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ソーシャル・ビジネス・アカデミーパンフレット2011

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ソーシャル・ビジネス・アカデミーパンフレット2011
KS(川崎・専修)ソーシャル・ 川崎市と専修大学が共同開講する、ソーシャル・ビジネスの
仕事をされている方、企業を退職される方やされた方、子育て
ど、一人ひとりがもっておられる豊かな社会経験を、ソーシャ
専修大学サテライトキャンパス
ソーシャル・ビジネスとは、市民自身が地域活性化、少子高齢
ビジネス手法の活用により継続的な活動として進めていく、新
当アカデミーは、5ヶ月間にわたり大学院レベルの講義と地域
供し、ソーシャル・ビジネスに取り組む人材を養成します。専
受講にあたっての予備知識は必要ありません。あなたの想いと
KS
とは
あなたの街にはどんなニーズ
地域の環境を
よくしたい
あなたの力で
川崎を ソーシ ャル・
日本を代表する工業都市川崎市も21世紀に
川崎では市民から企業まで、地域貢献に関わ
子育てしやすい
街にしたい
まさに、
ソーシャル・ビジネスという、社会の課
に生まれつつあります。
KSソーシャル・ビジネス・アカデミーは、専修大
題解決への知識・スキルを系統的に、第一線の
予備知識は不要です。街や生活の課題を実感
持つ男性の方々、向ケ丘遊園駅前の専修大学
そして学ぶ楽しさを再発見し、地域への眼を開
高齢者のための
サポートを充実したい
P01-02
ビジネス・アカデミーとは?
人材を育てる社会人向け大学院特別教育プログラムです。
中や子育てを終えた方、地域でボランティアをされている方な
ル・ビジネスに活かしませんか?
化、福祉、生涯教育、環境、貧困などの社会的課題の解決を、
しい事業のスタイルです。
や街の課題解決に取り組むNPOや企業での現場体験などを提
修大学サテライトキャンパス(向ヶ丘遊園駅前)が拠点です。
社会経験がすべてです。
(課題)がありますか???
退職後も
スキルを活かしたい
ビジネスのメッカに!
入って大きく変貌を遂げています。
る活動が花を開きつつあります。
題を地域自身で解決しようとするうねりが川崎
学と川崎市の力を結集して、問題発見から問
地域社会に
貢献したい
研究者・実務家が伝授する課程です。
している女性の方々も、豊かなビジネス経験を
サテライトキャンパスでお会いしましょう。
いてください。
KSソーシャル・ビジネス・アカデミー
アカデミー長
住民同士の
対話の場をつくりたい
徳田 賢二
経済学部教授
あなたのこれまでの経験を活かせる、
新たな活躍の場が待ってい
POINT_9
SYSTEM
現在働いておられる方や、主婦の方、定年
も通いやすく、多彩な魅力にあふれた向
で、じっくり学んでいただけます。
本アカデミーの講座の特長
専門的な
ノウハウ提供
多様な
ネットワーク
構築
●ソーシャル・ビジネ
ス(SB)、コミュニテ
ィ・ビジネス(CB)を
体系的に学べる
実習を通じた
実体験が可能
多彩な
講師陣
部分履修
コースも用意
●ソーシャル・ビジネス(SB)、コミュニティ・ビジネス(CB)
01
仕事帰りや家事の後
でも学べる時間帯
講義は主に夜間に行います
ので、仕事帰りの受講でも
修了可能です。
を体系的に学べます。(大学院設置の特別教育プログラム)
●SB、CBで起業したい方に専門的なノウハウを提供します。
●国内の第一線のSB、CBのリーダー・専門家とのネット
ワークづくりが可能です。
●多彩な講師陣による高度で専門的な講義・演習を体験で
きます。
●首都圏で活躍するNPO、企業リーダーの生の声を聞き、
実習を通じて実体験が可能です。
●忙しい方のために部分履修コースを用意しています。
忙しい方のために部分履修コース
スを用意しています。
04
専修大学生田キャンパスの
一部施設が利用可能
当アカデミー受講生の方
は、専修大学生田キャン
パスの図書館の利用が可
能です。
07
科目等履修(部分履修)
が可能 定員5名
仕事や子育てで忙しい方の
ために、科目別の部分履修
をすることができます。
P03-04
05
第一線の研究者や
実務家による講義
ソーシャル・ビジネスの第
一線で活躍する研究者や実
務家による講義が受けられ
ます。
専修大学と川崎市が、
「あなたの新たなキャリア」をバックアップ
ています。
MESSAGE
定年退職をされたシニアの方々など、誰にで
た向ケ丘遊園駅前「サテライトキャンパス」
現場講師からのメッセージ
前 KSコミュニティ・ビジネス・アカデミー
副アカデミー長
イギリス・レディング大学客員研究員
神原 理 商学部教授
02
03
幅広い世代との
交流・学びの機会
駅に隣接した交通至便な
サテライトキャンパス
異なる分野の講師や、幅広
い世代の受講生の方々との
交流が期待できます。
小田急線「向ヶ丘遊園」駅
に隣接した交通アクセスに
優れたキャンパスです。
06
初歩から専門までの
系統的な学習システム
第
実
れ
経験がなくても、系統的な
学習カリキュラムで専門レ
ベルの知識が身に付きます。
08
09
社会企業家の育成
川崎市のサポート
地域の課題に取り組む人材
を育成し、大学院特別教育
プログラムの履修証明書を
授与します。
起業・就業に向けて、川崎
市のさまざまな支援施策を
ご案内、個人相談によるサ
ポートもあります。
未来を考えるアカデミー
ソーシャル・ビジネスやコミュニティ・ビジネスの
中心的存在といえるNPO法人の数は、2010 年7月
末に4万を超え(内閣府 ・都道府県による認証
数)、コンビニエンス・ストアの店舗数(同年で約
4.2 万店)
と変わらない数になりました。他方、イギリ
スでは政府による認証団体(General Charities)
だけで約 17.1 万あり、約 66.8 万人が有給で雇用
され、その収益規模は約 4 兆 8000 億円と試算さ
れ て い ま す(NCVO:National Council for
Voluntary Organisations による 2010 年度の報
告書)。
その数値を裏付けるように、街には様々なチ
ャリティ・ショップ(社会・経済的課題の解決に取
り組むフェアトレードショップやリサイクルショップな
ど)が建ち並び、医療・福祉関連の事業の多くは
ボランティアで支えられています。午前中はオフィス
ワーク、午後はボランティアというライフスタイルも公
認されており、支援の輪を広げるためのイベントや
セミナーなどが全国各地で毎日のように開催されて
います。
統計上の数値や部分的な事象だけで海外との優
劣を論じることはできませんが、少なくとも我々はい
ま、様々な面で既存のライフスタイルや社会・経済
のあり方を見直すべき時期に立っていると思いま
す。
そう考えたとき、果たして我々は後生にどんな社
会を残してあげることができるのか。
ともに未来を考
える場がここにあります。
ソーシャル・ビジネスに必要なすべてが、
初歩からしっかり学べます。
開講期間
起業へむけた専門知識とスキルを養う実践的プログラム
開講曜日・時間帯
授業時間
火曜日・木曜日
第2時限 10:30∼12:00
第6時限 18:30∼20:00
第3時限 13:00∼14:30
第7時限 20:15∼21:45
第6時限∼第7時限
土曜日
第2時限∼第4時限
1
第4時限 14:45∼16:15
受 講 料
受講生
50,000円
科目等履修生(1科目)10,000円
なお、テキスト購入や保険代金の実費が別途、発生します。
〔導入課程〕
ソーシャル・ビジネスの概論、
川崎市の概要を学ぶ
講座名
2
〔共通課程〕
ソーシャル・ビジネスの起業・成長の
段階に必要なビジネス・スキルを学ぶ
講座名
1)ソーシャル・ビジネス入門
2)都市のまちづくり
3)地域におけるソーシャル・ビジネス〜現状と課題〜
4)地域と大学
5)グループワーク
3
募集人数
受講生 30名
科目等履修生 5名
〔応用課程〕
ソーシャル・ビジネスの本質と拡がり
(様々な領域、多様な形態など)を学ぶ
講座名
6)起業プラン
7)資金マネジメント
8)ビジネスモデルと組織戦略
9)立地の基礎戦略
10)広報・情報戦略
11)社会的事業におけるソーシャル・マネジメント
12)ソーシャル・ビジネスの現場視察
13)ソーシャル・ビジネスの成長戦略
14)ソーシャル・ビジネスと企業倫理
15)グループワーク
4
〔実践課程〕
自らのソーシャル・ビジネスを構想する
講座名
16)ベンチャービジネスと社会企業家
17)リレー講義〜市民ビジネス〜
18)リレー講義〜(川崎市提供)CSRとソーシャル・ビジネス〜
19)グループワーク
20)グループ指導
− 公開講座等(一般公開)
21)ソーシャル・ビジネス演習
①子育て支援(育児や教育など)
②高齢者支援
③障がい者支援
④商業の活性化支援
⑤農業の活性化支援
⑥地域交流や振興の支援(地域イベントや地域通貨など)
⑦地域の環境保全
⑧社会参画の支援
22)現場就業研修
※修了レポート(ビジネスプランやリサーチ・ペーパー)の作成
※開講予定科目は変更になる場合があります。
※本アカデミーは学位プログラムとは異なり、単位や学位が授与されるものではありません。
P05-06
KSソーシャル・ビジネス・アカデミーの前身となる
KSコミュニティ・ビジネス・アカデミー修了生からのメッセージ
NPO法人高津総合型スポーツクラブSELF
理事長
平口 和宏(第1期修了生)
総合型地域スポーツクラブの新しい時代
2010年8月26日に文部科学省から我が国のスポーツ施策の方向性を示す「スポーツ立国戦略」が発表されました。それによ
ると重点戦略の1番目に「総合型地域スポーツクラブを中心としたスポーツ環境整備」が謳われています。私が携わってい
るNPO法人高津総合型スポーツクラブSELFでは地域の人々や企業、学校などの協力を得て学校施設や地域施設を利用し、会
員制(受益者負担)によるクラブ運営を行っています。仕事や学校が終われば毎日子どもからお年寄りまで老若男女、クラブに集まりいろいろな
スポーツ、文化を親しみ、健康な生活を送っています。この様に自分たちの住む町のコミュニティとして新しい公共という観点において、行政に
依存するのではなく地域主導型の総合型地域スポーツクラブは23年5月現在、全国で3000以上の団体が活動しています。日本にも総合型地域スポ
ーツクラブの時代が到来したのです。私は、KSコミュニティ・ビジネス・アカデミーで、各分野で専門の教授からマネジメントを学び、NPO諸
団体での現場派遣研修では体験を通じて現場の生の声を聴くことができ有意義な研修でした。この経験を生かし今後は地域の社会問題(医療費の
削減・子どもの体力低下等)を解決する担い手になります。
ぜひ皆さんもコミュニティ・ビジネスを学び、ソーシャルアントレプレナーとして活躍することを期待しています。
高齢者対応デイサービス&コミュニティ・サロンさくらの丘
笠原 泰子(第2期修了生)
地域と共に育てる介護事業
私は、KSコミュニティ・ビジネス・アカデミー等で学んだ知識を生かして、第67回かわさき起業家オーディションで、生
涯進化するデイサービス&コミュニティ・サロンのとりくみについてプラン発表しました。当日は大変緊張しましたが
『KS等で習得した事を発表できれば大丈夫!』と自分に言い聞かせてトライ!結果は、なんと『かわさき起業家優秀賞』を
はじめ、5つの賞を受賞する事ができたのです。おかげ様で開業前にマスコミからの取材依頼がたくさん来て、頼んで記事にして頂くと100万円
はかかるような記事も先方からの依頼ですからお金がかからなくてすみました。多数の協力者も現れ、起業に大切な『人・もの・金』が揃い、
いざ開設!これらからも、KSアカデミー等で学んだ事や先生方、同期の方々のご恩を忘れず、がんばります。
NPO法人 リール
理事長 菊池 明美(第2期修了生)
笑いと学びで地域活性化
私は、地元でビーズ教室等を20年間運営してきたなかで、人と人との繋がりの大切さや楽しさがビジネスの基礎であると
考えてきました。一方で、落語会を毎月開催していく中で、特にお年寄りが笑顔で参加される姿を大切に思い、生き甲斐
を持ちながら楽しく生活できるよう応援したいと思うようになりました。
その頃、KSアカデミーでコミュニティ・ビジネスを学び、今まで自分が考えて来たこと、活動してきたことが学問的にも
時代の流れにも合致するものだと確信しました。そして、修了後、アカデミーの仲間たちと川崎市を本拠に、「NPO法人リール」を設立しまし
た。「リール」はフランス語で、「笑いと学び」を意味します。落語会、ビーズ教室等の文化・芸術の会を開催し、笑いと学びで、地域の活性化
に貢献したいと思っています。
KSアカデミーにはチャンスがあります。KSソーシャル・ビジネス・アカデミー受講を推薦いたします。
兵庫県豊岡市
副市長 真野 毅(第2期修了生)
新しい公共の世界への誘い
31年民間企業で働いた後、KSアカデミーで勉強をさせて頂き、卒業論文だと思って応募した公募で選ばれ、一昨年豊岡市
副市長に就任しました。ビジネスしか知らない会社人間に、社会の課題を学ぶ機会を頂いたKSアカデミーに感謝をしてお
ります。
KSアカデミーは、志を持つ定年予備軍と定年者に、社会の課題を解くために学びの場を与えた素晴らしいプログラムでした。学習の内容だけ
ではなく、志を共にする者が集まることで、できる励まし合いの場を提供してくれました。
国民一人一人が、社会の課題を自らの問題と考え、課題を解いていくソーシャル・ビジネスの助けが必要な時代となっています。社会の絆を取
り戻し、昔の日本にあった地域社会の共助の精神を再構築が必要です。多くのソーシャル・ビジネスがKS(川崎市・専修大学)アカデミーか
ら共創されるのを期待しています。新しい旅立ちに一歩踏み出せば、見える世界は変わってきます。是非我々の仲間に入ってください。
NPO法人 ぐらす・かわさき
塩沢 和美(第3期修了生)
地域のネットワーク作りに参画
地域で人と人のつながりを作り、いざというときに助け合えるネットワークを作りたい、と考えKSアカデミーに入学しま
した。地域の人が元気になる活動・社会をよくする活動を報酬を得ながら実現していくことは簡単ではないけれど、夢が
あります。KSアカデミーでの学びを通して「自分自身がそういうことをやるだけでなく、やっていこうとする人を応援
する仕事もしていきたい」と考えるようになり、修了後登戸でソーシャルビジネス支援をしているNPO法人ぐらす・かわさきのスタッフとなり
ました。昨年度は川崎のソーシャルビジネスの事業者を訪問しお話を伺い、冊子にまとめる仕事をしました。今年度はソーシャルビジネスの講
座を担当しています。KSアカデミーで学んだ修了生が大勢活躍し、川崎が本当の意味で豊かで暮らしやすい地域になることを願っています。
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