仕様書 - 量子科学技術研究開発機構

Π訳ランチャー試験用高周波工学試験装置の二次冷却設備
更新作業
仕様書
平成28年10月
国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構
核融合エネルギー研究開発部門那珂核融合研究所
ITERプロジェクト部 RF加熱開発グループ
第1章一般事項
作業名称
IT駅ランチャー試験用高周波工学試験装置の二次冷却設備更新作業
2.目的
量子科学技術研究開発機構(以下「=研機構」という。)那珂核融合研究所では、
ITER用ランチャーの研究・開発において、構成機器の性能確認試験などを行うために
高周波工学試験装置を使用している。高周波工学試験装の一部である二次冷却設備
が老朽化し試験に支障をきたすおそれがあるため、二次冷却設備を更新いTER用ラン
チャー構成機器の性能確認や開発を支障なく、かつ効率良く進めることを目的とする。
作業範囲
3
IT駅ランチャー試験用高周波工学試験装置の二次冷却設備更新作業に係るもの一式
4.納入(据付)場所及び納入条件
(1)納入(据付)場所
旦研機構那珂核融合研究所 JT-60付属実験棟
(2)納入条件
据付調整後渡し
5.納期
平成29年3月27日
ただし、作業時期及び作業期間については、受注者と旦研機構で打合せを行い、
JT-60 付属実験棟の実験及び作業スケジュールに影の出ない日程を組むものとする。
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支給物品及び貸与品
1 支給品
本作業に必要な電力(10OV、20OV)、及び冷却水は、可能な範囲において作業現場付近
にて支給する。
6
2 貸与品
なし
フ.提出類
受注者は、下記の類を指定期日までに量研機構に提出すること。また、確認が必要
なものは確認を得ること。
認
確要要
圭類名
提出時期
部数
(1)全体工程表
契約後速やかに
3部
(2)作業要領
作業開始前
3部
(3)試験検査要領圭
試験検査前
3部
要
(4)作業報告圭
紬入時
3部
不要
(試験検査成績書、作業記録、取扱説明等)
(5)作業日報
作業ごと
1部
不要
(6)再委託承諾願
契約後速やかに
1部
要
1部
要
※下請負等がある場合に提出のこと。
(フ)その他早研機構が要求する類随時
(提出場所)
量研機構那珂核融合研究所 ITERプロジェクト部 RF加熱開発グループ
(確認方法)
「確認」は次の方法で行う。
白研機構は、確認のために提出された図を受領したときは、期限日を記した受領
印を押印して返却する。また、当該期限までに審査を完了し、必要な場合には修正を指示
するものとし、修正等を指示しないときは確認したものとする。
「再委託承認願」は、量研機構確認後、.面にて回答するものとする。
8.検収条件
本製作品の施工状態の確認、試験検査の合格、及び提出
類の内容の確認をもって検
収とする。
9.かし担保責任
検収後 1年以内に設計、製作上のかしが発見された場合、無償にて速やかに改修、補
修又は交換を行うものとする。
1 0.品質管理
本製品の製作、据付けに係る全ての工程において、十分な品質管理を行うこと。
11.適用法規・規程等
本作業を遂行するに当たり、下記の法規・規程等を遵守すること。
11.1那珂核融合研究所内諸規程、規則等
(1)那珂核融合研究所安全衛生管理規則
(2)那珂核一合研究所防火管理規則
-2-
(3)那珂核合研究所電気工作物保安規程,規則
(4)那珂核融合研究所事故対策規則、要領
(5)那珂核融合研究所りスクァセスメント実施要領
(6)その他、那珂核融合研究所内諸規程
11.2法規・規格等
(1)電気事業法
(2)労働基準法
(3)労働安全衛生法
(4)消防法
( 5)日本工業規格(JIS)
(6)電気設備技術基準
(フ)電気学会電気規格調査会標準規格(dEC)
(8)日本電気工業会標準規格(JEM)
(9)日本電気協会電気技術規程(JEAC-8001)
(1 0)日本電線工業会規格(dcs)
(11)廃物の処理及び清掃に関する法律
(12)その他、受注業務に関し、適用又は準用すべき全ての適用法令・規格・基準
2.技術情報・成果の取扱い及び機密保持
受注者は、業務を実施することにより取得した当該業務及び作業に関する各データ、
技術情報、成果その他の全ての資料及び情報を、発表若しくは公開してはならない。また、
本業務遂行以外の目的で第三者に開示や提供してはならない。ただし、あらかじめ圭面1
より旦研機構の承認を受けた場合はこの限りではない。
3.安全管理
(1)受注者は、作業計画に際し綿密かつ無理のない工程を組み、材料、労働安全対策等
の準備を行い、作業の安全確保を優先としつつ、迅速な進捗を図るものとする。ま
た、作業遂行上既設物の保、及び第三者への害防止にも留意し、必要な措置を講ず
るとともに、火災その他の事故防止に努めるものとする。
(2)受注者は、業務の実施に当たって各種届の提出等、必要な手続を行うこと。
(3)受注者は、業務の実施に当たって関係法令及び所内規程を遵守すること。また、早
研機構が安全確保の為の指示を行ったときは、その指示に従うこと。
(4)作業現場の安全衛生管理は、法令に従い受注者の任において自主的に行うこと。
(5)受注者は、作業内容及び作業中の安全について、事前に量研機構と十分な打合せを
行った後、作業に着手すること。
6)受注者は、作業現場の見やすい位置に、作業任者名及び連絡先等を表示すること。
フ)作業中は、常に整理整頓を心掛ける等、安全及び衛生面に十分留意すること。
14.特記事項
(1)受注者は、量研機構が量子科学技術の研究・開発を行う機関であるため高い技術力
及ぴ高い信頼性を社会的に求められていることを認識し、量研機構那珂核合研究所
の規程等を遵守し安全性に配慮し業務を遂行し得る能力を有する者を従事させること。
(2)受注者は、異常事態等が発生した場合量研機構の指示に従い行動するものとする。
(3)受注者は、研機構が伝染性の疾病(新型インフルエンザ等)に対する対策を目的
として行動計画等の対処方針を定めた場合は、これに協力するものとする。
15.グリーン購入法の推進
(1)本契約において、グリーン購入法(国等による環物品等の調達の推進等に関する
法律)に適用する環物品(事務用品、 OA機器等)が発生する場合は、これを採用
するものとする。
(2)本仕様に定める提出図圭(納入印刷物)については、グリーン購入法の基本方針に
定める畔氏類」の基準を満たしたものであること。
1 6.協議
本仕様に記されている事項及び本仕様に記載のない事項について疑義が生じた
場合は、旦研機構と協議の上、その決定に従うものとする。
技術仕様
第2章
1.概要
既設の二次冷却設備ボンプ及びモータ(ベースを含む。)を撤去し、新規のボンプ及び
モータ(ベースを含む。)に更新すること。図1に、二次冷却設備系統図を示す。また、
冷却塔用の薬注装置を更新すること。
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作業内容
1作業場所
JT-60 付属実験棟
北側(屋外)
2.2二次冷却設備ボンプ及びモータの更新対象機器
(1)ポンプ
株式会社荏原製作所製エバラボンプ
型式:150×100IF棚
製番: Q04657352
台数:1
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(2)電動機
株式会社東芝製電動機
型式: TIKK FBKW21
台数:1 台
(3)仕様
吐出し量:3000 りツトル加in
全揚程:50lrl
回転速度.1485min、1
出力:37kw
2.3 既設二次冷却設備の撤去
(1)既設ポンプ及び電動機(ベースを含む。)を二次冷却設備から取り外し撤去すること。
(2)撤去したボンプ及ぴ電動機は研機構が指定した場所(構内)に移動すること。
2.4 新規二次冷却設備の設置
(1)既設ボンプ及び電動機(ベースを含む。)を取り外した場所に、新規のボンプ及び電
動機(ベースを含む。)を取り付け、配管及び電気配線を接続すること。
(2)新規ボンプ及び電動機の動作確認を行うこと。
(3)新規のボンプ及び電動機は、既設品と同等機種又は後継機種とすること。ただし、
ポンプについてはメーカー標準仕様品で問題ないものとする。
4)既設配管との取合い部が変更になっている場合には、配管を改造又は交換すること。
5)ボンプの取り外し取付けに際し、配管カバーや保温材が破した場合には、交換又
は修繕すること。
6)パッキン等の消耗品は新規のものと交換すること。
2.5冷却塔用自動薬注装置の更新
(1)冷却塔用の自動薬注装置を更新すること。
オルガノ株式会社製太陽電池式自動薬注ユニットエコフィーダSORA相当品
型式:ZS-0025DF
台数:1
'、
(2)撤去した自動薬注装置は量研機構が指定した場所(構内)に移動すること。
3.試験検査
下記の試験検査を実施すること。
(1)外観検査
(2)絶縁抵抗試験
(3)負荷試験
運転中の、回転方向、異音、異臭、触手を確認すること。また、騒音値、振動値、
電流値、温度上昇、流量、圧力を計測すること。
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