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ア ン パ ン マ ン に な ろ う
さぴあ賞 勇気 の 花 が ひ ら く と き アンパンマンになろう 「日本はせんそうしないよね。大じょうぶだよね。 」 F・Iさん 2年 アンパンマンの作しゃ、やなせたかしさんの弟はせんそうでしんでしまいます。 せんそうは国と国がたたかって、人と人がころしあうことなのだそうです。わた しはこの本を読んで、日本がせんそうをしないかとても心ぱいになって、お母さ んに聞きました。お母さんが、 「大じょうぶ、日本はせんそうしないよ。 」 と言ってくれると思ったのに、 「今でもせんそうをしている国はあるんだよ。ふうかは、どうしたらせんそう しないですむと思う。 」 としつもんされてしまいました。わたしにはむずかしくて、考えこんでしまいま した 。 お 母 さ ん は 、 「やなせさんはせんそうでつらい思いをしたから、もう二どとしたくなかった んだよね。」 とヒントをくれました。わたしはもう一どこの本を読んで、考えてみました。 アンパンマンはおなかをすかせて弱っている人にじぶんの顔をわけてあげます。 顔をもらった人は元気になるけれど、アンパンマンはきずついてふらふらになっ てしまいます。でも、たすけてもらった人は「ありがとう」という気もちになり ます。みんながアンパンマンのように、じぶんがいやな思いをしたりそんをして も、少しでいいからあい手のことを考えてやさしくできたら「ありがとう」が広 がります。そうしたらだれもせんそうなんてしないと思います。 わたしには小さい弟と妹がいて、 「お姉ちゃんなんだからがまんしなさい。 」 とよくお父さんやお母さんに言われます。なんでわたしだけ、といらいらしてい じわるをしてしまいます。わたしはこまっている人のところにとんでいって、顔 をあげてたすけることはできないけれど、少しがまんをして弟や妹にやさしくす ることならできます。これからせんそうをしないために、わたしも小さなアンパ ンマンになって、わたしができる小さなことをがんばってみようと思いました。