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工業系高等学校における IPv6 を 用いたユビキタス社会

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工業系高等学校における IPv6 を 用いたユビキタス社会
工業系高等学校における IPv6 を
用いたユビキタス社会実験研究
渡辺健次
佐賀大学
[email protected]
u-Japanに向けて全国へのフィールドの拡大と情報端末の多様化を行う
工業系高等学校等に於けるIPv6を用いたユビキタス社会実験研究の展開
佐賀大学 広島大学 広島市立大学
宮崎大学 大分大学 琉球大学
山梨県立大学 札幌医科大学
工業系高等学校などの生徒自身が IPv6 ネットワークを利用して、情報家電を含む様々
な情報端末がユビキタス社会の中で具体的にどのように役立つかを、自ら情報端末を作成し
実証的に開発研究を行う。次世代を担う若者が次世代ネットワークに直接取り組み、自分た
ちが生きる新しい社会の姿を自分たちで創り出す。
もくじ
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ユビキタス社会創造のための人材育成
きっかけ
プロジェクトの経緯
ネットワーク構成
プロジェクトの活動
考察
まとめと今後の展開
ユビキタス社会
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あらゆる生活家電品や情報機器がネット
ワークで結ばれ、その統合化されたシステ
ムが人々の生活に寄与することが期待さ
れている
実現されていること
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RFID、Wireless、センサー、etc..
これから創造される社会
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人材育成が重要
ユビキタス社会で必要なこと
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これまでの情報教育や情報化
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ユビキタス時代に求められること
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主にソフトウェアとその活用
大学の情報系学科が担ってきた
ハードウェアとソフトウェアの両方
ネットワーク
システム開発を行い社会に提言できる人材
情報系の大学では駄目かも。。。
きっかけ
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IPv6普及・高度推進協議会「IPv6アクセス
網及び情報家電による実証実験」
(2001年)
NetComさが推進協議会
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CATV網を利用したIPv6アクセス網の提供
運用面および利用面での実験・検証
工業高校とのコラボレーション
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「ものづくり教育」
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カリキュラムつくり
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工業高校教育の新しい流れ
教材の設定
実験実習を増やす
プロジェクト的な学習
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生徒が立案して進める
テーマを探していた
プロジェクトの経緯
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「工業高校におけるIPv6を用いたロボット遠隔操作
の実証実験」(2001、2002年)
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IPv6をポピュラーなテーマと組み合わせる
IPv6ネットワークによるロボットの遠隔操作
研究フィールド
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有田工業高校
多久高校
佐賀工業高校
(佐賀大学、NetComさが推進協議会)
何ができるかな?
ロボットの遠隔操作
写真は多久高校
プロジェクトの経緯
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「工業系高校におけるIPv6を用いたロボッ
ト遠隔操作環境実験および総合的除法家
電模型操作環境実現と遠隔操作実験に関
する研究開発」(2003年)
通信・放送機構「情報家電のIPv6化に関
する総合的な研究開発」
プロジェクトの経緯
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研究フィールド
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佐賀
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有田工業高校、多久高校、佐賀工業高校
唐津工業高校、塩田工業高校、鳥栖工業高校、
北陵高校
(佐賀大学、NetComさが推進協議会)
広島
„
„
広島市立広島工業高校、広島大学附属福山高校
(広島市立大学、広島大学)
プロジェクトの経緯
„
„
「工業系高等学校におけるユビキタス社会
実験研究プロジェクト」(2004年)
情報通信研究機構「情報家電のIPv6化委
託研究開発」
プロジェクトの経緯
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研究フィールド
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佐賀
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„
広島
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„
„
有田工業高校、多久高校、佐賀工業高校
唐津工業高校、塩田工業高校、鳥栖工業高校、北陵高校
(佐賀大学、NetComさが推進協議会)
広島市立広島工業高校、広島大学附属福山高校
(広島大学、広島市立大学)
宮崎
„
„
宮崎工業高校、都城工業高等専門学校
(宮崎大学)
工業系高等学校におけるIPv6を用いたユビキタス社会実験研究
佐賀大学 広島大学
広島市立大学 宮崎大学
本研究開発では、工業系高等学校の生徒がIPv6を用いて、ユビキタス社会で実現するであろう情報家電を含む
情報端末が、社会の中で具体的にどのように実現可能であるかを、実際に自ら情報端末を作成し検証し、実証的
に開発研究を行う。 次世代を担う現在の若者が次世代ネットワークに直接取り組み、自分たちが生きる社会の
姿を自分たちで創り出すこと、に参画することになる。
プロジェクトの経緯
„
„
「u-Japanに向けて全国へのフィールドの
拡大と情報端末の多様化を行う工業系高
等学校等に於けるIPv6を用いたユビキタ
ス社会実験研究の展開」(2005年)
情報通信研究機構「情報家電のIPv6化委
託研究開発」
プロジェクトの経緯
„
研究フィールド
„
佐賀
„
„
„
有田工業高校、多久高校、
佐賀工業高校、塩田工業高
校、鳥栖工業高校
(佐賀大学)
„
広島市立広島工業高校、広
島大学附属福山高校
(広島大学、広島市立大学)
宮崎
„
„
宮崎工業高校、都城工業高
等専門学校、延岡工業高校
(宮崎大学)
大分
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„
沖縄工業高等専門学校、沖
縄県立浦添工業高等学校
(琉球大学)
山梨
„
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„
緒方工業高等学校
(大分大学)
沖縄
„
広島
„
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„
甲府工業高等学校
(山梨県立大学)
北海道
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釧路工業高等専門学校
(札幌医科大学)
オブザーバ
NiCT
中央省庁等
U18IPv6ユビキタス社会創造推進協議会(略称: U18IPv6u)
会長:近藤弘樹
アドバイザー
企画・管理・運営
(協議会・幹事会・委員会)
事務局
助言組織
幹事会
・東京大学 情報理工学系研究科
教授 江崎 浩
・NetComさが推進協議会
・中国・四国インターネット協議会
・宮崎地域インターネット協議会
・財団法人 ハイパーネットワーク社会研究所
・沖縄インターネットエクスチェンジ接続研究会
・沖縄インターネット協議会
・山梨地域情報ネットワーク相互接続機構
・北海道地域ネットワーク協議会
・情報通信研究機構
北九州IT研究開発支援センター
副センター長 広岡 淳二
委員会
研究開発推進(U18IPv6u会員)
U18IPv6u会員)
佐賀大学
佐賀県立有田工業高等学校
佐賀県立多久高等学校
佐賀県立佐賀工業高等学校
佐賀県立鳥栖工業高等学校
佐賀県立塩田工業高等学校
広島大学
広島大学附属福山中・高等学校
広島市立大学
広島市立広島工業高等学校
宮崎大学
宮崎県立延岡工業高等学校
宮崎県立宮崎工業高等学校
都城工業高等専門学校
大分大学
琉球大学
大分県立緒方工業高等学校
沖縄県立浦添工業高等学校
沖縄工業高等専門学校
山梨県立大学
山梨県立甲府工業高等学校
札幌医科大学
釧路工業高等専門学校
実証フィールド(実証推進校)
賛助会員、企業・団体
Japan Gigabit Network2
IPv6 Network
NetComさが
推進協議会
JGN2 AP
九州-4
佐賀大学
広島市立大学
広島大学
宮崎大学
JGN2 AP
関東-12
JGN2 AP
沖縄-1
JGN2 AP
九州-7
JGN2 AP
九州-8
JGN2 AP
中国-5
JGN2 AP
北海道-2
豊の国
ハイパー
ネットワーク
琉球大学
県開放型
研究開発センター
北海道地域
ネットワーク協議会
ーバ
Nサ
VP
N
VP ン ト
イア
クラ
N
VP ント
イア
ータ
ル
クラ
高校内
IPv6 network
高校内
IPv6 network
高校内
IPv6 network
塩田工業高校
鳥栖工業高校
広島工業高校
N
VP ント
イア
クラ
N
V P ント
イア
クラ
N
VP ン ト
イア
クラ
高校内
IPv6 network
高校内
IPv6 network
高校内
IPv6 network
有田工業高校
多久高校
佐賀工業高校
大分大学
SuperCSI
宮崎情報
(地域イーサ
ハイウェイ21 NOC
VLAN)
山梨県立大学
札幌医科大学
フレッツ網
ータ
タ
ルー
ータ
タ
ルー
タ
ルー
タ
ルー
タ
ルー
ルー
高校内
IPv6 network
高校内
IPv6 network
高校内
IPv6 network
高校内
IPv6 network
高校内
IPv6 network
高校内
IPv6 network
高校内
IPv6 network
高校内
IPv6 network
高校内
IPv6 network
宮崎工業高校
都城工業高等
専門学校
緒方工業高校
沖縄工業高等
専門学校
浦添工業高校
甲府工業高校
釧路工業高等
専門学校
広島大学附属 延岡工業高校
福山中学校・高校
タ
ルー
タ
ル
ル
プロジェクトの活動
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高校生が自ら考えてシステムを開発
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工業高校の力
大学は
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ネットワーク構築や知識供与
開発したシステムの利用・検証
プロジェクトの活動事例
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„
次世代高度ネットワーク九州地区推進協議
会:“九州 JGNII シンポジウム in さが~これらか
のユビキタスネットワーク社会を目指して~”
2004年12月15日(水)
会場
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佐賀会場(メイン会場)
広島会場
宮崎会場
全体構成イメージ図
大手町:
映像配信 NICT本部
佐
賀
A
P
映像配信*3台
メイン会場 実験デモ
JGNⅡ
映像配信*3台
JGNⅡ(IPv6)
映像配信
宮崎会場
実験デモ
仮想ipv6網
47
インターネット
映像配信
広島会場
実験デモ
仮想網(Ipv6,映像配信)
映像配信
実験デモ
多久高校
映像配信
実験デモ
佐賀工業高
校
映像配信
実験デモ
有田工業高
校
IPv6網
映像配信網
プロジェクトの活動事例
„
„
http://www.kitaqit.nict.go.jp/%7Ejgn2kyu/saga_d1215.h
tm
ビデオをどうぞ
考察
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ユビキタス時代の人材育成
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ユビキタスは多様
ユビキタス社会は自分たちで創り出すもの
高校生は未来のユビキタス社会の主役
次の時代を担う高校生が、次世代インター
ネットプロトコルIPv6を用いて、ユビキタス
社会をイメージし、システムを作成し、自ら
取り組む
考察
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工業系高校の役割
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ユビキタス研究にはソフトウェアだけでなく
ハードウェアも総合した取り組みが必要
工業系高校には学科を横断することでハード
ウェアとソフトウェアの両方が揃っている
ソフト・ハードの両面から設備、機材、知識を
用意することができる
新たな工業系高校の形態を示唆
考察
„
IPv6の意義
„
テーマとしての意義
„
„
未知の最先端技術に取り組む期待と意欲
技術的意義
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ユビキタスネットワークを実現する技術
考察
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高大連携
地域貢献
u-Japanに向けて全国へのフィールドの拡大と情報端末の多様化を行う
工業系高等学校等に於けるIPv6を用いたユビキタス社会実験研究の展開
佐賀大学 広島大学 広島市立大学
宮崎大学 大分大学 琉球大学
山梨県立大学 札幌医科大学
工業系高等学校などの生徒自身が IPv6 ネットワークを利用して、情報家電を含む様々
な情報端末がユビキタス社会の中で具体的にどのように役立つかを、自ら情報端末を作成し
実証的に開発研究を行う。次世代を担う若者が次世代ネットワークに直接取り組み、自分た
ちが生きる新しい社会の姿を自分たちで創り出す。
今後の予定
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四国JGNⅡセミナー「教育現場でのインターネット
の利用」
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九州JGNⅡシンポジムin宮崎
„
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11/25(金)
高知医療センター
2005年12月16日(金)
宮崎
JGNⅡシンポジウム
„
„
2006年1月18日(水)、19日(木)
仙台
工業系高等学校におけるIPv6を
用いたユビキタス社会実験研究
(佐賀大学)近藤弘樹、渡辺健次、大谷誠、田中久治、江頭広幸、(広島大学)相原玲二、西村浩二、
近堂徹、藤田貴大、(広島市立大学)前田香織、河野英太郎、岸田崇志、上浦大智、(宮崎大学)高
岸邦夫、中國真教、園田誠、松澤英之、(大分大学) 宇津宮孝一、吉田和幸、西野浩明、賀川経夫、
(琉球大学) 玉城史朗、長田智和、(山梨県立大学) 八代一浩、大西康雄、(札幌医科大学) 辰巳
治之、明石浩史、大西浩文、新見隆彦、戸倉一、(有田工業高校)中村隆敏、山田成仙、吉永伸裕、
山口史倫、杉谷直樹、下野常男、(佐賀工業高校)剣菱裕、末次孝文、(多久高校)山下利秀、見浦
浩徳、井手三男、野崎良二、小川高明、(鳥栖工業高校)坂井欣吾、徳永智康、辻雅也、(塩田工
業高校)平川秀樹、(北陵高校)増田典光、(広島市立広島工業高校)谷口和久、金田龍之、(広島
大学附属福山中・高校)平賀博之、(都城工業高等専門学校)上野純包、小森雅和、樋渡幸次、中
村義和、(宮崎工業高等学校)東浩司、毛上卓也、富山隆志、(ネットコムさが推進協議会)西村龍
一郎、緒方俊彦、(古賀製作所)古賀正男、古川豊、(アボック)長友信裕、岩崎護、藤野省一郎、
(宮崎情報ハイウェイ21NOC)井上英之、富岡猛、近藤博則、(内田洋行) 大久保昇、伊藤博康、山
田智之
謝辞
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通信・放送機構「IPv6アクセス網及び情報家電による実
証実験」(2001年)
通信・放送機構「工業高校におけるIPv6を用いたロボット
遠隔操作環境実現とロボット遠隔操作実験および総合的
情報家電模型操作環境実現と遠隔操作実験に関する研
究開発」(2003年度)
情報通信研究機構「工業系高等学校におけるIPv6を用
いたユビキタス社会実験研究」(2004年度)
情報通信研究機構「u-Japanに向けて全国へのフィール
ドの拡大と情報端末の多様化を行う工業系高等学校等
に於けるIPv6を用いたユビキタス社会実験研究の展開」
(2005年度)
Fly UP