...

第2回幼児教育の推進体制構築に向けた懇談会議事要旨

by user

on
Category: Documents
41

views

Report

Comments

Transcript

第2回幼児教育の推進体制構築に向けた懇談会議事要旨
平 成 28年度 第2 回幼児教 育の推進体制構築に向けた懇談会 議事要旨
1
開 催 日時
平成 2 8年 1 1月 11 日( 金 )
2
午 前9 時~ 午前 1 1 時 1 0分
開 催 場所
広島 市 役所
3
北庁 舎 ( 中区 役 所) 6 階
教育 委員 室
出席者
⑴
学 識 経験 者 ・教 育関 係者 ・ 関係 団 体代 表者 (8 名 中7 名 出席 )
朝倉
淳【 座長 】( 広 島大 学 大学 院 教 育学 研究 科 教授 )
徳 永 隆 治( 安 田女 子大 学 教 育学 部 児童 教育 学科 教授 )
渡邉 英 則 ( 認 定 こど も園 ゆう ゆう の もり 幼保 園 園 長)
松尾
竜 ( 広 島 市私 立保 育園 協 会 理 事長 )
米川
晃 ( 広 島 市私 立幼 稚園 協 会 理 事長 )
大田 恵 里 子 ( 広 島市 保育 園長 会 代 表 )
合原 晶 子 ( 広 島 市立 幼稚 園長 会 会 長 )
重田 小 百 合 ( 広 島市 小学 校長 会 代 表 )【欠 席】
事務 局 (広 島 市こ ども 未来 局 ・広 島 市教 育委 員会 事 務局 )
保育 企画 課 長、 保 育指 導課 保育 園 運営 指 導担 当課 長
教育 企画 課 長 、 指 導第 一課 長 、 特 別支 援 教育 課 課 長補 佐 、教 育 セン ター 次長
⑵
4
議 題(公開)
⑴
⑵
⑶
5
幼 稚 園教 諭 、保 育士 等の 研 修の 現 状に つい て
幼 児 教育 ア ドバ イザ ーの 派 遣 に つ いて
先 進 地の 取 組に つい て
傍 聴 人の人数
0名
6
懇 談 会資料名
⑴
資料1
幼 稚園 教 諭・ 保育 士等 の 研修 分 類
幼 児教 育 アド バイ ザー 設 置要 綱
幼児 教 育ア ド バイ ザー 実施 要 領
幼児 教 育ア ド バイ ザー 訪問 依 頼書
幼児 教 育ア ド バイ ザー 訪問 実 施報 告 書
「幼 児 教育 ア ドバ イザ ー」 の ご案 内
⑵ 資料2
・ 【 先進 地 視察 】 幼 児教 育 セン タ ーに つい て
・ 【先 進 地視 察 】 幼 児教 育 ア ド バイ ザ ーに つい て
・ 視察 先 から の 提供 資料 (抜 粋 )
・
・
・
・
・
・
7
出 席 者の発言要旨
⑴
幼 稚 園教 諭 、保 育士 等の 研 修の 現 状に つい て
事 務 局の 説 明に 対し 、以 下 の⑵ の よう な意 見・ 質 問等 が あっ た。
1 / 4
⑵
出 席 者の 主 な発 言
【 ○ 学 識 経 験 者 ・ 教 育 関 係 者 ・ 関 係 団 体 代 表 者 ● 事 務 局 職 員 の 発 言 を 表 す 。】
● 研 修の 実 態と して 、 何 人 の先 生 方が 何日 間研 修 に参 加 でき てい るの か 、全 体
を把 握し て おく 必 要も ある ので は ない か 。
● 「経 験 年数 」 ごと に も 整理 で きる と よい と考 えて い る 。
○ 区分 は 整理 し てい ただ いた が 、内 容に つ いて はま だ 修正 の 余地 があ りそ う だ。
一人 につ き 、年 間 何日 研修 に参 加 でき て いる か、 など 整 理が で きれ ば 。
○ 研修 の 一つ の 形と して 「 幼 保 小接 続 研修 」と いっ た よう に 、幼 稚園 ・保 育 園
(認 定こ ど も園 含 む)
・小学 校 で「 子ど もに つい て話 を する 」と い った 研修 も 考
えら れる の では な いか 。
● 本市 で は「 保 幼 小 連絡 協議 会 」を 実 施し てお り、 各 小学 校 で連 携を 図る 体 制
があ る。 今 後、 学 習指 導要 領 ( 幼 稚園 教 育要 領、 保育 指 針) の 改訂 も視 野に 入
れ、委 員 御指 摘の よ う に「保 幼 小 連 絡協 議 会 」の中 で「 スタ ー トカ リキ ュ ラ ム」
や「 アプ ロ ーチ カ リキ ュラ ム」 に つい て まと めて いけ る とよ い 。
○ 広 島 市が す でに「保幼 小 連絡 協議 会」を実 施し て いる の であ れば 、
「 研修 分 類」
の中 でも う 尐し 整 理で きる ので は ない か 。
○ 幼稚 園 と保 育 園の 連携 の取 り 方の 一 つと して 、研 修 案内 を 出し 合う とい う 方
法も 考え ら れる 。 お互 いが 取り 組 んで い るこ とを 共有 す ると い うこ とは 大切 な
こと であ る 。
○ 現状 で は、 研 修の 情報 は共 有 され て いる のか 。
● 情報 提 供は し てい るが 、直前 の連 絡 にな って いる の が現 状 であ る。年 度当 初、
年間 スケ ジ ュー ル 等提 供で きれ ば 見通 し が も て て よ い だ ろ う 。( 指 導 第 一 課 長 )
○ 情 報共 有 がで きる よう に なる と 、研 修に 出ら れ る体 制 を整 えて いく 必 要が あ
る。 さら に 、考 え られ る研 修の 内 容と し ては 、い つも 話 を聞 く 受け 身の 研修 ば
かり では な く、 月 に一 回 程 度は 事 例を 持 って いき 皆で 協 議す る など 、主 体的 に
参加 でき る 形も 取 り入 れる とよ い ので は ない か。
○ 私立 保 育 施 設 は、現在 約1 5 0の 施 設が あり、4,10 0 余 名 の職 員が い る。
研修 の現 状 とし て は、 各種 研修 を 企画 し てい るが 会場 の 問題 で 人数 を制 限し て
いる 状態 で ある。ま た 、全国 レ ベル の研 修 も 開催 され 、こ ちら に も 多数 参加 し、
充実 した 研 修が で きて いる 状態 で ある 。
⑶
幼児 教 育ア ド バイ ザー の派 遣 につ い て
事務 局の 説 明及 び 幼児 教育 アド バ イザ ー の園 訪問 の様 子 につ い ての 映像 によ る
紹介 に対 し 、以 下 の ⑷ のよ うな 意 見・ 質 問等 があ った 。
⑷
出席 者 の主 な 発言
【 ○ 学 識 経 験 者 ・ 教 育 関 係 者 ・ 関 係 団 体 代 表 者 ● 事 務 局 職 員 の 発 言 を 表 す 。】
○ 幼児 教 育ア ド バイ ザー の職 務 とし て 、保 護者 への 啓 蒙、 助 言も 含ま れて い る
のか 。も し そう で ある なら 、要 綱 の第 2 条に ⑸と して 明 記 し た 方が いい ので は
ない か。 ま た、 幼 児教 育ア ドバ イ ザー 同 士の 情報 交換 い わゆ る 横の つな がり は
どの よう に 考え て いる のか 。
● 本事 業 はゼ ロ から のス ター ト であ り 、公 立・ 私立 、 幼稚 園 ・保 育園 ・認 定 こ
ども 園の 区 別な く それ ぞれ の相 談 に応 じ たい と考 えて い る。 要 綱で いえ ば、 第
2条 ⑷に 「 保護 者 支援 、組 織マ ネ ジメ ン ト等 に関 する こ と」 と 記載 して いる 。
○ 今回 試 行的 に 行っ た幼 児教 育 アド バ イザ ーの 派遣 は 、依 頼 した アド バイ ザ ー
が元 公立 幼 稚園 の 園長 であ った こ とも あ り、園の 方針 や 実態 が 把握 でき てお り 、
充実 した 研 修が で きた 。今 後、 様 々な 立 場の 方が アド バ イザ ー とし て園 を訪 問
され るこ と とな る が、 各園 の方 針 や実 態 をし っか り把 握 した う えで 関わ って い
ただ ける と 研修 の 質が 高ま ると 思 う。
2 / 4
●
実施 要 領の 6 ⑵に 「事 前打 ち 合わ せ を行 い」 とあ る よう に 、園 の方 針も 踏 ま
えて 、ど の よう な ニー ズが ある の かを し っか りと 把握 し たう え で訪 問す るこ と
とし てい る 。そ の 際、 幼児 教育 ア ドバ イ ザー と園 はも ち ろん 、 幼児 教育 アド バ
イザ ー同 士 、ま た 、園 同士 をつ な いで い くコ ーデ ィネ ー ター の 存在 が大 切と な
る。
○ 幼 児教 育 アド バイ ザー は 一年 ご との 更新 と 認 識 して い るが 、 コ ーデ ィ ネー ト
等に つい て は 指 導 第一 課や 教育 企 画課 が その 役割 を担 う のか 。
● 現段 階 では そ うな るも のと 考 えら れ る。
● 特別 支 援教 育 課で は「 特別 支 援 教 育 巡回 相談 指導 」 を行 っ てお り、 要請 を 受
けた 園、 学 校へ 指 導員 を派 遣し て いる 。 現在 42 名の 指 導員 を 確保 して いる 。
幼児 教育 ア ドバ イ ザー の場 合、 対 象が 公 立、 私立 の幼 稚 園、 保 育園 、認 定こ
ども 園と 幅 広く 、 テー マも 多岐 に わた る こと から 相当 数 必要 に なる ので はな い
か。ちな み に昨 年度 、公立 幼稚 園 から の「 特 別支 援教 育 巡回 指 導」への 要請 は 、
市内 18 園 、3 3 回で あっ た。
○ 相当 数 の人 数 確保 が必 要か も しれ な い。
● 特別 支 援、 発 達 障 害、 子育 て 等に 関 する ニー ズが 多 いと 予 想さ れる 。
ただ 、現 場 から ど れだ け声 が上 が るか は 正直 つか み切 れ てい な いと いう のが 現
状で あり 、 今後 、 アド バイ ザー を 派遣 し なが ら実 態を 把 握し て いく 必要 があ る
と考 えて い る 。
○ アド バ イザ ー 派遣 の目 的は 指 導・ 助 言と なる が、 最 終的 に は現 場で 悩み や 保
育を 一緒 に 語る と ころ から 始め ら れれ ば よい ので はな い か。 そ の先 に好 事例 と
して 公開 な どに 繋 がれ ばよ い。
○ 幼児 教 育ア ド バイ ザー に対 し てど の よう な役 割を 与 える の かと いう ビジ ョ ン
が必 要。今 のま ま では 何で もあ り の状 態 で、この 子に ど のよ う に か かわ った ら 、
とい うこ と や、 こ の保 護者 をど う 支援 し たら 、と いっ た 個別 具 体の アド バイ ス
をし てい く こと に なり 、人 数、 回 数と も に 膨 大に なる 可 能性 が ある 。園 の方 針
や、 子供 、 保護 者 への かか わり を 第三 者 の視 点か ら見 て 、幅 広 にア ドバ イス が
でき ると よ い。 例 えば 、保 護者 に 対し て 園か らは 直接 伝 えに く いこ とを 第三 者
の立 場か ら 伝え て もら える と、 園 とし て はあ りが たい と 感じ る ので はな いか 。
「幼 児教 育 アド バ イザ ーの 役割 と はど う いう もの か」 と いう こ とに つい て検 討
して いく 必 要が あ る。
○ 要綱 の 第2 条 に示 して ある 「 指導 ・ 助言 」は 、園 の 困り 感 にピ ンポ イン ト で
助言 をす る のか 、 幅広 く方 向性 や 考え 方 を示 すの か、 再 考の 余 地が ある 。ピ ン
ポイ ント で 助言 を して いる とニ ー ズが 無 制限 に広 がる 可 能性 も ある し、 幅広 く
方向 性や 考 え方 を 示す だけ では ニ ーズ に 答え られ てい な いと い う結 果に 終わ る
こと も考 え られ る 。
○ 大局 的 な 視 点 から アド バイ ス でき る アド バイ ザー と 、エ キ スパ ート ティ ー チ
ャー とい っ た直 接 先生 方の 研修 に つな が るア ドバ イス が でき る アド バイ ザー を
準備 する と いう 方 法も ある 。
⑸
⑹
先進 地 の取 組 につ いて
事務 局の 説 明に 対 し、 以下 の ⑹ の よう な 意見 ・質 問等 が あっ た 。
出席 者 の主 な 発言
【 ○ 学 識 経 験 者 ・ 教 育 関 係 者 ・ 関 係 団 体 代 表 者 ● 事 務 局 職 員 の 発 言 を 表 す 。】
○ 幼児 教 育ア ド バイ ザー の派 遣 は、 あ くま でも 教育 ・ 保育 の 質の 向上 が目 的 で
ある と考 え てい る 。先 進地 の訪 問 も踏 ま え、 アド バイ ザ ーを 派 遣し なが らア ド
バイ ザー 同 士の 振 り返 りを 行っ た り、 幼 児教 育セ ンタ ー での 振 り返 りを 行っ た
りし て継 続 して い くこ とが 大切 で ある と 考え る。
3 / 4
○
広島 市 の実 態 を踏 まえ て事 業 を推 進 して いき 、修 正 を加 え なが ら実 態に 合 っ
た実 りの あ るも の にし てい けた ら と思 う 。
● 幼児 教 育ア ド バイ ザー をど ん な目 的 で運 営し てい く かが 大 切で ある 。先 進 地
の取 組は 、おそ ら く、本市 が取 り 組み た いと 考え てい る 方向 性 のも ので あろ う 。
ただ 、そ こ に至 る 経緯 とし て、 先 進地 は 、 ト ップ ダウ ン によ り セン ター が担 う
こと とな っ た と 予 測さ れる 。先 進 地の セン タ ーは いず れ も総 合 セン ター であ り 、
社会 教育 ま で含 め た総 合の 施設 で ある 。 本市 のセ ンタ ー は分 化 して おり 、ど の
よう にや っ てい け るか につ いて は 検討 が 必要 であ る。 本 市で は 幼児 教育 の推 進
を3 年後 か ら、 市 の予 算で 運営 し てい か なけ れば なら な い。 そ れま でに 、目 的
をは っき り とさ せ 、本 市幼 児教 育 推進 に プラ スに なる も のを 示 せな けれ ば中 途
半端 で終 わ って し まう 危険 性が あ る。 特 別 支 援教 育の 巡 回相 談 指導 やこ ども 未
来局 が行 っ てい る 保育 園の 支援 事 業な ど と整 合性 を図 り なが ら 取組 を進 めて い
く必 要が あ る。
○ 幼児 教 育ア ド バイ ザー が園 に 来て く れて 、乳 児も 含 めて 園 の教 育・ 保育 が お
もし ろく な った 、 と変 化す るこ と が大 切 だと 考え る。 例 えば 、 虫の こと に詳 し
い方 やも の づく り に 長 けて いる 方 がア ド バイ ザー とし て 園に 来 てく れた ら、 子
ども たち が 夢中 に なっ て 取 り組 み 、特 別 に支 援の 必要 な 子ど も も巻 き込 んで ど
んど ん遊 び が楽 し くな って いく と いっ た 具合 に、 その 人 が入 る と園 が活 性化 す
るよ うな 役 割を 担 って もら えた ら いい の かな と 思 う。
○ 幼児 教 育ア ド バイ ザー 派遣 に 向け て 、絵 を描 くこ と は大 切 であ る。 が、 完 全
なも のは 描 けな い 。あ る程 度の 絵 を描 き つつ 、そ の都 度 その 都 度、 修正 や調 整
を加 えな が ら完 成 に近 づけ てい け ると よ い。
4 / 4
Fly UP