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数学の各科目の相関図

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数学の各科目の相関図
数学の各科目の相関図
(1) 数学の予備知識と難易度を簡単に説明する.詳しくは,シラバスの説明を読むこと.
(2) 学生諸君は,高校を卒業して大学生となったのだから,高校 2 年次までの数学はマスター
していることが大前提です.少なくともいつでも補充できる状態にあること.
1. 線形代数学 I (和泉)
(a) 予備知識は高校 2 年生レベルの数学.特にベクトルについての理解.
(b) すべての学生に学んでほしいテーマを講義する.行列の基礎的知識を講義.
(c) 難易度も易しい内容で,やる気さえあれば誰でも理解できる.
2. 解析学 I (和泉)
(a) 高校 2 年生レベルの三角関数と指数対数関数の理解.極限および微分の理解.この
科目では積分は扱わない.
(b) すべての学生に学んでほしいテーマを講義する.関数のグラフが描けるようになる
ことが目標の一つ.
(c) 難易度も線形代数学 I の次に易しい.
3. 線形代数学 II (和泉)
(a) 行列式を講義.高度の経済学を学ぶのに必要なテーマで,これを学んでおくと,大
変有利です.
(b) 線形代数学 I よりは難しくなるが,真面目に復習すれば (1 時間以上) 理解できる筈
である.
4. 解析学 II (和泉)
(a) 多変数の関数の微分について講義。高度の経済学を学ぶのに必要なテーマで,これ
を学んでおくと大変有利です.
(b) 線形代数学を習得しておくと,有益である.
(c) 解析学 I よりは難しくなるが,真面目に復習すれば ( 1 時間以上) 理解できる筈で
ある.
5. 基礎数学 (和泉)
(a) 数学の歴史を学び,現代数学の一面を知ることができる.
(b) 高校レベルの数学が理解できていれば,理解できる筈である.
(c) 数学の細部よりは,歴史の流れを理解して欲しい.
6. 数学概論 (和泉)
(a) 積分と微分方程式を講義する.
(b) 解析学 I の次に学ぶべきテーマである.
(c) 解析学 I を理解していることが必要.
7. 線形代数学 III,IV (駿河台)
(a) 線形代数学 I,II が理解できていれば,十分に理解可能.
(b) 高度の経済学や理論経済学を学びたい学生には,履修を薦める.
(c) 毎回 1 時間以上の復習をすれば,成果はあるだろう.
8. 数学科目受講の心得
(a) 欠席,遅刻はしないこと.
数学のように理論的かつ体系的な学問は,土台をキチンと構築しなければ,身につ
きません.
(b) ノートはしっかりと取ること .
ノートを作成するのは,学習の基本です.字が見えづらいときは,補助教材を手元
において,黒板を筆写することを薦めます。
(c) 復習は,1 時間以上しっかりと行うこと.
授業だけで,すべてが習得できるわけではありません。
(d) 計算問題や基礎的な問題をおろそかにしないこと.
計算練習は,やって損はしません.
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