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LE24L042CS-B - ON Semiconductor

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LE24L042CS-B - ON Semiconductor
注文コード No. N A 2 0 6 8
LE24L042CS-B
CMOS LSI
Two Wire Serial Interface
EEPROM (4k EEPROM)
http://onsemi.jp
概要
LE24L042CS-B は 2 線式シリアルインタフェースの 4K bit EEPROM である。本製品は、自社 CMOS
EEPROM 技術を採用することにより、高速動作、高信頼性を実現している。また、本製品のインタフ
ェースは I2C バス互換プロトコルであるため、小規模なパラメータ格納用不揮発性メモリとして最
適である。
特長
・容量
:4kbit(512×8 bits)
・単一電源
:1.7V~3.6V
・インタフェース:2 線式シリアル(I2C バス*)
・動作周波数
:400kHz
・低消費電流
:スタンバイ時 :2μA(max)
:読み出し時
:0.5mA(max)
・ページライト機能:16 バイト
・リード機能
:シーケンシャルリード,ランダムリード
・書き換え回数 :105 回
・データ保持
:20 年
・高信頼性
:自社独自のシンメトリメモリアレイ構成(USP6947325)を採用
SCL,SDA 端子にノイズフィルタ搭載
低電源電圧時の書き込み禁止機能搭載
・パッケージ
:WLP4J(0.79 x 1.06)
*:I2C バスはフィリップス社の商標です。
※この製品は米国SST 社(Silicon Storage Technology, Inc.)のライセンスを受けています。
Semiconductor Components Industries, LLC, 2013
October, 2013
60612 SY 20101116-S00006 No.A2068-1/11
LE24L042CS-B
外形図
unit:mm (typ)
3433
SIDE VIEW
BOTTOM VIEW
0.195
TOP VIEW
A
2
0.5 MAX
0.2
0.33
0.08
SIDE VIEW
1
0.4
0.4
0.79
B
1.06
SANYO : WLP4J(0.79X1.06)
ピン配置図
Top view
Ball side view
B
VDD
SCL
SCL
VDD
B
A
SDA
GND
GND
SDA
A
1
2
2
1
0.79 x 1.06 tmax:0.50mm
ピン名称
PIN.A1
SDA
データ入出力端子
PIN.A2
GND
接地端子
PIN.B1
VDD
電源端子
PIN.B2
SCL
クロック入力端子
ブロック図
SDA
X decoder
Serial controller
Condition detector
Address generator
I/O Buffer
SCL
Input Buffer
Write controller
High voltage generator
EEPROM Array
Y decoder & Sense AMP
Serial-Parallel converter
No.A2068-2/11
LE24L042CS-B
絶対最大定格
項目
記号
電源電圧
条件
定格値
VDD
DC 電源電圧
端子に対する瞬時電圧
<20ns
保存周囲温度
unit
-0.5~+4.6
V
-0.5~VDD+0.5
V
-1.0~VDD+1.0
V
-65~+150
℃
Tstg
注:絶対最大定格以上のストレスが印加された場合、破壊を起こす恐れがある。
最大定格を超えるストレスは、デバイスにダメージを与える危険性があります。最大定格は、ストレス印加に対してのみであり、推奨動作条件を超えての機能
的動作に関して意図するものではありません。推奨動作条件を超えてのストレス印加は、デバイスの信頼性に影響を与える危険性があります。
動作範囲
項目
記号
条件
定格値
unit
動作電源電圧
1.7~3.6
V
動作周囲温度
-40~+85
℃
DC電気的特性
項目
記号
VDD=1.7V~3.6V
条件
読み出し時消費電流
ICC1
f=400kHz
書き込み時消費電流
ICC2
待機時消費電流
min
typ
unit
max
0.5
mA
f=400kHz,tWC=10ms
3
mA
ISB
VIN=VDD or GND
2
μA
入力リーク電流
ILI
VIN=GND~VDD
-2.0
+2.0
μA
出力リーク電流(SDA)
ILO
VOUT=GND~VDD
-2.0
+2.0
μA
入力「L」レベル電圧
VIL
VDD*0.2
V
入力「L」レベル電圧(CMOS)
VILC
0.2
V
入力「H」レベル電圧
VIH
VDD*0.8
V
入力「H」レベル電圧(CMOS)
VIHC
VDD-0.2
V
低レベル出力電圧
VOL
IOL=0.7mA,VDD=1.7V
0.2
V
IOL=2.0mA,VDD=2.5V
0.4
V
端子容量/Ta=25℃,f=1.0MHz
項目
記号
条件
max
unit
入出力端子容量
CI/O
VI/O=0V(SDA)
10
pF
入力端子容量
CI
VIN=0V(SDA 以外)
10
pF
注:この特性はサンプル値であり、100%テストされているわけではない。
VDD
AC 電気的特性
入力パルス電圧
0.1×VDD~0.9×VDD
入力パルス立ち上がり
20ns
R=3.0kΩ
SDA
・立ち下り時間
出力判定電圧
0.5×VDD
出力負荷
50pF+プルアップ抵抗 3.0kΩ
C=50pF
出力負荷回路
No.A2068-3/11
LE24L042CS-B
項目
VDD=1.7V~3.6V
記号
min
typ
unit
max
スレーブ時 SCL クロック周波数
fSCLS
SCL クロック「L」時間
tLOW
1200
ns
SCL クロック「H」時間
tHIGH
600
ns
SDA 出力遅延時間
tAA
100
SDA 出力保持時間
tDH
100
ns
スタートコンディションセットアップ時間
tSU.STA
600
ns
スタートコンディションホールド時間
tHD.STA
600
ns
データ入力セットアップ時間
tSU.DAT
100
ns
データ入力ホールド時間
tHD.DAT
0
ns
ストップコンディションセットアップ時間
tSU.STO
600
ns
SCL・SDA 立ち上がり時間
tR
300
ns
SCL・SDA 立ち下がり時間
tF
300
ns
バス解放時間
tBUF
ノイズサプレッション時間
tSP
100
ns
書き込み時間
tWC
10
ms
0
400
900
1200
kHz
ns
ns
バスタイミング
tF
tHIGH
tLOW
tR
SCL
tSP
tSU.STA
tHD.STA
tHD.DAT
tHD.STA
tSU.STO
SDA/IN
tSP
tBUF
tDH
tAA
SDA/OUT
ライトサイクルタイミング
tWC
SCL
SDA
D0
各端子の機能説明
SCL(シリアルクロック入力)端子
SCL 端子はシリアルクロック入力端子であり、SCL クロック信号の立ち上がり、立ち下がりエッジ
で信号処理を行う。
抵抗で VDD 電位にプルアップし、他のオープンドレイン(あるいはオープンコレクタ)出力のデバ
イスとワイヤードオア接続して使用する。
SDA(シリアルデータ入出力)端子
SDA 端子は入出力にシリアルデータ転送を行うためのもので、信号入力端子と、Nch 型トランジス
タオープンドレイン出力端子から構成される。
SDA ラインも SCL ライン同様、抵抗で VDD 電位にプルアップし、他のオープンドレイン(あるいは
オープンコレクタ)出力のデバイスとワイヤードオア接続して使用する。
No.A2068-4/11
LE24L042CS-B
動作説明
1.スタートコンディション
SCL ラインが「H」レベルの時に、SDA ラインを「H」から「L」へ変化させることで、スタートコンディショ
ンとなる。EEPROM としてのスレーブ動作はスタートコンディションで始まる。
2.ストップコンディション
SCL ラインが「H」レベルの時に、SDA ラインを「L」から「H」へ変化させることで、ストップコンディショ
ンとなる。
読み出しシーケンスの際、ストップコンディションを受け取ると、読み出し動作は中断され、デバ
イスはスタンバイモードとなる。書き込みシーケンスの際、ストップコンディションを受け取ると、
書き込みデータの取り込みを終了し、EEPROM の書き換え動作を開始する。
tSU.STA
tHD.STA
tSU.STO
SCL
SDA
3.データ転送
SCL ラインが「L」である期間に SDA ラインを変化させることで、データ転送を行う。SCL ラインが「H」
である期間に SDA ラインが変化すると、スタートあるいはストップコンディションとして認識され
る。
tSU.DAT
tHD.DAT
SCL
SDA
4.アクノリッジ
データ転送は、8 ビット連続して転送され、続いて 9 番目のクロックサイクル期間において、デー
タを受信するシステムバス上のデバイスが SDA ラインを「L」にして、データを受信したというアクノ
リッジ信号を返す。EEPROM の書き換え動作中は、アクノリッジ信号は返さない。
SCL
1
8
9
SDA
SDA
tAA
tDH
No.A2068-5/11
LE24L042CS-B
5.デバイス・アドレッシング
通信を行うために、システム上のマスタデバイスは、スレーブデバイスに対して、スタートコンデ
ィションを発生させる。引き続き、7 ビット長のデバイスアドレスと 1 ビット長のリード/ライト命
令コードを、SDA バス上に送ることで固有のスレーブデバイスと通信することができる。
デバイスアドレスの上位 4 ビットはデバイスコードと呼び、本製品は「1010」に固定されている。本
製品は、デバイスコードに続く 2 ビットのスレーブアドレスを S1、S2 内部に有し、出荷時 S1=0、
S2=0 に設定されている。
SDA から入力されたデバイスコード+スレーブアドレスと本製品のデバイスコード+実装時に設定
したスレーブアドレスを比較し一致した場合には、9 番目のクロックサイクル期間において本製品
がアクノリッジを返し、リード/ライト命令コードに従いリードまたはライト動作を行う。もし一致
しなければスタンバイモードとなる。なお、スレーブデバイスを切換えた直後に読み出しを実行す
る際は、ランダムリードコマンドを使用する。
LE24L042
1
MSB
0
1
0
S2
S1
A8
R/W
LSB
No.A2068-6/11
LE24L042CS-B
6.EEPROM 書き込み動作
6-1.バイトライト
EEPROM が、スタートコンディションに続き、7 ビット長のデバイスアドレスと、ライト命令コード
の「0」を受け取ると、アクノリッジを発生する。続けて、8 ビット長のワードアドレスを受け取り、
アクノリッジを発生、さらに 8 ビットの書き込みデータを受け取り、アクノリッジを発生した後、
ストップコンディションを受け取ることで、指定したメモリアドレスの EEPROM の書き換え動作が開
始される。書き換え時間はストップコンディション後、tWC 期間で終了する。EEPROM の書き換え動
作中は、入力が無効となり、アクノリッジ信号は返さない。
1
1
0
0 S2 S1 A8 W
Data
A7 A6 A5 A4 A3 A2 A1 A0
D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0
ACK
ACK
R/W
Stop
SDA
Start
Word_Address
ACK
6-2.ページライト
本製品は、最大 16 バイトのページ書き込みが可能である。基本的なデータ転送手順は、バイトライ
トと同様に、スタートコンディションに続き、7 ビット長のデバイスアドレスと、ライト命令コー
ド「0」、ワードアドレス(n)、データ(n)の順に、9 ビットごとのアクノリッジ「0」を確認しながら入
力する。データ(n)入力後にストップコンディションを入力しないで書き込みデータ(n+1)を入力す
るとページライトモードに入る。以降、連続的に 8 ビットの書き込みデータの受け取りと、アクノ
リッジの発生を繰り返し、最大ページサイズ分の書き込みデータを受け取ることができる。
書き込みデータ(n+1)を入力した時点で、ワードアドレスの下位 4 ビット(A0~A3)は自動的にインク
リメントされ(n+1)番地になる。このように書き込みデータを次々と入力することができ、書き込み
データ入力ごとにページ内のワードアドレスがインクリメントされる。もし、書き込みデータが 16
バイトを越える場合やページの最終アドレスを越える場合は、ページ内ワードアドレスがロール
オーバーする。また、同一アドレスに書き込みデータが 2 度以上入力されることになるが、その場
合は最後に入力された書き込みデータが有効になる。最後に、ストップコンディションを受け取る
ことで、書き込みデータを受け取ったページサイズに相当する EEPROM の書き換え動作が、指定した
メモリアドレスから始まる。
SDA
Start
Memory_Address(n)
1
0
1
0 S2 S1 A8 W
A7 A6 A5 A4 A3 A2 A1 A0
Data(n)
Data(n+1)
D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0
ACK
ACK
R/W
D1 D0
D7 D6
ACK
ACK
D7 D6
D1 D0
D7 D6
D1 D0
D7 D6
D7 D6
D1 D0
ACK
D1 D0
ACK
Stop
Data(n+x)
ACK
0
1
0 S2 S1 A8 W
1
NO ACK
R/W
0
1
Start
1
Start
SDA
Start
6-3.アクノリッジポーリング
アクノリッジポーリングは、EEPROM の書き換え動作の終了を知るために用いる。ストップコンディ
ションを受け取り、いったん EEPROM が書き換えを開始すると、全ての動作は禁止され、マスターデ
バイスの送出する信号に応答することはできない。従って、EEPROM の書き換え動作の終了を知るた
めには、マスターデバイスから EEPROM(スレーブデバイス)に対してスタートコンディション・デバ
イスアドレス・ライト命令コードを送出し、スレーブデバイスの応答を検出する。
すなわち、スレーブデバイスがアクノリッジを返さなければ、書き換え動作中であることを示し、
アクノリッジを返せば、書き換え動作が終了したということを知ることができる。
0 S2 S1 A8 W
NO ACK
R/W
1
0
1
0 S2 S1 A8 W
ACK
R/W
No.A2068-7/11
LE24L042CS-B
7.EEPROM リード動作
7-1.カレントアドレスリード
EEPROM の内部アドレスは、書き込み*・読み出し動作とも、最後にアクセスしたメモリアドレスの
+1 番地を保持する。従って、マスタデバイスが EEPROM のアドレス・ポインタの位置を認識してい
るのであれば、ワードアドレスを指定することなしに、現在のアドレス・ポインタのメモリアドレ
スより、データを読み出すことができる。
カレントアドレスリードではライトと同様に、スタートコンディションに続き、7 ビット長のデバ
イスアドレスと、リード命令コードの「1」を受け取ると、EEPROM がアクノリッジを発生する。この
後、(n+1)番地のデータ 8 ビットが上位からシリアルに出力される。8 ビット出力された後、アク
ノリッジを返さず、ストップコンディションを入力することで EEPROM はリード動作を終了しスタン
バイ状態となる。
もし、前回の読み出しアドレスが最終番地の場合、カレントアドレスリードのアドレスは、ロール
オーバーし 0 番地となる。
*: ページ書き込み後のカレントアドレスは、書き込むデータが 1 バイト以上 16 バイト未満の場合
は、指定したワードアドレスに書き込むバイト数+1 番地となり、書き込むデータが 16 バイト
以上の場合は、指定したワードアドレスとなる。また、バイトライトでページ内の最終番地(A3
~A0=1111b)をワードアドレスとして指定した場合、書き込み後の内部アドレスはページ内の最
初の番地(A3~A0=0000b)となる。
1
0
1
0 S2 S1 A8 R
Stop
SDA
Start
Device_Address
D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0
ACK
R/W
NO ACK
7-2.ランダムリード
ランダムリードは、任意のメモリアドレスを指定しデータを読み出すモードである。アドレスの指
定は、ダミーのライト入力により行う。
まず、EEPROM が、スタートコンディションに続き、7 ビット長のデバイスアドレスと、ライト命令
コードの「0」を受け取るとアクノリッジを発生する。続けて、8 ビット長のワードアドレスを受け取
り、アクノリッジを発生する。ここまでの動作で、EEPROM 内のアドレスカウンタにワードアドレス
がロードされる。
次に再度スタートコンディションを入力しカレントリードを行う。これによりダミーライト入力で
入力されたワードアドレスのデータが出力される。データ出力後、アクノリッジを返さず、ストッ
プコンディションを入力するとリードを終了しスタンバイ状態となる。
0
1
0 S2 S1 A8 W
Device_Address
D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0
1
0
1
0 S2 S1 A8 R
ACK
ACK
R/W
Data(n)
D7 D6
D1 D0
ACK
R/W
Stop
1
Memory_Address
Start
SDA
Start
Device_Address
NO ACK
Current Read
Dummy Write
7-3.シーケンシャルリード
データを連続してリードするモードで、カレントアドレスリード,ランダムリードともに動作が可
能である。8 ビットのデータが出力された後、アクノリッジ「0」を入力しストップコンディションを
発行せずリードを続けると、アドレスがインクリメントされ、次のアドレスのデータが出力される。
このようにデータ出力後にアクノリッジ「0」を入力し続けると、アドレスインクリメントしながら
次々とデータが出力される。アドレスが最終番地になった場合は、0 番地にロールオーバーして連
続リードされる。動作の終了はカレントアドレスリード,ランダムリードと同様にアクノリッジを
返さず、ストップコンディションを入力することで終了する。
1
0
1
0 S2 S1 A8 R
Data(n+1)
Data(n)
D7 D6
ACK
R/W
D1 D0
D7 D6
ACK
D1 D0
Data(n+x)
Data(n+2)
D7 D6
ACK
D7 D6
D1 D0
ACK
D1 D0
Stop
SDA
Start
Device_Address
NO ACK
No.A2068-8/11
LE24L042CS-B
アプリケーションノート
1)ソフトウェアリセット
電源立ち上がり後の誤動作の回避およびコマンド入力中のリセットを行うために下図のソフトウェ
アリセット(スタートコンディション+ダミークロック 9 回+スタートコンディション)を実行する
こと。ダミークロック入力期間中は SDA バスを開放(プルアップによる H)とすること。ダミークロッ
ク期間中では EEPROM より ACK 出力ならびにリードデータが出力されることが考えられるので強制的
に H を入力すると過電流が流れてしまう。
また、このソフトウェアリセット機能は EEPROM への書き込み期間中(tWC)働かないので注意するこ
と。
SCL
1
2
8
9
SDA
2)SDA 端子のプルアップ抵抗
SDA 端子は I2C バスプロトコルの機能上、必ずプルアップ抵抗(数 kΩ~数 10kΩ)を接続すること。
この抵抗値(RPU)は本製品を制御するマイコン等の VIL、IIL および本製品の VOL-IOL 特性より適切
な値を選択すること。一般に抵抗値が大きいと動作周波数が制限され、小さいと動作消費電流が増
加する。
RPU の最大値
SDA バスに接続されるデバイスの入力リークの総和(IL)と RPU で決まるバスの電位がマイコンお
よび EEPROM の入力 H レベル(VIH min)を十分満足できるよう設定すること。ただし SDA 立ち上がり
時間 tR、立下り時間 tF を満足する抵抗値に設定すること。
RPU 最大値=(VDD-VIH)/IL
例えば
VDD=2.5V、IL=2μA の場合
RPU 最大値=(2.5V-2.5V×0.8)/2μA=250kΩ
RPU の最小値
当社 EEPROM の低レベル出力電圧(VOL max)に
応じた抵抗値を設定すること。
RPU
SDA
EEPROM
CBUS
IL
IL
RPU 最小値=(VDD-VOL)/IOL
例えば
VDD=2.5V、VOL=0.4V、IOL=1mA の場合
RPU 最小値=(2.5V-0.4)/1mA=2.1kΩ
RPU の推奨設定値
RPU は動作周波数の要求と消費電力の兼ね合いで設定される。仮に SDA の負荷容量を 50pF、SDA
出力データの取り込みを 500ns とした場合、RPU は RPU=500ns/50pF=10kΩ程度となる。
No.A2068-9/11
LE24L042CS-B
3)電源投入時の注意
本製品は電源投入時の不用意な書き込みを防止するためのパワーオンリセット回路を搭載してい
る。パワーオンリセット回路を安定に動作させるため以下の条件を守ること。また、書き込み期間
中の電源の瞬断に対してはそのデータは保証されない。
項目
VDD=1.7~3.6V
記号
電源立ち上げ時間
tRISE
電源立ち下げ時間
tOFF
電源立ち下げ電圧
Vbot
min
typ
unit
max
100
10
ms
ms
0.2
V
tRISE
VDD
tOFF
Vbot
0V
注
1) SDA=H かつ SCL=L または H にすること。
2) SDA,SCL が Hi-Z にならないようにすること。
A.上記 注 1 が守れない場合および電源立ち上がり時に SDA が L になってしまう場合
電源安定後、以下のように SCL,SDA をコントロールし、SCL,SDA を共に H とする。
VDD
VDD
tLOW
SCL
SCL
SDA
SDA
tDH
tSU.DAT
tSU.DAT
B.上記 注 2 が守れない場合
電源安定後、ソフトウェアリセットを実行すること。
C.上記 注 1,2 共に守れない場合
電源安定後、上記 A を実行後、ソフトウェアリセットを実行すること。
4)SCL,SDA 端子のノイズフィルタ
本製品には SCL および SDA 端子にノイズを除去するためのフィルタ回路を搭載している。この
機能により 100ns 以下のパルスは認識されない。
5)低電源電圧時の書き込み禁止機能
本製品には電源電圧監視回路を搭載し、動作電源電圧範囲の保証以下での不用意な誤書込みを禁
止している。Typ.1.3V 以下では書き込み動作が開始されないことでデータを保護する。
No.A2068-10/11
LE24L042CS-B
6)スレーブアドレス設定
本製品にはスレーブアドレス端子がないが、スレーブアドレス S1,S2 の情報を内部的に保持する。
本製品のスレーブアドレスは出荷時 S1=0、S2=0 に設定されている。デバイス・アドレッシング時、
デバイスコードに引き続き、このスレーブアドレスコードの実行をすること。
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which the failure of the SCILLC product could create a situation where personal injury or death may occur. Should Buyer purchase or use SCILLC products for
any such unintended or unauthorized application, Buyer shall indemnify and hold SCILLC and its officers, employees, subsidiaries, affiliates, and distributors
harmless against all claims, costs, damages, and expenses, and reasonable attorney fees arising out of, directly or indirectly, any claim of personal injury or
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(参考訳)
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的所有権に対する権利を保有します。SCILLCの製品/特許の適用対象リストについては、以下のリンクからご覧いただけます。www.onsemi.com/site/pdf/Patent-Marking.pdf.
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PS No.A2068-11/11
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