流人口
の増加を図る。
【数値目標】
事業
ソフトボール専用球場改修事業
KPI
市外から訪れる観戦客
申請時
0人
H28.3
初年度
0人
H29.3
2年目
3,000人
H30.3
3年目
15,000人
H31.3
4年目
30,000人
H32.3
5 地域再生を図るために行う事業
5-1 全体の概要
-3-
年月
5-2(3)に記載
5-2
第5章の特別の措置を適用して行う事業
まち・ひと・しごと創生寄附活用事業に関連する寄附を行った法人に対する特例(内閣府):
【A2007】
(1) 事業名:安城に新たな観光資源を創り出す「ソフトボール専用球場改修事業」
(2) 事業区分:観光業の振興
(3) 事業の目的・内容
(目的)
観光業は、旅行業、宿泊業、飲食業、運輸業などのサービス産業のほか、名産品やお土
産製造など製造業まで極めて多岐に裾野が拡がっており、産業に多様性を持たせるという
本市の課題を解決しうるものである。さらに、観光業の振興における売上げの増加や、ひ
いては雇用の増加は、女性の働き場を作り、本市における女性の就業率の低さという課題
の解決にも資するものである。
そこで、本計画では、女子ソフトボールのプロ1部リーグである日本リーグを本市で開
催することを観光の目玉とし、観戦客を全国から呼び込むことで、地域の振興を図ること
とする。
しかし、既存の球場では、日本リーグ開催の要件である、観客席2000席以上の確保等の
条件を満たしていないため、その要件を満たすよう改修を実施するものである。
日本リーグの開催により、全国から企業チームの応援バスが派遣され多くの観戦客が訪
れるほか、臨場感を売りに熱心な客層の来場期待できる。また、ソフトボールは北京オリ
ンピックで金メダルを獲得した歴史もあり、さらに東京オリンピックの種目に採用される
可能性が高く、注目度の高いコンテンツでもある。
希少な存在であるソフトボール専用球場を売りに、2020年の東京オリンピックや2026年
に愛知県が立候補しているアジア競技大会のキャンプや合宿誘致を行い、国際試合の開催、
地元への選手団の宿泊、飲食等の消費喚起を促すとともに、観戦客の増加による交流人口
の増加を図る。
(事業の内容)
・ソフトボール場専用球場改修事業
本計画では、女子ソフトボールのプロ1部リーグである日本リーグを本市で開催するこ
とを観光の目玉とし、観戦客を全国から呼び込むことで、地域の振興を図ることとする。
しかし、既存の球場では、日本リーグ開催の要件である、観客席2000席への確保等の要
件を満たしていないため、その要件を満たすよう改修を実施するものである。
日本リーグの開催により、全国から企業チームの応援バスが派遣され多くの観戦客が訪
-4-
れるほか、ソフトボール専用球場ならではの臨場感を売りに熱心な客層の来場期待できる。
希少な存在であるソフトボール専用球場を売りに、2020年の東京オリンピックや2026年
に愛知県が立候補しているアジア競技大会のキャンプや合宿誘致を行い、国際試合の開催、
地元への選手団の宿泊、飲食等の消費喚起を促すとともに、観戦客の増加による交流人口
の増加を図る。
→各年度の事業の内容
ソフトボール専用球場改修事業
初年度)ソフトボール場の改修に着手
2年目)ソフトボール場の改修完了
観戦試合の開催(3試合)
3年目)ソフトボール場での日本リーグの開催
スポーツ合宿、五輪キャンプの誘致活動
4年目)ソフトボール場での日本リーグの開催
五輪キャンプの実施、観戦試合の実施
(4) 地方版総合戦略における位置付け
当市のまち・ひと・しごと創生総合戦略においては、スポーツ振興を通じた交流人口
拡大施策を定めており、「ソフトボール専用球場改修事業」は、これを総合的に実施す
る事業である。また、総合戦略の基本目標として、年間観光入込客数の増加(現状227万
人→260万人)を定めており、本プロジェクトは、まさにこの目標の達成に直接寄与する
ものである。
(5) 事業の実施状況に関する客観的な指標(重要業績評価指標((KPI))
事業
ソフトボール専用球場改修事業
KPI
市外から訪れる観戦客
申請時
0人
H28.3
初年度
0人
H29.3
2年目
3,000人
H30.3
3年目
15,000人
H31.3
4年目
30,000人
H32.3
年月
(6)事業費
年度
( 単位: 千円)ソ
フトボール専用球
事業費計
H28
H29
H30
H31
282,000
380,000
2,000
2,000
-5-
場改修事業
区分
工事請負費
282,000
380,000
委託料
0
0
2,000
2,000
(7) 寄附の見込額
( 単位: 千円)
ソフトボール専用
球場改修事業
寄附法人
年度
H28
H29
H30
H31
事業費計
282,000
380,000
2,000
2,000
寄附額計
15,000
15,000
2,000
2,000
製造業A社
10,000
10,000
2,000
2,000
製造業B社
5,000
5,000
0
0
(8) 事業の評価の方法(PDCAサイクル)
(評価の手法)
事業のKPIである観戦客数について、実績値を公表する。また、当市の総合戦略を策定し
た総合戦略策定委員(碧海信用金庫本店役員、安城商工会議所会頭等)により事業の結果
を検証し、改善点を踏まえて次年度の事業手法を改良することとする。
(評価の時期・内容)
事業実施翌年度の11月 に外部有識者( 総合戦略策定委員) による効果検証を行い、翌
年度以降の取組方針を決定する。
(公表の方法)
目標の達成状況については、検証後速やかに安城市公式WEBサイト上で公表する。
(9) 事業期間 平成28年9月~ 平成32年3月
5-3 その他の事業
(1)観光パッケージ商品の開発
事業概要:ソフトボール観戦に本市を訪れる人を対象とし、市内での飲食及び観光につ
なげるパッケージツアー商品を開発し、地域での消費喚起を促進する。
事業主体:安城市及び安城市観光協会
事業期間:平成30年度~31年度
(2)オリンピック出場選手の壮行会
事業概要:2020年の東京オリンピックに出場する女子ソフトボール選手の壮行試合、壮
行講演会等を実施し、観光客を呼び込むとともに市をあげて地元に縁のある
選手を応援することにより市民の誇りを醸成する。
-6-
事業主体:安城市
事業期間:平成31年度~32年度
6 計画期間
地域再生計画認定の日から平成32年3月31日まで
7 目標の達成状況に係る評価に関する事項
7-1 目標の達成状況に係る評価の手法
事業のKPIである観戦客数について、実績値を公表する。また、当市の総合戦略を策定し
た総合戦略策定委員(碧海信用金庫本店役員、安城商工会議所会頭等)により事業の結果
を検証し、改善点を踏まえて次年度の事業手法を改良することとする。
7-2 目標の達成状況に係る評価の時期及び評価を行う内容
事業実施翌年度の11月 に外部有識者(総合戦略策定委員) による効果検証を行い、翌
年度以降の取組方針を決定する。
7-3 目標の達成状況に係る評価の公表の手法
目標の達成状況については、検証後速やかに安城市公式WEBサイト上で公表する。
-7-
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