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毒物、劇物 識別法 抜粋
毒物、劇物 識別法 抜粋 回数 薬品名 識別法 亜硝酸ナトリウム 希硫酸に冷時反応して分解し、褐色の蒸気を出す。 アクリルニトリル 4 アニリン さらし粉を加えると黒紫色を呈する 14 アンモニア 濃塩酸でうるおしたガラス棒を近づけると白煙を生ずる。 4 アンモニア 塩酸を加えて中和した後、塩化白金溶液を加えると黄色結晶性の沈殿を生じる アンモニア 水溶液にネスラー試薬を加えると黄(褐)色の沈殿を生じる 3 一酸化鉛 気硝酸に溶かすと無色の液となり、これに硫化水素を通じると黒色の沈殿を生じる 3 塩化亜鉛 硝酸銀溶液を加えると白色沈殿(塩化銀)を生じる 塩化第二水銀 溶液に石灰水を加えると、赤色の沈殿を生じる。 10 塩酸(塩素・塩化水素)硝酸銀溶液を加えると白色沈殿(塩化銀)を生じる 塩酸(塩素・塩化水素)金属を腐食して、水素ガスを発生する 塩素酸ナトリウム 炭の上に小さな孔をつくり、試料を入れて吹管炎で灼熱すると、パチパチ音をたてて分解する 塩素酸ナトリウム 熱すると酸素を発生し塩化物に変わる 2 塩素酸カリウム 酒石酸を多量に加えると、白色結晶性沈殿を生じる 塩素酸カリウム 熱すると酸素を発生し塩化物に変わる 過酸化水素 水で湿らせたヨウ化カリウムデンプン紙を青色に変色させる 7 過酸化水素 過マンガン酸カリウムを還元し、クロム酸塩を過クロム酸塩に変える 5 過酸化水素 ヨード亜鉛からヨードを析出する カリウム 青紫色の炎色反応を示す クロム酸塩類 水溶液は硝酸バリウムまたは、塩化バリウムを加えると白色のクロム酸のバリウム化合物を沈殿する クロム酸カリウム 水溶液は塩化バリウムで黄色の沈殿を生じる。 クロム酸カリウム 水溶液は酢酸鉛で黄色の沈殿を生じる クロム酸カリウム クロム酸イオンは黄色で、重クロム酸イオンは赤色である クロム酸鉛 硝酸銀を加えると赤褐色の沈殿を生じる 3 クロルピクリン 水溶液に金属カルシウムを加えこれにベタナフチルアミン及び硫酸を加えると赤色の沈殿を生じる 本品のアルコール溶液にジメチルアニリンおよびブルシンを加えて溶解し、ブロムシアン溶液を加えると 3 クロルピクリン 緑色ないし赤紫色を呈する 3 クロロホルム 本品をレゾルシンと33%水酸化カリウム溶液と熱すると黄赤色を呈し、緑色の蛍石色を呈する ベタナフトールと濃厚水酸化カリウム溶液と熱すると藍色を呈し、空気にふれて緑より褐色に変じ、 2 クロロホルム 酸を加えると赤色の沈殿を生じる。 5 クロロホルム アルコール溶液に水酸化カリウム溶液と少量のアニリンを加えて熱すると、不快な刺激性の臭気を放つ クロロホルム 強酸と混合するとホスゲンを発生する 3 酢酸鉛 硫化水素を加えると黒色の沈殿を生じる 酸化カドミウム 水溶液に水酸化ナトリウム溶液を加えると白色の水酸化カドミニウムが沈殿する シアン化カリウム 溶液を煮沸すると蟻酸カリとアンモニアを生ずる 8 四塩化炭素 アルコール溶液に水酸化カリウム溶液と銅粉とともに煮沸すると、黄赤色の沈殿を生ずる 2 蓚酸 水溶液を酢酸で弱酸性にして酢酸カルシウムを加えると結晶性の沈殿を生じる 蓚酸 過マンガン酸カリウムの紫色を無色化する 4 蓚酸 水溶液にアンモニア水で弱アルカリ性にし、塩化カルシウムを加えると、白色沈殿を生じる 4 硝酸 銅屑を加えて熱すると藍色を呈して溶け、その際赤褐色の蒸気を発生する 3 硝酸銀 水溶液に塩酸を加えると白色沈殿(塩化銀)を生じる。その溶液に硫酸と銅を加えて熱すると、赤褐色の蒸気を発生する 6 水酸化カリウム 水溶液に酒石酸溶液を過剰に加えると、白色結晶性の沈殿を生じる 水酸化カリウム 塩酸を加えて中和した後、塩化白金溶液を加えると黄色結晶性の沈殿を生じる 6 水酸化ナトリウム 炎色反応は黄色になり、長時間続く 2 スルホナール 木炭とともに熱すると、メルカプタンの臭気を放つ 炭の上に小さな孔をつくり、脱水炭酸ナトリウム粉末と共に試料を吹管炎で灼熱すると、特有のバニラ臭をだし、冷えると赤色の塊 セレン となる。これは濃硫酸に溶けて、緑色を呈する。 2 トリクロル酸 水酸化ナトリウム溶液を加えて熱すると、クロロホルムの臭気を放つ 2 ニコチン ホルマリン1滴と、濃硝酸1滴を加えるとバラ色を呈する 3 ニコチン 本品のエーテル溶液に、ヨードのエーテル溶液を加えると、褐色の液状沈殿を生じ、これを放置すると、赤色の針状結晶となる 2 ピクリン酸 温飽和水溶液はシアン化カリウム溶液によって暗赤色を呈する 2 ピクリン酸 白色羊毛をつけると鮮黄色に染まる 2 フェノール 水溶液に1/4量のアンモニア と数滴のさらし粉 溶液を加えてあたためると、藍色を呈する。 2 フェノール 水溶液に過クロール鉄液を加えると紫色を呈する。 フェノール 無色の結晶で空気中で容易に赤変する 2 弗化水素酸 ガラス板にぬると、ぬった部分は腐食される ブロム水素酸 硝酸銀溶液を加えると、淡黄色の沈殿を生じる 水溶液に塩素水を加えると白濁し、これに過剰のアンモニア水を加えると透明になる。溶液は最初緑色を呈し、 ベタナフトール のちに褐色に変化する ホルムアルデヒド (ホルマリン) アンモニア水を加えて、強アルカリ性とし、水浴上で蒸発すると、水に溶解しやすい白色、結晶性の物質を残す。 ホルムアルデヒド 塩酸(酸性)を加え、さらに硝酸銀溶液を加えると、徐々に金属銀を析出する。 6 ホルムアルデヒド アンモニア水を加え、さらに硝酸銀溶液を加えると、徐々に金属銀を析出する。 2 ホルムアルデヒド 水溶液に硝酸を加え、フクシン亜硫酸溶液を加えると藍紫色になる 9 ホルムアルデヒド フェーリング溶液とともに熱すると、赤色の沈殿を生ずる 無水硫酸銅 水を加えると青くなる 無水硫酸銅 硝酸バリウムを加えると白色の沈殿を生じる 5 メタノール あらかじめ熱灼した酸化銅を加えると、ホルムアルデヒドができ、酸化銅は還元されて金属銅色を呈する 3 メタノール サリチル酸と濃硫酸とともに熱すると、芳香あるサリチル酸メチルエステルを生ずる メチルスルホナール 木炭とともに熱すると、メルカプタンの臭気を放つ 澱粉溶液に加えると藍色を呈し、これを熱すると退色し、冷えると再び藍色を現し、 2 沃素 さらにチオ硫酸ソーダの溶液を加えると脱色する。 硫化水素 本剤から発生した硫化水素ガスは、5~10%硝酸銀溶液をロ氏に吸着させたものを黒変する 3 硫化第二銅 水溶液に硝酸バリウムを加えると白色沈殿(硫酸バリウム)を生じる 2 硫化亜鉛 水溶液に塩化バリウムを加えると白色沈殿(硫酸バリウム)を生じる 硫化亜鉛 水溶液(中性~アルカリ性)に硫化アンモニウム溶液を加えると白色沈殿を生じる 4 硫酸 希釈水溶液に塩化バリウムを加えると、白色の沈殿を生じるが、この沈殿は塩酸や硝酸に溶けない 2 硫酸 水で薄めると激しく発熱し、蔗糖、木片などに触れるとそれらを炭化して黒くする。 燐化亜鉛 希酸にホスフィンを出して溶解する 4 燐化アルミニウム 本剤から発生した燐化水素ガスは、5~10%硝酸銀溶液をろ紙に吸着させたものを黒変する