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カナダビーフの優位性 遺伝的要素, 飼料, 栄養素
カナダビーフの優位性 遺伝的要素, 飼料, 栄養素 1 カナダビーフの遺伝的要素 100%肉専用種のボス・タウロス 種の遺伝子 ブラーマン種(ボス・インディカ種) の影響を受けない 米国南部においてはブラーマン種 の影響を受ける オーストラリア北部においては ブラーマン種の影響を受ける 2 カナダビーフの遺伝的優位性 ブラーマン種の影響は肉の柔らかさをそこなう “せん断力と柔らかさの等級評価によると、霜降り 度に関わらず、ボス・インディカ種の肉は柔らかさと いう点で、ボス・タウロス種の肉よりも劣る Wheeler T L; Cundiff L V; Koch R M Effect of marbling degree on beef palatability in Bos taurus and Bos indicus cattle. Roman L. Hruska U.S. Meat Animal Research Center, USDA, Clay Center, NE 68933-0166. 3 カナダビーフの遺伝的優位性 ブラーマン種の影響は食感品質(食べ心地 )を低下させる “品種交配内容が食感品質(食べ心地)に与える影響は 最大で12%” “熱帯種の割合が増えると、食感品質(食べ心地)は低 下する” *熱帯種とはブラーマン、サンタ・ガトウルーダス、ゼブーなどの南方系の使役牛種 Meat Standards Australia, MSA17 Tips and Tools, April 2008 4 カナダビーフの遺伝的優位性 英国種と大陸種の交配=より良い食感品質(食べ心地) 表1:熱帯種の交配割合が食感品質(食べ心地)におよぼす影響 Source: Meat and Livestock Australia, Meat Standards Australia, MSA17 Tips and Tools, April 2008 5 最高のカナダビーフの品種 それぞれの品種の最高特性を得るための交配 カナダ=100%ヨーロッパ種の交配 カナダ=ブラーマン種(ボス・インディカ;ゼブー)の交配は0% カナダにおいて人気の高い品種 1. アンガス 51% 2. シンメンタール 16% 3. ヘレフォード 11% 4. シャロレー 10% 5. リムジン 5% estimates based on purebred registrations for 2007 1- アンガス スコットランド原産で, 1860年代にカナダに導入 繁殖に適した資質をもつことで知られており、環境の悪い中でもよく 食べ、生育が早い 枝肉の特徴:霜降り状態と、柔らかさに優れる カナダ産アンガスの主な買い手の一つはスコットランド 7 2- シンメンタール カナダ産シンメンタールはスイス、フランス、ドイツ原産のヨーロッパ種シン メンタールの特徴を併せ持つ 1967年にカナダに導入 シンメンタールは筋肉が発達した大型の種で、優れた繁殖性と肉の特性を もつ 8 3- ヘレフォード 1860年代にイギリス諸島から導入 生育率が高く、はっきりした牛肉の特徴をもつ。世界で最も人気の高い 品種の一つ カナダの冷涼な気候にも耐える 他の品種との交配が容易 9 4- シャロレー フランス原産で、1955年にカナダに導入 生育が早く、赤身が多く歩留まりの高い枝肉を産出できることで知られる 一般的にはアンガス、ヘレフォードと交配させ最良特性を組み合わせる 10 5- リムジン フランス原産で、1968年にカナダに導入 重い筋肉をもち、赤みが多く高い歩留まり率をもつ枝肉をもたらす 一般的にはアンガス、ヘレフォードの牝牛と交配し最良特性を組み合わ せる 11 カナダビーフの遺伝的優位性 牛種の品質の良さ 食感品質の良さ 安定した品質 肉の品質の良さ 12 自然の優位性 広大な 牧草地 豊富な 水資源 13 カナダは豊富な穀物供給源 14 最高品質の穀物 15 高品質穀物 = 高品質ビーフ 16 世界第3位のビーフ輸出国 2007年上位ビーフ生産国 2007年上位ビーフ輸出国 17 世界第1位の 高品質穀物肥育牛肉輸出国 グレインフェッド輸出国 グラスフェッド輸出国 18 カナダ産牛肉の優位性 より良い環境 より良い穀物 より良い飼料 より良い牛肉 19 安全性(技術面)の優位性 20 カナダ畜牛個体識別システム カナダ産ビーフの安全はカナダ畜牛個体 管理局と連邦法に基づく権限により管理さ れたカナダ畜牛個体識別システムにより 支えられています 21 RFID(無線読取式ID) カナダ畜牛個体識別システムで使われ るのはCCIAが認定したRFIDイヤタグ のみです。 RFID中継器は電池を必要としません。 また、超低温や超高温であっても機能に 支障はありません。 RFIDリーダーの電磁場が中継器に電 源を供給すると、中継器が稼動してID 情報を発信します。 22 23 カナダ食品検査庁 CFIA √ カナダ保健省およびカナ ダ食品検査庁(CFIA)がカ ナダの牛肉検査の義務を 負っています √ カナダの食肉検査は牛肉 輸出業務全般に及んでい ます 24 食肉工場の安全システム CBEF SAM 2009 25 SRM(特定危険部位) の除去 カナダの食品管理システムにはヒトの食物連鎖から SRMを完全除去することが含まれる SRMを肥料や、いかなる家畜の飼料として使うことも 全面的に禁止 カナダは北米で唯一全面的禁止を 打ち出した国である 26 カナダ産牛肉はより良い製品です CBEF SAM 2009 27 Merci ご清聴ありがとうございました CBEF SAM 2009 28