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杉原千畝氏“英断の地”リトアニアとの連携・協力を加速

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杉原千畝氏“英断の地”リトアニアとの連携・協力を加速
平成27年10月31日(土) 岐阜県発表資料
担 当 課
担
当
担 当 者
電話番号
国際戦略推進課
管理調整監
平野 孝之
内線 2351
直通 058-272-8173
杉原千畝氏“英断の地”リトアニアとの連携・協力を加速
~知事欧州訪問(1)リトアニア~
古田知事は欧州訪問初日の10月30日(金)リトアニア入りし、赤塚八百津町長とともに同
国経済副大臣、外務大臣を相次いで表敬訪問し、杉原千畝氏による「命のビザ」関連資料がユネ
スコ世界記憶遺産の日本国内候補に選定されたことを報告。2017 年に予定されている遺産登録に
向けて、リトアニア政府としても協力いただくよう要請し、快諾を得た。
同行した赤塚八百津町長も「杉原氏の人道的な英断は郷里の誇り。これを機に、人の命の大切
さ、世界平和の大切さをアピールしたい。」とコメントした。
マリウス・スカルプスカス経済副大臣からは「世界記憶遺産の登録に向け、経済省も喜んで応
援する。また、教育・産業、観光面での友好・連携を強めていきたい。」、リナス・リンケビ
チュウス外務大臣からは「来年、日本とリトアニアの国交樹立25周年記念であるため、岐阜県
との間で何かできれば喜ばしい。」との言葉があり、協力を惜しまないと後押しをいただいた。
また、リトアニアと岐阜県(八百津町)との経済、文化、教育、人材交流などの分野で、今後の
連携可能性について、関係省庁に対し協力プロジェクトを提案していくことで合意した。
しげえだ とよえい
さらに、重枝 豊英 駐リトアニア日本国大使にも、これらへの協力の窓口役を依頼。「喜ん
で推進役を引き受ける」と快諾を得た。
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【参考】10月30日(金)の日程、面談者等の詳細
(1)リトアニア経済副大臣の表敬
○日時
10月30日(金) 14:30~15:00(現地時間)
○場所
リトアニア経済省
○面談者
マリウス・スカルプスカス経済副大臣
○出席者
<県>知事、議長、観光国際局長
<市町村>八百津町長 赤塚新吾、八百津町特別顧問 原敬信
○概要
・杉原リストがユネスコ世界記憶遺産の日本国内候補に選定されたことを報告し、2017 年に予定され
ている遺産登録に向けて、リトアニア政府としても協力いただくよう要請した。
・スカルプスカス副大臣は積極的なサポートを約束した。
・リトアニアと岐阜県(八百津町)との経済などの分野における今後の交流・連携の可能性について、
意見交換を行った。
○主な発言
<知事>
・今回、初めてリトアニアを訪問したが、リトアニアは「森と水の国」と言われ、岐阜県は「木の国、
山の国」「清流の国」と呼ばれるように共通するところが多い。先日、駐日リトアニア大使から、「リ
トアニアは欧州の中の日本である」と言われたが、「欧州の中の岐阜では?」と投げ返したいくらい
岐阜県との共通項を感じる。
・これを機に、双方の大学間連携など教育や産業、観光面でのリトアニアと岐阜県の交流を深化させ
たい。各大臣に交流内容を提案し、賛同が得られれば、一定の合意に結び付けたい。
・戦後70周年、加えて命のビザ75周年の節目の今年、世界記憶遺産登録に向け、杉原千畝氏の人道・
平和の精神を世界へ向けて発信することは大変意義のあることだと考える。是非ともサポートをお願
いしたい。
<副大臣>
・リトアニアは、EUの中で成長が一番早く、今年はGDPが3%の伸びを示した。また、ビジネス
環境の良さで世界で20位になっている。
・岐阜県とは、人口・面積や産業など、共通するところが多い。もっと岐阜のことを知って、将来、
岐阜県が日本の中のリトアニアになるよう友好関係を深めたい。
・経済省としても世界記憶遺産登録に向け、喜んで応援したい。
<八百津町長>
・杉原千畝記念館は2000年8月のオープン以来、先日30万人を記録したところ。
・これまで2回リトアニアへの町民訪問団を派遣してきたが、今後、友好交流をもっと深めたい。
・2年後の記憶遺産の登録を目指すとともに、「人の命の大切さ、世界平和の大切さ」をアピールし
たい。
(2)リトアニア外務大臣の表敬
○日時
10月30日(金)15:15~15:45(現地時間)
○場所
リトアニア外務省
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○面談者
リナス・リンケビチュウス外務大臣
○出席者
<県>知事、議長、観光国際局長
<市町村>八百津町長 赤塚新吾、八百津町特別顧問 原敬信
○概要
・杉原リストがユネスコ世界記憶遺産の日本国内候補に選定されたことを報告し、2017 年に予定され
ている遺産登録に向けて、リトアニア政府としても協力いただくよう要請した。
・リンケビチュウス外務大臣は、積極的なサポートを約束した。
・リトアニアと岐阜県(八百津町)とにおける、文化、教育、人材交流など様々な分野における今後の
交流・連携の可能性について、意見交換を行った。
○主な発言
<知事>
・私自身68歳にして、初のリトアニア訪問となったが、リトアニアは「森と水の国」と言われ、岐阜
県は「木の国、山の国」「清流の国」と呼ばれるように共通するところが多い。
・今後、杉原千畝の世界記憶遺産登録への取り組みを契機に、リトアニアと岐阜県の関係を深化させた
い。人口や面積がリトアニアと比べやや小さいが、産業など共通のテーマや課題がある。
・大学間交流では、貴国が希望されるライフサイエンスやITの分野で様々な交流を進めたい。カウナ
ス工科大学と岐阜大学は既に研究者の交流を合意するなど実績がある。駐リトアニア大使を窓口に、
関係省庁との協力プロジェクトも提案し進めていきたい。
<大臣>
・世界記憶遺産登録に向け協力したい。杉原は日本の歴史であるとともに、リトアニアにとっても歴史
の一部である。
・私自身もカウナス市の出身であるが、リトアニアと日本との交流を大事にしている。また近年、両国
の経済関係も強くなりつつあると感じている。
・来年、リトアニアと日本との友好25周年を迎えるので、岐阜県との間で何か出来るよう協力したい。
<八百津町長>
・世界記憶遺産登録を通じ、「人の命の大切さ、世界平和の大切さ」を世界に向けてアピールすること
も重要である。
(3)在リトアニア日本国大使公邸における政府要人等との夕食懇談
○日時
10月30日(金)19:00~21:00(現地時間)
○場所
在リトアニア日本国大使公邸
○面談者
重枝 豊英 駐リトアニア日本国大使
ビルティス文化大臣、パルカニス・リトアニアユネスコ国内委員会委員長、ユネビチエネ同事務局長
○出席者
<県>知事、夫人、議長、観光国際局長
<市町村>八百津町長 赤塚新吾、八百津町特別顧問 原敬信
○概要
・2017年に予定されている杉原リストの世界記憶遺産登録に向け、大使や文化大臣及びリトアニア
のユネスコ関係者に、
同リストの重要性を説明し、
リトアニア側からも協力いただけるよう要請した。
・登録されるためには、2017年までに岐阜県、八百津町及びリトアニアが何をしていくべきか、参
加者と積極的に意見交換を行った。
3
・リトアニアと岐阜県(八百津町)とにおける、文化、経済、教育、人材交流など様々な分野における
今後の交流・連携の可能性についても、意見交換を行った。
・リトアニアとしても、杉原氏の人道主義を末永く顕彰し後世に伝えていくため、記憶遺産への登録に
向けて全面的に応援いただけることを確認した。
○主な発言
<知事>
・杉原千畝の生まれた八百津町とカウナス市、岐阜県とリトアニアの2階建ての緊密な関係を作ってい
きたい。
・来年は、日本とリトアニアの国交樹立25周年であるので、例えば、カウナス市での杉原セミナーの
開催などシンボリックな企画を考えたい。
<大臣>
・杉原リストが世界記憶遺産に登録されることを願っている。
<駐日リトアニア大使>
・映画「杉原千畝」の影響で、来年は日本から50万人の観光客が来るかもしれない良いチャンスであ
る。
◇リトアニア経済副大臣との面談
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◇リトアニア外務大臣との面談
◇在リトアニア日本国大使公邸における政府要人等との夕食懇談
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