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Page 1 京都大学 京都大学学術情報リポジトリ 紅

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Page 1 京都大学 京都大学学術情報リポジトリ 紅
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米國天文臺巡り
吉田, 源治郎
天界 = The heavens (1923), 3(33): 303-307
1923-09-25
http://hdl.handle.net/2433/159968
Right
Type
Textversion
Departmental Bulletin Paper
publisher
Kyoto University
BO3
吉 田 源 治 郎
為、一々、實例で措く。結論の字幕に云ふ
マクヴイツカi館で、ジー。セルヴィス氏監
督撮影のアインスタイン相思原理のムーヴィ
ー見物。ドイツから輸入されて日本で公開さ
れ六ブイツムばこんなであっ糞か知らぬが、
これは、非常に巧みに建仁てる索。 第一に、
手工業から器械工業への大なろ劃暗加期的攣
蓬た難し次に、凡てーー方向も、速力も、大
きさも、・一切の物理的要素が、皆、相封的で
あろこビだ、舟乗や、弾丸亡光の速度やで手
際よく害し出すO太陽の附近で星の光の屈折
すろこ書や、光線確度が、紹謝速度であろこ
ミの説き明しや、太陽為中心に、各遊星が、
各々.異つ六速度で回面すろ所や、もし光線以
上の速力で地球から飛び出す定し六ら、今迄
過去ビ思ってゐ穴時間が、將來露なろ所なご
米國天 文 壼 巡 り
在紐育
六月十入日 鎌形の月がほのかに匂ひ、電
が暗々、森や、芝生た青白.い光彩の中に描き
出す。研ほ、ヤ,ーキース護摩璽の一室で、此
思ひ出の記々幽してみる。
× × ×
去年の九月、渡来の途申、南天の十字星炬
ハフイ附近で見ろこミか樂しみにしてる六の
に到頭その望が曇のカめに煙ぜられす、ロス.
アンゼルスへ行つ力時にば、ウィルソン山の
天丈肇た一目でも訪ひ六いビ思ひ乍ら、パサ
デナから由頂載睨んだ切り、幽間の都合でそ
れも叶にす⋮⋮ユタ州の沁漠為走る汽車の窓
から、乾き三つ六空氣た徹して、荒漠な沙漠
にキ・らめく強い暴噛の光彩に、.バビロニヤあ六
つ糞。
りの星の學問の生誕の昔々漸く偲んだ。それ
から約牛年以上1一天丈蜜た訪ふ柵會がなか
ーーダレウインの涯化論が世界の思想た一攣
し六やうに、アインスタインの此理論に、登
く違つぬ寒明の出獲であるQ そして最後に、
アインスタインの肯像で終ろ。ーー
好出忌に、より白日動車を備.へられて凡士官.附⋮添、
十三日︵水︶晴、約束によリシカゴ救世軍本
部,に行音、7で・、ソシヨナーのピアー下氏の
︿二〇.︶
所﹄失職者に直な授ける﹃産業館﹄職業婦人の
れめの寄宿舎の﹃青年婦人館﹄最後に士官學校
ーー自分穴ちば、託日シカゴのこん廃々桓間
見たのであった。その午後一1
いよく天丈船見學にうつつ六〇シカゴの
の即興盛に璽長フ鉢ツグス氏為訪ふ、直ち
北の郊外の町、ミシガン湖に澹ふ力北西大學
に、その湾入心血蓮鏡の据えられ六室内に導
びかれ六、此望遠鏡こそ、かのナッバン・ク
ラーク氏が売シリウスの伜星た獲見し六歴史
附の望遽鏡であろ。
蔓員ビしてば、壷長の外、博士論断のため
に研究中の某氏ビニ人で、凡ての仕事に當っ
てゐられうさうであ危。
誓及に、目醒しいも.のであろ。 瀞ナイ、スカ
有であっ六の奄、その會の好意で此大學へ寄
附すろこεになつ大のであろQ謂ば穿、同好.
會員の建設し六天丈壷であろQ日本にもその
日が來れかし。天文の三生は、五十人からあ
ろごのこごであっカQ 来國の學校の氣風で
は、天六學ば、ごく薯通の教養の一部亡見倣
されてるるらしい。從って、此方面の趣味の
の人々lI日本の同好會に必適する一1の所
第﹁に、フナツクス氏新工夫の太陽面の雨
側から濁る光線な比較するこビの諒闇るやう
に構造され六太陽雰薄雪測定器の使用法潜見
ぜてもらふ。フオソクス氏亡山本氏亡が、太
陽の位置な共同で測定され六。璽長に、これ
な二氏の名で記鐡する、太陽のスペクトルた
見ろ。それに度盛た附け糞のな見ろ。スペグ
トレでほ断線や黒線を見穴。二天謹承に、元
來、シカゴ、アストロノミカル、ソサイテイ
から隅までな、回卜しれわけになるQ﹃螢働
その肚盒子施設な一巡・o大方、大シ.カゴの隅
者宮殿﹄定名付けろ安宿、 ﹃提出殖民蛭川見
天文同好會の支部へ持ち廻って撮し穴らこ
んなによからうかミ私に思ふのであっ糞〇
ゴ慈霊阜工業一望血臨幸諸畢ハンター氏、心訴易々訟丹協
シカゴへ善胴いカのに、六月九日の土哩、山
本一清氏夫妻亡面比しれのば、翌日曜の夕O
シカゴの証會殖民事業の覗察の方面匿自分の
橡開田、天衝の方面に鳶山本氏の案内亡云ふ課
で、十日から十四日までた、ざに魚、随分に
有盆に費し☆Q
十一日 ゲー可−汗止親察斗十二日、シカ
會、國際日曝面通協會、ジヤドソンプレス、
ウェストミンスタープレス、ムーデー墨院、
ハルハウス見學。⋮⋮夜に、ンバソシユ街の
30−S
ウソ、ガー餅、スカウツでも、十二の星座な見
分けるこミが、そのメリントの一つ蜜なって.
みろ程だ。話が少し外れカQ
三人匡、圖書館へ導かれろ。學生の試⋮瞼論
丈が面長の卓上に積んであろQ
ビ.アノが目につく。山本氏が執れろQ
﹃天丈肇ビピアノーーごう云ふ關係があろ
のですか?﹄
﹃いや、娯樂のれめですよ。 あな穴ばお弾
きになりますか? よく彊くのです﹄ご蜜長Q
山本氏ほ.日本の學校のこ定なご思ひ較べて
感に耽ってみろ模様。
﹃いっが開放日ですか?蜜山本氏。
﹃木曜の夜です。 それや大憂なものでで。
人々がスンームして來ますよご墓長O﹃學﹄亡
﹃世間﹄εの下溝定云ふ黙に於いて多くの暗示
為受けろ。
﹂ほ陥月膝当つ毒\ツヤツ〃・ストーン潜やつて
見ぜるQ何心云ふ無邦氣な心! 調川へ犬が走
ってくろQ
﹃アバカス1アバカス!ぜ﹄豪長ば呼ぶ。
山本氏﹃アバカスピは面白い名ですね、ソ
ロバンー天丈皇にふさ匡しい名でマね。曲間
マヂソンの天文蔓へ行きまし六ら、あそこの
ステビンス教授の犬の名に、タイコぜ云ふの
で.しカQ﹄
﹃タイコですつて?若し、その犬が、デー
ン種ーーデンマルク種だつ穴ら、丁度澗當な
名ですれ﹄ぜ蔓長のツヨーク。
融してジム為案内してもらひ、その前で、
塵長に山本氏夫嚢、それに私の四人の姿為、
豪長の小令嬢に撮ってもらう。
更に、蔓長に案内さ扮て、ずぐ近くの北西
大豊宗教敏育部に行く。そこでに、有名な宗
教々育病者ベソッ氏に衝會でろ。
カフテリャた探して歩くQ太陽の光線た吸ふ
そこな出六のが午後四雨装。今口ほ天文蔓
で、太陽のスペクトルた覗いてみて.時間が取
り、.書家か夕食ぜなり、エヅンストンの町か
いO 漸く、兜工瞳購七山允六して、、シ・刀ゴへ戻4つO
て生きるぜ漬ふ蜘.蛛の身分が、つくづく嚢し
夜ばシカゴ大鯛に友人訪問〇
十四日︵木︶晴、肥前、北西古道でエルヂン
ユーモアに富んだ氣さくな老人ペイン罠
られる。
ば、.山本氏が差出す二通の紹介朕にに目もく
れす、早蓮、設備や、仕事の読明に虐りか︾
じてゐまし六﹄
此庇での見聞なそのま㌧描虚しやう。
山本氏﹃私ば、ポピュラー・アス㍗ロノミイの
愛贋者です。それで御令名ほ前から、よく存
ペイン戎﹃あの五五ば只今ば、私の息子のラ
イルソンが編輯してゐます。私も七+た越.乳
れので、追々、此.庭の仕事も助手に譲ろつも
りです。え∼、之れが私の考案になった器械
の一つです。一度に、晴雨、氣塵、風の方向、
乾灘の四つた自動的に記録でろ器械です。ご
勢なさい、今ほ日光が照ってゐますから、、.
んな風に光線の形に覧た描いて、此針が動い
てゐまぜう。然し、曇っ六ーー夜間にぱ、此針
ば、六穿、一直線のみた描きますQ疑れば数
口前の雨の日の線です。眞直ぐでぜう。それ
ε云ふのも、夜間や、雨天にに太陽が照らぬ
からです、ハハハハ。﹄
﹃これですか、坐れは、風の方向た記録すろ
針でず。屋上の風見車の動蚤た此庭に.記しま
すQそれ、今ば少し西た指してゐまぜう。⋮﹄
私﹃こうして雨降りが分るのでず。﹄
ペイン氏﹃屋根の.上に二つのバケソがあって、
へ山⋮[獲ら由[本氏ば、ヤーキース瓢八丈謝量のバン
十八吋のなかった頃、用ゐられ六子午線観
測の器物の据・凡てあろ幡屋へ行くO
前者が、日切電氣仕掛で輕々ミ、圓窓から、
凡てが意の如ぐ回満するに比して、之れほ叉
何ピ云ふ原始的な設備であらう。天声皇の回
廊に立つ、ミ.シガン々東に控えて眺望がい㌔o
あの木に、見晴しに枢魔になろので切って
しまひまし六﹄ビ壷長が指さすO 木が長く延
び過ぎて、観測の妨潜すろのである。
ビー氏に描いてもらつ流地圖か開きーエル
感じます。﹄
それに水が張ってあろのですQ雨が降ろ芝水
が、そのバケツに盗れま厄うQする定期針に
グソードの五年号位なのが友人の女の子ε
・憂長の家庭へ行く○入ロでみその令嬢:ー
ヂン時計工揚所属の小天運豪ぜ辿りつく。
壷長ば﹃瀞ビユラー・アストロノミイ﹄の創
すか?﹄
ペイン長﹃あの電燈ですか、私の机の傍の?
私﹃あの電氣の明滅に何為指示してみるので
刊者、七十歳に近い、有名なW.W.ペイン
氏であ.ろ。
﹃ジヤツク・ストーン﹄定云ふハジキのような
遊びた六、斗﹂の上へ座り込んでやってみろQ
﹃私も少さい時やつカこ書が.ある。きつご娘
より上手でせう定云って、糞㌦きの上.へ藁長
︵二一︶
305
し‡偽ぜ・り﹄コ一人哺μ、地下室一へ導びかれる。
あれに地下室に設けてある星時計の室内の温
度の三三為自動的に示すのです。すぐ御案内
間か、精確に計算すろ.のが其第一の仕事ビなっ
けです。﹄
即ち、何分何等に、何虐云ふ星が南中しカか
穿、斯檬に記録ぜられろ仕掛になってみろわ
めです。﹄
滲、⋮観に來ろ人に、星の獅剛測の概念た誼ハへる糞
山本夫人が覗くQ
﹃之れ感、永ーム・メード・スター⋮ 私り
手製の星なので才Q窓の云ふの家の中に少さ
いランプが懸けてありますが、その火が、一
度、墓遠鏡のソンズな通ってこちらに光奄投
げる。それ為之の望遠鏡が受けるQ師ち、有
限距離にある光た、無限距離にあるもののや
うに見ぜろ爲に、こんな工夫た.し雲のでずO
だけれご、星が見えまぜう。﹄
な通つ力光ば、之の鏡に篇リ︾更に叉、此の
鏡し反射します。覗いてごらんなさい。日中
﹃・−れ■は、反酎射望一遍鏡ですO 袖伺先のソンズ
ペイン氏が、ドナムか開いて、望遠鏡の筒
先准や、水牛に動かす。
﹃星准見ぜてあげまぜラ。﹄.
てみるから.であろ。
に、象ず、星の南中の観測のみなしてみるO
元來が、暗計革製の附屡天文盗であって、時
次に、八吋の望遠鏡室へばいろ。既麗で
がラス戸の向ふ側に、三n、の星時計が見え
ろ。その室内に、温度、氣厘、二度が紹えす
一定に保ってある。見てみる二目秒間毎に、
時計室内で電燈が明滅してみろ。
﹃あれば、少しでも室内の温度が一定のも
のから低下すろビそれた、補ふ染めに電燈が
つくのですQそして元の温度に上れば、白動
的に副えろ。私の部屋の卓測の電燈ほ、之た
傳えてみるわけでず。
それ二つ目の時詩の下に氣塵計が見えてゐ
まぜう。あの中に入れてあろ水銀ば、私が四
日がかりで精製し六ものです、苦し、水だっ
たら長い一躍が要るわけですねQ﹄
﹃此疇計の刻みば、私の部屋の器械か正確
に翻鋒してゐまずO﹄
暗計室を上.つ穴庭の窓の側に、工量の電信
器見たやうな器械が据えてあろQペイン氏が
スウイソチたひねろビカチくごペン先が動
くQ紙の上に一秒々護憲記して行く。此器械
の針に、別室の望遽鏡の笥に取りつけたスウ
イソチ定蓮則してみろのです。叢で、島時の
刻み々見てみて下さい。私が今、別室でスウ
イソチ為押しますから。﹄
そして、善計會勉私淑のラヂナに依って、世
室に戻ろ。
﹃此庭でに、、願えす時間を測定してゐますQ
芝生為隔て六小屋から、墓蓮鏡らしい筒が、
こちら炬向いて突吾萬されてるる。その筒先
に、八吋の筒先が向いてみろ。
一通り、堂内の温熱為見て、も一度、器械
で・ゐ、し、圃此や・りに﹁.記號.か此麗へつくのででO
ペイン氏に別室に姿為出す。やがて、カチ
ツぜ音がして、時の線上に一つの記號がつくQ
﹃ごらんなさい。 これに、嶽が、子午線上
の星為観測してみろ際、あろ﹁つの星が正確
に南申.した暗に、スウィッチな握るのですQ
︵ニニ︶
受けてゐますQ﹄
界の至右所に、記聞為報蒼し、文ば、報皆な
スコオフイルドの著書、﹃預言者に何な語る
ペイン氏の机上に、天一學堂岡ご肩た並べて、
か﹄が横れにつてみる,のが目につくQ
﹃時計會社に最早苫覗察なさいまし六か?
まだ? それでば御案内いたしま.二つ。ペイ
ン茂の、後について、三四玉璽離れ力會肚へこ
行く。
てるる男工=::・:私ほ、此町のばつれにある
世界一の曄計會髄! 工場 巡に少なくピ
も雫口ぽか・ろ。四時串に工場が閉される定
云ふのに今匡二時過Qそれで大急行で一巡す
ろ。器械の入間厘迫史の第一ページに正に此
庭で記さろべ音であるQ年中、時計の小さい
針に丁々穿ってるろ女工、絶版にメンキ為t
ヤツプた飛ば∼︸カ〇 五時凶附にウォッチ。フフ
D.C。〃ツク會杜な訪問する要件があるので
山本氏及夫人か莚に残して、私ば、エローキ
ンのウノ・リァムス・ベイへ出一獲する。
クトU羅︸に曲洛A口うて、いよくウィスコンシ
々天界誌上に詳報しで、ゐられるから、私ば私
ヤーキース天野壷についてに、山本氏が度
の目に映じ☆側癒齪た簡述するに止めろ。
私ば六月十四日から二十二日までセネパ湖
眸のキャンプに滞在し索。
丁度、米國中西部のYMCAのカレソヂ學
生大會が十五日から十日間開かれろ。私に、
書士大腸に列し、夜ぱ、天降蔓に登って、魏
測の見脅たし乳O
ヤーキース天丈童ぼ、セネバ湖の形勝秘足
下に控えて、百侮吠の丘上にそ、り立ってる
306
ろ。森、芝生、丘陵、湖面Iiエブンストン
天蓋皇が、ミシガン湖炬前にしてゐうに比し
て、雌虚に、より以上に自然美に恵まれてみ
ろ。シカゴのやうな煙ぜ、維音ビで叢々定し
て玉上薄明の近代都市から、此庭へ來るビ、
ま6で世界が蓮ふ。
数目[簡隅の滑山仕中に﹁、私に、三剛︻、プルウス
毫、一回、木星か撮影すろ便宜た與へられ、六〇
爲藁儀魚期の五吋炬覗き、二圖、十二吋た覗
薰轤黷驕B
山本氏に、書ば丘な湖畔に下って、學生大
會−一 約八百の學生のうち日本人十五六名
一1の日本人蔀の集會にマタイ傳為講じ、午
後ぜ夜間ほ、計算や、灘測に忙がしく生活し
﹃ミスター・ヤマモト、君が日本へ蹄られれ
ら早智、イチノへ氏の著書な全部買集めて下
さいQ言忌、東洋から餅究に來られる冠者の
lにか⋮サまぜうからOヤーキースの圖書館
るさうであろ⑦
見ぜろ。塵長匡、回廊の手すりに跨り乍ら、
素人の誰にでも合黙の行くやうに親切に天燈
物理の一般存設明ぜられろ。
参観者に、二三画入り攣るQYMCAの大
會の連連が、一度、何百人置繰り禺して來る。
ここかの女學生團髄が來ろ〇
四十吋がすむ亡、故バーナード敏授の撮影
になる真面腐屓のガラス板た内側から電燈で
照し穴装置為し実箱の威1それば十二吋ビ
グや、エハガキ准萱ろ。天丈壷の外形、四十吋、
ニ十四吋二基ご為連ねる廊下に置かれてみる
一1に一同が波な打って集まろ。
玄關を匡いったすぐの所で、白雨のカタロ
星雲、月、彗星の爲員、五枚[組であろ。
土曜日に匡、このやうに、始終、見學者が
押しよぜるさうである。そして教授が交替に
七口同のノ夜、ムー曲門憐唄で、あっ唱ムO例のガーリレナの
観明たぜられろ。藁蕎でも私ば、﹃學﹄亡﹃民
衆﹄の接近を見たのであっナ℃
一夜、ブルース室︸の五吋で・木星た見るQ十
星面上に、二つの黒箒が.見えカ。土星准見ろ。
四衛星の一つば右に、三つは左に、そして木
”ングに、悉く斜に見え糞O
.十九日夜、木星の篇露な撮ろ。山本氏に位
置加定めてもらって、五二な通して私に、五
分間木星たウナジチしながら原版潜曝し☆。
ごうも︸寸、途申で星像早追か.し六やうで、
天丈・蔓の公開目。玄關傍に、赫赫ぜなく自動
山一門月十山即日の十面㎎の午・後であるQ 置ハロ雌μ、
車が並ぶ。
結果が心配である〇
二十日及び二十一ロロの一嗣夜、十二吋な用み
せられる。
一人の技師が、ドナムの屋根た、唄い☆り
床為上下さぜ象り、塞蓮鏡か動かし旗りして
︵二三︶
前夜に、︵ル〃レスの球験星団、琴座の環
験星雲潜見糞。繁れて爲眞では昔から馴染で
る。
四十吋の五内が、饗島人で一ばいになろ。
央明の面長が、四十吋大望遠鏡の用法た説明
あらうビ思ひます。﹄ 霊長の記憶のい、のに
驚かされ糞〇一度、私の名た耳にしカだけで、
いつ逢っても、私の聲か判じてすぐ名な呼ば
れる。人の靴音ですぐそれが誰だか判ぜられ.
﹃お、、君ばヨシダオ云ふのか。 私の友人
に、ウチダビ云ふのがあっ占バ。君に知ってゐ
ますか?イチノへさんも、戴に二年ゐカこ亡
があります。イチノへさん障μ色々著書があろ
さうだが、知ってゐられまマか?﹄
エ・、二つ三つ讃みまし六ハ随分澤山書い
てゐられろやうです﹄
蜜長に、山本氏准省みる。
芝生の園が”四方に展べられてるるQ
正た¶嬰津ヲるがF、天丈砺究者の一強唄すべ毒、本で
クシヨン・ソウ・アストロノミイなご、所々訂
﹃ヤングに㌧もい、箸堂日が”あろQ /3ンツロダ
為告げるオ、
割り與へ六りすろ。プリンストン出場、ヤン
グ教授の弟子であろQ
私が只今、ニユウゴムの本な歯してみる旨
フ・スト壷長に、失明者である。あまり目
な使つ六のが原因であろさうであろ。 糞ダ、
明暗だけが、かずかに判ぜられうさうである。
それでも、毎日、天衆量に出張して、色々、指
圖なし六り、薪著秘飛んだり︵書記に讃豪ぜ
る︶天界に何らかの新嚢見や、注意すべ吾、事
が起る亡皇芝生動員して、それ.それの郡署た
へ是非借⋮へっ山りナ戸いビ思びます﹄
鉱参
蔓長フロス︸教授に紹介されるO
夫人に山本氏奄助けて、時にば、爲翼為撮
り、李常には、二重の現像、印刷た憺註して
﹃善き孚分﹄亡しての務々盤してゐられる0
天丈塞外で匡、天空撮影の妨げにならぬ六
め一切の外燈か避けてみろので夜ば眞暗であ
る。それで、私ば・フラッシュライあた一ド
ル志して、村の雑貨屋で手に入れる。
二丈塵の欝内に、帯く目もにるかに青々定
で、
307
ご存つくる。夕日匡斜に射す。 り1教授ぽ、
盛にスキヤキ奄賞玩ぜられろ。
︵ご四︶
教授の顔が輝く。
頬鷺に蔽にれ謡いかにも、お父さんらしい
夕喀は、あ糞りな閉ぢ、大天理墓の屋上に,
月ぜ木星ビが青伯く輝き出し穴。
入月戸二十山ハ日の日μ蝕 京都大學天丈盗﹁ドて
O襯測鎖報告
え\少年の頃から、よく空か仰いでゐ六
その夕べである。御自分の考案になつ力面
白いつく.りの屋後でバン教授亡問答為する。
﹃先生ば、御若い暗から天一に趣味たお持
ちになってゐ穴のですか?﹂
ものでし六〇私の父匡美術家でしぬOそれで
私も少さい頃に、美術家になるつもりで、父
に指導されて其方な學んだのでしカ。私の親
戚にに、彫刻家εしてベルギーで相當に名の
知られ糞人もあOます。
私の少年時代の空想ぼ、ベルギーに世界一
の墓紅雲か備えつけて、私が、それを使用す
観測O當日に匡午後より東天に雲あり六時五
十一分の初戯に雲の爲めに全ぐ見得なかつ六
が漸次に良好ビなり七時二十五分に到り蝕け
六ろ月雲間に出現し以後復圓まで快晴であっ
れ。約二十名の寄寓大小の望事鏡にて凝測し
復圓時にば各自クロノメ7下ッにより時間な
求めん定しカが不幸本影に影ピまぎら匡しき
雲母のb環け夷8に終つ雲爲に正確なる時間ば
あろが、實物に面魅すろのが今日が始めてで
ある。後夜ば、月亡、大態座のミザツ為見ナ℃
月ぽ七日号の形であろQタイコ山や其他の
山々が美しい。白光の中に見えろ、海洋面も、
亭坦な亭原のやうに見える。
.ミザルのお供のアルコルにば、︸吋に依っ
て、前から馴染んでゐうが、ミザルの件星た
實見するのに始めてである。
× × ×
四十吋拭紹えす空さへ晴れて居れば、活動
してみろ。宵に、 ロシヤ人のストルーフエ
氏、そ、れから後ほ、バンビースプルグ氏が用
みてゐられるやうであるQ
ブルースの口内占に山並って教授バーナ7ド々
ろミ云ふこ亡でしカ。
NK記
槻測認録か有で諸氏ば至急逡付され六し。
て報昏す。
津田氏其他より報告があっ実が後にまごめ
カ。
得ろ最短の○⊥乃至○・三秒の露出か與え
孚電してイルフォード赤札乾板に手にて行ひ
距離五十一し∼吋︶o 口裡津μ⋮明る渦閏ぎろ爲にド山ハ吋
爲眞匡十二の直接落鮎に於て得た爲に直径
匡原板上で十ニミ”に過ぎない︵十吋の焦瓢
意ゼられたい。
ろ。爲眞に於て巨匠上の地球影の蓮動及躍復
圓後も多少影の如きものた催して居るのに注
をおいて九枚の爲眞為得力。其の一部ば口
絡に立って居ろ。其の内一枚ば引延してあ
月出現後十吋反射望濃艶によ道連綾的に間
得られなかつ距。
偲ぶQ晴れ敦夜にに、何時間ごなく此腱仁立
式楽、ヤーキースへ來るオ云ふ考なご毛頭
なかつ六のでしたが、蓮命です。不思議な蓮
命ですQ 國が御承知の通りドイソのために、
そして、少さい追願鏡,でも使用さゼてもらへ
無残にも故なくドイソ軍に殺され六のだす。
そんなわけで、私ぱ、此國に蘇りまし距。
ああ云ふ風に、躁酷燗され、私の均寄の者すら、
てこもって鼻歌た唱ひながら宇宙の組立た研
究し、天の河た爲し六バーナード。
バンビー氏ほ、ベシギーの山し命者であるO
二十日の夕方、バンビー氏の裏庭の芝生で、
日本人十五人あまりが集り、バンビー夫妻ぐ﹂
その一二人の娘さん。り一︷教授夫妻網嚢へて日
本日た開く。
御馳走ほ、山本夫人並びに、腕に畳えのあ
る學生諸君が一汗た擁して料理されれスシオス
ばい㌧亡思ってゐ六庭が、案外にも、世界最
大の四十吋な使用すろこビになつ糞のです。﹄
ヅン教授ば、彼ル仰いで立つ二人の若い日
本人再生た、なつかしさうな優しい目でみつ
た注いでみるこビででb側目たふらすにーー
ま亡もに。する亡いつか志が遂げられるもの
です。一つのこオに深く深く突目進んで行蚤
キヤキであろ。材料ばわざーシカゴρら取
寄せ糞ものであろ。
﹁一つのこ曾㌧に,急がすに、いつもいつも心
なさいよ。﹄
め乍ら一
フランス系のバンビー夫人ば、よく日本人
の型にある顔揺してみろ美しい方i一その遊
りさげて、バンビー教授二人の小さいA¶擁恥に、
の木の枝准へし折つ六速製の木口な巧みに使
用し乍.らスシ潜召される。地診た少し深く掘
遊戯室から石の寄贈な受け、俄つくりのかま
Fly UP