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「子ども人権フォーラムすずか」各中学校区で開催!

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「子ども人権フォーラムすずか」各中学校区で開催!
ホームページでも「遥か」を御覧いただけます。 http://www.edu.city.suzuka.mie.jp/haruka/
いじめや差別をなくすために,もっと仲間と話したい!
「子ども人権フォーラムすずか」各中学校区で開催!
12月から1月中旬にかけて,各中学校区において,
「子ども人権フォーラムすずか」を開催
しました。参加者の中学生と小学6年生が,いじめや差別を許さない学校をめざして,自分の
思いや体験,友だちとのつながりや関わり方について話し合いました。鈴鹿市ではこの機会を
通じて,子どもと教員が人権尊重の精神を高め合っています。
人権フォーラムの流れ
校区人権教育推進協議会で,校区の人権フォーラムを企画運営
します。子どもの実態を出し合いながら,今年のフォーラムの内
容を決めます。
(大木中学校区)
普段は思いを出しにくい子ども
も心の声を伝え,受け止め合う
場面が幾つか見られました。
「しんどい思いを抱えている子
が悪いんじゃないよ」
「つらい時はつらいと言おう」
人権フォーラム担当者や小中学校の教員等で実行委員会を開き,
具体的な内容や司会の進め方等を話し合います。フォーラムに向け
て,各小中学校で事前学習に取り組みます。
【 事前学習の取組例 】(千代崎中学校区)
■共通資料※「あなたならどうする」「こんな場面に出会ったらどうする」
等を活用した取組。 ※資料は中学校区の実態をもとに作成されたものです。
■差別をなくすために活動している方からの聞き取り。
■いじめについての思いを表現する「いじめ防止川柳」への取組。
「子ども人権フォーラムすずか」の開催
【 子どもの姿 】
分散会では,「思いを出し合える,その思いを受け止め合える,
そんな仲間を,自分たちが中心となり,各学校に戻って広めてい
きたい」という思いが出されました。(千代崎中学校区)
【 教員の姿 】
フォーラム終了後,教員が会場校に残り,成果や課題を話し合
いました。直後に話し合うことで,成果や課題が明確になり,還流
学習の充実を図ることができます。 (千代崎中学校区)
(創徳中学校区)
各小中学校で還流学習を行います。参加者がフォーラムで話し
合ったことや感じたことを集会や劇等で伝えます。
各中学校区及び学校で,「子ども人権フォーラムすずか」と事前事後の学習を行い,子どもたち一人
一人の思いが反映される活動を進めることができました。今後も,継続性のある人権教育の充実を図り
ます。
鈴鹿市内の小中学校では,確かな学力を育む方策の一つ
として,タブレット型パソコン(以下,TPC)や電子黒板,
実物投影機等のICTを活用しています。ICTには,時
間的・空間的制約を超えること,双方向性※を有すること,
資料やデータの変更が容易等の特長があり,授業の様々な
場面で,必要に応じて効果的に活用することができます。
※通信や放送で,情報伝達の方向が一方向でなく,受信側からも発信できること。
中学校数学科「関数のグラフのかき方を考えよう」
拡大提示と書き込みで,理解を深める
二次関数のグラフの書き方を考える場面で,関数グラフソフト
グ レ イ プ ス
「GRAPES」や電子黒板機能付プロジェクタを活用します。こ
れらのICTを組み合わせて使用することにより,短時間でグラ
フを拡大提示したり,提示したグラフに書き込んだりすることが
できます。自身が考えたグラフに書き込みながら説明をしたり,
他の生徒のグラフを参考に考え直したりすることで,グラフのか
き方について理解を深めることができます。
グラフに書き込みながら説明をします。
小学校社会科「社会見学の発表をしよう」
資料を工夫し,わかりやすく発表する
仲間のアドバイスを参考に資
プロジェクタで拡大提示
料を修正します。
して発表をします。
社会見学の発表資料作成の場面で,TPCや
発表用ソフト「発表名人」を活用します。発表
用ソフトは画像や文章の変更が容易で,資料作
成時や発表練習時に,仲間とアドバイスしあい
ながら,より効果的な資料を作成することがで
きます。また,TPCとプロジェクタを接続す
ることにより,大勢の場でプレゼンテーション
形式の発表をすることができます。
小学校算数科「時計を生活に生かそう」
拡大提示で,学習内容の定着を図る
時刻と時間について学習する場面で,実物
投影機やプロジェクタを活用します。教科書
やワークシートを拡大し,大事な部分を注目
させたり,手元を拡大して時刻や時間の求め
方を確認したりしながら学習内容の定着を図
ります。
教科書の問題を拡大提示し
ます。
ます。
手元を拡大し,求め方を共
有します。
有します。
小学校音楽科「思いや意図をもって歌おう」
動画で振り返り,表現力を高める
グループの仲間が歌う様子を
画像を参考に,より伝わる歌
動画で撮影します。
い方について相談をします。
歌詞や曲想をもとに,思いや意図をもって
歌う場面で,TPCを活用します。TPCの
カメラで歌う様子を撮影し合い,撮影した画
像を参考に,思いや意図が伝わるところや,
改善点等を伝え合います。目的を明確にして
練習することで,学習意欲や歌唱による表現
力を高めることができます。
中学校技術・家庭科「動きを伝達する仕組みを知ろう」(技術分野)
体験とアニメーションで,特徴をつかむ
動きを伝達する仕組みの一つである歯車の特徴を理解する
パ
ワ
ー
ポ イ ン ト
場面で,プレゼンテーション用ソフト「Power Point」
やプロジェクタを活用します。実際に歯車に触れ動かす体験
とともに,歯車のアニメーションを見ることで,歯車の動き
の方向や,力の大きさ等,歯車の特徴をつかみやすくするこ
とができます。アニメーションは,教員がプレゼンテーショ
ン用ソフトで作成したものです。
2つの歯車がかみ合って動く様子をア
ニメーションで示します。
中学校理科「物質を分解してみよう」
画像で,実験ポイントや留意点を周知する
実験ポイントを確認し,見通し
実験途中に,必要に応じて
をもちます。
TPCで確認をします。
物質を電気分解し,発生した気体を特定す
る場面で,電子黒板やTPCを活用します。
電子黒板に,実験器具の扱い方や,実験手順
を撮影した動画を拡大提示し,実験のポイン
トや安全面での留意点を周知します。これら
の画像は,生徒の手元にあるTPCでも見る
ことができます。
ICT活用に係る図書の紹介
ICT 活用に係る教育指導課内蔵書 教育指導家内に参考文献あります。貸出可能
教育指導課では,ICT活用をはじめ,様々な教育関係図書を貸出しています。
教材研究や校内研修等で御活用ください。
【問い合わせ先】 教育指導課 ℡:382-9056
書
名
出
版
ICTを活用した新しい学校教育
北樹出版
ICTを活用した学び合い授業アイデアBOOK
明治図書
視聴覚教育(月刊誌)
※最新号以外の貸出となります。
社
名
日本視聴覚教育協会
つなぐ・かかわる授業づくり タブレット端末を活かす実践52事例
学研
タブレット端末で実現する協働的な学び xSync シンクロする思考
フォーラム・A
学校施設の耐震化を実現 -安全・安心な教育環境へ-
学校施設は,児童生徒等が一日の大半を過ごす学習,生活等の場であるとともに,地域住
民の学習や交流の場,災害発生時の応急的な避難場所としての役割も果たすことから,鈴鹿
市では学校施設の耐震化を計画的に進めてきました。
千代崎中学校 屋内運動場(平成 27 年 10 月完成)
白鳥中学校 武道場(平成 27 年 9 月完成)
【 整備内容 】
【 整備内容 】
○アリーナ照明の改修
○吊り天井の撤去
○吊り天井の撤去
○床の改修
等
等
今年度退職を予定している校長の「退職に当たっての思い」を紹介します。今月は,
旭が丘小学校 米倉 多賀子 校長,合川小学校 吉田 賢一 校長です。
ふりかえってみれば・・・
教育の目的とは,子どもたちを幸せにする
ことです。逆に言えば,幸せになるために勉
強しているのです。では,幸せとは何か。様々
な考えがありますが,私は,
「ともに生きる」
の中にあり,幸せになるために,「ひととの
つながり」を大切にしてきました。
ひとは,一人では生きていけません。ひと
とどうつながって生きていくか,いい人間関
係をつなげていくことの大切さやそのため
の礼儀や作法を身につけさせる,自分の思い
とひとの思いをつなぐ等,つながることの下
手な子どもたちを前に毎日悪戦苦闘してき
ました。うまくいった子どももいれば,そう
でない子どももいますが,子どもたちと格闘
しながら,常に学び続け,自信をもって,子
どもたちに自分の理想を語り続けてきたこ
とがどこかで生きてくれればと思います。
教師が,自信や熱意を持って子どもたちと
向き合える,教育は,いつもそうであってほ
しいと思います。
旭が丘小学校長 米倉 多賀子
忘れられない思い出
5年生みんなで食べるのを楽しみに苦労
して育てたもち米。あんこやきな粉をつけて
食べられるようになると,招待した幼稚園児
がどんどんおかわりするのです。心配になっ
て,餅をちぎって園児に渡す子どもらに「自
分の分がなくなっちゃうよ。
」と私。
「いいの,
先生。みんなに喜んでもらえれば。」穏やか
で優しい表情で答える彼女の言葉に,米作り
の現状や農家の工夫を学ぶために進めてき
た学習が,もっと大きな人づくりにつながっ
ていた事に気付かされました。
農薬使用の是非について話し合った時,招
待した農薬製造会社の部長の「安全に使えば
大丈夫」との言葉に「危険だからダメ」と一
歩も引かなかった子どもたち。学びの深まり
に取り残されたのは私だけでした。
子どもたちに教えられてばかりの38年
間でした。こんな素敵な仕事に携わることが
でき,子どもたちや先生方に感謝の気持ちで
いっぱいです。
合川小学校長 吉田 賢一
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