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平成27年度 第1回桜ヶ丘ミュージアム協議会議事録
平成27年度 第1回桜ヶ丘ミュージアム協議会議事録 日時:平成27年9月1日(火) 午後2時から 会場:豊 川 市桜 ヶ 丘ミ ュー ジア ム 2 階 会 議 室 【出席者】 委 員:片山洋(会長)、岩原良仁、山口みどり、宮嶋政穂、廣瀬憲雄、竹田寛 事務局:須川(主幹・館長)、林(課長補佐)、森田、桒原、岡田 【欠席者】 委 員:小田純子 (2時開始) 事務局 定刻になりましたので、委員の皆様お揃いですので、只今からミュージアム協議会を始めさせて いただきます。なお本日、小田委員が欠席です。 館長 あいさつ 今年はミュージアムがリニューアルした年。組織改正で、職員にも異動があり桜ヶ丘ミュージア ムの職員が学芸員3名から5名に増員という形になりました。 今日は、来年度の事業などをご協議いただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたしま す。 事務局 (自己紹介略) 委員 それでは、ここで会長と副会長の選出を行いたいと思います。 どなたか推薦はございますか。 会長は片山先生がよろしいのではないでしょうか。 委員 (異議なし) では、副会長は宮嶋先生いかがでしょうか。 委員 (異議なし) それでは、会長に片山先生、副会長に宮嶋先生お願いいたします。 委員 引き続き、会長を務めさせていただきます。よろしくお願いいたします。できるだけ良いものを ミュージアムで一般の人に見せて行ける様審議してまいりたいと思います。 わたしも、良いものを見せて行ける様、学芸員の方たちの力になりたいと思います。 事務局 では、議題に入らせていただきます。 委員 1.平成26年度(昨年度)の事業結果について (事務局から説明)前年度の協議会とかぶっている部分は割愛し、その後増えた部分を説明 事務局 2.平成27年度(今年度)の事業経過について (事務局から説明)前年度の協議会とかぶっている部分は割愛し、その後増えた部分を説明 ・美術の常設展の入場者数が増加した→従来は目録の減りから人数を出していたがカウンターを 設置してカウントをとったことで、より正確な人数把握ができるようになった。もしかしたら、 過去の展示ももっと入場者があったかも。かなり多くの人に常設を見てもらっていることがわか る。 ・今までのミュージアム展より入場者が多い。リニューアルの影響があったとおもう。 ・工廠展が1万人を超えた。戦後70周年とメディアへの露出のおかげ。 ・郷土作家岩原展、過去の郷土作家展より入場者が多かった。 ・実績はまだだが、本日から風景の会がはじまった。 ・ワークショップを前年度より力をいれて開催している。宣伝をあまりしなくても申込みが多 い。 ・施設見学の予約が増加した。 会長 今、事務局から説明がありましたが、皆様、ご意見がありましたらお願いします。 リアルな数字をカウンターで取れるようになり、入場者が減少するというリアルな数字を見るこ とがある心配も出てきますね。 特にご意見ございませんか。よろしいでしょうか。それでは、次の議題をお願いします。 事務局 ここで、今年度実施するこだい鳥エンナーレについて、担当から説明があります。 以前皆さんからいただいた案を元に神話を絡めたり、また子ども向けになりすぎない見ごたえの あるものを考えました。静岡大学の名誉教授である柴垣先生にご指導いただき、講演会を開催す ることになりました。借りてくる資料をまとめた表を添付しました。展示室が十分埋まると思い ます。 会長 いまの説明に、皆様、ご意見がありましたらお願いたします。 内容をしぼっていただき、ご苦労をかけました。鳥が付いていてかわいいというだけでもいいか ら、多くの人に満足してもらえるものにしてほしいです。これだけの資料が集まるのはとても良 い機会だと思います。図録は作る予定なのかわからないが、写真のプリントなど見返せるものが あると良いと思います。 委員 須恵器のすごさはちょっと分からないですが、どういう人が集まるのか・・・専門的な言葉が多 くて、わたしがわからないので一般の人もそうだとおもいます。一般の方にもわかりやすい資料 の提示をお願いします。 委員 かわいいものという意見がありましたが、子ども向けのワークショップなど提案したいと思いま す。 廣瀬先生の講演会もとても興味があります。全体的に歴史を見たときに、須恵器の歴史の中でも このとりあげた時代のものが重みのある資料であることが PR できれば良いと思います。 委員 委員 事務局 委員 委員 委員 事務局 とりというのは、全体的に見て特徴があるものなのでしょうか。 鷹や水鳥、ニワトリなど細部の特徴の違いを見て判断し、それを神話と絡めてみせつつもりです が、特徴といわれると…実際とりと判断してもいいのか分からないものもあっておもしろいで す。 ミニチュアとかあるといいですよね。 ワークショップで、とりを粘土で作れるものなんて簡単で良いと思います。 柴垣先生の講演会はとても楽しみです。今回は須恵器だが、ここ数年の間に出土した鳥の意匠が 施されたものを集めて一緒にならべても面白いか思います。 3.平成28年度(来年度)の事業計画について ①平成28年度の美術展計画 ・郷土作家展は、ミュージアム協議委員の宮嶋先生にお願いします。 図録の作成、ワークショップの開催やコンサートなど予定。 ・風景の会絵画展は、 「知多半島を描く」をテーマに行う方向です。 ・企画展は、 「マルクシャガール」を予定しています。以前も提案したパッケージの展覧会で、有名 な作家をとりあげて紹介します。1~6展すべてがうまるくらいの見ごたえある展覧会です。 ・現代美術展は、加茂、古川の2名を予定しています。ふたりとも空間に飛び出した表現という 共通する部分があります。学校派遣事業や、ワークショップを開催予定です。 ②平成28年度の歴史展計画 (事務局から説明) 次に歴史の事業計画です。28年度は、発掘日本―を提案していましたが、採択されず、また3 会期分の部屋の予約を抑えておくという状況はミュージアムでは一般の利用もある関係から難し く、見送ることになりました。そこで、人々の暮らし・災害をテーマに企画を考えました。 目録としてつくったデータを添付したが、洗い出せばまだあります。古文書の資料がたくさんあ り、開催が不可能なものではないと考えている。 委員 災害は今の歴史学ですごく取り上げられています。グローバルヒストリーといって、国境を越え た病原菌などが注目されている。やるにあたって、展示の説明が大変かと感じます。豊川の地理 的なものが理解できていないと難しいと感じる点もあります。また病気のことがわからないと、 理解しにくいのではないでしょうか。見る人が、背景として知っている必要があるように感じま す。何をするにも、丁寧な説明がないともったいなく感じる。 委員 一般の感覚として、秋~年末にかけてあまり暗い内容は見たくないです。マイナスなものじゃな くて明るいものがみたい。 委員 個人的に地震に興味があり、出前講座などで町内会に災害のはなしをすると、はじめは興味が無 い人でも、話が終わることには、みんな興味を持ってくれるくらいのテーマだと感じています。 過去の災害から学ぶことはたくさんある。 テーマはいいが、展示が難しいのは?どうみせるか技術が問われるものだと思います。古文書や 絵図以外に資料がないと思います。展示できればおもしろいので、現代のものをもってきて飾っ てもいいんじゃないか。 自分は、校長が代替わりするたびに、町内のひとにむけて話す機会があり、神社のことをとりあ げてはなしてみると、その地区の内容をはなすと住民の人はとても興味をもってくれていました よ。 わたしが大学の生徒にはなして一番うけたのは、海面の上昇をパソコンをつかって視覚に訴える ような資料を提示したときでした。 獣害ってあるでしょ。平尾や千両にたくさんでるし、すごくびっくりする。最近電気柵に人が当 たって感電死したこともあるけど、こういう現代のことも同じだよね。 委員 委員 委員 委員 事務局 自分も獣害には興味があって、資料のストックはたくさんある。 委員 何年かかけてテーマをわけてやってもいいような気がします。来た人が必ず見て帰れるコーナー みたいな小規模なものがいいかなぁ。 会長 常設にして順番に見ていくタイプでもいいのかもしれない。前から感じていたが、年間スケジュ ールがいつもワンパターンに感じています。人事異動のこともあるから、4月などの時期に企画 展がやれなかったりするのもわかるし、だからといって7~12月になってどこの美術館もいい 企画展を持ってこられると、一般人からしたら、同じ時期に色んなところに足をのばすのは大変 です。スケジュールを動かさない前提で動いているのは、職員の都合だ。開催期間を変えていっ たらいってはどうか。検討してほしい。 事務局 審議については以上ですが、なにか他に連絡はありますか? 委員 5、6展示室についてだが、いまだに一般の人たちへの認知度が低いせいか、来場者が気づきに くいので、階段のところに5、6展へのサインを出して欲しいです。 それは実施しているが、目立たなかったかもしれないです。検討します。 事務局 報告があります。FM 豊橋の高井さんのコーナーで「博物館なひと」というコーナーに今年度か らよばれ出演しています。みなさんも是非きいてください。 また、ミュージアムボランティア制度を開始して、20名程度の登録があり、常に3~4人参加 してくれている取り組みもはじめました。以上報告です。 会長 それでは以上になります。皆さんおつかれさまでした。 (午後3時30分終了)