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平成28年第1回定例会(3月)(PDF:648 KB)

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平成28年第1回定例会(3月)(PDF:648 KB)
〔平成28年第1回定例会〕
宗
日程
発言順
像
発言制
市
議
会
表
代表質問者
会派名
限時間
代
(関連質問者)
質
問
発言の項目
1
40 分
宗像志政クラブ
P2
小 島 輝 枝
古代から受け継ぎ未来へつなぐ
2
30 分
とびうおクラブ
P3
森 田 卓 也
施政方針について
3
30 分
日本共産党
P6
末 吉
施政方針について
4
25 分
公明党
P8
石 松 和 敏
3/1
(火)
孝
持続可能な自治体経営の継続を
代表質問は通告制です。
発言制限時間は、「15分+(会派の構成人数×5分)」で算出します。ただし、最高40分です。
発言制限時間には、答弁の時間は含まれません。
【質問会派数:4会派、質問項目:4項目】
発言順 1
1
宗像志政クラブ
古代から受け継ぎ未来へつなぐ
代表質問者
小島
輝枝
発言制限時間 40 分
〔答弁を求める者〕市長、教育長
施政方針について
(1)世界遺産登録
昨年(平成27年)7月28日、文化庁は「神宿る島
宗像・沖ノ島と関連遺産群」を世界遺
産としてユネスコに推薦する事を決定。それを受け、政府は1月15日、ユネスコに推薦書を提
出する事を閣議決定した。来年の登録への期待がさらに深まった。
①そんな折、2月5日、今年夏の世界遺産登録を目指している「長崎の教会群とキリスト教関連
遺産」について、政府がユネスコへの推薦取り下げを検討している事を新聞各社が報じた。そ
して9日、政府は推薦取り下げを閣議了解した。
「神宿る島 宗像・沖ノ島と関連遺産群」の世界遺産登録への影響はないのか、見解をお伺い
する。
②鉄道での玄関口であるJR東郷駅整備は、28年度に駅舎や駅前広場整備を本格化し、29年
度の完成を目指しているとあるが、市が描く青写真はどのようなものか。
③車での観光客の乗り入れ道路、すなわち国道3号線と県道を結ぶアクセス道路としてアンダー
パスを県が計画している旨が書かれているが、実施時期等、事業計画内容をお伺いする。
④観光ガイドのさらなる充実を図る必要があるとあるが、歴史観光ボランティアの現状と今後の
課題と、組織等のシステムづくりはどのように考えているか。
⑤良好な景観形成を図る事は重要なことだと考える。無電柱化整備の現状と今後の見通しをお伺
いする。
⑥世界遺産登録が決定すれば「世界遺産センター整備」は必須である。施政方針では持つべき機
能や果たすべき役割を考慮しつつ検討していくと述べている。合併特例債という有利な財源を
活用し、早期に整備すべきと思うが、現状での市の考え方と今後の見通しをお伺いする。
(2)全国豊かな海づくり大会
天皇皇后両陛下がご臨席される三大行幸啓「全国植樹祭」「国民体育大会」に並ぶ「全国豊か
な海づくり大会」が平成29年度秋に本市で開催される事が決まった。
①本市で開催される事の意義と期待できる相乗効果をお伺いする。
②28年度に実施されるプレ大会の内容(コンセプト)はどのようなものかお伺いする。
(3)子育て・教育
①国が示した地方教育行政に関する法律の一部改正を受け、本市は教育大綱・総合教育会議にい
ち早く取り組んできて、約1年になろうとしているが、成果と今後の課題について伺う。
②子育て・教育には「攻め」の姿勢で臨むとある。頼もしい限りである。平成28年度福岡県当
初予算の教育費では数件の新規事業予算が計上されている。いち早く手を上げて新事業に挑む
べきだと思うがいかがか。
(4)財政運営
平成28年度予算編成では、「27年度に改めた宗像市財政安定化プランにのっとり予算規模
の縮小、事業の重点化、公共施設維持更新計画の着実な推進などを基本方針とした」と述べられ
2/11
ている。今後新たに発生する事業(世界遺産登録、豊かな海づくり大会等)実施には多額の予算
や人的措置が必要とされるのは明らかである。計画的に進める事業実施に支障をきたすようなこ
とがあってはならない。そのバランスが大切だと考える。
①今後新たに発生する事業(世界遺産登録・豊かな海づくり大会等に関連する事業)実施と安定
的な財政運営について市長の基本的な考えを問う。
②アセットマネジメント計画で示した公共施設維持更新、特に学校施設整備は計画的に実施でき
るのか、実施の展望をお伺いする。
発言順 2
1
とびうおクラブ
施政方針について
代表質問者
森田
卓也 発言制限時間 30 分
〔答弁を求める者〕市長、教育長
(1)教育行政について
①いじめの根絶について
本市は、自然・歴史・文化に恵まれた教育王国を標榜している。施政方針では教育こそがま
ちの根っこづくり、子育て・教育については攻めの姿勢で望むとある。子どもの教育に寄せる
市長の信条・信念がうかがえて誠に心強い。特にグローバル人材育成には次世代に期待される
理想的な人間像が示されており素晴らしいプロジェクトだと思っている。そこで、全くの取り
越し苦労として質問するが、一番の心配事は「いじめ・自殺の問題」である。この問題は仮に
本市で起こるとすれば、教育王国が一瞬にして崩壊する恐れがあるものであり、絶対にあって
はならない問題である。このいじめの問題は、方向としては原因者責任の原則にたって、原因
の根絶に努力すべきと信じている。
ア 本市のいじめ・自殺問題への取り組みを詳しく伺いたい。
②児童の皆水泳について
本市では豊かな海づくり大会がある。世界遺産登録で沖ノ島や海が身近になる。海に親しむ
絶好の機会である。地島では子どもを預かって自然を体験させる企画もある。
ア これに倣い本市児童の高い水泳能力を目指して水泳教室を開いてはどうか。併せて地島一
周の遠泳大会を本市の夏のイベントとしてはどうか。
(2)世界遺産登録について
①長続きする観光とは
世界遺産のお墨付きだけでは発信力は一時的な高まりに終わってしまう。登録によるブーム
は一過性で長くて 2 年と言われる。リピーターを増やし長続きする観光の街にするには、客寄
せイベントなどの他人任せの発信ではなく、物語性を持った分かりやすい説明や世界遺産セン
ター整備などの中身の勝負でなければならない。歴史や地域性を生かしながら、専門家目線だ
けではなく、来訪者の立場に立ったサービス提供こそが長続きする観光に求められるものであ
る。九州国立博物館のこの10年間の入場者数は、1,300万人に達したと報道されている。
年平均130万人の入場者を魅了したのは、展示内容の質の高さ、配列と順序による関連性の
3/11
わかりやすさ、それに多数のボランティアガイドによる説明であったとされる。
ア この見解に関してどうお考えか。
次に、
「神と景観を巡る観光のまちづくり」に目を転ずれば、ゆっくりコースを巡りながら、
神に祈り鎮守の森からパワーを貰い、そしてまた沖ノ島の神宝に接してどこに歴史的ストーリ
ーがあるのかを知る、そういう時間を持つことではないだろうか。九州国立博物館で重要な役
割を果たした配列と順路に相当するのが散策路である。長続きする観光のために散策路の重要
性を強調しておきたい。
祈りの後に、おもてなし施設で買い物や地域住民との触れ合いを楽しむ、このため2km・2
時間のゆっくりとした散策路を作るのである。神と景観と観光、この三位一体が散策路の中で
パーフェクトに体験されること。これが長続きする観光である。
イ 散策路の重要性に関してどうお考えか。
②大島の観光対策
大島観光が上滑りしないために一つの懸念を提示する。構成資産の一つである沖津宮遙拝所
を大島観光の主要な資源とするには、大島を訪れる多くの観光客が沖津宮遙拝所まで足を延ば
してくれること、そして霞のかかった沖ノ島に向かって神秘性を感じ取ってくれることであ
る。
ア 大島には現在その仕組みがあるか。また、沖津宮遙拝所は大島観光の資源となりうるとお
考えか。
観光という原点に戻ってみると、まず来てよかったという余韻・余情を残すには感動と満足感
がなければならない。更には、お目当てのものを見るだけでなく、その土地の人々の生き方に
共感して一期一会の縁を結ぶことである。これこそが観光の究極の魅力であろう。その意味で
ヒントになるものがある。次の二つは、大島住民に今なお残る特徴的な精神性とされる。
*宗像海人族の末裔として沖ノ島に寄せる独特の信仰心が日常生活にある
*沖津宮遙拝所には沖津宮・中津宮両宮一体の信仰形態が住民の祈りの中に見られる。
この大島住民の精神性、難しく言えば、海人族末裔の沖ノ島信仰に繋がる風俗習慣が、沖津宮
遙拝所の観光ガイドに活かされるならば観光客と大島住民とが一体化する。その意味で沖津宮
遙拝所の案内は地元住民の方に是非やってもらいたいと考える。
イ 観光の原点に戻り、大島の観光ガイドは全面的に大島住民に委ねることについて、どう考
えているか。
③景観はつくるもの
度のすぎた保全の例がある。既に50年も昔になるが、極彩色壁画が発見された高松塚古墳
では、歴史的景観を保存するとして「明日香村特別措置法」が制定された。ところがこれが裏
目に出て、周辺の寺院や宮殿がやがて荒廃していったと言われる。これは開発が厳しく制限さ
れた結果、周辺の貴重な寺院・宮殿が高度経済成長の恩恵を受けられずに取り残され、保存さ
れたのは田園風景だけであったという笑えない逸話である。
ア 景観の保全は重要だが、度のすぎた保全の例についてどうお考えか。
景観の保全において重要なのは、開発を制限するだけでなく、開発の過程において植栽等に
より新しい景観を作り出すことである。開発をプラス思考で捉えたい。明治神宮の広大な森は
4/11
全国民の英知で作られ、100年という短い年月で、原生林のような豊かな森林を形成するに
至った。景観は作り出すという良い例である。これを街づくりに例えて言えば、駐車場の建設
においてはまず広い面積を確保する。その上で、これを幾つかの升目状に分割して、升目一つ
ひとつについて、二分の一の面積は畑として残し、又はユリ園バラ園を造る、あるいは高木の
林として造成する。残る二分の一の面積を駐車場にさせてもらうのである。
イ 駐車場を例に、保全という意味で植栽による景観形成をどう考えるか。
(3)地方創生総合戦略について
行政の投資的事業には限界があり、人口減尐の時代にはより民間の力が重視される。官民が役
割を分担し、連携して事業展開することで互恵関係を構築する。
ア 総合戦略説明の最初にこの官民連動という言葉を持ち出すには、何か特別の意味があるよ
うに受け取れる。意図なり思惑を説明されたい。
(4)豊かな市民生活のために日常生活圏域の発展を
今回の施政方針では実に見事な項目を立てている。豊かな市民生活のためにというタイトルで
次の二つ「子育て支援から高齢者の健康づくりまで」、「世代を超えた生活環境づくり」である。
これまでの定例会で小さな拠点に関してその意義と役割について、質問したところである。「地
区共同体」という名称だが、子育て支援から高齢者の健康づくりなどを目的に、世代を超えた人々
の豊かな市民生活をイメージして、次の表現で説明している。
“歩いて行ける1Km から2km の
距離の中で、小さな広場と空き家を住民の触れ合いの場所として、乳幼児、小学生、子育てを終
えたお母さん、時間にゆとりがある元気な高齢者、職場を離れた保育士・看護師のOBなど、関
係する多くの人々が共助の輪をつくり助け合う世界”その他近居とか、葉山の共和国の例も出し
た。これは本市が得意とするコミュニティ行政の最終的な姿というか、住民の手による理想的な
共助の在り方をイメージするものであった。施政方針5-(1)項で、地域包括支援センターの
枕詞として「日常生活圏域」という表現が使われている。この言葉のイメージにおいて、小さな
拠点と同義語ならば大歓迎である。問題は介護に限らず市民生活支援の全分野に及び、かつその
単位を将来どのように増大していくかである。
ア
日常生活圏域という概念に非常に興味がある。将来計画を含めて詳しい説明をお願いす
る。
(5)豊かな海づくり大会について
海づくり大会本番の大会執行に関することは、関係者の皆さんが高い関心を持っているので万
事旨くいくと思う。心配なのは文字通りの「豊かな海づくりプラン」であり、大会が終わってか
らでは熱も冷め手遅れになりかねない。この大会が本市で行われることの目的と意義をよくそし
ゃくして、本市がこれから何をすべきかを明らかにし、更には実行プランを立てる必要がある。
ア 28年度中に豊かな海づくりプラン策定が必要と思うがどうお考えか。
その際のスタンスが問題であって、県との一体感のもとに、県を代表して県の事業を本市に
おいて行う、こういう構図にするのがベストである。これを基本にしないと後々事業規模と
舵取りにおいて問題が生じる恐れがある。海づくり関連事業は部門が広範囲であり、事業予
算も膨大になると思う。
イ このスタンスについてどうお考えか。
5/11
四面環海の我が国において毎年実施される豊かな海づくり大会の意義は大きい。豊かな海とは生
活の場として親しみ、恵みを受けて人が生きる海である。古代朝鮮半島や大陸との交流の拠点と
して栄えてきたここ九州の宗像地域は、宗像海人族の血と魂を受け継ぎながら、自然の営みと信
仰をいまなお続けている。時代は移って、海は信仰・交通・漁業・レジャーなどの国民的な場と
してその役割は多角化している。
ウ 本市はこの豊かな海づくり大会を契機に何をなすべきとお考えか。
施政方針の中にも、その重要性を念頭に、一つの道として販路拡大、水産業の更なる発展を取り
上げている。ならばせめて足がかりでも示して欲しい。水産業の更なる発展と販路拡大を一括り
にすれば、出てくる答えは大きな魚市場であろう。集荷販売を一手に行う東京築地のミニ版を想
定すると分かりやすい。玄界灘・響灘を漁場とする佐賀県と福岡県のすべての漁船が、ここ鐘崎
の魚市場に集結し、販路を拡大するのである。需要と供給の両方を拡大することで食生活はより
一層充実し、水産関係者も潤う。鐘崎で取引された魚は鐘崎ブランドとして出荷し、新市場の差
別化を図ることで取引量を増やし、販路拡大や生産者の所得向上を目指すのである。確かなデー
タと手法を用いて徹底的に可能性を追求してはどうか。フィジビリティスタディ(以下 F/S と
いう。)という調査研究の手法がある。採算性と企業化を中心に実行可能性を探るものである。
エ F/S を含めて、鐘崎魚市場についてどうお考えか。
発言順 3
1 施政方針について
日本共産党
代表質問者
末吉
孝
発言制限時間 30 分
〔答弁を求める者〕市長、副市長、教育長
(1)世界遺産登録を見据えたまちづくりについて
①世界遺産本登録後を見据えたまちづくりを進める上で、「歴史資産を活用したまちづくりグラ
ンドデザイン」を具体的に検討するとあるが、その基本となるフレームワークはどのようなも
のか。
②国内外から殺到すると見込まれている来訪者受入れ対策に着手するとしているが、行政として
インフラ整備をどのように考えているのか。
③アクセス道路整備として、昨年突如として八並交差点から村山田の旧 3 号線に連絡するアンダ
ーパス道路の整備計画が公表されたが、200m手前にはバイパスと旧3号線を連絡する動線
が存在するのに、あまりにも道路事業として無駄な投資だと思われるがどうか。
④「神宿る島 宗像・沖ノ島と関連遺産群」の特質として、直接沖ノ島に渡れないし、直接目に
触れることができないことがある。この特質を考えるならば、来訪者に対して何をどう見せる
のかが重要になってくる。そこで世界遺産センターの位置や機能、8万点もの国宝をどう見せ
るのかが課題となってくるのではないか。これについてどのように考えているのか。
(2)地域経済対策・しごとづくりについて
①民間活力をまちづくりに活かすことについては異論はないが、ここで注意すべきは行政サービ
ス部門でビジネスに転換できるものはないということを念頭に置くことである。ビジネスに転
6/11
換することができるようにするためには、そこに従事する人間の人件費を削減することなしに
はあり得ない。また市の財産を投げ渡すようなこともさけるべきである。行政と民間の役割分
担の中に、そのことをしっかり位置づける必要があるのではないか。
②農業政策では、TPPをめぐる動きがある中で担い手農家の経営規模拡大の方針をこれからも
続けるつもりか。また民間企業による農業参入に積極的に支援していくとあるが具体的にはど
のような考えがあるのか。
③商工業政策では、企業誘致や新たな起業の促進策を図るとしているが、今本市にある中小企業
の持つ技術・伝統を再検討しブランド化に誘導するような施策も検討すべきではないか。特に
機械化・工業化が進む中で「手仕事」が持つ品質・柔らかさが見直される時代にもなっており、
1つの視点として検討すべきである。また、プレミアム付き商品券の発行については、住宅リ
フォームを対象とする部門について商品券と分離して別個の事業を考えるべきではないか。
④道の駅むなかたの施設拡張を言及しているが、具体的にはどのような拡張を考えているのか。
(3)宗像へのひとの流れづくりについて
定住補助制度については、若い世代の定住化に一定の効果を果たしてきたと思うが、今年度そ
の見直しを行うと述べているが、どのような見直しを行うのか。
(4)子育て・教育環境づくりについて
①子どもの成長や発達段階に応じた、切れ目のない支援が受けられる体制の整備に向けて、庁内
組織を設置して検討するとあるが、具体的にはどの様なものか。
②子どもを取り巻く環境の改善に向けての、支援ネットワークを築くとあるがどのようなもの
か。またスクールソーシャルワーカーの新規配置とあるが、その人数はどの程度か。そしてス
クールカウンセラーとの関係はどうなるのか。
③「中1ギャップの解消」を大きなテーマとしてすすめられた、本市の小中一貫教育促進方針だ
が、本市の小中学校での不登校児は減ったのか。
④「地球規模で考え、身の回りから行動できる」ようなグローバル人材を育成する、という理念
を否定はしない。そのような子どもたちが一人でも多くなることは望ましいことである。伸び
る力を持つ子どもたちを、もっと伸ばしてやりたいと思うことは当然だと考える。しかし一方
で、伸びることができなくなっている子ども、自信を喪失している子ども、自分の存在意識を
喪失している子どもがいることも事実である。義務教育にあっては、どの子も成長発達するこ
とが保障されなければならない。不登校児の問題についてどんな対策が考えられているのか。
(5)まちづくりと安心な暮らしの確保について
①立地適正化計画と公共交通網形成計画の基本的な考え方はどの様なものか。
②日の里の団地再生事業において、住民が再生事業に対する理解を深めることが何より重要と考
える。住民への説明会開催などが必要だが、コミュニティに委ねることは荷が重いと考える。
団地再生促進協議会のような組織を作ってその作業を担っていくことを考えるべきではない
か。
(6)子育て支援・高齢者の健康づくりについて
①学童保育事業について、吉武地区の実践が高く評価されていると思うが、他の小学校区の学童
保育事業についてはどのような考えをもっているのか。
7/11
②日常生活圏域ごとに「地域包括支援センター」の設置をするとなっているが、どのようなもの
か。
発言順 4
公明党
代表質問者
石松
和敏
発言制限時間 25 分
1 持続可能な自治体経営の継続を 〔答弁を求める者〕市長
(1)世界遺産登録関連事業について
①来訪者受入対策として、宗像大社辺津宮や神湊港渡船ターミナルの駐車場の増設が必要とあ
り、市営駐車場の整備と認識しているが、現在検討している場所、整備スケジュール並びに
予算規模・財源はどの程度予定しているのか伺う。
②JR東郷駅について、平成28年度は駅舎や駅前広場の整備が本格化し、平成29年度の完
成を目指すとあるが、整備内容、スケジュール並びに予算規模・財源はどの程度予定してい
るのか伺う。また、宗像・沖ノ島世界遺産市民の会が各コミュニティ運営協議会を訪問し、
東郷駅と赤間駅の駅名変更の件で案内をしているとのことだが、経費的にはどの程度必要な
のか伺う。
③宗像大社辺津宮周辺の無電柱化を県に要望しているとのことだが、整備内容、スケジュール
並びに予算規模・財源はどの程度予定しているのか伺う。
④国道3号線の八並交差点からJRの線路下を通す、アンダーパスで旧3号線と接続させる県
道畦町村山田線のバイパス事業が計画されているが、整備内容、スケジュール並びに予算規
模・財源はどの程度予定しているのか伺う。
⑤世界遺産センター建設の計画があるが、福岡県と福津市並びに宗像市の3団体で協力して建
設から運営まで実施する必要があると考えるが、現在検討している場所、整備スケジュール
並びに予算規模・財源はどの程度予定しているのか。また現在ある海の道むなかた館の今後
の展開はどうするのか伺う。
(2)地域経済対策・しごとづくりについて
①農業分野において、民間企業の知識や技術などの活用を促進するため、農業分野以外の企業
による農業参入に対しても、積極的に支援していくとあるが、どのような仕組み・支援制度
を予定しているのか伺う。
②水産業においては、大島のアワビ中間育成施設の増改築を予定しているが、整備内容、スケ
ジュール並びに予算規模・財源はどの程度予定しているのか。また藻場再生事業に取り組む
と あるが、整備内容、スケジュール並びに予算規模・財源はどの程度予定しているのか伺
う。
さらに、鐘崎漁港へのアクセス道路として、上八交差点から漁港への新設道路の整備に着工
するとあるが、整備内容、スケジュール並びに予算規模・財源はどの程度予定しているのか
伺う。
③道の駅むなかたにおいては、駐車場不足の解消や新しい機能追加のために施設の拡張に着手
8/11
し、産業振興や観光振興をさらに推進していくとあるが、整備内容、スケジュール並びに予
算規模・財源はどの程度予定しているのか伺う。また、現在のところは利用者、利用金額と
もに右肩上がりで伸びているので大盛況と言えるが、今後のことを考えると中長期計画の立
案が必要と思うが、執行部の見解を伺う。
④雇用の場の確保策として、誘導対象業種を絞り込んだ企業誘致をはじめ、創業の支援、女性
や高齢者の就労支援などにも取り組むとある。そこで、誘導対象業種を絞り込んだ企業誘致
とはどのような内容なのか。また女性や高齢者の就労支援について、具体策はあるのか伺う。
(3)宗像へのひとの流れづくりについて
平成27年度に策定した「第2次住んでみたいまち宗像5年計画」の内容のポイントを伺う。
また、定住補助制度の見直しを行い、更なる定住人口の獲得に向けた取り組みを強化するとあ
るが、どのような補助制度の見直しを行うのか伺う。
(4)出産・子育て・教育環境づくりについて
①妊娠、出産、子育てをめぐる様々な課題があることから、産後ケア事業の強化や妊娠期から
18歳にいたるまで、子どもの成長や発達段階に応じた、切れ目のない支援が受けられる体
制の整備に向けて、庁内組織を設置して検討を行うとある。具体的にはどのような組織を検
討しているのか伺う。
②学校教育においては、スクールソーシャルワーカーの新規配置による教育相談体制の充実を
図るとあるが、具体的にどのように設置するのか。どのような成果を期待しているのか伺う。
(5)まちづくりと安心な暮らしの確保について
①地域の特性を踏まえた多極連携の集約型都市構造の形成を目指すとあるが、具体的にはどの
ような集約型都市構造を目指すのか伺う。
②団地再生の一つとして、UR都市機構などと連携した団地再生事業や東郷駅周辺の空き店舗
の活用を検討するとある。団地再生事業の具体例や、空き店舗の具体的な活用策について伺
う。
③空き家対策について、市内全域の空き家実態調査を実施するとあるが、数年前にも同様な事
業を実施しており、その資料・データを活用することは出来ないのか伺う。
④南郷地区における課題の一つに、県道から南郷会館に上がってくる橋が小さいために健診車
などの大型バス等が進入できないという問題がある。地元から陳情があり、抜本対策として
は南郷グランドの奥側から進入できる道路建設の要請があったが、予算が大きいとの理由で、
一時対策として、昨年6月に会館下の道路拡幅工事が実現した。しかし、西鉄バスの関係者
が立ち会った検証では、大型バスが通過するのは不可とのことであった。そこで、昨年11
月の市長との懇談会では、本テーマについてのみ議論があったと聞いている。地元としては、
健診車だけでなく視察等の大型バスが南郷グランドまで上がれるように要請している。また、
災害等が発生した時には緊急車両の駐車もできないのが実際であり、防災・減災の観点から
も、南郷グランドまでの取り付け道路の設置は必要と考えるが、執行部の基本的な見解を伺
う。
(6)子育て支援から高齢者の健康づくりまでについて
①学齢期において、子どもの居場所づくり事業や国の放課後子ども総合プランに基づく事業を
9/11
実施するとある。子どもの居場所づくり事業については、現状の実績と課題、今後の新たな
事業等について伺う。また、国の放課後子ども総合プランは、全ての児童が放課後等を安全・
安心に過ごし、多様な体験・活動を行うことができるよう、文部科学省と厚生労働省が協力
し、一体型を中心とした放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ=学童保育)及び地域
住民等の参画を得て、放課後等に全ての児童を対象として学習や体験・交流活動などを行う
事業(放課後子供教室)の計画的な整備等を進めるとある。
そこで、本市では既に小学校において学童保育事業が実施されているが、同プランとの整合
性等について基本的な見解を伺う。
②学生ボランティアを活用した放課後学習指導による学力の底上げを行うとあるが、具体的な
取組事例と今後の展開並びにその狙い等について伺う。
③高齢者施策において、新しい介護予防・日常生活支援総合事業や在宅医療・介護連携推進事
業、日常生活圏域ごとにおける地域包括支援センターの設置などの取り組みを順次進めてい
くとある。今後の具体的な取り組み内容について伺う。
(7)世代を超えた生活環境づくりについて
①市内のスポーツ資産を有効活用し、子どもから高齢者まで幅広く、市民の運動・スポーツを
支援するとある。執行部は施設の一元管理のための予約システム等を整備すると聞いていた
が、その進捗について伺う。
また、平成25年9月議会において、ふれあいの森総合公園の指定管理者の議案審議では、
スポーツ施設の管理と植栽の管理とを区分すべきとの意見もあったが、福岡県や他自治体と
同様に、一元管理の予約システム等が整備されるならば、管理区分を分割することなく、現
在と同様に一つの施設として管理することは問題ないと考える。
さらに、植栽の管理はシルバー人材センターに非公募で指定すべきとの意見もあったが、本
市を代表するふれあいの森総合公園を適正な競争原理を導入せずに非公募にすることが果た
して妥当なのか、利用者サービスの観点から正解なのかどうか大変疑問に感じる。
併せて、仮に1つの施設の中でスポーツ施設の管理と植栽の管理との2つの指定管理に分割
するとスケールメリットが無くなり、経費全体が割高になることが予測される。そこで、執
行部の基本的な見解を伺う。
②犯罪抑止に有効的なものとして、防犯カメラの設置があるが、これまで市内各所に30基の
カメラを設置しており、平成28年度にはさらに、8基を東郷駅北口に設置するとある。犯
罪抑止の観点からは費用対効果は高いと考えるが、今までの実績も含め執行部の見解を伺う。
③平成27年度に国のバイオマス産業都市に認定されたことをうけ、民間企業による施設整備
を進めていくとあるが、行政と民間事業者の役割分担、民間事業者の選定手続き並びにスケ
ジュール等について伺う。
(8)小中学校適正化検討委員会の役割について
小中学校の規模及び配置の適正化に関する基本的な考え方並びに適正化に向けた具体的な
方策を検討するために同委員会が設置される。学校の統廃合問題は地域と密接な関係があるた
め実現までには多くの課題があると考えるが、執行部の基本的な見解を伺う。
(9)財政運営について
10/11
①世界遺産関連事業、団地再生、公共施設維持更新などの将来を見据えた重点事業への対応を
強化した予算編成とのことだが、平成27年度に改正した財政安定化プランに則った財政運
営、すなわち、財政構造の柔軟性を保ちつつも、将来世代に負担を先延ばししない継続性の
ある財政運営を行うべきと考えるが執行部の基本的な見解を伺う。
②ストック(資産・負債)情報の欠如や行政サービスに要した事業費のフルコストを把握する
というマネジメントが欠如している現行会計制度を補完するために、新地方公会計制度を着
実に実施していく必要がある。現在、同制度の導入に向けて準備を進めていると考えるが、
その進捗について伺う。
【質問会派数:4会派、質問項目:4項目】
11/11
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