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佐久市下水道台帳管理システム構築業務 仕 様 書 佐久市環境部下水道課
佐久市下水道台帳管理システム構築業務 仕 様 書 佐久市環境部下水道課 1 第1章 総 則 第1条(適用範囲) 本仕様書は、佐久市(以下「発注者」という。) が行う「佐久市下水道台帳管理システム 構築業務」(以下「本業務」という。 )に適用する。 第2条(業務の目的) 本業務は、これまでの紙の下水道台帳のデジタル化と、位置精度・情報確度の向上を図 り、発注者の保有する下水道施設情報を一元的に利用・閲覧できるシステムを構築し、施 設情報管理の高度化と施設管理業務の効率化により、市民サービスの向上を図ることを目 的とする。 第3条(準拠する関係法令等) 本業務を実施するにあたっては、本仕様書のほか、下記の関係法令、規則、通達等に準 拠するものとする。 (1)下水道法 (2)下水道法施行規則及び施行令 (3)下水道の管理の適正化について (4)下水道台帳の調整について (5)下水道台帳管理システム標準仕様(案)・導入の手引き Ver.4 (6)下水道維持管理指針 (7)下水道事業のストックマネジメント実施に関するガイドライン (8)測量法 (9)測量法施行規則及び施行令 (10)作業規定の準則 (11)公共測量作業規程 (12)地理空間情報活用推進基本法 (13)地理情報標準プロファイル(JPGIS)Ver.2.1 (14)佐久市個人情報保護条例及び施行規則 (15)佐久市セキュリティーポリシー (16)佐久市財務規則及び諸規定 (17)その他関係法令 第4条(疑義) 本仕様書の各項について疑義又は定めのない事項が生じたときは、 発注者と本業務を受 注する者(以下「受注者」という。 )が協議し、当該協議が成立しないときは発注者の指 示に従うものとする。 第5条(業務実施計画) 受注者は、納期・工期を考慮して適切な作業班を編成し、各工程の細部計画を立案した 後、業務の着手前に以下の書類を発注者に提出し承認を受けるものとする。また計画等を 変更する場合も同様とする。 (1)業務着手届 (2)業務実施計画書 (3)管理技術者及び照査技術者届 (4)業務工程表 2 (5)その他関係書類 第6条(工程管理) 受注者は、業務実施計画書に基づき、適切な工程管理を行うものとする。 第7条(管理技術者) 本業務を計画立案し管理統括する管理技術者は、 他の自治体において下水道台帳管理シ ステム構築に関する業務を完了した実績(類似(上水道)等は認めない。 )を有し、技術 士(上下水道部門下水道)の資格保有者とする。 第8条(照査技術者) 本業務における照査技術者は、空間情報総括監理技術者の資格保有者とする。 第9条(記録簿の作成) 発注者と受注者は、必要に応じ打合せを行い、受注者はその都度打合せ記録簿を 2 部作 成し、各々保管するものとする。 第 10 条(状況報告及び品質検査) 受注者は、業務の遂行にあたり、作業の進捗状況を発注者に報告するとともに各工程の 終了毎にその結果を報告し、発注者が必要と認めたときは中間検査を受け、必要な修正を 行い要求品質に達するまでチェック、修正を行うものとする。 第 11 条(守秘義務) 受注者は、本業務の遂行上知り得た一切の事項については、これを第三者に漏洩しては ならない。 第 12 条(貸与資料) 本業務において貸与する資料は次のとおりとする。ただし、受注者は、貸与資料の重要 性を認識し、その保管及び取扱いには十分な注意を払い、作業終了後には速やかに発注者 に返却しなければならない。 (1)下水道台帳平面図原図 (2)市道認定路線網図データ (3)オルソ画像データ (4)地番図データ (5)小字界データ (6)ハイブリッド地形図データ (7)その他発注者が必要と認めた資料(下水道機能上の重要路線図等) 第 13 条(委託期間) 本業務の委託期間は、契約締結の日から平成 30 年2月 28 日までとする。なお、契約期 間内にあっても作業の完了したものについては、成果品の提出を求める場合がある。 第 14 条(変更契約) 受注者は、 本業務の処理において、 業務委託契約の内容を変更する必要が生じたときは、 直ちにその旨を発注者に協議しなければならない。 3 2 前項に規定する場合においては、発注者及び受注者は必要に応じ、業務委託契約を変 更するための契約を締結するものとする。 第 15 条(成果品の提出及び検査) 受注者は、各年度末における成果品を関係書類とともに発注者に提出し、管理技術者が 立会いのうえ検査を受けなければならない。なお、作業中においても発注者が必要と認め た場合、その実施状況について、受注者に報告並びに説明を求めることができるものとす る。 第 16 条(成果品の瑕疵) 業務完了後といえども成果品に瑕疵が発見された場合は、発注者の指示に従い速やかに 訂正・補足等をするものとし、それに要する経費は、全て受注者の負担とする。 第 17 条(成果品の帰属) 成果品の所有権は、 発注者に帰属するものとし、 受注者は発注者の許可なく使用、流用、 公表してはならない。システムに関する権利(著作権、所有権及び著作権法第 27 条、第 28 条に定める権利等)のうち、パッケージソフトに関する部分の諸権利は、受注者に帰 属するものとする。それ以外の部分に関する諸権利については、発注者より受注者に委託 料が完納された時に譲渡される。受注者は、成果品の納入により、発注者のパッケージソ フトの所有及び使用を許諾するものとする。 第2章 業 務 概 要 第 18 条(作業項目・数量) 本業務の作業項目と数量は、以下のとおりとする。 下水道台帳管理システムデータ整備 (1)計画準備・資料収集整理 1式 (2)地形図データ整備 491km (3)マンホール位置調査 17,500 箇所 (4)下水道施設データ入力 491km (水管橋・マンホールポンプ・伏越しを含み、 水管橋は橋梁データ等、マンホールポンプはポンプの規格等) (5)受益区域エリアデータ入力 1式 (6)打合せ協議 1業務(初回、中間、納品時) 下水道台帳管理システム構築 (1)下水道台帳管理システム導入 (2)ハードウェア調達 (3)システム調整 (4)システムセット (5)住宅地図データ「Zmap-TOWNⅡ」調達 (6)各種背景図データセット (7)下水道施設等データセット 4 1式 1式 1式 1式 1式 1式 1式 下水道台帳管理システム タブレット版構築 (1)下水道台帳管理システム タブレット版導入 (2)モバイル端末 (3)システム調整 (4)システムセット (5)各種背景図データセット (6)下水道施設等データセット 第3章 2ライセンス 2台 1式 1式 1式 1式 業務内容(下水道台帳管理システムデータ整備) 第 19 条(計画準備・資料収集整理) 本業務の実施に当たり、合理的かつ能率的に業務を遂行するため、各工程における基本 方針を定め、使用する機器、ソフトウェアの整備、人員の配置等を行うものとする。さら に、本業務に必要となる資料を収集し確認および整理するものとする。 第 20 条(地形図データ整備) 発注者が保有するハイブリッド地形図データの整備範囲外において、下水道設備が敷設 されている周辺の地形図データを新規に整備するものとする。地形図データは、公共測量 業務規定に則り作成し、地形図データの精度はレベル 1000 とする。整備に当たり、既存 のハイブリッド地形図データとの接合を図ること。地形図データの整備範囲は、下水道設 備が敷設されている範囲において、管路から両側 20mとする。 第 21 条(マンホール位置調査) 現在の下水道台帳に記載されているマンホールについて、位置精度が十分でないため、 現地による3方向オフセット測量や座標値取得による位置調査を行うものとする。なお、 発注者が所有する平成 22 年度から平成 23 年度に行った道路の MMS 計測データ及び平成 27 年度に作成したオルソ画像データからの座標値取得により、現地位置調査の代替えと することが出来るものとする。 第 22 条(下水道施設データ入力) 下水道施設データは、下水道平面図に記載される各種施設情報の数値入力を行い、デー タベース化するものとする。それらデータ化は以下を標準に実施するものとする。 (1)図形データ作成 ① 整備した地形図データを背景図としたデータ化を標準とする。 ② 貸与する下水道台帳平面図と背景図情報との関連性における地形地物(道路境界・ 交差点等)との不整合については、必要に応じ工事図書等の資料を確認し、位置情報 の修正を加味し、図形(ポイント、ライン)は、必ず接合させることとする。 ③ 図形データは、管渠・マンホール・公共桝・取付管を標準に作成し、現行の台帳区 分(凡例)毎のデータ化を行う。なお、管情報については、管種・口径・布設年度・ 下水道施設接続箇所等の属性変化点を計測単位に細分化処理を行う。 (2)属性データ作成 ① 図形計測した施設区分毎に施設属性情報を整理し、データ入力する。 ② 管渠属性は、図面番号、管理番号、処理分区、排除方式、管種、管径、管延長、勾 配、上・下土被り、上・下流管底高、上・下流マンホール番号、幹線コード、データ 5 入力/更新日、工事竣工図番号を標準とする。 ③ マンホール属性は、図面番号、管理番号、処理分区、マンホール番号、種別、形式、 マンホール機能、幅、長さ、深さ、地盤高、データ入力/更新日を標準とする。 ④ 公共桝属性は、図面番号、管理番号、処理分区、桝種別、桝分類、取付管管径、断 面形状、延長、上流マンホールからの距離、データ入力/更新日を標準とする。 (3)その他 ① 前述の属性データの項目はあくまで標準とし、詳細は発注者と受注者協議の上決定 するものとする。 ② データを作成した際には、 「根拠となった原典資料」の情報を属性データに追記情 報として入力する。 ③ データ作成の工程の中で、不明瞭な施設情報については、確認用図面と一覧表を併 せて発注者に提出し、訂正指示のもと再入力を実施する。 第 23 条(受益区域エリアデータ入力) 受益区域について、整備した地形図データを背景にデータ入力を行うものとする。なお、 入力箇所に地形図データが存在しない場合は、住宅地図データ「Zmap-TOWNⅡ」を背景に データ入力を行うものとする。 第 24 条(下水道施設図出力製本) 下水道施設図出力製本は、 本業務で作成した下水道台帳データファイルを大型プロッタ ー等にて出力し、製本するものとする。出力は以下を標準に実施するものとする。 (1)紙質・サイズ 上質専用紙・片面 (2)図面仕様 縮尺:1/500程度・フルカラー (3)印刷範囲 下水道処理区域全域 (4)描画項目 現況図・下水道施設を標準とするが、詳細は協議の上決定 (5)製本 観音綴じバインダー製本 第 25 条(下水道管網図出力) 下水道管網図出力は、 本作業で下水道台帳データファイルを大型プロッター等にて出力 するものとする。出力は以下を標準に実施するものとする。 (1)紙質・サイズ 上質専用紙・A0 (2)図面仕様 縮尺:1/2,500程度・フルカラー (3)印刷範囲 下水道処理区域全域 (4)描画項目 現況図・下水道施設を標準とするが、詳細は協議の上決定 (5)製本 観音綴じバインダー製本 第 26 条(打合せ協議) 業務を円滑に遂行するため、初回・中間・納品時の3回を原則とする打合せ協議を必要 に応じて実施するものとする。なお、中間打合せについては、業務の進捗状況に応じて必 要とされる場合に適宜行うものとする。 6 第4章 業務内容(下水道台帳管理システム構築) 第 27 条(下水道台帳管理システム) 下水道台帳管理システムは、第 28 条、第 29 条に掲げる基本要件及び基本機能並びに第 30 条の業務機能を有するシステムとする。 2 詳細な機能については、別紙「下水道台帳管理システム機能要件」を満たすシステ ムとする。 3 下水道台帳管理システムは、新規に導入し、又は既存システムの機能拡張としても よいものとする。 第 28 条(下水道台帳管理システム基本要件) 下水道台帳管理システムは、以下の基本要件を満たすものとする。 (1)使用する既存機器について 下水道台帳管理システムを運用するクライアント端末は、原則として既存機器を 使用するものとする。 (2)ユーザー環境 ユーザー環境へのシステムのインストールは、ユーザーが自ら行う必要のない仕 組みとすること。なお、同時に使用するユーザー数は 15 人以上とする。 2 ユーザー認証については ID・パスワードによる認証ができるものとする。 (3)標準性・互換性 統合型 GIS や他部署 GIS と柔軟にデータ交換できるしくみを有した、汎用性の高 いシステムソフトウエアであること。また、shape 形式をはじめとした多様なデー タ形式の取扱いが可能なシステムソフトウエアであること。 (4)拡張性・将来性 資産管理、維持管理・防災、事業経営等、下水道業務を総合的に支援できるシス テムソフトウエアに発展できるよう、システム構築後においても発注者の要望に対 しカスタマイズできる拡張性の高いシステムであること。 (5)操作性 メニューを体系化し、誰でも簡単・視覚的に操作できるユーザーインターフェイ スとする。また、各メニュー、作業等においては、ストレスの無い操作性とする。 (6)データ構築支援機能 一括入力機能等、多様なデータ構築支援機能を有し、データ構築の簡易化・効率 化を図るものとする。 第 29 条(下水道台帳管理システム基本機能) 下水道台帳管理システムは以下の基本機能を有し、データを入力した場合に利用でき るものとする。 (1)地図表示機能 (ア)拡大、縮小、移動、縮尺切替え等が可能である。 (イ)表示地図領域範囲内で矩形領域を指定し拡大することができる。 (2)属性表示機能 付属する情報が一覧形式、単票形式で表示できる。 (3)作図機能 (ア)地図上に図形(施設、建物他)を作図することができる。 (イ)任意の範囲で平面図を切り出すことができる。 7 (4)ファイリング機能 属性情報として、写真、画像、文章などをファイリング(添付)できる。 (5)検索機能 登録されている情報を基に、住所、氏名、目標物を検索し位置・該当データの表 示ができる。 (6)計測機能 面積、距離、図形の長さ、座標(位置)を計測可能である。 (7)集計機能 施設の属性を集計することができる。 (8)印刷機能 (ア)地図画面上の領域、任意指定した領域を印刷することができる。 (イ)指定したレイアウト印刷に従い印刷することができる。 (9)入出力機能 (ア)地図を多様な形式で出力可能である。 (イ)多様なデータ形式が入出力可能である。 (ウ)集計一覧・調書を汎用的なファイル(CSV ファイルなど)に出力可能である。 (10)ユーザー管理機能 (ア)ID、パスワードによりシステムの利用権限を制限できる。 (イ)ID に編集権限、閲覧権限、機能権限を設定することができる。 (11)レイヤ管理機能 レイヤの作成・編集・削除ができる。 (12)ログ管理機能 ユーザーの利用状況についてログ管理することができる。 第 30 条(下水道台帳管理システム業務機能) 下水道台帳管理システムは、以下の業務機能を有し利用できるものとする。 (1)下水道台帳管理システム (ア)管路施設の情報管理 管渠、マンホール、公共桝・取付管、マンホールポンプ、水管橋等の施設情 報を管理することができ、それぞれのデータ項目は「下水道台帳管理システム 標準仕様(案)・導入の手引き Ver.4」に従う。 (イ)各種支援機能 ①下水道空間データ登録・編集機能、②図面検索・表示機能、③表示領域調 整機能、④表示内容調整機能、⑤属性表示機能、⑥調書出力機能、⑦条件検索 機能、⑧ネットワーク追跡機能、⑨縦断図作図及び表示機能、⑩印刷機能を有 し、それぞれの機能は「下水道台帳管理システム標準仕様(案)・導入の手引 き Ver.4」に従う。 (2)維持管理システム (ア)清掃・巡視目視点検・TV カメラ調査・改築修繕情報の管理 下水道台帳の管路施設情報とリンクして清掃・巡視目視点検・TV カメラ調 査・改築修繕情報が管理できる。 (イ)業務委託先におけるデータ登録 清掃・巡視目視点検・TV カメラ調査は、点検調査業務委託先においてデー タ登録でき、これらの成果データを一括登録できる。 (3)維持管理支援 ストックマネジメントの手法を用いた管路施設の維持管理を支援する。 (4)災害時支援システム 8 (ア)災害調査情報の管理 緊急調査(目視点検) 、1次調査(人孔調査) 、2次調査(管路内調査)が管 理できる。 (イ)災害調査必要性判定 1次調査(人孔調査)、2次調査(管路内調査)の必要性の有無を判定でき る。 (ウ)災害調査資料のファイリング 緊急調査(目視点検) 、1次調査(人孔調査) 、2次調査(管路内調査)で調 査や収集されたデータについて、ファイリングできる。 (5)道路等地物情報管理システム 道路、貯水池、開発区域などのポリゴンデータに基づき、それぞれの属性情報に 応じた色分けしたポリゴン表示ができ、下水道施設と重ね合わせて表示できる。 属性管理機能 道路、調整池、開発区域等の属性情報を管理でき、情報表示、検索ができる。 第 31 条(ハードウェア調達) 下水道台帳管理システムで使用するサーバや UPS 等機器を調達するものとする。サーバ はラックマウントタイプとする。調達するサーバや UPS 等機器は、以下のスペック以上の ものとする。 項目 詳細 サーバ本体 1U ラック格納型 OS WindowsServer2012 R2 CPU Intel Xeon E5-2430v2(2.5GHz/6コア/15MB) メモリ 16GB RAID RAID5 HDD 実質容量 900GB(回転数 15,000rpm) 無停電電源装置 アウトプット電力容量 1200VA 電源管理ソフトウ サーバに対して安全なシステムシャットダウンを行う。 ェア 外付け HDD 2TB(バックアップファイル保存用) その他 調達に際しては、サーバ機本体・外付け HDD 等のメーカ ーサポート(5年)を含み、機器等を格納するラックに ついても調達するものとする。 第 32 条(システム調整) 下水道台帳管理システムを発注者の環境下で運用するために、システムの各種調整を行 うものとする。なお、本システムに使用するハードウェアは本業務(第 31 条)により調 達し、庁内のイントラネット環境に接続させるものとする。 第 33 条(システムセット) 第 31 条により調達したサーバに、下水道台帳管理システムをセットし、システムの正 常稼働を確認するものとする。 2 本システム導入時に、システム操作研修を行うこととする。業務利用を図る下水道課 9 職員を対象とし、1回2時間程度で、総回数3回を想定する。 (1)本システムの操作研修に際しては、研修用マニュアルを必要部数用意すること。 (2)研修に必要な会場、電子機器は発注者で用意する。 第 34 条(住宅地図データ「Zmap-TOWNⅡ」調達) 住宅地図データ「Zmap-TOWNⅡ」について、下表の条件のものを調達するものとする。 商品名 Zmap-TOWNⅡ長野県佐久市 利用用途 下水道台帳管理システム 形式 ZMD 形式 媒体 CD-ROM 利用台数 同時接続台数 15 利用形態 セクションフリー利用 第 35 条(各種背景図データセット) 下水道台帳管理システムで使用する下表の各種背景図を、下水道台帳管理システムにセ ットするものとする。ゼンリン住宅地図「Zmap-TOWNⅡ」を利用した住所検索が行えるよ う設定するものとする。 NO 名称 データ形式 1 オルソ画像データ jpg、jgw 形式 2 地番図データ Shape 形式(属性あり) 3 小字界データ Shape 形式(属性あり) 4 ハイブリッド地形図データ DM 形式 5 地形図 1/10000 tiff、tfw 形式 6 ゼンリン住宅地図「Zmap-TOWNⅡ」 ZMD 形式 7 道路台帳路線網図(市道のみ) Shape、bds 形式 第 36 条(下水道施設等データセット) 調達したサーバに下水道施設データ及び受益区域エリアデータをセットし、下水道台帳 管理システムでの正常稼働を確認するものとする。 第 37 条(システム保守) 受注者は、発注者が本システムを使用している期間中、常に安定した状態で稼働させ、 万一障害が発生した場合にも正常な状態にするための以下の保守管理を行うものとする。 なお、当該保守管理は、本業務に含まないものとし、当該保守管理の委託については、 別に契約を締結するものとする。 (1)障害復旧 (2)不具合の修正(現地適用作業を含む。) (3)ハードウェア入替に伴うシステム環境設定 2 システムに障害が発生した場合、迅速に対応すること。なお、平日・休日 8:30~17:30 は、1営業日以内に着手・対応すること。 3 ソフトウェアのバージョンアップ情報を遅延なく提供すること。また、システムの変 更に際しては、職員の業務に極力支障をきたさないよう配慮(時間外作業等)するとと もに、変更内容について事前説明を行うこと。 4 システムデータに不具合が発生した場合は、 不具合発生前日のバックアップデータを 用いて復旧すること。 5 災害発生時において、迅速に災害時支援機能を使用できるよう、訓練(操作説明)を 1回/年以上実施すること。 10 第5章 業務内容(下水道台帳管理システム タブレット版構築) 第 38 条(下水道台帳管理システム タブレット版) 下水道台帳管理システム タブレット版は、第 29 条のシステム基本機能と同等の機能を 実装し、タブレットタイプ情報機器端末上で下水道施設図等の閲覧・検索等が行えるマッ ピングシステムとし、 現地調査等の外部利用に特化した機能を最低限実装するアプリケー ションシステムであることとする。 2 情報機器端末は、第39条で調達する情報機器端末での運用を前提とするが、情報通信 設定は行わないものとする。 3 搭載するシステムデータは、個人情報を除く地図データに限定することを標準とし、 下水道台帳管理システムで更新したデータを下水道台帳管理システム タブレット版に 移行するツールを準備すること。その他詳細は発注者との協議により決定するものとす る。 4 システムの操作は、タップ・フリック・スワイプ・ピンチ等、タッチパネル方式によ る操作を標準とする。 第 39 条(ハードウェア調達) 下水道台帳管理システム タブレット版で使用する機器を調達するものとする。調達す る機器は、以下の内容と同等以上のものを2台調達すること。 項目 詳細 ディスプレイ 液晶 10 インチ以上(タッチパネル方式) CPU Intel Core i5 以上 メモリ 4GB 以上 HDD 128GB 以上 その他 総重量が 1.5kg 以下を標準とし、落下・衝撃に対して一 定程度の耐性を有する機器であること 第 40 条(システム調整) 下水道台帳管理システム タブレット版を発注者の環境下で運用するために、システム の各種調整を行うものとする。 第 41 条(システムセット) 調達したタブレット型端末に、下水道台帳管理システム タブレット版をセットし、シ ステムの正常稼働を確認するものとする。 第 42 条(各種背景図データセット) 下水道台帳管理システム タブレット版で使用する下表の各種背景図を、下水道台帳管 理システム タブレット版にセットするものとする。 NO 名称 データ形式 1 オルソ画像データ(7段階の解像度) jpg、jgw 形式 2 ハイブリッド地形図データ DM 形式 11 3 4 地形図 1/10,000 ゼンリン住宅地図「Zmap-TOWNⅡ」 tiff、tfw 形式 ZMD 形式 第 43 条(下水道施設等データセット) 下水道台帳管理システム タブレット版に、下水道施設データ及び受益区域エリアデー タをセットし、下水道台帳管理システム タブレット版での正常稼働を確認するものとす る。 第6章 納 入 成 果 品 第 44 条(成果品) 本業務の成果品を以下に示す。なお、電子データに関しては、本市へ提供前にウィルス 対策ソフトにてウィルス検索を行うものとする。 (1)ハイブリッド地形図データ(DM 形式) 1式 (2)下水道施設データ(shape 形式) 1式 (3)受益区域エリアデータ (shape 形式) 1式 (4)下水道台帳管理システム 15 ライセンス以上 (5)下水道施設図出力製本 1式 (6)下水道管網図出力 1式 (7)システム操作マニュアル 印刷物 10 部、電子データ1式 (8)サーバ・UPS 等機器・ラック 1式 (9)住宅地図データ「Zmap-TOWNⅡ」 1式 (10)下水道台帳管理システム タブレット版 2ライセンス (11)モバイル端末 2台 (12)作業実施報告書 1式 (13)その他発注者が指示した資料 1式 以上 12