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平成 27年 3月改訂
聴覚障害者向けiPad講習会 教習マニュアル 平成27年3月改訂 青森県情報システム課 ※本マニュアルは、「視覚・ 聴覚障害者のためのICT利活用サポーター育成事業」の成果として、 特定非営利活動法人あおもりIT活用サポートセンターが作成しました。 1 ■目次(聴覚障害者用) 知識編 1. 2. 3. 4. 5. 6. 聴覚障害者向けiPad講習会について………………………4 事前準備について…………………………..……………………….5 講習時に配慮すること …………………………………………...7 iPadの注意点……………………………………………………………9 紹介するアプリの例…………………………………………………10 iPadに関するQ&A…………………………………………………….11 実践編 1. iPadとは………………………………………………………………………………13 1. 2. 2. 3. 4. 5. 6. 各部の名称………………………………………………………………………..15 電源のオンオフ………………………………………………………………….17 画面の説明(ホーム画面)…………………………………………………..18 基本操作……………………………………………………………………………19 ズーム機能………………………………………………………………………..21 1. 2. 3. 7. 8. 9. 概要……….………………………………………………………………………..13 PCとの違い.……………………………………………………………………..14 標準機能での拡大縮小………………………………………………….21 アクセシビリティオプションでの拡大縮小……………………….22 アクセシビリティオプションでの拡大縮小 - 起動方法…….24 色を反転機能…………………………………………………………………….27 文字入力について…………………………………………………………....28 アプリ紹介例……………………………………………………………………..29 2 知識編 3 聴覚障害者向けiPad講習会について 聴覚障害にも様々な種類があり、ひと括りに「耳が聞こえない」とは言い切れません。 聴覚障害の分類としては以下のようなものがあります。 中途失聴者 音声言語を獲得した後に聞こえなくなった人。 難聴者 聞こえにくいが、聴力は残っている人。補聴器を使って会話ができる人もいれば、 わずかな音しか入らない難聴者まで多様。 ろう(あ)者 音声言語を獲得する前に聴覚を失った人。手話を第一言語としている人が大半。 上記のように、聴覚障害には様々なケースがあり、コミュニケーションや情報を得る手段も障害者一人ひとりで異なります。手話が理解できる人もいれば理解で きない人もいるため、講習会の時に講師の説明を伝える方法に注意が必要です。 手話は日本語とは異なる「一つの言語」 聴覚障害者がコミュニケーションに使用する手話は、健常者が普段使用する日本語とは文法や語順が異なります。こうしたことから手話は一つの言語として捉え る必要があります。 言語が違うということは翻訳を介する段階で誤った解釈につながり、聴覚障害者と健聴者の間にコミュニケーションのズレを起こす場合もあります。講習会では 事前に通訳の方などと簡単な打ち合わせをし、説明やコミュニケーションにミスマッチが起きないよう配慮しておくと良いでしょう。 4 事前準備について iPadを複数台使用する場合、各iPadの設定や使用するアプリの状態等を可能な範囲で統一しておくと、説明しやすくなります。以下に例を示します。 インターネットに接続できるか確認しましょう(インターネットに接続する場合)。またWi-Fiを持ち込む場合は立地や建物によって電波が入りにくい 場合があります。可能であれば事前に講習会場のインターネット環境をチェックしておきましょう。 ホーム画面のアプリの並びを統一しましょう。 「ミュージック」で再生される音楽を確認しましょう。 Safariに表示されるWebページを確認しましょう。 iBooksなど電子書籍アプリを紹介する場合、アプリで本が読める状態か確認しましょう。(アプリによって事前にダウンロードしておく必要や、イン ターネットに接続しておく必要があります) ビデオなど映像アプリを紹介する場合、ビデオが閲覧できる状態か確認しましょう。(同上) Skypeなどテレビ電話機能を紹介する場合、iPad同士の設定を確認しましょう。(呼び出しリストに入っているか、インターネットに接続しているか 等) アプリではありませんが、専門用語などを筆記して伝えると理解しやすい場合があるため、紙やホワイトボードなどがあると便利です。 5 事前準備について(その他の機器) 障害者の中には、健常者と同じ機器やソフトを使うことが難しい場合があります。一方で、一般的に使用されている機器やサービスについて関心 の高い方もいますので、iPad以外にも、あると便利だったり障害者の参考になるツールなどがあれば紹介しましょう Wi-Fiルーター 講習会の会場にインターネットの設備がない場合や屋外の場合に、インターネットへ接続するために使います。 iPadの種類(Wi-Fi版とWi-Fi+Cellular版)について質問された際にも、機器を見せて紹介すると良いでしょう。 外付けキーボード iPad上で使うソフトウェアキーボードが使いにくい場合、外付けキーボードなどを使用すると、文字入力を簡易に行うことができます。 Bluetoothによる無線接続が一般的です。 専用のペン 指先がうまく反応しない場合、指での操作の代わりに専用のペンを使用すると良い場合があります。 外部バッテリー 電源を確保できない会場の場合、iPadやWi-Fiルーターなどの周辺機器を充電する際に重宝します。東日本大震災の際に、携帯電話などの電 子機器が充電できずに困ったという事例が多かったので、非常時に使えるツールとして紹介すると良いでしょう。 Wi-Fiルーター 外付けキーボード 専用ペン 外部バッテリー 6 講習時に配慮すること(人数・配慮) 講習会の人数について:基本的にはマンツーマン(1対1)での講習が望ましいですが、ある程度の人数でも差し支えありません。 視覚障害者の場合と異なり、聴覚障害者の場合は講師の(通訳者を介しての)説明やiPadの画面を視覚的に捉えることができるので、どうしてもマンツーマン で受講者の手をとって説明する必要がある場合を除いては、一対複数人での講習が可能です。 ただし、あまり人数が多過ぎると、講師や通訳の説明を音で認識できないため、操作に没頭して気付かない際に注意を向けてもらうのが大変になる場合があ ります。 また、周りにサポートスタッフを配備し、講師がマンツーマンで対応している際には他の受講生をフォローしてもらったり、操作や説明の補助をしてもらうとス ムーズになります。 サポートスタッフには講師と同程度のスキルや知識は必ずしも必要ありません。サポートスタッフのスキルや知識にもよりますが、不安な場合は講習会の前 に流れや機能を簡単に把握してもらうと良いでしょう。 障害ごとの分類ではなく、コミュニケーション方法による配慮を 聴覚障害者の場合、受講者それぞれに違いがありますが、基本的に視覚を使う講習会では障害によるクラス分類ではなく、コミュニケーション方法による配 慮が必要です。例えば、手話を理解できる人もいれば理解できない人もいるため、そういった場合には筆談や要約筆記等で通訳を行うなどといった方法です。 また、状況が許せば手話と要約筆記を同時に含めた形での講習会も良いでしょう。 時間に応じて通訳者の人数を確認しておく 手話通訳者は、通訳時に同じ姿勢のまま手を頻繁に動かすために発症の可能性がある頸肩腕症候群を避けるため、一定時間の休憩が必要とされています。 規定で定められた休憩時間等を加味して、講習会全体の時間とそれに必要な手話通訳者の人数をあらかじめ把握しておきましょう。 7 講習時に配慮すること(予習・休憩・説明方法) 来場された方には予習をしてあげましょう 講習会の会場へ受講者が来るタイミングは、必ずしも全員一緒ということはありません。時間差で来場される場合もあるので、その場合余裕が あれば、講習会の前にiPadを触ってもらったり簡単な説明をしておくと講習会への導入がスムーズになります。 受講者のペースに合わせて休憩をいれましょう 聴覚障害者の場合は視覚障害者に比べて聴力や視力を酷使する度合いは低いため、講習時間によっては間に休憩を挟む必要が無い場合も あります。ただし、トイレや休憩が欲しいという場合もありますので、適当な時間に休憩を促す質問をして様子を伺うと良いでしょう。また、休憩 を入れることによって緊張感が和らぎ、受講者も質問がしやすくなるという場合もあります。 専門用語などは筆記する 手話で伝わりにくい専門用語等を説明する際は、紙やホワイトボードなどに名称を筆記して説明すると理解がしやすくなります。 講師と通訳者、受講者の立ち位置は試行錯誤や相談をしながら適切な位置取りをする 講師が説明用のiPadを手に持ち、受講者に見せながら説明をする場合、通訳者は講師のiPadが角度的に見辛い場合があります。この場合は 通訳者が事前に説明の内容やiPadの画面内容をある程度把握しておくと、通訳者が画面を見る負担が減るので通訳がしやすくなります。 また、講師が受講者のiPadを指差して説明をする場合、受講者はiPadの方を見たり通訳者の方を見たりと視線が大きく動かす必要があります。 この場合は講師が説明をゆっくり行ったり、適度な間隔を空けながら説明すると良いでしょう。ちなみに、講師の説明内容によっては通訳を介さ ず意図が伝わる場合もあります(例:説明内容が平易な場合。「アプリのアイコンをタップする」など)。 聴覚障害者は声での呼びかけには反応できないので、説明に注目してもらいたい時は、受講者の目の前で手のひらを上下に振るなどして呼び かけを行う必要があります。 8 iPadの注意点 iPadは、機種の世代やインストールされているiOSのバージョンによって機能が異なる場合があります。講習をしていて、iPadごとに機能や使い 方が異なる場合は、iPadの世代やiOSのバージョンに違いがないか確認してみましょう(iPadのiOSのバージョンは「設定」アプリ内の「一般」→「情 報」内のバージョンから確認できます。)。可能であれば講習でアプリについて事前に違いがないか確認しておきましょう。例として以下のような ものがあります。 音声入力(Siriは古いバージョンのiPadでは使えない場合があります) カメラアプリの機能や画面(ズームの有無等) 画面の端は反応しない iPadの画面の四方の縁はタップしても反応しない旨を説明しましょう。 9 紹介するアプリの例 基本的に視覚を利用するアプリが多いため、視覚障害者に比べて使用できるアプリは多くなります。また、「これは使わないだろう、興味ないだろ う」と健常者が思ってしまうようなアプリにも興味を持たれる方もいらっしゃいます。先入観を持ち過ぎず、受講者に合わせて紹介するアプリを選 んでいきましょう。 以下は、紹介するアプリの参考例です。アプリは新しいものが日々作られますし、既存のアプリもバージョンアップする場合があるので、あらかじ め機能や使い方に変更がないか調べておきましょう。 詳しくは、「実践編 9.アプリ紹介例」で説明しています。 筆談パット Skype こえとら 手書き電話UD 10 iPadに関するQ&A 受講者から質問のある事項として以下のようなものがあります。 iPadの購入方法を知りたい iPadを開発しているアップル社のオンラインストア(インターネット上の店舗)で購入できるほか、一般的な家電量販店や、iPadを取り扱っている携 帯ショップなどでも購入できます。(在庫や入荷のスピードはそれぞれ異なります) 思っていたよりも大きくて重い iPadより一回り小さくて軽い「iPad mini」も販売されています。 iPadには色々種類があるのか 大きく「Wi-Fiモデル」と「Wi-Fi+ Cellular モデル」の2種類あり、更に色や容量別で分けられます。 種類よって、充電やパソコンに接続する部分の形状、カメラや処理速度の性能なども異なります。 新しい情報については開発元(アップル社)のWebサイトから確認しましょう。 Wi-Fiタイプ:iPad自体でインターネット接続ができないタイプ。別途無線でのインターネット環境が必要。購入のみ費用が発生。 Wi-Fi+Cellularタイプ:iPad自体でインターネットの接続ができるタイプ。購入費用の他、月々の使用料が発生。 11 実践編 12 iPadとは(概要) アメリカのアップル社が2010年に発売したタブレット型コンピュータです。 画面に直接触って操作(マルチタッチ)します。 パソコン(以下PC)と同じような機能や、タブレット型コンピュータならではの機能がたくさんあります。 例:インターネット・メール・テレビ電話・音楽・映画・電子書籍 etc… 【ポイント】 iPadについて初めからあまり詳細に機能等を紹介すると、受講者は疲れてしまいます。 PCやインターネットに詳しくない方もいるので、冒頭は簡単な紹介に留めておき、必要 に応じて細かい情報を教えてあげましょう。 13 iPadとは(PCとの違い) 【良い点】 • PCよりも薄くてコンパクト(板状の形) • 起動が早い • マウス操作と異なり指で直感的に操作できる • バッテリーの持ちがよい • 必要に応じてアプリを簡単に追加しやすい (決済に関連した初期設定の必要あり。アプリは無料・有料あり) • カメラで写真や動画の撮影ができる • 比較的低価格で購入できる 【劣る点】 • 文字入力をしにくいため、文書作成には向かない場合がある(ただし、別途外付けキーボード等を使うこと で入力のしやすさを補うことができる場合もある) • CDやDVDは使用できない 【ポイント】 基本的にPCとは異なるデバイスという説明が必要です。 14 各部の名称1 【フロントカメラ】 【液晶ディスプレイ】 指で触って操作できるスクリーン 【ホームボタン】 最初の画面に戻る 15 各部の名称2 【電源/スリープボタン】 電源のオンオフ、スリープの切り替えに使用 【内蔵マイク】 【ポイント】 内蔵マイクは触れても分かりづらいので 場所のみ口頭で説明すると良いでしょう。 iPadの機種によって、形状などが若干 異なる場合があります。 【バックカメラ】 【ミュート/画面回転ロック】 ・音量を無音、又は回転する ・画面を固定 設定でどちらの機能を有効にする か変更可能 【ヘッドフォンジャック】 【音量調節ボタン】 上のボタンで音量を上げる 下のボタンで音量を下げる 【スピーカー】 音声を出力 【ドックコネクタ】 充電やPCとの接続に利用 16 電源のオンオフ 【使用中のiPadをスリープにする方法】 (画面横向き、ホームボタンを左側にした状態の場合) 本体右下、側面にある「電源ボタン」を押します。 画面が暗くなり、スリープ状態になります。 スリープ中は画面を触っても反応しません。 【スリープ状態のiPadを起動する方法】 (画面横向き、ホームボタンを左側にした状態の場合) 本体右下、側面にある「電源ボタン」を押します。 画面が起動し、ロック解除画面になります。 「スライドでロック解除」を右にドラッグさせるとロックが解除され、ホーム 画面が表示されます。 17 画面の説明(ホーム画面) 全:★ 弱: ★ 【ホーム画面】 【機能やアプリのアイコン】 iPadの操作はホーム画面から始まる 【ポイント】 ホーム画面は「PCのデスクトップ」と 説明すると理解してもらいやすい です。 各種アプリ(インターネットや メール、音楽など)がアイコンと して並んで表示 同じアプリでもiOSのバージョンに よって見た目が異なる場合が ある(写真はiOS7のもの) 【アプリ表示画面のページ数】 アプリは1画面につき20個登録 でき、それ以上の場合は次の ページに配置される (20個未満でも次のページを作っ て配置することも可能) ただし「フォルダ」機能を使うこと で、複数のアプリを一箇所にまと めて設置することも可能 【ポイント】 アプリを複数登録できる「フォルダ」 機能を使うと更にたくさん配置でき ます。 (必要に応じて説明してください) 【ドック】 ページを切り替えても常に同じアプリを表示できるスペース 最大6つまで登録可能 18 基本操作1 iPadを操作するための基本的な操作は以下のようなものがあります。 動作 説明 タップ ×1 指で画面を軽く叩く動作。アプリを起動したり選択する時などに使います。 ダブルタップ ×2 指で画面を素早く2回叩く動作。画面を拡大する時などに使います。 ピンチアウト 2本の指を画面に置いて外側に広げる動作。画面を拡大する時などに使います。 ピンチイン 2本の指を画面に置いて閉じるような動作。画面を縮小する時などに使います。 19 基本操作2 動作 説明 フリック 画面を素早く弾く動作。弾いた方向にページを移動したりなどします。 ドラッグ 画面に指をつけたまま動かす動作。画面中のものを移動するときなどに使います。 20 ズーム機能(標準機能での拡大縮小) ×2 アプリの中には、画面上をピンチアウト又は、ダブルタップで拡大できるアプリがあります。 画面内の任意の場所でピンチアウトするかダブルタップすることで、画面を拡大できます。 画面を縮小させる場合は、ピンチインかもう一度ダブルタップします。 ■ピンチアウトで拡大できる主なアプリ:Safari・写真・マップなど 21 ズーム機能(アクセシビリティオプションでの拡大縮小) アプリによっては、標準のズーム機能で拡大縮小ができないものがあります。ホーム画面も同様です。 アクセシビリティオプションの「ズーム機能」を使用すると、ほぼ全ての画面を拡大縮小して表示することがで きます。 「設定」アプリ→「一般」→「アクセシビリティ」から「ズーム機能」をオンにするか、ホーム画面をトリプルクリック (事前設定が必要)してズーム機能をオンにします。 22 ズーム機能(アクセシビリティオプションでの拡大縮小) ×2 ズーム機能を起動後、画面内の任意の場所で3本指でダブルタップすると、画面を拡大できます。 また、3本指でダブルタップした際に指を画面に押し付けたまま上に押し上げると、拡大縮小の度合いを変更 することができます。 標準機能より拡大率は高いですが、画質は荒い場合があります。 23 ズーム機能(起動方法) ホーム画面からアプリ「設定」をタップします。 ※アプリの表示場所はiPadによって異なる場合があります。 「一般」をタップし、画面右「アクセシビリティ」を タップします。 ② ① 24 ズーム機能(起動方法) 「ズーム機能」をタップします。 「ズーム機能」の「オフ」をタップするとズーム機能が起動し、有効になります。 25 ズーム機能 (起動方法-素早く起動するために) 全:★ 弱: ★★ ズーム機能のオンとオフを切り替えるのに、その都度設定から手順を行っていくのは手間がかかります。その ため、簡単にズーム機能のオンオフを切り替えられるよう設定しておくと便利です。 ホームボタンを3回素早くクリック(トリプルクリック)することで、ズーム機能のオンオフを切り替えられるように する設定 ×3 1.アプリ「設定」→「一般」内の一番下「ホームをトリプルタップ」をタップします。 2.「ズーム機能」にチェックを入れて設定完了です。 ※ズーム機能だけでなく、グレースケール(iOS8以上に対応)や色反転など、他の機能も素早く起動したい場合 は、必要に応じてチェックを入れておくと便利です。 トリプルクリック時の画面例 26 色を反転機能 「色を反転」機能を使うと、画面の色味を反転させることができます。背景が白などの明るい色で眩しい場合、 この機能を使って輝度を抑えることができます。この機能はアプリに関係なく、ほぼ全ての環境で使うことがで きます。 白黒反転の起動は、P24~26を参考に「設定」アプリ→「一般」→「アクセシビリティ」から「色を反転」をオンにす るか、ホーム画面をトリプルクリック(事前設定が必要)して「色を反転」をオンにします。 27 文字入力について 日本語入力は標準ではローマ字入力ですが、ローマ字入力が難しい場合や、PC のキーボード配列に慣れていない方の場合などは、五十音に並んだ状態のキー ボードも使用することができます。 この設定はアプリ「設定」→キーボード→新しいキーボードを追加→「日本語か な」を選択することで五十音に並んだ状態のキーボードを使えるようになります。 変換候補を表示 文字を削除 英語入力の際に 大文字入力をする時使用 数字・記号入力に切り替え 英語など他入力に切り替え 音声入力 キーボードを閉じる 28 アプリ紹介例(インターネット(Safari)) ホーム画面からアプリ「Safari」をタップすると開きます。 (iOSのバージョンによって見た目が異なります) iOS6以前のSafari iOS7のSafari 前回起動した時のWebページが表示されます。 29 アプリ紹介例(インターネット(Safari)) メール送信、お気に入り登録など WebサイトのURL(アドレス)入力欄 / 検索フィールド お気に入り・履歴など 戻った場合に1ページ進む iCloudで共有されたタブを表示 前のページに戻る 新しいタブを表示し 別のWebサイトを表示できる Webサイトが表示されるエリア 【ポイント】 各ボタンについて説明しても利用しなければ理解しにくいため、 Webページについて説明し、必要に応じてボタンなどの説明をすると良いでしょう。場合 によっては説明を省いても良いかもしれません。 30 アプリ紹介例(インターネット(Safari)) 2本指でピンチイン・ピンチアウトすることで、画面を拡大縮小して 表示することができます。 31 アプリ紹介例(コミュニケーション系/筆談パット) 画面の片側に書いた文字が、リアルタイムで反対側に表示されるアプリです。 筆談をする際、自分向きに書いてから相手に向け直す必要がないため便利です。 32 アプリ紹介例(コミュニケーション系/らくがきライブ) 他のiPadと画面を共有して、絵を描くことができるアプリです。 インターネットを利用して、離れた所にいる人と筆談でコミュニケーションを取ることができます。 (iPhone用のアプリなので、画面を拡大して利用すると大きい画面で描くことができます) 33 アプリ紹介例(コミュニケーション系/ Skype) Skypeはテキストによるチャットや通話のほか、ビデオ通話もできるアプリです。 聴覚障害者同士で手話を見ながらコミュニケーションをとることができ便利です。 相手との通信には、Skypeのユーザー登録と、通信先の登録が事前に必要です。 また、インターネット回線の速さなどにより画質やタイムラグに差が出ることがあります。 34 アプリ紹介例(コミュニケーション系/こえとら) 喋った言葉を文字に変換してくれたり、文字を音声で読み上げたりするアプリです(インターネット接続が必要 です)。読み上げる文章は自分で作成しておくこともできます。 手話ができない健常者と、聴覚障害者の方とのコミュニケーションをサポートするアプリです。 35 アプリ紹介例(コミュニケーション系/ UD手書き) 筆談を行うための機能と、音声を文字化する機能(有料オプション)がひとつになったアプリです。 聴覚障害者は筆談で、健常者は筆談と声(音声変換)でコミュニケーションを行うことができます。 36 アプリ紹介例(コミュニケーション系/指伝話) あらかじめ登録した文章を選択して音声で読み上げる アプリです。 文章は自分で登録することもできます。音声の種類は 男女それぞれ2種類あり、スピードやピッチの変更など 細かいカスタマイズも可能です。他言語の読み上げにも 対応しています。 37 アプリ紹介例(コミュニケーション系/しゃべって) 画面に手書きされた文字を認識し、音声で読み上げる アプリです。書いた文章を保存したり、画像として保存す ることもできます。 キーボード操作が苦手なユーザーにお勧めです。 38 アプリ紹介例(コミュニケーション系/手書き電話UD) 離れた相手とリアルタイムに手書きでコミュニケーションを 行うことができるアプリです(利用にはユーザー登録が必 要です)。 手書きでやり取りできるほか、キーボードによる入力や、 音声認識でのテキスト入力も可能です。 39 アプリ紹介例(映像系:ビデオ/Hulu) ビデオ Hulu iPadの標準アプリです。映画などの映像を見ることがで きます。閲覧にはアプリ「iTunes」から映画をダウンロー ドする必要があります(インターネット接続が必要)。 映画にはレンタルと購入の2パターンがあります(2015年2 月現在)。 月定額の料金を支払うことで、映画やドラマなどを見放 題で利用できるアプリです。閲覧にはインターネット接 続が必要になります。 ダウンロードした映画はインターネットがつながらない 場所でも閲覧することができます。 40 アプリ紹介例(写真系/カメラ) iPadの標準アプリです。iPadの前後に付いているカメラを使って写真や映像を撮影することができます。 (ズームの方法はピンチイン・ピンチアウト等で行いますが、iPadのバージョン等によって異なる場合があります。) フロントカメラとバックカメラの切り替え HDRの切り替え (明度差を自動調整した写真の出力を行う) シャッターボタン カメラ/ビデオ/スクエアの 切り替え(上下にフリックして 変更) 撮影した写真を確認 41 アプリ紹介例(写真系/写真) iPadの標準アプリです。カメラアプリで撮影した写真や動画を閲覧することができます。一覧で表示したり一枚 を大きく表示することもできます。 スライドショーを設定し、自動で写真が切り替わる機能もあるので、フォトスタンドとしても使用できます。 42 アプリ紹介例(電子書籍系/Kindle) Amazonで購入したKindle形式の電子書籍を読むことができます(電子書籍の購入にはインターネット接続が 必要です)。 文字の大きさや背景の色を変えたり、本文内の文章をキーワード検索できたりなど、普通の本にはない電子 書籍特有の機能が便利です。 栞(しおり)を設定 本の一覧ページへ戻る 各メニューなど 文字の大きさ、背景色、フォント、 表示の方法変更など 書籍内の進捗率 43 アプリ紹介例(手話系/実用日本手話) 実際の人物が様々な手話を実演表示してくれるアプリです。 このアプリの他にもアニメーションで手話を表示する「手話Station」や、震災関連の手話を人物が動画で実演 してくれる「手話で話そう 震災関連の手話編」等があります。 44 アプリ紹介例(手話系/ゲームで学べる手話辞典) たくさんの手話をアニメーションで確認できるアプリです。 アニメーションの角度や大きさは変更でき、手話の説明をテキストで 確認できます。手話を使ったクイズ形式のゲームもあり、楽しみながら 手話を学ぶことができます。 専門用語などを追加することもできます(有料)。 45 アプリ紹介例(インストール・購入系:App Store/iTunes) App store iTunes iPadで利用できるアプリをダウンロードできます。アプリ には有料と無料があります。有料のアプリ購入には ユーザー登録をしてクレジットカードを設定しておくか、 iTunesカードを購入して支払う方法があります。 音楽・映画・オーディオブックなどを購入することができ ます。購入にはユーザー登録をしてクレジットカードを 設定しておくか、iTunesカードを購入して支払う方法が あります。 クレジットカードを登録しておくと決済がスムーズです。 またiTunesカードはコンビニなどでも購入でき、クレジッ ト決済に不安のある方でも安心して利用することがで きます。 クレジットカードを登録しておくと決済がスムーズです。 またiTunesカードはコンビニなどでも購入でき、クレジッ ト決済に不安のある方でも安心して利用することがで きます。 46