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Page 1 京都大学 京都大学学術情報リポジトリ 紅
Title Author(s) Citation Issue Date URL 自由1 温度眼振反応の霊長類間の種差について(III 共同利 用研究 2.研究成果) 新井, 寧子; 久田, 久子; 飯田, 直美; 鈴木, 淳一 霊長類研究所年報 (1991), 21: 77-77 1991-09-30 http://hdl.handle.net/2433/164230 Right Type Textversion Departmental Bulletin Paper publisher Kyoto University 三環系抗 うつ菜であるイ ミプ ラ ミン, デシプ ラ 成 し,頭部位外はルーズにチ ェア一に固定 した。 ミンは,2 位水酸化ならびにN-脱メチル化反応 チェア-の配 き方をかえることによって,外側半 が主代謝経路であった。ニホンザルで.デシブラ 規管面が虫力に対 し平行または直角 になる坐位, ミンN脱 メチル化活性は位かな性差が見られた。 珊臥位,81 I J 臥位,脱臥位など所定の頭位をとらせ カニ クイザ ル肝 よ り相 知 した p-4 5 0Ⅰ-a, 温度刺激を与えた。注水終了後速やかにチェア- p-4 5 0ト Cのニホンザルでの発現 について, 各 p-4 5 0の定爪を行 った。p-4 5 0Ⅰ -aでは2 8 -1 4 9 5 4-4 3 7 p mo l /mg p mo l /mg,p-4 5 0ト Cでは1 と各々約5 . 3ならびに2 . 8 倍の個体差が認められた。 ヒト肝 p-4 5 0である p-4 5 0MP,p-4 5 0NF につ いても同様に定員 した結果,各々1 . 9倍,2 . 1 倍の 個体差が認め られた。 これ らの個体間での各 p4 5 0 発現の差異は,性ならびに年令 との問に相関 を動か して,背臥位または腹臥位 にした。第-相 た。外耳道に 5c c の冷水を注入す ることによ って 性は認められなか った。 にひき続 き第二相の出現を確認 した後,一つの軸 の回 りに9 0 0または1 8 0 0チェアーを動 か し, 第二 相 と頭位の関係を,暗視野下の V T R記録 によ り 眼球運動を調べた。 背臥位で右耳を冷水刺激 した温度眼振 は,左 ・ 上 ・反時計回 り方向の眼振急速相を持つ。 この眼 振は約 2分後に停止すると間 もな く,主 として時 計回 りの回旋性眼振すなわち温度眼振第二相が出 今年度明 らかとなった p-4 5 0ト a発現の個体 現する。 この節二相はうす光で極めて容易に抑制 間での差な らびに p-4 5 0ト Cを含めて, ニホ ン された。十分強い節二相があるときに側臥位 にす ザル問でも, ヒトと比較可能な程度の個体差が存 ると垂直成分が,坐位にすると水平成分が増強 し, 在することが明 らかとなった。 しか し, この差異 回旋成分 はほとんど消失 した。 さらに,元の背臥 が退伝的要因によるものか否かは現在の所不明で 位または腹臥位に戻すと回旋性眼振が再び出現 し た。 ある。 , これ らの結果は 邪者 らの観察 した ヒトにおけ る温度眼振第二相の水平 ・垂直成分の方向とは一 B.自 由 研 究 致するものであった。本年は,赤毛ザルについて のみの実験 しか行 うことが出来なかったので, さ 自由 1 : 温度眼振反応の霊長類間の種差について らに他の詔長矧 こついて も同様な観察を行 うこと を計画 したい。 新井寧子 ・久田由子 ・飯田直美 ( 東京女子医大第二病院耳界咽喉科) 鈴木淳一 ( 帝京大学耳鼻咽喉科) 自由 2: 霊長頬動脈系の系統発生学的研究 池田 章 ・吉井 致 ・松本 真 ・奥坊康士 ・ ヒトの温度眼振第二相は,第一相が終了 したの 津田邦義 」太田茂男 ( 川崎医大) ち坐位にしたときのみ必ず出現するが.赤毛ザル では背臥位で も第二相が強い。従 って,温度眼振 霊長類の動脈系の研究は, ヒトの動脈系を理解 第二相の頭位による変化について検討す るのは, するために重要であり.各種霊長現に見 られる原 赤毛ザルが通 しているであろう。 しか し,温度眼 始的な形態が ヒトの破格 として観察されることも 振第二相 とよく似た性質を持つ視運動性後眼振は よく知 られている。我々は, このような系統発生 赤毛ザルでは活発であるが, ヒトでは極めてよわ 学的規点か ら,立体造形法を中心に して霊長頬各 く, 日本ザルでは必ず しも強 くないという。温皮 分放群の動脈系の解析をおこなっている。今年度 眼振 も霊長規の問での種差は大 きいものとおもわ 更 別まかの供与を受 けて, こ はフクロテナガザル1 れるため,本実験を計画 した。 れまでの槻案に加え,とくに類人猿の上下肢の動 実験には,頭部を脳定位苑 印綬 よ り1 5 0前傾 し 脈系について知見をまとめた。 た状態でモンキーチェアtに固定することができ フタロテナガザルの上肢では,鎖骨下動脈,厳 る若い赤毛ザル 2匹を使用 した。頭位を容易にか 店動脈.上腕動脈を経て,尺骨動脈 ・槙骨動脈が えられるように小型軽血のモンキーチェア-を作 前腕を下行 し,手で浅掌動脈弓 ・深掌動脈弓 ・近 -7 7-