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国際教養(LAC)コースだより 兵庫県立宝塚西高等学校 7 11月11日 第2回 LAC 講座が開かれました 10月21日、本校 LAC の1年生、2年生を対象に、第2回 LAC 講座が開かれました。今回 は、大阪女学院大学、中井弘一教授を講師にお招きし、 「ディベート発想の思考力の育成—論理的 に説得することの意味とそれに必要なこと—」というテーマでご講義いただきました。1年生は 「英会話」の授業でディベートを体験し、2年生は、 「英語表現」の授業で、ディベートに取り組 んでいますので、生徒たちにとってこれからの学習にとても役立つ内容でした。感想の一部を紹 介します。 この講座では、ディベートで、論理的に説得するために必要なことを学ぶことができました。 まず、日本人は奥ゆかしさという文化があり、ディスカッションに必要な自己主張をすることが 苦手で、自己主張を良しとする文化で育った外国人たちとやりとりをするときは弱みになると知 りました。 日本語と外国語の文法の違いや、考え方の違いも、日本人が自己主張が苦手だということを示 しているという話を聞いて、びっくりしました。グローバル化の進む今、必要なのは英語力だけ でなく、相手を説き伏せたり、反論する力だという話があり、英語を話す力があっても、自分の 意見を論理的に話すことができなければ意味がないということだと思い、なるほどと思いました。 私は今英語表現の授業で、 「日本は移民を受け入れるべきかどうか」というテーマのディベート をしています。ディベートで相手を説得するためには、どのような根拠を考え、どのような質疑 応答をすればいいのかなどを学び、とても勉強になりました。 ◇ 今日の5,6時間はとても有意義な時間になりました。少 し前に英語でディベートしたけれど、その時、きちんと自分 の意見を言うこともできなかったし、友達の意見をきちんと 聞くことも、意見に対して反論することができませんでした。 その後は、何となく気分も下がったし、準備不足もあったけ れど、自分の英語力のなさと理解力、国語力のなさを感じま した。LAC サマーキャンプでクリティカルシンキングした時、 あの時は自分の意見を言うだけした。でもディベートでは相手の意見を聞いてそれに対しての意 見や自分の意見への反対意見に対する意見を言ったりと難しさは格段に上がりました。 次いつディベートをするか分からないけど、次するときは自分の意見をきちんと言って相手と のディベートをきちんと成立させたいです。そのためには、まず英語力を上げなければいけない なと思いました。何故かと言うと、相手の意見を聞き取ってきちんと意味を理解しないとディベ ートにはならないからです。そのために、私が LAC student として生活していく中で大勢の人の 前で話したり、英語で発言することがたくさんあります。今日話していただいた話はその場面で とても役立つと思います。 Open High School で2年7組の生徒が LAC について説明しました 10 月 29 日(土)にオープンハイスクールが開催されました。5限の授業公開の後、体育館で説 明会があり、その中の LAC についての説明を2年生 LAC 生徒7名が行いました。生徒たちは、 どのような発表にするかアイデアを出し、練習ではお互いにもっとこうした方がいいのではとア ドバイスし合い、納得いくまで努力を重ね、素晴らしい発表をすることができました。説明は、 「LAC の行事」、「LAC の特色ある授業」、「マウントガンビア高校への留学」の3つについて行 いました。校外学習の内容のスキットでの紹介、ディベート、フランス語の授業の一場面の実演、 マウントガンビア高校への留学の写真を見ながらの英語による会話など、LAC の特徴を具体的に 分かってもらえる内容でした。来校された保護者の中には、「LAC の紹介は実際に英語やフラン ス語での紹介もあり、日頃どんな学びがされているのか分かりやすかったです。」、「LAC の生徒 の説明も楽しく好感が持てました。」とコメントを寄せてくださった人もいました。 シアトルからの留学生 DeMeaus さんからのメッセージ 前回紹介した、シアトル出身の DeMeaus Wong さんが、本校での留学(9月1日から 10 月末 まで)を終えました。本校では、1-7、2-7で一緒に授業を受けたり、日本文化研究部(雅)や ESS、吹奏楽部の活動にも積極的に参加したりして充実した留学となりました。日本語の学習は、 聞く、話すことが著しく進歩しました。前回は英文で感想を紹介しましたが、今回は日本語での 感想を紹介します。 まず、たくさん感謝の気持ちがあるのにうまく伝えられなく、申し訳なく思います。できるだ け頑張りますのでよろしくお願いします。今回の交流では私の予想を超える、経験を色々させて いただきました。最初の目的は日本語を上手に話せるようになり、日本文化を学びたいと思って いました。実際、学校やスティ先での生活を通して、様々なことを学び実践しました。 “A smile is worth a thousand words.”という言葉があります。日本語にすると意味は「笑顔の価値は千の 言葉に等しい」です。日本に来る前、この言葉に私はあまり意義を感じていませんでした。しか し、私の乏しい日本語の単語力や文法力で学校生活を送るとき、このことわざは意味を持つよう になりました。適当な言葉が出てこない時、私に出来ることは笑顔でいることでした。これを学 べた事は私にとって重要で、外国、祖国を問わず、覚えておくべき事だと思いました。 今、私は少し後悔しています。それは、私の内気な性格のせいで友達を作る機会を何回か逃し たことです。にもかかわらず、色んな事柄に挑戦する機会に恵まれそのたびに友達や先生が優し い言葉をかけて下さいました。多くの人の支えのおかげで私は以前ほど内気ではなくなりました。 今回の交流で多くの人に出会い、面白い思い出を作ったり、新しい発見をしたり、たくさんのこ とを学んだりしました。 「JENESYS2016 日本中高生訪韓研修」 10月2日から10月8日まで、本校 LAC 生徒2年生、4名が、 「日本中高生訪韓研修」に参加し、学校訪問、産業・文化施設見学、 ホームステイを体験しました。3日目に行った柳韓(ユハン)工業 高校訪問では、吹奏楽部の演奏やダンスの披露があり、一緒に韓国 の伝統音楽の楽器を演奏したり、積極的に話しかけたりして、交流 を図りました。この研修で生徒たちは異文化に対する理解を深める とともに、日本と韓国の関係についても考える貴重な機会となりま した。