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8.寄せられた意見 - 熊本市ホームページ

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8.寄せられた意見 - 熊本市ホームページ
意
見
【診療所】
・在宅医療は高齢者だけのニーズではない、障害者、重症心身障害児に対する在宅医療
は非常に遅れている。特に人工呼吸器管理等手のかかる在宅医療には主治医になる人が
少なく敬遠されがちです。保険点数は高く指導の対象になりやすくますます誰も主治医
になりたがらない。在宅医療をやると保健指導されるとみんな言っているどうします
か?
・在宅医療も大切ですが、高齢者の入所施設、介護の施設等を(家族に押し付けずに)
政治的に多く作る方向も必要と思う。
(家族(個人的)
)には大変無理な場合もあると思
う。
・在宅医療に関して患者さんたちの理解が必要。動けなくなる、生活できなくなるとこ
ろまで行ったとき「助けてください。」と言われても急にはいろいろと出来ないことが
多い。事前に指導(リハビリに行きなさい、デイケアを活用しなさい等)していても言
う事を聞かない。
・在宅医療の在り方、方向性にまだ甘い面が考えられます。もっと職員の教育を高めて
生きたい。
・当クリニックは、小児が中心であり、在宅医療との関係が今までは薄いとかんじてい
る。
・在宅で出来るのは限定的だということを広く理解して欲しい。ヘルパーさんも 1 日 1
時間~2 時間では本当に介護の必要な方には不十分です。また、24 時間対応といって毎
日オンコールだったら医師も看護師も続きません。
・高齢者への過剰な医療介入を止め、介護にお金をシフトするべき。
・在宅医療を広げる必要があるのですか?普通にすればよいのでは。
・日本の医療体制の根本的再検討:在宅医療が増加しているのは、数の増加はあります
が他に医療機関がDPCとなり転院や長期入院ができず在宅となる症例が多数ありま
す。赤字になるので在宅となります。
・ほぼ毎日昼休み時間、夜間の診療が終わった後の時間を利用し、往診し在宅の患者を
診ています。急変時は通常診療を一時ストップして対応します。患者さんからのクレー
ムもありません。在宅医師とは何ですか??全ての医師が時間が使える時、通院できな
い患者を往診するのは通常のことだと思っています。問題点は2つ①一人の医師で対応
できる患者は限りがあること。②急変時に急いで向かっているときに、警察の訳のわか
らないスピード違反等にひっかかること。急変対応の医師がダメなのは大変おかしな話
です。社会的に働きかけていただけると助かります。
・医療従事者には在宅医療が浸透しているが、当の患者およびその家族(非医療従事者)
には認知されておらず、説明しても拒否姿勢が多いように感じる。
・独居の方の疾病、老老介護、同居者の不在など受入施設を家庭(在宅)との交互ケア
を希望される方が多いように思われます。
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意
見
・以前は、在宅医療に関心があったが患者さんが独居だったり、身近な介護者が老齢だ
ったり、仕事があったりして介護が困難なケースもあって病院や施設で終末期を過ごす
方が本人も幸せじゃないかと思うようになっています。
・少子高齢化社会となり、社会的に重要な課題と認識していますが、当施設の性格上高
齢者への対応が困難で、代わりに小子化防止の面で社会貢献が出来ればと思っています。
・病院でのケアでは各科のハイテク医療機材を使用(エコー、輸液ポンプ、レントゲン
など)患者サイドは病院入院レベルの自宅ケアを希望する。携帯エコー一式(100 万以
上)、輸液ポンプ、レントゲン機そして各種チューブなどレンタル機材がないと、いつ
までも昭和 30 年代の在宅医療しかできません。医師会や行政がタイアップして機材の
提供、レンタルができるようにして欲しい。
・当院では在宅医療を実施していないので適格な意見は書けないが、今後、ますます、
在宅医療のニーズ、重要性は増していくはずである。在宅医療の利点、長点(医療経済
面も含めて)をもっと公に啓蒙すべきと思う。
・現在では患者のレベルが上がっているので在宅医療を好まない。老老介護で苦しんで
いる。子どもたちも自分の仕事にかこつけて親を見ようとしない。特に循環器科領域で
は急変するので温度管理、食事管理が整った、又、看護士がいつも見てくれている有床
診療所や病院を好んでいる。安定しいる脳卒中や癌の末期は在宅がいいかもしれない。
認知症は集団生活が好ましい。昔の隣組的生活は現在では少なくマンションの個室で一
人さびしく暮らしている人が多くなっています。
・このアンケートは多分高齢者の在宅医療についてのものだと思いますが、あえて、小
児在宅医療についての考えで書かせていただきました。小児の在宅医療は全体の中では
まだ少数ですが今後増加することは間違いありません。是非熊本市も肝心をもたれるよ
うに希望しております。
・在宅と入院医療の境界には患者家族の背景など他の要因が多く、もっと多くの人、施
設が関わり、患者、家族とも安心して受けられるサービスの提供が必要ではないかと考
えております。
・在宅医療のみを専門にやるのであれば可能かもしれないが一般無床診療所では充分な
在宅医療は出来ないと考えている。
(ベッドと複数医が必須と思う)
・当院においては、外来診療で手一杯で在宅医療まで手がまわらないのが実情です。
・家庭医の充実、病診連携、介護ケアセンターとの連携
・正直に申し上げて日常の一般診療だけで手一杯の状態です。要求されるレベルが高く
なってきており、スタッフに任せて自分は往診と言うのは無理です。医者が複数いると
ころは可能でしょう。
・教育と予防医療、更に家庭のあり方のスタンスの変化
・独居老人と在宅医療に対する家族の心構え、一人医師の限界
・病状が悪化したときの受入の医療機関、介護施設が不足しています。
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意
見
・家族による介護には限界がる。現在の在宅医療は必ず家族の一人が犠牲になっている。
施設での介護や特養病床の復活などが必要で在宅医療にこだわっていては犠牲はなく
ならないと思う。
・ひとり暮らしや老老介護が増えているため、在宅医療は無理。高齢者をすぐ受け容れ
てくれる病院と施設が必要。
・高齢者のみの家庭、一人暮らしの方が多く、在宅での医療介護を継続するには金銭的
に余裕がないと難しい。急変時の対応、その際の受入施設の確保が難しい。家族によっ
ては身体的、精神的、金銭的負担も高いと思われる。以上のことからやはり医療保険及
び介護保険でまかなえる施設の充実も必要と思います。
・特に在宅医療に貢献できていないことは心苦しい限りです。在宅医療整備関連では、
オブザーバーのドクターはどういった先生方がいらっしゃいますか。
・人の死亡率は 100%であること。人は食べれなくなったら枯れるように死んでいくも
のなのだが・・・ということ。医者が生かしたり、看取るのではなく生きているのは本
人であり看取るのは家族であり地域であるということ。
・ひとり住まいの方の末期、急変時の対応。重症急変者の受入施設不足。行く末は救急
車の救急病院への列。家族の介護力の低下。要介護者難民急増。財源不足、人員不足。
15 年後には介護問題で日本沈没か。
・一部のグループによる囲い込みが進んでいる為患者の自由度が低下してきているし、
医療レベルも低下が進行してきているように思える。もう少しオープンな関係が望まし
い。
・病院化が80%を超えている。緩和ケア推進のためにも地域医師の「在宅医療」に関
する理解が必要となる。他県に比べて緩和ケア、神経難病等地域への連携不足が気にな
る。
(受入体制の不備が目立つ)
・地域の人々が助け合い在宅医療を支持していく必要がある。
・緊急時の連絡、迅速な対応や訪問に気をつけています。少子高齢化で在宅の介護力が
低下していく中において”在宅”は理想では在るのでしょうが、それを維持できる社会
資源をどこまで投入できるか。国民全体で議論、合意が得られなければ方向性は解らな
いと思います。
・「かたち」だけでなく内容の充実、特に医療・介護にあたる当事者の意欲、熱意、技
量が大事となる。しかも「一人よがり」とならないこと。
・家族での介護が不可能な時代であり在宅医療はますます困難となるでしょう。
・患者さんの病状変化。
患者さんの日常生活状況の把握。
・在宅医療がずっと必要かは、ニーズは低下する日が来ると思います。(核家族化が増
す分)本人の相対的ニーズ、適応がどこまで許せるか悩みます。(本当は検査をして欲
しい、入院して欲しい、入所して欲しいと思う)
・ますます多くなる高齢化社会と患者さんの数 ・患者さんや社会からの要求も高度化
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意
見
している。 作らなくてはいけない書類や手紙、依頼状などの文書 :だけど報酬は上
がらない。(これ以上人員は増やせない。)正直疲れました。在宅医療、24時間対応、
有床診療所、やめようかと思っています。
【在宅療養支援歯科診療所】
・訪問診療を行う医師が年をとってくると、腰痛等でかなりの負担となる。在宅医療を
行う環境整備も必要。
・患者本人家族へのインフォームドコンセントの徹底を特に気をつけて行っています。
キーパーソン不在の患者様が希にいるためその辺りをどうするかが今後の課題になる
と思います。
【訪問看護ステーション】
・家族の介護力や地域での助け合っている力はそのままに足りない力を補う。できるよ
うにサポートする。手助けする。やりすぎないこと、やりすぎてもともとあった力を減
らすことのない様プラスになるよう支援をしていくことを大切にしたいと思う。
・本人及び家族が安心して暮らせるような情報提供・体制作りを常に意識しています。
スタッフ不足の対策、スタッフ教育が必要と思っています。
・在宅療養者の状態変化(悪化時)の医療機関(医師)への情報の提供の仕方に工夫を
している。情報の共有とタイムリーな連携が今後の課題。
・退院間近の人については訪問を密にし、早い時期に身体的にも環境的にもおちついた
生活ができるように支援していこうと思っています。
・本人様が在宅を強く希望されても、家族の受け入れが悪く、施設などの入所が多く見
られる。サービス提供・支援ができることを十分説明はしているつもりでしたが、家族
がまだまだ理解されてない様に思える。私たち在宅医療に対しての説明不足を認識させ
られます。
・在宅を診る医師が少ない。中でも皮膚科医(褥蒼処置を要する人)が少ない。内科医
だけでなく各診療科の往診医がいてくれるといいと思う。福祉系のケアマネージャーが
訪問看護に対する認識が低く、必要と思われる利用者への介入が困難。
・40~50歳代で介護保険が使用できず、医療保険しか利用できない方の独居生活を
支援する体制作りも必要と考える。医療保険では、訪問介護は利用できず、日常生活を
支える体制作りが難しい。皮膚科や眼科等の専門の先生の往診が増えると対応も早くで
きるようになり在宅で過ごされる方の安心にもつながると思う。
・医療依存度の高い方のデイサービスやショートステイの受け入れが少ない。介護者の
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意
見
体調不良時の対応等にいつも悩まされ、介護者が無理をされるケースが多い。
・医療依存度の高い方の受入施設がスムーズであると、家族の負担も減り、家庭と仕事
しながらでも介護を続けていけると思います。また、在宅医療を利用するにあたり、家
族の経済的負担があり、在宅でみていきたいけど在宅医療利用を拒まれる事もある。医
療費が安くなると、もっと家族(介護者)は楽になれると思います。利用者増にもなる。
・往診できるドクターが心強い存在となり、本人・家族・ナースとの信頼感を得られる。
往診できるドクターの増員を期待する。
・病院の先生方や看護師、MS-W など、もっと在宅医療を理解してほしい。
・在宅診療医の増加と利用、HPの主治医から在宅診療医への移行がスムーズにおこな
えるとよい。
・家族・介護者の不安の軽減を図るために、主治医との連携を(報告など)一番におこ
なっています。
・危機管理について日頃気をつけており、今後の課題ともなると考える。24 時間 365
日対応の責任が重い。相手のことを知る、自分のこと(訪看)を知らせるしくみが不足
していると考える。連携、情報共有、協力体制整備
・在宅ですごす為に、バックアップのできる医療機関があれば(毎月少しずつでも入院)
、
もっと医療依存度の高い方たちが家にいても介護が継続できると思います。
【病院】
・訪問看護の充実、人材の確保
・高齢者介護(高齢者が高齢者を介護)の改善
・高齢で独居生活の方が多くなっています(介護保険では自立または要支援 1)が、内
服の管理、インスリン自己注射が難しくなってきています。そのような方に何らかの支
援が必要ではないかと思います。
・もともと在宅診療をきちんとやってきた施設まで多忙で最近の多すぎるセミナーや勉
強会には出れないことが多い。新しいシステムをつくるのはよいが、古いものを壊さな
いでほしい。
・病院は入院治療、診療所が在宅医療(含む外来)というのが、明治以来の国家の方針
であり、診療報酬もそのように設定されている。
・訪問診療の保険点数で病院と診療所の格差が大きすぎると思う(病院が低く、診療所
が高い)
・田舎では一人暮らしが多く無理と思う。
・独居の人の在宅死亡の件数をゼロにするよう無理に在宅と(金銭面のみでの考えで)
しないがよく、人として、他人と昼間も接するようにしないといけません。
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意
見
・高齢夫婦 2 人の生活や独居老人が今後増加するので、在宅医療のニーズは減少してい
くと思うのですが!
・
「本物の在宅医療」を進めていくには、チーム医療における「患者中心」の意味を倫理
面に配慮しながら、チームメンバーが理解する必要がある。在宅で働くメンバーが安心
して働けるように透明性を高めて、例えコストがかかっても安全を優先する仕組みづく
りのため、医師や行政は汗を流すべきである
・入院されている患者様の家族と面談していると、基礎疾患にとらわれて、現状に目を
向けず、在宅生活ができそうな方でも入院で見てほしいとの要望が強い。介護サービス
についての提案を行い、決して一人だけで介護をしていかなくていいんだということを
うまく伝えていく必要を感じる
・家族の受入環境の不備
・訪問診療をしている医師が少ない。そこを整備してほしい
・介護保険制度の利用を考えている高齢者に対し利用を求める数の多さに介護度の厳し
さを感じる。高齢化社会を迎え、できるだけ在宅で過ごしたいと願う患者へもう少し環
境づくりや家族、周辺地域の協力も必要だと感じる。ただ、介護負担にならぬよう適切
な介護ケアの整備を考え、日頃より退院を迎え在宅への生活へ持っていけるようケアマ
ネを含め連携をとり日々取り組んでいる。
・訪問看護は特に診療報酬制度の充実が求められる。
・症状緩和(緩和医療)ができる医師、生活の質を大切にする医師が増えることを期待
する。本人・家族の希望があってもこのような医師がいないことで在宅療養が継続でき
ないこともある。
・病院で治療を行っている医師にやりすぎの医療について考えることができるようにな
っていただくことだと思う。
・居宅扱いの施設の充実を望む(医療処置可能な施設)
・ケアマネから「本当に帰れるんですか?!」と言われることがあり、家族、本人支援
の体制ができていないことがある。
・診療所の先生方にご迷惑をかけていないか、不利益でないかを心がけている。
・地域差があると思うが、老々介護や独居老人が多い当院地域周辺を考えると在宅医療
を支える介護力に問題があり療養病棟のある医療機関へ入院する患者は多い。認知症状
を持つ患者の在宅支援は難しい。
・本人の望む場所、住みなれた場所での生活を押し付けにならず、全員で模索していく
こと。良いパートナーであること。
・試験外出・外泊を繰り返し、医療・介護の不足・不安材料や課題を見つけ、本人、家族
と一緒に取り組んでいくこと。
・24時間連携体制
・入院受入体制を患者・家族に伝えること
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意
見
・在宅療養の患者を担当している場合、緊急時に適切な対応に不満がないようにしたい
といつも気をつけている。
・超高齢化社会の今、在宅医療は不可欠。今後またニーズも増加すると思われる。しか
し、医科と歯科の連携がまだまだ不十分なため、適切な歯科保健サービスが提供できて
いないのが現実。入院中から在宅へ移行する際に医科と歯科・福祉の連携を充実される
ことでより良い在宅医療を提供できると考える。
・キーパーソンの指定を明確にし、本人が安心して在宅復帰できるよう支援を図ってい
けるよう気をつけている
・レスパイト先が取れない。という訴えが多いが受け入れ側にしてみると、すべてがふ
さがっている訳ではない。利用したい日に空いていないというミスマッチが多い。調整
機能が必要。
・患者さんを取り巻く家族環境が厳しい。
(老老介護、子との遠距離別居)
・同居家族がいても介護する協力体制が困難な場合も多い。
・患者本人が在宅を望んでも、家族での対応が困難ケースがほとんど。今後、在宅医療
の整備が決め細やかに整っていけば在宅へのシフトももう少しスムーズに進むのでは
ないかと思う。家族では見る人がいないので施設・病院がほとんど。
・在宅において不安材料の確認と対処法を適切に行い、1日でも長く在宅生活を継続す
る。
・日ごろかかりつけの診療所の Dr ごとで在宅診療への考え方の差が大きいと思います。
・在宅医療が可能な方にとってはより望ましいと思われるが、それには受入や環境整備
が必要。居住、家族等の体制等
・家に帰りたいという患者及び家族の思いはあるものの、在宅医療の環境が十分でない
ことと救急医療を行う医療スタッフの制度理解が不十分であること。二つの理由で「思
い」が実現できないでいる。今後、公的病院もしくは急性期医療の病院での在宅医療に
対する理解を深めていく必要がある。現在、公的病院で在宅医療に関する研究会が立ち
上がったので是非行政からも参加をお願いしたい。
・病院職員の在宅医療に関する知識・認識の啓発
・退院前カンファレンスの充実
・診療所等との連携強化
・正確な情報提供
【病院医師】
・行政による財政の援助、いまだに償還払い。
・スタッフ不足により在宅医療に向けての準備が不十分である。
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意
見
・小児科なので家族の受入、介護力を考慮した上で在宅が可能か決定しています。
・NICU や小児科更に中高年者にも高度医療により救命され在宅医療が必要な方がます
ます増えると考えます。高齢者の最期は在宅でと言う視点ではなく、全ての医療が在宅
更には学生として社会人としての社会性も保ちながら受けることの出来る医療からの
支えが必要です。在宅医療が病院の経営や医療費の観点からではなくして人が医療を受
ける、できるだけ家庭でを中心にすえた医療共存体制を作りましょう。
・退院前カンファレンスを行う。
・医療が高度化するにつれ難病の新生児も救命できるようになるが、それにつれて介護
度の高い子どもも今後増えていく見込み。子どもの在宅医療はまだまだ大きくなる必要
がある。
・在宅を大いに進めていいが、高齢化、一人暮らし、核家族の増加でうまくいかないこ
とが多い。
・在宅医師の配置が重要だと思います。(行政がコントロール)
・在宅と言っても家族も働いているケースがほとんどで看護や介護が必要な人は昼間は
一人といったケースがほとんどでありこれでも在宅が良いのか疑問におもっています。
・家族の介護力に対するサポートの必要性を感じる。
・熊本市は他の地域と比較し病床数が多いため受け皿病床があり全国的にも在院日数が
長い。この現状では県内格差(在宅の多い地域と少ない地域)が進んでいくと思います。
また、緩和ケア病床管理料の見直しも必要と考えられます。
・疾患によってアンケートの答えは変わります。我々は”がん”を対象ですのでそう考
えて答えました。
・がん末期の人を数人在宅で訪問看護ステーションの人と時に往診に行き診察した。内
一人は自宅で亡くなられた。亡くなる朝の前日夕方に「そろそろだ」ということで往診
し、翌日は亡くなってから死亡確認に出向いた。家族からは感謝された。今後このよう
な形での看取りが見直されるべきである。
・少子高齢化・核家族世帯・共働きなどの現在の生活環境において受け入れ家族のマン
パワーがいると在宅医療を家族が受け入れられない。患者本人や医療者サイドは在宅医
療を希望しても経済的なメリット、手厚いサポートが得られないと、入院や入所を家族
が希望されるパターンが多い。
(受け入れ家族のニーズはそれほど高くない)
・核家族や共働きが増える現状において、今後在宅医療が増加するとは思いにくい。又、
子どもが親の面倒を見る習慣がなくなりつつあることも大きな要因と考える。
・家族の介護なくしては出来ないことであるが、最近は独居、老老介護のケースも多い。
近くに訪問看護ステーションがあるのは私たちとしてもありがたい。もっと福祉施設な
どを増やせないと、今後の高齢化社会で病院がパンクしてしまう。
・家族の介護力があるかないかが一番の問題となります。近くに往診、訪問看護を行う
施設があるかも問題です。
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意
見
・在宅で様子を見るのが難しい場合に、短期的にでも入院できる施設が少ない。熊本市
内はそれでも多い方だと思うが、足りていないし理解が得られていない。
・小児科領域では重心児への対応が多く、在宅医療が可能な症例でも家族の受入が困難
なケースは少なくありません。重心施設の受入が可能になるまで高次医療機関が対応す
ることになります。
・出産の高年齢化や NICU の拡充によって小児、重心児の在宅医療のニーズは高まって
います。また、先天性異常等の疾患の特殊性から小児の在宅患者は成人期以降も内科へ
移行することが困難な症例が少なくありません。高齢者と同時に小児、重心児に対応で
きる介護支援・サービスが拡充することによって小児の在宅医療の整備を進めることが
必要です。
・将来の日本の医療を考える際に、好むと好まざるに関わらず、在宅医療は進めざるを
得ない方向性と考えます。一方で核家族化が進んでいる現状でスムーズに受け入れられ
る家族は極希です。一般の人々の現状の理解と公的支援は不可欠と存じます。
・医療ニーズの高まり広がりが進んできており在宅医療の必要性は高まっています。在
宅医療を行うドクターをつくること支援できるチームを作ることが行政の仕事だと思
います。
・テーマが高齢者ということであればほとんど関わらないので意見は述べられないので
すが、小児の場合、家族の余力と受け入れ体制でしょうか。
・家族の負担が(経済面も含めて)大きくならないような法的な支援が必要と思われま
す。
・出来るだけ早く在宅医療を含めた希望・意思の確認を行うようにしたい。
・家族の協力がないとなかなか難しいと思います。今の患者は病気になったら出来るだ
け病院で(入院して)見てもらいたいとの考えが強い。
・在宅を良く勧めるが患者本人が希望されない。安心して選択できるように環境整備や
啓蒙活動をすべき。
・当科では主に血液疾患悪性腫瘍の治療を行っている。治療抵抗性となった患者さんは
主に緩和医療に移行することになるが、地域によってはそういう患者さんの受け入れが
出来る病院が存在しない。地域での受け入れ施設が整備され、さらには在宅医療が可能
となれば終末期にある患者さんの QOL が改善されると思う。
・呼吸器外科と呼吸器内科は完全に分業している。呼吸器外科が再発した患者に対して
化学療法を行い、終末まで診るのは外科医不足の中難しいと考える。地域で活動されて
いる先生の新しい領域たると考えられるし、訪問看護ステーションの役割も重要と考え
る。
・外来診療のみです。
・家庭の介護力が無い家庭がほとんどなので在宅医療を進めて行くのはかなり困難と思
われる。在宅医療は必要だがそれを担う若い世代も減少しているため施設の整備を進め
68
意
見
ていくのがよいのではないでしょうか。
・病状が様々と思われます。
・家族数の少ない現状から今後の家庭での在宅医療の実施は現実的には難しい場合が多
いと思われます。
・家族の協力が何より必要と思うがみんな仕事もあり難しいと思う。
・緊急時の対応を十分協議した上での退院(気をつけていること)。情報の共有:同じ
種類のものでも会社や規格によって使えないことがある(課題)。
・在宅が本人にとって本当に良いことなのかを考えてからお勧めするようにしています。
今後は在宅医師、訪問看護の充実が必要かと思われます。
・仕事をしないケアマネージャーがいる。教育体制はどうなっているのでしょうか。
・退院時カンファレンスと言う制度がありません。
・本人が強く希望し、それを受け入れることの出来る家族がいれば可能なことです。現
在は、本人が希望してもそれを家族が受け入れないことが多いことが進まない理由だと
思います。どんなに周辺を整備しても、家の中で看るということに不安を感じない家族
はいないと思います。
・一般への認知度が低く、「誰かが何とかしてくれる」と他者への依存度が高いと思わ
れる。
・患者さんが希望される場合なるべく希望をかなえてあげたい。MSW が不足してる。
・在宅医療は現状では家庭の負担(精神的、肉体的)が大きく、また介護職員の方にも
高度の技術が求められている。今後はますます、患者、在宅医師(訪問看護ステーショ
ン)病院との連携を深めていくための組織(システム)の構築が必要と思われる。
・個人的に経験してきたのは看取り。訪問看護、家族の介護力があれば可能。
・家に帰りたいという患者及び家族の思いはあるものの、在宅医療の環境が十分でない
ことと救急医療を行う医療スタッフの制度理解が不十分であること。二つの理由で「思
い」が実現できないでいる。今後、公的病院もしくは急性期医療の病院での在宅医療に
対する理解を深めていく必要がある。現在、公的病院で在宅医療に関する研究会が立ち
上がったので是非行政からも参加をお願いしたい。
・ALS で経験したが、在宅専門医が往診不在で夜間当直帯は基幹病院へ搬送と言うので
は意味が無い。在宅医の当直システムというものを考えてはどうであろうか。また、病
院でも往診可能な担当医師か必要と考える。
・在宅ケアの出来る余裕のある家庭は少ない。現在の病院においてコスト的にも、時間
的にも良いような状態が変わらないと在宅医療は増えないと思う。
・その他(転院調整等早期から相談している)
、入院時点からは実施していない。
・もともとかかり付け医がいない方は在宅医療は難しい。
・在宅医療=家族負担だと思います。長期になると疲弊されます。ショートステイ等一
69
意
見
時預かりの体制が十分ないとどうしても長期施設入所⇒施設、人手不足となり悪循環で
す。最終的には施設整備の充実が可能な限り出来た方が良いと思います。
・家族が消耗しないようなバックアップ体制
・紹介元へ戻すのが大前提であるとして対応している。核家族化が変化しなければ在宅
医療は無理。
・在宅医療はコストがかかりすぎる。
・関与スタッフへの報酬の大幅アップ
・もう少し往診(特に夜間、休日)を行うかかりつけ医が増加しないと、公的病院の負
担が大きくなりすぎ。
・地域担当のジェネラルドクターの配置(委嘱)が必要と考えます。
・家族に「本人の気持ちを尊重して欲しい。不安に思っていることを一つ一つ解決法を
示したがうまくいかなかった。患者さんと家族の問題もあり、全例ではうまくいかない。
面倒をみたくない家族も存在する。
・「入院(入所)すると医療費が高くかかる」といった面だけで誘導されてきた面もあ
りますが、少子化、夫婦共働き、独居の方が増える社会情勢の中で、どのような制度づ
くりが出来るかが問題です。ヒト、モノ、ココロいろいろな面での充実が必要と思いま
す。
・基幹病院のスタッフには自宅でのイメージが出来ていないことが多い。在宅療養に移
行した症例をフィードバックする機会があれば良いと思います。
【訪看利用者】
・在宅で必要とされる介護用品の種類をもっと増やしてほしいし、もっと安い料金にし
てほしい。
・身近に気の合う人がいたら良い。訪問診療があれば良いと思う
・同行して買い物、病院へ行ってほしい!
・整形外科(リウマチ専門)の先生の往診があればいい。受診に大変。
・ヘルパーなど利用を多くしたいけどお金がなく利用が減る。
・現在、十分満足している
・どんな事業所があるのか、どんなサービスがあるのか知ったほうが良い。(多くの情
報の中から選択したい)
・我が家は介護 5 の 98 歳の母親です。週 2 回の訪問看護を利用中です。短い時間でも
毎日来てほしい。また、介護者が突発的用事ができたときの見守りや在宅支援の応援が
あれば孫の用事や自分の病院等への安心があります。今は、まったく在宅と言っても離
れている娘の応援(そのとき娘は休みを取る)で対応しています。私の親の介護ですの
70
意
見
で、するのが当たり前ですがお金で済むならそれを利用したいです。
・自宅にいながら、家族が離れられるようにヘルパーの滞在時間を増やしてほしい。細
切れにきてもらっても使いがいがない。
・他の利用者のことがわからないのでこういうものだと思っている。
・毎日お風呂に入りたい。
・ホームヘルパーの訪問サービスで見守り(2 時間以上)できるようにしてほしい。介
護者が休めるような融通のきく家事援助をしてほしい。
・外出の機会が増えるようなサポートがあるとよい。
・在宅医療をするためには、市町村など行政のサービスがほしい医療器具、紙おむつな
どの幅を広げ、金銭的支援がほしい。医療機器を購入する場合はすべて現金なのでカー
ドとか分割ができるように望みます。高額な物が多いので。
・介護の回数・時間をもう少し増やして病人としてでなく、1 人の人間としていろんな
会話もできるよう、また、それにより体調を見てほしい。
・訪問看護の時間や頻度が増えれば良いと思う。
・看護にないサービスをしてほしいときがある(買い物、調理環境整備、食事セッティ
ング等)
。時間もなく、サービスも受けられないときが困る。
・家族も安心している
・夜間の対応が充実してほしい。緊急時対応だけではなく、夜間も在宅看護が受けられ
ると良い。安心して家族が外出できるような時間が持てるよう、ケア時間を考慮してほ
しい。
・負担額を減らしてほしい
・介護保険利用ではないのでケアマネがいない。
・訪問看護、ヘルパーさん、訪問入浴などのコーディネートを家族がしないといけない
のが大変だった。
・歯科の訪問は受けているが、眼科・耳鼻科の訪問診療が受けられるようにネットワー
ク作りをしてほしい。
・緊急入院のときに安心してできる病院(受け入れ先)がほしい
・1 歳 9 ヶ月から在宅ですが、NICU から退院後の発達スピードはものすごかった。やは
り、親と 24 時間一緒、いろんな刺激があることはよかったと思う。
・医療機器やカテーテルなどの物品の相談にも乗ってくれ助かっている。
・母親の通院、息抜きなど家族の心のケアを気遣ってくれてありがたい。
・小児在宅医療の充実を望む。
・緊急時の受入をスムーズに進めたい。福祉の制度なども詳しかったらありがたい。
・台風等のとき、自家発電のある病院が一時避難入院を受け入れてくれると助かる。こ
れだけ市内に病院がたくさんあるのに、それができないため、台風のたびに松橋まで連
れていっている。避難の拠点病院を作ってほしい。
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意
見
・訪問リハをもっと充実してほしい
・訪問看護を利用することで、身体をすみずみまで観察してもらえて清潔が保たれてい
る。
・自宅では常に目が届くので、病状の変化に気づきやすい。
・ヘルパーさんも医療行為ができるようになると良いと思う(痰の吸引や経管栄養注入
など)
・ヘルパーさんの 1 回の訪問時間を長く利用できるようになると良いと思う(4~5時
間)
・介護している家族のケアも必要
・ショートステイできる施設や病院が増えたらいい
・病院や施設ではリスクがあるためできないことが、在宅では思いっきりできること。
・個人的には我が家における在宅医療は充実していると思う。各関係事業所との円滑な
連携も、事業所を変えずに来られたことで安定している。しかし、拙宅のようなケース
はまだまだ少なく、同病者の家族と話す機会があると、生活状態が深刻になっていると
ころも多い。的確なケアプランを提供できるケアマネの育成を加速していただきたい。
また、その要望に応え得る医療従事者、ヘルパー等の増員も積極策を持って対応された
い。十分な在宅医療を望めないために生きる選択を放棄せざるを得なかった方々をこの
先見たくありません。
・病院や施設ではリスク回避の為に積極的に行われないことが、家庭では条件がそろえ
ば可能になる。結果、理想的な療養につながる。
・利用者側のニーズに的確に応えていくための制度を整えていただきたい。幅広い選択
肢を提案・提供できるケアマネの人材育成、ネットワーク作りを加速させる必要がある
と思う。それに対応できる事業所を増やすためにも、行政には明確なビジョンを持って
いただき、市民にアナウンスし、意識を喚起させるよう、積極的に行動していただきた
い。急速な高齢化とは逆行する形で弱者の行き場がなくなりつつある。危機感を持って
ください。
・現在、託麻台病院にお世話になっているが、訪問看護も通所リハビリも満足している。
本人の希望も家族の希望も気持ちよく受け入れてくれるし、どなたも親切でとても助か
っている。
・医療依存度が高い方が在宅を選ぶとき、うちのように難病医療の方からの訪問看護は
医療保険を使えるが、これが介護保険の利用限度額の中でならサービスが足りず、在宅
生活は無理たっだかもしれない。重度の方が在宅を選ぶとき、介護保険の中でのサービ
スではなく医療としての訪問看護を選べるようになったほうが在宅を続けられるので
はないかと思う。また、看取りの考え方についても広く普及したり、考える機会があっ
たほうがよい。在宅を支えていただいている訪問看護・訪問診療、訪問介護など多くの
方に感謝するとともにこれからの在宅医療を支えていく方の育成にも力を入れていた
だきたいと思います。各職種の連携も大事ですし、質も求められると思います。食事の
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意
見
問題(飲み込み、食事形態等)も大きく、栄養士さんの訪問も期待します。
・自宅での介護が限界と悩んでいたときにホームホスピスと出会いました。現在ホーム
ホスピスで一緒に暮らしていますが、24 時間ケア付きですので、介護を長年してきた
者にとっても精神的に楽になりました(もちろん肉体的にも)。これ以上に良い在宅生
活はないだろうと思いますし、自宅と同様に暮らせると言うことは施設や入院でも補え
ないものだと思います。このような自宅でも施設でもない 24 時間ケア月の在宅生活を
遅れる場所が少しでも増えていけば医療依存度の高い重度の介護が必要な方の在宅生
活が支えられると思います。
・在宅介護しながらデイサービスとショートステイを組み合わせながら介護保険を利用
していますが、限度を超えてしまい、デイサービスをもっと利用して本人の楽しみを増
やしたいのですが、なかなか 10 割負担が難しくなっている現状です。ヘルパーさんを
頼みたいのですが、現状では限度額オーバーで困難な現状です。もっと在宅介護が無理
なくできる方法はないでしょうか?
・訪問看護師の数を増やしてほしい
・うちは小児の在宅医療を行っていて、この分野はまだまだ改善の余地があると思いま
す。制度的なことや在宅医療の現実等情報が行き渡らず、特に入院から在宅へ移行する
際にとても苦労しました。在宅コーディネータ等の人員をもっと増やしまずは情報の提
供と、相談・支援をしていただけるよりどころがあると良いかなと思います。
・保護者のレスパイトのため、ショートステイ受け入れ先を増やすべき。
・医療ケアが必要な障害児(者)に対応できる訪問介護事業所を増やすべき。(熊本市
独自で診療報酬の上乗せやヘルパー研修を実施できないか)
・在宅医療を利用する人たちの体験談などをこれから利用する方々に伝えていただけれ
ば、もっと安心して開始できるのではないかと思います。(こんなことが助かった、う
れしかったなど)
【市役所職員】
・医療費が高額になるというイメージがある。
・高齢要介護者の在宅医療というのは、介護できる人が家にいることが前提な気がする。
共働きの増えた、「自分らしく生きる」ことが理想とされているような今の世の中で、
(家族への愛はあるにしても)どれだけの家庭が条件を満たすのか。それにみんな「家
族の迷惑になりたくない」って考えるなかで、在宅医療はハードル高そう。
・要介護者抱えて、家の掃除とか満足いくほどできないのに、あんまり知らない人に来
られて気使うよりかは、病院に通うなり入院したほうが、気がラクかも。在宅医療を進
めたいなら、お膳立てとかイメージアップとかハードル下げをせんと、難しいと思いま
す。
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意
見
・生命維持を目的とするだけならば必要ない
・延命治療はしないで、家族にも迷惑をかけずに、自然にコロリと死ねればいい。意識
がある状態で、幸せだったと思える死に方をのぞむ。在宅医療は年金暮らしに負担がか
かると思われるので、必要なときに情報を知り、自分らしく死にたい。また、そのよう
にケア、フォローを望む。
・在宅療養で大変なのは三度の食事だろうと思います。治療食のサポート体制が整うと
いいなと思います。各家庭にヘルパーさんが来て作るのはあまりにもお金がかかりすぎ
介護保険を圧迫すると思います。
・現代社会構造上、在宅医療は無理である。社会保障の問題だけではなく、社会全体を
変えなければ在宅医療制度は無理。
・問い 18 でホスピスと回答しましたが、病院と同様の医療サポートが確保できるので
あれば在宅にこしたことはないと思います。
・急変時に対応してくれる病院があれば在宅療養を選択し、公的なサービスを受けなが
ら療養し病気でも好きなことをしながらなにか幸せを実感できればよい。
・家族の負担軽減するため、公的なサービスをうけながら、専門家に相談することで問
題が整理でき、自分自身も努力して自分でできることはしなければいけないと思う。在
宅医療を継続するためには、専門家の助言がとても大切だと思います。専門家の後押し
がありがたい。
・家族に迷惑がかからないよう、うまく病院や施設と連携しながら過ごすことができる
なら、介護者や被介護者にとって一番よい医療環境だと思う。
・高齢化社会になり、施設への入所待機者が多い中、ますます在宅医療への期待は高ま
るばかりです。これからの在宅医療体制の充実・ネットワーク化とあわせて入所できる
施設の増加を期待します。
・在宅医療制度の充実は需要と思う。家庭介護の問題点、福祉施設の充実、医療機関で
の受入れ態勢(期間限定での退院措置⇒再審査等の導入)の整備が急務と考える。
・終末医療のあり方についても、もっと啓発すべき。
(受入医療機関が市内には少ない。
)
・よく知らないので、知る必要あり。
・よくわからないので
よく内容を知らねば。
・私の母親も、最後は家族に見とられて亡くなったので、出来れば自宅で最後を迎えた
い。
・本人としては自宅はいいのかもしれませんが、核家族化しているし、みんな仕事を持
ってたりと、現状なかなか難しいところもあるんじゃないかと思います。
・末期がんのホスピス的な役割に限定すれば、在宅医療は効果を及ぼすと考えるが、現
状では、本人・家族・医療機関それぞれに大きな負担を生じる制度だと思う。家族が別
居している場合は、先の見通しがない中で実施するのはかなり困難だと感じる。
・要介護 4 の祖母を介護してきた経験から、家族の負担は大きく、家族も心の余裕を持
74
意
見
っての長期介護は、難しい。ある程度のできる範囲内で、例えば、定期的に様子を見に
来てくれるなどの世話を願いたい。在宅でのケアは、いくら支援制度が整っても難しい。
・最後まで自宅で過ごすことができるような在宅医療制度が、早く確立されて多くの人
が安らかな最後を迎えることができるようになることを望みます。
・このアンケートはこのシステムで安易にするには重すぎませんか?
・在宅医療について、私は家族に迷惑を掛けてしまうだろうという思いが強い。しかし、
家族との話し合いや医療関係者とよい関係が保てれば、よりよい在宅医療が出来ると思
う。
・自分自身の場合は、家族への負担を考えて病院等へ入る。家族の場合は末期の場合は、
本人が希望すれば家族で協力して在宅にて最後の時を過ごしたい。
・自分自身は、人生の最後を迎えるとき自宅での在宅医療を希望しますが家族は病院な
り老人ホームを希望すると思いますので家族との話し合いが大いに必要だと感じられ
ます。
・在宅は確かに理想と思いますが、現実問題として、多種多様なニーズがあり、日々変
化を繰り返すと思います。在宅医療だけで支えられるものではありません。しかし、在
宅医療は施設が有限であるため、必ず必要でもあります。医療・福祉の枠にとどまるこ
となく、社会が整っていくことを望みます。専門的ケアの社会資源もですが、何より、
本当の意味でのソーシャルワークができるワーカーさんが育ってほしいものです。そう
すれば、社会資源が整わなくても、よりベターな結果を、本人・家族が探ることができ
ると思います。
・在宅医療に伴い発生する廃棄物に対する医療機関の認識を全国で統一していただきた
い。腹膜透析など医療機関に返すことが困難な場合を除いて、基本的に処方箋を出した
医療機関に在宅医療に伴い発生した廃棄物の処理責任があると考える。
・在宅医療も選択肢として、気軽に使えることは、いいことだと思う。
・QOLの観点からも在宅医療を推進していただきたい。
・自分では望むが、離れて暮らす家族だと心配
・家というものは個人差はあるが、やはり気持ち的には「帰る場所」であり、できる限
り、患者本人の意向に沿いたいと思う。ただ、現実には家族の負担は大きく、これらに
対する金銭的補助や医師、介護等のサポートが必要不可欠だと思う。ただ、家族がいる
場合と、独居の場合ではまた意味合いが違ってくるし、後者が今後は増加すると思われ
ることから、家族+サポート、では無い独居への対応も考えていかなくてはならないの
ではないかと思う。
・在宅医療は必要とする人にも、家族にも負担の大きいことだと思う。できうる限りの
ことをしたいと思っても環境次第でかなわないこともある。見送るにしても見送られる
にしても悔いのない最期を迎えたいものだと思う。
・認知症で要介護 4 の実母を10年位看ています。軽度の頃は一人暮らししている実家
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意
見
へちょくちょく行っては、身の回りの世話をしていましたが、認知症が進んでくると一
人にはしておけません。現在は入院してもらい、仕事の帰りに病院に寄って洗濯物を持
ち帰る日々です。理想は自宅で最後をと考えても、家族の生活を犠牲にしてまで、自宅
で過ごすことは、経済的にも肉体的にも無理が出てくるのではないかと思い、自分が病
気になったらやはり入院します。
・介護してくれる家族がいれば在宅医療に越したことはないが、その時点での生命保険
の加入状況などにより入院等の経済的負担が少なかったり、かえって保険金による収入
が上回る場合などは入院し治療に専念するなど、総合的に検討したうえで在宅医療を行
うか否か考えている。
・家族状況等によっていろいろと対応・考え方が違ってくるものと思われる。現代のよ
うに少子化で核家族が進むと家族に負担がかかることは、難しい状況となってくる。制
度として確立し、様々な形で支援体制を作らないと将来に亘って寂しい最期を迎える社
会になるだろう。
・人それぞれいろんな考えや価値観の違いがあり、一概に「自宅がいい」、
「施設がいい」
と決め付けるのは難しいかもしれません。でも、もし在宅で最後まで過ごしたいという
希望があれば、自分の希望をかなえられるように日頃から周囲の人に自分の気持ちを伝
えたり、話し合いをしたりすることが大切だと思います。人生の最後の時がいつになる
のかは誰にもわかりませんが、でもせめて人生の最後の時をどこで誰と過ごしたいか頭
の中に思い描いておきたいものです。
・昔は、地域にかかりつけの病院があったが、現在では、時間外や週末だと当番医や地
域センターを案内されて終わり。温かみの無い時代になった。
・それぞれが、希望する場所で人生の最後を迎えられれば一番よいが、それが家族の負
担を強いるようなら在宅医療を強いるべきではないと思う。確かに医療費や介護費の財
源圧迫はわかるが、人間としての尊厳を持てる最後を誰もが迎えられるよう制度の充実
を図り、選択肢の一つとしての在宅医療となるよう改善すべきだ。
・家族が介護を必要とするのであれば、自宅にて在宅介護を選択するつもりだが、自分
の場合は施設へ入ろうと考えています
・国が医療制度のなかで在宅医療の位置づけを明確にすべきである。診療報酬を高く位
置づけて充実して、在宅医療を要望する声に答えるべきである。
・これは家族と本人の繋がりと、その時の状況、そして在宅医療をどこまで可能に出来
るかは医療機関の協力体制も必要になるので、とっても難しいと思います。
・家族が大半患者の世話をしていても看病の負担は大きいので、援助がほしいが、在宅
医療も介護サービス(看護協会)も業務として行っている感が否めず、命をかけて介護
している側からすると次回も快く頼もうという気にならなかった。大変だろうが更なる
レベルアップをしていただきたいと思う。
・これから、ますます、在宅医療が必要になるかと思います。
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意
見
・非常に良い制度だと思う。ただ、費用をどのくらい要するのか不安だ。
・自宅から病院へ搬送方法をもっともっと確立する必要がある。
(緊急の場合は救急車の利用もできるがそのほかの場合にあっても救急車を使うこと
によって救急システムへ負担をかけることになる)自宅で人生の最後を迎えたいと考え
る人が増えてきているが、それができるシステムを確立する必要がある。(実際は心肺
停止になり、救急要請がありその後場合によっては自宅で警察による検死が行われてい
る。それを考えると家族への負担が大きすぎる)
・介護に手がかかるようになると同居家族がいると家族に迷惑をかけないように、また
家族も望む施設入所に本人もあきらめて入所せざるを得なくなってくる。しかし一事
業所のパーケージ化されたサービスが必ずしも個人の満足のいくサービスだとは思え
ない。独居であれば、家族の勧奨をうけずに、自分のニーズに合った、医療、介護、
看護業者を選んで組み合わせて選べるはず。そのためには介護サービスのケアプランナ
ーが事業所から独立していてしかも各事業所のサービスを熟知している必要がある。
・事故や突然の発病等で動けなくなった場合、長期療養で自宅を選択した場合のことか
なと思っていました。実際、動けなくなった場合の余命は 10 年未満なので、とにかく
リハビリにより機能回復することに専念する。また、そうならない様に常日頃から粗
食・低カロリー食、運動・柔軟性・スタミナを維持するスロージョギング・インナーマ
ッスルトレーニングを実施する。加えて、食の安全(食添・トレーサビリティー)をケア
すれば、PPKは可能では。
・「自宅死が望ましい」といった画一的な考え方ではなく、一人ひとりの意思が尊重さ
れて、それぞれの状況に応じた選択が出来るようなしくみ作りが重要ではないか。また、
医療とか介護とかの制度から見るのではなく人々の生活の視点からのしくみ作りが必
要。
・とにかく、子供たちに迷惑をかけないようにしたい。
・現実に直面しないとピンときません。
・そのときの健康状態、家族にかける迷惑度、を考えると病院か自宅か迷う。家族に迷
惑をかけなければ自宅がいいが、家族の生活を壊してまで自宅にこだわりたくもない。
高齢化社会のため、いざ自分が親の面倒を見る時点で、自分も高齢化しており体力がな
く、病院、老人ホームに頼るのも仕方がないと思う。
・その人の人生観、病状、家庭の環境など様々なので、一概に何がよいとは言えない。
難しい問題だと思う。
・まだ考えたことはないが、住み慣れた環境の自宅の方が安心して死ねる。
・在宅医療が本当は理想であるが、身の回りの事が出来なくなれば家族や身内に負担を
かけることになるので、困難であると考えます。
・在宅で医療を受けられる体制が整っていくことは望ましい。いろいろなサービスがあ
ることによって、在宅で過ごすことを選べる人が増えると思います。
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見
・在宅医療を進むためには、家族からの支援だけでなく在宅医、訪問看護、訪問介護な
どの手厚い支援が必要。在宅生活するためには、経済的なゆとりがないと難しい、延命
治療、「生き方と死に方」は同じくらい大事な問題、早めに死に方を決めておくことも
必要と思う。本人の望まない延命治療、人工呼吸器や人工透析などの高度な治療を選択
するときに、必要な情報提供がなされているのか疑問に感じることもある。
・多くの人は病気や終末期になったら自分の住みなれたところで暮らしたいと思うのが
自然だが、家族への負担や病状への不安等で希望通りになることはないのが現状だと思
う。在宅医療で受けられる診療が、通院並みに充実したり、急変時の対応が迅速化して
いけば、安心して利用する人も増えていくかもしれない。あと、医療では賄えない暮ら
しの部分をお互い補え合えるような家族や地域社会に変化していくことも大切だと思
う。
・全ての希望に添うような制度は無いと思いますが、少しでも使い勝手が良い制度であ
って欲しいです。
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