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平成27年度 高圧ガス保安協会

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平成27年度 高圧ガス保安協会
経済産業省委託事業
平成27年度
地方都市ガス事業天然ガス化促進対策調査(ガ
ス工作物技術基準適合性評価等(都市ガス事故
事例の原因等の分析等))に係る調査報告書
平成28年3月
高圧ガス保安協会
目
次
1.事業目的 ------------------------------------------------------------
2
2.事業実施概要 --------------------------------------------------------
2
2.1
事業実施概要 -----------------------------------------------------
2
(1) 事故事例データの入力等--------------------------------------------
2
(2) 事故事例データの分析等--------------------------------------------
2
3.事故事例データの入力等 ----------------------------------------------
3
3.1
都市ガス事故情報の集計 -------------------------------------------
3
(1) 事故集計表 -------------------------------------------------------
3
3.2
都市ガス事故情報のデータベース化 ---------------------------------
6
3.3
事故情報の整理 ---------------------------------------------------
6
4.事故事例データの分析等 ----------------------------------------------
7
4.1
平成27年の事故発生状況 -----------------------------------------
7
4.2
事故発生状況の分析(排ガス中毒に関する事故)----------------------
9
4.3
事故発生状況の分析(排ガス中毒に関する事故の防止)----------------
10
4.4
事故発生状況の分析(業務用施設に関する事故)----------------------
15
4.5
事故発生状況の分析(業務用施設に関する事故の防止)----------------
18
4.6
典型事故の類型結果、消費事故の特徴、消費事故件数の推移 -----------
21
4.7
今後特に注意を要する事故事例とその防止 ---------------------------
37
4.8
平成27年消費事故概要 -------------------------------------------
42
(1) 事故集計表 -------------------------------------------------------
42
(参考1)
消費機器の区分について --------------------------------------
108
(参考2)
ガス栓・接続具等の写真 --------------------------------------
125
(参考3)
BF式ふろがまの異常着火事故と安全対策について ---------------
151
(参考4)
ガス事業法に基づくガス製造に関する事故集計表 ----------------
156
(参考5)
ガス事業法に基づくガス供給に関する事故集計表 ----------------
157
1
1.事業目的
需要家等(一般消費者等)に対して都市ガスの安全使用等に関する広報内容の検討に
必要なガス消費機器等による事故事例の原因等の分析等を行う。ガス消費機器等による
事故事例データを整備し、事故原因等の類型化を行うことで、国として需要家等に向け
た効果的な再発防止策を検討することが可能となり、総合資源エネルギー調査会都市熱
エネルギー部会ガス安全小委員会において取りまとめられたガス安全高度化計画(平成
23年5月)にて掲げられた「死亡事故をゼロにする」という安全高度化目標の達成を
目指す。
このため、ガス消費機器等による事故事例データを事故事例データベースに入力等を
行うとともに、事故原因等の分析、再発防止のための対策及び発生頻度の高い典型事例
の類型化等を検討し、取りまとめる。
2.事業実施概要
2.1
事業実施概要
(1) 事故事例データの入力等
ガス事業者及び準用事業者がガス事業法施行規則第112条の規定に基づき、平成
27年に発生し、国に報告したガス消費機器等によるガス事故速報及びガス事故詳報
を同室から受け取り、平成26年度の当該調査で事故事例データの入力等を行った事
故事例データベースにイメージデータとして保存するとともに、その保存したイメー
ジデータの中から必要な事故事例データを当該事故事例データベースに入力等を行っ
た。
(2)
事故事例データの分析等
産業構造審議会保安分科会ガス安全小委員会で公表される都市ガス事故について使
用するデータを取りまとめた。取りまとめに当たっては、普遍の事故であるか、特殊
な事故であるか、発生頻度の高い典型的事故事例等を類型化し、その原因等について
分析を行った。
また、以下の①~②について検討を行った。検討結果を(1)の事故事例データベー
スに入力し、当該事故事例データベースによる分析結果を事業報告書として取りまと
めた。
①一般ガス、簡易ガス、LPガスの区分によらない統一的な事故原因等の分析や、再
発防止のための効率的な対策
②事故発生の普遍性及び特殊性を勘案した発生頻度の高い典型事例(事故の原因や再
発防止策等)の類型化
2
3.事故事例データの入力等
3.1 都市ガス事故情報の集計
(1) 事故集計表
ガス事業法に基づくガス消費機器に関する事故集計表
1.年別及び月別事故(累計)件数
年
月
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
合 計
18年
19年
20年
21年
22年
23年
24年
25年
26年
27年
8
17
16
25
11
27
36
41
40
31
8
4
17
13
12
6
11
20
9
107
10
117
15
132
23
155
7
104
10
114
12
126
10
136
12
148
12
109
14
123
11
134
17
151
24
175
26
201
155
148
162
201
291
+ 89.0
▲ 4.5
+ 9.5
+ 24.1
+ 44.8
21
6
52
10
62
20
82
82
対前年比
+ 74.5
(%)
98
97
60
20
80
10
76
92
6
46
16
9
11
64
67
81
32
5
13
85
12
102
7
109
11
120
12
132
14
146
16
162
66
27
41
31
47
80
17
[注] 下線部分は各月の累計件数。
3
41
16
40
17
29
80
26
106
13
119
21
140
24
164
19
183
13
196
28
224
26
250
26
276
86
20
106
40
146
40
186
77
263
58
321
53
374
77
451
67
518
57
575
63
103
40
143
38
181
39
220
35
255
36
291
25
316
21
337
28
365
30
395
41
436
276
575
436
54
97
58
9
15
9
20
36
27
27
27
52
12
27
90
24
5
35
38
55
11
3
16
17
13
11
19
104
28
132
17
149
26
175
19
194
30
224
23
247
21
268
23
291
20
4
25
41
14
25
10
9
30
18
2
16
63
57
31
27
58
16
74
22
96
19
115
15
130
14
144
28
172
27
199
14
213
25
238
31
269
269
▲ 5.2 + 108.3 ▲ 24.2 ▲ 38.3
2.年別事故件数及び死傷者数
年
18年
19年
20年
21年
22年
23年
24年
25年
26年
27年
82
155
148
162
201
291
276
575
436
269
2
4
4
3
1
0
0
0
1
1
42
32
61
27
23
14
14
3
16
13
19
24
22
21
11
14
22
10
19
12
項目
件 数
死者(人)
中毒(人)
負傷(人)
3.排ガス中毒年別事故件数及び死者・中毒者数
年
18年
19年
20年
21年
22年
23年
24年
25年
26年
27年
13
15
20
14
9
8
2
1
9
5
1
4
1
2
1
0
0
0
1
1
39
31
61
27
23
14
14
3
16
13
18年
19年
20年
21年
22年
23年
24年
25年
26年
27年
65
139
128
146
191
283
273
574
427
264
排ガス中
毒
12
15
20
14
9
8
2
1
9
5
生ガス中
毒
2
1
0
1
0
0
0
0
0
0
酸欠・その
他・不明
3
0
0
1
1
0
1
0
0
0
82
155
148
162
201
291
276
575
436
269
項目
件 数
死者(人)
中毒(人)
4.現象別事故件数
年
項目
漏えい着火
合 計
4
5.発生箇所別事故件数
消費機器区分
ガス栓
迅速継手
ホースエンド
その他
不明
ゴム管
迅速継手あり
迅速継手なし
ガスコード
18年
10
1
6
3
0
15
4
11
3
19年
15
4
9
2
0
19
7
12
7
20年
18
2
12
4
0
22
11
11
7
21年
19
11
6
2
0
32
9
23
4
22年
19
6
8
5
0
34
14
20
7
23年
23
7
8
8
0
26
10
16
6
24年
26
8
14
4
0
24
6
18
6
25年
15
3
9
3
0
27
11
16
6
26年
23
7
8
8
0
36
20
16
5
27年
18
7
9
2
0
21
11
10
7
合計
186
56
89
41
0
256
103
153
58
ガスストーブ
1
1
1
0
0
0
0
0
0
0
3
家庭用こんろ
0
2
2
2
0
1
2
8
2
11
30
家庭用レンジ
6
8
6
8
10
11
9
12
18
11
99
家庭用オーブン
0
0
0
0
0
3
0
0
1
1
5
家庭用オーブンレンジ
1
3
1
4
3
0
3
5
4
1
25
家庭用炊飯器
0
0
2
1
3
0
0
0
0
0
6
その他家庭用
1
1
0
2
2
1
0
2
0
0
9
風呂釜
BF式
CF式
CF式(浴室外設置)
FF式
RF式
瞬間湯沸器(12kW超)
CF式
BF式
FE式
FF式
RF式
瞬間湯沸器(12kW以下)
開放式
FE式
FF式
その他湯沸器
13
5
1
1
0
6
8
1
0
4
0
3
3
3
0
0
0
49
19
3
2
0
25
17
3
0
2
3
9
5
5
0
0
2
35
19
5
2
0
9
19
2
1
1
0
15
3
3
0
0
0
42
28
7
1
0
6
20
0
1
2
3
14
6
4
0
2
0
57
47
3
2
0
5
25
1
2
1
5
16
8
6
1
1
0
112
91
9
5
0
7
47
0
0
2
10
35
12
5
0
7
0
110
91
1
9
0
9
39
1
3
1
6
28
25
7
0
18
0
91
73
2
11
1
4
69
2
0
1
5
61
314
8
0
306
0
95
72
2
11
0
10
90
1
0
0
8
81
117
1
0
116
1
66
53
5
5
0
3
59
0
0
2
8
49
30
4
0
26
2
670
498
38
49
1
84
393
11
7
16
48
311
523
46
1
476
5
業務用燃焼器
業務用こんろ
業務用レンジ
業務用オーブン
業務用オーブンレンジ
業務用めんゆで器
業務用フライヤー
業務用食器洗浄機
業務用その他
工業用燃焼器
11
0
1
1
6
0
0
0
3
1
9
0
0
2
3
0
0
3
1
1
18
0
0
4
2
5
0
2
5
1
13
1
0
1
3
3
1
3
1
0
11
1
0
0
5
0
1
1
3
1
17
2
2
4
1
3
0
1
4
4
12
2
1
3
3
1
0
1
1
1
10
0
1
1
3
1
0
0
4
2
19
1
0
2
5
4
0
2
5
3
19
2
3
0
6
1
0
1
6
0
139
9
8
18
37
18
2
14
33
14
接続具
ガス栓用プラグ
スリムプラグ
器具用ソケット
ホースエンドアダプター
異形継手
三叉継手
金属可とう管等
強化ガスホース
金属可とう管
金属管
その他
不明
合計
4
1
1
0
2
0
0
2
1
1
0
1
2
82
5
0
2
3
0
0
0
8
3
3
2
0
3
155
7
1
0
1
4
1
0
4
3
0
1
0
2
148
7
0
1
5
1
0
0
2
0
1
1
0
0
162
12
2
2
4
4
0
0
8
3
4
1
0
1
201
19
1
5
5
7
0
1
8
2
6
0
0
1
291
7
1
0
3
3
0
0
8
1
7
0
0
4
276
9
1
0
3
5
0
0
3
3
0
0
0
2
575
10
2
1
6
1
0
0
12
4
7
1
0
0
436
10
2
2
6
0
0
0
13
4
7
2
0
0
269
90
11
14
36
27
1
1
68
24
36
8
1
15
2595
5
3.1
都市ガス事故情報のデータベース化
ガス事業法に基づき経済産業省に報告された事故情報と過去の事故事例との類似
性及び関連性について分析するためには過去の事故事例がデータベース化されてい
ることが必要となる。
このため、事故詳報を画像データとして保存し、事故分類の情報とともにリンク
付けした事故事例データベースを作成することとした。当該事故事例データベース
により、特定のガス消費機器に関する類似の事故事例をLPガス・都市ガスに関わ
らず過去にさかのぼって出力することが可能である。
また、当該データベースは、データベース構造の迅速設計機能、検索機能、集計
及び出力等の分析機能を搭載しており、例えば、事故の現象ごと、器具の種類ごと、
発生時間ごとといった複数の切り口に対して事故件数を集計することができる。
平成27年分の事故情報を事故事例データベースにデータ入力し、過去の事故事
例との類似性・関連性に注目して事故の対策を検討することとした。
3.2
事故情報の整理
事故事例データベースには、事故の検索集計機能及び出力機能を持たせることと
した。当該機能により、Excel 上で作成した事故情報公表用フォーマットへ検索集
計結果を一括出力することが出来る。また、出力したいデータをあらかじめフォー
マットとして作成しておき、データベース検索条件内にて検索集計結果の出力位置
を指定すれば、簡便な操作により検索結果は一括で出力される。さらに、フォーマ
ット、検索集計条件及び出力条件を保存しておけば、常に最新の情報でフォーマッ
トを更新することが出来る。
当該事故事例データベースにより事故情報の分析を行い、事故情報を公表するた
めの事業報告書を取りまとめることとした。
6
4.事故事例データの分析等
本章では、事故事例データベースに入力した情報を基に、事故事例データの分析を実
施した。
なお、事故事例データの分析に際しては、「一般ガス、簡易ガス、LPガスの区分に
よらない統一的な事故原因等の分析や、再発防止のための効率的な対策」を検討するた
め、高圧ガス保安協会が実施したLPガスの消費先における実態調査結果を基に対策を
取りまとめた。
また、「事故発生の普遍性及び特殊性を勘案した発生頻度の高い典型事例(事故の原
因や再発防止策等)の類型化」のため、過去5年間の事故についてその発生要因を類型
化した。
4.1
平成27年の事故発生状況
①事故件数推移
平成27年の消費事故件数は269件となり、平成26年と比較して167件の
減少となった。平成25年からレンジフード型FF式湯沸器の機器製作不完全によ
る事故が数多く発生したため、事故件数の多い状態が続いていたが、平年並みの事
故発生件数に戻った。
図4.1.1
事故件数推移
7
②死傷者数推移
平成27年の死者数は1名となった。また、一酸化炭素中毒者数が13名とな
り、昨年よりも3名減少した。負傷者数は12名となり、昨年と比較して7名減
少した。
人
数
70
700
60
600
50
500
40
30
400 事
故
件
300 数
20
200
10
100
0
18
年
19
年
20
年
21
年
22
年
23
年
24
年
25
年
26
年
27
年
死者(人)
2
4
4
3
1
0
0
0
1
1
中毒(人)
42
32
61
27
23
14
14
3
16
13
負傷(人)
19
24
22
21
11
14
22
10
19
12
件
82
数
0
155 148 162 201 291 276 575 436 269
図4.1.2
死傷者数推移
③消費事故の動向
消費段階事故は、近年(平成21年以降)その件数は増加傾向にあり、平成2
5年は前年に比べ2倍以上に増加したが、平成26年は前年に比べ26%程度減
少し、平成27年は前年に比べ38%程度減少している。平成25年から平成2
7年の増減は、FF式レンジフード型給湯器のケーシング変形による事故件数の
増減が主な要因である。なお、本件は、ガス事業者および機器メーカーが積極的
に点検部品交換を実施している過程で多く発見されたもので、事故原因は当該機
器のガス開閉弁の故障(経年劣化)により、機器内に滞留した未燃ガスへの異常
着火によるものと推定されている。死傷者を伴う事故については、平成23年か
ら平成25年までは死亡事故は発生しなかったが、平成26年には1件発生(一
酸化炭素中毒事故)し、平成27年にも1件発生(一酸化炭素中毒事故)してい
る。一酸化炭素中毒事故は前年より4件減少している。
8
4.2
事故発生状況の分析(排ガス中毒に関する事故)
排ガス中毒事故は重大事故につながりやすいことから、発生場所と発生要因につ
いて取りまとめることとした。
①排ガス中毒事故の発生場所及び件数
表4.2.1 排ガス中毒事故の発生場所及び件数
場所
住居
要因
H23 H24 H25 H26 H27 合計
給排気設備異常(給排気口閉塞(養生))
0
0
0
1
0
1
給排気設備異常(給排気口閉塞)
0
0
0
0
1
1
給排気設備異常(排気屋内流入)
0
0
0
1
0
1
給排気設備異常(風圧)
0
0
1
0
0
1
給排気設備異常(囲い込み)
0
0
0
0
1
1
消費者の不安全行動
0
0
0
2
0
2
不明
0
0
0
0
1
1
0
0
1
4
3
8
給排気設備異常(スイッチの入れ忘れ)
2
1
0
1
0
4
給排気設備異常(その他)
0
1
0
0
0
1
給排気設備異常(給排気口閉塞)
1
0
0
0
1
2
給排気設備異常(故障または能力低下)
1
0
0
1
0
2
劣化・腐食
1
0
0
0
1
2
5
2
0
2
2
11
給排気設備異常(施工方法不良)
0
0
0
1
0
1
給排気設備異常(防火ダンパー作動)
0
0
0
1
0
1
劣化・腐食
1
0
0
0
0
1
1
0
0
2
0
3
給排気設備異常(排気屋内流入)
0
0
0
1
0
1
給排気設備異常(スイッチの入れ忘れ)
1
0
0
0
0
1
給排気設備異常(排気筒外れ)
1
0
0
0
0
1
小計
2
0
0
1
0
3
合計
8
2
1
9
5
25
小計
飲食店
小計
学校
小計
その他
過去5年の排ガス中毒事故の発生場所及び件数を見ると、住居における事故が
8件であるのに対し、業務用施設における事故が11件であった。業務用施設の
数が住居より少ないため、事故発生率が高い。特に業務用厨房における事故が多
い。
9
業務用厨房においては、レンジフードが汚れにより目詰まりし、風量が低下する
事例やスイッチを入れ忘れる事例が多い。高圧ガス保安協会が実施した厨房の実態
調査においてスイッチ周りが煩雑になっている事例が報告され、スイッチを入れ忘
れにつながる要因の1つと考えられる。
また、燃焼器の劣化による事故も発生しており、メンテナンスが不足しているも
のと考えられる。
4.3
事故発生状況の分析(排ガス中毒に関する事故の防止)
業務用施設における事故が多く報告されており、高圧ガス保安協会が実施したL
Pガス消費先の業務用施設態調査においても、メンテナンス不足の状態で燃焼器を
使用し続けている実態が明らかとなっている。ガス種が異なっていても消費者の行
動は変わらないため、当該調査結果を基に排ガス中毒に関する事故の防止について
取りまとめた。
①給気設備の不足
建物の建設当初から厨房として設計されている場合には給気設備が足りている
ことが多かった。テナントとして厨房が入居した場合には給気設備が足りない事
例が多く、窓や勝手口を給気口として使用していた。周知用リーフレットを使用
しながら厨房関係者に説明すると、排気設備の重要性については理解しているも
のの給気設備の必要性を理解していない事例が多かった。
このため、給気と排気のバランスについて周知用リーフレットを利用しながら
厨房関係者と会話することで、より一層の効果が期待できる。
②給排気設備のスイッチ周りの整頓
給排気設備のスイッチ周りの整頓については大抵の厨房は整頓がされているよ
うであった。整頓がなされていない厨房もあったが、販売事業者による説明は概
ね理解されていた。
また、今回の調査開始前の説明会では、今までスイッチ周りの整頓が重要だと
10
は考えたことが無かったとの話が出てくることが多かったため、スイッチ周りの
整頓がなされていないとスイッチの入れ忘れにつながるとということを教育する
ことが必要である。
③給気設備の清掃
給気設備は外気を吸うところであるため油汚れが少なく、排気設備と比較して
清掃し易いようであった。調査に携わったLPガス販売事業者によると、現地で
困らないように写真で示すような清掃道具を常備しておくと便利であるとのこと
であったため、社内でもどのような道具を揃えておくべきか議論をしておく必要
がある。
給気口清掃の様子
清掃については、油汚れを放置するとレンジフード火災につながることを知ら
ない厨房関係者が多い。このため、清掃の必要性について周知用リーフレットを
利用しながら厨房関係者と会話することで、より一層の効果が期待できる。
④排気設備の不足
今回の調査では排気設備が設置されていない事例が多く発見されている。燃焼
器の上にレンジフードが設置されていない事例であるが、レンジフードの余裕が
無い上、棚が作られており、改善を求めたがレンジフードを買い換えないとなら
ないため、説得に時間が必要であった。一方、レンジフードに余裕がある事例で
は、オーブンを横にずらすだけで済むことから厨房関係者から簡単に承諾を得る
ことが出来た。
いずれの場合も事業者の知らないところで機器が設置されているため、機器設
置時というタイミングを逃すと、レンジフードの設置をして貰えない可能性が高
まってしまう。
11
レンジフードからはみ出たレンジ
レンジフードが上に無いオーブン
⑤誤った使い方による排気不良
写真はオーブンの上に調理器具が乗っている事例であるが、排気口を完全に塞
いでしまうと不完全燃焼を起す可能性がある。また、オーブンの排熱は高温であ
るため、火災を引き起こす可能性もある。
オーブン上の調理器具
12
このため、業務用厨房機器の使用方法について周知用リーフレットを利用しな
がら厨房関係者と会話することで、より一層の効果が期待できる。
⑥排気設備の清掃
写真は汚れた排気設備の事例であるが、給気設備と比較して油汚れが多いため
清掃が困難になっているものが多い。また、汚れが進行してしまい自分では清掃
する気が無くなってしまっていることが多いため、汚れが進行する前にこまめな
清掃を心掛けるよう周知する必要がある。
汚れた換気扇
屋外の排気出口まで油が垂れている場合には、ダクトの内部は更に酷い状態と
なっていることが推定できる。聞き取り調査では、屋外から排気口の様子を観察
すると厨房の状況がある程度想像できるという話があった。
汚れた屋外排気出口
13
調査時には燃焼器周りに付着した油に引火した火災の事例が報告されており、
火災を引き起こさないためにも厨房の清掃が必要であると周知する必要がある。
平成24年度に実施したLPガスに関する広報事業において、レンジフードの
汚れを放置していると火災につながるとの周知用チラシを作成したところ、反響
が大きかったことから、油に燃え移って火災が発生することを知らない厨房関係
者が多いことが予想される。このため、給排気の説明だけではなく、火災も含め
て清掃を怠ることの危険性を伝えることで、より一層の効果が期待できる。
レンジ周りの油に引火した跡
⑦燃焼器のメンテナンス
写真は劣化により不完全燃焼を起こした燃焼器の事例であるが、調査時には異
常があると認識していても継続して使用する事例が多く報告された。
燃焼器の劣化
14
このため、日々の清掃の必要性と異常を感じた際にはメンテナンスが必要であ
ることについて周知用リーフレットを利用しながら厨房関係者と会話すること
で、より一層の効果が期待できる。
4.4
事故発生状況の分析(業務用施設に関する事故)
排ガス中毒を取りまとめると業務用施設における事故の多いことが判明したため、
飲食店、食堂、学校給食室、工場等、旅館、その他の商業施設、美容院及び理容院を
業務用施設と定義し、業務用施設の事故件数について取りまとめた。
①業務用施設における事故現象別内訳
表4.4.1 業務用施設における事故現象別内訳
現象
H23
H24
H25
H26
H27
合計
排ガス中毒
8
2
0
5
2
17
漏えい着火
31
34
28
44
35
172
0
0
0
0
0
0
39
36
28
49
37
189
酸欠・その他・不明
合計
②業務用施設事故死傷者数の割合
平成23年から平成27年の平均を取ると、業務用施設の件数が消費者数に占
める割合が低いにもかかわらず、死傷者数が消費事故全体に占める割合は67.
1%と高い水準にあることが判る。業務用施設においては、不特定多数が集まる
場所における排ガス中毒の発生及び業務用厨房器具の使用頻度の高さが要因とし
て挙げられる。
表4.4.2
業務用施設事故死傷者数及び総事故数等
被害
現象
H23
死者数
排ガス中毒
0
0
0
0
0
0
漏えい着火
0
0
0
0
0
0
中毒者数
排ガス中毒
14
14
0
8
10
46
負傷者数
漏えい着火
8
13
5
13
9
48
死傷者数(業務用施設事故)
22
27
5
21
19
94
死傷者数(消費事故全体)
28
36
13
36
27
140
78.6
75.0
38.5
58.3
70.4
67.1
消費事故全体に占める割合(%)
15
H24
H25
H26
H27
合計
③業務用施設事故発生割合
業務用施設事故は、平成23年から平成27年の平均を取ると消費事故総数に
占める割合は10.2%であり、業務用施設の件数が消費者数に占める割合が低
いにもかかわらず事故発生割合は高い割合にある。業務用施設においては、一般
住宅と比較して燃焼器の使用時間(頻度)が高いことが、事故発生率を上げる要
因として考えられる。ただし、平成25年度は湯沸器に関する機器製作不完全が
住居において多く報告されたため、事故件数が575件と昨年と比較して倍増し
ており、事故総数に占める割合は普段よりも押し下げられた。
表4.4.3 業務用施設事故数及び総事故数等
H23
業務用消費者事故総数
H24
H25
H26
H27
39
36
28
49
消費者事故総数
291
276
575
436
269 1847
事故総数に占める割合
13.4
13.0
4.8
11.2
13.7
16
37
合計
189
10.2
④業務用厨房機器事故発生要因
表4.4.4 業務用厨房機器事故の発生要因
事故原因分類
事故原因分類(要因)
H23 H24 H25 H26 H27 合計
誤操作(誤開放)
器具栓誤開放
1
2
1
4
3
11
誤操作(点火ミス)
点火繰り返し
2
0
2
1
1
6
点火操作ミス
0
2
1
2
4
9
点火未確認
2
2
0
0
0
4
誤 操 作 ( 不 完 全 閉 取り扱いミス
0
0
0
1
0
1
止)
不完全閉止
0
0
1
1
2
4
劣化・損傷
グリス切れ
0
0
2
0
0
2
外力
0
2
1
0
1
4
損傷
0
0
1
1
0
2
劣化・腐食
1
1
0
1
2
5
不明
2
0
0
0
0
2
給排気設備異常(スイッチの入れ忘
2
1
0
1
0
4
給排気設備異常(その他)
0
1
0
0
0
1
給排気設備異常(給排気口閉塞)
1
0
0
0
1
2
給排気設備異常(故障または能力低
1
0
0
1
0
2
給排気設備異常(施工方法不良)
0
0
0
1
0
1
給排気設備異常(排気筒外れ)
1
0
0
0
0
1
給排気設備異常(防火ダンパー作動)
0
0
0
1
0
1
消費者の不安全行動
0
0
0
1
0
1
劣化・腐食
2
0
0
0
1
3
立ち消え
給排気設備異常(給排気口閉塞)
0
0
0
0
1
1
作業ミス(修理時)
作業ミス
1
1
0
0
0
2
異常着火
異物付着
0
0
0
2
0
2
冠水
0
0
0
0
1
1
取り扱いミス
0
0
0
1
0
1
劣化・腐食
0
0
0
0
1
1
接続不良
外力
0
0
0
0
1
1
その他
その他
1
0
0
0
0
1
不明
不明
0
0
1
0
0
1
17
12
10
19
19
77
不完全燃焼
れ)
下)
合計
業務用厨房機器に起因する事故発生要因を見ると、漏えい着火に至る要因として
は器具栓の誤開放、点火ミス、劣化・損傷が多く、排ガス中毒に至る要因としては、
4.2で述べたような給排気設備の作動忘れ及び故障等による能力の低下が多かっ
17
た。
高圧ガス保安協会が実施した業務用施設の実態調査においてパイロットバーナー
の燃焼不良による着火不良が多く報告され、点火ミスの背景の1つとして考えられ
る。
4.5
事故発生状況の分析(業務用施設に関する事故の防止)
①安全器具・安全装置設置
(漏えい事故防止)
一般家庭の消費者等と同様に燃焼器に立ち消え安全装置が装着されていれば、事
故を防止できた可能性が高い。このことから、業務用厨房の燃焼器に立ち消え安全
装置を装着することは、漏えい事故を減少させるためには有効であると考えられる。
但し、現状の立ち消え安全装置では、使用勝手(点火に時間を要する・立ち消え安
全装置に不具合が生じた場合業務を停止する必要有り等)の観点及び構造上の観点
(使用環境の厳しい業務用燃焼器では安全装置が早期に劣化)から、業務用燃焼器
への安全装置の装着が困難な製品も多い。
ガス漏れ警報器については、漏えいしたガスを有効に検知できる範囲に設置し、
かつ、当該警報器がガス漏れを検知したときにガス供給を停止できるようにマイコ
ンメータ等と連動することが、漏えい事故を防止する上で有効であると考えられる。
(CO中毒事故防止)
CO中毒事故の多くは、換気扇等不使用及び換気筒不良等を原因とした換気不良
・排気不良により燃焼器が不完全燃焼を引き起こしたことにより発生している。C
O中毒を防止するには、CO警報器・業務用換気警報器の設置、燃焼器への不完全
燃焼防止装置の装着及び燃焼器と換気扇の連動が有効であると考えられる。CO警
報器の設置においては、ガスメータ等との連動により、鳴動時にガス供給を停止す
ることで、さらに事故防止効果の向上が期待できる。但し、燃焼器と換気扇との連
動は、燃焼器の構造上困難な場合も多い。
このような課題を受け、新たな安全装置の開発が行われ、開発が完了したため、
業務用燃焼器にも安全装置が装着されることになる。今後、業務用ガス厨房機器の
不完全燃焼防止機能の技術基準及び検査の方法について検討される予定である。
②ガス事故を防止するために消費者に必要な知識
ガス事故を防止するために必要な知識については、消費者へ啓発する必要がある。
18
特に、ガス漏えい時の換気方法やガス漏えい時にしてはいけないこと(換気扇を廻
す、電気のスイッチを入れる等)について、啓発する必要があると考えられる。
③CO中毒について
業務用厨房設備において、換気扇等不使用及び換気筒不良等を原因とした換気不
良・排気不良によりCO中毒が一般消費者に比べて高い確率で発生していることか
ら、換気不良等によりCO中毒が発生するメカニズム(不完全燃焼となるしくみ、
条件等)、CO中毒を防止する方法(燃焼器を使用する時には必ず換気する。給気
口及び排気口を荷物、ガムテープ等で塞がない。)を消費者へ啓発する必要がある
と考えられる。
④安全器具及び安全装置の普及について
安全器具等(ガス漏れ警報器、マイコンメーター、ヒューズガス栓、CO警報器、
業務用換気警報器)及び安全装置(不完全燃焼防止装置、立消え安全装置)につい
ての認知度を向上させることにより、安全器具、安全装置等の設置意識が高まると
考えられる。このため、安全器具、安全装置等についての認識を向上させる消費者
への啓発が必要と考えられる。併せて、安全器具、安全装置が設置されていれば、
事故(漏えい事故、CO中毒事故等)が防止できた可能性が高いことを示していく
ことも重要と考えられる。
⑤燃焼器等の維持管理について
安全を担保するために日常どのような維持管理が必要かを消費者に積極的に啓発
を行い、消費者における自己の保安意識の確立・向上を図る必要があると考えられ
る。
⑥燃焼器の点火について
業務用の燃焼器は、手動点火も多くかつ立ち消え安全装置の装着率も低いことか
ら、安全装置等の認知度の向上等にあわせ燃焼器の点火時等の注意点に関する啓発
を行う必要があると考えられる。
⑦周知について
・過去に実施した、業務用厨房の管理者に対するアンケート調査において、従業員
への周知の方法がわからないと答えた割合が高い。
・安全管理マニュアル等の配布についての認識及び使用状況が低い。
・従業員教育は、半数以上が実施していない。
上記から、消費者に対して効果のある周知の徹底が必要であると考えられる。
⑧業務用燃焼器の検査について
業務用燃焼器の中には、一般財団法人日本ガス機器検査協会の検査を受けていな
いものも多く存在する。過去に実施した当該事業において有識者による委員会を開
19
催した際には、これらの業務用燃焼器についても検査を受けるよう省令改正するこ
とで、一定の安全レベルを持たせることも検討するべきとの規制強化に関する意見
があった。
⑨まとめ
上記の対策を業務用厨房で働く店主、従業員等にきめ細かく説明し、当該内容を
店主・従業員等が自ら理解することによって、事故防止を適切に図っていくことが
求められる。
このためには、ガス使用に際して、従業員教育等に使用できる活用しやすい資料
等を作成し、認識を高めていく必要と幅広くガスの使用について情報を提供してい
くために、ガス事業者以外の情報提供ルートの検討を行い、多チャンネル化を図る
必要があると考えられる。
20
4.6
典型事故の類型結果、消費事故の特徴、消費事故件数の推移
今後、注意を要する事故事例を取りまとめるため、平成23年から平成27年に
発生した事故を発生箇所ごとに分類した。なお、多い要因についてはその典型的事
例について示している。なお、件数が多いBF式風呂釜の事故については参考3、
業務用厨房の事故については4.3及び4.4でコメントしている。
1)
ガス栓
表4.6.1 ガス栓の事故発生要因
事故原因分類
事故原因分類(要因)
H23 H24 H25 H26 H27 合計
劣化・損傷
外力
2
0
2
0
0
4
損傷
0
1
0
1
0
2
劣化・腐食
0
1
0
1
0
2
熱影響
0
1
0
0
0
1
不明
2
0
1
0
0
3
作業ミス(設置時)
作業ミス
0
0
0
0
1
1
作業ミス(修理時)
作業ミス
0
2
0
0
0
2
誤操作(不完全閉止) 不完全閉止
1
1
0
1
0
3
誤操作(誤開放)
未使用ガス栓誤開放
8
6
4
7
8
33
未使用ガス栓誤開放(キャップ適)
4
6
4
5
4
23
未使用ガス栓誤開放(キャップ不適)
1
0
0
0
0
1
未使用ガス栓誤開放(安全機構解
0
0
2
0
1
3
未使用ガス栓誤開放(器具未接続)
1
1
0
4
1
7
未使用ガス栓誤開放(半開)
0
4
0
1
0
5
ガス栓検査孔からの 外力
2
0
0
1
1
4
漏えい
作業ミス
1
0
0
0
0
1
不明
1
0
0
1
0
2
不適切な使用(消費 取り扱いミス
0
0
1
0
0
1
者)
消費者の不安全行動
0
1
0
0
1
2
その他
外力
0
2
1
1
0
4
不明
不明
0
0
0
0
1
1
23
26
15
23
除)
合計
21
18 105
<ガス栓で発生頻度の高い典型事故事例>
未使用ガス栓誤開放
安全機構の無いガス栓を誤開放しガスが漏えいするもの。
ガス栓の交換が望ましい。
未使用ガス栓誤開放(キャップ適)
未使用ガス栓に付属のゴムキャップを被せていたが、被せ方
が不完全であったり、熱で劣化していたりすることで、隙間
からヒューズ機構が作動しない程度の流量でガスが漏えいす
るもの。ゴム管が器具の未接続の状態で接続されたままにな
っていたり、先端にアルミホイルが被せられた状態になって
も同様の現象が発生する。
未使用ガス栓誤開放(キャップ不適)
未使用ガス栓に被せたキャップが、こんろ等の購入時に輸送
中のゴミの混入を防ぐ目的でこんろ側のホースエンドに被せ
られていたものであったため、隙間からヒューズ機構が作動
しない程度の流量でガスが漏えいするもの。
グリス切れ・外力
グリスが切れて固くなったガス栓のつまみを無理に回すこと
で、つまみ部の気密が保たれなくなりガスが漏えいするもの。
22
2)
ゴム管
表4.6.2 ゴム管の事故発生要因
事故原因分類
事故原因分類(要因)
接続不良
異物付着
1
1
1
2
1
6
外力
1
1
1
1
1
5
接続不完全
8
7
9
12
6
42
不適合接続具使用
5
2
5
4
2
18
不明
1
0
0
1
0
2
その他
0
0
1
0
0
1
外力
0
0
0
1
0
1
損傷
0
1
2
2
4
9
劣化・腐食
1
1
0
2
1
5
熱影響
7
6
4
8
3
28
不明
1
0
0
1
1
3
機器製作不完全
機器製作不完全
0
0
0
1
0
1
不適切な使用(消費者)
消費者の不安全行動
0
4
2
1
1
8
不適合接続具使用
0
0
0
0
1
1
不明
1
1
2
0
0
4
26
24
27
36
21
134
劣化・損傷
不明
合計
H23 H24 H25 H26 H27 合計
<ゴム管で発生頻度の高い典型事故事例>
外力、接続不完全
外力が掛かることで接続が不完全となったり、損傷を引き起
こし、ガスが漏えいするもの。ガス栓の誤開放の事故と同様、
ヒューズ機構が作動しない程度の流量でガスが漏えいするこ
とが多い。写真はゴム管止めをしていないものであるが、ゴ
ム管止めが甘くても接続不良となる。
不適合接続具使用
器具側のスリムプラグに誤ってゴム管を接続したため接続不
良となりガスが漏えいするもの。ファンヒーターでの発生事
例が多く、本来スリムプラグはガスコードを接続するもので
ある。
23
熱影響、劣化・腐食
ゴム管の引き回しが悪く、燃焼器の熱影響を受けガスが漏え
いするもの。劣化・腐食の背景にも熱影響がある。
3)
ガスコード
表4.6.3 ガスコードの事故発生要因
事故原因分類
事故原因分類(要因)
接続不良
異物付着
0
2
0
1
1
4
外力
1
1
0
1
0
3
接続不完全
1
2
4
1
3
11
不明
2
0
0
0
1
3
外力
1
0
2
1
0
4
劣化・腐食
0
1
0
0
0
1
熱影響
0
0
0
1
2
3
不明
1
0
0
0
0
1
6
6
6
5
7
30
劣化・損傷
不明
合計
4)
ガスストーブ
過去5年間、事故無し
24
H23 H24 H25 H26 H27 合計
5)
家庭用こんろ
表4.6.4 家庭用こんろの事故発生要因
事故原因分類
事故原因分類(要因)
接続不良
異物付着
0
0
0
0
1
1
劣化・損傷
外力
1
0
0
0
0
1
損傷
0
0
0
1
0
1
劣化・腐食
0
1
8
1
9
19
不明
0
1
0
0
1
2
1
2
8
2
11
24
不明
合計
6)
H23 H24 H25 H26 H27 合計
家庭用レンジ
表4.6.5 家庭用レンジの事故発生要因
事故原因分類
事故原因分類(要因)
劣化・損傷
その他
1
0
0
0
0
1
異物付着
1
2
0
2
0
5
外力
0
2
0
0
0
2
消し忘れ
1
0
0
0
0
1
製造ミス
2
0
0
0
0
2
損傷
0
1
0
1
0
2
劣化・腐食
3
1
6
4
3
17
熱影響
0
0
1
0
0
1
作業ミス(熱変時)
作業ミス
0
0
0
1
1
2
作業ミス(設置時)
作業ミス
0
0
0
0
1
1
作業ミス(修理時)
作業ミス
0
1
2
0
1
4
誤操作(点火ミス)
その他
1
0
0
0
0
1
点火繰り返し
1
0
1
0
0
2
点火操作ミス
0
0
0
1
0
1
グリス切れ
0
0
0
0
1
1
取り扱いミス
0
0
0
4
1
5
不適切な使用(消費者)
消費者の不安全行動
1
1
0
0
1
3
その他
不明
0
0
0
1
0
1
不明
損傷
0
0
0
0
1
1
不明
0
1
2
4
1
8
11
9
12
18
11
61
異常着火
合計
25
H23 H24 H25 H26 H27 合計
<家庭用レンジで発生頻度の高い典型事故事例>
劣化・腐食
写真は家庭用レンジのバーナー部分を裏側から見たものであ
るが、この様な部分が煮汁等の影響で腐食し、ガスが漏えい
する。
7)
家庭用オーブン
表4.6.6 家庭用オーブンの事故発生要因
事故原因分類
事故原因分類(要因)
不完全燃焼
給排気設備異常(給排気口
H23 H24 H25 H26 H27 合計
0
0
0
0
1
1
閉塞)
誤操作(不完全閉止)
不完全閉止
1
0
0
0
0
1
誤操作(点火ミス)
点火繰り返し
1
0
0
0
0
1
点火未確認
0
0
0
1
0
1
器具栓誤開放
1
0
0
0
0
1
3
0
0
1
1
5
誤操作(誤開放)
合計
8)
家庭用オーブンレンジ
表4.6.7 家庭用オーブンレンジの事故発生要因
事故原因分類
事故原因分類(要因)
劣化・損傷
劣化・腐食
0
0
1
1
0
2
作業ミス(設置時)
作業ミス
0
0
0
2
0
2
作業ミス(その他・不明)
作業ミス
0
0
1
0
0
1
誤操作(点火ミス)
点火操作ミス
0
0
0
1
0
1
点火未確認
0
1
0
0
0
1
誤操作(誤開放)
器具栓誤開放
0
1
3
0
0
4
異常着火
取り扱いミス
0
0
0
0
1
1
不適切な使用(消費者)
消費者の不安全行動
0
1
0
0
0
1
0
3
5
4
1
13
合計
26
H23 H24 H25 H26 H27 合計
<家庭用オーブンレンジで発生頻度の高い典型事故事例>
器具栓誤開放
立ち消え安全装置の無いオーブンレンジで器具栓を誤開放し
たため、ガスが器具内部に滞留するもの。
9)
家庭用炊飯器
過去5年間、事故無し
10)
その他家庭用
表4.6.8 その他家庭用の事故発生要因
事故原因分類
事故原因分類(要因)
H23 H24 H25 H26 H27 合計
劣化・損傷
劣化・腐食
1
0
0
0
0
1
異常着火
給排気設備異常(その他)
0
0
1
0
0
1
給排気設備異常(給排気口
0
0
1
0
0
1
1
0
2
0
0
3
閉塞)
合計
27
11)
風呂釜
表4.6.9 風呂釜の事故発生要因
事故原因分類
事故原因分類(要因)
不完全燃焼
不明
0
0
0
0
1
1
劣化・損傷
外力
0
0
4
0
0
4
機器製作不完全
8
7
14
10
4
43
劣化・腐食
6
11
3
5
7
32
作業ミス(修理時)
作業ミス
0
1
1
2
0
4
誤操作(点火ミス)
点火繰り返し
62
61
30
34
22
209
点火操作ミス
3
4
14
7
1
29
点火未確認
1
0
0
0
0
1
機器製作不完全
機器製作不完全
0
0
0
1
0
1
異常着火
その他
3
1
0
0
0
4
24
19
21
19
20
103
0
0
1
10
1
12
0
0
1
2
2
5
1
0
0
3
1
5
劣化・腐食
2
0
0
1
6
9
不明
2
1
0
1
0
4
不適切な使用(消費者)
消費者の不安全行動
0
0
0
0
1
1
その他
その他
0
1
0
0
0
1
不明
不明
0
4
2
0
0
6
112 110
91
95
66
474
冠水
給排気設備異常(給排気口
H23 H24 H25 H26 H27 合計
閉塞(雪害))
給排気設備異常(給排気口
閉塞(養生))
給排気設備異常(給排気口
閉塞)
合計
28
12)
瞬間湯沸器(12kW超)
表4.6.10 瞬間湯沸器(12kW超)の事故発生要因
事故原因
要因
不完全燃焼
給排気設備異常(給排気口閉塞(養生))
0
0
0
1
0
1
給排気設備異常(排気屋内流入)
0
0
0
1
0
1
給排気設備異常(風圧)
0
0
1
0
0
1
給排気設備異常(囲い込み)
0
0
0
0
1
1
損傷
0
1
0
0
0
1
劣化・腐食
6
6
0
0
0
12
1
1
0
0
0
2
作業ミス(設置 給排気設備異常(防火ダンパー作動)
0
0
0
1
0
1
時)
作業ミス
2
0
0
0
1
3
作業ミス(修理 作業ミス
0
3
1
0
0
4
0
1
2
0
1
4
その他
0
0
1
0
0
1
異物付着
0
0
0
0
1
1
機器製作不完全
0
0
1
1
0
2
給排気設備異常(その他)
1
0
1
0
0
2
給排気設備異常(給排気口閉塞(雪害))
3
0
10
28
11
52
給排気設備異常(給排気口閉塞(目張り))
2
0
0
0
0
2
18
12
27
30
給排気設備異常(給排気口閉塞)
0
6
15
9
4
34
給排気設備異常(故障または能力低下)
0
0
1
0
1
2
給排気設備異常(風圧)
2
0
0
0
0
2
給排気設備異常(防火ダンパー作動)
2
0
0
0
0
2
劣化・腐食
3
4
5
15
16
43
点火繰り返し
0
0
0
0
1
1
不明
7
4
3
4
2
20
不明
0
1
1
0
0
2
47
39
69
90
劣化・損傷
H23 H24 H25 H26 H27 合計
作業ミス(熱変 作業ミス
時)
時)
誤操作(点火ミ 点火操作ミス
ス)
異常着火
給排気設備異常(給排気口閉塞(養生))
不明
合計
29
20 107
59 304
<瞬間湯沸器(12kW超)で発生頻度の高い典型事故事例>
給排気設備異常(給排気口閉塞(養生))
塗装作業中に養生をし、機器の給排気口を閉塞したまま点火
しようとしたため、異常着火や不完全燃焼となるもの。
積雪により排気口が閉そくされ、同様の事故を起こすことも
ある。
13)
瞬間湯沸器(12kW以下)
表4.6.11 瞬間湯沸器(12kW以下)の事故発生要因
事故原因
要因
H23 H24 H25 H26 H27 合計
不完全燃焼
消費者の不安全行動
0
0
0
1
0
1
劣化・損傷
劣化・腐食
0
2
1
0
0
3
作業ミス(修理時)
作業ミス
0
0
1
2
0
3
誤操作(点火ミス)
点火繰り返し
3
4
6
0
3
16
異常着火
その他
1
1
0
0
0
2
機器製作不完全
0
0 279 114
26
419
給排気設備異常(給排気口
0
1
1
0
0
2
0
7
2
0
0
9
劣化・腐食
1
0
0
0
1
2
不明
7
10
20
0
0
37
その他
0
0
1
0
0
1
不明
0
0
3
0
0
3
25 314 117
30
498
閉塞(養生))
給排気設備異常(給排気口
閉塞)
不明
合計
12
<瞬間湯沸器(12kW以下)で発生頻度の高い典型事故事例>
劣化・腐食
劣化した燃焼器に点火しようとしたが、点火不良の状態とな
っており、異常着火を起こすもの。
※機器製作不完全については、レンジフード一体型の瞬間湯沸器
での発生が多かった。
30
14)
その他湯沸器
表4.6.12 その他湯沸器の事故発生要因
事故原因分類
事故原因分類(要因)
不完全燃焼
給排気設備異常(排気屋内
H23 H24 H25 H26 H27 合計
0
0
0
1
0
1
流入)
劣化・損傷
熱影響
0
0
0
0
1
1
不明
不明
0
0
0
0
1
1
0
0
0
1
2
3
合計
15)
業務用こんろ
表4.6.13 業務用こんろの事故発生要因
事故原因分類
事故原因分類(要因)
不完全燃焼
給排気設備異常(スイッチの
H23 H24 H25 H26 H27 合計
0
1
0
0
0
1
消費者の不安全行動
0
0
0
1
0
1
劣化・腐食
1
0
0
0
1
2
劣化・損傷
劣化・腐食
1
0
0
0
0
1
誤操作(点火ミス)
点火未確認
0
1
0
0
0
1
誤操作(誤開放)
器具栓誤開放
0
0
0
0
1
1
2
2
0
1
2
7
入れ忘れ)
合計
16)
業務用レンジ
表4.6.14 業務用レンジの事故発生要因
事故原因分類
事故原因分類(要因)
劣化・損傷
劣化・腐食
0
0
0
0
1
1
誤操作(点火ミス)
点火繰り返し
0
0
1
0
1
2
点火操作ミス
0
1
0
0
0
1
点火未確認
1
0
0
0
0
1
器具栓誤開放
1
0
0
0
1
2
2
1
1
0
3
7
誤操作(誤開放)
合計
31
H23 H24 H25 H26 H27 合計
17)
業務用オーブン
表4.6.15 業務用オーブンの事故発生要因
事故原因分類
事故原因分類(要因)
不完全燃焼
給排気設備異常(スイッチの
H23 H24 H25 H26 H27 合計
2
0
0
0
0
2
入れ忘れ)
劣化・損傷
不明
1
0
0
0
0
1
作業ミス(修理時)
作業ミス
0
1
0
0
0
1
誤操作(点火ミス)
点火操作ミス
0
1
1
0
0
2
点火未確認
1
1
0
0
0
2
誤操作(誤開放)
器具栓誤開放
0
0
0
1
0
1
異常着火
異物付着
0
0
0
1
0
1
4
3
1
2
0
10
合計
18)
業務用オーブンレンジ
表4.6.16 業務用オーブンレンジの事故発生要因
事故原因分類
事故原因分類(要因)
劣化・損傷
外力
0
1
0
0
0
1
劣化・腐食
0
0
0
1
0
1
取り扱いミス
0
0
0
1
0
1
不完全閉止
0
0
1
1
2
4
点火繰り返し
1
0
1
0
0
2
点火操作ミス
0
0
0
0
3
3
器具栓誤開放
0
2
1
2
1
6
1
3
3
5
6
18
誤操作(不完全閉止)
誤操作(点火ミス)
誤操作(誤開放)
合計
32
H23 H24 H25 H26 H27 合計
19)
業務用めんゆで器
表4.6.17 業務用めんゆで器の事故発生要因
事故原因分類
事故原因分類(要因)
不完全燃焼
給排気設備異常(スイッチの
H23 H24 H25 H26 H27 合計
0
0
0
1
0
1
1
0
0
0
1
2
1
0
0
0
0
1
劣化・腐食
1
0
0
0
0
1
劣化・損傷
外力
0
1
0
0
0
1
誤操作(点火ミス)
点火操作ミス
0
0
0
1
0
1
誤操作(誤開放)
器具栓誤開放
0
0
0
1
0
1
異常着火
取り扱いミス
0
0
0
1
0
1
不明
不明
0
0
1
0
0
1
3
1
1
4
1
10
入れ忘れ)
給排気設備異常(給排気口
閉塞)
給排気設備異常(故障また
は能力低下)
合計
20)
業務用フライヤー
過去5年間、事故無し
21)
業務用食器洗浄機
表4.6.18 業務用食器洗浄機の事故発生要因
事故原因分類
事故原因分類(要因)
H23 H24 H25 H26 H27 合計
不完全燃焼
給排気設備異常(その他)
0
1
0
0
0
1
給排気設備異常(故障また
0
0
0
1
0
1
0
0
0
1
0
1
は能力低下)
給排気設備異常(防火ダン
パー作動)
接続不良
外力
0
0
0
0
1
1
作業ミス(修理時)
作業ミス
1
0
0
0
0
1
1
1
0
2
1
5
合計
33
22)
業務用その他
表4.6.19 業務用その他の事故発生要因
事故原因分類
事故原因分類(要因)
不完全燃焼
給排気設備異常(施工方法
H23 H24 H25 H26 H27 合計
0
0
0
1
0
1
1
0
0
0
0
1
グリス切れ
0
0
2
0
0
2
外力
0
0
1
0
1
2
損傷
0
0
1
1
0
2
劣化・腐食
0
1
0
0
1
2
不明
1
0
0
0
0
1
点火繰り返し
1
0
0
1
0
2
点火操作ミス
0
0
0
1
1
2
給排気設備異常(給排気口
0
0
0
0
1
1
異物付着
0
0
0
1
0
1
冠水
0
0
0
0
1
1
劣化・腐食
0
0
0
0
1
1
その他
1
0
0
0
0
1
4
1
4
5
6
20
不良)
給排気設備異常(排気筒外
れ)
劣化・損傷
誤操作(点火ミス)
立ち消え
閉塞)
異常着火
その他
合計
23)
工業用燃焼器
表4.6.20 工業用燃焼器の事故発生要因
事故原因分類
事故原因分類(要因)
作業ミス(熱変時)
作業ミス
1
0
0
0
0
1
作業ミス(修理時)
作業ミス
0
0
1
1
0
2
誤操作(点火ミス)
点火繰り返し
1
0
0
0
0
1
点火操作ミス
0
1
0
0
0
1
誤操作(誤開放)
器具栓誤開放
0
0
1
1
0
2
異常着火
劣化・腐食
2
0
0
1
0
3
4
1
2
3
0
10
合計
34
H23 H24 H25 H26 H27 合計
24)
金属管等(金属管・金属可とう管・強化ガスホース)
表4.6.21 金属管等の事故発生要因
事故原因分類
事故原因分類(要因)
接続不良
消費者の不安全行動
0
0
0
1
0
1
接続不完全
0
0
0
1
0
1
不適合接続具使用
0
0
0
0
1
1
不明
0
0
1
1
1
3
外力
3
5
0
2
3
13
損傷
0
0
0
1
0
1
劣化・腐食
2
0
0
0
0
2
不明
0
0
0
0
1
1
作業ミス
1
2
1
3
2
9
作業ミス(連絡不足)
0
0
0
0
1
1
接続不完全
0
0
0
0
2
2
作業ミス(修理時)
作業ミス
0
1
0
0
0
1
作業ミス(その他・不明)
作業ミス
0
0
0
0
1
1
不適切な使用(消費者)
消費者の不安全行動
2
0
1
1
1
5
不明
不明
0
0
0
2
0
2
8
8
3
12
13
44
劣化・損傷
作業ミス(設置時)
合計
H23 H24 H25 H26 H27 合計
<金属管等で発生頻度の高い典型事故事例>
外力
振動や清掃時の移動により損傷し、ガスが漏えいするもの。
35
25)
接続具
表4.6.22 接続具の事故発生要因
事故原因分類
事故原因分類(要因)
接続不良
異物付着
1
0
0
1
2
4
外力
1
0
0
0
0
1
消費者の不安全行動
0
0
0
1
0
1
接続不完全
5
0
2
2
2
11
不適合接続具使用
1
0
1
0
0
2
不明
1
1
0
0
0
2
損傷
1
0
0
2
0
3
劣化・腐食
2
3
0
3
0
8
熱影響
1
0
1
0
0
2
消費者の不安全行動
6
3
5
1
6
21
19
7
9
10
10
55
劣化・損傷
不適切な使用(消費者)
合計
H23 H24 H25 H26 H27 合計
<接続具で発生頻度の高い典型事故事例>
消費者の不安全行動
ねじ接続をホースエンドに変換するホースエンドアダプター
を使用して瞬間湯沸器のゴム管接続をする際、消費者自らが
施工をし、パッキンを入れ忘れる等の理由でガスが漏えいす
る。
不適合接続具使用
接続具にはガスの流れの向きに関する表示があるが、向きを
間違い、ガスが漏えいする。下の写真のように下流側で使用
されるものにはガスの漏えいを止める機構が無いため、誤っ
て上流側取り付けるとガスは漏えいする。
使用する接続具の種類を誤って接続不良の状態となる事例も
ある。
36
劣化・腐食
ホースエンドに接続するゴム材の部分が劣化することでガス
が漏えいする。その他、ゴム材が使用されている迅速継手部
のパッキンなどが脱落する事例もある。
26)
その他
過去5年間、事故無し
27)
原因器具が不明
表4.6.23 原因器具が不明の事故発生要因
事故原因分類
事故原因分類(要因)
不完全燃焼
給排気設備異常(スイッチの
H23 H24 H25 H26 H27 合計
1
0
0
0
0
1
0
4
2
0
0
6
1
4
2
0
0
7
入れ忘れ)
不明
不明
合計
4.7 今後、注意を要する事故事例とその防止
(1)ガス栓
ガス栓においては誤操作が多くを占めている。安全機構の無いガス栓を誤開放す
る事故も発生していることから、ホースエンドタイプのガス栓では安全機構のある
ガス栓に交換することが必要であり、ねじ接続の可とう管ガス栓については未使用
となった段階でプラグ止めをすることが必要である。ただし、可とう管ガス栓に取
り付けられていた燃焼器を消費者が取り外してしまう事例があるため、消費者から
情報が得られないと対応が出来ないことから周知等も継続して実施する必要がある。
なお、本来、押してつまみが回る可とう管ガス栓を用いるべき末端のガス栓に中
間ガス栓であるねじガス栓を用いている事例も多く、ねじガス栓は押さなくてもつ
まみが回るため、可とう管ガス栓よりも誤操作による事故が発生しやすい。このた
め、設計の段階で使用するガス栓の選定に注意する必要がある。
安全機構のあるガス栓を使用していたとしても、ガス栓の先端にキャップ等の流
37
量抵抗となる部材の影響を受け過流出安全機構が作動しない程度の流量でガスが漏
えいする事故が多く発生しており、周知を継続するとともに巡回時のきめ細やかな
対応が必要である。
(2)ゴム管、ガスコード、金属管等、接続具
ゴム管、ガスコード、金属管等、接続具においては接続不良が多くを占めている。
接続不良となる要因は不十分な接続状態で燃焼器を使用しようとすることに起因す
る事故の他、そもそも接続具の接続方法を誤っている事例もある。このため、ガス
栓と同様、周知を継続するとともに巡回時のきめ細やかな対応が必要である。
(3)こんろ、レンジ、オーブン(家庭用器具)
劣化による事故ではガス通路部等の腐食による漏えいが発生しているが、点火ミ
スによる事故の背景にも劣化が起因しているものと考えられる。また、立ち消え安
全装置の無い器具の誤操作による事故は現在においても発生している。このため、
Siセンサーこんろの普及促進によって劣化した器具の母数を減らすことが必要で
ある。
(4)風呂釜、湯沸器(大型、小型)
風呂釜の事故については数が多いため、参考3で別途取りまとめている。
湯沸器については大型、小型ともに養生時の給排気口の閉塞による事故が多く発
生している。燃焼バランスが悪化することによる異常着火の事故が多いが、不完全
燃焼による排ガス中毒を引き起こす事例もある。このため、塗装工事業者及び消費
者に対して周知をすることが必要である。
なお、FF式のレンジフード一体型給湯器の異常着火による事故が多く発生して
いるが、電磁弁に起因する事故であることが判明している。ガス事業者に対して聞
き取りをしたところ、少なくとも平成27年までには対応が終わるため事故の件数
は減るとの回答が得られたが、対応後の消費先においても同様の事象の発生してい
る事例があり、今後も注視する必要がある。
(5)業務用燃焼器
燃焼器のメンテナンス不良による事故も発生しており、厨房全体の設備改善を促
すための取組が必要である。排ガス中毒、業務用施設に関する分析の項でも述べた
とおり、業務用施設の中でも飲食店の厨房におけるメンテナンスの状態が悪いこと
が判明したため、今後も事故を注視する必要がある。
38
(6)ヒューマンエラーによる事故
ガス栓、ゴム管、接続具、家庭用器具、業務用器具で発生する事故については、
ヒューマンエラーによる事故が占める割合が高いため、住宅と業務用施設等に分け
て、ヒューマンエラーの占める割合を求めた。
1)
ガス栓・ゴム管・接続具のヒューマンエラーによる事故件数
表4.7.1
住宅におけるヒューマンエラーによる事故件数(ガス栓・ゴム管・接続具)
表4.7.2
業務用施設等におけるヒューマンエラーによる事故件数(ガス栓・ゴム管
・接続具)
39
2)
家庭用器具のヒューマンエラーによる事故件数
家庭用器具については、住宅の他、業務用施設等での使用があったが、数が少な
いため、住宅における事故のみを集計した。なお、接続不良の事故は通常、ガス栓、
ゴム管、接続具の事故となるが、経年劣化したクッキングテーブルの接続具に異物
が混入していたことから、クッキングテーブルの事故と判断し、家庭用器具として
集計した。
表4.7.3
3)
ヒューマンエラーによる事故件数(家庭用器具)
業務用器具のヒューマンエラーによる事故件数
業務用器具については、業務用施設等の他、住宅での使用があったが、数が少な
いため、業務用施設等における事故のみを集計した。なお、接続不良の事故は接続
具との接続部ではなく、業務用食器洗浄機内部のガス通路部が外力を受け緩んでい
たことから、業務用食器洗浄機の事故と判断し、業務用器具として集計した。
表4.7.4
ヒューマンエラーによる事故件数(業務用器具)
40
ガス栓、ゴム管、接続具、家庭用器具、業務用器具で発生するヒューマンエラー
による事故を集計した。住宅における「ガス栓・ゴム管・接続具」のヒューマンエ
ラーによる事故は82.0%、業務用施設等においては70.7%であり、いずれ
も高水準にある。このため、消費者に対し、具体的な不適切事例を示しながら継続
的な周知を実施することが必要である。
家庭用器具については、経年劣化に起因する事故が多いため、ヒューマンエラー
による事故は31.1%であった。なお、ヒューマンエラーによる事故であっても、
経年劣化により点火の具合が悪くなった器具等の継続使用が背景にあるため、経年
劣化品の対策が必要である。
一方、業務用器具については、ヒューマンエラーによる事故は54.2%であっ
たが、家庭用器具と同様、経年劣化により点火の具合が悪くなった器具等の継続使
用が背景にあるため、経年劣化品の対策が必要である。また、立消え安全装置の無
い燃焼器の誤操作も多いため、他の施設よりも重点的にガス警報器等の安全装置の
設置をお願いする必要がある。
41
42
2015/1/8 東京
2015/1/9 東京
3
4
新宿区
中央区
2015/1/8 北海道 札幌市
2
尼崎市
市町村
2015/1/7 兵庫
都道
府県
1
整理
発生年月日
番号
0
漏えい
着火
0
漏えい
着火
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
死亡
人数
現象
4.8 平成27年消費事故概要
(1) 事故集計表
0
0
0
0
中毒
人数
0
0
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
協力企業より「入居前の点火試験に訪問した際、風呂釜が変形してい
る」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、BF式風呂釜のケー
シングが変形していることを確認した。
原因はメーカーによると、当該風呂釜は何らかの要因により口火が点
火し難い状態となり、需要家が繰り返し点火操作を行ったこと、若しく
は、給湯・追い焚き操作後に操作ツマミを消火の位置まで戻しすぎたた 風呂釜
め口火が消え、その状態に気づかず、すぐに給湯・追い焚き操作を行っ
たことにより、機器内部に未燃ガスが滞留し、その後の点火時の火が
引火したものと推測される。
型式
リンナイ(株)
(株)ノーリツ
GUQ-5A
AT2801BFSSW3
Q(AT2801AFS1SW
3Q)
RBF-SRDPFX-R-T
OG製(住友ゴ
1180-0020
ム工業)
メーカー
協力企業より「機器修理に訪問した際、給湯暖房機が変形している」と
の連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、FF式給湯暖房機のフロ
ントカバーが変形していることを確認した。
原因はメーカーによると、需要家が当該給湯暖房機を使用の際、何ら
かの要因により給気用樹脂ファンの羽が欠落し始めた状態にあり燃焼
用空気が不足、リモコンにエラーが表示されて消火したが、その後も運 瞬間湯沸器 パナソニック
転操作を行ったことにより、全周の羽が割れ機器内部に未燃ガスが滞 (大型・強制 (株)
給排気式)
留し、点火時の火が引火したものと推測される。
なお、需要家は当該器を使用中、お湯が水になったこと及びその後の
給湯運転を繰り返した際、大きな音がしたため機器修理を依頼した。
需要家より「風呂釜使用時に水に変わったため、繰り返し点火操作をし
たところ異常着火した」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、
BF式風呂釜のケーシングの変形を確認した。
原因は、需要家が当該風呂釜を使用中、何らかの要因によりバーナー
の火が立ち消え、直後にノズルから出ていたガスが機器内に滞留し、 風呂釜
その状態で繰り返し点火操作を行ったことにより、点火時の火が引火し
たものと推定される。
協力企業より「機器修理に訪問した際、需要家が炊飯器使用中に接続
部付近から炎が上がったため元栓を閉めた」との報告を受け、ガス事
業者が調査したところ、当該炊飯器の器具側スリムプラグとガスコード
の接続部が焼損していることを確認した。
原因は、当該ガスコードの器具側継手のパッキン内面に異物が付着し ガスコード
ていたことから、炊飯器とガスコードの気密が保たれず接続部よりガス
が漏えいし、炊飯器の炎に着火、焼損に至ったものと推定される。
事故概要
13A
ガス
種
1986年2月 13A
2004年7月 13A
2002年5月 13A
不明
製造年月
43
幸手市
大阪市
7 2015/1/15 埼玉
8 2015/1/15 大阪
杉並区
6 2015/1/15 東京
市町村
京都市
都道
府県
5 2015/1/12 京都
整理
発生年月日
番号
0
漏えい
着火
0
漏えい
着火
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
死亡
人数
現象
0
0
0
0
中毒
人数
0
0
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
メーカー
接続具
(ホースエン
不明
ドアダプ
ター)
接続具
(ホースエン
不明
ドアダプ
ター)
機種
GW-5RH5F
ゴム管口
ホースエンド
アダプター
型式
定期保安員より「需要家のクッキングテーブルに焼損有り」との連絡を
受け、ガス事業者が調査したところ、クッキングテーブル天板の焼損を
確認した。
原因は、当該クッキングテーブル内部に組込まれた器具用ソケットは、
(株)ハーマン
製造から約38年が経過しており、コンセントパッキンの経年劣化に加
家庭用こん
LT-003(12(大阪ガスブラ
え、ソケットとプラグの脱着が繰返されたため、コンセントパッキンに亀 ろ
600)
ンド)
裂が生じガスが漏えいし、焼損に至ったものと推定される。
なお、需要家は、10年ほど前に当該機器を使用した際、天板付近から
煙が上がり焦げ臭かったので使用を中止し、その後一切使用していな
かった。
ガス事業者が、レンジフード一体型FF式給湯器の機器修理で需要家を
訪問した際、当該給湯器のケーシングが変形していることを確認した。
原因はメーカーによると、当該給湯器は何らかの要因で給排気トップの
排気口が閉塞されたこと、若しくは、元電磁弁が一時的に閉弁遅れと
なったことで燃焼室内に未燃ガスが滞留し、点火時の火、あるいはバー 瞬間湯沸器 パナソニック
(小型・強制
ナー部に残った燃焼炎が引火したものと推定される。
(株)
なお、需要家は当該器の変形について、今回指摘を受けるまで気付い 給排気式)
ていなかった。
協力企業より「機器修理に訪問した際、需要家の小型湯沸器下部に焦
げ箇所がある」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、当該湯
沸器の電池ボックスの一部が焦げている事を確認した。
原因は、需要家が新たに購入した当該湯沸器を自ら取り付けた際、以
前使用していた小型湯沸器のホースエンドアダプターを取り付け再使
用したため、接続不良となり過流出安全機構が作動しない程度のガス
が漏えいし、その状態で当該湯沸器を使用したことにより、点火時の火
が引火したものと推定される。
需要家より「湯沸器の接続部付近から火が出て、メーカーの点検を受け
たが、接続部から漏れがあると言われた」との連絡を受け、ガス事業者
が調査したところ、湯沸器とホースエンドアダプターからの漏えいとソフ
トコードの一部が焼損していることを確認した。
原因は、需要家が当該湯沸器を新たに購入し自ら取り付けを行った
際、湯沸器とホースエンドアダプターの接続不良によりガスが漏えい
し、点火時の火が引火したものと推定される。
なお、事故3日前に、需要家が当該湯沸器を使用した際、ホースエンド
アダプター付近から小さな炎が出た。
事故概要
13A
13A
ガス
種
1978年8月 13A
2002年5月 13A
不明
不明
製造年月
44
都道
府県
板橋区
市町村
0
漏えい
着火
12 2015/1/19 神奈川 川崎市
0
漏えい
着火
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
死亡
人数
現象
久喜市
11 2015/1/17 埼玉
10 2015/1/17 神奈川 相模原市
9 2015/1/17 東京
整理
発生年月日
番号
0
0
0
0
中毒
人数
0
0
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
メーカー
協力企業より「定期保安点検に訪問した需要家宅の風呂釜が変形して
いる」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、RF式風呂釜のフ
ロントカバーが変形している事を確認した。
原因は、過去の降雪時に屋根からの落雪により、当該風呂釜の上方排
気カバーが一時的に閉塞、その状態で需要家が給湯運転を行ったた 瞬間湯沸器
め、換気不良となり機器内に未燃ガスが滞留し、その後の点火時の火 (大型・屋外 (株)ノーリツ
が引火したものと推定される。
式)
なお、需要家は、これまで当該風呂釜の使用時に不具合を感じておら
ず、変形については指摘を受けるまで気付いていなかった。
協力企業より「定期点検に訪問した際、需要家の給湯器が変形してい
る」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、レンジフード一体型
FF式給湯器のケーシングの変形が認められた。
原因はメーカーによると、当該給湯器は何らかの要因で排気口部が閉
鎖されたこと、若しくは、元電磁弁が一時的に閉弁遅れとなったことで 瞬間湯沸器
パナソニック
燃焼室内に未燃ガスが滞留し、点火時の火、あるいはバーナー部に
(小型・強制
(株)
残った燃焼炎が引火したものと推定される。
給排気式)
なお、需要家は、過去における当該給湯器の使用で異常を感じておら
ず、変形についても指摘されるまで気付いていなかった。
需要家より「小型湯沸器上部から火が出た」との連絡を受け、ガス事業
者が調査したところ、当該湯沸器の排気部上方のレンジフードに取り付
けられているフィルターが一部焦げていることを確認した。
原因はメーカーによると、当該湯沸器は油煙の付着や電池電圧の低下 瞬間湯沸器
等により点火し難い状態にあり、需要家が使用の際、点火操作を繰り (小型・開放 リンナイ(株)
返し行ったため機器内部に未燃ガスが滞留し、その状態で、さらに点火 式)
操作を行ったことにより、点火時の火が引火したものと推定される。
協力企業より「ガスの開栓で訪問した際、需要家宅の給湯器が変形し
ている」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、RF式給湯器の
フロントカバーが変形していることを確認した。
原因は、過去に行われた外壁清掃工事等の際、施された養生により当 瞬間湯沸器
該給湯器の給排気部が覆われた状態となり、その状態で需要家が当 (大型・屋外 (株)ノーリツ
該給湯器を使用したため、換気不良となり機器内部に未燃ガスが滞留 式)
し、その後の点火時の火が引火したものと推定される。
事故概要
GT2428(S)AWX
GW-5RH5F
RUS-51CT
GQ-168WS
型式
ガス
種
2005年4月 13A
2000年10月 13A
1999年4月 13A
1995年12月 13A
製造年月
45
龍ヶ崎市
京都市
16 2015/1/20 京都
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
0
排ガス
中毒
14 2015/1/19 神奈川 横浜市
15 2015/1/20 茨城
0
排ガス
中毒
13 2015/1/19 神奈川 横浜市
市町村
死亡
人数
都道
府県
現象
整理
発生年月日
番号
0
0
2
1
中毒
人数
0
0
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
不明
メーカー
需要家より「昼間火災が有り、ガス栓が焼けているので点検願う」との
連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、ガスこんろが接続されたソ
フトコード及びガス栓の一部に焦げがあることを確認した。
原因は、需要家が、二口ガス栓の未使用側を誤って開放したが、当該 ガス栓(安
ガス栓には過流出安全機構が付いていなかったためガスが漏えいし、 全機構な
し)
点火時の火が引火したものと推定される。
RUS-V51RT
(KG-405SD)
RMC-703G
不明
型式
F-201(151(株)藤井合金
336)2口ホー
製作所
スガス栓
需要家より「小型湯沸器を点火した際に上部から火が出た」との連絡を
受け、ガス事業者が調査したところ、当該湯沸器の上方にあるレンジ
フードに取り付けられている紙フィルターが焼損していることを確認し
瞬間湯沸器
た。
原因は、当該湯沸器が電池消耗等により点火し難い状態となり、その (小型・開放 (株)ガスター
状態で需要家が繰り返し点火操作を行ったため、機器内部に未燃ガス 式)
が滞留し、さらにその後の点火操作により点火時の火が引火したものと
推定される。
協力企業より「需要家から機器点検の連絡を受けた際、需要家宅の住
人2名(女性40代・男性10代)が一酸化炭素中毒と診断され病院で手当
を受けた」との報告を受け、ガス事業者が調査したところ、家庭用オー
ブンが不完全燃焼していることを確認した。
原因はメーカーによると、需要家は、当該オーブンの給気部が多量の
埃等で閉塞された状態で使用していたため不完全燃焼し、当該オーブ
ン周辺のCO濃度は測定範囲オーバー(点火2分後4990ppm)であり、さ 家庭用オー
リンナイ(株)
らに、レンジフードを「弱」で作動させていたことにより換気不良となり、 ブン
一酸化炭素を含む排気が室内に滞留、一酸化炭素中毒に至ったものと
推定される。
なお、需要家は当該オーブン使用開始から約30分程度の経過後、容体
が悪くなり消防へ連絡、救急車にて病院へ搬送され治療を受け、2日後
2名共に退院した。
店舗において、消防より火災の連絡を受け、ガス事業者が出動したとこ
ろ、消火活動を行った際に煙を吸い込んだ需要家1名が、後日、軽度の
一酸化炭素中毒と診断され、小型湯沸器の強化ガスホース及び台所
上部の棚が焼損していることを確認した。
原因は消防によると、強化ガスホースの器具側接続部に異形のパッキ
ンが取り付けられていたため気密が保たれず、器具側接続部よりガス 強化ガス
が漏えいする状態となり、需要家が点火した際、点火時の火が引火し ホース
たものと推定される。 なお、建物管理者は、事故2-3週間前に、設備業者に湯沸器の設置を
依頼していた。
事故概要
13A
ガス
種
1972年2月 13A
2007年6月 13A
1984年3月 13A
不明
製造年月
46
足立区
板橋区
19 2015/1/22 東京
20 2015/1/23 東京
大阪市
18 2015/1/21 大阪
市町村
大阪市
都道
府県
17 2015/1/21 大阪
整理
発生年月日
番号
0
漏えい
着火
0
漏えい
着火
1
0
漏えい
着火
排ガス
中毒
死亡
人数
現象
0
0
0
0
中毒
人数
0
0
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
メーカー
型式
(株)ノーリツ
需要家より「ガステーブルを点火した際にガス栓に火が着いた」との連
絡を受け、ガス事業者が調査したところ、3/8 2口バネガス栓の未使
用側に取り付けられたゴム管継手口ゴム部の一部熔解、及びソフトコー
ドの一部焦げ、並びに壁面の一部が変色していることを確認した。
原因は、需要家が2口ガス栓の未使用部にホースエンドアダプターを装 ガス栓
着していたため、ガス栓のバネが押し込まれ、つまみを「開」にするとガ (ホースエン 不明
スが出る状態にあり、その状態で未使用側のガス栓を誤開放し、需要 ド)
家がガス機器を使用の際、点火時の火が引火したものと推定される。
警察より、需要家宅の浴室内で女性の死亡が確認され司法解剖した結
果、一酸化炭素中毒によるものとの連絡を受け、「当該宅の浴室には
CF式風呂釜が設置、発見時はシャワーから水が出ている状態であっ
た」と報告を受けた。
原因は、警察によると当該風呂釜より高濃度の一酸化炭素が発生し、 風呂釜
需要家がシャワー使用中に吸引したものと推定されるが、一酸化炭素
の発生の原因については現在も調査中。
ガス
種
不明
13A
2007年3月 13A
製造年月
3/8 2口バネ
ガス栓
不明
13A
GNQ-5AT(確
1989年1月 13A
認中)
定期保安員より「需要家宅のクッキングテーブルに焼損の疑い有り」と
の連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、クッキングテーブル天板
の焼損を確認した。
原因は、需要家が当該クッキングテーブルに組込まれたソケットとゴム 家庭用こん (株)ハーマン LT-003(12(大阪ガスブラ
管用プラグを接続した際、異物を噛み込んだため、気密が保たれずガ ろ
501)
ンド)
スが漏えい、点火時の火が引火し焼損に至ったものと推定される。
需要家より「湯沸器が爆発着火して火柱が上がり、火は消火器で消し
た」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、小型湯沸器の排気
ダクト内のフィルターが焼失していることを確認した。
原因はメーカーによると、当該湯沸器内部にガス漏れはなく、点火、消
火動作及び燃焼状態も正常であり、異常着火の再現もないことから、真 瞬間湯沸器 (株)ハーマン
因については不明であるが、需要家が点火の際、何らかの要因により (小型・開放 (大阪ガス製 133-H920
品)
点火不良となり、繰り返し点火操作を行ったため、機器内に未燃ガスが 式)
滞留し、点火時に一気に燃焼し異常着火に至ったものと推定される。
事故概要
47
0
0
0
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
漏えい
着火
漏えい
着火
漏えい
着火
大阪市
22 2015/1/24 鹿児島 姶良市
さいたま市
京都市
渋谷区
23 2015/1/24 埼玉
24 2015/1/26 京都
25 2015/1/26 東京
21 2015/1/24 大阪
市町村
死亡
人数
都道
府県
現象
整理
発生年月日
番号
0
0
0
0
0
中毒
人数
0
0
0
0
1
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
メーカー
型式
ガス
種
2013年2月 13A
製造年月
需要家より「ガスが出ない」との連絡を受け、ガス事業者が調査したとこ
ろ、FF式給湯暖房機の着火不良による事象である事を確認、また当該
給湯器フロントカバーの側面に若干の凹みがあることを確認した。
原因は、需要家が当該給湯器を使用の際、給気用樹脂ファンの羽が欠
落し始めた状態にあり燃焼用空気が不足、リモコンにエラーが表示され 瞬間湯沸器 パナソニック
て消火したが、その後も需要家が運転操作を続けたことにより、全周の (大型・強制 (株)
給排気式)
羽が割れ機器内に未燃ガスが滞留し、さらにその状態で運転操作を
行ったため、点火時の火が引火したものと推定される。
AT4200AFSAW3
Q-56(AT4200AFS1AW
3Q)
2004年2月 13A
1985年10月 13A
JG2000ゴム管
(株)ハーマン 用ソケット(S
2005年4月 13A
型)
RGB-30A3-11 1995年11月 13A
定期保安員より「定期保安巡回時に機器接続部の一部焼損を発見」と
の連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、一口こんろに接続された
器具用ソケットの一部焼損を確認した。
接続具(器
原因は、当該ソケット内に異物が多く混入していたことから、異物が
シール面に噛み込んだため気密が保たれずガスが漏えいし、点火時の 具用ソケッ 日東工器(株) G3SS-DM
ト)
火が引火したものと推定される。
需要家より「ガステーブルを点火した際にガス栓付近に火が着いた」と
の連絡を受け、ガス事業者が出動したところ、9.5mmLBコンセント
ヒューズガス栓に接続されているゴム管用ソケットに一部焦げがあるこ
とを確認した。
原因は、当該ゴム管用ソケットがガステーブルの天板の接触等により、 ゴム管(迅
ガス栓と迅速継手が不完全な接続状態になったこと、並びにソフトコー 速継手あ
ドの湾曲設置による反力でガス栓側に押される力が働き、当該ゴム管 り)
用ソケットが離脱せず過流出安全機構が作動しない程度の流量のガス
が漏えいし、その状態で当該ガステーブルを使用したため、点火時の
火が引火したものと推定される。
需要家より「こんろ内部より火が見えた」との連絡を受け、消防及びガス
事業者が出動したところ、当該こんろの点火スイッチ部分が焼損してい
ることを確認した。
家庭用レン
リンナイ(株)
原因は、調査中により詳細は不明。
ジ
飲食店において、店長より「業務用こんろの火が大きくなり火傷した」と
の連絡を受け、ガス事業者が出動したところ、店員が背中に2度の火傷
を負い、救急搬送されたが帰宅したことを確認した。
原因はメーカーによると、機器内部にガス漏れはなく、点火、消火動作
及び燃焼状態も正常であり異常着火の再現もないことから、真因につ 業務用レン
(株)マルゼン RGR-0963B
いては不明であるが、需要家が点火の際、何らかの要因により点火不 ジ
良となり、2~3回点火操作を繰り返したことにより未燃ガスが漏えい
し、点火時の火が引火したものと推定される。
事故概要
48
0
0
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
漏えい
着火
漏えい
着火
28 2015/1/27 神奈川 横浜市
上尾市
29 2015/1/27 埼玉
30 2015/1/28 神奈川 横浜市
中野区
27 2015/1/27 東京
0
漏えい
着火
松山市
26 2015/1/26 愛媛
市町村
死亡
人数
都道
府県
現象
整理
発生年月日
番号
0
0
0
0
0
中毒
人数
0
0
0
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
メーカー
(株)ノーリツ
協力企業より「定期保険点検に訪問した際、需要家宅の風呂釜が変形
している」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、RF式風呂釜
のフロントカバーが変形していることを確認した。
原因は、過去の降雪時に当該風呂釜の上方排気カバーが雪で閉塞さ
れた状態となり、その状態で需要家が運転操作を行ったため、機器内 風呂釜
部に未燃ガスが滞留し、点火時の火が引火したものと推定される。
(株)ノーリツ
協力企業より「機器点検に訪問した際、需要家宅の給湯器が変形して
いる」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、レンジフード一体
型FF式給湯器のケーシングが変形していることを確認した。
原因は、当該給湯器は何らかの要因により当該給湯器の排気口が閉 瞬間湯沸器
塞されたこと、もしくは元電磁弁が一時的な閉弁遅れとなったことにより (小型・強制 パナソニック
機器内に未燃ガスが滞留し、点火時の火、あるいはバーナー部に残っ 給排気式) (株)
た燃焼炎が引火したものと推定される。
協力企業より「機器修理に訪問した際、需要家宅の給湯暖房機が変形
している」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、RF式給湯暖
房機のフロントカバーが変形していることを確認した。
原因は、需要家が当該給湯器を使用の際、何らかの要因により給気用
樹脂ファンの羽が欠落し始めた状態にあったため燃焼用空気が不足、
リモコンにエラーが表示されて消火したが、その後も運転操作を行った 瞬間湯沸器 パナソニック
ことにより、全周の羽が割れ機器内部に未燃ガスが滞留し、点火時の (大型・屋外 (株)
式)
火が引火したものと推測される。
なお、需要家は事故前夜、当該給湯器を使用中、お湯が水になり、再
度翌朝に使用したところ、屋外から大きな音がして機器の変形に気づ
いたため修理を依頼した。
需要家より「給湯使用時に大きな音がした」との連絡を受け、ガス事業
者が調査したところ、BF式風呂釜のケーシングが変形していることを確
認した。
原因は、当該風呂釜は何らかの要因により、口火が点火し難い状態に 風呂釜
あり、需要家が使用の際、繰り返し点火操作を行ったことで機器内部に
未燃ガスが滞留し、点火時の火が引火したものと推定される。
飲食店において、消防より火災通報を受け、ガス事業者が出動したとこ
ろ、消防によりメーターガス栓が閉止、ガスメーターは遮断しており、厨
房内の焼損を確認した。
原因は消防によると、需要家が業務用レンジの器具ガス栓を誤って開 業務用レン
マルゼン
放し、放置したため、漏えいしたガスが当該レンジ上部の開いていた窓 ジ
を通り、屋外に設置されていた瞬間湯沸器のバーナーに引火し、火災
に至ったものと推定される。
事故概要
不明
製造年月
13A
ガス
種
2003年7月 13A
GRQ2028AX-1(据 2004年6月 13A
置式)
GW-5RH5F
(MA2000年4月 13A
105FFRH-RK)
AT4200ARSS
W3Q-56-F
(AT4200ARS2SW
3Q)
GUQ-5A(NR705BFDPZ
2002年4月 13A
(U))
不明
型式
49
2015/2/5 福島
2015/2/5 東京
33
34
目黒区
いわき市
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
0
漏えい
着火
32
福岡市
0
漏えい
着火
31 2015/1/30 鹿児島 鹿児島市
2015/2/2 福岡
死亡
人数
現象
都道
府県
市町村
整理
発生年月日
番号
0
0
0
0
中毒
人数
0
0
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
リンナイ(株)
メーカー
(株)ガスター
協力企業より「ガスの開栓で訪問した際、需要家宅の給湯暖房機が変
形した」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、FF式給湯暖房
機のフロントカバーが変形している事を確認した。
原因は、当該給湯器がファンモーターの回転不具合等、何らかの要因 瞬間湯沸器
により給排気不良の状態にあり、その状態で、協力企業の作業員が点 (大型・強制 パナソニック
火操作を行ったため点火不良となり、機器内部に未燃ガスが滞留し、そ 給排気式) (株)
の後も給湯運転を行ったことにより点火時の火が引火したものと推定さ
れる。
需要家が風呂釜に点火したところ、約1時間後に台所の火災報知器が
作動し、風呂釜上部に置いていた水道ホースが燃えていたため消火、
その後、消防へ通報、連絡を受けたガス事業者及び消防が出動したと
ころ、当該風呂釜上部に置かれた水道ホースが溶け、こびりついている
ことを確認した。
原因はメーカーによると、当該風呂釜は製造より25年経過しており、操 風呂釜
作シャフト部のパッキンが経年劣化したため水が浸入し、侵入した水の
影響を受け、ガス連絡管に腐食による穴が開いた事でガスが漏えいす
る状態となり、バーナーの火が引火、その火が操作プレート及び機器上
部に置かれた水道ホースに燃え移ったものと推定される。
協力企業より「需要家宅に機器点で訪問の際、給湯器が変形している」
との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、レンジフード型FF式給
湯器ケーシングが変形していることを確認した。
原因は、当該給湯器は何らかの要因で排気口が閉塞されたこと、若しく 瞬間湯沸器 パナソニック
は、電磁弁が一時的に閉弁遅れとなったことにより、機器内に未燃ガス (小型・強制 (株)
が滞留し、点火時の火、あるいはバーナー部に残った燃焼炎が引火し 給排気式)
たものと推定される。
需要家より「バランス釜にスイッチを入れ、約20分後に、バランス釜バー
ナー燃焼部と浴槽の反対側から炎が上がっていたためスイッチを切り、
ガス栓を閉止したが、火が消えず水をかけて消火した」との連絡を受
け、ガス事業者が調査したところ、BF式風呂釜上部に煤がつき、燃焼
部分が腐食、焼損しており、浴槽の床も穴が開いている状態を確認し
風呂釜
た。
原因はメーカーにより調査中のため不明だが、入浴剤等の成分により
熱交換器内の銅製の水路が腐食し水漏れしたことによりバーナーが腐
食、ガスが漏えいし点火時の火が引火したものと推定される。
事故概要
ガス
種
1990年1月 13A
2003年9月 13A
2000年1月 13A
製造年月
AD205FFA(G)(AD 1988年1月 13A
-205FFAZ)
ER-DP
GW-5RH5F
RBF-ERS-LS
型式
50
北区
国立市
市町村
38 2015/2/10 兵庫
宝塚市
2015/2/7 神奈川 川崎市
2015/2/5 東京
36
37
2015/2/5 東京
都道
府県
35
整理
発生年月日
番号
0
漏えい
着火
0
漏えい
着火
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
死亡
人数
現象
0
0
0
0
中毒
人数
0
0
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
メーカー
製造年月
ガス
種
GW-5RH5F
(MA1996年9月 13A
105FFRH-LK)
型式
協力企業より「定期保安点検に訪問した際、需要家宅の給湯器が変形
している」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、レンジフード
一体型FF式給湯器のケーシングが変形している事を確認した。
原因は、当該給湯器は何らかの要因により排気口部が閉鎖されたこ
と、若しくは元電磁弁が一時的に閉弁遅れとなったことで燃焼室内に未 瞬間湯沸器 パナソニック
燃ガスが滞留し、点火時の火、あるいはバーナー部に残った燃焼炎が (小型・強制 (株)
給排気式)
引火しものと推定される。
なお、需要家は、以前に当該給湯器を使用した際、大きな音を聞いてい
たが、その後、使用する機会もなかったため、ガス事業者に特に連絡も
していなかった。
GW-5RH5F
(033-0827)
AD245RFA(G)
(SD245RFAZ)
2000年8月 13A
1993年4月 13A
JG2000ゴム管
(株)ハーマン 用ソケット(S
2011年5月 13A
型)
協力企業より「ガスの開栓で訪問した際、需要家宅の給湯暖房器の点
火試験を行ったところ機器が変形した」との連絡を受け、ガス事業者が
調査したところ、RF式給湯暖房器のフロントカバー及びケーシングが変
形している事を確認した。
原因はメーカーによると、当該給湯器のファンモーターの軸受けに錆が 瞬間湯沸器 パナソニック
発生しており、運転時には異常音がしたことから、ファンモータの回転不 (大型・屋外 (株)
具合により給排気不良となり、その状態で、協力企業の作業員が点火 式)
操作を行ったため、点火不良となり機器内部に未燃ガスが滞留し、その
後も給湯運転を行ったことにより点火時の火が引火したものと推定され
る。
需要家より「ガステーブルを使用した際にガス栓付近から火が着いた」
との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、ガステーブルに接続し
ているゴム管用ソケットの一部が焦げており、ガス栓キャップの一部が
溶解していることを確認した。
原因は、需要家がガス栓とガステーブルを接続した際、ゴム管用ソケッ
トのソケット面を、9.5mmLBペアヒューズガス栓のホースエンド側に誤っ ゴム管(迅
て取り付けたため、過流出安全機構が作動しない程度の流量でガスが 速継手あ
り)
漏えいし、点火時の火が引火したものと推定される。
なお、需要家は、3日くらい前からガステーブルのガス栓を開けるとガス
臭気を感じていた。
協力企業より「機器修理に訪問した際、需要家宅の給湯器が変形して
いる」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、レンジフード一体
型FF式給湯器のケーシングが変形していることを確認した。
原因は、当該給湯器は何らかの要因により排気口が閉塞されたこと、 瞬間湯沸器 パナソニック
若しくは電磁弁が一時的な閉弁遅れとなったことにより機器内に未燃ガ (小型・強制 (株)
スが滞留し、点火時の火、あるいはバーナー部に残った燃焼炎が引火 給排気式)
したものと推定される。
事故概要
51
狛江市
狛江市
41 2015/2/13 東京
42 2015/2/13 東京
狛江市
40 2015/2/13 東京
市町村
大阪市
都道
府県
39 2015/2/10 大阪
整理
発生年月日
番号
0
漏えい
着火
0
漏えい
着火
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
死亡
人数
現象
0
0
0
0
中毒
人数
0
0
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
メーカー
協力企業より「定期保安点検に訪問した際、需要家宅の風呂釜が変形
している」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、BF式風呂釜
のケーシングが変形していることを確認した。
原因はメーカーによると、当該風呂釜は塵、埃、冠水等、何らかの要因
により口火の点火が難しい状態となり、需要家が点火操作を繰り返した
ため機器内部に未燃ガスが滞留し、その後の点火時の火が引火したも 風呂釜
のと推定される。
なお、需要家は、過去に当該器を使用した際、大きな音を聞いたことは
あるが、変形については指摘を受けるまで気付いていなかった。
協力企業より「定期保安点検に訪問した際、需要家宅の風呂釜が変形
している」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、BF式風呂釜
のケーシングが変形していることを確認した。
原因はメーカーによると、当該風呂釜は塵、埃、冠水など何らかの要因
により口火の点火が難しい状態となり、需要家が点火操作を繰り返した
ため機器内部に未燃ガスが滞留し、点火時の火が引火したものと推定 風呂釜
される。
なお、需要家は、過去に当該風呂釜を使用の際、大きな音等を聞いた
記憶は無いが、変形については約1年程前に気付いていた。
協力企業より「定期保安点検に訪問した際、需要家宅の風呂釜が変形
している」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、BF式風呂釜
のケーシングが変形していることを確認した。
原因はメーカーによると、当該風呂釜は何らかの要因により口火の点
火が難しい状態となり、需要家が点火操作を繰り返したこと、あるいは、
給湯・追い焚き操作後に操作つまみを口火の位置に戻す際に消火の
位置まで戻しすぎ、口火が消えた状態に気付かず、すぐに給湯・追い焚 風呂釜
き操作を行ったため機器内部に未燃ガスが滞留し、点火時の火が引火
したものと推定される。
なお、需要家は以前に当該風呂釜の点火操作を行った際、大きな音を
聞いていたが、変形については指摘を受けるまで気付いていなかった。
GUQ-51-1
KN-200CD
(J012-603N)
型式
パーパス(株) TP-DPS51
パーパス(株) TP-DPS51
(株)ノーリツ
定期保安巡回会社より「需要家のクッキングテーブルに焼損の疑い有
り」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、クッキングテーブル
の天板裏側及び迅速継手部が焼損していることを確認した。
原因は、当該クッキングテーブルに組込まれたソケットのコンセントパッ
キンが経年劣化していたことに加え、ソケットとプラグの脱着が繰り返さ
れたため、コンセントパッキンに亀裂が生じガスが漏えいし、焼損に至っ 家庭用こん パナソニック
ろ
(株)
たものと推定される。
なお、需要家は、10年程前に当該クッキングテーブルを使用した際、点
火不良のため何度か点火操作を行い、同時に継手部に引火したため
使用を中断、それ以降、現在まで使用していなかった。
事故概要
13A
ガス
種
2006年5月 13A
2007年4月 13A
2009年3月 13A
不明
製造年月
52
三郷市
三郷市
45 2015/2/15 埼玉
46 2015/2/15 埼玉
墨田区
44 2015/2/14 東京
市町村
狛江市
都道
府県
43 2015/2/13 東京
整理
発生年月日
番号
0
漏えい
着火
0
漏えい
着火
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
死亡
人数
現象
0
0
0
0
中毒
人数
0
0
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
型式
需要家より「給湯器を使用した際、大きな音がした」との連絡を受け、ガ
ス事業者が調査したところ、レンジフード一体型FF式給湯器のケーシン
グが変形していることを確認した。
原因は、何らかの要因により当該器の排気口が閉塞されたこと、若しく
は元電磁弁が一時的な閉弁遅れとなったことにより機器内に未燃ガス 瞬間湯沸器 パナソニック
が滞留し、点火時の火、あるいはバーナー部に残った燃焼炎が引火し (小型・強制 (株)
給排気式)
たものと推定される。
なお、当該給湯器は元電磁弁の部品交換作業の対象であるが、当該
宅での作業は不在により未完了であった。
協力企業より「機器点検に訪問した際、需要家宅の給湯器が変形して
いる」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、レンジフード一体
型FF式給湯器のケーシングが変形していることを確認した。
原因は、何らかの要因により当該器の排気口が閉塞されたこと、若しく
は元電磁弁が一時的な閉弁遅れとなったことにより機器内に未燃ガス 瞬間湯沸器
が滞留し、点火時の火、あるいはバーナー部に残った燃焼炎に引火し (小型・強制 パナソニック
(株)
たものと推定される。
給排気式)
なお、需要家は3ヶ月ほど前、当該給湯器を使用中に大きな音を聞いて
いた。又、当該給湯器は元電磁弁の部品交換作業の対象であるが、当
該宅の作業は不在により未完了であった。
ガス
種
2006年2月 13A
2004年9月 13A
製造年月
GW-5RH5F
(MA2000年9月 13A
105FFRH-RK)
GW-5RH5F
(MA2004年8月 13A
105FFRH-RK)
GQ-2037WS
パーパス(株) TP-DPS51
メーカー
協力企業より「定期保険点検に訪問した際、風呂釜が変形している」と
の連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、RF式給湯器のフロントカ
バーが変形していることを確認した。
原因は、過去の降雪時に、屋根からの落雪により当該湯沸器の上方排 瞬間湯沸器
気カバーが雪で閉塞されたため排気不良となり、その状態で需要家が (大型・屋外 (株)ノーリツ
点火操作を行ったことにより、機器内部に未燃ガスが滞留し、点火時の 式)
火が引火したものと推定される。
協力企業より「定期保安点検に訪問した際、需要家宅の風呂釜が変形
している」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、BF式風呂釜
のケーシングが変形していることを確認した。
原因はメーカーによると、当該風呂釜は何らかの要因により口火の点
火が難しい状態となり、需要家が点火操作を繰り返したため機器内部
風呂釜
に未燃ガスが滞留し、点火時の火が引火したものと推定される。
なお、需要家は2年ほど前に当該風呂釜を使用中、大きな音が聞こえた
記憶があり、機器の変形については気付いていた。
事故概要
53
北九州市
福岡市
49 2015/2/18 福岡
50 2015/2/19 福岡
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
0
漏えい
着火
48 2015/2/18 兵庫
川西市
0
漏えい
着火
47 2015/2/15 福島県 郡山市
市町村
死亡
人数
都道
府県
現象
整理
発生年月日
番号
0
0
0
0
中毒
人数
0
0
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
型式
需要家が、調理中にガスこんろ下の収納キャビネット(スライド式)付近
から煙が発生したことに気付き、キャビネットを引き出したところ、キャビ
ネット内が燃えており、ガス栓、フレキ管被覆及び収納キャビネット内部
の一部を焼損した。
ガス栓(フレ
原因は、キャビネットの開閉時に、収納された調理器具がガス栓に繰り キガス栓) 光陽産業(株) G333SP-15A
返し接触したため、検査孔ビスが外れガス漏えいし、その状態で当該こ
んろを使用したためこんろの火が着火したものと推定される。
GW-5RH5F
(株)オカキン・
(株)世田谷製 TA-097
作所
光陽産業(株) G025-12L
メーカー
需要家より「給湯器使用時に異音がした」との連絡を受け、ガス事業者
が調査したところ、レンジフード型FF式給湯器のケーシングが変形して
いることを確認した。
原因はメーカーによると、当該風呂釜は何らかの要因で排気口が閉塞
されたこと、若しくは、電磁弁が一時的に閉弁遅れとなったことにより、 瞬間湯沸器
機器内に未燃ガスが滞留し、点火時の火、あるいはバーナー部に残っ (小型・強制 パナソニック
(株)
た燃焼炎が引火したものと推定される。
給排気式)
なお、当該給湯器はメーカーによる、機器点検巡回対象であったが、需
要家不在(3回訪問)のため点検未完了であった。
需要家より「風呂を沸かそうとしたら点火せず、電池交換のため機器に
近づいたらシューという音がしている。臭いが分からないため、ガス漏
れ調査をして欲しい」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、C
F式風呂釜のバーナー部の焼損を確認した。
原因はメーカーによると、当該風呂釜の使用を繰り返すうち、ガバナ部
のゴム製ダイヤフラムに過大な応力が加わったことに加え、経年劣化 風呂釜
によりダイヤフラムに亀裂が生じ、燃焼時にガバナの大気開放孔を通じ
漏えいしたガスに引火、事故に至ったものと推定される。
需要家より「こんろの下の方から煙が出た」との連絡を受け、ガス事業
者が調査したところ、ホースエンドガス栓とソフトコードの接続部分及び
こんろの後方部に煤が付着しており、ソフトコードと安全バンド、ガス栓
ゴムキャップのそれぞれ一部に焼損箇所があることを確認した。
原因は、当該ガス栓の未使用側はコンセント型でありゴムキャップが取
り付けられていたものの、取り付けが不完全であったため、需要家が未 ガス栓(迅
使用側を誤って開放した際、過流出安全機構が作動しない程度の流量 速継手)
でガスが漏えいし、こんろ点火時の火が引火、その火が安全バンド(ガ
ス栓側)のプラスチック部分とソフトコードの一部に燃え移り焼損したも
のと推定される。
事故概要
ガス
種
2000年3月 13A
2000年9月 13A
1997年12月 13A
2014年1月 13A
製造年月
54
0
漏えい
着火
54 2015/2/24 神奈川 川崎市
0
漏えい
着火
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
死亡
人数
現象
53 2015/2/23 神奈川 横浜市
江戸川区
52 2015/2/21 東京
市町村
大阪市
都道
府県
51 2015/2/20 大阪
整理
発生年月日
番号
0
0
0
0
中毒
人数
0
0
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
メーカー
(株)ノーリツ
飲食店において、需要家より「業務用厨房内の回転釜下部から火が出
た」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、回転釜の点火操作
ボックス付近の配線に一部焦げがあることを確認した。
原因はメーカーによると、当該回転釜のフランジ接続部が、何らかの要
因により腐食し亀裂が生じたことによりガスが漏えい、需要家は、その 業務用煮炊
タニコー(株)
状態に気付かず当該回転釜を使用したため、回転釜の口火若しくはメ 釜
インバーナーの燃焼炎に、漏えいしたガスが引火したものと推定され
る。
なお、需要家は厨房内でガス臭気を感じたことは無かった。
協力企業より「機器点検に訪問した際、需要家宅の給湯器が変形して
いる」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、レンジフード一体
型FF式給湯器のケーシング及びフロントカバーが変形していることを確
認した。
原因は、当該給湯器は何らかの要因により排気口が閉塞されたこと、
若しくは元電磁弁が一時的な閉弁遅れとなったことにより機器内に未燃 瞬間湯沸器
ガスが滞留し、点火時の火、あるいはバーナー部に残った燃焼炎が引 (小型・強制 パナソニック
(株)
火したものと推定される。
給排気式)
なお、需要家は、これまで当該給湯器の使用中に大きな音等を聞いた
記憶はなかった。
又、当該給湯器は元電磁弁の部品交換作業の対象であるが、当該宅
での作業は未完了であったため定期保安点検時に部品交換を実施し
たもの。
協力企業より「定期保安点検に訪問した際、需要家宅の風呂釜が変形
している」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、BF式風呂釜
のケーシングが変形していることを確認した。
原因はメーカーによると、当該機器内部の水漏れやバーナーの腐食な
ど何らかの要因により、口火の点火が難しい状態となり、需要家が点火
操作を繰り返したこと、あるいは、給湯・追い焚き操作後に操作つまみ 風呂釜
を口火の位置に戻す際に消火の位置まで戻しすぎ、口火が消えた状態
に気付かず、すぐに給湯・追い焚き操作を行ったため機器内部に未燃
ガスが滞留し、点火時の火が引火したものと推定される。
定期保安員より「需要家宅のストーブの迅速継手部の焼損を確認した」
との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、当該ストーブ下部の器
具用ソケット・ゴム管用プラグの焼損を確認した。
原因は、需要家が当該ストーブの迅速継手を接続した際、異物を噛み
込んだため気密が保たれずガスが漏えいしストーブの炎に引火し、焼 接続具(器
具用ソケッ 不明
損に至ったものと推定される。
なお、需要家は、2年前の冬に当該機器を使用した際、火が上がったの ト)
でタオルで消したが、その後は一切使用していなかった。
事故概要
13A
ガス
種
1995年1月 13A
不明
製造年月
TRK-110G
1999年6月 13A
GW-5RH5F
(MA2005年4月 13A
105FFRH-LK)
GUS-50
不明
型式
55
2015/3/6 神奈川 横浜市
中野区
58 2015/2/28 東京
59
目黒区
57 2015/2/28 東京
0
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
漏えい
着火
0
漏えい
着火
56 2015/2/27 東京
豊島区
0
漏えい
着火
55 2015/2/24 神奈川 横浜市
市町村
死亡
人数
都道
府県
現象
整理
発生年月日
番号
0
0
0
0
0
中毒
人数
0
0
0
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
不明
メーカー
協力企業より「ガスの開栓で訪問した際、需要家宅の給湯器が変形し
ている」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、RF式給湯暖房
機のフロントカバーが変形している事を確認した。
原因は、過去に行われた外壁補修工事の際に施された養生により、当 瞬間湯沸器
該給湯器の排気部が覆われた状態となり、その状態で需要家が点火 (大型・屋外 (株)ノーリツ
操作を行ったため、機器内部に未燃ガスが滞留し、点火時の火が引火 式)
したものと推定される。
需要家より「小型湯沸器の下部に火が着いた」との連絡を受け、ガス事
業者が調査したところ、小型湯沸器本体下部、及び内部部品の一部焦
げがあることを確認した。
原因は、需要家が当該小型湯沸器を新たに購入し、以前使用していた 金属可とう
不明
金属可とう管を自ら取り付けた際、湯沸器との接続部が締め込み不足 管
であったためネジ山部からガスが漏えいし、点火時の火が引火したもの
と推定される。
協力企業より「ガスの開栓で訪問した際、需要家宅の給湯器が変形し
ている」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、RF式給湯器の
フロントカバーが変形していることを確認した。
原因は、過去の降雪時に当該湯沸器の上方排気カバーが雪で閉塞さ 瞬間湯沸器
れ排気不良となり、その状態で需要家が運転操作を行ったため機器内 (大型・屋外 (株)ノーリツ
式)
部に未燃ガスが滞留し、点火時の火が引火したものと推定される。
飲食店において、協力企業が機器修理に訪問した際「業務用炊飯器内
部に焦げ箇所がある」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、
当該炊飯器内部の配線及び部品に一部焦げがあることを確認した。
原因は、当該炊飯器内部のパイロットバーナーに通じているガス通路
部(二次側)に、何らかの要因で力が加わったため通路部が破断し、そ
の破断面からガスが漏えいする状態となり、需要家が点火操作を行っ 業務用炊飯 リンナイ(株)
器
た際、点火時の火が引火したものと推定される。
なお、需要家は点火操作の際、煙が出て使用出来なかったため修理を
依頼していた。
学校にて、職員より「家庭科室のガス栓とホースの接続部に火が着い
た」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、ガステーブルに接続
しているゴム管用ソケットの一部が溶解していることを確認した。
原因は、当該ゴム管用ソケットの接続が何らかの要因により不完全な
状態であったこと、並びにソフトコードの湾曲による反力でガス栓に押さ ゴム管(迅
れる力が働き当該ゴム管用ソケットが離脱せず、ガス栓を「開」にすると 速継手あ
過流出安全機構が作動しない程度の流量でガスが漏えいし、その状態 り)
で職員がガステーブルを使用したため、点火時の火が引火したものと
推定される。
事故概要
GTH2417AWX6HH
不明
GQ-1628WA
RR-30G1
ゴム管用ソ
ケット(S型)
型式
ガス
種
13A
2003年1月 13A
不明
2005年5月 13A
2001年2月 13A
1999年10月 13A
製造年月
56
西宮市
63 2015/3/11 兵庫
藤岡市
大田区
2015/3/9 群馬
61
大田区
市町村
62 2015/3/11 東京
2015/3/8 東京
都道
府県
60
整理
発生年月日
番号
0
漏えい
着火
0
漏えい
着火
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
死亡
人数
現象
0
0
0
0
中毒
人数
0
0
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
型式
2010年1月 13A
AT-4200AR
SAW3Q-56F(AT2003年3月 13A
4200ARS2AW
3Q)
需要家より「湯沸かし器の異常着火」との連絡を受け、ガス事業者が調
査したところ、換気扇の使い捨てフィルターが焦げているのを確認した。
原因はメーカーによると、当該湯沸器の機器内部にガス漏れはなく点
火消火動作、及び燃焼状態も正常であり異常着火の再現もないことか
ら真因については不明であるが、熱交換器内側に緑青の痕跡があるこ 瞬間湯沸器 (株)ノーリツ YR-546
とから、熱交換器の内側に発生した結露水が点火プラグ付近に滴下し (小型・開放 (大阪ガスブラ (1533-H911)
ンド)
たことにより、点火時スパークはするが沿面放電となり機内にガスが滞 式)
留し、その後の点火時に一気に燃焼して異常着火に至ったものと推定
される。
需要家より「給湯器を使用した際に大きな音がした」との連絡を受け、ガ
ス事業者が調査したところ、RF式給湯暖房機のフロントカバー及びケー
シングが変形していることを確認した。
原因はメーカーによると、需要家が当該給湯器を使用中、何らかの理
由により給湯用樹脂ファンの羽根が欠落し始めた状態であったため燃 瞬間湯沸器 パナソニック
焼用空気が不足、リモコンにエラーが表示されて消火したが、その後も (大型・屋外 (株)
運転操作を行ったことで全周の羽根が割れ、当該機器内部に未燃ガス 式)
が滞留する状態となり、点火時の火が引火したものと推定される。
ガス
種
2011年12月 13A
製造年月
GQ-1623WE 2001年10月 13A
JG2000ゴム
(株)ハーマン 管用ソケット
(S型)
メーカー
ガス事業者が、定期保安点検に訪問した際、需要家宅のRF式給湯器
のフロントカバーが変形していることを確認した。
原因は、過去に行われた外壁補修工事の際に施された養生により、当
該給湯器の排気部が覆われた状態となり、その状態で需要家が点火 瞬間湯沸器
操作を行ったため、機器内部に未燃ガスが滞留し、点火時の火が引火 (大型・屋外 (株)ノーリツ
したものと推定される。
式)
なお、需要家は当該給湯器の変形について、指摘を受けるまで気付い
ていなかった。
需要家より「ガスこんろ使用時にガス栓とホースの接続部に火が着い
た」との連絡を受け、ガス事業者が出動したところ、ゴム管用ソケット及
びゴム管止めの一部が溶解していることを確認した。
原因は、当該ゴム管用ソケットは、何らかの要因により異物が混入した ゴム管(迅
状態にあり、その状態で需要家がガス栓に接続したため気密が保たれ 速継手あ
ず過流出安全機構が作動しない程度の流量でガスが漏えいし、点火時 り)
の火が引火したものと推定される。
事故概要
57
大田区
千葉市
66 2015/3/16 東京
67 2015/3/17 千葉
久喜市
65 2015/3/14 埼玉
市町村
大阪市
都道
府県
64 2015/3/12 大阪
整理
発生年月日
番号
0
漏えい
着火
0
漏えい
着火
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
死亡
人数
現象
0
0
0
0
中毒
人数
0
0
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
不明(バー
ナー部:(株)
世田谷製作
所)
メーカー
(株)ノーリツ
接続具
(ホースエン
不明
ドアダプ
ター)
瞬間湯沸器
パナソニック
(小型・強制
(株)
給排気式)
風呂釜
機種
協力企業より「機器修理に訪問した際、需要家宅の風呂釜が変形して
いる。」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、BF式風呂釜の
ケーシングが変形していることを確認した。
原因は、当該風呂釜の下部に冠水痕があることから、冠水の影響を含
め何らかの要因により口火が点火し難い状態となり、需要家が繰り返し
点火操作を行ったこと、若しくは給湯・追い焚き操作誤に操作ツマミを口 風呂釜
火の位置まで戻しすぎ、口火が消えた状態に気付かず、すぐに給湯・追
い焚き操作を行ったことで機器内部に未燃ガスが滞留し、点火時の火
が引火したものと推定される。
協力企業より「機器修理に訪問した際、需要家宅の小型湯沸器の下部
が焦げている」との連絡を受け、ガス事業者が出動したところ、小型湯
沸器内部の部品及び配線の一部が焦げていることを確認した。
原因は、需要家が当該給湯器を新たに購入し、ホースエンドアダプター
をとりつけ、以前使用していたゴム管を自ら接続したが、ホースエンドア
ダプターの締め込みが不完全であったため気密が保たれずガスが漏え
いし、点火時の火が引火したものと推定される。
消費者より「昨日、風呂使用時浴室内でガス臭い気がした」との連絡を
受け、ガス事業者が調査したところ、屋外での臭気と共に、CF式風呂
釜バーナーカバーの焼損、及びガバナの圧力調整キャップが焼け落ち
ていることを確認した。
原因はメーカーによると、需要家が当該風呂釜の使用を繰り返すうち、
ガスの供給圧力の変動に応動するガバナ部のゴム製ダイヤフラムに、
過大な応力が加わったことに加え、経年劣化によりダイヤフラムに亀裂
が生じ、燃焼時にガバナの大気開放孔を通じ漏えいしたガスに引火、
事故に至ったものと推定される。
なお、当該風呂釜はリコール対象の製品であり、ガス事業者は風呂釜
メーカーに対して情報提供を行っていたが、改善には至っていなかっ
た
協力企業より「定期保安点検に訪問した際、需要家宅の給湯器が変形
している」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、レンジフード
一体型FF式給湯器のケーシングが変形している事を確認した。
原因は、当該給湯器は何らかの要因により排気口部が閉鎖されたこ
と、若しくは、元電磁弁が一時的に閉弁遅れとなり、点火時の火、ある
いはバーナー部に残った燃焼炎が引火したものと推定される。
なお、需要家は、これまで当該給湯器の使用中に異常を感じておらず、
変形についても指摘されるまで気付いていなかった。
事故概要
ガス
種
不明
13A
2000年5月 13A
1999年2月 13A
製造年月
GUQ-5A(NR705BDDPZ(U) 2000年3月 13A
)
ゴム管口
GW-5RH5F
TA-097
型式
58
神戸市
和光市
72 2015/3/20 埼玉
文京区
70 2015/3/18 東京
71 2015/3/19 兵庫
神戸市
69 2015/3/17 兵庫
市町村
江戸川区
都道
府県
68 2015/3/17 東京
整理
発生年月日
番号
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
0
漏えい
着火
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
死亡
人数
現象
0
0
0
0
0
中毒
人数
0
0
0
1
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
メーカー
GT2022SAWX
型式
AT2800AFSAW3
Q(AT2800AFS1AW
3Q)
不明
(株)西島製作
所(大阪ガスブ 31-710
ランド)
需要家より「ゴム管に火が着いた」との連絡を受け、ガス事業者が出動
したところ、ガステーブル後方壁面の一部、ソフトコード、ゴム管止め及
び布巾に焦げがあることを確認した。
原因は、需要家が引っ越しの作業中にソフトコードを切断してガステー
ブルを取り外そうとしたが、ガス栓を閉めない状態でソフトコードにカッ ガス栓
ターナイフで切れ目を入れ、過流出安全機構が作動しない程度の流量 (ホースエン 不明
でガスが漏えいし、慌てて雑巾で漏えい箇所を抑えた際に、誤って点火 ド)
ボタンを押したため、点火時の火が引火したものと推定される。
定期保安員より「定期保安点検時に訪問した際、需要家宅の風呂釜及
び強化ガスホースの一部が焼損している」との連絡を受け、ガス事業者
が調査したところ、CF式風呂釜及び強化ガスホースの一部が焼損して
いることを確認した。
原因は、当該風呂釜のセフティバルブフランジ部に、何らかの要因で亀
裂が生じガスが漏えいし点火時の火が引火、焼損に至ったものと推定 風呂釜
される。
なお、需要家は前年8月に当該風呂釜の浴槽に水を張り燃焼中、10~
15分後に機器接続部付近が燃えていることに気付きガス栓を閉め消火
し、以降使用していなかった。
協力企業より「機器修理に訪問した際、需要家宅の給湯暖房機が変形
している」との連絡を受け、ガス事業者が出動したところ、FF式給湯暖
房機のフロントカバーが変形していることを確認した。
原因は、当該給湯器の運転途中に、何らかの要因により燃焼用樹脂 瞬間湯沸器
ファンの全周の羽が欠落したことにより、燃焼用空気が不足し、機器内 (大型・強制 パナソニック
(株)
部に未燃ガスが滞留する状態となり、その状態で再度の運転操作を
給排気式)
行ったため点火時の火が引火したものと推定される。
店舗において、指定工事店の施工者が、火が着いているこんろの横で
ガス栓の取替工事を行ったところ、噴出したガスにこんろの火が引火
し、施工者1名が火傷を負い、近傍のプラスチック製容器が焼損した。 ガス栓
原因は、施工者が当該ガス栓取替時に、ガスを遮断せずに作業を行っ (ホースエン (株)藤井合金 151-319
製作所
たため、ガスが噴出し、こんろの火が引火したものと推定される。
ド)
協力企業より「定期保安点検に訪問した際、需要家宅の風呂釜が変形
している」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、RF式風呂釜
のケーシングが変形していることを確認した。
原因はメーカーによると、過去の降雪時に屋根からの落雪により、上方 瞬間湯沸器
排気カバーが一時的に閉塞され、その状態で給湯運転を行ったことに (大型・屋外 (株)ノーリツ
より機器内部に未燃ガスが滞留し、点火時の火が引火したものと推定 式)
される。
事故概要
ガス
種
13A
不明
不明
13A
13A
2003年9月 13A
不明
1999年12月 13A
製造年月
59
2015/4/1 愛知
2015/4/2 京都
75
76
京都市
名古屋市
各務原市
74 2015/3/30 岐阜
市町村
福岡市
都道
府県
73 2015/3/24 福岡
整理
発生年月日
番号
0
漏えい
着火
0
排ガス
中毒
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
死亡
人数
現象
0
0
1
0
中毒
人数
0
0
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
メーカー
RFS-1605US
GW-5RH5F
型式
工場において、需要家より「使用しているストーブの周辺から炎が上が
り、使用を中止した」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、ス
トーブに接続されたガスコードの機器側迅速継手部が焼損していること
を確認した。
原因は、何らかの要因により当該ストーブの機器側接続部からガスが
ガスコード
漏えいし、ストーブの炎が引火したものと推定される。
なお、ガス漏えいの要因については、ガスコードの機器側接続部と迅速
継手部を接続する際の異物の噛み込みや、迅速継手の構成部品が破
損していたことが考えられるが、焼損のため特定には至らなかった。
eb40043(株)十川ゴム 00001
(11800050)
需要家が業務用ボイラーの点火操作を行ったが、着火しなかったため
繰り返し操作を続けたところ、当該ボイラー内で異常着火が発生し、当
該ボイラーと排気筒の一部が損傷した。
原因は、当該ボイラーのパイロットバーナー用エアー取り入れ口に塵が
混入していたため、不安定な火となり、メインバーナーへの火移りがス 業務用その ジョンソンボイ JW-350G
ラ(株)
ムーズに行かず、需要家が繰り返し点火操作を行ったことで機器内に 他
未燃ガスが滞留し、点火時の火が引火したものと推定される。
協力企業の作業員が、需要家宅のRF式瞬間湯沸器の経年劣化を確
認する点検として、計測器でCO濃度を測定したところ、レンジオーバー
となり頭痛がしたため、病院で診察を受け一酸化炭素中毒(軽傷)と診
断された。
瞬間湯沸器
原因は、点検時、当該湯沸器は小屋掛けされ、換気が充分に行われな (大型・屋外 リンナイ(株)
い場所に設置されており、作業員はCO濃度測定器がレンジオーバーに 式)
なっても測定作業を継続したため、一酸化炭素を含む排気ガスを吸い
込み軽傷の一酸化炭素中毒に至ったものと推定される。
協力企業より「機器修理に訪問した際、需要家宅の給湯器が変形して
いる」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、レンジフード一体
型FF式給湯器のケーシングが変形していることを確認した。
原因は、当該給湯器は何らかの要因により排気口部が閉鎖されたこ
と、若しくは元電磁弁が一次的に閉弁遅れとなったことで燃焼室内に未 瞬間湯沸器
燃ガスが滞留し、点火時の火、あるいはバーナー部に残った燃焼炎が (小型・強制 パナソニック
(株)
引火したものと推定される。
給排気式)
なお、当該給湯器は機器点検巡回対象であったが、需要家不在のため
(3回訪問)点検未完了であった。
事故概要
ガス
種
不明
13A
2010年3月 13A
1991年3月 13A
2004年7月 13A
製造年月
60
奈良市
葛城市
80 2015/4/12 奈良
81 2015/4/12 奈良
三田市
多摩市
2015/4/6 兵庫
78
大阪市
市町村
79 2015/4/11 東京
2015/4/4 大阪
都道
府県
77
整理
発生年月日
番号
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
0
漏えい
着火
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
死亡
人数
現象
0
0
0
0
0
中毒
人数
0
0
0
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
メーカー
不明
不明
YG2467RT
(135-H742)
型式
飲食店において、消防より「厨房内で出火の連絡あり」との通報を受
け、ガス事業者が出動したところ、収納台の下段部に2台設置してある
炊飯器の1台、炊飯器に接続されたゴムホース、末端ガス栓の一部が
焼損していることを確認した。
ゴム管(迅
原因は、炊飯器に接続されているゴムホースに亀裂があったこと、若し 速継手な
くはゴムホースとガス栓接続部の焼損が激しいことから、ゴムホースあ し)
るいはガス栓接続部からのガス漏えいがあり、その状態で収納台上部
に設置されたこんろを使用したため、こんろの火が着火源となり火災に
至ったものと推定される。
需要家より「一口こんろの使用中にゴム管に引火したが、現在は消火
済みで臭気はない」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、
ホースエンドガス栓に接続されたソフトコードのゴム管止め付近が焼損
ゴム管(迅
していることを確認した。
原因は、需要家が当該ガス栓にソフトコードを接続する際、何らかの要 速継手な
因によりゴム管止め付近に亀裂が生じ、過流出安全機構が作動しない し)
程度の流量でガスが漏えいし、使用中のこんろの火が引火、焼損に
至ったものと推定される。
不明
ゴムホース
住友ゴム工業 GH00175
(株)
(080-0142)
協力企業より「機器修理に訪問した際、需要家宅のガスストーブ接続付
近及び器具用スリムプラグに焦げ箇所がある」との連絡を受け、ガス事
業者が調査したところ、ガスストーブ接続付近及び、当該ストーブ器具
用スリムプラグの一部に焦げがあることを確認した。
原因は、需要家が当該ストーブにガスコードを接続する際、器具用スリ 接続具(ス
ムプラグを不完全な状態で接続したため、ガス栓を「開」にすると過流 リムプラグ) 日東工器(株) NFP-06
出安全機構が作動しない程度の流量でガスが漏えいした状態となり、
点火時の火が引火したものと推定される。
定期保安員より「需要家宅のビルトインこんろに焼損の疑い有り」との
連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、ビルトインこんろのグリル点
火ボタン下部と予備ガス栓の蓋に焼損があることを確認した。
原因は、需要家が、当該こんろに内蔵された予備ガス栓(コンセント型)
に炊飯器を接続し使用した際、グリル点火ボタン下部の火量調整レ
バー開口部より発火したことから、予備ガス栓とガスコードの不完全接 ガスコード
続によりガスが漏えい、若しくはガスコードのソケットシール部に何らか
の要因により異物が噛み込みガスが漏えいし、点火時の火が引火し焼
損に至ったものと推定される。
協力店より「需要家宅の給湯器点検をした際に機器前板変形を確認し
た」との連絡を受け、ガス事業者が出動したところ、RF式大型湯沸器の
機器前板が変形していることを確認した。
原因は、当該湯沸器は何らかの要因で給排気部が一時的に閉塞され 瞬間湯沸器
た状態となり、その状態で運転操作を行ったため機器内の未燃ガスが (大型・屋外 (株)ノーリツ
式)
滞留し、点火時の火が引火したものと推定される。
事故概要
ガス
種
13A
不明
13A
2001年11月 13A
2013年2月 13A
不明
2014年3月 13A
製造年月
61
0
漏えい
着火
83 2015/4/15 東京
0
漏えい
着火
85 2015/4/16 埼玉
和光市
0
漏えい
着火
84 2015/4/16 神奈川 横浜市
町田市
0
漏えい
着火
82 2015/4/14 北海道 札幌市
市町村
死亡
人数
都道
府県
現象
整理
発生年月日
番号
0
0
0
0
中毒
人数
0
0
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
型式
(株)ノーリツ
協力企業より「定期保安点検の際、需要家宅の風呂釜が変形してい
る」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、RF式風呂釜のフロ
ントカバーが変形していることを確認した。
原因は、過去の降雪時に屋根からの落雪等を含め、何らかの要因によ
り上方排気カバーが一時的に閉塞された状態となり、その状態で点火 瞬間湯沸器
操作を行ったため機器内部に未燃ガスが滞留し、点火時の火が引火し (大型・屋外 (株)ノーリツ
式)
たものと推定される。
なお、需要家は、これまで当該風呂釜に不具合を感じておらず、変形に
ついても、点検時に指摘を受けるまで気付いていなかった。
GT2422SAWX
GQ-1637WSC
GUQ-5A
光陽産業(株) G025-12PR
メーカー
協力企業より「ガス料金の問い合わせを受けた需要家宅の給湯器が変
形している」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、RF式給湯
器のフロントカバーが変形していることを確認した。
原因は、過去の外壁補修工事により、当該給湯器の給気部に養生テー 瞬間湯沸器
プが残っており、その状態で需要家が給湯運転を行ったため機器内部 (大型・屋外 (株)ノーリツ
式)
に未燃ガスが滞留し、点火時の火が引火したものと推定される。
需要家より「風呂釜の点検時に大きな音がして機器が変形した」との連
絡を受け、ガス事業者が調査したところ、BF式風呂釜のケーシングが
変形していることを確認した。
原因は、当該風呂釜は、何らかの要因により口火が点火し難い状態と
なり、繰り返し点火操作を行ったため、機器内部に未燃ガスが滞留し、 風呂釜
点火時の火が引火したものと推定される。
需要家より「ヤカンでお湯を沸かしていたところ、ガスこんろの背面から
炎が上がったため隣人へ助けを求め、隣人が消火した」との連絡を受
け、消防及びガス事業者が調査したところ、台所の壁面の一部、二口ガ
ス栓(左側コンセント型、右側ホースエンド型)のツマミ及びこんろに接続
されたゴムホースに焼損があることを確認した。
ガス栓(迅
原因は、需要家が未使用側のコンセントガス栓を誤開放したが、何らか 速継手)
の要因により過流出安全機構が作動しない程度の流量でガスが漏えい
し、その状態で、こんろを使用したため、使用時の火が引火したものと
推定される。
事故概要
ガス
種
1999年10月 13A
2007年4月 13A
2006年3月 13A
2002年12月 LPG
製造年月
62
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
89 2015/4/20 神奈川 鎌倉市
90 2015/4/22 大阪
豊中市
0
漏えい
世田谷区
着火
88 2015/4/20 東京
0
漏えい
着火
87 2015/4/17 東京
府中市
0
漏えい
着火
86 2015/4/17 神奈川 横浜市
市町村
死亡
人数
都道
府県
現象
整理
発生年月日
番号
0
0
0
0
0
中毒
人数
0
0
0
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
メーカー
型式
TP-DPS51
(TPパーパス(株)
705BFDPASL)
SD112GSAH
需要家より「右こんろの点火スイッチ裏より火が出た」との連絡を受け、
ガス事業者が調査したところ、こんろの右側が焼損していることを確認
した。
原因は、当該こんろの右側の器具栓内部に使用されているグリスが、 家庭用レン リンナイ(株)
経年劣化等の要因により消耗したため、気密が保たれずガスが漏えい ジ
した状態となり、こんろの炎が引火し焼損に至ったものと推定される。
RBG-30A3
店舗において、管理者より「業務用フライヤ-の接続具に火が着いた」と
の連絡を受け、ガス事業者が出動したところ、当該業務用フライヤーの
側面及び接続している金属可とう管の被覆の一部に焦げがあることを
確認した。
原因は、当該フライヤーの油交換時や清掃時等に、金属可とう管に繰 金属可とう 日立金属(株) FLHO-2501/2
り返し応力が加わったことで、金属可とう管の中央付近に亀裂が生じガ 管
スが漏えいし、その状態で当該フライヤーを使用したため、点火時の
火、あるいは燃焼炎が引火したものと推定される。
協力企業より「ガスの開栓で訪問した際、需要家宅の風呂釜が変形し
ていた」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、BF式風呂釜の
ケーシングが変形していることを確認した。
原因は、冠水等の要因により当該風呂釜の口火の点火がし難い状態と
なり、その状態で点火操作を行ったことにより機器内部に未燃ガスが滞 風呂釜
留し、点火時の火が引火したものと推定される。
店舗において、従業員より「業務用食器洗浄機から火が出た」との連絡
を受け、ガス事業者が調査したところ、当該食器洗浄機の内部部品及
び配線の一部に焦げがあることを確認した。
原因は、当該洗浄機内部のフランジ管の袋ナットが何らかの要因で緩 業務用食器 日本洗浄機
んだため、気密が保たれずガスが漏えいし、機器内部に未燃ガスが滞 洗浄機
(株)
留、その状態で運転操作を行ったことにより点火時の火が引火したもの
と推定される。
協力企業より「機器修理に訪問した際、需要家宅の給湯器が変形して
いる」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、RF式給湯器のフ
ロントカバー及びケーシングが変形していることを確認した。
原因は、外壁清掃業者が、当該給湯器の排気口に施した養生テープを
剥がし忘れたため、排気口が閉塞状態となり、その状態に気付いてい 瞬間湯沸器
なかった需要家が運転操作を行った際、機器内部に未燃ガスが滞留 (大型・屋外 (株)長府製作 GK-2021K
所
し、点火時の火が引火したものと推定される。
式)
なお、需要家は、給湯器を使用した際、外で大きな音がしたため確認し
たところ、給湯器が変形していることに気付いた。
事故概要
ガス
種
13A
1995年9月 13A
不明
1998年3月 13A
2012年3月 13A
2008年10月 13A
製造年月
63
練馬区
琴平町
93 2015/4/27 東京
94 2015/4/27 香川
立川市
92 2015/4/24 東京
市町村
大田区
都道
府県
91 2015/4/23 東京
整理
発生年月日
番号
0
漏えい
着火
0
漏えい
着火
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
死亡
人数
現象
0
0
0
0
中毒
人数
0
0
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
メーカー
型式
光陽産業(株)
需要家より「外出先から帰ってくると、室内でガス警報器が鳴動してお
り、ガス臭がした」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、可とう
管ガス栓は需要家により閉められていたが、小型湯沸器と強化ガス
ホースとの接続部付近に着火した痕跡があり、ガスが漏えいしているこ
とを確認した。
原因は、当該湯沸器と強化ガスホースとの接続部から、ホースバンドが 強化ガス
外れていたため、接続部よりガスが漏えいし、ガス警報器が鳴動したも ホース
の。
なお、焼痕については、事故当日に消費者は当該湯沸器を使用してお
らず、付近に着火源もなく、ガス事業者が到着時に焦げた臭いも無かっ
たことから、今回のガス漏えいが要因ではないものと推定される。
不明
協力企業より「機器修理に訪問した需要家宅の風呂釜が変形している」
との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、RF式風呂釜のフロント
カバーが変形していることを確認した。
原因はメーカーによると、当該風呂釜の給湯ファンが経年劣化していた 瞬間湯沸器
ことに加え、事故当日ベランダ床の防水工事で発生した多量の粉塵が (大型・屋外 (株)ノーリツ
付着したこと等、何らかの外因により給排気不良となり、その状態で点 式)
火操作を行ったため、機器内部に未燃ガスが滞留し、点火時の火が引
火したものと推定される。
需要家より「ガスこんろを使用したら爆発した」との通報を受け、ガス事
業者が出動したところ、台所の壁に設置されている食器棚のガラス及
び食器の破損、ガス栓(床型コンセントカラン)が設置されている近辺の
床の一部が浮き上がっていることを確認した。
原因は、 消防によると当該ガス栓からガスの漏えいが認められたこと ガス栓(迅
から、需要家がガスファンヒーターを片付けるため当該ガス栓からガス 速継手)
コードを外した際、何らかの要因によりガスが漏えいし、その30分後に
換気扇を稼働しこんろを使用したが、漏えいしたガスにこんろの火が引
火し小爆発したものと推定される。
不明
GT2022SAWX
床型コンセント
ガス栓
消防より火災の連絡を受け、ガス事業者が出動したところ、ビルトインこ
んろの左側ツマミ及び天板に貼付されているラベルの一部が溶解して
いることを確認した。
原因は、事故以前に行われた当該こんろの修理時、機器内部において
製造:(株)パ
左側器具栓の電磁弁に組み込む部品が欠落していたため、気密が保
たれずガスが漏えいする状態となり、その状態で需要家が点火操作を 家庭用レン ロマ、販売:タ T21E-1
ジ
カラスタンダー
行ったことにより、点火時の火が引火したものと推定される。
ド
なお、部品が欠落していた箇所には養生テープが貼られており、需要
家は前日よりガス臭気を感じていた。
事故概要
ガス
種
13A
不明
13A
2001年4月 13A
不明
2009年4月 13A
製造年月
64
2015/5/2 東京
2015/5/2 大阪
97
98
守口市
江戸川区
荒川区
96 2015/4/30 東京
市町村
大阪市
都道
府県
95 2015/4/27 大阪
整理
発生年月日
番号
0
漏えい
着火
0
漏えい
着火
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
死亡
人数
現象
0
0
0
0
中毒
人数
0
0
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
メーカー
型式
(株)ノーリツ
協力企業より「需要家宅を訪問した際、風呂釜用強化ガスホースの一
部焼損を発見した」との連絡があり、ガス事業者が調査したところ、風
呂釜に接続された強化ガスホース及び配管用フレキ管の一部に損傷
があることこを確認した。
原因は、配管用フレキ管継手部から何らかの要因により漏えいしたガ
スが風呂釜の炎に引火し、その炎が強化ガスホースに引火したものと
推定される。
ガス
種
1978年7月 13A
製造年月
GQ-1623WE
2004年3月 13A
2003年3月 13A
GUQ-5A(NR705BFDPZ(U) 2008年4月 13A
)
金属可とう
JFE継手(株) FPJ15A
管
協力企業より「定期保安点検に訪問した際、需要家宅の給湯器が変形
している」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、RF式湯沸器
のフロントカバーが変形していることを確認した。
原因は、当該湯沸器の給排気部が、何らかの要因により閉塞され給排
気不良となり、その状態で給湯運転を行ったことで機器内部に未燃ガス 瞬間湯沸器
(大型・屋外 (株)ノーリツ
が滞留し、点火時の火が引火したものと推定される。
なお、需要家は、これまで当該湯沸器の不具合を感じたことはなく、変 式)
形についても点検時に指摘を受けるまで気付いていなかった。
協力企業より「機器修理に訪問した際、需要家宅の風呂釜が変形して
いる」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、BF式風呂釜の
ケーシングが変形していることを確認した。
原因は、当該風呂釜は何らかの要因により口火が点火し難い状態とな
り、繰り返し点火操作を行ったことで機器内部に未燃ガスが滞留し、点
火時の火が引火したものと推定される。
風呂釜
なお、需要家は、過去に大きな音を聞いた記憶は無いが、変形につい
ては、1~2週間程前から気付いており、口火の点火が悪くなったため機
器修理を依頼した。
定期保安員より「需要家宅のクッキングテーブルに焼損の疑い有り」と
の連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、クッキングテーブルの天
板裏及び迅速継手部に焼損があることを確認した。
原因は、当該クッキングテーブル内部に組込まれた器具用ソケットのコ
ンセントパッキンが経年劣化していたことに加えて、ソケットとプラグの
(株)ハーマン
脱着が繰返されたため、コンセントパッキンに亀裂が生じガスが漏えい 家庭用こん (大阪ガスブラ LT-003
ろ
(J012-501N)
し、焼損に至ったものと推定される。
ンド)
なお、需要家は、半年ほど前に当該クッキングテーブルを使用中、異音
を聞き迅速継手部より煙が上がったたため、その後一切使用していな
かった。
事故概要
65
久喜市
市町村
2015/5/7 京都
2015/5/8 東京
102
杉並区
宇治市
2015/5/4 神奈川 横浜市
2015/5/4 埼玉
都道
府県
101
100
99
整理
発生年月日
番号
0
漏えい
着火
0
漏えい
着火
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
死亡
人数
現象
0
0
0
0
中毒
人数
0
0
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
型式
(株)ハーマン
GT2412SAWX
81-257(ゴム
管用プラグ)
(株)十川ゴム F型ガスコード
(株)長府製作
BFS-853S
所
メーカー
協力企業より「定期保安点検に訪問した際、需要家宅の風呂釜が変形
している」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、RF式風呂釜
のフロントカバーが変形していることを確認した。
原因は、過去の降雪時に、屋根からの落雪により、上方排気カバーが
一時的に閉塞された状態となり、その状態で点火操作を行ったため、機 瞬間湯沸器
(大型・屋外 (株)ノーリツ
器内部に未燃ガスが滞留し、点火時の火が引火したものと推定され
式)
る。
なお、需要家は、変形については気付いていたが、使用上の支障が無
かったためそのまま使用していた。
定期保安員より「需要家宅を訪問した際、需要家から、鉄板をこんろに
乗せて調理中に鉄板に跳ね返った炎が迅速継手部に燃え移り焼損し
たとの申し出があった」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、
一口こんろの接続部及びゴム管の一部が焼損していることを確認した。 ゴム管(迅
原因は、需要家が一口こんろに直径約34cmの鉄板を乗せて調理をして 速継手あ
いたため、バーナーの炎あるいは鉄板からの幅射熱により、ゴム管用 り)
プラグが熱の影響を受け熔解しガス漏えいに至り、調理時の火が引火
したものと推定される。
協力企業より「営業に訪問した際、需要家宅の一口こんろが焦げてい
る」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、一口こんろ及び付近
にあったお盆の一部に焦げがあり、一口こんろに接続されたガスコード
に漏えい箇所があることを確認した。
原因は、需要家が一時的に一口こんろに当該ガスコードを通した際、燃
焼炎の熱影響を受け未燃ガスが漏えいしたが、その状態に気付かず継 ガスコード
続使用したため燃焼炎が引火したものと推定される。
なお、需要家は、当該こんろを弱火で1時間程度使用していた。
需要家より風呂釜点検の依頼を受け、ガス事業者が調査したところ、B
F式風呂釜の前面パネル下方部が変形していることを確認した。
原因は、当該風呂釜は何らかの要因により点火し難い状態にあり、需
要家が連続して点火操作を行ったことにより機器内部に未燃ガスが滞 風呂釜
留し、点火時の火が異常着火したものと推定される。
事故概要
ガス
種
13A
1998年5月 13A
1986年1月 13A
不明
2006年12月 LPG
製造年月
66
和光市
板橋区
105 2015/5/16 埼玉
106 2015/5/18 東京
練馬区
104 2015/5/14 東京
市町村
大阪市
都道
府県
103 2015/5/11 大阪
整理
発生年月日
番号
0
漏えい
着火
0
漏えい
着火
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
死亡
人数
現象
0
0
0
0
中毒
人数
0
0
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
パーパス(株)
不明
メーカー
協力企業より「定期保安点検に訪問した際、需要家宅の風呂釜が変形
している」との連絡を受け、ガス事業が調査したところ、RF式給湯器の
フロントカバーが変形していることを確認した。
原因は、過去の降雪時に、隣家の屋根などからの落雪により、当該給
湯器の上方排気カバーが一時的に閉塞され、その状態で給湯運転を 瞬間湯沸器
行ったことにより機器内部に未燃ガスが滞留し、点火時の火が引火した (大型・屋外 (株)ノーリツ
式)
ものと推定される。
なお、需要家は過去に大きな音等を聞いた記憶は無く、変形についても
点検時の指摘を受けるまで気付いていなかった。
協力企業より「定期保安点検に訪問した際、需要家宅の給湯器が変形
している」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、RF式給湯器
のフロントカバーの左側面及び化粧扉が変形していることを確認した。
原因は、過去に行われた外壁工事の際に施された養生テープが一部
残っていたことから、塗装時に当該給湯器の給排気部が覆われた状態 瞬間湯沸器
となり、その状態で需要家が点火操作を行ったため、機器内部に未燃 (大型・屋外 (株)ノーリツ
ガスが滞留し、点火時の火が引火したものと推定される。
式)
なお、需要家は、これまでの当該給湯器使用時に、不具合を感じたこと
はなく、変形についても点検時に指摘されるまで気付いていなかった。
協力企業より「定期保安点検に訪問した際、需要家宅の風呂釜が変形
している」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、BF式風呂釜
のケーシングが変形していることを確認した。
原因は、当該風呂釜は、冠水等の要因により口火が点火し難い状態と
なり、需要家が繰り返し点火操作を行ったことで機器内部に未燃ガスが
風呂釜
滞留し、点火時の火が引火したものと推定される。
なお、需要家は、これまでに大きな音を聞いた記憶はなく、変形につい
ては点検時に指摘されるまで気付いていなかった。
定期保安員より「需要家宅のクッキングテーブルに焼損の疑い有り」と
の連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、クッキングテーブルの天
板裏側に焼損があることを確認した。
原因は、当該クッキングテーブルに接続されたゴム管に、亀裂が発生し
ガスが漏えいする状態となっていたが、需要家は亀裂部にガムテープ
を巻いた状態で使用を続けていたため、漏えいしたガスがバーナーの ゴム管(迅
速継手な
火に引火したものと推定される。
なお、需要家によると、約3年程前に当該クッキングテーブルを使用中 し)
に接続部より火が出たため、使用を中止し、その後は一切使用してい
ないとのことであった。
事故概要
GT-2410AWX
GQ-1612WEKB
TP-DPS51
(TP705BFDPASL)
赤ゴム管
型式
13A
ガス
種
1999年1月 13A
2000年8月 13A
2004年9月 13A
不明
製造年月
67
岩沼市
新宿区
109 2015/5/22 宮城
110 2015/5/22 東京
0
0
漏えい
着火
0
漏えい
着火
108 2015/5/19 神奈川 横浜市
漏えい
着火
0
漏えい
着火
府中市
107 2015/5/18 東京
市町村
死亡
人数
都道
府県
現象
整理
発生年月日
番号
0
0
0
0
中毒
人数
0
0
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
学校職員より「家庭科室のガス栓とホースの接続部に火が着いた」との
連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、ソフトコードが一部焦げてお
り、ゴム管用ソケット及びゴム管止めの一部が溶解していることを確認
した。
原因は、当該ゴム管用ソケットが不完全な状態でガス栓に接続されて
おり、ソフトコードの湾曲による反力でガス栓側に押される力が働いた ゴム管(迅
ため、当該ゴム管用ソケットが離脱せず、ガス栓を「開」にすると過流出 速継手あ
安全機構が作動しない程度の流量でガスが漏えいし、その状態で職員 り)
がガステーブルを使用したため、点火時の火が引火したものと推定され
る。
なお、職員は調理実習中にガステーブルを使用した際、ゴム管用ソケッ
ト付近に火が着いたため、濡れタオルをかけて消火した。
協力企業より「定期点検時に需要家宅のBF式風呂釜の燃焼器カバー
の変形を確認した」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、BF
式風呂釜の燃焼器カバーが変形していることを確認した。
原因は、当該風呂釜が何らかの要因により口火が点火し難い状態と
なっており、その状態で繰り返し点火操作を行ったため、機器内部に未 風呂釜
燃ガスが滞留し、点火時の火に引火し変形に至ったものと推定される。
なお、需要家は点検時に指摘されるまで変形に気付いていなかった。
型式
(株)ハーマン
長府製作所
ゴム管用ソ
ケット(S型)
BFS-635S
URG-655TSL
9.5mmLB
光陽産業(株) ヒューズガス
栓
メーカー
協力企業より「修理に訪問した際、需要家宅のビルトインこんろの内部
に焦げがある」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、ビルトイ
ンこんろ内部部品及び配線の一部に焦げがあることを確認した。
原因は、需要家が当該こんろの右バーナー付近に大量の水をこぼした
ことにより、バーナーキャップの炎口が閉塞された状態となり、その状態 家庭用レン リンナイ(株)
で繰り返し点火操作を行ったため、バーナー内の未燃ガスが一次空気 ジ
口から漏えいし、点火時の火が引火したものと推定される。
需要家より「台所のガス栓付近に火が着いた」との連絡を受け、ガス事
業者が出動したところ、二口ヒューズガス栓に接続されたソフトコード及
び未使用側の保護キャップに一部焦げがあり、ゴム管止めにも一部溶
解があることを確認した。
ガス栓(迅
原因は、需要家が未使用側のガス栓を誤開放したが、保護キャップが 速継手)
不完全な状態で取り付けられていたため、その隙間から過流出安全機
構が作動しない程度の流量でガスが漏えいし、点火時の火が引火した
ものと推定される。
事故概要
ガス
種
不明
13A
2003年12月 LPG
2008年8月 13A
1983年5月 13A
製造年月
68
0
漏えい
着火
114 2015/5/27 北海道 釧路市
0
漏えい
着火
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
死亡
人数
現象
三鷹市
113 2015/5/26 東京
神戸市
112 2015/5/26 兵庫
市町村
西宮市
都道
府県
111 2015/5/25 兵庫
整理
発生年月日
番号
0
0
0
0
中毒
人数
0
0
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
(株)オカキン
メーカー
需要家より「風呂を沸かそうとして点火ハンドルを数回まわした時に大
きな音がした」との連絡を受け、ガス事業者が出動したところ、BF式風
呂釜のケーシングが変形していることを確認した。
原因はメーカーによると、当該風呂釜の機器内部の下部に冠水痕があ
り、排水試験では浴室内に溢れた排水がバーナー部まで達することが
確認されたことから、点火し難い状態にあり、バーナーが乾く前に点火
操作をしたため点火し難い状態となり機器内に未燃ガスが滞留し、点 風呂釜
火時の火が引火したものと推定される。
なお、需要家は浴室内排水目皿を一度も掃除したことがなくゴミが詰
まっていた。
需要家より「ガステーブルを使用した際にガス栓付近に火が着いた」と
の連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、ガステーブルに接続して
いるゴム管用ソケットの一部が焦げていることを確認した。
原因は、需要家がソフトコード接続用の9.5LBヒューズガス栓に、ゴム
管用ソケットを誤って接続したことにより、過流出安全機構が作動しな ゴム管(迅
い程度の流量でガスが漏えいし、点火時の火が引火したものと推定さ 速継手あ
り)
れる。
なお、需要家はガステーブルを使用中にゴム管用ソケット付近に火が
着いたため、水をかけて消火しガス栓を閉止した。
(株)ノーリツ
製造年月
ガス
種
GTH2444SAWX6H
-H(135N536)
GUQ-5A-1
2010年6月 13A
2010年3月 13A
2012年9月 13A
OK-AR型-LE
(バーナー部 1997年11月 13A
OK269UET)
型式
JG2000 ゴム
(株)ハーマン 管用ソケット
(S型)
需要家より「給湯器の使用時に大きな音がしたので見に行ったら前板
が外れていたが臭気は無し」との連絡を受け、ガス事業者が調査したと
ころ、RF式給湯暖房機の前板が変形していることを確認した。
原因は、事故以前に行われた外壁塗装工事の際、外壁塗装業者が当 瞬間湯沸器
該給湯器の排気トップを養生シートで覆ったことで給排気不良状態とな (大型・屋外 (株)ノーリツ
り、需要家は、その状態で運転操作を行ったため機器内部に未燃ガス 式)
が滞留し、点火時の火が引火したものと推定される。
協力企業より「機器修理に訪問した際、需要家宅の風呂バーナーのガ
ス機構部の変色を確認した」との連絡があり、ガス事業者が調査したと
ころ、CF式風呂釜の配線部が焼損していることを確認した。
原因はメーカーによると、当該風呂釜の使用を繰り返すうちに、ガバナ
部のゴム製ダイヤフラムに過大な応力が加わったことに加え、経年劣
化によりダイヤフラムに亀裂が生じ、燃焼時にガバナの大気開放孔を
風呂釜
通じ漏えいしたガスに引火、事故に至ったものと推定される。
なお、ガス事業者はメーカーに対して、2009年3月にリコール対象の製
品である当該風呂釜が設置されていることを情報提供していたが、改
善には至らなかった。
事故概要
69
2015/6/3 東京
2015/6/4 神奈川 川崎市
117
118
練馬区
八幡市
2015/6/3 京都
116
市町村
大阪市
都道
府県
115 2015/5/27 大阪
整理
発生年月日
番号
0
漏えい
着火
0
漏えい
着火
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
死亡
人数
現象
0
0
0
0
中毒
人数
0
0
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
メーカー
GW-5RH5F
(033-0827)
KN-200CD
(012-0601)
型式
協力企業より「機器修理に訪問した際、需要家宅の給湯暖房機が変形
している」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、RF式給湯暖
房機のフロントカバーが変形していることを確認した。
原因は、需要家が当該給湯暖房機を使用中、何らかの要因により給湯
用樹脂ファンの羽が欠落し始めた状態であったため燃焼用空気が不足
し、リモコンにエラーが表示されて消火したが、その後も運転操作を
瞬間湯沸器
行ったことで全周の羽根が割れ、機器内部に未燃ガスが滞留し、点火 (大型・屋外 パナソニック
(株)
時の火が引火したものと推定される。
式)
なお、需要家は、入浴時に追い焚き操作を行ったところ、お湯が出なく
なり、翌朝のシャワー使用中に屋外から大きな音がし、その後エラーが
解消されず機器修理を依頼したが、変形については指摘されるまで気
付いていなかった。
13A
ガス
種
2008年1月 13A
2001年12月 13A
不明
製造年月
AT4200ARSSW3
Q-56-F(AT- 2004年11月 13A
4200ARS2SW
3Q)
協力企業より「機器修理に訪問した際、ビルトインこんろ内部配線のコ
ネクターが一部熔解しているしている」との連絡を受け、ガス事業者が
調査したところ、ビルトインこんろ内部配線のコネクターが一部熔解して
いることを確認した。
製造:(株)
原因はメーカーによると、当該こんろの左側バーナーの器具栓とガス通 家庭用レン ハーマン、販
DG32E4NR
路部(2次側)との接続に使用している部品(Oリング)が、何らかの要因 ジ
売:サンウェー
により欠損していたため、需要家が点火操作を行った際、左側バー
ブ工業(株)
ナーの器具栓とガス通路部の接続部から未燃ガスが漏えいし、使用中
の燃焼炎が引火したものと推定される。
協力企業より「需要家のレンジフード巡回点検時に、給湯器外装部が
変形している」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、レンジ
フード一体型FF式給湯器側板が変形していることを確認した。
原因は、当該給湯器は何らかの要因で排気口部が閉塞されたこと、若
しくは、元電磁弁が一時的な閉弁遅れとなったことで燃焼室内に未燃ガ 瞬間湯沸器 パナソニック
スが滞留し、点火時の火、あるいはバーナー部に残った燃焼炎が引火 (小型・強制 (株)、大阪ガ
給排気式) スブランド
したものと推定される。
なお、需要家によると、当該給湯器は年に3回程度の異常着火があり、
その後、通常通りに使用していたため変形が起こった日時までは不明
だった。
定期保安員より「需要家宅のクッキングテーブルに焼損の疑い有り」と
の連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、クッキングテーブルの天
板の焼損を確認した。
原因は、当該クッキングテーブル内部に組込まれた器具用ソケットは、
コンセントパッキンの経年劣化に加え、ソケットとプラグの脱着が繰り返 家庭用こん パナソニック
されたため、コンセントパッキンに亀裂が生じガスが漏えいし、焼損に ろ
(株)
至ったものと推定される。
なお、需要家によると、2015年1月頃に当該クッキングテーブル使用中
に接続部より火が出たため、使用を中止し、その後は一切使用してい
ないとのことであった。
事故概要
70
名古屋市
上尾市
121 2015/6/12 愛知
122 2015/6/12 埼玉
上牧町
120 2015/6/10 奈良
市町村
高槻市
都道
府県
119 2015/6/10 大阪
整理
発生年月日
番号
0
漏えい
着火
0
漏えい
着火
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
死亡
人数
現象
0
0
0
0
中毒
人数
0
0
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
型式
風呂釜:(株)
OK-つりがね
オカキン、バー
C型-1、TAナー部:(株)
OK270
世田谷製作所
メーカー
リンナイ(株)
協力企業より「保安点検に訪問した際、需要家宅の給湯暖房機が変形
している」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、FF式給湯暖
房機のフロントカバー及びケーシングが変形していることを確認した。
原因は、過去に行われた外壁補修工事の際に施された養生により、当
該給湯暖房機の給排気部が覆われた状態となり、需要家が、その状態 瞬間湯沸器
で点火操作を行ったため機器内部に未燃ガスが滞留し、点火時の火が (大型・強制 (株)ノーリツ
引火したものと推定される。
給排気式)
なお、需要家は変形については点検時の指摘を受けるまで気付いてい
なかった。
需要家からの連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、BF式風呂釜
が変形していることを確認した。
原因はメーカーによると、当該風呂釜に冠水の痕が見られるため、冠
水の影響により口火が点火し難い状態となり、口火の点火操作を繰り 風呂釜
返したため未燃ガスが機器内に滞留し、点火時の火が引火したものと
推定される。
GTH2413AWXHFF-1(FT368FSA1AW6Q)
RBF-SRDPFX-L-T
協力企業より「レンジフード型給湯器のガス電磁弁交換巡回で訪問した
際、機器側面左部のケーシングの変形を確認」との連絡を受け、ガス事
業者が調査したところ、レンジフード一体型FF式給湯器の右側面の
ケーシングが変形していることを確認した。
原因は、当該給湯器は何らかの要因で排気口部が閉塞されたこと、若 瞬間湯沸器 パナソニック、 GW-5RH5F
しくは、元電磁弁が一時的な閉弁遅れとなったことで燃焼室内に未燃ガ (小型・強制 大阪ガスブラ (033-0827)
スが滞留し、点火時の火、あるいはバーナー部に残った燃焼炎が引火 給排気式) ンド
したものと推定される。
なお、需要家はこれまで当該給湯器を使用の際に異常を感じたことは
なかった。
協力企業より「需要家の風呂釜点検時に風呂釜が焦げている」との連
絡を受け、ガス事業者が調査したところ、CF式風呂釜が焼損しているこ
とを確認した。
原因は、当該風呂釜の使用を繰り返すうちに、ガバナ部のゴム製ダイ
ヤフラムに過大な応力が加わったことに加え、経年劣化によりダイヤフ
ラムに亀裂が生じ、燃焼時にガバナの大気開放孔を通じ漏えいしたガ 風呂釜
スに引火、事故に至ったものと推定される。
なお、ガス事業者は定期保安巡回で収集した所有機器の情報からメー
カーに対してリコール対象の情報提供を行っているが、需要家から当該
風呂釜の調査を拒否されたため、情報提供出来ていなかった。
事故概要
ガス
種
2003年1月 13A
2000年4月 13A
2000年9月 13A
1998年2月 13A
製造年月
71
仙台市
上尾市
125 2015/6/15 宮城
126 2015/6/18 埼玉
江東区
124 2015/6/15 東京
市町村
杉並区
都道
府県
123 2015/6/15 東京
整理
発生年月日
番号
0
漏えい
着火
0
漏えい
着火
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
死亡
人数
現象
0
0
0
0
中毒
人数
0
0
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
(株)ノーリツ
メーカー
協力企業より「需要家宅のFF式給湯暖房機のフロントカバーが変形し
ている」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、FF式給湯暖房
機のフロントカバーが変形していることを確認した。
原因は、過去に行われた外壁補修工事の際に施された養生により、当 瞬間湯沸器
該給湯器の給排気部が覆われた状態となり、その状態で点火操作を (大型・強制 (株)ノーリツ
行ったため機器内部に未燃ガスが滞留し、点火時の火が引火したもの 給排気式)
と推定される。
店舗において、厨房器具設置業者より「新たに業務用フライヤーを設置
したお客様から「フライヤーの接続部から火が出たので消した」との連
絡があったので点検して欲しい」との連絡を受け、ガス事業者が調査し
たところ、業務用フライヤーに接続されていた金属フレキシブルホース
の保護カバーが焼損していることを確認した。
原因は、厨房器具設置業者が業務用フライヤーを設置した際、金属フ
レキシブルホースの長さが十分でない状況で無理に接続したため、接 金属可とう 不明
続部が斜めにねじ込まれガスが漏えいした状態となり、その状態で需 管
要家が当該フライヤーを使用したことにより点火時の火が引火したもの
と推定される。
なお、事故発生当時は30名程度の客が居た。
又、ガス警報器は鳴動していなかった。
協力企業より「機器修理に訪問した際、需要家宅の給湯暖房機が変形
している」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、RF式給湯暖
房機のフロントカバーが変形していることを確認した。
原因は、需要家が当該給湯暖房器を使用中、何らかの要因により給湯
用樹脂ファンの羽が欠落し始めた状態であったため燃焼用空気が不足
し、リモコンにエラーが表示されて消火したが、その後も運転操作を
瞬間湯沸器
行ったことで全周の羽根が割れ、機器内部に未燃ガスが滞留し、点火 (大型・屋外 パナソニック
(株)
時の火が引火したものと推定される。
式)
なお、需要家は、当該湯沸器を使用した際にエラーが表示され、お湯が
出なくなり、再度使用したところ屋外から大きな音がし、その後エラーが
解消されず、確認したところ機器が変形していたため機器修理を依頼し
た。
需要家より「給湯器の使用時に大きな音がした」との連絡を受け、ガス
事業者が調査したところ、BF式風呂釜のケーシングの変形及びハーネ
スの一部焦げ並びにガスバルブに漏えいがあることを確認した。
原因は、当該風呂釜の下部に冠水痕があることから、冠水の影響を含
め、何らかの要因により口火が点火し難い状態となり、その状態で繰り 風呂釜
返し点火操作を行ったこと、若しくはガスバルブから漏えいしたことで機
器内に未燃ガスが滞留し、点火時の火が引火したものと推定される。
事故概要
ガス
種
2008年2月 13A
製造年月
GTH2413AWXHFF-1(FT368FSA1AW6Q)
機器接続ユニ
オン部
13A
2003年1月 13A
不明
AT4200ARSSW3
Q-56-F(AT- 2004年7月 13A
4200ARS2SW
3Q)
GUQ-5A
型式
72
0
漏えい
着火
上牧町
130 2015/6/30 奈良
0
漏えい
着火
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
死亡
人数
現象
129 2015/6/27 神奈川 横浜市
仙台市
128 2015/6/26 宮城
市町村
中央区
都道
府県
127 2015/6/22 東京
整理
発生年月日
番号
0
0
0
0
中毒
人数
0
0
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
(株)ノーリツ
(株)タイヘイ
不明
メーカー
協力企業より「レンジフード型給湯器のガス電磁弁交換巡回で訪問した
際、機器側面左部のケーシングの変形を確認」との連絡を受け、ガス事
業者が調査したところ、レンジフード一体型FF式給湯器の右側面の
ケーシングが変形していることを確認した。
原因は、当該給湯器は何らかの要因により排気口が閉塞されたこと、
若しくは元電磁弁が一時的な閉弁遅れとなったことで燃焼室内に未燃 瞬間湯沸器 パナソニック
ガスが滞留し、点火時の火、あるいはバーナー部に残った燃焼炎ガ引 (小型・強制 (株)、大阪ガ
給排気式) スブランド
火したものと推定される。
なお、需要家はこれまでに当該給湯器を使用した際、大きな音を聞いた
記憶はあるが、時期は不明であり、その後も通常通り使用出来ており、
特に異常は感じていなかった。
需要家より「風呂釜から火が出た」との連絡を受け、ガス事業者が調査
したところRF式風呂釜の機器内部に一部焼損及び給湯配管保温カ
バーに一部焦げがあることを確認した。
原因は、当該風呂釜のガス通路部(一次側)が何らかの要因により腐食
したため、未燃ガスが漏えいする状態となり、その状態で点火操作を
行ったことにより、点火時の火が引火したものと推定される。
なお、需要家は隣家の住人から、当該風呂釜周辺でガス臭い時がある 風呂釜
ので、ガス会社に点検してもらう様に勧められていたが、特に連絡する
ことなく使用時にガス栓の開閉をしており、事故当日、自動運転スイッチ
を押した際に大きな音がして風呂釜から火が出ていたため、自ら火をか
けて消火した。
需要家より「風呂釜の調子が悪いので点検して欲しい」との連絡を受
け、ガス事業者が調査したところ、BF式風呂釜の天板が変形している
ことを確認した。
原因はメーカーによると、当該風呂釜の排気通路の途中にクモの巣が
発生したことにより排気不良となり、その状態で点火操作を行ったた
風呂釜
め、機器上部に未燃ガスが滞留し、点火時の火が引火したものと推定
される。
なお、事故当日、需要家は追い炊き操作を行ったところ大きな音がして
機器本体が変形したため、ガス事業者に連絡をした。
店舗において従業員より「ガス栓付近より火が出た」との連絡を受け、
ガス事業者が調査したところ、業務用こんろに接続されているソフトコー
ド及びガス栓の一部に焦げがあることを確認した。
原因は、需要家がガス栓にソフトコードを接続し業務用こんろを使用
中、当該こんろの位置を移動させたことによりガス栓側のソフトコードの ゴム管(迅
接続が不完全となり、過流出安全機構が作動しない程度の流量でガス 速継手な
が漏えいし、その状態で使用を継続していたため、燃焼炎が引火したも し)
のと推定される。
なお、需要家は当該七輪を使用する度に、ガス栓にソフトコードを着脱
していた。
事故概要
GW-5RH5F
(033-0827)
GT-2010SAR
TH-DPS550
9.5mmソフト
コード
型式
13A
ガス
種
2000年2月 13A
1998年3月 13A
2011年3月 13A
不明
製造年月
73
長野市
調布市
133 2015/7/12 長野
134 2015/7/13 東京
春日部市
2015/7/8 埼玉
132
市町村
2015/7/3 和歌山 和歌山市
都道
府県
131
整理
発生年月日
番号
0
漏えい
着火
0
漏えい
着火
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
死亡
人数
現象
0
0
0
0
中毒
人数
0
0
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
(株)ノーリツ
メーカー
GBSQ-612
型式
協力企業より「機器修理に訪問した際、需要家宅の風呂釜が変形して
いる」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、CF式風呂釜の
ケーシングが変形していることを確認した。
原因はメーカーによると、当該機器内部の腐食、点火ツマミの動作不良
等、何らかの要因により口火の点火がし難い状態となり、繰り返し点火
操作を行ったことで機器内部に未燃ガスが滞留し、点火時の火が引火 風呂釜
したものと推定される。
なお、需要家によると当該風呂釜を1ヶ月ぶりに使用した際に、口火の
点火が難しく繰り返し点火操作を行ったところ、大きな音がしてケーシン
グが変形したとのこと。
需要家より「シャワーを浴びようとして点火を行ったが点火しなかった。
数回動作を繰り返したらドンと小爆発をしたので怖くなってガスの元栓
を閉め使用しなかった」との連絡があり、ガス事業者が調査したところ、
BF式風呂釜の両側面が、正常な状態より外側に2cm程変形している
ことを確認した。
風呂釜
原因は、当該風呂釜は製造から20年が経過し経年劣化をしており、点
火し難い状態となっていたため、需要家が数回点火操作を繰り返したこ
とにより機器内部に未燃ガスが滞留し、点火時の火が引火したものと
推定される。
(株)ノーリツ
GNQ-5D-A
高木産業(株) BFS10
飲食店において、従業員より「こんろ付近で火柱が上がり消火した」との
連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、未使用のL型フレキガス栓
(13mm・過流出安全機構無)が開放されており、厨房の熱で換気扇が
変形していることを確認した。
原因は、従業員が事故前日に、L型フレキガス栓に接続していた鋳物こ
んろを取り外したが、プラグ止め等の措置を講じず、隣接するペア
ガス栓(フレ (株)藤井合金 L型可とうガス
ヒューズガス栓にテーブルこんろを接続したため、店主が誤ってL型フレ キガス栓) 製作所
栓
キガス栓を開放した際、ガスが漏えいし、テーブルこんろ点火時の火が
引火したもの。
なお、店主によると、操作するガス栓が変わったことは従業員から十分
に伝えられていなかったとのこと。
需要家より「爆発着火した」との通報を受け、ガス事業者が出動したとこ
ろ、BF式風呂釜の全面パネルの一部が変形していることを確認した。
原因はメーカーによると、当該風呂釜は一時的なゴミの付着等、何らか
の要因により口火が点火し難い状態にあり、その状態で需要家が繰り
返し点火操作を行ったことにより機器内に未燃ガスが滞留し、点火時の 風呂釜
火が引火したものと推定される。
事故概要
ガス
種
13A
2005年10月 13A
1995年11月 LPG
不明
2008年12月 13A
製造年月
74
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
135 2015/7/16 神奈川 横須賀市
136 2015/7/20 神奈川 横浜市
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
大田区
138 2015/7/21 神奈川 横浜市
137 2015/7/20 東京
死亡
人数
現象
都道
府県
市町村
整理
発生年月日
番号
0
0
0
0
中毒
人数
0
0
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
不明
メーカー
協力企業より「ガス開栓で訪問した際、需要家宅の風呂釜が変形して
いる」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、BF式風呂釜の
ケーシングが変形しており、機器内部に水漏れ箇所があることを確認し
た。
原因は、前入居者が当該風呂釜を使用していた際に、機器内部の水漏
れを含め、何らかの要因により口火が点火し難い状態にあり、繰り返し 風呂釜
点火操作を行ったこと、若しくは給湯・追い焚き操作後に点火ツマミの
位置を止め側に戻しすぎ、口火が消火したことに気付かず点火操作を
行ったため、機器内部に未燃ガスが滞留し、点火時の火が引火したも
のと推定される。
(株)ノーリツ
協力企業より「機器交換の見積もりに訪問した際、需要家宅のビルトイ
ンこんろ内部配線の一部が焼損している」との連絡を受け、ガス事業部
が調査したところ、ビルトインこんろ内部配線の一部に焼損があることを
確認した。
原因はメーカーによると、需要家によるお湯の吹きこぼし等の要因によ 家庭用オー リンナイ(株)
り、当該こんろのバーナー炎口が一時的に水封され、その状態で点火 ブンレンジ
操作を繰り返し行ったため、一次空気口から未燃ガスが漏えいし、点火
時の火が引火したものと推定される。
需要家より「ベランダにて大きな音がしたため給湯器を確認したところ、
フロントカバーが変形している」との連絡を受け、ガス事業者が調査した
ところ、RF式給湯暖房機のフロントカバーが変形していることを確認し
た。
瞬間湯沸器
原因は、当該給湯暖房機器の使用時、何らかの要因により給湯用樹脂 (大型・屋外 パナソニック
(株)
ファンの羽根が欠落し始めた状態であったため燃焼用空気が不足し、 式)
リモコンにエラーが表示されて消火したが、その後も運転操作を行った
ことで全周の羽根が割れ、機器内部に未燃ガスが滞留し、点火時の火
が引火したものと推定される。
協力企業より「機器設置に訪問した際、需要家宅のガステーブルに接
続されているソフトコードが焦げている」との連絡を受け、ガス事業者が
調査したところ、ソフトコードに複数の傷跡があり、一部に焦げがあるこ
とを確認した。
ゴム管(迅
原因は需要家によると、日頃から台所に鼠が出るとのことから、鼠が当 速継手あ
該ソフトコードを齧ったことにより、ガス栓を開の状態にすると過流出安 り)
全機構が作動しない程度の流量でガスが漏えいし、その状態でガス
テーブルを使用したため、点火時の火が引火したものと推測される。
事故概要
不明
製造年月
13A
ガス
種
GUQ-5A
2003年11月 13A
RBR-312EB31999年10月 13A
BG
AT4203BRSA
W3QU-F(AT2007年9月 13A
4203BRS2AW
3QU)
9.5mmソフト
コード
型式
75
町田市
秋田市
141 2015/7/25 東京
142 2015/7/31 秋田
大阪市
140 2015/7/23 大阪
市町村
里庄町
都道
府県
139 2015/7/23 岡山
整理
発生年月日
番号
0
漏えい
着火
0
漏えい
着火
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
死亡
人数
現象
0
0
0
0
中毒
人数
0
0
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
メーカー
型式
需要家より「浴室内のBF式風呂釜を点火したところガス臭気を感じた」
との連絡を受け、保安員が調査したところBF式風呂釜の失火とケーシ
ングの一部に変形があることを確認した。
原因は、浴室内の排水状況が良くなかったことから、排水口の詰まりに
よる影響で当該風呂釜が冠水し口火が点火し難い状態で点火操作を 風呂釜
繰り返したため、機器内に未燃ガスが滞留し点火時の火が引火したも
のと推定される。
なお、需要家は、いつ頃から変形していたのかは不明であるとのこと。
リンナイ(株)
協力企業より「機器点検に訪問した際、需要家宅の給湯器が変形して
いる」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、レンジフード一体
型FF式給湯器のケーシングが変形していることを確認した。
原因は、当該給湯器は何らかの要因により排気口が閉塞されたこと、
若しくは元電磁弁が一時的に閉弁遅れとなったことで燃焼室内に未燃
ガスが滞留し、点火時の火、あるいはバーナー部に残った燃焼炎が引 瞬間湯沸器 パナソニック
(小型・強制
火したものと推定される。
(株)
なお、需要家は、過去に当該給湯器を使用した際に大きな音を聞いた 給排気式)
ことがあったとのこと。
又、当該給湯器は元電磁弁の部品交換作業の対象であるが、当該宅
での作業は不在により未完了であったため、定期保安点検時に受付け
たもの。
ガス
種
1978年12月 13A
2007年10月 13A
製造年月
RBF-SRDPFX-L-T
1999年7月 13A
GW-5RH5F
(MA2000年10月 13A
105FFRH-LK)
定期保安巡回担当者より「需要家宅のクッキングテーブルに焼損あり」
との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、クッキングテーブルの
天板裏面及び迅速継手部に焼損があることを確認した。
原因はメーカーによると、当該クッキングテーブルの器具組込用ソケット
内部にあるコンセントパッキンの経年劣化に加え、ソケットとプラグの脱
ターダ(現ハー
着の繰り返しによりパッキンに亀裂が発生したためガスが漏えいし、焼 家庭用こん マン)(大阪ガ LT-003(12ろ
0610)
損に至ったものと推定される。
ス)
なお、需要家は以前にクッキングテーブルを使用中、裏側から煙が出て
焦げたため、その後使用していなかったとのこと。
工場において、需要家より「4号焙焼釜の運転開始時に爆発音がしたた
め運転停止し、操業担当者が当該機器に至るバルブを閉止した」との
連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、焙焼釜と作業台の溶接接
合部にひび割れがあることを確認した。
(株)正英製作
原因はメーカーによると、当該焙焼釜と作業台の隙間は溶接及びコー 業務用その 所(旧 (株)九 ブラスト式焙
キングにより埋められていたが劣化していたため、洗浄水がメインバー 他
州正英バン
焼釜
ナー部へ流入、配管が水封状態となっており、運転開始後、一時的に
ズ)
ガスが燃焼室内に流入した際、パイロットバーナーが着火源となり、爆
発したものと推定される。
事故概要
76
2015/8/1 東京
2015/8/2 京都
145
146
京都市
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
0
排ガス
中毒
0
死亡
人数
現象
漏えい
世田谷区
着火
日野市
144 2015/7/31 東京
市町村
大阪市
都道
府県
143 2015/7/31 大阪
整理
発生年月日
番号
0
0
0
2
中毒
人数
0
0
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
メーカー
型式
消防より「建物火災、既に鎮火済、給湯器付近からの出火により出動を
要請」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、RF式給湯器の前
板の一部及び排気筒上部付近に設置されたエアコンの冷媒カバーの
瞬間湯沸器
焼損を確認した。
原因はメーカーによると、当該給湯器の熱交換器内部に煤等の付着物 (大型・屋外 リンナイ(株)
が付着したため、バーナーが目詰りし点火不良となり、その状態で点火 式)
操作を繰り返したことで機器内部に未燃ガスが滞留し、点火時の火が
引火したものと推定される。
協力企業より「ガスご使用の申し込みがあった需要家宅の給湯暖房機
が変形している」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、RF式
給湯暖房機のフロントカバー及びケーシングが変形していることを確認
した。
瞬間湯沸器
原因は、当該給湯器の使用時、給湯用樹脂ファンの羽根が欠落し始め (大型・屋外 パナソニック
(株)
た状態にあり燃焼用空気が不足し、リモコンにエラーが表示されて消火 式)
したが、その後も運転操作を行ったことで全周の羽根が割れ、当該機
器内部に未燃ガスが滞留し、その後も運転操作を行ったため、点火時
の火が引火したものと推定される。
需要家より「こんろの下に火が着いた」との連絡を受け、ガス事業者が
調査したところ、こんろに未接続の状態となったソフトコードがこんろ下
のスペースに置いてあり、ソフトコードの先端及びこんろ内部の一部に
焦げがあることを確認した。
原因は、需要家が、ガス炊飯器から電気炊飯器への取替え時にソフト
コードを残したままにしており、その状態で電気炊飯器を使用した際、 ガス栓
誤って未使用のガス栓を半開したことで過流出安全機構が作動せず、 (ホースエン 不明
漏えいしたガスがこんろ付近に滞留し、点火時の火が引火したものと推 ド)
定される。
なお、ガス栓は全開になっていたことから、需要家が消火しようとガス栓
を操作した際、誤って全開にしたことにより、過流出安全機構が作動し
消火に至ったものと推定される。
ガス
種
13A
2003年9月 13A
不明
2014年8月 13A
製造年月
RUA-16WO(a) 1988年8月 13A
AT4200ARSAW3
Q-56-F(AT4200ARS2AW
3Q)
ヒューズガス
栓
飲食店において、オーナーより「7月29日12時頃に事故が発生し、2名が
病院へ搬送され、現在は2名共に退院したが現場調査を依頼したい」と
の連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、めんゆで器でCO測定値
のスケールオーバーを確認し、従業員2名は一酸化炭素中毒の診断を
受けたことを確認した。
原因は、当該めんゆで器の2重リングバーナー内側にある給気ダン
パー開度が約70%であったため不完全燃焼を起こしていたことに加え、 業務用めん (株)マルゼン MRS-171C
排気口の目詰まりによる影響で排気不良となり、厨房内に一酸化炭素 ゆで器
を含む排気ガスが滞留し、一酸化炭素中毒に至ったものと推定される。
なお、従業員2名は高濃度酸素吸引加療を受け、1名は当日退院し、も
う1名は3日間入院していた。
又、今後メーカーにより事故原因に関する情報を入手予定。
事故概要
77
2015/8/4 大阪
2015/8/5 東京
149
150
中央区
八尾市
2015/8/4 神奈川 藤沢市
148
市町村
2015/8/3 北海道 千歳市
都道
府県
147
整理
発生年月日
番号
0
漏えい
着火
0
漏えい
着火
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
死亡
人数
現象
0
0
0
0
中毒
人数
0
0
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
メーカー
型式
TN57A60C
協力企業より「機器修理に訪問した需要家宅の給湯暖房機が変形して
いる」との連絡を受け、協力企業及びガス事業者訪問したところ、FF式
給湯暖房機のフロントカバーが変形していることを確認した。
原因は、当該給湯暖房機の使用時、給湯用樹脂ファンの羽根が欠落し
始めた状態であったため、燃焼用空気が不足しリモコンにエラーが表示 瞬間湯沸器
されて消火したが、その後も運転操作を行ったことで全周の羽根が割 (大型・強制 パナソニック
れ、当該機器内部に未燃ガスが滞留し、点火時の火が引火したよるも 給排気式) (株)
のと推定される。
なお、需要家は当該給湯暖房機を使用中に異常音を聞いていたが、そ
の後も使用を継続しており、事故当日、お湯が出なくなったため、修理
を依頼した。
AT2801BFSSW3
Q(AT2801AFS1SW
3Q)
協力企業より「需要家宅の貯湯湯沸器上部のケーシング変形を確認」
との連絡を受け、販売事業者が調査したところ、FE式貯湯給湯器上部
のケーシングが変形し、ヒーターカバのー部が外れていることを確認し
その他湯沸
YK1901S
た。
(株)ハーマン
器(FE式)
(033-0716)
原因は、現在メーカーにて機器調査中のため不明である。
なお、需要家によると、エラー発生までは、通常通り使用できていたとの
こと。
消防より火災の連絡を受け、ガス事業者が出動したところ、ビルトインこ
んろの内部配線及びコネクター並びに故障診断図等の一部に焦げが
あることを確認した。
原因は消防及びメーカーによると、当該こんろを設置した際に、ガス連
絡管接続部(一次側)に使用したOリングが噛み込んだ状態で施工され 家庭用レン
(株)パロマ
たことが想定され、4ヶ月の使用を経てOリングが破断したため、未燃ガ ジ
スが漏えいし、点火時の火が引火したものと推定される、
なお、需要家は事故数日前より、こんろ使用時にガスの臭気を感じてい
たとのこと。
消防より「町内会館で火災発生、延焼の可能性があるためガスを止め
て欲しい」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、台所の収納
庫内が一部焼損し、収納庫内ビルトインこんろのガス栓、一口ヒューズ
ガス栓に接続されたソフトコードの一部が焼損していることを確認した。
原因は、当該収納庫内には、業務用こんろが接続された一口ヒューズ 業務用こん (株)タチバナ
TS-210
ガス栓も設置されており、ビルトインこんろのグリル使用時、誤って
ろ
製作所
ヒューズガス栓及び業務用こんろの器具栓も開放したため、業務用こん
ろよりガスが漏えいし、点火時の火がが引火したものと推定される。
事故概要
13A
ガス
種
2004年7月 13A
2015年4月 13A
2014年11月 13A
不明
製造年月
78
大阪市
港区
市町村
154 2015/8/11 神奈川 相模原市
2015/8/6 北海道 札幌市
2015/8/6 大阪
152
153
2015/8/5 東京
都道
府県
151
整理
発生年月日
番号
0
漏えい
着火
0
漏えい
着火
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
死亡
人数
現象
0
0
0
0
中毒
人数
0
0
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
メーカー
型式
リンナイ(株)
協力企業より「機器修理に訪問した需要家宅の給湯暖房機が変形して
いる」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、RF式給湯暖房機
のフロントカバーが変形していることを確認した。
原因はメーカーによると、当該給湯暖房機内のファンモーター軸部と軸
受けに錆が発生していたことから、ファンモーターの回転不具合により、
給排気の流入が行われず、機器内部に未燃ガスが滞留し、その状態で
瞬間湯沸器
点火操作を行ったため、点火時の火が引火したものと推定される。
パナソニック
なお、需要家は1週間ぶりに当該給湯暖房機を使用したところ、点火し (大型・屋外 (株)
式)
なかったため機器修理を依頼した。
又、過去の使用時にベランダで大きな音を聞いた記憶があったが、今ま
では給湯使用時に不具合を感じたことはなく、変形についても今回の修
理で指摘を受けるまで気付かなかった。
需要家より「少し前から途中失火エラーが出ていたが様子を見ながら使
用していた。先ほどお湯を出したら本体のカバーが膨らみ破裂した」と
の連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、FE式瞬間湯沸器のケー
瞬間湯沸器
シングの変形を確認した。
原因は、当該湯沸器が何らかの要因により点火不良の状態にあり、点 (大型・強制 リンナイ(株)
火操作時に機器内部に未燃ガスが滞留し、その状態で再点火を繰り返 排気式)
したため、点火時の火が引火したものと推定される。
協力企業より「需要家宅の風呂釜内部、配線及び前板の焼損を確認」
との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、BF式風呂釜の機器内
部、配線、前板の焼損及び接続可動部の漏えいを確認した。
原因はメーカーによると、当該風呂釜内部の天面板の隙間、若しくは前
板の隙間より水分が浸入し、ホースエンドソケット部に何らかの負荷が 風呂釜
かかったことで亀裂が生じ接続部よりガスが漏えいしたため、使用中の
火が引火したものと推定される。
AD245RFA(G)-A
(AD245RFAZ)
RUXV1610SWFA
RBF-11N
(031-0550)
飲食店において、店舗管理者より「めんゆで器の接続具に火が着いた」
との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、めんゆで器に接続され
ている金属フレキシブルホースの被膜が一部焦げており、器機側接続
部付近にガスの漏えいがあることを確認した。
原因はメーカーによると、金属フレキシブルホースに、周辺の物等がぶ
つかることにより繰り返し応力が加わり亀裂が生じたため未燃ガスが漏
えいし、その状態でめんゆで器を使用したことにより点火時の火が引火 金属可とう 日立金属(株) FLHI 400管
1/2
したものと推測される。
なお、ガスの漏えい箇所はガス栓付近であるため、金属フレキシブル
ホースの被膜内部を伝わり上方の器機側接続部付近まで流れ出たも
のと推定される。
なお、需要家によると、一ヶ月程前からガスが漏れていたことは判って
いたが大丈夫だと思い使用していたとのこと。
事故概要
13A
ガス
種
1990年2月 13A
2006年4月 13A
1990年8月 13A
不明
製造年月
79
0
漏えい
着火
158 2015/8/16 神奈川 横浜市
0
漏えい
着火
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
死亡
人数
現象
文京区
157 2015/8/15 東京
新宿区
156 2015/8/15 東京
市町村
千葉市
都道
府県
155 2015/8/14 千葉
整理
発生年月日
番号
0
0
0
0
中毒
人数
0
0
1
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
(株)十川ゴム
メーカー
需要家より「ガステーブルを使用した際にガス栓付近に火が着いた」と
の連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、ヒューズガス栓に接続さ
れたゴム管用ソケットの一部に焦げがあることを確認した。
原因はメーカーによると、当該ガス栓の接続口はホースエンドであった ゴム管(迅
が、需要家は誤ってゴム管用ソケットを接続していたため、過流出安全 速継手あ
機構が作動しない程度の流量でガスが漏えいしており、その状態で点 り)
火操作を行ったため点火時の火が引火したものと推定される。
協力企業より「ガスメーターの作動調査に訪問した需要家宅で、不使用
ガス栓誤開放による引火で窓ガラスが損傷している」との連絡を受け、
ガス事業者が調査したところ、台所の窓ガラス、壁面一部の焦げ及び
台所上部収納棚の収納物が一部溶解していることを確認した。
ガス栓(安
原因は消防によると、需要家が未使用ガス栓を誤って開放したためガ 全機構な
スが漏えいしたが、当該ガス栓は過流出安全機構が無かったため、こ し)
んろ周辺にガスが滞留し点火時の火が引火したものと推定される。
1/2ゴム管口
ガス栓
S-TGR-90
強化ガスホー
ス
型式
JG2000 ゴム
(株)ハーマン 管用ソケット
(S)
不明
飲食店において、消防より「業務用レンジのオーブンから火が出た」と
の連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、需要家(男性)1名が顔及
び右腕の一部を火傷しており病院へ搬送されたことを確認した。
原因は、需要家が当該業務用レンジのオーブンの器具栓を開けた状態 業務用オー
で30秒~60秒放置したことにより庫内に未燃ガスが滞留し、その状態 ブンレンジ タニコー(株)
で点火操作を行ったため、点火時の火が引火したものと推定される。
店舗において、協力企業より「定期保安点検で訪問した際、業務用焼
物器に接続されている強化ガスホースが一部焦げている」との連絡を
受け、ガス事業者が調査したところ、当該焼物器に接続されている強化
ガスホースに一部焦げがあることを確認した。
原因は、当該強化ガスホース機器側接続部付近からガスが漏えいして
いたものと推定されるが、発生状況が明確でないことから、改めてガス 強化ガス
事業者の問診調査を行う予定であり、強化ガスホースについてはメー ホース
カーにより現在調査中。
なお、従業員によると、店舗内でガス臭は感じておらず、強化ガスホー
スの焦げは、今回指摘を受けるまで気付かなかったとのこと。
事故概要
ガス
種
不明
不明
13A
13A
2007年3月 13A
2014年5月 13A
製造年月
80
目黒区
奈良市
161 2015/8/25 東京
162 2015/8/25 奈良
堺市
160 2015/8/24 大阪
市町村
日立市
都道
府県
159 2015/8/22 茨城
整理
発生年月日
番号
0
漏えい
着火
0
漏えい
着火
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
死亡
人数
現象
0
0
0
0
中毒
人数
0
0
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
(株)ノーリツ
メーカー
GNQ-5D-A
型式
協力企業より、「レンジフード型給湯器のガス電磁弁交換巡回訪問した
際に、当該機器側面左部のケーシング変形を確認」との連絡を受け、ガ
ス事業者が調査したところ、レンジフード型給湯器機側面左部のケーシ
ングが変形していることを確認した。
原因はメーカーによると、当該給湯器は何らかの要因で排気口が閉塞
されたこと、若しくはガス元電磁弁が一時的に閉弁遅れとなったでこと 瞬間湯沸器
パナソニック
燃焼室内に未燃ガスが滞留し、点火時の火、あるいはバーナー部に
(小型・強制
(株)
残った燃焼炎が引火したものと推定される。
給排気式)
なお、需要家によると、過去の使用時に大きな音がした記憶はあるが、
時期不明であり、その後も通常通り使用できており、特に異常は感じて
いなかったとのこと。
協力企業より「定期保安点検に訪問の際、需要家宅の風呂釜が変形し
ている」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、RF式風呂釜の
フロントカバーが変形していることを確認した。
原因はメーカーによると、過去の外壁塗装工事の際に、当該機器が養
生シートに包まれた等の要因により、機器の給排気が一時的に閉塞さ 瞬間湯沸器
れた状態で運転操作を行ったため、機器内部に未燃ガスが滞留し、点 (大型・屋外 (株)ノーリツ
火時の火が引火したものと推測される。
式)
なお、需要家は、過去に大きな音を聞いた記憶はなく、変形についても
指摘されるまで気付かなかったとのこと。
GW-5RH5F
(33-0827)
GT-2017AWX
定期保安巡回担当者より「訪問時に需要家宅の当該機器の焼損あり」
との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、クッキングテーブルの
機器ガス栓前面カバーの焼損を確認した。
原因は、当該機器側のガスホース差込み不足、又は機器及びガスホー
スの経年劣化等により、機器の接続部、器具栓周辺あるいはガスホー 家庭用こん
小泉産業(株) KCG-10013
スからガスが漏えいし、点火時の火が引火したものと推定される。
ろ
なお、需要家によると、約10年程前、当該機器使用中に接続部より火
が出たが、その後も年に1~2回使用をしていたとのこと。
ガス事業者が定期保安点検に訪問した際、需要家宅でCF式風呂釜の
ケーシングが変形している状態を確認した。
原因はメーカーによると、当該風呂釜の給気部に一時的なゴミ付着や
給排気設備不良の影響で排気筒に逆風圧が加わるような気象条件が
重なり、給排気のバランスが崩れて口火が点火し難い状態となり、その
状態で点火操作を繰り返したため、未燃ガスが機器内部に滞留し、点
風呂釜
火時の火が引火したものと推定される。
なお、当該風呂釜には逆風止めがない等、給排気設備不良の状態で
設置されていた。
又、当該機器は需要家により一部改造を施して取り付けたとのこと。
事故概要
ガス
種
2000年9月 13A
2003年2月 13A
1981年6月 13A
2003年2月 13A
製造年月
81
0
漏えい
着火
豊島区
166 2015/8/27 東京
0
漏えい
着火
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
死亡
人数
現象
165 2015/8/26 神奈川 横浜市
豊島区
164 2015/8/26 東京
市町村
葛飾区
都道
府県
163 2015/8/26 東京
整理
発生年月日
番号
0
0
0
0
中毒
人数
0
0
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
協力企業より「ガス開栓時に訪問した際、需要家宅の風呂釜が変形し
ている」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、BF式風呂釜
ケーシングが変形していることを確認した。
原因はメーカーによると、当該風呂釜の機器底面の部品が著しく錆び
ており、機器内には冠水痕もあることから、前入居者が当該機器の使 風呂釜
用時、冠水等の影響等により口火の点火がし難い状態で点火操作を繰
り返したため、機器内部に未燃ガスが滞留し、点火時の火が引火したも
のと推定される。
学校職員より「用務員室のガス栓に火が着いた」との連絡を受け、ガス
事業者が調査したところ、ゴム管用ソケット及びガス栓キャップの一部
が溶解していることを確認した。
原因は、ゴム管用ソケットが不完全な状態でガス栓に接続されていたこ
と、並びにソフトコードの湾曲による反力でガス栓側に押される力が働
き、当該ゴム管用ソケットが離脱しなかったことの2つの要因により、ガ ゴム管(迅
ス栓を「開」にすると過流出安全機構が作動しない程度の流量でガスが 速継手あ
漏えいする状態であったため、点火時の火が引火したものと推定され り)
る。
学校職員によると、事故発生日の朝、ガス臭気を感じていたが、お湯を
沸かすためにガステーブルを使用したためガス栓付近に火が着いたと
のこと。
協力企業より「ガス開栓の訪問の際、需要家宅の風呂釜が変形してい
る」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、BF式風呂釜のケー
シングが変形していることを確認した。
原因はメーカーによると、前居住者による当該風呂釜の使用時、冠水
等の影響も含め何らかの要因により口火の点火がし難い状態にあり、 風呂釜
その状態で繰り返し点火操作を行ったため機器内部に未燃ガスが滞留
し、点火時の火が引火したものと推定される。
協力企業より「機器修理に訪問した際、需要家宅の風呂釜のケーシン
グ変形及び機器内部の一部に焦げがある」との連絡を受け、ガス事業
者が調査したところ、BF式風呂釜のケーシングの変形及び機器内部配
線の一部に焦げがあることを確認した。
原因はメーカーによると、当該機器の内部の下部に冠水痕があり、底
面の部品も錆びついていたことから、冠水、劣化等の影響により口火が
点火し難い状態となり、繰り返し点火操作を行ったことで機器内部に未 風呂釜
燃ガスが滞留し、点火時の火が引火したものと推定される。
なお、需要家は、以前から点火時に大きな音に気付いていたが、機器
が変形していることは指摘されるまで気が付かなかったとのこと。パイ
ロットノズルのガス通路部(二次側)また、浴室の排水状況が悪いことも
伺った。
事故概要
型式
ゴム管用ソ
ケット(S型)
TP-DPS51
(TP705BFDPAH)
パーパス(株) TP-DPS51
(株)ハーマン
(株)パーパス
TP-A85K
パーパス(株) (TP705BFDPA)
メーカー
ガス
種
13A
13A
1998年9月 13A
不明
不明
2007年11月 13A
製造年月
82
新潟市
狭山市
169 2015/8/30 新潟
170 2015/8/31 埼玉
0
0
漏えい
着火
168 2015/8/30 東京
漏えい
着火
0
漏えい
着火
江東区
0
漏えい
着火
167 2015/8/27 神奈川 川崎市
市町村
死亡
人数
都道
府県
現象
整理
発生年月日
番号
0
0
0
0
中毒
人数
0
0
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
メーカー
協力企業より「定期点検時の訪問の際、需要家宅の風呂釜機器本体
左側の損傷がある」と連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、BF式
風呂釜の本体左側に損傷があることを確認した。
原因は、需要家が当該風呂釜を使用した際、何らかの要因により種火
が点火し難い状態にあり、時間を置かずに点火操作を繰り返したため、 風呂釜
機器内に未燃ガスが滞留し、点火時の火が引火したものと推定され
る。
なお、メーカーによると、機器としては異常は無いとのこと。
(株)ノーリツ
光陽産業(株)
接続具
(ホースエン
不明
ドアダプ
ター)
消防より火災通報を受け、ガス事業者が出動したところ、台所の二口
ホースガス栓に接続された家庭用こんろ、ソフトコード及び換気扇用の
電気コンセントが焼損していることを確認した。
原因は、事故後の調査で二口ホースガス栓の未使用側が開放されて ガス栓(安
いたことから、需要家が家庭用こんろを使用する際に、未使用側のガス 全機構な
栓を誤開放したが、過流出安全機構が付いていなかったため、ガスが し)
漏えいし、点火時の火が引火したものと推定される。
協力企業より、「定期保安点検に訪問した際、需要家宅の小型湯沸器
下部に焦げ箇所がある」との連絡を受け、ガス事業者が調査したとこ
ろ、小型湯沸器は既に消費者によって取外されており、電池ケース及び
電池ケース周辺の一部に焦げがあることを確認した。
原因は、新しく購入した当該小型湯沸器を需要家自身で取り付けた際、
ゴム管口にパッキンを取り付けない状態で接続したため、ゴム管口の
ねじ山部より未燃ガスが漏えいし、点火時の火が引火したものと推定さ
れる。
なお、需要家は、当該湯沸器の使用中に下部に火がついたため、ガス
栓を止め息を吹きかけて消火し、機器を取外していた。
協力企業より「定期保安点検時に訪問した際、需要家宅の風呂釜が変
形している」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、RF式風呂
釜のフロントカバーが変形していることを確認した。
原因は、過去の降雪時に隣家の屋根からの落雪等により上方排気カ
バーが閉塞され、その状態で給湯運転を行ったため機器内部に未燃ガ 瞬間湯沸器
(大型・屋外 (株)ノーリツ
スが滞留し、点火時の火が引火したものと推定される。
なお、需要家は、過去に大きな音を聞いた記憶はなく、機器の変形につ 式)
いて指摘を受けるまで気付かなかったとのこと。
事故概要
ガス
種
不明
13A
2000年12月 13A
製造年月
GUQ-5D
2011年11月 LPG
9.5mm2口ホー
1978年4月 13A
スガス栓
ホースエンド
アダプター
GT2422SAWX
型式
83
2015/9/1 東京
2015/9/3 東京
173
174
品川区
練馬区
大阪市
172 2015/8/31 大阪
市町村
町田市
都道
府県
171 2015/8/31 東京
整理
発生年月日
番号
0
漏えい
着火
0
漏えい
着火
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
死亡
人数
現象
0
0
0
0
中毒
人数
0
1
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
ガス
種
協力企業より、「定期保安点検に訪問した際、需要家宅の給湯器が変
形している」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、RF式給湯
器のフロントカバーが変形していることを確認した。
原因はメーカーによると、過去の外壁塗装工事の際に、当該機器が養
生シートに包まれた等の要因により、当該給湯器の給排気部が一時的
に閉塞された状態で運転操作を行ったため、機器内部に未燃ガスが滞 瞬間湯沸器
(大型・屋外 (株)ノーリツ
留し、点火時の火が引火したものと推測される。
なお、需要家は、過去の当該湯沸器使用時に大きな音を聞いた記憶は 式)
なく、機器の変形についても定期保安点検時に指摘を受けるまで気付
かなかったとのこと。
不明
不明
GQ-1023W
不明
13A
13A
2003年11月 13A
不明
不明
(151-313)
製造年月
ガス栓(安
全機構な
し)
型式
GW-5RH5F
(MA1996年9月 13A
105FFRH-RK)
メーカー
瞬間湯沸器
パナソニック
(小型・強制
(株)
給排気式)
機種
消防より、火災があった需要家宅のガス漏れ確認の要請を受け、ガス
事業者が調査したところ、需要家1名(男性)は顔と両腕に火傷を負い
病院へ搬送され、台所にある一口こんろの側面並びに壁面等の一部が
焦げており、付近に設置されたファンヒーター用ガスコードに複数の焦
げ箇所があることを確認した。
原因は、ファンヒーター用ガスコードにガムテープが巻かれていたことか ガスコード
ら、日頃の一口こんろ使用時の熱影響により当該ガスコードが損傷した
ため、過流出安全機構が作動しない程度の流量で未燃ガスが漏えいし
滞留したことで、一口こんろ点火時の火が引火したものと推定される。
協力企業より「機器点検に訪問した際、需要家宅の給湯器が変形して
いる」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、レンジフード一体
型FF式給湯器のケーシング及びフロントカバーが変形していることを確
認した。
原因は、何らかの要因により排気口が閉塞されたこと、若しくは元電磁
弁が一時的に閉弁遅れとなったことで燃焼室内に未燃ガスが滞留し、
点火時の火あるいはバーナー部に残った燃焼炎が未燃ガスに引火した
ものと推定される。
なお、需要家によると過去に当該機器を使用の際に大きな音を聞いた
記憶はないとのこと。
又、当該機器は元電磁弁の部品交換作業の対象であるが、当該宅で
の作業は不在により未完了であったため、定期保安点検時に受付けた
もの
消防より「建物火災」との通報を受け、ガス事業者が出動したところ、
テーブルこんろ周辺の壁面一部が焼損していることを確認した。
原因は、需要家が誤って未使用側のガス栓を開放したが、当該ガス栓
には過流出安全機構が無かったため、ガスが漏えいし点火時の火が引
火したものと推定される。
なお、未使用側のガス栓にキャップは装着されていなかった。
事故概要
84
2015/9/7 福岡
2015/9/7 大阪
178
2015/9/5 東京
176
177
2015/9/4 三重
都道
府県
175
整理
発生年月日
番号
枚方市
福岡市
足立区
四日市市
市町村
0
漏えい
着火
0
漏えい
着火
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
死亡
人数
現象
0
0
0
0
中毒
人数
0
0
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
メーカー
協力企業より「機器修理の訪問時、需要家宅の風呂釜内部に一部焼損
を発見」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、風呂釜内部の
一部が焼損しているいことを確認した。
原因は、当該風呂釜の長期使用により、ツマミ部のシールが劣化した
ため、点火操作時にツマミ部分からガスが漏えいし、点火時の火が引 風呂釜
火した際に当該風呂釜内部の一部を焼損したものと推定される。
需要家より「風呂釜の点火を行う際に、なかなか点火しないため、何度
か点火操作を行っていたところ、異音が発生した」との連絡を受け、ガ
ス事業者が調査したところ、風呂釜のカバーの一部が変形していること
を確認した。
原因は、塗装業者が当該建物の外壁塗装工事を実施した際、当該風
呂釜給排気トップの養生シートを取り外し忘れたため給排気トップが閉 風呂釜
塞された状態となり、需要家が使用した際、当該機器内部に未燃ガス
が滞留し点火時の火が引火したものと推定される。
なお、塗装業者によると当該建物には3本の給排気トップが設置されて
おり2本について養生シートの取り外しを忘れていたとのこと。
協力企業より「定期保安点検に訪問した際、需要家宅の風呂釜が変形
している」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、BF式風呂釜
のケーシングが変形していることを確認した。
原因は、当該風呂釜は冠水等の要因により口火の点火がし難い状態と
なり、その状態で点火操作を行ったため機器内部に未燃ガスが滞留
し、点火時の火が引火したものと推定される。
風呂釜
なお、需要家は、数日前にシャワーの給湯操作を行った際、いつもと違
う音がした記憶はあるが、機器の変形については指摘を受けるまで気
付かなかったとのこと。
GW-5RH5F
型式
RBF-101
三畿瓦斯器具
(32-146)
(株)
リンナイ(株)
TP-DPS51
(TPパーパス(株)
705BFDPASL)
住宅管理事務所より「入居者が湯沸器を使用中に音がした」との修理
依頼連絡があり、ガス事業者が調査したところ、レンジフード一体型FF
式湯沸器のケーシングが変形していることを確認した。
原因は、当該湯沸器は何らかの要因により機器内部に未燃ガスが滞 瞬間湯沸器
パナソニック
留し、点火時の火が引火したものと推定される。
(小型・強制
なお、当該湯沸器は電磁弁不良により、異常着火の懸念がある機種で 給排気式) (株)
メーカーにて点検、部品交換を実施している機種であったとのこと。
事故概要
ガス
種
1973年4月 13A
1994年8月 13A
2003年6月 13A
2004年9月 13A
製造年月
85
0
漏えい
着火
180 2015/9/10 大阪
0
漏えい
着火
182 2015/9/11 岡山
岡山市
0
漏えい
着火
181 2015/9/11 神奈川 横須賀市
吹田市
0
漏えい
着火
179 2015/9/10 神奈川 川崎市
市町村
死亡
人数
都道
府県
現象
整理
発生年月日
番号
0
0
0
0
中毒
人数
1
0
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
メーカー
リンナイ(株)
飲食店において、店主(91歳女性)の隣人より「店主がガスを使用中に
火傷を負った」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、店主は
顔に2度の火傷を負っていたことを確認した。
原因は、当該機器排気部に油分が溜まっていたことから、排気不良に
より失火したため、店主はマッチに火をつけ再度点火したが、当該機器 業務用焼き 不明
には立消え安全装置が付いておらず、機器内部に未燃ガスが滞留し、 物器
点火時の火が引火したものと推定される。
需要家より「BF式風呂釜に種火を着けようとしたら爆発音がして、点火
窓が吹っ飛んだ」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、BF式
風呂のケーシングが変形していることを確認した。
原因は、当該風呂釜が何らかの要因により点火し難い状態にあり、需
要がすぐに再点火操作を繰り返したことで、機器内に未燃ガスが滞留
風呂釜
し、点火時の火が引火したものと推定される。
なお、メーカーによる訪問調査では機器内部への冠水、配管からの浸
水の痕跡は見当たらなかったため、点火しなかった要因については不
明である。
製造年月
ガス
種
13A
不明
不明
13A
RBF-81S2N12006年1月 LPG
RR-R-T
不明
GQ-1617WXA
(NR2001年12月 13A
A516RFWB)
型式
定期保安巡回担当者より需要家宅のクッキングテーブル接続部の焼損
跡を発見」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、クッキング
テーブルの器具組込用ソケットが焼損していることを確認した。
原因はメーカーによると、当該クッキングテーブルの器具組込用ソケット
内部にあるコンセントパッキンの経年劣化に加え、ソケットとプラグの脱 家庭用こん 松下電器産業 KN-200CD
着の繰り返しにより亀裂が発生しガスが漏えいし、焼損に至ったものと ろ
(株)
(1012-0602)
推定される。
なお、需要家によると、1年程前に当該器を使用中に接続部から出火し
たため、その日以降使用していなかったとのこと。
協力企業より「定期保安点検に訪問した際、需要家宅の給湯器が変形
している」との連絡を受け、ガス事業者が訪問したところ、RF式給湯器
のフロントカバーが変形していることを確認した。
原因はメーカーによると、過去の降雪時に隣家の屋根からの落雪によ
り上方排気カバーが一時的に閉塞され、その状態で給湯運転を行った 瞬間湯沸器
ため機器内部に未燃ガスが滞留し、点火時の火が引火したものと推定 (大型・屋外 (株)ノーリツ
式)
される。
なお、需要家によると、これまで当該給湯器の使用時に不具合を感じた
ことはなく、変形についても点検時に指摘を受けるまで気付かなかった
とのこと。
事故概要
86
豊田市
宝塚市
185 2015/9/17 愛知
186 2015/9/19 兵庫
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
0
漏えい
着火
184 2015/9/12 大阪
大阪市
0
漏えい
着火
183 2015/9/12 神奈川 横浜市
市町村
死亡
人数
都道
府県
現象
整理
発生年月日
番号
0
0
0
0
中毒
人数
0
0
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
メーカー
DC1001
ニップル
型式
協力企業より「機器修理に訪問した需要家宅の給湯暖房機の前板変形
を確認した」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、給湯暖房
機の前板変形を確認した。
原因は、過去に実施した外壁塗装工事の際、当該給湯暖房機の排気 瞬間湯沸器
トップを養生シートを覆った状態で使用したため、排気不良となり機器 (大型・屋外 (株)ノーリツ
内に未燃ガスが滞留し、点火時の火が引火したものと推定される。
式)
なお、需要家によると、変形した時期についてはわからないとのこと。
13A
13A
ガス
種
2011年6月 13A
不明
不明
製造年月
GTH2413AWXH- 2001年11月 13A
TB(44-0393)
需要家より「以前、メーカーが修理したこんろについて、疑問を持ったた
め内容を問い合わせたい」との連絡を受け、ガス事業者がメーカーに確
認したところ、こんろ内部のガス導管接続部のOリングに亀裂が発生
し、内部部品の一部が焼損していたことを確認した。
原因はメーカーによると、当該こんろは、メーカー協力企業によりLPG用 家庭用レン (株)ハーマン C3WJ4PA
から都市ガス13A用に改造されており、器具栓取り付け作業時に、Oリ ジ
ングに亀裂を生じさせたため、漏えいしたガスに着火したものと推定さ
れる。
協力企業より「ガス開栓での訪問時に需要家宅のビルトインこんろを点
火確認した際、ビルトインこんろより一時的に炎が上がり、上部の網戸
が溶解した」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、台所の網
戸が一部溶解していることを確認した。
原因は、住宅設備業者がビルトインこんろを設置する際に、機器接続ガ
ス栓を結ぶニップルの締め込みが不完全であったため、接続部から未
燃ガスが漏えいする状態となり、その状態で点火操作を行ったため、ビ
不明
ルトインこんろより一時的に炎が上がり網戸の一部が溶解したものと推 金属管
定される。
なお、開栓作業時の漏えい検査及び点火試験時に異常はなかったた
め、漏えい検査後何らかの要因により接続部からガス漏えいしたものと
推定される。
又、協力企業の作業員は、開栓作業後に台所で警報器の提案をしてい
たところ、異臭がしたためビルトインこんろの点火ツマミを操作したとの
こと
需要家より「こんろが壊れてガスが出ている」との通報を受け、緊急保
安員が調査したところ、ビルトインこんろの点火ツマミ部が焼損している
ことを確認した。
原因は、当該こんろの導管継手部が腐食により破断していることから、
導管継手部からガスが漏えいしており、その状態で需要家がマッチの 家庭用こん
ハーマン
火を近づけたため焼損に至ったものと推定される。
ろ
なお、需要家は、当該こんろ付近がガス臭いのでマッチを近づけたら火
が着いたとのこと。
又、需要家によると、当該こんろは9年ほど前から使用していないとのこ
と。
事故概要
87
大阪市
久喜市
189 2015/9/21 大阪
190 2015/9/22 埼玉
0
0
漏えい
着火
0
漏えい
着火
188 2015/9/21 神奈川 横浜市
漏えい
着火
0
漏えい
着火
大阪市
187 2015/9/20 大阪
市町村
死亡
人数
都道
府県
現象
整理
発生年月日
番号
0
0
0
0
中毒
人数
1
0
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
メーカー
ガス
種
2005年2月 13A
製造年月
(株)ブリヂスト
TS09
ン
2014年12月 13A
2006年8月 13A
TP-DP111
パーパス(株) (TP1997年3月 13A
908BFDP-SL)
PDK71SHAV-IR
型式
飲食店(フードコート内)において、需要家より「ガス漏れ警報器を1台追
加設置したい」との依頼を受け、ガス事業者が警報器追加の経緯を調
査したところ、業務用煮炊釜のパイロットバーナーに点火ライターで点
火しようとした際、従業員1名が両腕及び左頬に全治21日の火傷を負っ
たことを確認した。
原因は、需要家がパイロットバーナーの器具栓を誤った手順で開いた 業務用煮炊 (株)大栄産業 RM-12L
釜
ため、着火までの時間に漏えいした未燃ガスがバーナー上部に滞留
し、点火時の火が引火したものと推定される。
なお、事故発生時、需要家によると既存のガス警報器の作動は無かっ
たとのこと。
消防より「湯沸器焼損、火は消えている」との通報を受け、緊急保安員
が調査したところ、当該建物の壁の一部、二口ガス栓に接続された湯
沸器と強化ガスホース、こんろとソフトコードが焼損していることを確認
した。
原因は、当該こんろに接続されたソフトコードには何らかの外力により ゴム管(迅
外傷が生じ、ガス栓を開くと漏えいする状態となっていたが、需要家は、 速継手な
湯沸器点火の際、点火しなかった原因をガス栓が開いてないことだと思 し)
い込み、こんろ行きのガス栓のツマミも開放したため、ソフトコードより漏
えいしていたガスに、湯沸器点火時の火が引火し火災に至ったものと
推定される。
協力企業より「定期保安点検に訪問した際、需要家宅の風呂釜が変形
している」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、BF式風呂釜
のケーシングが変形していることを確認した。
原因はメーカーによると、機器内部に付着した塵や埃等により口火の
点火がし難い状態となり、繰り返し点火操作を行ったため機器内部に未
風呂釜
燃ガスが滞留し、点火時の火が引火したものと推定される。
なお、需要家は過去に当該風呂釜の使用時に大きな音を聞いたことが
あったが、変形については指摘されるまで気付かなかったとのこと。
需要家より「ビルトインこんろの押しボタンの裏から火が出ていて消えな
かったが、中間ガス栓閉止で消火した」との連絡を受け、ガス事業者が
調査したところ、ビルトインこんろの内部樹脂部等の一部が焼損してい
ることを確認した。
家庭用レン
(株)パロマ
原因は、日頃のビルトインこんろ使用時に、煮こぼれの影響で機器内 ジ
部の腐食が進行し、メイン配管に穴が開いたためガスが漏えいし、点火
時の火が引火したものと推定される。
事故概要
88
193 2015/9/25 東京
漏えい
着火
0
0
漏えい
着火
192 2015/9/24 神奈川 横浜市
荒川区
0
漏えい
着火
神戸市
191 2015/9/24 兵庫
市町村
死亡
人数
都道
府県
現象
整理
発生年月日
番号
0
0
0
中毒
人数
0
1
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
メーカー
協力企業より「機器修理に訪問した需要家宅の風呂釜が変形している」
との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、BF式風呂釜のケーシ
ングが変形していることを確認した。
原因はメーカーによると、当該風呂釜のパージ弁が開かないことによる
点火不良、あるいは、何らかの要因により口火が点火し難い状態で需
要家が点火操作を繰り返したこと、又は給湯・追い焚き操作後に点火ツ
マミの位置を消火側に戻しすぎ、口火が消火したことに需要家が気付 風呂釜
かず点火操作を行ったことの3つの要因のどれかにより、機器内に未
燃ガスが滞留し、点火時の火が引火したものと推定される。
なお、需要家によると1年程前より点火不良はあったが、大きな音を聞
いた記憶は無く、機器の変形には気付いていなかったとのこと。
改装中の店舗において、協力企業より「機器点検に訪問した店舗で作
業員が火傷を負った」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、
作業員が両手の甲及び顔の一部に軽度の火傷を負い、病院で加療を
受けたことを確認した。
原因は、業務用レンジを交換するため、改装工事業者がユニオンを緩
めており、ガス栓を開にするとガスが漏えいする状態となっていたが、
当該作業員は、その状態を知らずにCO濃度測定時にガス栓を開にし 金属管
て当該レンジの点火操作を行ったため、ユニオン部からガスが漏えい
し、点火用ライターの燃焼炎が引火したものと推定される。
なお、作業員は、事故発生時に感じていたガス臭は、最初の点火操作
が不着火だったことによる臭気だと思い込んでいたとのこと。
(株)ノーリツ
不明
協力企業より「機器のメンテナンスで需要家宅を訪問した際、機器変形
を確認した」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、レンジフー
ド一体型FF式給湯器側面のケーシングが変形していることを確認した。
原因はメーカーによると、当該給湯器の排気口部が何らかの要因によ
り、閉塞されている状態で点火操作を行ったこと、若しくはガス元電磁
弁が何らかの要因により一時的に閉弁遅れとなる等の要因により機器 瞬間湯沸器 パナソニック
(小型・強制
内に未燃ガスが滞留し、点火時の火が引火したものと推定される。
(株)
なお、需要家によると、2年ほど前に当該機器を使用の際、音を聞いた 給排気式)
がガス臭もせず、お湯も出ていたため使用を継続していたが、変形した
日については不明とのこと。
事故概要
ガス
種
不明
13A
2001年3月 13A
製造年月
GUQ-5A(NR705BFDPZ(U) 2006年7月 13A
)
ユニオン
GW-5RH5F
(033-0827)
型式
89
木更津市
江東区
196 2015/9/27 千葉
197 2015/9/28 東京
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
0
漏えい
着火
195 2015/9/25 大阪
羽曳野市
0
漏えい
着火
194 2015/9/25 神奈川 横浜市
市町村
死亡
人数
都道
府県
現象
整理
発生年月日
番号
0
0
0
0
中毒
人数
0
0
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
(株)ノーリツ
メーカー
(株)ノーリツ
製造年月
ガス
種
GUQ-5A
KN-200CTG
(012-0602)
不明
13A
1999年12月 13A
1980年4月 13A
GUQ-5A(NR705BFDPZ(U) 2000年7月 13A
)
型式
飲食店において、需要家より「蒸し器の接続具に火が着いた」との連絡
を受け、ガス事業者が調査したところ、業務用蒸し器に接続されいてい
る金属フレキシブルホースの被覆が一部焦げていることを確認した。
原因は、当該蒸し器は何らかの要因により点火不良であったため、需
要家は日頃からバーナーを引き出し点火用ライターで点火していたが、 金属可とう
日立金属(株) FLHI 400-1/2
引き出しの際、金属フレキシブルホースに繰り返し応力が加わり亀裂が 管
生じたことで、ガス栓側接続部より未燃ガスが漏えいした状態となり、点
火時の火が引火したものと推定される。
需要家より「風呂釜の点火時に大きな音がして機器が変形した」との連
絡を受け、ガス事業者が調査したところ、BF式風呂釜のケーシングが
変形していることを確認した。
原因は、当該風呂釜は、何らかの要因により点火し難い状態にあり、繰
り返し点火操作を行ったことで、機器内に未燃ガスが滞留し、点火時の 風呂釜
火が引火したものと推定される。
定期保安巡回担当者より「クッキングテーブル接続部にて一部焼損を
発見した」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、クッキング
テーブル器機側接続部に焦げがあることを確認した。
原因は、クッキングテーブルの器具組み込み用ソケット内部にあるコン
セントパッキンの経年劣化に加え、ソケットとプラグの着脱の繰り返しに
よりソケット内部のパッキンに亀裂が生じ、ガスが漏えいし焼損に至っ 家庭用こん 松下電器産
たものと推定される。
ろ
業・大阪ガス
なお、需要家によると、15~6年前にクッキングテーブルを使用中、器機
側接続部から出火したが、他への延焼など無かったため、警察及び消
防署等への連絡をしておらず、以降はガス接続をせず、テーブルのみと
して使用しているとのこと。
協力企業より「定期保安点検に訪問した需要家宅の風呂釜が変形して
いる」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、BF式風呂釜の
ケーシングが変形していることを確認した。
原因はメーカーによると、何らかの要因により口火の点火がし難い状態
にあり、点火操作を繰り返したことで機器内に未燃ガスが滞留し、点火
風呂釜
時の火が引火したものと推定される。
なお、需要家によると、半年程前の点火操作時、口火が点火し難く点火
操作を繰り返したところ、大きな音がして変形したとのこと。
事故概要
90
京都市
201 2015/10/5 神奈川 相模原市
200 2015/10/1 京都
三郷市
199 2015/9/30 埼玉
市町村
京都市
都道
府県
198 2015/9/29 京都
整理
発生年月日
番号
0
漏えい
着火
0
漏えい
着火
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
死亡
人数
現象
0
0
0
0
中毒
人数
0
0
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
メーカー
協力企業より「機器修理に訪問した需要家宅の風呂釜が変形している」
との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、BF式風呂釜のケーシ
ングが変形していることを確認した。
原因はメーカーによると、当該風呂釜の器内部からの水漏れにより口
火のバーナー周辺に水が付着し、点火し難い状態で点火操作を繰り返
したため、機器内に未燃ガスが滞留し、点火時の火が引火したものと推 風呂釜
定される。
なお、需要家によると、点火操作を繰り返した際に、大きな音がして当
該風呂釜が変形したとのこと。
ガス
種
1999年6月 13A
製造年月
1996年7月 13A
GQ1620WZD-F-2 2010年1月 13A
(633-5151)
GW-5RH5F
(MA2004年4月 13A
105FFRH-LK)
GT2412SAWXTB
型式
パーパス(株) TP-A85K
需要家より「屋内の給湯器の蓋が飛び音もした」との連絡を受け、緊急
保安担当者が調査したところ、給湯器のケーシングが変形していること
を確認した。
原因は、当該給湯器が何らかの要因により点火不良となり、点火操作
を繰り返したことで未燃ガスが機器内に滞留し、点火時の火が引火した 瞬間湯沸器
(大型・強制 (株)ノーリツ
ものと推定される。
なお、需要家は事故発生時20分程前、当該給湯器の自己診断エラー 排気式)
にフィルター掃除の表示があったため、換気口フィルターを水洗いし乾
燥させて取り付けていた。
協力企業より「機器修理に訪問した際、需要家宅の給湯器が変形して
いる」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、レンジフード一体
型FF式給湯器のケーシング及びフロントカバーが変形していることを確
認した。
原因は、当該給湯器は何らかの要因により排気口が閉塞されたこと、
若しくは元電磁弁が一時的に閉弁遅れとなったことで燃焼室に未燃ガ 瞬間湯沸器 パナソニック
(小型・強制
スが滞留し、点火時の火が引火したものと推定される。
(株)
なお、当該給湯器は元電磁弁の部品交換作業の対象であるが、当該 給排気式)
宅での作業は不在により未完了であったものであり、需要家は当該給
湯器を使用中に、途中で水になったため湯せんを開けて給湯運転を試
みたところ、大きな音がしたことから修理を依頼していたとのこと。
定期保安巡回担当者より「給湯器前板変形を発見した」との連絡を受
け、ガス事業者が調査したところ、給湯器の前板が変形していることを
確認した。
瞬間湯沸器
原因は、数年前に実施した外壁塗装工事の際、当該機器の排気トップ (大型・屋外 (株)ノーリツ
を養生シートで塞いだことにより、給排気不良となり、その状態で当該 式)
器を使用したため、機器内に未燃ガスが滞留し、点火時の火が引火し
たものと推定される。
事故概要
91
204 2015/10/16 神奈川 寒川町
大阪市
203 2015/10/14 大阪
市町村
西東京市
都道
府県
202 2015/10/5 東京
整理
発生年月日
番号
0
漏えい
着火
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
死亡
人数
現象
0
0
0
中毒
人数
0
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
(株)十川ゴム
メーカー
ガスコード(S
型)
型式
協力企業の作業員より「入居前の点火試験訪問時、需要家宅のビルト
インこんろの点火確認の際、キャビネット内部が焦げた」との連絡を受
け、ガス事業者が調査したところ、ビルトインこんろのキャビネット内部
の一部及びルトインこんろに未接続の金属フレキシブルホース被覆等
の一部が溶解していることを確認した。
原因は、当該金属フレキシブルホースはビルトインこんろに未接続の状
態でプラグ止め措置がされておらず、先端に養生テープが巻かれてい 金属可とう 不明
たが、作業員は当該フレキシブルホースの接続状態を確認せず、漏え 管
い検査及び点火試験を実施したため、ガス栓の開放時に器機側未接
続側箇所より未燃ガスが漏えいし、点火時の火が引火したものと推定さ
れる。
なお、当該作業員は、漏えい検査時に末端ガス栓から先の検査を実施
していなかった。
不明
定期保安巡回担当者より「クッキングテーブルに焼損有り」との連絡を
受け、ガス事業者が調査したところ、クッキングテーブルの機器ツマミ及
び接続部の器具用ソケットとソフトコードの一部焼損を確認した。
原因は、クッキングテーブルの器具組込み用ソケット内部にあるコンセ
(株)ハーマン
ントパッキンが経年劣化したことに加え、ソケットとプラグの着脱の繰り
OJ-010(81返しにより、ソケット内部のパッキンに亀裂が生じ、ガスが漏えいしたた 家庭用こん (小泉産業)
ろ
(大阪ガスブラ 255)
め焼損に至ったものと推定される。
ンド)
なお、需要家によると、以前クッキングテーブルを使用した際、炎が大き
く上がったため使用を中止し、その後は使用していないとのこと。
協力企業より、「定期保安点検に訪問した需要家宅で、収納していた
ファンヒーター用ガスコードが溶解している」との連絡を受け、ガス事業
者が調査したところ、ファンヒーター用ガスコードのガス栓側ソケット部
及びゴム管止めの一部に焦げがあり、傷付防止ガス栓キャップが溶解
していることを確認した。
原因はメーカーによると、需要家がガス栓にガスコードを接続する際、
何らかの要因により接続不完全な状態であったが、湾曲設置による反 ガスコード
力でガス栓側に押される力が働きガスコードが離脱せず、ガス栓を
「開」にすると過流出安全機構が作動しない程度の流量でガスが漏えい
する状態となっていたため、ファンヒーター使用の際、点火時の火が引
火したものと推定される。
なお、需要家によると、事故発生時、濡れ雑巾を被せて消火し、ガス
コードを取り外したとのこと。
事故概要
ガス
種
不明
13A
1975年1月 13A
1990年7月 13A
製造年月
92
足立区
神戸市
207 2015/10/23 東京
208 2015/10/23 兵庫
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
0
漏えい
着火
206 2015/10/22 京都
京都市
0
漏えい
着火
205 2015/10/20 神奈川 横浜市
市町村
死亡
人数
都道
府県
現象
整理
発生年月日
番号
0
0
0
0
中毒
人数
0
0
1
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
型式
TPパーパス(株) DPS40(TP704BFDPA)
メーカー
パーパス(株) TP-DPS51
ガス事業者の開栓担当者より「開栓時に給湯器前板変形を発見した」と
の連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、給湯暖房機の機器本体
前板変形を確認した。
原因は、何らかの要因により給排気部が閉塞された状態で点火操作を
繰り返したため、当該機器内に未燃ガスが滞留し、点火時の火が引火 瞬間湯沸器 (株)ハーマン YG2431RM
(大型・屋外 (大阪ガスブラ
したものと推定される。
(044-0998A)
ンド)
なお、当該建物の管理会社へ塗装工事の有無を確認したが、担当者不 式)
在のため事実確認が取れず、給排気不良の原因特定には至っていな
い。
協力企業より「定期保安点検に訪問した需要家宅の風呂釜が変形して
いる」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、BF式風呂釜の
ケーシングが変形していることを確認した。
原因はメーカーによると、当該風呂釜は冠水の影響を含め何らかの要
因により口火の点火し難い状態にあり、点火操作を繰り返したことで機
器内に未燃ガスが滞留し、点火時の火が引火したものと推定される。 風呂釜
なお、需要家によると、1年程前、点火操作の際、大きな音を聞いたが、
機器の変形については指摘を受けるまで気付かなかったとのこと。
飲食店において、需要家より「昨日、業務用連動遮断弁に警報あり、複
数回の復帰操作後、業務用オーブンを点火したら異常着火し従業員が
火傷した」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、授業員1名が
2度の火傷を負い全治2週間であることを確認した。
原因は、事故の約9時間ほど前に、負傷した従業員とは別の従業員
が、業務用レンジの中間ガス栓及びオーブン部の器具栓を閉め忘れ、 業務用オー
業務用連動遮断弁の操作盤のみを閉止していたため、その後、負傷し ブンレンジ (株)マルゼン MGRD-126D
た従業員が、業務用遮断弁の操作盤で開操作を行った際、弁が開かな
かったにも関わらず開操作を繰り返したことで、オーブン庫内に未燃ガ
スが滞留した状態となり、点火用ライターでの着火時に炎が上がり負傷
に至ったものと推定される。
協力企業より「定期保安点検に訪問した需要家宅の風呂釜が変形して
いる」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、BF式風呂釜の
ケーシングが変形していることを確認した。
原因はメーカーによると、当該風呂釜は冠水の影響を含め何らかの要
因により口火の点火し難い状態にあり、点火操作を繰り返したことで機
器内に未燃ガスが滞留し、点火時の火が引火したものと推定される。 風呂釜
なお、需要家によると、これまでに当該風呂釜を使用の際、大きな音等
を聞いた記憶はなく、変形についても指摘を受けるまで気付かなかった
とのこと。
事故概要
ガス
種
13A
1998年7月 13A
不明
2015年1月 13A
2003年12月 13A
製造年月
93
広島市
広島市
211 2015/10/29 広島
212 2015/10/29 広島
中央区
210 2015/10/24 東京
市町村
大田区
都道
府県
209 2015/10/24 東京
整理
発生年月日
番号
0
漏えい
着火
0
漏えい
着火
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
死亡
人数
現象
0
0
0
0
中毒
人数
1
0
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
メーカー
GTH2417WX-TB
AT2801BFSSW3
Q(AT2801AFS1SW
3Q)
GTH2417AWX3H
(FT4201ARSAW3
QU)
型式
店舗において、従業員より連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、
当該従業員が業務用ガスレンジ(オーブン2台搭載)のオーブンに点火
の際、爆発し顔に軽度の火傷を負ったことを確認した。
原因は、当該従業員が、当該オーブンに点火の際、本来の手順通り行
不明(業務用
わず、オーブン2台全ての器具栓8ケ所を開いた後に点火しようとしたた 業務用オー ホシザキ電機 オーブンレン
ブンレンジ
(株)
め、点火に時間を要しオーブン庫内に未燃ガスが滞留、点火時の火が
ジ)
引火し爆発に至ったものと推定される。
需要家より「浴室内にて給湯器を使用中に爆発音がして玄関の外を確
認したところ、給湯器とパイプシャフトの扉が変形しているのを発見し
た」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、RF式給湯暖房機の
フロントカバー、排気筒先端部及びパイプシャフトが損傷していることを 瞬間湯沸器
確認した。
(大型・屋外 (株)ノーリツ
原因は、塗装工事業者が工事の際、ベランダ側の排気筒先端部をビ 式)
ニールで覆っていたため、排気不良の状態となり、その状態で点火操
作を行ったことで機器内部に未燃ガスが滞留し、点火時の火が引火し
たものと推定される。
協力企業より「機器修理に訪問した需要家宅の給湯暖房機が変形して
いる」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、FF式給湯暖房機
のフロントカバーが変形していることを確認した。
原因はメーカーによると、需要家が当該給湯暖房機使用の際、何らか
の要因により給湯用樹脂ファンの羽根が欠落し始めた状態にあり、燃
焼用空気が不足し、リモコンにエラーが表示され消火したが、その後も 瞬間湯沸器
運転操作を行ったことで全周の羽根が割れ、機器内部に未燃ガスが滞 (大型・強制 パナソニック
(株)
留し、点火時の火が引火したものと推定される。
給排気式)
なお、需要家は、繰り返し給湯運転を行ったがお湯にならなかったため
修理を依頼したが、機器の変形については、今回指摘されるまで気付
かなかったとのこと。
需要家より「廊下の給湯器が大きな音とともに変形した」との連絡を受
け、ガス事業者が調査したところ、RF式給湯暖房機のフロントカバーが
変形していることを確認した。
原因はメーカーによると、当該給湯器の使用中、何らかの要因により機
瞬間湯沸器
器内部に未燃ガスが滞留し、点火時の火が引火したものと推定され
(大型・屋外 (株)ノーリツ
る。
なお、需要家によると、当該給湯器使用中、いつもよりお湯がぬるいと 式)
感じたため、廊下に設置されている当該機器の配管を確認しに行った
ところ、大きな音とともに、機器が変形したとのこと。
事故概要
ガス
種
不明
13A
2001年12月 13A
2004年8月 13A
2004年9月 13A
製造年月
94
0
福岡市
漏えい
着火
0
漏えい
着火
217 2015/11/10 福岡
0
漏えい
着火
0
0
漏えい
着火
216 2015/11/5 東京
木更津市
215 2015/11/5 千葉
死亡
人数
現象
漏えい
八王子市
着火
大阪市
214 2015/11/2 大阪
市町村
茨木市
都道
府県
213 2015/10/30 大阪
整理
発生年月日
番号
0
0
0
0
0
中毒
人数
0
0
0
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
型式
(株)十川ゴム 080-0723
メーカー
接続具
(ホースエン
不明
ドアダプ
ター)
(株)ガスター
需要家より「半年前に給湯器から音がして以来使っていなかったが、寒
くなりお湯が使いたくなったので、確認して欲しい」との連絡を受け、ガ
ス事業者が調査したところ、FF式レンジフード一体型給湯器のケーシン
グが変形していることを確認した。
瞬間湯沸器
原因はメーカーによると、当該給湯器の使用中、何らかの要因により排 (小型・強制 パナソニック
気口が閉塞されていたこと、若しくは電磁弁が一時的に塀弁遅れとなっ 給排気式) (株)
たことで燃焼室内に未燃ガスが滞留し、点火時の火が引火したものと
推定される。
協力企業より「小型湯沸器の機器取付検分に訪問した需要家宅のソフ
トコードが焦げている」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、
小型湯沸器に接続されたソフトコードの溶解、電池ケース及び電池ケー
ス周辺の一部に焦げがあることを確認した。
原因は、当該湯沸器を需要家自身により取付けた際、以前使用してい
た小型湯沸器のゴム管口を取り外し、パッキンを取付けない状態で接
続したため、ゴム管のネジ山部より未燃ガスが漏えいし、点火時の火が
引火したものと推定される。
協力企業より「定期保安点検に訪問した需要家宅の風呂釜が変形して
いる」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、BF式風呂釜の
ケーシングが変形していることを確認した。
原因はメーカーによると、当該風呂釜は何らかの要因により口火の点
火がし難い状態となり、繰り返し点火操作を行ったことで機器内部に未
燃ガスが滞留し、点火時の火が引火したものと推定される。
風呂釜
なお、需要家によると、当該風呂釜の変形については以前から気付い
ていたが、大きな音がした等の記憶はなく、日頃から不具合を感じたこ
とはなかったとのこと。
GW-5RH5F
ゴム管口
SR-DP
消防より「台所より火が出た」との通報を受け、ガス事業者が調査したと
ころ、据置型ガラストップこんろのグリル排気口から出火していることを
(株)ハーマン LW2238TRG
確認した。
家庭用レン
(大阪ガスブラ (110-H423
原因は、当該こんろのメインガス導管には、何らかの要因により腐食し ジ
ンド)
(U))
穴があいており、そこからガスが漏えいし、バーナーの炎が引火したも
のと推定される。
需要家の友人より「友人宅で機器が異常着火した」との連絡を受け、ガ
ス事業者が調査したところ、小型湯沸器等本体及び本体背面壁の一
部、強化ガスホースが焼損していることを確認した。
原因は、需要家自身により当該湯沸器に強化ガスホースを接続した
強化ガス
際、過度の力で締め込んだことによりパッキンが欠損し、気密が保たれ ホース
ず、器機側接続部よりガスが漏えいし、点火時の火が引火したものと推
定される。
事故概要
ガス
種
13A
2000年8月 13A
不明
1998年5月 13A
2007年3月 13A
2004年10月 13A
製造年月
95
0
漏えい
着火
221 2015/11/14 神奈川 横浜市
0
漏えい
着火
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
死亡
人数
現象
新宿区
220 2015/11/13 東京
足立区
219 2015/11/13 東京
市町村
足立区
都道
府県
218 2015/11/11 東京
整理
発生年月日
番号
0
0
0
0
中毒
人数
0
0
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
パーパス(株)
パーパス(株)
メーカー
協力企業より「機器修理に訪問した需要家宅の風呂釜の内部配線の一
部が焦げている」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、RF式
風呂釜内部配線の一部に焦げがあることを確認した。
原因はメーカーによると、当該風呂釜は、長期にわたる使用により、機
器内部(風呂ガスガバナのダイヤフラム)に亀裂が生じ、未燃ガスが漏
えいする状態となり、その状態で点火操作を行ったことで、点火時の火 風呂釜
が引火したものと推定される。
なお、需要家は、入浴中の追い焚き操作をしたところ、大きな音がして
操作不能になったため、機器修理を依頼したとのこと。
(株)ノーリツ
協力企業より「定期保安点検に訪問した需要家宅の給湯器が変形して
いる」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、RF式給湯器のフ
ロントカバーが変形していることを確認した。
原因はメーカーによると、当該給湯器は経年使用による埃やススの付
着等の影響を含め、何らかの要因により口火の点火がし難い状態とな
り、繰り返し点火操作を行ったことで機器内部に未燃ガスが滞留し、点 瞬間湯沸器
(大型・屋外 (株)ノーリツ
火時の火が引火したものと推定される。
なお、需要家によると、過去に当該給湯器を使用の際に、大きな音がし 式)
た記憶はなく、フロントカバーの変形についても今回の指摘を受けるま
で気付かなかったとのこと。
協力企業より「定期保安点検時に訪問した需要家宅の風呂釜が変形し
ている」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、BF式風呂釜の
ケーシングが変形していることを確認した。
原因はメーカーによると、当該風呂釜は、冠水等の要因により口火の
点火がし難い状態となり、繰り返し点火操作を行ったことで機器内部に
未燃ガスが滞留し、点火時の火が引火したものと推定される。
風呂釜
なお、需要家によると、浴室内の排水の流れが悪かったが、これまで当
該風呂釜を使用の際、大きな音がした記憶はなく、機器の変形につい
ては、今回指摘を受けるまで気付かなかったとのこと。
協力企業より、「定期保安点検時に訪問した需要家宅の風呂釜が変形
している」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、BF式風呂釜
のケーシングが変形していることを確認した。
原因はメーカーによると、当該風呂釜は、冠水等の要因により口火の
点火がし難い状態となり、繰り返し点火操作を行ったことで機器内部に
未燃ガスが滞留し、点火時の火が引火したものと推定される。
風呂釜
なお、需要家によると、過去に当該風呂釜の点火操作を繰り返した際、
大きな音がしたことはあったが、変形については、今回指摘を受けるま
で気付かなかったとのこと。
事故概要
GRQ-241A
(NR-824RFEA)
GQ-2023WA
(NRE520RFWA)
TP-DPS51
(TP705BFDPASL)
TP-DPS51
(TP705BFDPASL)
型式
ガス
種
不明
13A
2001年11月 13A
2002年2月 13A
2003年7月 13A
製造年月
96
0
漏えい
着火
津市
225 2015/11/17 三重
0
漏えい
着火
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
死亡
人数
現象
224 2015/11/17 神奈川 茅ヶ崎市
神戸市
223 2015/11/17 兵庫
市町村
練馬区
都道
府県
222 2015/11/14 東京
整理
発生年月日
番号
0
0
0
0
中毒
人数
0
0
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
メーカー
型式
飲食店において、協力企業より「接続具の取替え依頼で訪問した際、焼
損した接続具を確認した」との連絡を受け、ガス事業者が調査したとこ
ろ、業務用二口こんろに接続されたソフトコードが焼損していることを確
認した。
ゴム管(迅
原因は、当該ソフトコードの周辺には、業務用こんろ(寸胴用)、めんゆ 速継手な
で器、焼物器が設置してあり、これらの燃焼器の排熱の影響を受け劣 し)
化が進み亀裂等が発生、亀裂部から漏えいしたガスに、燃焼器の火が
引火したものと推定される。
不明
協力企業より「機器点検に訪問した需要家宅の給湯器が変形している」
との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、FF式レンジフード一体
型給湯機のケーシングが変形していることを確認した。
原因はメーカーによると、当該給湯器は何らかの要因により排気口が
閉塞されたこと、若しくはガス元電磁弁が一次的に閉弁遅れとなったこ 瞬間湯沸器
とで燃焼室内に未燃ガスが滞留し、点火時の火、あるいはバーナー部 (小型・強制 パナソニック
(株)
に残った燃焼炎が引火したものと推定される。
給排気式)
なお、当該給湯器は元電磁弁の部品交換作業の対象であるが、当該
宅での作業は不在により未完了であったもの。
定期保安巡回担当者より「風呂給湯器前板の変形を確認」との連絡を
受け、ガス事業者が調査したところ、給湯器の前板が変形していること
を確認した。
瞬間湯沸器
原因は、当該給湯器の給排気部が、何らかの要因により閉塞されたこ (大型・屋外 (株)ノーリツ
とで、給排気不良の状態となり、点火操作を繰り返したことで機器内部 式)
に未燃ガスが滞留し、点火時の火が引火したものと推定される。
不明
製造年月
13A
ガス
種
ソフトコード
不明
13A
GW-5RH5F
(MA2002年6月 13A
105FFRH-RK)
GT2003年10月 13A
1627AWX-T-1
需要家より「ガスストーブ背面のガスコード接続箇所付近に火が着い
た」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、ガスストーブに接続
されているガスコードの器具側接続付近に焦げがあることを確認した。
原因は、器具側接続部のスリムプラグが、何らかの要因により不完全
な状態で接続されていたことにより、ガス栓を「開」にすると過流出安全 接続具(ス 日東工器(株) NFP-06(器具
用プラグ)
機構が作動しない程度の流量でガスが漏えいする状態となっていたた リムプラグ)
め、当該ストーブ点火時の火が引火したものと推定される。
事故概要
97
0
0
漏えい
新発田市
着火
229 2015/11/19 新潟
0
漏えい
着火
漏えい
着火
0
漏えい
着火
中央区
死亡
人数
現象
228 2015/11/18 東京
西宮市
227 2015/11/18 兵庫
市町村
足立区
都道
府県
226 2015/11/18 東京
整理
発生年月日
番号
0
0
0
0
中毒
人数
0
1
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
(株)ノーリツ
メーカー
GUQ-5A-1
型式
一般集合住宅にて、建物所有者より「隣室のテーブルこんろ後部付近
より炎が上がった」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、需要
家が、テーブルこんろの点火操作をした際、当該こんろとソフトコードの
接続部付近から炎が上がり、ソフトコード、ガス栓(ホースエンド)及び窓
ガラス1枚が焼損したことを確認した。
原因はメーカーによると、当該ソフトコードは、当該こんろから長期にわ
たり熱影響を受けたことで劣化し(ヒビ割れ)、器具側接続部付近に亀 ゴム管(迅
裂が生じており、亀裂部から過流出安全機構が作動しない程度の流量 速継手な
し)
でガスが漏えいし、こんろ点火時の火が引火したものと推定される。
なお、需要家によると、ガス栓については、常時開放された状態であり
開閉操作を行ったことは無く、今回の点火操作時もガス栓には触れず
に点火操作を行ったとのこと。
業務用オーブ
ンレンジ
ガス
種
不明
13A
2002年3月 13A
2010年8月 13A
製造年月
ガスソフトコー
ブリヂストン加 ド(都市ガス用
2008年10月 13A
工品(株)
屋内低圧ゴム
管)φ9.5
飲食店において、従業員より「業務用レンジのオーブンから火が出た」
との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、他の従業員1名が火傷
を負ったことを確認した。
原因は、当該レンジの使用時、何らかの要因により途中失火し、機器内 業務用オー
部に未燃ガスが滞留した状態となっていたが、排気せずに、すぐに点火 ブンレンジ 不明
操作を行ったことにより、滞留していた未燃ガスに点火時の火が引火し
たものと推定される。
塗装工事業者より「養生で機器が膨張し変形した」との連絡を受け、ガ
ス事業者が調査したところ、給湯暖房機フロントカバーの一部が変形し
ていることを確認した。
GTH原因は、塗装工事業者が外壁工事を行った際、当該給湯器の排気トッ 瞬間湯沸器 (株)ノーリツ 2417AWX6H
プを養生シートで覆ったことで給排気不良の状態となり、需要家が点火 (大型・屋外 (大阪ガスブラ ((N) 1135ンド)
操作を行った際、機器内に未燃ガスが滞留し、点火時の火が引火した 式)
1106)
ものと推定される。
協力企業より「定期保安点検時に訪問した需要家宅の風呂釜が変形し
ている」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、BF式風呂釜の
ケーシングが変形していることを確認した。
原因はメーカーによると、当該風呂釜は、冠水等の要因により口火の
点火が難しい状態にあり、点火操作を繰り返したことで機器内部に未燃
ガスが滞留し、点火時の火が引火したものと推定される。
風呂釜
なお、需要家によると、浴室の排水状況も悪く、半年程前に、口火の点
火が難しく繰り返し点火操作を行った際、少し大きな音がしたことはあっ
たが、機器の変形については、今回指摘を受けるまで気付いていな
かったとのこと。
事故概要
98
0
漏えい
着火
233 2015/11/26 神奈川 横浜市
0
漏えい
着火
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
死亡
人数
現象
豊島区
232 2015/11/26 東京
中央区
231 2015/11/25 東京
市町村
寝屋川市
都道
府県
230 2015/11/24 大阪
整理
発生年月日
番号
0
0
0
0
中毒
人数
0
0
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
(株)ノーリツ
協力企業より「機器点検に訪問した需要家宅の給湯器が変形している」
との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、RF式給湯器のフロント
カバーが変形していることを確認した。
原因はメーカーによると、当該給湯器は、過去の降雪時に屋根からの
落雪により上方排気カバーが一時的に閉塞され、その状態で点火操作 瞬間湯沸器
を行ったことにより機器内部に未燃ガスが滞留し、点火時の火が引火し (大型・屋外 (株)ノーリツ
たものと推定される。
式)
なお、需要家によると、過去の降雪時に当該給湯器を使用した際、一
次的な不具合はあったが、大きな音がした等の記憶はなく、変形につい
ても今回指摘を受けるまで気付かなかったとのこと。
協力企業より「機器修理に訪問した需要家宅の風呂釜が変形している」
との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、CF式風呂釜のケーシ
ングが変形していることを確認した。
原因はメーカーによると、当該風呂釜は、何らかの要因により口火が点
火し難い状態となり、繰り返し点火操作を行った、若しくは給湯・追い焚
き操作後に器具栓つまみを口火の位置に戻す際に消火の位置まで戻 風呂釜
しすぎ、口火が消えた状態に気付かず、すぐに点火操作を行ったため、
機器内部に未燃ガスが滞留し、点火時の火が引火したものと推定され
る。
なお、当該風呂釜の使用時、大きな音等がした記憶はなく、ケーシング
の変形についても、今回指摘を受けるまで気付かなかったとのこと。
型式
ガス
種
2005年12月 13A
2002年6月 13A
1997年12月 13A
製造年月
GQ-1617WXA
(NR2004年3月 13A
A516RFWB)
GNQ-5D-A
(NR705CFSA)
GTH2413SAWXHTB(FT368RSA8SW6Q)
(株)藤井合金 FV726A07
製作所
(151-338)
メーカー
協力企業より「定期保安点検に訪問した需要家宅の風呂釜が変形して
いる」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、RF式給湯暖房機
のフロントカバーが変形していることを確認した。
原因は、過去に行われた外壁塗装工事の際に施された養生により、当
該給湯器の給排気部が覆われ給排気不良となっていたが、その状態で 瞬間湯沸器
点火操作を行ったことで機器内部に未燃ガスが滞留し、点火時の火が (大型・屋外 (株)ノーリツ
引火したものと推定される。
式)
なお、需要家によると、当該給湯暖房機の使用時に大きな音がした記
憶はなく、機器の変形についても今回指摘を受けるまで気付かなかっ
たとのこと。
需要家より「一口こんろを使用の際、二口コンセントガス栓の使用して
いない方も誤って開にしたためにガスこんろの火がガス栓に引火した」
との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、二口コンセントガス栓の
ツマミ部が焼損していることを確認した。
原因は、需要家が、二口ガス栓の未接続側を誤って開放したが、ガス
栓にはキャップが不完全な状態で装着されていたため、隙間から過流
出安全機構が作動しない程度の流量でガスが漏えいし、こんろ点火時 ガス栓(迅
速継手)
の火が引火したものと推定される。
なお、需要家によると、事故の数日前に当該こんろを使用中、異音がし
たためキャビネット内を確認すると、当該ガス栓の片方のつまみが開に
なっており、ガス栓の辺りに火が着いていたとのこと。
事故概要
99
練馬区
調布市
236 2015/11/29 東京
237 2015/11/30 東京
大阪市
235 2015/11/28 大阪
市町村
文京区
都道
府県
234 2015/11/28 東京
整理
発生年月日
番号
0
漏えい
着火
0
漏えい
着火
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
死亡
人数
現象
0
0
0
0
中毒
人数
0
0
1
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
メーカー
協力企業より「代替わり入居前の点火試験に訪問した需要家宅の給湯
器が変形している」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、FF
式レンジフード一体型給湯器のケーシングが変形していることを確認し
た。
原因はメーカーによると、当該給湯暖房器は、何らかの要因により排気 瞬間湯沸器 パナソニック
口が閉塞されていたこと、若しくは元電磁弁が一次的に閉弁遅れとなっ (小型・強制 (株)
たことにより、燃焼室内に未燃ガスが滞留し、点火時の火が引火したも 給排気式)
のと推定される。
なお、当該給湯器は、元電磁弁の部品交換作業の対象であるが、当該
宅での作業は不在により未完了であったもの。
協力企業より「機器修理で訪問した需要家宅の給湯暖房機が変形して
いる」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、RF式給湯暖房機
のフロントカバー及びケーシングが変形していることを確認した。
原因はメーカーによると、当該給湯暖房機の使用時、給湯用樹脂ファン
の羽根が、何らかの要因により欠落し始めた状態にあり、燃焼用空気
が不足し、リモコンにエラーが表示され消火したが、その後も運転操作 瞬間湯沸器
を行ったことで全周の羽根が割れ、機器内部に未燃ガスが滞留し、点 (大型・屋外 パナソニック
(株)
火時の火が引火したものと推定される。
式)
なお、需要家によると、当該給湯暖房機の使用中、お湯が出なくなり、
その後の運転操作中にベランダから大きな音がし、当該機器が変形し
ていたため機器修理を依頼したとのこと。
飲食店において、店長より「業務用オーブン点火時に異常着火し負傷
者あり」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、従業員1名が右
前腕部及び顔右反面に火傷を負ったことを確認した。
原因は、当該業務用オーブン点火時、器具栓は何らかの要因により既
に開いた状態にあったが、従業員が点火操作をする際、中間ガス栓を 業務用オー
開いたことにより、機器内にガスが滞留し、点火時の火が引火したもの ブンレンジ オザキ(株)
と推定される。
なお、従業員は、点火時、若干のガス臭を感じたが点火ライターによる
点火操作を行ったため、爆発着火に至ったもの。
協力企業より「開栓で訪問した需要家宅の給湯暖房機の点火試験を
行ったところ、機器が変形した」との連絡を受け、ガス事業者が調査し
たところ、RF式給湯暖房機のフロントカバー及びケーシングが変形して
瞬間湯沸器
いることを確認した。
パナソニック
原因は、当該給湯暖房機はファンモーターの回転不具合等の要因によ (大型・屋外 (株)
り、給排気不良となっていたが、その状態で点火操作を行ったことで機 式)
器内部に未燃ガスが滞留し、点火時の火が引火したものと推定され
る。
事故概要
ガス
種
1991年11月 13A
製造年月
GW-5RH5F
(MA2001年1月 13A
105FFRH-RK)
AT4200ARSAW3
Q-56-F(AT- 2002年12月 13A
4200ARS2AW
3Q)
業務用オーブ
2003年9月 13A
ンレンジ
AD245RFA(G)
(AD245RFAZ)
型式
100
240 2015/12/1 東京
世田谷区
新宿区
239 2015/12/1 東京
市町村
岐阜市
都道
府県
238 2015/11/30 岐阜
整理
発生年月日
番号
0
漏えい
着火
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
死亡
人数
現象
0
0
0
中毒
人数
0
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
メーカー
型式
需要家より「台所のガス栓付近に火が着いた」との連絡を受け、ガス事
業者が調査したところ、ガスファンヒーターに接続されていたガスコード
のガス栓側ソケット部及び台所の網戸の一部が焦げていることを確認
した。
原因はガスコードメーカーによると、当該ガスコードは、何らかの要因に
より不完全な状態で接続されていたこと、並びに当該ガスコードの湾曲
による反力でガス栓側に押される力が働き、ソケットが離脱せず、ガス ガスコード
栓を「開」にすると過流出安全機構が作動しない程度の流量でガスが漏
えいする状態となっていたこと、これらの状態で点火操作を行ったた
め、ガス栓周辺に滞留していたガスに点火時の火が引火したものと推
定される。
なお、需要家によると、当該ファンヒーターを使用する際、ガスコードは
需要家自身により接続したとのこと。
ガス
種
1990年6月 13A
2004年5月 13A
製造年月
住友ゴム工業 F型ガスコード
2013年4月 13A
(株)
3m
美容院において、消防より火災の連絡を受け、ガス事業者が調査したと
ころ、FE式給湯器(貯湯湯沸器)のツマミが一部溶解し、部品の一部に
焦げがあることを確認した。
原因は、消防、メーカー、ガス事業者の合同検証によると、当該給湯器
のガス通路部ネジ接続部が、何らかの要因により緩んでいたため、機
器内にガスが漏えいする状態となっており、その状態で点火口扉を開
けて使用していたことで、溢れた燃焼炎が配線に引火し、漏えいしてい
たガスに引火したもの、若しくは、圧電気と高圧リード線が激しく損傷し
ていたことから、当該給湯器の点火口扉を閉めずに6~7年使用してい その他湯沸 (株)サンキ工
GC-160-E
たために、点火口扉から溢れた燃焼炎がリード線に引火し、その炎が 器(FE式) 作所
ガス通路部2次側のネジ接続部のシール部を溶解し、機器内にガスが
漏えいする状態となり、引火したものと推定される。
なお、当該給湯器の強制排気スイッチ用の検圧接続口からのガス漏え
いがあったが、事故以前からの漏えいであるのか、事故によって漏えい
することとなったのかは不明である。
また、需要家によると、洗髪時のシャワー使用中、火災警報器が鳴動し
たため確認したところ、当該給湯器のツマミ付近に火が着いていたとの
こと。
飲食店において、火災警報器が作動したため当該建物の警備員から
の連絡を受け、消防及びガス事業者が出動したところ、警備員により業
務用こんろのバーナーからの炎は消火され、当該こんろの一部が焼損
していることを確認した。
原因はメーカーによると、当該こんろは、長期間の使用により(10年間以 業務用レン (株)コメットカ XY-1260T
トウ
上)ガス配管部に油が堆積し、局部的に水、調理物、洗剤等が長時間 ジ
停滞したことでガス管の腐食が進行し穴が空き、そこからガスが漏えい
し、何らかの要因により着火したものと推定される。
事故概要
101
0
0
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
漏えい
着火
漏えい
着火
242 2015/12/4 東京
北区
高岡市
交野市
243 2015/12/6 東京
244 2015/12/6 富山
245 2015/12/6 大阪
大田区
0
漏えい
着火
241 2015/12/2 北海道 札幌市
市町村
死亡
人数
都道
府県
現象
整理
発生年月日
番号
0
0
0
0
0
中毒
人数
0
0
0
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
型式
(株)タイヘイ
(松下電器産
業ブランド)
ガス
種
2009年5月 LPG
製造年月
GF-70B2
2009年1月 13A
1990年3月 LPG
2010年1月 13A
GUQ-5A(NR705BFDPZ
2007年12月 13A
(1))
GF-430SD
パーパス(株) (TP704BFDPC)
(株)ノーリツ
光陽産業(株) G025Z-12PL
メーカー
消防より「台所にて火災発生」との通報を受け、ガス事業者が調査した
ところ、ビルトインこんろ内部が焼損していることを確認した。
原因は、当該こんろ内のガスコントロールユニットに接続している2次側
(株)ハーマン
小こんろ用ガス導管の接続部において、何らかの要因によりOリングが 家庭用レン (大阪ガスブラ C3WF8PJAL
(110-H754)
欠落していたため、そこからガスが漏えいし、こんろの炎が引火したも ジ
ンド)
のと推定される。
需要家より「風呂釜から出火し自身で消火した。現状を見て欲しい」との
連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、BF式風呂釜及び浴槽の一
部が焼損していることを確認した。
原因はメーカーによると、当該風呂釜のガスガバナのダイヤフラムに、
何らかの要因により亀裂が生じ、亀裂部から漏えいしたガスに、点火時 風呂釜
の火が引火したものと推定される。
協力企業より「機器修理に訪問した需要家宅の風呂釜が変形している」
との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、BF式風呂釜のケーシ
ングが変形していることを確認した。
原因はメーカーによると、当該風呂釜は、一次的な埃や塵が付着した
影響も含め何らかの要因により口火が点火し難い状態となり、繰り返し 風呂釜
点火操作を行ったため、機器内部に未燃ガスが滞留し、点火時の火が
引火したものと推定される。
協力企業より「ガス開栓時に訪問した需要家宅の風呂釜が変形してい
る」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、BF式風呂釜のケー
シングが変形していることを確認した。
原因はメーカーによると、当該風呂釜は一次的な埃や塵が付着した影
響も含め何らかの要因により、口火の点火がし難い状態となっていた 風呂釜
が、需要家(前入居者)が繰り返し点火操作を行ったことで機器内部に
未燃ガスが滞留し、点火時の火が引火したものと推定される。
消防より連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、二口ヒューズガス
栓のツマミ一部が溶解し、台所のカーテン一部が焼損していることを確
認した。
ガス栓(迅
原因は、未接続側のガス栓を誤って開いたが、当該二口ガス栓の
キャップの一部が切れており過流出安全機構が作動しない程度の流量 速継手)
でガスが漏えいし、調理中のこんろの火が引火したもの。
事故概要
102
足立区
さいたま市
248 2015/12/8 東京
249 2015/12/8 埼玉
福岡市
247 2015/12/7 福岡
市町村
豊田市
都道
府県
246 2015/12/6 愛知
整理
発生年月日
番号
0
漏えい
着火
0
漏えい
着火
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
死亡
人数
現象
0
0
0
0
中毒
人数
0
0
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
不明
メーカー
PKD-20E
ソフトコード
型式
GQ-1623WE
パーパス(株) TP-DPS51
ガス事業者が定期保安点検時に訪問した需要家宅のRF式給湯器が
変形していることを確認した。
原因はメーカーによると、過去の降雪時、隣家の屋根からの落雪等に
より、上方排気カバーが閉塞された状態で点火操作を行ったため、機 瞬間湯沸器
器内に未燃ガスが滞留し、点火時の火が引火したものと推定される。 (大型・屋外 (株)ノーリツ
なお、需要家によると、当該給湯器使用の際、大きな音等がした記憶は 式)
無く、機器の変形についても今回指摘を受けるまで気付かなかったとの
こと。
協力企業より「定期保安点検時に訪問した需要家宅の風呂釜が変形し
ている」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、BF式風呂釜の
ケーシングが変形していることを確認した。
原因はメーカーによると、当該風呂釜は、冠水等の要因により口火の
点火が難しい状態にあり、点火操作を繰り返したことで機器内部に未燃
ガスが滞留し、点火時の火が引火したものと推定される。
風呂釜
なお、需要家によると、過去に口火の点火操作を行った際、大きな音が
した記憶はあるが、機器の変形については、今回指摘を受けるまで気
付かなかったとのこと。
需要家より「家庭用こんろを使用中、通常の燃焼状態ではないことに気
付き、キャビネット内のガス栓を閉めた」との連絡を受け、消防及びガス
事業者が調査したところ、当該こんろが一部焼損していることを確認し
家庭用レン
た。
(株)パロマ
原因はメーカーによると、当該こんろの電磁弁より下流側のガス通路部 ジ
からガス漏えいを確認したが、発生原因については、現在調査中。
需要家より通報を受け、消防及びガス事業者が出動したところ、こんろ
に接続されていたソフトコード・ガス栓・台所の一部が焼損していること
を確認した。
原因は、需要家が、既設のこんろを新しいものへ取替えようとした際、ソ ゴム管(迅
フトコードを強く引っぱったため、開いた状態のままであったガス栓から 速継手な
ソフトコードが抜け、ガスが漏えいし、その後、無理な姿勢で作業してい し)
た需要家の体が、誤って当該こんろのスイッチに触れたことにより、点
火時の火が漏えいしていたガスに引火したものと推定される。
事故概要
13A
ガス
種
2002年11月 13A
2006年12月 13A
2006年9月 13A
不明
製造年月
103
252 2015/12/9 兵庫
川西市
長岡市
251 2015/12/9 新潟
市町村
足立区
都道
府県
250 2015/12/9 東京
整理
発生年月日
番号
0
漏えい
着火
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
死亡
人数
現象
0
0
0
中毒
人数
0
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
接続具
(ホースエン
不明
ドアダプ
ター)
パーパス(株)
メーカー
定期保安巡回担当者より「定期保安巡回時に風呂給湯器前板の変形
を確認」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、給湯器の前板
が変形していることを確認した。
原因は、約10年前に実施された外壁塗装工事中に、当該給湯器を養
生シートで覆ったまま使用したことにより、給排気不良の状態となり、そ
の状態で点火操作を行ったため機器内部に未燃ガスが滞留し、点火時 瞬間湯沸器
の火が引火したものと推定される。
(大型・屋外 (株)ノーリツ
なお、需要家によると、外壁塗装工事中の養生シートは需要家自身で 式)
覆い、取外すのを忘れたまま当該給湯器を使用した際、機器周辺から
大きな音がして前板が変形していることを確認したが、正常に使用出来
るため、そのまま使用していたとのこと。
需要家より「台所に設置してある小型湯沸器から出火した」との連絡を
受け、ガス事業者が調査したところ、小型湯沸器の底部及びソフトコー
ドの一部が焼損していることを確認した。
原因は、当該給湯器のゴム管接続部に使用されたホースエンドアダプ
ターには、シ-ル材、シールテープ、パッキンが使用されておらず、ネジ
山には無理な力が加わったと思われる欠けが認められたことから、当
該湯沸器とゴム管口との接続不良により、接続部よりガスが漏えいし、
点火時の火が引火したものと推定される。
なお、需要家によると、当該給湯器の設置は、需要家の知人(無資格
者)に取付けてもらったとのこと。
また、需要家は当月のガス使用量が前月に比べ多いいことから、ガス
漏えいを疑い、需要家自身で当該給湯器の確認を行った際、ゴム管口
接続部から小さな炎を発見しガス栓を閉め消火したとのこと。
協力企業より「定期保安点検に訪問した需要家宅の風呂釜が変形して
いる」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、BF式風呂釜の
ケーシングが変形していることを確認した。
原因はメーカーによると、当該風呂釜は、冠水等の要因により口火の
点火がし難い状態にあり、繰り返し点火操作を行ったことで機器内部に
風呂釜
未燃ガスが滞留し、点火時の火が引火したものと推定される。
なお、需要家によると、当該風呂釜使用の際、大きな音等がした記憶は
なく、機器の変形についても今回指摘を受けるまで気付かなかったとの
こと。
事故概要
GT2012SAWX
ホースエンド
アダプター
TP-DPS51
(TP705BFDPASL)
型式
ガス
種
13A
1999年3月 13A
不明
2007年2月 13A
製造年月
104
港区
浜松市
255 2015/12/10 東京
256 2015/12/12 静岡
港区
254 2015/12/10 東京
市町村
久喜市
都道
府県
253 2015/12/9 埼玉
整理
発生年月日
番号
0
排ガス
中毒
0
漏えい
着火
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
死亡
人数
現象
7
0
0
0
中毒
人数
0
0
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
メーカー
宿泊施設の個室において、業務用こんろ2台(ガスバーナー付しゃぶ
しゃぶ鍋)で調理中の需要家7名のうち2名が気分が悪くなり、1名が救
急車で搬送され1名は同乗、他の5名も病院へ向い、7名とも一酸化炭
素中毒と診断された。
原因は、当該業務用こんろのCO測定値は、2台ともにスケルオーバー 業務用こん
不明
となったことから、当該業務用こんろは経年劣化により不完全燃焼を起 ろ
こしており、当該個室には換気設備がなかったため給排気不良となり、
一酸化炭素を含む排気ガスが室内に滞留し、一酸化炭素中毒に至った
ものと推定されるが、現在、警察において詳細を調査中。
建物管理人及び塗装業者より風呂釜の確認依頼の連絡を受け、ガス
事業者が調査したところ、RF式風呂釜のフロントカバー及びケーシング
が変形していることを確認した。
原因は、当該建物の塗装工事に伴い、当該給湯器の給排気部が養生
シートで覆われていたため、需要家が運転操作を行った際、給排気不
良の状態となり、その状態で点火操作を繰り返したことで機器内部に未 瞬間湯沸器
(大型・屋外 (株)ノーリツ
燃ガスが滞留し、点火時の火が引火したものと推定される。
なお、需要家によると、当該給湯器を使用中に、エラーが表示され数回 式)
点火操作を行った際、大きな音がしたが、変形については指摘を受け
るまで気付かなかったとのこと。
需要家より「台所にて給湯使用時に大きな音がした」との連絡を受け、
ガス事業者に調査したところ、RF式風呂釜のフロントカバー及びケーシ
ングが変形していることを確認した。
原因は、当該建物の塗装工事中に、当該風呂釜の給排気部が養生
シートで覆われていたため給排気不良の状態となり、その状態で点火 瞬間湯沸器
操作を繰り返したため機器内部に未燃ガスが滞留し、点火時の火が引 (大型・屋外 (株)ノーリツ
式)
火したものと推定される。
なお、需要家によると、当該風呂釜の給湯使用中にエラーが表示され、
数回点火操作を行った際、大きな音がして当該機器が変形していたと
のこと。
需要家より、給湯器の点火不良の連絡を受け、ガス事業者が調査した
ところ、FF式レンジフード一体型給湯器のケーシングが変形しているこ
とを確認した。
原因はメーカーによると、当該給湯器は、何らかの要因により排気口が 瞬間湯沸器
閉塞された状態となっていたこと、若しくは元電磁弁が一次的に閉弁遅 (小型・強制 パナソニック
れとなったことにより、燃焼室内に未燃ガスが滞留し、点火時の火が引 給排気式) (株)
火したものと推定される。
なお、需要家によると、過去に当該給湯器の使用中、1度だけ大きな音
を聞いたことがあるとのこと。
事故概要
製造年月
ガス
種
不明
GT2412SAWXTB
GT2412SAWXTB
不明
13A
1999年9月 13A
1999年9月 13A
GW-5RH5F-R 2001年6月 13A
型式
105
世田谷区
目黒区
259 2015/12/14 東京
260 2015/12/15 東京
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
0
漏えい
着火
258 2015/12/14 東京
世田谷区
0
漏えい
着火
257 2015/12/14 神奈川 藤沢市
市町村
死亡
人数
都道
府県
現象
整理
発生年月日
番号
0
0
0
0
中毒
人数
0
0
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
協力企業より「機器修理に訪問した需要家宅の風呂釜内部が変形して
いる」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、BF式風呂釜内部
の排気筒が変形していることを確認した。
原因はメーカーによると、外壁塗装工事の際、当該機器の給排気筒に
施された養生により給排気不良の状態となり、口火の点火がし難い状
態で繰り返し点火操作を行ったことで機器内部に未燃ガスが滞留し、点
風呂釜
火時の火が引火したものと推定される。
なお、需要家によると、数日前から外壁塗装工事で建物全体に養生が
施されており、当該風呂釜を使用した際、立消えして異臭がしたり、大き
な音がしたとのこと。
駅の休憩室において、職員より「ガス栓付近に火が着いた」との連絡を
受け、ガス事業者が調査したところ、休憩室のガステーブルに接続され
たゴム管用ソケットの一部溶解並びにソフトコード、ゴム管止め、ガス
テーブル背面及び内部配線の一部に焦げがあることを確認した。
原因は、当該ガステーブル側のゴム管止めと当該ソケットが接触したこ
とにより、ガス栓とソケットの接続が不完全となったが、ソフトコードの湾 ゴム管(迅
曲設置による反力で壁側に押される力が働き、ソケットが離脱せず、ガ 速継手あ
ス栓を「開」にすると、過流出安全機構が作動しない程度の流量でガス り)
が漏えいする状態となっており、その状態でガステーブルを使用したた
め、点火時の火が引火したものと推定される。
協力企業より「機器修理に訪問した需要家宅の風呂釜が変形している」
との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、BF式風呂釜のケーシン
グが変形していることを確認した。
原因については、当該機器をメーカーにて調査中。
なお、需要家によると、当該風呂釜を使用中に、口火が点火している状 風呂釜
態からシャワーを使用したところ、大きな音がして風呂釜が変形したと
のこと。
需要家より「風呂釜を使用するとガス臭気がする」との連絡を受け、ガ
ス事業者が調査したところ、BF式風呂釜のケーシングが変形している
ことを確認した。
原因については、当該風呂釜をメーカーにて調査中。
風呂釜
なお、需要家によると、当該風呂釜は、口火の点火が悪く、繰り返し点
火操作を行った際、大きな音とともに機器が変形し、その後も使用して
いたとのこと。
事故概要
GUQ-5A
GUQ-5A
型式
ガス
種
1998年10月 13A
1999年10月 13A
製造年月
(株)ガスター
SR-S(KG806BFKFSH1)
2003年11月 13A
JG2000ゴム管
(株)ハーマン 用ソケット(S
2006年1月 13A
型)
(株)ノーリツ
(株)ノーリツ
メーカー
106
奈良市
川越市
263 2015/12/19 奈良
264 2015/12/19 埼玉
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
0
漏えい
着火
262 2015/12/19 東京
世田谷区
0
漏えい
着火
261 2015/12/18 神奈川 横浜市
市町村
死亡
人数
都道
府県
現象
整理
発生年月日
番号
0
0
0
0
中毒
人数
1
0
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
リンナイ(株)
メーカー
GW-5RH5F
(033-0827)
GT2450SAWX
RCK-10G-H
付属予備ガス
栓
型式
飲食店において、従業員より「業務用ガスオーブン使用時に負傷した」
との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、業務用こんろ(5口こん
ろ2口オーブン)のオーブン着火時に、従業員1名が顔面に1度の火傷を
負ったことを確認した。
原因は、当該オーブンの使用時、オーブンの扉を閉めたまま器具栓を 業務用オー
開いたことで、オーブン庫内に未燃ガスが充満し、その状態で点火した ブンレンジ (株)マルゼン MGRD-157
ため、点火時の火が引火したもの。
なお、従業員によると、通常はオーブンの扉を開けて器具栓を開いてい
るが、当日に限ってオーブンの扉を閉めたまま点火操作を行ったとのこ
と。
協力企業より「レンジフード型給湯器のガス電磁弁交換で訪問した際、
機器本体左側側面部のケーシング変形を確認した」との連絡を受け、
ガス事業者が調査したところ、FF式レンジフード一体型給湯器の機器
本体左側ケーシングが変形していることを確認した。
原因はメーカーによると、当該給湯器は、何らかの要因により排気部が
閉塞されたこと、若しくは何らかの要因によりガス元電磁弁が一次的に 瞬間湯沸器 パナソニック
閉弁遅れとなったことで燃焼室に未燃ガスが滞留し、点火時の火が引 (小型・強制 (株)
給排気式)
火したものと推定される。
なお、需要家によると、過去に当該給湯器を使用の際、大きな音がした
記憶はなく、事故発生時期については不明であるが、通常通り使用でき
ており特に異常は感じられず、ここ1年は使用していなかったとのこと。
協力企業より「ガス開栓時に訪問した需要家宅の風呂釜が変形してい
る」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、RF式風呂釜のフロ
ントカバー及び排気カバーが変形していることを確認した。
原因はメーカーによると、当該風呂釜に取付けられていた排気カバー
は、当該風呂釜用の排気カバーではないものが取付けられていたた
瞬間湯沸器
め、排気部が覆われ排気不良の状態となっており、その状態で点火操 (大型・屋外 (株)ノーリツ
作作を行ったことで機器内部に未燃ガスが滞留し、点火時の火が引火 式)
したものと推定される。
なお、作業員によると、当該風呂釜の点火確認を行った際、大きな音が
して機器が変形したとのこと。
需要家より「ガス栓付近に火が着いた」との連絡を受け、ガス事業者が
調査したところ、家庭用オーブン一体型の中間ガス栓(二口)からガス
テーブルに接続しているソフトコード及びゴム管止めの一部に焦げがあ
ることを確認した。
原因は、需要家が、当該中間ガス栓の未使用側を誤って開放したが、 ガス栓(迅
速継手)
油汚れ等の要因により、過流出安全機構が正常に作動しなかったた
め、ガスが漏えいする状態となり、その状態でガステーブルの点火操作
を行ったことにより、点火時の火が引火したものと推定される。
事故概要
13A
ガス
種
2011年4月 13A
2001年10月 13A
2013年8月 13A
不明
製造年月
107
守口市
静岡市
大阪市
267 2015/12/30 大阪
268 2015/12/30 静岡
269 2015/12/31 大阪
0
0
0
漏えい
着火
漏えい
着火
漏えい
着火
0
漏えい
着火
266 2015/12/25 岡山
倉敷市
0
漏えい
着火
265 2015/12/21 北海道 北見市
市町村
死亡
人数
都道
府県
現象
整理
発生年月日
番号
0
0
0
0
0
中毒
人数
0
1
0
0
0
負傷
人数
(中毒
抜き)
機種
不明
リンナイ(株)
メーカー
需要家より「こんろ接続ゴム管から火が出て警報器鳴動中。火は消え
たが煙が充満している」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、
ガス警報器の鳴動はなく、ガラストップこんろに接続されたソフトコード
ゴム管(迅
の一部が焼損していることを確認した。
原因は、何らかの要因により当該ソフトコードよりガスが漏えいし、当該 速継手な
し)
こんろの火が引火したものと推定される。
需要家より「ガスこんろを使おうとしたら、ガスが漏れてゴムホース辺り
に引火した」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、家庭用
テーブルこんろ点火時に爆発し、当該こんろ後方より出火、ゴムホース
の一部が焼損し、窓ガラスにヒビがあり、当該需要家1名が、手に軽い ゴム管(迅
速継手な
火傷を負い、髪の毛が少し燃えたことを確認した。
し)
原因は、調査中。
(株)十川ゴム
不明
協力企業より「集合住宅の管理人が、需要家宅の給湯器前板の変形を
発見」との連絡を受け、ガス事業者が調査したところ、FE式給湯暖房機
のフロントカバーが変形していることを確認した。
原因は、過去に外壁塗装工事が行われた際、養生シートにより排気筒 瞬間湯沸器
を覆ったことで排気不良の状態となり、需要家が点火操作を行った際、 (大型・屋外 (株)ノーリツ
機器内部に未燃ガスが滞留し、点火時の火が引火したものと推定され 式)
る。
店舗において、従業員が二口ガス栓に接続された鋳物こんろを使用の
際、強化ガスホース及び周辺の棚を焼損した。
原因は、当該従業員が鋳物こんろを使用の際、別の従業員により、当
該ガス栓の片方に接続されていたおでん器が取外され未接続となって ガス栓(安
いたが、その状態を把握していなかった当該従業員は、未接続側を誤 全機構な
開放したが、当該ガス栓には過流出安全機能が付いておらず、こんろ し)
周辺にガスが滞留し、点火時の火が引火したものと推定される。
需要家宅より「風呂釜が点火せず何度か繰り返したら音がした」との連
絡を受け、ガス事業者が調査したところ、BF式風呂釜のケーシングが
変形していることを確認した。
原因は、当該風呂釜は、何らかの要因により点火不良となり、点火操
作を繰り返したため機器内部に未燃ガスが滞留し、点火時の火が引火 風呂釜
したものと推定される。
事故概要
製造年月
ガス
種
ガスホース
9.5mm
ゴムホース
(1135-1105)
二口ガス栓
13A
13A
2008年10月 13A
不明
2003年2月 13A
不明
RBF-SRDP22008年4月 13A
R
型式
(参考1)
消費機器の区分について
1.家庭用燃焼器の区分
区分
区分の説明
1.家庭用こんろ
一口こんろの他、クッ
区分に該当する機器の具体例
キングテーブル
※詳報に写真等がな
く、形式が確認できな
一口コンロ
クッキングテーブル
いものを含む
2.家庭用レンジ
グリル付きのテーブル
こんろ、二口以上のバ
ーナーが備わったも
の
二口ガステーブル
グリル付き
※ガステーブル、ビル
トインコンロのどちらも
含まれる
ビルトインコンロ
3.家庭用オーブン
パン焼き等、オーブン
機能単体のもの
ガスオーブン
4.家庭用オーブンレ
レンジとオーブンがセ
ンジ
ットになっているもの
108
5.家庭用炊飯器
米飯を調理するもの
炊飯器
6.ガスストーブ
赤外線ストーブ、ガス
ファンヒーター
赤外線ストーブ
7.その他家庭用
ファンヒーター
衣 類 乾 燥 機 や GHP
(ガスヒートポンプ)空
調機など、1~5に該
当しないもの
衣類乾燥機
109
GHP 室外機
2.業務用燃焼器の区分
区分
区分の説明
1.業務用こんろ
バーナーが一口のこん
区分に該当する機器の具体例
ろ、鋳物こんろ
※詳報に写真等がな
く、形式が確認できない
一口コンロ
ものを含む
鋳物コンロ
2.業務用レンジ
二口以上のバーナーが
備わったこんろやガステ
ーブル
卓上レンジ
スープレンジ
ガステーブル
3.業務用オーブ
オーブン機能(調理用
ン
庫内を高温にし、主とし
て対流熱で食材を調理
する)単体のもの
※スチームコンベクショ
ンオーブン…蒸気発生
ガスオーブン
装置と強制対流用送風
110
機を備えたオーブン
スチームコンベクションオーブン
4.業務用オーブ
レンジとオーブンがセッ
ンレンジ
トになっているもの
オーブンレンジ
5.業務用めんゆ
めん類を茹でたり、ゆが
で器
いたりするもの
めんゆで器
6.業務用中華レ
主として中華料理に用
ンジ
いる、中華鍋専用の五
徳を備えたもの
中華レンジ
7.業務用フライ
油を加熱してフライ及び
ヤー
天ぷら等の調理をする
もの
フライヤー
111
8.業務用炊飯器
米飯を調理するもの
9.業務用グリド
鉄板等で食品を直接焼
ル
いたり、炒めたりするも
炊飯器
立体式炊飯器
グリドル
餃子焼き器
の
10.業務用酒か
酒を温めるもの
ん器
酒かん器
11.業務用おで
おでんの調理及び保温
ん鍋
をするもの
おでん鍋
12.業務用蒸し
蒸気で加熱調理するも
器
の
蒸し器
112
13.業務用焼き
食材を直火または輻射
物器
熱で熱するもの
焼き物器
サラマンダー
14.業務用煮炊
平釜等を備えた大容量
釜
の食品を煮炊きするも
の
回転釜
15.業務用食器
食器・グラス等を洗浄す
洗浄機
るもの
ティルティングパン
※ガスブースター(洗浄
用の温水を作り出すも
の)一体のものを対象と
する
食器洗浄機(右側がガスブースター部分)
16.業務用食器
熱風により食器等を加
消毒保管庫
熱消毒し、保管するもの
食器消毒保管庫
113
17.業務用煮沸
調理器具等を熱湯で煮
消毒器
沸消毒するもの
煮沸消毒器
18.業務用湯せ
湯槽内に専用容器を落
ん器
とし込み、調理済みの
食品を保温するもの
湯せん器
19.業務用その
衣類乾燥機や GHP 空
他
調機、ガスアイロンな
ど、1~18に該当しな
いもの
衣類乾燥機
ガスアイロン
20.工業用
工業用のボイラーや、
輪転機の乾燥器、陶器
用の窯など
114
GHP 室外機
3.瞬間湯沸器及び風呂釜等の区分について
区分
区分の説明
区分に該当する機器の具体例
1.風呂釜
浴槽内の水を加熱する機能(ふ
ろ機能)を有する燃焼器
・給湯器付き風呂釜は、風呂釜
の区分とする(用品省令どおり)
・土間設置のCF式風呂釜は、風
呂釜の区分とする(用品省令ど
おり)
・なお、ガス事故詳報の写真、ま
たはメーカー図面で判別できな
BF 式
CF 式
FF 式
浴室内設置の風呂釜
いときは、ガス事故詳報記述ど
おりとする。
CF 式
2.瞬間湯沸
瞬間湯沸器のうち、燃焼量が
器(大型)
12kW を超えるもの
浴室外屋内設
給湯器付き風呂釜
置の風呂釜
(屋外据置設置)
※壁掛式の給湯器の区分
用品省令上では、ふろ機能を有
するものは風呂釜の取り扱いに
なるが、本報告書上では、瞬間
湯沸器の区分とする
・なお、ガス事故詳報の写真、ま
たはメーカー図面で判別できな
115
給湯専用の
温水暖房専用の
瞬間湯沸器
熱源器
いときは、ガス事故詳報記述ど
おりとする。
給湯暖房器
ふろ給湯器
(給湯+ふろ機能
(給湯+ふろ機能)
+温水暖房熱源)
3.瞬間湯沸
瞬間湯沸器のうち、燃焼量が
器(小型)
12kW 以下のもの
開放式瞬間 温水暖房専用
湯沸器
4.その他湯
貯湯式湯沸器(タンク内の水をあ
沸器
らかじめ加温するもの)
の熱源器
貯湯式湯沸器
116
CF 式瞬間
湯沸器
4.末端ガス栓と燃焼器を接続する管の区分について
区分
区分の説明
区分に該当する機器の具体例
1.金属管
黒管(配管用炭素鋼
管)、白管(黒管に亜鉛
めっきを施したもの)、プ
ラスチック被覆鋼管など
プラスチック
白管
被覆鋼管
2.金属可とう管
金属(ステンレス)を波型
に加工し、可とう性を持
たせた管
金属フレキシブルホース
3.強化ガスホー
内層と外層のゴム層の
ス
間に、鋼鉄線でできた保
護ネットを補強したホー
強化ガスホース (S型)
ス
強化ガスホース (L型)
4.ゴム管(迅速継
ゴム管(ガスソフトコード)
手なし)
単体のもの
※青色のゴム管と、絹巻
きラセン管は、現在製造
されていない
ゴム管
青ゴム管
(ガスソフトコード)
(現在は製造していない)
絹巻きラセン管
(現在は製造されていない)
117
5.ゴム管(迅速継
ゴム管(ガスソフトコード)
手あり)
の両端に、ゴム管用ソケ
ット及びゴム管用プラグ
が取り付けてあるもの
+
ゴム管用ソケット
ゴム管
ゴム管用プラグ
6.ガスコード
ホースの内側がワイヤー
で補強され、両端に迅速
継手が取り付けられたゴ
ガス栓側(コンセ
ント口)と接続
ガス機器側(スリ
ム製のホース
ムプラグ)と接続
118
5.ガス栓の区分
区分
区分の説明
1.ガス栓(ホース
末端ガス栓であって、
エンド)
接続口(ホースエンド
区分に該当する機器の具体例
口)とゴム管を接続す
るもの
※現在のホースガス
一口ヒューズガス栓
栓には、ホースの外れ
(ホースエンド型)
ホースエンド口
や誤開放等によるガス
漏えいを防止するた
め、過流出安全機構
(ヒューズ機構)を備え
ている。
※過去に、ばね安全
ばね安全機構付ガス栓
機構付のガス栓があ
(ゴム管を接続すると先端が押し込まれてガス
ったが、現在は製造さ
通路が開き、ガスが流れる仕組み。ヒューズ機
れていない。
構は備えていない。現在は製造されていない)
2.ガス栓(迅速継
末端ガス栓であって、
手)
接続口(コンセント口)
と迅速継手付きゴム管
やガスコードのソケット
を接続するもの
一口ヒューズガス栓
(コンセント型)
開閉のつまみを有せ
ず、ソケット(迅速継
手)の着脱により栓の
開閉を行う、ガスコン
セントもある
つまみがないタイプ
(露出型ガスコンセント)
119
コンセント口
※ホースエンド口とコ
ホースエンド口
ンセント口がセットにな
った、ペア型のガス栓
もある。この場合、事
コンセント口
故が発生した側の接
ペアタイプヒューズガス栓
続口の形状で区分し
ている。
3.ガス栓(フレキ
末端ガス栓であって、
ガス栓)
金属管・金属フレキ
管・強化ガスホースと
ねじで接続する可とう
管ガス栓と、燃焼器に
可とう管ガス栓
直接ねじで接続する機
器接続ガス栓
機器接続ガス栓
(写真右は検査孔付き)
4.ガス栓(その
配管経路内に設置さ
他)
れる中間ガス栓の他、
1~3に該当しないガ
ス栓
(ねじガス栓)
(ボールバルブ)
中間ガス栓
5.ガス栓(不明)
焼損等によって、1~
4への分類ができない
もの
120
【参考】ガス栓の安全機構について
1.ヒューズガス栓(過流出安全機構(ヒューズ機構)を備えたホースガス栓)
ヒューズ機構とは、ガス栓に接続されたゴム管の外れや、何も接続されていない状態での誤開
放等によって多量のガスが流れたとき、自動的にガスを遮断し、ガスの漏えいを防止する機構。
現在製造されているホースガス栓は、すべてヒューズ機構を備えている。ガス栓の種類により、主
に次の2つの方式が使い分けられている。
(1)ヒューズボール
ガス栓を開閉するつまみを有するホースガス栓に備えられている。
a)構造
側面にスリットを持つシリンダーと、ヒューズボールから構成されている。
b)作動原理
通常使用時には、ガスはヒューズボールとシリンダーの隙間及びシリンダーのスリットから流れ
ている。
ゴム管の外れや誤開放などによって過大な流量のガスが流れると、ヒューズボールが押し上げ
られてガスの通路部を塞ぎ、遮断する。
(2)ヒューズ弁
迅速継手付のゴム管やガスコードを接続する、つまみを有しないガスコンセントに備えられてい
る。
a)構造
ヒューズボールと同様の働きをする、ヒューズ弁が組み込まれている。なお、ガスコンセントの
開閉は、迅速継手の脱着によって行う。
※迅速継手を接続しているとき(ガス栓の状態:開)
接続具の押し棒が円筒栓をスライドさせガスが流れる。
121
※迅速継手を取り外しているとき(ガス栓の状態:閉)
スプリングの力によって円筒栓が押し戻され、ガスは止まる。
b)作動原理
ゴム管の外れや誤開放などによって過大な流量のガスが流れると、ヒューズ弁が押し上げられ
てガスの通路部を塞ぎ、遮断する。
2.安全アダプター
ヒューズ機構を有しない既設のガス栓(ホースエンド口のものに限る。)に取り付けるアダプター
で、ゴム管の外れや誤開放などによって過大な流量のガスが流れた場合、ガスを遮断する。ホー
スエンド口の中に挿入する「挿入式」と、ホースエンド口の外に取り付ける「外装式」がある。どちら
も現在は製造されていない。
挿入式
外装式
(ホースエンド口に挿入する。左:ホースエ
(ホースエンド口に取り付ける。写真は
ンド用、右:ばねガス栓用)
LPガス用)
122
a)構造
安全アダプターは、ヒューズといわれるボールとスプリングおよびシリンダーによって構成され
ている。
b)作動原理
ゴム管の外れやガス栓の誤開放等によって過大な流量のガスが流れると、ヒューズボールに
かかる力がスプリングの力に打ち勝って先端方向に押され、安全アダプターの口を塞いでガスを
遮断する。ガス栓を閉めるとヒューズにかかる力がなくなり、スプリングの力でヒューズは元の位
置に戻る。
123
6.接続具の区分について
区分
区分の説明
区分に該当する機器の具体例
1.接続具(ガス栓
ガス栓のホースエンド口
用プラグ)
に取り付け、ガスコード
ガス栓側
やゴム管用ソケットを接
ガス栓のホ
続するためのプラグ
ースエンド口
ホース側
迅速継手のソ
ケットと接続
と接続
接続具(スリムプラ
ガス機器のホースエンド
グ)
口に取り付け、ガスコー
ガス機器側
ホース側
ガス機器の
ドを接続するためのプラ
ガスコードと
グ
接続
ホースエンド
口と接続
接続具(器具用ソ
ガス機器のホースエンド
ケット)
口に取り付け、迅速継手
ホース側
ガス機器側
付きゴム管のゴム管用プ
迅速継手の
ガス機器の
ラグを接続するためのソ
ゴム管用プラ
ホースエンド
ケット
グと接続
口と接続
接続具(ホースエ
小型湯沸かし器等のねじ
ンドアダプター)
接続口に取り付け、ゴム
管を接続できるようにす
ねじ接続口
に接続
るためのアダプター(ゴム
ゴム管を接続
管口ともいう)。
接続具(三叉継
三方にゴム管を接続する
手)
接続具
ゴム管を接続
接続具(異径継
管径が異なるものをつな
手)
ぐための接続具
異径ニップル
124
(参考2)
ガス栓・接続具等の写真
125
126
ホースエンドガス栓
127
コンセントガス栓
128
コンセントガス栓とホースエンドガス栓
129
露出型コンセントガス栓
130
フレキガス栓
131
機器接続ガス栓(ねじ、検査孔あり)
132
右は比較のための検査孔付きガス栓
機器接続ガス栓(ねじ、検査孔無し)
133
機器接続ガス栓(フレキ、検査孔あり)
134
機器接続ガス栓(フレキ、検査孔あり)
135
機器接続ガス栓(ねじ・検査孔無し)
136
機器接続ガス栓(フレキ・検査孔無し)
137
機器接続ガス栓(ねじ・フレキ・検査孔あり)
138
過流出安全機構のないガス栓-ばねガス栓
139
過流出安全機構のないガス栓
140
過流出安全機構のないガス栓
141
ガス栓付属のキャップ
142
ガス栓不適切なキャップ
ゴム管
143
144
ガスコード
145
金属フレキシブルホース、強化ガスホース
146
ホースエンドアダプター
147
ガス栓用プラグ、器具用プラグ
148
ゴム管用ソケット
149
ゴム管用プラグ
150
器具用スリムプラグ
(参考3)
BF 式ふろがまの異常着火事故と安全対策について
1.主なBF式ふろがまの種類
主な BF 式ふろがまには以下の2タイプがある。
a)BF-W式
b)BF-DP式
151
2.BF式ふろがまの事故パターン
a)点火操作時…点火操作の繰り返し又は点火つまみの押しっぱなしで滞留した未燃ガス
に引火して異常着火をする。
b)シャワー・追いだき時…つまみの誤操作により,放出・滞留した未燃ガスに引火して
異常着火をする(例:口火からシャワー等にしようとしたが,つまみの回転方向を間違え
て,消火し,生ガス放出し,再点火して異常着火に至る。シャワー等から口火にしようと
したが,つまみを戻し過ぎて,消火し,生ガス放出し,再点火して異常着火に至る。)
c)浴室冠水時…浴室排水口の掃除不足により,浴槽からの排水でふろがまが冠水し,機
器内に水が浸入して,着火しにくい状況となり,放出・滞留した未燃ガスに引火して異常
着火や炎あふれをする。
152
※BF-DP式はBF-W式よりも,横幅が狭くケーシング容積が小さいため,BF-W
より生ガス滞留の影響を受けやすい傾向にあります。
3.新しいBF式ふろがまについて
BF式ふろがまによる事故を防ぐため,2011 年 4 月以降生産する全てのバランス型ふろ
がまについて、「誤操作等による異常着火防止」など新たに4つの安全機能を標準搭載する
タイプに切り替えました。
<追加した安全機能>
a)誤操作等による異常着火防止機能
・口火(たね火)を誤って消火した後の再点火による異常着火を防止する
b)ふろ消し忘れ防止機能
・ふろを長時間消し忘れることを防止する
c)冠水による機器内部損傷・異常着火防止機能
・ふろがまが水に浸かることに起因する異常着火を防止する
d)点検お知らせ機能(タイムスタンプ)
・タイムスタンプ機能により、10年使用相当で点検時期をお知らせする
<従来からの安全機能>
・高温出湯防止装置、立消え安全装置、空だき安全装置、過圧防止装置
153
154
155
(参考4)
ガス事業法に基づくガス製造に関する事故集計表
1.年別及び月別事故(累計)件数
年
月
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
合 計
18年
19年
2
1
2
3
1
3
1
0
2
3
10
1
1
0
1
2
1
2
1
6
1
14
0
1
2
1
0
0
0
4
10
4
16
3
0
14
3
19
3
17
17
15
1
1
0
0
1
11
対前年比
+ 111.1 ▲ 10.5 ▲ 11.8 ▲ 26.7
(%)
0
1
33
3
11
11
1
36
36
10
3
0
8
0
8
8
0
2
0
3
6
8
10
0
0
2
3
6
6
9
1
0
0
2
6
6
8
0
0
0
2
6
6
8
33
10
11
0
0
0
0
2
6
6
8
32
9
11
15
1
1
2
0
0
1
0
2
5
6
8
31
8
9
12
0
3
1
0
2
0
0
0
5
6
8
31
5
8
12
0
0
0
1
0
0
0
0
5
6
7
31
5
8
8
1
0
0
1
0
1
1
0
4
5
6
30
5
8
8
10
16
2
1
8
15
6
7
2
2
0
1
0
2
5
5
28
5
0
1
1
1
14
5
6
7
3
4
0
27年
2
1
5
26
2
2
1
2
22
26年
1
3
4
3
4
5
0
0
0
3
5
12
4
3
4
3
0
0
2
5
11
4
25年
24年
4
2
1
1
1
23年
2
3
1
2
22年
3
0
2
8
21年
0
1
5
19
20年
3
0
8
8
3
3
±0.0 + 227.3 ▲ 72.2 ▲ 20.0 ±0.0 ▲ 62.5
[注] 下線部分は各月の累計件数。
156
(参考5)
ガス事業法に基づくガス供給に関する事故集計表
1.年別及び月別事故(累計)件数
年
月
1月
2月
3月
4月
5月
6月
18年
7
19年
20年
21年
22年
23年
24年
25年
26年
27年
21
13
12
18
22
12
22
22
16
7
9
21
22
16
4
11
43
20
20
4
24
5
4
9
14
98
10
13
5
7
15
80
15
65
16
95
83
24
107
30
137
29
166
28
194
24
218
20
238
21
259
15
104
12
116
14
130
14
144
13
157
15
172
8
180
13
104
14
118
17
135
16
151
15
166
19
185
16
102
21
123
23
146
17
163
21
184
23
118
11
129
16
145
18
163
27
190
23
213
16
229
13
12
91
77
17
100
10
110
15
114
9
123
9
132
合 計
110
198
135
132
171
180
185
184
229
259
対前年比
(%)
+ 3.8
+ 29.5
+ 5.3
+ 2.8
▲ 0.5
+ 24.5
+ 13.1
10月
11月
12月
11
69
14
83
19
68
13
89
81
99
+ 80.0 ▲ 31.8 ▲ 2.2
86
[注] 下線部分は各月の累計件数。
157
9
67
18
58
70
10
24
52
13
102
10
112
15
127
8
135
9月
7
14
76
19
56
58
78
33
16
102
12
114
21
135
21
156
15
171
8月
51
14
54
11
17
18
12
16
38
46
67
89
16
10
17
22
36
50
84
5
63
14
17
8
22
33
76
53
49
56
41
11
7
21
35
42
42
42
13
12
25
123
8
131
8
139
15
154
27
181
17
198
7月
15
29
13
22
33
9
9
33
81
17
36
20
28
5
18
15
8
4
76
32
12
24
63
13
8
13
86
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