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実施結果発表
インターネットでの情報提供 提供予定日 6月2日(月) 平成26年6月1日(日) 県政記者クラブ配布資料 担 当 課 担 当 担 当 者 電話番号 国際戦略推進課 課 長 桐山 敏通 直通 058-272-8173 国際戦略係主査 酒井 弘貴 内 線 2353 「世界都市サミット」 、 「飛騨・美濃じまん海外戦略プロジェクト」 知事の海外訪問(マレーシア、シンガポール、インドネシア)について(1) シンガポールで開催される「世界都市サミット (WCS : World Cities Summit)」への出席と、 本県への観光誘客と県産品・農産物の輸出促進を図る「飛騨・美濃じまん海外戦略プロジェクト」 を推進するため、知事が、現在、マレーシア、シンガポール、インドネシアの3ヶ国を訪問して いますので、その活動状況を下記のとおり報告します。 記 【日 程】 平成26年5月30日(金)~6月5日(木)5泊7日 ※「世界都市サミット」への参加は6月1日(日)、2日(月) 【目 的】 ①シンガポールで開催される世界都市サミットに出席し、「清流の国ぎふ」づくりをPR ②観光誘客、県産品・農産物輸出に向けたトップセールス(飛騨・美濃じまん海外戦略プロジェクト) 【主な内容(知事日程)】 <マレーシア> アップル バケーションズ ①大手訪日旅行会社「Apple Vacations」との面談 ②JETRO、マレーシア日本人商工会議所との面談 <シンガポール> ①世界都市サミットへの出席 ②シンガポール航空の幹部との面談 スーパーママ ③現地アンテナショップ候補店「Supermama」オーナーとの面談 <インドネシア> ディア ロ グエ ①現地アンテナショップ候補店「dia・lo・gue」での「ギフ・デザイン・ウィーク」オープニング 出席 【他団体からの参加予定者】 古川雅典 多治見市長、浅野健司 各務原市長(両市長:シンガポール)、地場産品関係者(インドネシ ア) <5月30日(金) マレーシア> ■駐マレーシア日本国大使、マレーシア要人との夕食懇談 ○日時 5月30日(金)20:00~23:00(現地時間) ○場所 在マレーシア日本国大使公邸 ○面談者 宮川眞喜雄 駐マレーシア日本国大使 ハムザ・ラフマット マレーシア全国旅行業協会会長 アズラン・オスマン・ラニ エア・アジアX CEO リー・エ・ホー アップル・バケーションズ会長 オン・ホン・ペン マレーシア観光・文化省次官 湯谷信治 クアラルンプール伊勢丹社長 他計10名 ○出席者 〔県〕知事、県農政部長、古田菜穂子 岐阜県観光交流推進顧問 〔日本貿易振興機構(JETRO) 〕神野達雄 JETRO岐阜貿易情報センター所長 ○概要 ・宮川大使の協力を得て、マレーシアの観光、航空、政府、物流を代表する各界要人と、岐阜の地酒や 食材(いちご、鮎、生鮮野菜)を使った夕食を取りながら、岐阜県のPRを行った。 ・知事は「飛騨・美濃じまん海外戦略プロジェクト」におけるアジアでのこれまでの取り組みと成果等 について具体的に説明するとともに、マレーシアにおけるハラルツーリズムなどの旅行事情、農産物 等に係るハラル規制や県産農産物のマレーシアでの展開の可能性、今後の県と各機関との連携等につ いて、情報・意見交換を実施した。 <5月31日(土) マレーシア> ■大手訪日旅行会社「アップル・バケーションズ」との面談 ○日時 5月31日(土)10:30~11:50(現地時間) ○場所 アップル・バケーションズ ○面談者 リー・エ・ホー会長 コー・ヨック・ホン社長 等 ○出席者 〔県〕知事、古田菜穂子 岐阜県観光交流推進顧問 〔日本政府観光局(JNTO)〕加藤英彦 JNTO シンガポール次長 ○アップル・バケーションズについて ・創業当時から品質の高い訪日旅行商品を提供することにより、マレーシアでの北海道ブームの火付 け役となり、マレーシアからの訪日旅行客数でトップの座を誇るまでに成長させた。 ・シンガポール、インドネシアにも現地法人を設置し、マレーシアのみならずアセアン各国からの訪 日にも貢献している。 ・新しい旅行地・体験などの発掘に積極的に取り組んでいるほか、オーダーメイドツアー、MICE、 チャーター便、ムスリムツアーなど、様々な分野の旅行商品開発に積極的に取り組んでいる。 ・東日本大震災時には、震災後、世界で初めて日本へのチャーター便を飛ばすなど、訪日送客数の 早期回復に尽力した。平成24年には、日本の観光庁長官賞を受賞。 ○岐阜県とアップル・バケーションズとの関係 ・同社は、平成22年8月に県がクアラルンプールで開催した観光セミナーに参加し、県が有する 多様な観光資源に大きな可能性を見出した。 ・その後、MATTAフェア(マレーシア最大の国際旅行博覧会)での県との連携プロモーション の実施、同社・航空会社・県との連携によるメディア招聘事業、レンタカーを使った県を巡るツ アー商品の造成事業など、県と様々な連携事業を実施。マレーシアやシンガポール等における県 の知名度向上と送客に大きく寄与している。 ○訪問概要 ◇社屋視察 ・知事は、昨年11月に完成したクアラルンプールの中心部にある同社の新社屋を、リー会長と コー社長の案内で視察。社員総出で知事を拍手で出迎え ・日本商品の取扱いに特化した日本フロアー、リー会長室、及び来客者用会議室には木材がふん だんに取り入れられており、日本の雰囲気を最大限に醸し出す造りが大きな特徴 ・日本フロアーには、日本各地の代表的な土産品等が多く設置されており、中でも岐阜県につい ては、白川郷合掌造りの模型、高山祭のミニチュア屋台、さるぼぼ等、多くを展示 ◇感謝状贈呈式 ・知事は、同社による岐阜県との様々な連携事業の推進と、観光客の送客に大きく貢献したことに 感謝の意を示すため、リー会長とコー社長に知事名の感謝状と記念品(白川郷合掌造り家屋をデ ザインした陶磁器の記念皿)を贈呈 *参考 岐阜県内のマレーシア人延宿泊者数(出典 国土交通省「宿泊旅行統計調査」) H22年:930人(全国13位)→H25:5,480人(全国10位) ◇意見交換 ・知事は、リー会長とコー社長と、今後の岐阜県への一層の誘客を実現するための方策等について 意見交換を行った。 <主な発言> 〔リー会長〕 ・岐阜県へのマレーシア人の訪問者数を、昨年の倍に当たる1万人以上にしたい。岐阜県にはマ レーシア人が好む自然、食、文化、雪などの魅力が溢れており、必ず達成できる数字。当社と して実現に向けて努力する。 ・エア・アジアXのCEOと昨日の大使公邸での夕食懇談で話をした。アップル・バケーション ズは、中部地域への送客を強化するため、エア・アジアXの中部国際空港便の座席を購入する ことを前向きに検討したい。 ・岐阜県は伝統文化も自然もある。雪は東南アジア諸国の旅行者にとって大きな魅力。これまで は北海道でスキーツアーを行っていたが、 今年の冬は岐阜県の2つのスキー場でも商品造成を したいと考えている。 〔コー社長〕 ・体験できる旅行商品が人気。子供だけでなく大人も参加でき、みんなで楽しめる体験がよい。 例えば餅つき。 ・ムスリムツアーは非常に大きなマーケットであり、アップル・バケーションズとしても今後 一層力を入れていく。厳格なハラル対応を行う必要はなく、ムスリム旅行者が、自分たちの ことを気にかけていると感じる工夫をするだけで足りる。例えば、観光パンフへのムスリム人 の写真の掲載や、メッカの方向が引き出しを開ければさりげなく分かるようにすることなど。 情報の出し方を工夫することだけでムスリム人の関心を引き付けることができる。 ・岐阜県にはホテルが足りない。もっと観光客を送りたいが、ホテルの課題がある。 〔知事〕 ・岐阜県として、今後はムスリムの誘客にも力を入れていく。 ・海外の人の目線で県の魅力を見つけていただくことが重要。海外から見ると、日本では当たり 前なことや、魅力には思えないことが、大きな可能性を秘めた観光資源として捉えられ、実際 に誘客を伸ばしていることがある。 ・徳山ダムでのネーチャートレールや日本で一番保存会の数が多い地歌舞伎体験、1300年の 歴史がある鵜飼、飛騨牛や果物などの食など、魅力はつきない。 ◇メディアインタビュー ・アップル・バケーションズのメディア部門を担っている「アップル101」と日系報道機関の NNAが、知事へのインタビューを実施 ・知事は、北陸新幹線の来年の開通やエア・アジアXの中部との直行便の運航など、新たな誘客要 素も多いことから、今後の可能性が大いに期待できること、観光・食・モノを一体的にプロモー ションする県の手法、県の意気込み等について説明 ■マレーシア日本人商工会議所、JETROクアラルンプール事務所関係者との昼食懇談 ○日時 5月31日(土)12:00~14:00(現地時間) ○場所 クアラルンプール市内の高級日本食レストラン「天」 ○面談者 岡本敏郎 マレーシア日本人商工会議所会頭 鈴木一郎 マレーシア日本人商工会議所広報渉外委員長 久野幹太 マレーシア日本人商工会議所事務局長 池下譲治 JETROクアランループ事務所長 ○出席者 〔県〕知事、県農政部長、古田菜穂子 岐阜県観光交流推進顧問 〔日本貿易振興機構(JETRO) 〕神野達雄 JETRO岐阜貿易情報センター所長 ○概要 ・マレーシアに進出している日系企業を会員に持つマレーシア日本人商工会議所の幹部、及びマレーシ アとの貿易等ビジネス活動を促進する取り組みを行っているJETROマレーシア事務所長と、クア ラルンプールで最高級の日本食を提供していると言われるレストランで昼食を取りながら、マレーシ アの各種情勢について話を聞くとともに、柿やいちごなど県産農産物のマレーシアへの輸出促進と販 路開拓、地酒や器類などのモノの展開の可能性、及び「天」やパナソニックと連携した事業展開(岐 阜県フェアの実施等)などについて、意見交換を実施した。 <5月31日(土) シンガポール> ■シンガポール国家開発大臣との夕食懇談 ○日時 5月31日(土)19:00~22:00(現地時間) ○場所 市内レストラン ○面談者 コー・ブンワン シンガポール国家開発大臣 国会議員、首相室担当大臣、都市再開発局長、都市生活センター長 ○出席者 〔県〕知事、県農政部長、古田菜穂子 岐阜県観光交流推進顧問 〔多治見市〕古川雅典 多治見市長 〔各務原市〕浅野健司 各務原市長 ○概要 ・長期的視点に立った都市計画の策定、公共住宅の開発、社会基盤整備などシンガポールのハード面の 開発を担うことを目的に設立された国家開発省の担当大臣であり、今回、知事、多治見市長、各務原 市長が出席する世界都市サミットへの参加のきっかけをいただき、また、シンガポールでの岐阜県P Rに協力いただいているコー・ブンワン大臣と夕食をとりながら、知事から県の観光振興、飛騨牛や 果物、地酒などの県産品の輸出促進等について説明し、意見交換を行った。 ・その他、コー大臣からは、シンガポール政府による国民生活の改善に向けた施策の説明があり、各務 原市長からは航空宇宙産業の紹介、多治見市長からは日本一暑い都市になったエピソード等の紹介を した。 ・加えて、少子化や人口減少問題、TPP(農業分野)の現状、ムスリムの旅行市場やシンガポールで 最近ブームとなっているマラソンに着目し、県内で開催されるマラソン大会の海外への売り込みへ の助言、インドネシア事情等まで、様々な分野に関する情報・意見交換を行った。 ◇駐マレーシア日本国大使、マレーシア要人との夕食懇談(5月30日) ◇アップル・バケーションズにて、リー会長、コー社長に知事名の感謝状及び記念品を贈呈(5月31日) ◇アップル・バケーションズ幹部との面談(5月31日) ◇コー・ブンワン シンガポール国家開発大臣との夕食懇談(5月31日)