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環境報告書2015 - 日立オートモティブシステムズ

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環境報告書2015 - 日立オートモティブシステムズ
環境報告書2015
Contents
■ 環境マネジメント
● 経営者からのごあいさつ
P.2
● 環境方針
● グローバル推進体制
P.3
● 私たちの取り組み
● 主な環境活動の変遷
P.4
● 活動の自己評価
■ 環境保全への取り組み状況
● 製品への環境配慮の取り組み
P.5
● 化学物質管理の取り組み
● 地球温暖化防止の取り組み
P.6
● 資源の循環的な利用の取り組み
P.7
● 環境汚染防止の取り組み
P.8
● 環境協働・地域共生の取り組み
● 生態系の保全の取り組み
■ 目標と実績
● 生態系の保全の取り組み
P.9
● その他の取り組み
■ ご参考
● 事業所の概要
P.10
1
環境マネジメント
経営者からのごあいさつ
私たち日立オートモティブシステムズ株式会社は、日立グループの掲げる『経済的価値と社会的価値を
お客様と「協創」し、安心・安全・快適に暮らせる社会づくりに貢献』に対し、自動車機器の分野はもちろん、
鉄道用や免震用のダンパー等をはじめとする産業用製品の分野においても、グローバルトップレベルの
システムサプライヤーとして取り組んでまいります。「環境」「安全」「情報」の3分野での先端技術の発展
や製品開発を通して、地球環境に配慮した製品の拡充とものづくりを推進することで、日立グループの
牽引役を担うべく、積極的に活動を加速させてまいります。
自動車に求められるゼロエミッションや、超低燃費の実現、安全・
安心の高度化に向けた、主要システムおよびコンポーネントを開発
すること、そして、それらを必要なときに、必要なだけ、必要な場所へ
お届けするモノづくりを通じ、CO2や廃棄物低減、資源循環、化学物質
管理の徹底といった環境負荷低減を高いレベルで実現し、着実にグロ
ーバルでの環境経営を推進してまいります。
私たちの全世界での事業運営が、地球環境の保全に結びつくよう、
皆さまとのコミュニケーションを強化するとともに、従業員への方針
浸透、諸活動の推進等について、まず私自身が先頭に立ち、実行し
日立オートモティブシステムズ株式会社
てまいりますので、より一層のご指導とご鞭撻を賜りますようお願い
取締役社長 兼 COO
申し上げます。
関
秀明
環境方針
日立オートモティブシステムズグループは、自動車に係わる「環境」、「安全」及び「情報」の3分野において、
①エンジンマネジメントシステム事業、②エレクトリックパワートレインシステム事業、③走行制御シス
テム事業、④車載情報システム事業の4システム事業を柱として、これらを連携統合させた次世代車両
制御の実現をめざして、研究開発・設計、製造、販売の一貫した事業をグローバルに展開しています。
また、これら事業で培った技術を活かした産業・民生機器関連事業も展開しております。私たちは、事業
活動・生産活動を始め、生み出す製品およびサービスが、地球環境などへの影響と深い係わり合い
があることを認識し、以下の改善に取り組みます。
1.地球環境保全のため、環境と調和した持続可能な社会の実現に貢献できる取り組みを行い、
社会的責任を果たします。
2.ISO14001規格に準拠した環境マネジメントシステムを構築し、環境関連規定、並
びに推進体制を整備し、環境負荷削減目標を定めて活動し、実績の向上を図ると共に、シ
ステムを見直し、継続的な維持向上に努めます。
3.次の事項を順守します。
1)環境側面に対する該当法令を順守するにとどまらず、必要に応じて自主基準を策定して環境保全
に努めます。
2)グローバルなモノづくりに際しては、当該地域の環境に与える影響に配慮し、地域社会の要請に
応えられる対策を実施するよう努めます。
3)受け入れを決めた環境に関する顧客などからの要求事項を順守します。
4.製品の研究開発・設計の段階から資材の調達、生産、流通、販売、使用、廃棄などの各段
階における環境負荷の把握と低減をめざしたグローバルなモノづくりを推進すると共に、
モノづくりによって生じる環境への影響を調査・検討し、環境負荷を継続的に低減して、
社会に貢献します。
1)環境配慮型製品の開発・設計を推進します。
2)地球温暖化防止を図るため、省エネルギーを推進します。
3)化学物質管理の徹底と排出量削減を推進します。
4)循環型社会に対応した廃棄物の減量化、再利用化、および再資源化を推進します。
5)自然環境の保護や、生態系への影響を配慮します。
5.環境問題の可能性を評価し、発生の防止に努め、万一、環境問題が生じた場合には、環境
負荷を最小化するよう適切な措置を講じます。
6.この方針を社員に周知し、環境に関する法律順守、環境への意識向上、広く社会に目を向
け、幅広い観点からの地球環境保全について教育し、活動します。
7.環境保全活動についてステークホルダーへの情報開示と積極的なコミュニケーションに努
め、相互理解と協力関係の強化に努めます。
2
グローバル推進体制
全事業所、グループ会社でISO14001の認証を取得して、環境マネジメントシステムを構築し、
次に示すようにグループ一体となった推進体制を整備して、環境保全活動を推進しています。
社長
環境戦略責任者
環境管理部門
国内事業部
海外統括会社(北米、中国、アジア、欧州)
国内
事業所
国内
関係会社
北米
中国
アジア
欧州
グループ会社
グループ会社
グループ会社
グループ会社
私たちの取り組み
環境方針に掲げた項目を実現するため、次の概念図に示すように、環境に配慮した製品を造り出す
全てのプロセスにおいて、環境への負荷を継続的に低減する環境保全活動に取り組んでいます。
この取り組みは、「地産地消」の考え方に基づきグローバルに展開されています。
調達・生産
物流・販売
企画・設計
きれいな排ガス
排出
投入
エコプロダクツ
1つ1つ造る
一つずつ造る
エコファクト
排出
きれいな澄んだ排水
グリーン調達ガイドライン
化学物質ガイドライン
お客様の使用
少ない材料
エコな材料
環境にやさしい材料
排出
製品開発・
環境適合アセスメント
少ないエネルギー
運ぶエネルギー
も少なく
ゼロエミッション
順 法
3R※← 廃棄
持続可能な社会への貢献
※3R: Reduce:発生抑制、Reuse:再使用、Recycle:再資源化
3
主な環境活動の変遷
活動の自己評価
環境活動を継続的に改善し、質実で
確実にレベルアップを図るため、日立
グループ共通で用いる「GREEN
21-2015」※システムにて、全て
の活動の向上度を評価しています。
GREEN21は、活動の仕組みや
目標の内容に基づき、目標年度に
おける達成度を採点するもので、環境
活動を効率的に進めるツールとして
役立てています。
2014年度は、「環境経営」「サプラ
イチェーン」「エコマインド」の取組み
を向上させ593GP(グリーンポイ
ント)となり、目標レベルの576GP
を17GP上回ることができました。
評価項目の中でポイントの向上度が
低かった「事業戦略」「エコプロダクツ」
について、2015年度に更なる活動
レベルの向上に努め、活動全体の向上に
取り組みます。 GREEN21-2015の評価項目と内容
No.
カテゴリー
主な評価内容
1 エコマネジメント-環境経営
環境監視、環境会計、法規制遵守
2 エコマネジメント-環境経営・製品事業戦略
1億トンCO2排出抑制、環境事業戦略
3 エコマネジメント-サプライチェーン
サプライチェーンを通じた環境情報の収集と伝達
4 エコマインド
環境教育、環境エキスパートの育成
5 エコプロダクツ
製品・サービス等のアセスメント
6 エコファクトリー:地球温暖化
CO2排出量の削減、省エネ努力、輸送省エネ
7 エコファクトリー:資源循環
資源循環、化学物質管理
8 ステークホルダーとの環境協働
情報開示、地球市民活動、生態系の保全
593GP
※GREEN21-2015:環境活動分野を8カテゴリー52項目に分類し、環境行動計画の目標達成度や活動内容を評価する。
日立グループの評価システム。各カテゴリーの満点は、100GPとし、各項目を5段階で評価。
4
環境保全への取り組み状況
製品への環境配慮の取り組み
当社では、エンジンマネジメントシステムやエレクトリックパワートレインシステムなどの環境配慮型
製品の開発・設計・製造・販売を行っています。また、安全・情報分野の関連製品と合せて、協調・融合
したトータルシステムで環境保全に貢献します。
エンジンマネジメントシステム
環境
環境対応型の高効率なエンジン制御
走行制御システム
環境
エレクトリックパワートレインシステム
エンジン制御とモータ制御の融合
安全
電子制御(By-Wire)技術の開発で「走る・曲がる・
止まる」の協調を実現
情報
車載情報システム
『クラウド情報ネットワークサービス』と『車載情報機器』
を組み合せた日立の車載情報システムソリューション
環境適合製品の売上高伸張状況(指数)
環境適合製品とは?
当社並びにグループ会社で開発、設計に着手する段階で、材料
調達から生産、流通、使用、回収分解、適正処理に至る製品・
サービスの全ライフサイクルで生じる環境負荷についての環境
面の配慮を「環境適合設計アセスメント」により評価し、認定
しています。
◇現在の登録製品数 263件(2015年7月現在)
対
象
売
上
高
登
録
品
売
上
高
化学物質管理の取り組み
当社は、欧州ELV指令やRoHS指令など製品を
対象にした特定有害物質の使用制限の遵守、欧州RE
ACH規則や米国TSCAなど諸外国の化学物質規制
への対応にも取り組んでいます。
使用する約7,200種類の化学物質を「禁止、削
減、管理」などに分類し、環境負荷の少ない化学物質
への代替化を進めています。特に大気汚染の原因とな
るVOC(揮発性有機化合物)41種類については、
今後も削減に向けた取り組みを継続していきます。
2014年度は、一部工程の粉体塗装への転換に取り
組み、一定の成果を挙げました。今後も積極的に取り
組んでまいります。
5
地球温暖化防止の取り組み
当社は工場・オフィス・輸送等における温室効
果ガスの削減をはじめ、「製品を通じたCO2排
出抑制」に積極的に取り組んでいます。
【『省』の取り組み】
中長期の生産設備を含めた機器の新設や更新に
際し、事前審査で省エネ向上度を評価し、導入す
る仕組みを運用しています。
タイの日立オートモティブシステムズチョンブリ
LTD.は、LED照明の導入やエアコンプレッサー
のマルチユニットコントローラーによる台数制御
などの省エネ活動を評価され、2014年度にタ
イの「タイランドエナジーアワード」のエネル
ギーマネジメント部門賞を受賞しました。
【『創』の取り組み】
非常用電源としての機能を併せ持つ、太陽光発
電を導入しています。建屋新設時に太陽光発電導
入の検討を基本仕様に加え、導入拡大を目指して
います。
厚木事業所は厚生棟に60KW、佐和事業所はテ
クニカルセンターに100KWの太陽光発電を設
置しています。
『省』
LED蛍光灯
(日立オートモティブシステムズ チョンブリ LTD.)
マルチユニット
コントローラー
エアコンプレッサー台数制御盤
(日立オートモティブシステムズチョンブリ LTD.)
【『畜』の取り組み】
NASや鉛等の方式の蓄電設備は、電力会社の
発電量抑制とエネルギーの有効利用の観点から導
入を推進しています。
【『啓発』の取り組み】
環境月間、省エネ月間、ライトダウン、クール
ビズ、ウォームビズ等々の行事を企画し、社内ポ
スターや社内報等で積極的に取り組みを周知して
います。
2014年度のエネルギー総使用量は、原油換
算で222,832KLとなりました。2005
年度比では、23%増となりましたが、売上高の
伸びを考慮すると2.0ポイントの削減となりま
した。
増加の背景には、海外拠点での生産拡大が本格
化したことが大きく、今後は日本国内と同様の取
り組みを加速させてまいります。
タイのプラユット首相から「タイランドエナジーアワード」の表彰
(日立オートモティブシステムズチョンブリ LTD.)
『創』 太陽光発電
厚生棟 60KW(厚木事業所)
テクニカルセンター 100KW(佐和事業所)
『蓄』
800KW NAS蓄電池(佐和事業所)
6
資源の循環的な利用の取り組み
生産に伴って発生する廃棄物の97%は、再資源
化により有効活用されています。
これからも3Rの観点で資源の循環利用に努め、ゼ
ロエミッション水準の向上に積極的に取り組んでま
いります。
【『発生抑制』の取り組み】
プロペラシャフト用の鉄製チューブは、原管の切
断設計プログラムを変更することで、従来より端材
の廃棄量を削減しました。
日立オートモーティブシステムズ九州株式会社で
は、廃棄していた部品寸法に満たなたい端材を他部
品に使用することで、廃棄量12%削減を実現しま
した。
発生抑制の取り組みは、海外においても進められ
ています。
タイの日立オートモティブシステムズコラート
Ltd.では、排水処理工程で発生する汚泥をコンプ
レッサー廃熱で乾燥させ重量を8割削減させまし
た。この他にも、ショックアブソーバのチューブの
補修用スプレー缶の使用量削減やコピー用紙の裏紙
使用などの3R活動が評価され、2015年8月
に、タイ工業省の「3Rs and 3Rs+アワー
ド」を受賞しています。
また、製造メーカーとしてモノづくりの面からも
以下を積極的に取り組んでいます。
・加工レス、ネットシェイプ、加工取り代削減
・加工不良削減、他
【『再使用』の取り組み】
製造工程で使用する加工切削油は、使用に際して
含有する不純物を取り除けば再使用可能という点に
着目し、切粉粉砕機や遠心分離技術などを用いた再
生システムを各所で構築し、大きく廃棄削減に寄与
しています。
山梨事業所では、加工切削油と切粉(アルミ)をリ
サイクルする工場内リサイクルシステムを構築し、
資源の有効活用を図っています。
・アルミ材(同一事業所内で循環):厚木、九州
・鉄(事業所間で循環):山梨、相模、福島、
厚木→ハイキャスト福島
【『再資源化』の取り組み】
事業所では、個別に廃棄される内容に合わせた分
別基準を設け、教育とわかりやすい分別表示を行う
ことで、再資源化を推進しています。
【『ゼロエミッション』の取り組み】
廃油、廃プラスチック、汚泥等の減容化装置を導
入して、廃棄物運搬に伴うCO2削減にも寄与して
います。
チューブ端材切断プログラム変更による端材廃棄量12%削減
(日立オートモティブシステムズ九州㈱)
【改良前】
A部品
A部品
端材
(廃却)
A部品
原管長さ 約6m
【改良後】
A部品
A部品
A部品
B部品 廃却
プロペラシャフト用
チューブ切断機
原管長さ 約6m
【発生抑制・再利用】
【再利用】 切削油の再利用
フルオートタイプフィルタープレス機/
大型切粉遠心脱油機
(日立オートモティブシステムズ
ステアリング㈱ 埼玉事業所)
タイ工業省 3Rs+3Rs+アワード受賞
(2015年8月)
(日立オートモティブシステムズコラートLtd.)
加工切削油の工場内リサイクルシステム(山梨事業所)
<ろ過装置>
生産設備
加工切削油
+切粉(アルミ)
再利用
切粉(アルミ)
加工切削油
汚泥
再利用
<切粉粉砕機>
廃棄
溶解炉
アルミ切粉粉砕機
2014年度ゼロエミッション達成状況
7
環境汚染防止の取り組み
各事業所は、法令や条例の規制値よりさらに厳しい自主管理基準値を定め、水
質・ 大気等定期的測定と監視を行っています。これらの規制値に影響を与える
設備・装置の運用管理基準 を定め、維持管理と環境汚染防止を図っています。 さ
らに、万一を 想定した緊急時対応訓練を計画的に行い、その実効性と有効性を高
めています。緊急時対応訓練の実施状況は、内部監査並びに年1回の認証機関に
よる審査で確認を行っています。
内部監査による
緊急時対応フロー確認
【緊急時対応訓練の実施状況】
【油流出】緊急時対応訓練
(厚木事業所)
外部審査員による
環境活動審査 (山梨事業所)
【油流出】緊急時対応訓練
(群馬事業所)
【有意物質流出】緊急時対応訓練
(日立オートモティブシステムズ阪神㈱)
環境協働・地域共生の取り組み
当社グループで行った社会貢献活動などの取り組みを紹介いたします。
【国内での取り組み】
阿字ヶ浦海岸のクリーン活動
(佐和事業所)
玉川美化活動
(川崎事業所)
美化活動
(福島事業所)
ふれあい市野川クリーンアップ作戦
(日立オートモティブシステムズ
ステアリング㈱ 埼玉事業所)
【海外での取り組み】
清掃活動
(台湾厚木工業股份有限公司)
地元中学生への環境教育
(日立オートモティブシステムズ アメリカズ.Inc.べレア工場)
生態系の保全の取り組み
清掃活動
(日立オートモティブシステムズ
アメリカズ.Inc.ハロッズバーグ工場)
日立グループは、生態系の保全を環境ビジョンの柱の一つとして掲げています。当社も、毎年度、日立
グループの「事業を対象とした生態系の保全アセスメント」に基づき自己評価を行っています。
また、各事業所は、野鳥の保護活動、ミツバチの養殖、植林活動などの活動にも取り組んでいます。
野鳥保護活動
(厚木事業所)
ミツバチの養蜂
(クラリオンアメリカ)
植林活動
(クラリオンマレーシアSdn., Bhd. )
8
目標と実績
2014年度の目標と実績
テーマ
2014年度目標
2014年度活動実績
2015年度目標
評価
環境eラーニング
による環境マインド醸成
環境eラーニング受講率
95%
以上
環境eラーニング受講率
98.5%
A
環境eラーニング受講率
環境適合製品の拡大
環境適合製品売上高比率
88%
環境適合製品売上高比率
90%
A
環境適合製品売上高比率
製品含有化学物質
の適正管理
EU-ELV指令要求の遵守
(適用除外用途見直し)
新製品の遵守確認
100%
A
EU-ELV指令要求の遵守
(適用除外用途見直し)
エネルギー使用量
原単位改善
エネルギー使用量
原単位改善率
(基準年度2005年)
5.3%
エネルギー使用量
原単位改善率
9.3%
A
エネルギー使用量
原単位改善率
廃棄物有価物発生量
原単位改善
廃棄物有価物発生量
原単位改善率
(基準年度2005年)[グローバル]
20.7%
廃棄物有価物発生量
原単位改善率
20.5%
B
廃棄物有価物発生量
原単位改善率
18.3%
水使用量原単位改善
水使用量原単位改善率
[日本以外]
(基準年度2005年)
31.0%
水使用量
原単位改善率[日本以外]
29.0%
B
水使用量
原単位改善率[日本以外]
27.2%
化学物質の管理
VOC大気排出量
原単位改善
VOC大気排出量
原単位改善率
(基準年度2006年)[グローバル]
13.1%
VOC大気排出量
原単位改善率
16.4%
A
VOC大気排出量
原単位改善率
13.6%
地球市民活動
環境社会貢献活動
フラグシップとなる
環境コミュニケーション活動推進
A
活動の拡大
環境リテラシー
(活用能力) の醸成
95%
以上
91%
エコプロダクツの推進
地球温暖化の防止
5.6%
資源の有効活用
各種社会貢献活動へ参加継続
(評価)A:計画達成、良好な状態の継続、B:一部計画に未達成あるいは継続中、C:計画未達成及び問題発生
その他の取り組み
【地下水浄化システム導入】
厚木事業所の地下水浄水設備は、高分子ろ過膜とばっ気処理にて地下水を浄化
して、飲用水化することで、上水道の利用量を90%以上削減しました。
非常用電源と組み合わせることで、大規模災害時の停電や断水時に給水可能であり、
有事の際は地域住民の方も利用できます。
【エコファクトリー・オフィスセレクト認定事業所※】
当社グループは、10事業所がエコファクトリーセレクトとエコオフィスセレクト
認定事業所に認定されており、日立グループで最多の認定事業所数となっています。
・再生可能エネルギー活用(再生可能エネルギーを100KW以上設置)
・高効率照明の導入(生産建屋の全ての照明が高効率照明)
★:2015年度 新規認定
佐和事業所
日立オートモティブシステムズ
エンジンニアリング㈱
CLARION Hungary Electronics Ltd.
・廃棄物等循環利用
佐和事業所
(最終処分率0.1%未満且つ電子マニュフェスト登録率100%)
山梨事業所
日立オートモティブシステムズ
エンジンニアリング㈱
日立オートモティブシステムズ九州㈱
エコオフィスセレクト
認定事業所
地下浄水システム
(厚木事業所)
群馬事業所 第一地区
群馬事業所 第二地区
クラリオンマニュファクチャリング
アンドサービス㈱
★ 福島事業所
・水循環利用(全製造工程で使用する全ての水を再利用または
再生利用する仕組みを実施)
エコオフィスセレクト
認定事業所
日立オートモティブシステムズ九州㈱
・再生可能エネルギー活用(再生可能エネルギーを50KW以上設置)★ 厚木事業所 第一地区
※エコファクトリー・オフィスセレクト認定事業所:事業活動でのエネルギー、廃棄物、化学物質や水の効率的な利用を進め、高いレベルで
環境に配慮し、成果を上げている事業所を認定する日立グループの制度
【環境エキスパート認定制度の概要】現認定者 延べ110名
1.環境エキスパートの定義
下記2つを満たす知識・能力を保有し、環境管理活動にて活躍できると認められる人財。
・地球環境を保全するための各分野における専門知識、国家資格を有する。
・実務においてその分野のリスク低減のための施策立案、指導、支援ができる。
2.認定分野
大気保全、水質保全、土壌汚染浄化、廃棄物削減、地球温暖化防止、
化学物質管理、環境適合設計アセスメント、リスクコミュニケーション
3.認定時期
各種国家資格取得時
4.役割、業務
自事業所並びに日立オートモティブシステムズグループ内
環境エキスパート認定状況
(2015年度)
・大気保全
16名
・水質保全
17名
・振動・騒音
12名
・地球温暖化防止
20名
・土壌保全
4名
・廃棄物管理
19名
・化学物質管理
13名
・環境適合設計
7名
・環境全般
2名
9
ご参考
事業所の概要
日立オートモティブシステムズ株式会社(国内生産拠点)
主要製品
本社
―
主な環境側面
電気設備
エンジン制御システム、HEVシステム、
外界認識走行システム
めっき設備、プレス機械 等
エンジン制御システム
空気圧縮機、プレス機械 等
フューエルインジェクター、プリント配線板
廃アルカリ液、廃酸液 等
ピストン、可変バルブリフトシステム
ボイラ、表面処理 等
ABS、バルブタイミングコントロールシステム
ボイラ、表面処理 等
川崎事業所
(開発・営業)
電気設備
相模事業所
サスペンションシステム、車両緩衝器、免振装置
ボイラ、めっき設備 一地区
ブレーキシステム
アルミ溶解炉、めっき設備
二地区
ブレーキマスターシリンダー、二輪車ブレーキ、
電動型制御ブレーキ
ボイラ、めっき設備
サスペンションシステム、ガススプリング
ボイラ、めっき設備
佐和事業所
群馬事業所
厚木事業所
山梨事業所
一地区
二地区
一地区
二地区
福島事業所
共に環境活動に取り組むグループ会社(国内生産拠点)
主要製品
カーオーディオ、カーナビゲーション
洗浄機、乾燥炉
日立オートモティブシステムズエンジニアリング株式会社
小型モータ、電子・エンジン機器製品
空気圧縮機、乾燥炉
日立ビークルエナジー株式会社
リチウムイオン電池
エージング炉
日立オートモティブシステムズ阪神株式会社
自動車用点火システム、住宅設備機器用コントローラ
乾燥炉
株式会社日立オートパーツ&サービス
各種自動車機器・部品、リビルト品、ダイアグモニタ
洗浄機
パワーステアリングシステム
ボイラ、洗浄機
パワーステアリングシステム
ボイラ、局所排気装置
日立オートモティブシステムズステアリング株式会社
秋田事業所
埼玉事業所
日立オートモティブシステムズ九州株式会社
日立オートモティブシステムズハイキャスト株式会社
岩手事業所
福島事業所
日立オートモティブシステムズメジャメント株式会社
プロペラシャフト、ピストン、パワーステアリングギヤ
ボイラ、静電塗装機
ウォーターポンプ、オイルポンプ
洗浄機
鋳造品
溶解炉、めっき設備
計装機器、給油所の設計・施工
電気設備
共に環境活動に取り組むグループ会社(海外生産拠点)
欧
州
中
国
ア
ジ
ア
主な環境側面
主要製品
ハロッズバーグ
HEVシステム、エンジン制御システム
ボイラ、めっき設備 ベレア
サスペンションシステム、ブレーキシステム
ボイラ、めっき設備 ジョージア
エンジン機器
ボイラ
メキシコ
ダイキャスト製品、エンジン機器、
サスペンションシステム、ブレーキシステム
溶解炉、ボイラ、めっき設備 エレクトロニカ クラリオン, S.A.de C.V.
メキシコ
カーオーディオ、カーナビゲーション
半田漕、洗浄機
日立オートモティブシステムズ ヨーロッパ GmbH
ドイツ
高圧ポンプ
試験用燃料
日立オートモティブシステムズ ユーケー Ltd.
イギリス
エンジン制御システム
乾燥炉、大型バキュームポンプ
日立オートモティブシステムズ チェコ. s.r.o.
チェコ
サスペンションシステム
ボイラ、めっき設備
日立オートモティブシステムズ
エスペルカンプ GmbH
ドイツ
イグニッションコイル(部品の大部分は購入品)
乾燥炉、試験用燃料
クラリオン ハンガリー エレクトロ二クス Kft
ハンガリー
カーオーディオ、カーナビゲーション
半田漕、洗浄機
日立汽車系統(長沙)有限公司
長沙
電装品
乾燥炉
日立汽車系統部件(広州)有限公司
広州
VTC、ピストン、ウォーターポンプ、オイルポンプ 他
溶解炉、排水処理
日立汽車系統(蘇州)有限公司
蘇州
エンジン制御システム
リフロー半田付け設備、排煙処理
東机工汽車部件(蘇州)有限公司
蘇州
ショックアブソーバー、ディスクブレーキ他
ボイラ、めっき設備、排水処理
日立海立汽車部件(上海)有限公司
上海
スタータ
乾燥炉、排水処理、鋳造設備
日立汽車系統(常熟)有限公司
常熱
点火コイル
乾燥炉
日立汽車系統(広州)有限公司
増城
エンジン制御システム、ABS
溶接設備、洗浄機
日立海立汽車系統(上海)有限公司
上海
スタータ
乾燥炉
台湾厚木工業股份有限公司
台湾
パワーステアリングシステム、ストラット
静電塗装、排水処理
一汽東机工減振器有限公司
長春
ショックアプソーバー、サスペンションストラット
ボイラ、めっき設備、排水処理
厦門亨東制動系統有限公司
厦門
ブレーキシステム
鋳造設備
東莞クラリオン オリエント エレクトロニクス株式会社
東莞
カーオーディオ、カーナビゲーション
半田漕、洗浄機
厦門クラリオン株式会社
厦門
カーオーディオ、カーナビゲーション
半田漕、洗浄機
日立オートモティブシステムズ アジア Ltd.
タイ
パワーステアリングシステム
ボイラ、洗浄機
日立オートモティブシステムズ コラート Ltd.
タイ
サスペンションシステム、ブレーキシステム
ボイラ、めっき設備
日立オートモティブシステムズ チョンブリ LTD.
タイ
電装品
乾燥炉
PT 日立オートモティブシステムズ インドネシア
インドネシア
二輪車ブレーキ
洗浄機
日立オートモティブシステムズ インド Pvt.Ltd.
インド
VTC、点火コイル
乾燥炉
クラリオン アジア(タイランド)株式会社
タイ
カーオーディオ、カーナビゲーション
半田漕、洗浄機
日立オートモティブシステムズ アメリカズ.Inc.
米
州
主な環境側面
クラリオン株式会社
日立オートモティブシステムズ
メヒコ可変資本株式会社
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お問い合わせ先
業務管理本部 環境安全防災センタ
〒100-0004 東京都千代田区大手町2-1
TEL: 03-4232-5300
FAX: 03-4232-5341
URL: http://www.hitachi-automotive.co.jp/
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