HP Install CDを用いてRedhat Linux OSを日本語環境としてインストール

HP Install CD を用いて Redhat Linux9.0 OS を日本語環境としてインストールする方法
はじめに
XW シリーズの HP Install CD for Linux は、Redhat Linux9.0 OS のインストール・メディ
アを用いて XW シリーズにインストールするために必要な、ドライバーとカーネルを組み
込むためのものです。HP Install CD for Linux を用いたインストールでは、
① HP リカバリーCD と同様な OS インストール方法（日本語環境にはなりません）
② Redhat のインストール・メニューに従って日本語環境をインストールする方法
の２種類の方法から選択することが可能ですが、本書では の方法について説明致します。
インストール前の注意事項
■
必要に応じたバックアップをとってください。
HP Install CDを使って日本語環境を再インストールする場合、現在のディスクの内容は全
て失われます。予め必要なファイルのバックアップや、各種設定などの記録を行ってくだ
さい。
■
必要なメディアの準備をしてください。
必要なメディアは以下のものです。
¾
HP Install CD for Linux メディア
¾
Redhat Linux9.0 OS メディア
—
（注意）
Redhat Linux9.0 をインストールする場合、製品としては販売終了になってい
るため、Redhat のホームページより ftp 版をダウンロードして頂き、CD-R に
格納してお使い頂くことをお勧め致します。CD-R 作成方法は、各ソフト
ウェアのマニュアルをご参照ください。
■
ディスク・パーティションなどの設定について
この手順書は、日本語環境を簡単にインストール方法について説明しています。ディスク・
パーティションの細かな設定などにつきましては触れておりませんので、Redhat 社のホー
ムページに掲載されている各バージョンのマニュアルをご参照ください。
インストール手順
■ インストール・プログラムの起動
●
HP Install CD からシステムを立ち上げてください。
●
‘hp linux workstation linux Installer disc’の画面が表示されますので、画面
下方”boot:”プロンプトの後に以下のコマンドを入力してください。
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（2004 年 4 月 28 日）
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boot： gui [Enter]
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（注意）
「recover」や「install」を指定しますと、英語版Linux OSのリカバリーやインスト
ールになってしまいますので、必ず「gui」を選択してください。
●
‘welcome to Linux’画面が現れますので、画面右下「Next」ボタンを押して、各種の
設定に進んでください。
■ 各種の設定
以降の設定は、RedHat Linux Install マニュアルを参照してください。
ここでは、HPInstallCD を使用する場合に注意する部分のみ説明します。
各項目の移動は、が面したの次のボタンを押すことで移動できます。
(1) 言語の設定(インストール作業中の言語設定)
(2) キーボードの設定
(3) マウスの設定
(4) ディスクのパーティションの設定
(5) ブートローダーの設定
(6) ネットワークの設定
(7) ファイアー・ウォールの設定
(8) 追加言語の設定
(9) タイムゾーンの設定
(10) アカウントの設定
(11) 認証の設定
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(12) パッケージの選択
●
必要に応じてインストールするパッケージを選択してください。
●
選択すべきパッケージが明確でない場合は、「すべて」（最下段）のパッケージを選択
してください。
●
全てのパッケージを選んだ場合インストールされるソフトの総量は約5GByteです。
●
設定後、「次」ボタンを押して次に進んでください。
(13) Linux のインストール
●
‘インストール準備完了’画面が現れますので、「次」ボタンでインストールが開始
されます。
●
選択したパッケージに合わせて、CD からシステムをインストールします。
●
初めに CD2 を要求されるので、１つのファイル・セットをインストールします。
CD を入れ替える順序は、Install CD CD2 CD1 CD2 CD3 Install CD です。
●
途中でディスクを入れ替えるようにメッセージが出力されますので、その都度指定さ
れたディスクを入れてください。
●
最後の HP Install CD の setup では、必要なドライバーとカーネルがロードされます。
(14) Boot Disk の作成
(15) グラフィカル・インターフェース
●
グラフィクス・カードが自動認識されます。
●
もし自動認識されなければ、そのままの設定で構いません。
¾
(補足)
ATI および NVIDIA 製のグラフィックカードのドライバは、リブート時に自動的に
組み込まれるプログラムが作動するので、もし設定を誤っていても問題ありません。
●
設定後、「次」ボタンを押して次に進んでください。
(16) モニターの設定
(17) グラフィカル設定のカスタマイズ
(18) リブート
(19) Red Hat セットアップエージェント
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(20) ログイン環境、及び日本語環境の確認
●
テキスト・ログインの環境の場合は、ログイン後 startx コマンドで GNOME を起動し
て、日本語環境を確認してください。
●
もしも日本語がうまく表示・入力が出来ない場合は、以下を参考にしてください。
¾
/etc/sysconfig/i18n ファイル内を、以下のように設定してください。
LANG="ja_JP.eucJP"
SUPPORTED="ja_JP.eucJP:ja_JP:ja"
SYSFONT="lat0-sun16"
SYSFONTACM="iso15"
¾
/etc/sysconfig/keyboard ファイル内の、キーボード設定を以下のように設定して
ください。
—
U.S キーボードの場合：
KEYBOARDTYPE="pc"
KEYTABLE="us"
—
日本語キーボードの場合：
KEYBOARDTYPE="pc"
KEYTABLE="jp106"
¾
/etc/X11/XF86Config-4 ファイル内の、キーボード設定を以下のように設定しく
ださい
—
U.S キーボードの場合：
Option "XkbModel" "pc105"
Option "XkbLayout" "us"
—
日本語キーボードの場合：
Option "XkbModel"
"jp106"
Option "XkbLayout" "jp"
logout 後に再度 login するかリブートする事で、設定を有効にすることができます。
以上
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（2004 年 4 月 28 日）