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もしも 支配型攻撃性の犬だったら、避けなければならない10の事態

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もしも 支配型攻撃性の犬だったら、避けなければならない10の事態
もしも 支配型攻撃性の犬だったら、避けなければならない10の事態
(飼い主用ハンドアウト)
もし犬が、吠える、うなる、あるいはあなたを無視する場合は、犬がよく
知っている運動または使役に犬の注意が向くように試みなさい。それでも駄
目な場合は、犬のそばから離れるか、あるいは犬を他の部屋に隔離する。注
意をそらして撤回することは、最も強力な修正法である。なぜならそれによ
り犬が状況をコントロールする能力を除去するからである。支配型攻撃性の
犬は通常、不安になると、人と相互関係をもち、人を操作することで自分に
自信を取り戻そうとする。このような選択を取り除くことで、問題行動防止
の助けとなる。
不意に犬や犬の首輪に近づいたり、犬の足を引っ張ってはならない。最初
に、犬にスワレ(Sit)とマテ(Stay)をさせる。そこで犬にリード
をつけるか、好ましくはジェントルリーダーヘッドカラーを用いる。ヘッド
カラーで犬を安全にコントロールできる。正しく装着して適切に用いれば、
犬が攻撃的になっても犬の口元を優しくかつしっかりと閉じることができ、
犬が落ち着くまで続けて閉じることができる。ヘッドカラーの装着がさらに
犬を攻撃的にする場合は、それを使うことはできない。代りに、犬の散歩に
は、なげ縄タイプのリードを使う。首輪やリードは決して強くグイっと引っ
張ってはならないし、また強制的な方法で用いてはならない。
犬がドアの前やソファやベッドの上で休息、睡眠あるいは横たわっている
ときは、邪魔をしない。犬をまたいではならない。常に、犬にはあなたの元
へこさせ(Come)スワレとマテをさせる。犬をソファやベッドから降ろ
そうとして突いたり押してはならない。あるいは、あなたに前足をかけても
押し払ってはならない。常に犬にはあなたの目的を伝え、どのような注意を
むける場合においても犬に来させて、スワレとマテをさせる。
犬があなたを引掻く、あるいはあなたや他人に飛び掛かる場合、犬を押し
下げてはならない。かわりに、腕を折って向こうをむく。犬がそこで偶然
座ったら褒める。
必要であれば、散歩時には ヘッドカラーをつける。近所の人には、それ
が口輪ではないが、あなたの犬が行動修正中であることを警告しておく。
自分の犬と、激しい遊び方をしない(叩くあるいは取っ組み合う)。 お
もちゃを使って遊ぶ。おもちゃは柔らかい靴下などで、引っ張り合う遊び
を、次の状況下でのみ行う。: 犬がスワレをしたらゲームを始め、犬にオ
モチャをもってこさせる。犬は命令されたときだけオモチャを運んでくるべ
きであり、望まれればそれを口から出さなくてはならない。部屋の中で、犬
がオモチャを追いかけ回すことをさせない。最後に、あなたがゲームに勝た
なくてはならない。犬はスワレをしてオモチャをあなたに渡さねばならな
い。もしこれらの状況にそぐわなければ、犬と引っ張り合いのゲームをして
はならない。
犬をあなたのベッドで眠らせてはならない。そこで犬が邪魔されたときに
攻撃的な反応を示す場合は特に、である。犬に寝室の外で寝かせることもで
きる。これにより、あなたが眠いときや問題行動を充分に予期できないとき
に、不意の威嚇による危険を最小限にすることができる。
犬が 食餌中に攻撃的になる場合は、離れた部屋でドアを閉めて食餌を与
えなさい。子供がいたら、ドアの鍵をかけなさい。もし食卓から食物を与え
ることを許しているなら、犬の食器にそれを置きなさい。犬に、食卓で食物
をねだることを許してはいけない。犬は食器に近づく前にはいつでも、スワ
レとマテをしなくてはならない。
犬に決して体罰をしてはならない。犬が唸ったり むかってきたら、静か
に「ノー」といい、状況を妨害する。犬には、脅しではなく、 より好まし
くない行動と関連づけた 一つの言葉とトーン(語調)を使う。これまで、
犬に対してよく怒鳴ってきた人々は、犬を刺激せずに「ノー」と大声で言う
ことはできない。何が犬に最良の反応を起こさせるか、よく観察する。犬
に、別の部屋へ来るように命じてスワレをさせる、あるいは犬をそこに残す
ことで、悪い事態を妨害することができる。犬がヘッドカラーを装着してい
るなら、カラーを優しく引いて閉じて「ノー」と言い、そこで直ちに犬を扇
動させる出来事から遠ざける。もし犬を部屋から、あるいはその状況から遠
ざけることが必要であれば、犬が落ち着くまで待ち、それからスワレとマテ
の練習を何度か実践させ、リラックスを強化する。もし犬があまりに興奮し
ているなら、落ち着くまで犬を避けなさい。
攻撃的な犬はいかなる場合も、潜在的に危険であることを、友人や近所の
人に注意しておきなさい。誰かが訪問したら、犬は別の部屋に置く。もし犬
を紹介したければ、人々の集まりが静かになるまで待ち、犬がヘッドカラー
を装着していることを確認しなさい。もし犬がうまく参加できたら(スワレ
あるいは静かに休息できたら)褒める。犬がヘッドカラーをつけることがで
きず、静かに歩くことができなければそこに参加させてはならない。
翻訳:ペット・ベット事務局
出典:10 Situations to Avoid If Your Dog is Dominantly Aggressive
(a client handout for pet owners)Vet Med 94[11]:
983 Nov'99 Client Handout 0 Refs Karen L. Overall, MA, VMD, PhD, DACVB
Dept. of Clinical Studies, School of Veterinary Medicine, Univ. of Pennsylvania,
Philadelphia, PA 19104-6010
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