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第3章 投資の理論 3−1.資本ストックと設備投資 3−2.新古典派の投資
3−1.資本ストックと設備投資 z 第3章 投資の理論 設備投資と在庫投資 総需要の構成要素のうち最も変動幅の大きなものが(1) である. ↓ (1)は,経済変動の主たる要因と考えられる. (1)は以下の3つに分類される. (2)投資:生産拡大のために機械を発注したり工場を建設すること. (3)投資:家を建築すること. (4)投資:販売活動を円滑に行なうため多めに商品の生産を行なうこと. 1 2 3−2.新古典派の投資決定論 z 今期首の(5): 過去の設備投資の結果として今期初めに与えられている 機械や工場の規模. ↓ (6)の関係がある. 企業の(11)を最大にするような資本ストックの 大きさ(=12)が存在. ↓ 今期初めの資本ストック量と最適資本の(13)を埋 めるべく設備投資を行う. ↓ (14)が成立 ↓ (15)はいかにして決まるか? z (7)=今期の設備投資額(フロー変数) (8)=固定資本減耗率 (9)=今期首に与えられている資本ストック量 *)ただし,(10)が成立している. 3 z 資本の(16):資本を一期間リースしたとき の費用 (=資本を購入したときに要する一期間あ たりのコスト) ↓ (17)が成立. ただし,r=利子率を表す. 5 4 z 資本の(18):資本の投入を一単位増やしたとき, 何単位の生産物が生み出されるかを記す. ⇒資本の(19)の法則が成立. z 資本の限界生産力(20)資本のレンタル・プライ スを満たすように決まる.(図3−4) ↓ ① r↑⇒I(21):図3−4 ② (技術進歩などにより)資本の限界生産力↑ ⇒I(22):図3−5 6 1 3−3.ジョルゲンソンの投資理論 企業が資本ストックを増やす際に要する余 分なコスト(=23) ↓ 現在の資本ストックと最適な資本ストックの (24)のみ投資を行う. ↓ (25) z z 資本減耗が存在する場合(28)となる. 問題点として,λが外生的に与えられている. ↓ その値は(29)を決定する際に,同時に考慮 されるべきものでは? *ただし,λ=(26)であり,(27)を満たす. 7 8 3−4.在庫投資 z z 投資の大きさと(30)の関係が重要. (30)は,投資の規模に対して(31)的に増大す る.(=32効果):図3−6 ↓ K*へ現在の資本を一単位増大したときの売り上 げの増大(33) =K*へ現在の資本を一単位増大したときの調整 費用も含んだコストの増分(34) ↓ 上式を満たす投資量が(35)値となる. z z 9 販売をより円滑に行うための投資 ↓ (36)投資=生産量―販売量 以前は,(37)と在庫投資の間には密接な関係 が存在 ↓ 近年は,在庫の(38)の発展によりその関係が薄 れてきている. 10 2