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Two Wire Serial Interface EEPROM

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Two Wire Serial Interface EEPROM
注文コード No. N A 2 0 8 7
LE24512AQF
CMOS LSI
Two Wire Serial Interface
EEPROM (512k EEPROM)
http://onsemi.jp
概要
LE24512AQFA は 2 線式シリアルインタフェース(I2C bus タイプ) EEPROM である。本製品は、自社
CMOS EEPROM 技術を採用することにより、高速動作、高信頼性を実現している。また、本製品のイ
ンタフェースは I2C バス互換プロトコルであるため、小規模なパラメータ格納用不揮発性メモリと
して最適である。
特長
・容量
・単一電源
・動作温度範囲
・インタフェース
・動作周波数
・低消費電流
・ページライト機能
・リード機能
・書き換え回数
・データ保持
・高信頼性
・パッケージ
:512kbit(64K×8 bits)
:1.7V~3.6V
:-40℃~+85℃
:2 線式シリアル(I2C バス*)
:400kHz
:スタンバイ時:2μA(max)
:読み出し時:0.5mA(max)
:128 バイト
:シーケンシャルリード,ランダムリード
:106 回(ページライト)
:20 年
:自社独自のシンメトリメモリアレイ構成(USP6947325)を採用
SCL,SDA 端子にノイズフィルタ搭載
低電源電圧時の書き込み禁止機能搭載
:VSON8K(3.0 х 2.0)
*:I2C バスはフィリップス社の商標です。
※この製品は米国SST 社(Silicon Storage Technology, Inc.)のライセンスを受けています。
Semiconductor Components Industries, LLC, 2013
October, 2013
62712 SY 20120611-S00001 No.A2087-1/14
LE24512AQF
外形図
unit:mm (typ)
3437
TOP VIEW
SIDE VIEW
BOTTOM VIEW
2.0
8
0.4
(1.6)
3.0
(1.5)
1
2
2
1
(0.25)
0.5
0.8 MAX
0.25
0.05 MAX
(0.75)
SIDE VIEW
SANYO : VSON8K(3.0X2.0)
ピン配置図
ピン名称
S0
1
8
VDD
S1
2
7
WP
S2
3
6
SCL
GND
4
SDA
5
PIN.1
S0
スレーブ・デバイス・アドレス 0
PIN.2
S1
スレーブ・デバイス・アドレス 1
PIN.3
S2
スレーブ・デバイス・アドレス 2
PIN.4
GND
接地端子
PIN.5
SDA
データ入出力端子
PIN.6
SCL
クロック入力端子
PIN.7
WP
ライトプロテクト端子
PIN.8
VDD
電源端子
<Top view>
ブロック図
SDA
I/O Buffer
X decoder
SCL
Address generator
S1
S2
Serial controller
S0
Condition detector
WP
Input Buffer
Write controller
High voltage generator
EEPROM Array
Y decoder & Sense AMP
Serial-Parallel converter
No.A2087-2/14
LE24512AQF
絶対最大定格
項目
記号
条件
定格値
電源電圧
DC 端子電圧
端子に対する瞬時電圧
<20ns
保存温度
unit
-0.5~+4.6
V
-0.5~VDD+0.5
V
-1.0~VDD+1.0
V
-65~+150
℃
Tstg
注:絶対最大定格以上のストレスが印加された場合、破壊を起こす恐れがある。
最大定格を超えるストレスは、デバイスにダメージを与える危険性があります。最大定格は、ストレス印加に対してのみであり、推奨動作条件を超えての機能
的動作に関して意図するものではありません。推奨動作条件を超えてのストレス印加は、デバイスの信頼性に影響を与える危険性があります。
動作範囲
項目
記号
条件
定格値
unit
動作電源電圧
1.7~3.6
V
動作周囲温度
-40~+85
℃
DC電気的特性
項目
記号
規格値
条件
読み出し時消費電流
ICC1
f=400kHz,VDD=VDD max
書き込み時消費電流
ICC2
待機時消費電流
Min.
Typ.
unit
Max.
0.5
mA
f=400kHz,tWC=5ms,VDD=VDD max
5
mA
ISB
VIN=VDD or GND
2
μA
入力リーク電流
ILI
VIN=GND~VDD,VDD=VDD max
-2.0
+2.0
μA
出力リーク電流(SDA)
ILO
VOUT=GND~VDD,VDD=VDD max
-2.0
+2.0
μA
入力「L」レベル電圧
VIL
VDD*0.3
V
入力「H」レベル電圧
VIH
低レベル出力電圧
VOL
VDD*0.7
V
IOL=0.7mA,VDD=1.7V
0.2
V
IOL=1.0mA,VDD=1.7V
0.4
V
IOL=2.0mA,VDD=2.5V
0.4
V
端子容量/Ta=25℃,f=1.0MHz
項目
記号
条件
Max.
unit
入出力端子容量
CI/O
VI/O=0V(SDA)
10
pF
入力端子容量
CI
VIN=0V(SDA 以外)
10
pF
注:この特性はサンプル値であり、100%テストされているわけではない。
AC 電気的特性
入力パルス電圧
0.1×VDD~0.9×VDD
入力パルス立ち上がり
20ns
VDD
R=3.0kΩ
・立ち下り時間
出力判定電圧
0.5×VDD
出力負荷
50pF+プルアップ抵抗 3.0kΩ
SDA
C=50pF
出力負荷回路
No.A2087-3/14
LE24512AQF
Fast Mode
項目
記号
規格値
min
typ
unit
max
スレーブ時 SCL クロック周波数
fSCLS
SCL クロック「L」時間
tLOW
1200
ns
SCL クロック「H」時間
tHIGH
600
ns
SDA 出力遅延時間
tAA
100
SDA 出力保持時間
tDH
100
ns
スタートコンディションセットアップ時間
tSU.STA
600
ns
スタートコンディションホールド時間
tHD.STA
600
ns
データ入力セットアップ時間
tSU.DAT
100
ns
データ入力ホールド時間
tHD.DAT
0
ns
ストップコンディションセットアップ時間
tSU.STO
600
ns
SCL・SDA 立ち上がり時間
tR
300
ns
SCL・SDA 立ち下がり時間
tF
300
ns
バス解放時間
tBUF
ノイズサプレッション時間
tSP
100
ns
書き込み時間
tWC
5
ms
0
400
900
1200
kHz
ns
ns
Standard Mode
項目
記号
規格値
min
typ
unit
max
スレーブ時 SCL クロック周波数
fSCLS
SCL クロック「L」時間
tLOW
4700
ns
SCL クロック「H」時間
tHIGH
4000
ns
SDA 出力遅延時間
tAA
100
SDA 出力保持時間
tDH
100
ns
スタートコンディションセットアップ時間
tSU.STA
4700
ns
スタートコンディションホールド時間
tHD.STA
4000
ns
データ入力セットアップ時間
tSU.DAT
250
ns
データ入力ホールド時間
tHD.DAT
0
ns
ストップコンディションセットアップ時間
tSU.STO
4000
ns
SCL・SDA 立ち上がり時間
tR
1000
ns
SCL・SDA 立ち下がり時間
tF
300
ns
バス解放時間
tBUF
ノイズサプレッション時間
tSP
100
ns
書き込み時間
tWC
5
ms
0
100
3500
4700
kHz
ns
ns
No.A2087-4/14
LE24512AQF
バスタイミング
tF
tHIGH
tLOW
tR
SCL
tSP
tSU.STA
tHD.STA
tHD.DAT
tSU.DAT
tSU.STO
SDA/IN
tSP
tBUF
tDH
tAA
SDA/OUT
ライトサイクルタイミング
tWC
SCL
SDA
D0
各端子の機能説明
SCL(シリアルクロック入力)端子
SCL 端子はシリアルクロック入力端子であり、SCL クロック信号の立ち上がり、立ち下がりエッジ
で信号処理を行う。
抵抗で VDD 電位にプルアップし、他のオープンドレイン(あるいはオープンコレクタ)出力のデバ
イスとワイヤードオア接続して使用する。
SDA(シリアルデータ入出力)端子
SDA 端子は入出力にシリアルデータ転送を行うためのもので、信号入力端子と、Nch 型トランジス
タオープンドレイン出力端子から構成される。
SDA ラインも SCL ライン同様、抵抗で VDD 電位にプルアップし、他のオープンドレイン(あるいは
オープンコレクタ)出力のデバイスとワイヤードオア接続して使用する。
WP(ライトプロテクト)端子
WP 端子が「H」の時は、ライトプロテクトがイネーブルとなり、全てのメモリ領域への書き込みが
禁止される。「L」の時には、すべてのメモリ領域へのライト動作が可能となる。リード動作について
は、WP 端子に関係なく動作可能である。
S0,S1,S2(スレーブ・デバイス・アドレス)端子
同一バス上に複数の EEPROM デバイスを接続した場合に、S0,S1,S2 端子を使い、個々の EEPROM の
選択を行う。本製品は、基板実装時に S0,S1,S2 端子を VDD、または GND に接続する事でスレーブア
ドレスを設定する事が出来る。スレーブアドレスとして使用しない端子は、VDD もしくは GND に基
板上で固定しなければならない。
No.A2087-5/14
LE24512AQF
動作説明
1.スタートコンディション
SCL ラインが「H」レベルの時に、SDA ラインを「H」から「L」へ変化させることで、スタートコンディ
ションとなる。EEPROM としてのスレーブ動作はスタートコンディションで始まる。
2.ストップコンディション
SCL ラインが「H」レベルの時に、SDA ラインを「L」から「H」へ変化させることで、ストップコンディ
ションとなる。
読み出しシーケンスの際、ストップコンディションを受け取ると、読み出し動作は中断され、デ
バイスはスタンバイモードとなる。書き込みシーケンスの際、ストップコンディションを受け取る
と、書き込みデータの取り込みを終了し、EEPROM の書き換え動作を開始する。
tSU.STA
tHD.STA
tSU.STO
SCL
SDA
3.データ転送
SCL ラインが「L」である期間に SDA ラインを変化させることで、データ転送を行う。SCL ラインが
「H」である期間に SDA ラインが変化すると、スタートあるいはストップコンディションとして認識さ
れる。
tSU.DAT
tHD.DAT
SCL
SDA
4.アクノリッジ
データ転送は、8 ビット単位で送受信される。アクノリッジ信号は、この 8 ビットのデータが送
信または受信された事を示す信号であり、続く 9 番目のクロック目に受信側が SDA ラインを「L」を出
力する。送信側は、この 9 番目のクロックでアクノリッジ信号を受信するために SDA ラインを解放
する必要がある。EEPROM の書き換え動作中は、アクノリッジ信号は返さない。
SCL
1
8
9
SDA
SDA
tAA
tDH
No.A2087-6/14
LE24512AQF
5.デバイス・アドレッシング
通信を行うために、システム上のマスタデバイスは、スレーブデバイス(EEPROM)に対して、スター
トコンディションを発生させる。引き続き、7 ビット長のデバイスアドレスと 1 ビット長のリード/
ライト命令コードを、SDA バス上に送ることで固有のスレーブデバイスと通信することができる。
デバイスアドレスの上位 4 ビットはデバイスコードと呼び、本製品は「1010」に固定されている。
本製品は、デバイスコードに続く 3 ビットのスレーブアドレス S0,S1,S2 を有し、基板実装におい
て S0,S1,S2 端子でスレーブアドレスを設定する事で、システムバス上に 8 つまでの EEPROM デバイ
スを接続する事が可能である。
SDA から入力されたデバイスコード+スレーブアドレスと本製品のデバイスコード+実装時に設定
したスレーブアドレスを比較し一致した場合には、9 番目のクロックサイクル期間において本製品
がアクノリッジを返し、リード/ライト命令コードに従いリードまたはライト動作を行う。もし一致
しなければスタンバイモードとなる。なお、スレーブデバイスを切り替えた直後に読み出しを実行
する際は、ランダムリードコマンドを使用する。
LE24512AQF
1
MSB
0
1
0
S2
S1
S0
R/W
LSB
No.A2087-7/14
LE24512AQF
6.EEPROM 書き込み動作
6-1.バイトライト
EEPROM が、スタートコンディションに続き、7 ビット長のデバイスアドレスと、ライト命令コー
ドの「0」を受け取ると、アクノリッジを出力する。続けて、ワードアドレス(A15~A8)を受け取り、
アクノリッジを出力。ワードアドレス(A7~A0)を受け取り、アクノリッジを出力。さらに 8 ビット
の書き込みデータを受け取り、アクノリッジを出力した後、ストップコンディションを受け取るこ
とで、指定したメモリアドレスの EEPROM の書き換え動作が開始される。書き換え時間はストップコ
ンディション後、tWC 期間で終了する。EEPROM の書き換え動作中は、入力が無効となり、アクノリッ
ジ信号は出力しない。
1 0 1 0 S2 S1 S0 W
A A A A A A
15 14 13 12 11 10 A9 A8
ACK
R/W
Data
A7 A6 A5 A4 A3 A2 A1 A0
D7 D6 D5 D4D3 D2 D1 D0
Stop
SDA
Start
Word Address
ACK
ACK
ACK
6-2.ページライト
本製品は、最大 128 バイトのページ書き込みが可能である。基本的なデータ転送手順は、バイト
ライトと同様に、スタートコンディションに続き、7 ビット長のデバイスアドレスと、ライト命令
コード「0」、ワードアドレス(n)、データ(n)の順に、9 ビットごとのアクノリッジの出力を確認しな
がら入力する。データ(n)入力後にストップコンディションを入力しないで書き込みデータ(n+1)
を入力するとページライトモードに入る。以降、連続的に 8 ビットの書き込みデータの受け取りと、
アクノリッジの出力を繰り返し、最大ページサイズ分の書き込みデータを受け取ることができる。
書き込みデータ(n+1)を入力した時点で、ワードアドレスの下位 7 ビット(A0~A6)は自動的にイ
ンクリメントされ(n+1)番地になる。このように書き込みデータを次々と入力することができ、書
き込みデータ入力ごとにページ内のワードアドレスがインクリメントされる。もし、書き込みデー
タが 128 バイトを越える場合やページの最終アドレスを越える場合は、ページ内ワードアドレスが
ロールオーバーする。また、同一アドレスに書き込みデータが 2 度以上入力されることになるが、
その場合は最後に入力された書き込みデータが有効になる。最後に、ストップコンディションを受
け取ることで、書き込みデータを受け取ったページサイズに相当する EEPROM の書き換え動作が、指
定したメモリアドレスから始まる。
1 0 1 0 S2 S1 S0 W
A A A A A A A9
A8
15 14 13 12 11 10
ACK
R/W
Data(n)
A7 A6 A5 A4 A3 A2 A1 A0
D7 D6 D5 D4D3 D2 D1 D0
ACK
ACK
Data(n+1)
D7 D6
ACK
Data(n+x)
D1 D0
D7 D6
ACK
ACK
D1 D0
D7 D6
D1 D0
D7 D6
ACK
D1 D0
Stop
SDA
Start
Word Address
ACK
No.A2087-8/14
LE24512AQF
Start
1 0 1 0 S2 S1 S0 W
Start
SDA
Start
6-3.アクノリッジポーリング
アクノリッジポーリングは、EEPROM の書き換え動作の終了を知るために用いる。ストップコンデ
ィションを受け取り、いったん EEPROM が書き換えを開始すると、全ての動作は禁止され、マスタデ
バイスの送出する信号に応答することはできない。従って、EEPROM の書き換え動作の終了を知るた
めには、マスタデバイスから EEPROM(スレーブデバイス)に対してスタートコンディション・デバイ
スアドレス・ライト命令コードを送出し、スレーブデバイスの応答を検出する。
すなわち、スレーブデバイスがアクノリッジを出力しなければ、書き換え動作中であることを示
し、アクノリッジを出力すれば、書き換え動作が終了したということを知ることができる。
アクノリッジポーリングの際にマスタデバイスが送出するコードは、引き続きライトまたはラン
ダムリードを行う場合はライト命令の「0」を、引き続きカレントリード、シーケンシャルリードを行
う場合はリード命令の「1」を実行すること。又、ライト命令の「0」を実行し、ACK=「L」を確認した後、
スタートコンディション・ストップコンディション入力する事でコマンドがキャンセルされ、スタ
ンバイモードに移行する。
1 0 1 0 S2 S1 S0 W
NO ACK
R/W
NO ACK
R/W
1 0 1 0 S2 S1 S0 W
ACK
R/W
No.A2087-9/14
LE24512AQF
7.EEPROM リード動作
7-1.カレントアドレスリード
EEPROM の内部アドレスは、書き込み*・読み出し動作とも、最後にアクセスしたメモリアドレス
の+1 番地を保持する。従って、マスタデバイスが EEPROM のアドレス・ポインタの位置を認識して
いるのであれば、ワードアドレスを指定することなしに、現在のアドレス・ポインタのメモリアド
レスより、データを読み出すことができる。
カレントアドレスリードではライトと同様に、スタートコンディションに続き、7 ビット長のデ
バイスアドレスと、リード命令コードの「1」を受け取ると、EEPROM がアクノリッジを発生する。こ
の後、(n+1)番地のデータ 8 ビットが上位からシリアルに出力される。8 ビット出力された後、ア
クノリッジを出力せず、ストップコンディションを入力することで EEPROM はリード動作を終了しス
タンバイ状態となる。もし、前回の読み出しアドレスが最終番地の場合、カレントアドレスリード
のアドレスは、ロールオーバーし 0 番地となる。
*: ページ書き込み後のカレントアドレスは、書き込むデータが 1 バイト以上 128 バイト未満の場合は、指定したワードア
ドレスに書き込むバイト数+1 番地となり、書き込むデータが 128 バイト以上の場合は、指定したワードアドレスとなる。
また、バイトライトでページ内の最終番地(A6~A0=1111111b)をワードアドレスとして指定した場合、書き込み後の内部
アドレスは同一ページ内の最初の番地(A6~A0=0000000b)となる。
1 0 1 0 S2 S1 S0 R
D7 D6 D5 D4D3 D2 D1 D0
Stop
SDA
Start
Device Address
NO ACK
ACK
R/W
7-2.ランダムリード
ランダムリードは、任意のメモリアドレスを指定しデータを読み出すモードである。アドレスの
指定は、ダミーのライト入力により行う。
まず、EEPROM が、スタートコンディションに続き、7 ビット長のデバイスアドレスと、ライト命
令コードの「0」を受け取るとアクノリッジを出力する。続けて、ワードアドレス(A15~A8)を受け取
り、アクノリッジを出力する。ワードアドレス(A7~A0)を受け取り、アクノリッジを出力する。こ
こまでの動作で、EEPROM 内のアドレスカウンタにワードアドレスがロードされる。
次に再度スタートコンディションを入力しカレントリードを行う。これによりダミーライト入力
で入力されたワードアドレスのデータが出力される。データ出力後、アクノリッジを入力なしに、
ストップコンディションが入力されるとリードを終了しスタンバイ状態となる。
Word address
A A A A A A
15 14 13 12 11 10 A9 A8
A7 A6 A5 A4 A3 A2 A1 A0
ACK
ACK
R/W
ACK
Dummy Write
Device Address
1 0 1 0 S2 S1 S0 R
ACK
Data(n)
D7 D6
ACK
R/W
Current Read
D1 D0
Stop
1 0 1 0 S2 S1 S0 W
Start
SDA
Start
Device Address
NO ACK
No.A2087-10/14
LE24512AQF
7-3.シーケンシャルリード
データを連続してリードするモードで、カレントアドレスリード,ランダムリードともに動作が
可能である。8 ビットのデータが出力された後、アクノリッジ「0」を入力しストップコンディション
を発行せずリードを続けると、アドレスがインクリメントされ、次のアドレスのデータが出力され
る。このようにデータ出力後にアクノリッジ「0」を入力し続けると、アドレスインクリメントしなが
ら次々とデータが出力される。アドレスが最終番地になった場合は、0 番地にロールオーバーして
連続リードされる。動作の終了はカレントアドレスリード,ランダムリードと同様にアクノリッジ
の入力なしに、ストップコンディションを入力することで終了する。
1 0 1 0 S2 S1 S0 R
Data(n)
D7 D6
ACK
R/W
D1 D0
Data(n+1)
D7 D6
ACK
D1 D0
Data(n+2)
D7 D6
ACK
D1 D0
Data(n+x)
D7 D6
ACK
D1 D0
Stop
SDA
Start
Device Address
NO ACK
No.A2087-11/14
LE24512AQF
アプリケーションノート
1) ソフトウェアリセット
電源立ち上がり後の誤動作の回避及びコマンド入力中のリセットを行うために下図のソフトウェ
アリセット(スタートコンディション+ダミークロック 9 回+スタートコンディション)を実行するこ
と。ダミークロック入力期間中は SDA バスを解放(プルアップによる H)とすること。ダミークロッ
ク期間中では EEPROM より ACK 出力ならびにリードデータが出力されることが考えられるので、強制
的に H を入力されると過電流が流れる。また、このソフトウェアリセット機能は EEPROM への書き込
み期間中(tWC)働かないので注意すること。
SCL
1
2
8
9
SDA
2)SDA 端子のプルアップ抵抗
SDA 端子は I2C バスプロトコルの機能上、必ずプルアップ抵抗(数 kΩ~数 10kΩ)を接続すること。
この抵抗値(RPU)は本製品を制御するマイコン等の VIL、IIL および本製品の VOL-IOL 特性より適切
な値を選択すること。一般に抵抗値が大きいと動作周波数が制限され、小さいと動作消費電流が増
加する。
RPU の最大値
SDA バスに接続されるデバイスの入力リークの総和(IL)と RPU で決まるバスの電位がマイコンお
よび EEPROM の入力 H レベル(VIH min)を十分満足できるよう設定すること。ただし SDA 立ち上がり
時間 tR、立下り時間 tF を満足する抵抗値に設定すること。
RPU 最大値=(VDD-VIH)/IL
例えば
VDD=3.0V、IL=2μA の場合
RPU 最大値=(3.0V-3.0V×0.8)/2μA=300kΩ
RPU の最小値
当社 EEPROM の低レベル出力電圧(VOL max)に
応じた抵抗値を設定すること。
RPU
SDA
EEPROM
CBUS
IL
IL
RPU 最小値=(VDD-VOL)/IOL
例えば
VDD=3.0V、VOL=0.4V、IOL=1mA の場合
RPU 最小値=(3.0V-0.4)/1mA=2.6kΩ
RPU の推奨設定値
RPU は動作周波数の要求と消費電力の兼ね合いで設定される。仮に SDA の負荷容量を 50pF、SDA
出力データの取り込みを 500ns とした場合、RPU は RPU=500ns/50pF=10kΩ程度となる。
No.A2087-12/14
LE24512AQF
3)電源投入時の注意
本製品は電源投入時の不用意な書き込みを防止するためのパワーオンリセット回路を搭載してい
る。パワーオンリセット回路を安定に動作させるため以下の条件を守ること。また、書き込み期間
中の電源の瞬断に対してはそのデータは保証されない。
項目
規格値
記号
電源立ち上げ時間
tRISE
電源たち下げ期間
tOFF
電源たち下げ電圧
VBOT
min
typ
単位
max
100
10
ms
ms
0.2
V
tRISE
VDD
tOFF
Vbot
0V
注
1) SDA=H かつ SCL=L または H にすること。
2) SDA、SCL が Hi-Z にならないようにすること。
A.上記 注 1 が守れない場合および電源立ち上がり時に SDA が L になってしまう場合
電源安定後、以下のように SCL,SDA をコントロールし、SCL,SDA を共に H とする。
VDD
VDD
tLOW
SCL
SCL
SDA
SDA
tDH
tSU.DAT
tSU.DAT
B.上記 注 2 が守れない場合
電源安定後、ソフトウェアリセットを実行すること。
C.上記 注 1,2 共に守れない場合
電源安定後、上記 A を実行後、ソフトウェアリセットを実行すること。
4)SCL,SDA 端子のノイズフィルタ
本製品には SCL および SDA 端子にノイズを除去するためのフィルタ回路を搭載している。この
機能により 100ns 以下のパルスは認識されない。
5)低電源電圧時の書き込み禁止機能
本製品には電源電圧監視回路を搭載し、動作電源電圧範囲の保障以下での不用意な誤書込みを禁
止している。Typ.1.3V 以下では書き込み動作が開始されないことでデータを保護する。
No.A2087-13/14
LE24512AQF
6)ライトプロテクト動作の注意
本製品は WP=H の時に全てのメモリ領域への書き込みが禁止される。ライトプロテクトを確実に機
能させるためスタートコンディションからストップコンディションの全期間において WP=H を保持
し、下記条件を守ること。
項目
記号
規格値
min
typ
max
単位
WP セットアップ時間
tSU.WP
600
ns
WP ホールド時間
tHD.WP
600
ns
WP
tSU.WP
tHD.WP
SCL
SDA
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of patents, trademarks, copyrights, trade secrets, and other intellectual property. A listing of SCILLC’s product/patent coverage may be accessed at
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which the failure of the SCILLC product could create a situation where personal injury or death may occur. Should Buyer purchase or use SCILLC products for
any such unintended or unauthorized application, Buyer shall indemnify and hold SCILLC and its officers, employees, subsidiaries, affiliates, and distributors
harmless against all claims, costs, damages, and expenses, and reasonable attorney fees arising out of, directly or indirectly, any claim of personal injury or
death associated with such unintended or unauthorized use, even if such claim alleges that SCILLC was negligent regarding the design or manufacture of the
part. SCILLC is an Equal Opportunity/Affirmative Action Employer. This literature is subject to all applicable copyright laws and is not for resale in any manner.
(参考訳)
ON Semiconductor及びONのロゴはSemiconductor Components Industries, LLC (SCILLC)の登録商標です。SCILLCは特許、商標、著作権、トレードシークレット(営業秘密)と他の知
的所有権に対する権利を保有します。SCILLCの製品/特許の適用対象リストについては、以下のリンクからご覧いただけます。www.onsemi.com/site/pdf/Patent-Marking.pdf.
SCILLCは通告なしで、本書記載の製品の変更を行うことがあります。SCILLCは、いかなる特定の目的での製品の適合性について保証しておらず、また、お客様
の製品において回路の応用や使用から生じた責任、特に、直接的、間接的、偶発的な損害に対して、いかなる責任も負うことはできません。SCILLCデータシー
トや仕様書に示される可能性のある「標準的」パラメータは、アプリケーションによっては異なることもあり、実際の性能も時間の経過により変化する可能性がありま
す。「標準的」パラメータを含むすべての動作パラメータは、ご使用になるアプリケーションに応じて、お客様の専門技術者において十分検証されるようお願い致しま
す。SCILLCは、その特許権やその他の権利の下、いかなるライセンスも許諾しません。SCILLC製品は、人体への外科的移植を目的とするシステムへの使用、生命維持を
目的としたアプリケーション、また、SCILLC製品の不具合による死傷等の事故が起こり得るようなアプリケーションなどへの使用を意図した設計はされておらず、また、
これらを使用対象としておりません。お客様が、 このような意図されたものではない、 許可されていないアプリケーション用にSCILLC製品を購入または使用した場合 、
たとえ、SCILLCがその部品の設計または製造に関して過失があったと主張されたとしても、 そのような意図せぬ使用、 また未許可の使用に関連した死傷等から、直接 、
又は間接的に生じるすべてのクレーム、費用、損害、経費、および弁護士料などを、お客様の責任において補償をお願いいたします。また、SCILLCとその役員、従業員、
子会社、関連会社、代理店に対して、いかなる損害も与えないものとします。
SCILLCは雇用機会均等/差別撤廃雇用主です。この資料は適用されるあらゆる著作権法の対象となっており、いかなる方法によっても再販することはできません。
PS No.A2087-14/14
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